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JPH11320897A - 記録ヘッド用キャップ、該キャップを装着可能な記録ヘッド、記録ヘッドへのキャップの取付け方法及び取付け装置 - Google Patents

記録ヘッド用キャップ、該キャップを装着可能な記録ヘッド、記録ヘッドへのキャップの取付け方法及び取付け装置

Info

Publication number
JPH11320897A
JPH11320897A JP11011755A JP1175599A JPH11320897A JP H11320897 A JPH11320897 A JP H11320897A JP 11011755 A JP11011755 A JP 11011755A JP 1175599 A JP1175599 A JP 1175599A JP H11320897 A JPH11320897 A JP H11320897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording head
cap
discharge port
elastic body
flexible film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11011755A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Hinami
淳 日南
Masataka Sakaeda
正孝 榮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP11011755A priority Critical patent/JPH11320897A/ja
Priority to US09/265,817 priority patent/US6481825B1/en
Publication of JPH11320897A publication Critical patent/JPH11320897A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16505Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
    • B41J2/16508Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out connected with the printer frame

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出口面が構造的に変形しやすい記録ヘッド
に対しても、長期保存時において吐出口面の保護を行な
うヘッド保護用キャップを提供する。 【解決手段】 記録ヘッド11の吐出口面14を押圧す
るための中実弾性体3と、該中実弾性体を前記吐出口面
に押圧するとともに記録ヘッドに係合一体化するための
係合部5と、を備える記録ヘッド用キャップ1におい
て、前記中実弾性体のスポンジ硬度が10度〜40度である
とともに、10〜60%の圧縮弾性変形下で、弾性部材の反
発荷重の減衰が20%以下、かつ、減衰後の反発荷重が3g
f/mm2以上となる弾性体を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録ヘッドのインク吐出口を密閉するための記録ヘッド用
キャップ、該キャップを装着可能な記録ヘッド、記録ヘ
ッドへのキャップの取付け方法及び取付け装置に関し、
より具体的には装置本体に対して着脱可能な記録ヘッド
用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置に対して着脱自
在な記録ヘッドについて、運搬・保管時などの長期保存
時に記録ヘッドの吐出口面(フェイス面)の保護を行な
う構成(ヘッド保護部材)としては、粘着性のあるシー
ル部材を吐出口面に貼り付けた構成(ヘッド保護用シー
ル)や、弾性部材を吐出口列に押圧させた構成(ヘッド
保護用キャップ)が知られている。これらヘッド保護部
材は、運搬・保管時の外部からの衝撃や振動、あるいは
環境温度の変化などに対し、インク漏れを起こすことが
なく、吐出口面を保護することが求められる。
【0003】例えば特開平3-234659号公報では、インク
タンクと記録ヘッドが一体化されたヘッドカートリッジ
に対する記録ヘッド用キャップとして、記録ヘッドに係
合一体化するための係合部と、記録ヘッドの吐出口及び
インクタンクの大気連通口に接着されて当接する可撓性
シートと、可撓性シートの吐出口に対応する部分に備え
られたスポンジなどの弾性部材と、を備えた構成を開示
する。
【0004】また、特開平4-247954号公報では、記録ヘ
ッドに装着されるキャップとして、弾性変形可能で記録
ヘッドの吐出口面に当接する当接部材と、装着により当
接部材を吐出口面に対して押圧させるための押圧手段
と、を備えた構成を開示する。この当接部材は吐出口面
の形状に沿って吐出口及びその近傍を押圧するものであ
り、当接部材の材料としては、ゴム材や熱可塑性エラス
トマー等で、良好な密閉状態を得易い条件としてゴム硬
度(JIS A)80度以下を挙げている。
【0005】これらはいずれも従来の記録ヘッドのヘッ
ド保護部材として実用化されており、現状では満足のい
くものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
インクジェット記録装置は、写真調の高画質・高精細を
求められている。そのため、記録ヘッドも、例えばノズ
ルの更なる高密度化や、小ノズル径化が必要とされてい
る。
【0007】このような高画質・高精細を達成する記録
ヘッドに対し、従来のヘッド保護部材を適用しようとす
ると、本発明者らの検討の結果、以下のような問題が生
ずる場合があることが分かった。
【0008】すなわち、これらのヘッドは従来のヘッド
に対して構造が複雑なため、吐出口面に対して強い力が
加えられるとヘッドが変形する恐れがある。そのため、 (1)吐出口面と当接する側に粘着性を持たせたヘッド
保護用シールを用いる場合、シール開封時にシールの粘
着力により吐出口面を破損する恐れがある。 (2)弾性部材としてゴム部材を吐出口列に押圧させる
ヘッド保護用キャップの場合、従来のゴム部材の弾性力
では反発弾性が強く、フェイス面が変形する恐れがあ
る。と、いずれも高画質・高精細な記録を行うことが出
来なくなる場合がある。
【0009】また、弾性部材としてウレタンフォームな
どのスポンジを利用するヘッド保護用キャップでは、ヘ
ッドの吐出口面を破損する恐れはないものの、以下のよ
うな問題が生ずる場合がある。すなわち、空孔径が40〜
70ミクロン程度と大きく、押圧力が不均一になる恐れが
ある。また、保存期間が長期化するにつれスポンジがク
リープ変形をおこし、反発弾性が低下することで吐出口
面を適正な押圧力で押圧することができなくなり、最悪
の場合、弾性部材が吐出口面を覆うことが出来なくなる
恐れがある。
【0010】本発明の目的は、従来ヘッド保護キャップ
用の弾性部材としては用いられていなかった新規の材料
を用いることにