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JPH1134589A - 装飾セラミック体およびその製造方法 - Google Patents

装飾セラミック体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH1134589A
JPH1134589A JP20851997A JP20851997A JPH1134589A JP H1134589 A JPH1134589 A JP H1134589A JP 20851997 A JP20851997 A JP 20851997A JP 20851997 A JP20851997 A JP 20851997A JP H1134589 A JPH1134589 A JP H1134589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative
layer
resin layer
ceramic
ceramic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20851997A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Masuda
三郎 増田
Saburo Soga
三郎 曽我
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOMOE CREATE KK
Original Assignee
TOMOE CREATE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOMOE CREATE KK filed Critical TOMOE CREATE KK
Priority to JP20851997A priority Critical patent/JPH1134589A/ja
Publication of JPH1134589A publication Critical patent/JPH1134589A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のセラミックの加飾方法よりも簡便かつ
安価な方法によって、深みと温かみがあり、また薄型
化、軽量化を図ることができ、さらに耐久性、耐候性を
持つ装飾セラミック体を作製する技術を提供する。 【解決手段】 離型紙に剥離可能に樹脂層が形成された
転写紙を使用して、この転写紙にトナーを使用して所定
パターンの図柄模様を描写し、次にこの転写紙の描写面
を被転写物である所定のセラミック基板に接するように
載置して熱プレスし、冷却後に、離型紙を剥離すること
によって、セラミック基体8に図柄模様7と樹脂層6と
が一体化した装飾セラミック体を作製できる。使用する
セラミック基板8としては、積層焼成体が好ましく、加
飾部を有する表層は表面光沢度30%以下、加飾部の吸
水率0.1〜15%であり、下層には磁器質層2を有す
るものが好ましい。また樹脂層上面にはコート層9を形
成して耐候性の向上を図ることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図柄模様を有する
装飾セラミック体に関し、さらに詳しくは、トナーを使
用して印刷された所定の図柄模様をセラミック基板に転
写して成る装飾セラミック体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、セラミックの表面を加飾して食器
や置物、住宅材等の多種多様な装飾セラミック体(製
品)が生産されている。このような製品を作製する技術
として、従来から、水転写法や画像処理と乾式転写を組
み合わせた方法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水転写
法は版下を作製する工程や焼成工程を必要とするため、
簡便且つ安価に製品を作製することは困難であった。ま
た、画像処理と乾式転写とを組み合わせた方法は、セラ
ミック基板の表面に予め樹脂層を固着させて転写下地を
準備する前処理が必要であり、また、任意の大きさの製
品や耐候性の高い製品を簡便かつ安価に作製できなかっ
た。さらに、従来の方法では転写染料が転写下地のごく
表面にしか浸透しないため意匠の深みや表情に乏しく温
かみのある製品は作製できなかった。
【0004】そこで、本発明においては、意匠性が高く
深みや暖かみがあり、耐候性も十分にある装飾セラミッ
ク体を、簡便かつ安価に作製する技術を提供する。
【0005】本願発明者は上記課題を解決するために種
々検討を重ねた結果、離型紙に剥離可能に樹脂層が形成
された転写紙を使用して、この転写紙にトナーを使用し
て所定パターンの図柄模様を描写し、次にこの転写紙の
描写面を被転写物である所定のセラミック基板に接する
ように載置して熱プレスし、冷却後に、離型紙を剥離す
ることによって、セラミック基板に図柄模様と樹脂層と
が一体化した装飾セラミック体を作製できることを見出
した。以下本発明をさらに詳しく説明する。
【0006】本発明は基材としてセラミック基板を使用
する。セラミック基板を使用すると、寸法変化や変形や
セメント2次製品に見られる白華現象がなく、質感が高
く、耐薬品性、耐バクテリア性、耐水性、耐磨耗性、耐
圧縮性、耐熱性、耐候性のある装飾セラミック体(製
品)を作製できる。
【0007】本発明のセラミック基板表面の図柄模様が
描写される部分(加飾部)は、鏡面光沢度測定法(JI
SZ8741−1983)の入射角60°の鏡面光沢法
による表面光沢度測定において、30%以下、好ましく
は10%以下の表面光沢度を有する細かい凹凸のあるセ
ラミック基板が好適である。上記範囲内の凹凸を有する
セラミック基板を使用すると、樹脂が凹凸に食い込んで
セラミック基板と樹脂層との固着安定性が向上し、製品
の図柄模様を深みと暖かみのあるものに仕上げることが
可能になる。尚、本発明品の暖かみはセラミックが発す
る遠赤外線による効果にも起因していると考えられる。
【0008】また、セラミック基板の加飾部は、吸水率
が0.1〜15%、好ましくは1〜10%になっている
ことが好ましい。上記範囲内の表面層の吸水率を有する
と、熱プレスにより、樹脂がセラミック表面の凹凸内に
食い込んで、より強固に固着された装飾セラミック体を
作製することが可能になる。尚、本願発明において、吸
水率は、陶磁器タイル(JISA5209−1994)
の吸水率の測定法で得られた値とする。
【0009】また、本発明のセラミック基板の加飾部
は、溶融温度が900 OC以上であって結晶分を10〜
90%含む多孔質のセラミックになっていることが好ま
しい。上記セラミックを使用すると、樹脂層がセラミッ
ク基板に強固に固着した製品を作製できる。なお、溶融
温度900 OC以下では表面が鏡面化し易く、また吸水
率も0.1%以下となり製品の固着耐久性が劣る。
【0010】また、本発明のセラミック基板は、複数の
セラミック層から構成された積層焼成体であることが好
ましい。積層焼成体を使用すると機械的強度が向上する
ために、製品の薄型化、軽量化が図れ、また、薄型化に
より製造過程における熱伝達が向上して製造コストが軽
減される。なお、下層の層数は1〜9層、好ましく2〜
6層、さらに好ましくは前記積層焼成体は5層積層した
もので第2層と第4層が磁器質層のものが最適である。
またセラミック基板の厚さは2〜5mmであることが好ま
しい。なお、本発明においては前記積層焼成体は抄造法
で作製した組成の異なる薄層セラミック生シートを所定
枚数(例えば5枚)重ねてプレス一体化した後焼成、焼
結することによって製造される。
【0011】また、前記積層焼成体は、吸水率が1%以
下の磁器質層を少なくとも1層含むことが好ましい。磁
器質層を1層以上含ませると、製品の機械的強度がさら
に向上する。特に加飾部を有する積層焼成体の上面層に
吸水率1〜10%のセラミックを使用した場合、磁器質
層を少なくとも1層含ませることにより、製品の耐久性
は大きく向上する。
【0012】尚、本発明のセラミック基板は、セラミッ
ク製品の脆性を抑制して機械的強度、耐久性、装飾性、
実用性を向上するために、コンクリート、セメント2次
製品、天然石、金属板、合板、プラスチック等と複合さ
せてもよい。また、本願発明の技術は、セラミック基板
の表面に転写紙を押し当てて熱プレスできる面を有する
ものであれば、如何なる形状のセラミック基板にも適用
できるため、曲面等を有する基材を使用して種々の形状
の製品を作製できる。また、被転写物に対する前処理等
も不要であるため、例えば100cm×200cmの大型製
品も作製できる。
【0013】本発明において使用する転写紙は、台紙に
離型剤を塗布した離型紙に離型可能に樹脂層を形成した
ものである。台紙は、転写ムラや複写機内における転写
紙の安定走行を可能にするものが好ましく、例えばフィ
ルムや紙等が挙げられるが、パルプを抄紙したもので厚
さ80〜150μmのものがさらに好ましい。離型剤
は、熱プレス後に離型紙の剥離をスムーズに行うための
ものであり、パラフィンやワックス等が挙げられる。樹
脂層の形成は、離型紙の上に所定の樹脂バインダーを1
5〜50μm、好ましくは20〜45μmの厚さにロー
ルコーター等によって行う。樹脂層の厚さを上記範囲内
とすると、高品位で深みのある図柄模様の製品に仕上げ
ることができる。
【0014】本発明において樹脂層を構成する樹脂は、
1液型の熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂が好ましく、
特にアクリル系樹脂またはポリエステル系樹脂で耐候性
の高いものが好ましい。耐候性の高い樹脂を使用する
と、製品の図柄模様が紫外線等の光線によって褪色する
のを有効に防止できる。また、熱プレスのみにより簡単
にセラミック基板に転写するためには、60〜80 O
の溶融温度を有する樹脂を選択することが好ましい。な
お、静電式複写機内における転写紙の加熱ロールへの巻
き込まれ等防止のためには、トナーの定着温度よりも樹
脂層を構成する樹脂の溶融温度が、5 OC以上、好まし
くは10 OC以上高いトナー又は樹脂層を構成する樹脂
を選択することが好ましい。
【0015】本発明の樹脂層は製品の耐候性を向上させ
る為に、紫外線吸収率が70%以上の樹脂を使用するこ
とが好ましい。なお、本発明における紫外線吸収率と
は、樹脂層を構成する樹脂を使用して厚さ30μmのサ
ンプルフィルムを作成し、このサンプルフィルムと空気
に関して、波長200〜400nmの吸収スペクトルを紫
外可視吸収スペクトル測定器にて測定し、(サンプルの
吸収スペクトルのピーク数)/(空気の吸収ピーク数)
×100で得た値とする。また、本発明の樹脂は、製品
の耐候性を向上させるために、例えばチバガイギー社製
の品名TINUVIN400のようなトリアジン系紫外線吸収剤、
チバガイギー社製のTINUVIN384のようなベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤、三協化成社製のZislizer-0(2,4-
ジヒドコシベンゾフェノン) のようなベンゾフェノン系
紫外線吸収剤のような紫外線吸収剤を0.5〜6重量%
含ませることが好ましい。また、チバガイギー社製のTI
NUVIN128等のHALS(Hinderd Amine Light Stabiliz
er)のような酸化防止剤を0.3〜3重量%含ませるこ
とが好ましい。
【0016】本発明におけるトナーは、静電潜像の現像
に使用する着色微粉体から成るトナーを使用する。トナ
ーの着色体は光分解しにくい非水溶性のものであり、例
えば、無機顔料、カーボンブラック、および多環式顔
料、アゾ顔料、群青、紺青等の有機顔料(染料)が挙げ
られる。使用するトナーはさらに、トリアジン系紫外線
吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフ
ェノン系紫外線吸収剤等から選択される紫外線吸収剤を
6重量%以下、HALS(Hindered Amine Light Stabilize
r) 等の酸化防止剤0.3〜3重量%含有していること
が好ましい。
【0017】なお、本発明の製品は800 OC以上に加
熱すると樹脂層やトナーは燃焼するため、セラミック基
板のみ回収してリサイクルできる。
【0018】次に、本発明の装飾セラミック体の製造方
法を説明する。転写紙への図柄模様の印刷は、好ましく
は静電式複写機を使用して行われるが、グラビア印刷等
の一般印刷技術や手書きで行ってもよい。次に図柄模様
が印刷された転写紙は、印刷面が被転写物であるセラミ
ック基板に接するようにセラミック基板上に載置する。
そして熱プレスは、前記基板上に載置した転写紙の上面
(離型紙上面)から、樹脂層を100 OC以上(又はト
ナー定着温度より10 OC以上)で、0.01〜1Kg/c
m2に加圧して行う。そして、熱プレスの後に冷却して、
離型紙を剥離すると、セラミック基板と図柄模様と樹脂
層とが一体化した装飾セラミック体となる。なお、前記
工程だけでも十分な耐久性はあるが、さらに、100 O
C〜200 OCにて30秒以上、再加熱すると、トナー
および樹脂層を構成する樹脂がセラミック基板上の凹凸
に十分浸透して、製品全体の固着安定性が向上し、ま
た、光沢も出て図柄模様の深みが向上する。前記再加熱
の工程は、樹脂等の浸透を促進するために製品の下面側
(図柄模様のない面側)から加熱することが好ましい。
【0019】また、セラミック基板に一体化した樹脂層
の上面にさらに、好ましくは紫外線吸収率が70%以上
のコート層を形成するとよい。コート層は、セラミック
基板に一体化した樹脂層を構成する樹脂と同一の樹脂か
ら構成されていることが好ましいが、他のポリエステル
系等の紫外線硬化性樹脂やシラン化合物、金属アルコキ
シッド等の無機質系コーティング剤を使用して形成して
もよい。コート層の形成は、例えば後述の実施例2に記
載の方法の他、スプレー等の手段によって形成される。
【0020】本願発明により、任意の図柄模様を簡便且
つ安価にセラミック基板に転写することが可能となるた
め、種々の大きさの装飾セラミック体を作製することが
可能となる。従って本願開示の技術は絵画、壁画、ポス
ター、看板、標識板、舗道、エクステリア、床材、壁面
材、柱材、扉、間仕切り、家具材、住宅設備機械、置
物、食器等に適用できる。特に、本発明の製品は基材と
して不燃性のセラミックを使用しているため、建築規制
で不燃材の使用が要求される部位における材料として最
適である。
【0021】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。 実施例1 図1は本発明の1実施例の装飾セラミック体の製造工程
を示す工程図である。図1Aのように、まず、高級紙に
ワックスを塗布した離型紙5に、紫外線吸収剤としての
チバガイギー社製のTINUVIN400を3重量%、酸化防止剤
としてのチバガイギー社製の品名TINUVIN128を1重量%
含むアクリル樹脂をロールコーターで印刷して30μm
の厚さの樹脂層6を形成して成る転写紙4を準備する。
樹脂層6を構成する樹脂の紫外線吸収率は86%であ
り、また、転写紙4の大きさは2号サイズであった。そ
して、原画として採用したミレーの「落ち穂拾い」の写
真を、この原画を富士ゼロックス(株)製のカラー複写
機Acolor935 を使用して、相似複写した図柄模様7を転
写紙4に描写した。セラミック基板8は、2号サイズ、
厚み3.5mmで、3層のセラミック層が積層されたもの
を準備した。このセラミック基板8は、第1層上面の加
飾部10の表面光沢度は0%、表面層の吸水率は5%で
あり、第2層の吸水率は0.1%の磁器質層であった。
次に図1Bに示すように、前記転写紙4の描写面をセラ
ミック基板8の第1層表面に接するように載置し、約1
00 OCで20Kgの加重をかけて1分間熱プレスした。
最後に図1Cに示すように、室温で冷却後、離型紙のみ
を剥離し、さらに製品の耐久性向上のためホットプレー
トに載せて120 OCで3分の再加熱を行うとことによ
って、セラミック基板と図柄模様と樹脂層とを一体化さ
せた。
【0022】実施例2 図2は本発明の第2実施例による装飾セラミック体であ
る。この装飾セラミック体は、第1実施例と同様に、セ
ラミック基板と図柄模様と樹脂層とを一体化させた後、
さらに新たな転写紙を使用してコート層9を形成した。
コート層形成のために使用した新たな転写紙は印刷を施
さずに用いた。新たな転写紙の樹脂層面を既にセラミッ
ク基板に一体化した樹脂層に接するように載置し、約1
00 OCにて熱プレスし、冷却後に離型紙を剥離するこ
とによってコート層9を形成した。
【0023】実施例1及び2において作製した装飾セラ
ミック体を日当たりの良い部屋に展示したが、1年経過
した後も変色等は見られず、汚れもなく深みと暖かみの
ある図柄模様が保持できた。
【0024】
【発明の効果】本発明の装飾セラミック体は、任意の図
柄模様を、任意の大きさのセラミック基板に、簡単且つ
安価に作製できる。本発明により得られた装飾セラミッ
ク体は、所定のセラミック基板を用いたため耐久性があ
り、また、深みと暖かみのある図柄模様を有する製品に
仕上げることが可能となる。また本発明の装飾セラミッ
ク体は耐候性があり、汚れにくく高品位で鮮明な図柄模
様を長期間保持することが可能となる。さらに、本発明
の装飾セラミック体はリサイクルも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例による装飾セラミッ
ク体の製造工程を示す工程図である。
【図2】図2は本発明の第2実施例による装飾セラミッ
ク体の断面図である。
【符号の説明】 1 第1層 2 第2層 3 第3層 4 転写紙 5 離型紙 6 樹脂層 7 図柄模様 8 セラミック基板 9 コート層 10 加飾部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック基板の表面にある加飾部にト
    ナーを使用して所定パターンの図柄模様が描写され、前
    記図柄模様の上面に樹脂層が形成されていることを特徴
    とする装飾セラミック体。
  2. 【請求項2】 前記加飾部は、表面光沢度30%以下の
    凹凸を有することを特徴とする請求項1に記載の装飾セ
    ラミック体。
  3. 【請求項3】 前記加飾部は、0.1〜15%の吸水率
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の装
    飾セラミック体。
  4. 【請求項4】 前記セラミック基板は、複数のセラミッ
    ク層から構成された積層焼成体であり、前記加飾部を有
    する表面セラミック層以外の少なくとも1層は、吸水率
    が1%以下の磁器質層であって、前記表面セラミック層
    の吸水率以下の吸水率を有するものであることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項に記載の装飾セラミッ
    ク体。
  5. 【請求項5】 前記樹脂層は熱可塑性樹脂または熱硬化
    性樹脂から成ることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の装飾セラミック体。
  6. 【請求項6】 前記樹脂層は、紫外線吸収率が70パー
    セント以上の樹脂から成ることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の装飾セラミック体。
  7. 【請求項7】 前記樹脂層は、紫外線吸収剤を0.5〜
    6重量%含有することを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の装飾セラミック体。
  8. 【請求項8】 前記樹脂層または前記トナーは、酸化防
    止剤を0.3〜3重量%含有することを特徴とする請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の装飾セラミック体。
  9. 【請求項9】 前記樹脂層の上面にさらに紫外線吸収率
    が70%以上のコート層を形成したことを特徴とする請
    求項1〜8のいずれか1項に記載の装飾セラミック体。
  10. 【請求項10】 離型紙に剥離可能に樹脂層が形成され
    た転写紙の上面に、トナーを使用して所定パターンの図
    柄模様を描写したものを、前記描写面が被転写物である
    セラミック基板に接するようにして前記セラミック基板
    上に載置した後に、前記基板上に載置された転写紙の上
    面から熱プレスし、冷却後に前記離型紙を剥離すること
    によって、セラミック基板と図柄模様と樹脂層とを一体
    化させることを特徴とする装飾セラミック体の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記離型紙を剥離した後に、さらに1
    00〜200 OCに加熱する工程を含むことを特徴とす
    る請求項10に記載の装飾セラミック体の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記セラミック基板に一体化した前記
    樹脂層の上面に紫外線吸収率が70%以上の樹脂から成
    るコート層を形成する工程を含むことを特徴とする請求
    項10または11に記載の装飾セラミック体の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記セラミック基板に一体化した前記
    樹脂層の上面にさらに、新たな転写紙の樹脂層面が接す
    るように載置した後に、前記新たな転写紙を熱プレス
    し、しかる後に前記新たな転写紙の離型紙を剥離してコ
    ート層を形成する工程を含む請求項9または10に記載
    の装飾セラミック体の製造方法。
JP20851997A 1997-07-16 1997-07-16 装飾セラミック体およびその製造方法 Pending JPH1134589A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000211260A (ja) * 1999-01-21 2000-08-02 Dainippon Printing Co Ltd 退色防止印刷物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000211260A (ja) * 1999-01-21 2000-08-02 Dainippon Printing Co Ltd 退色防止印刷物

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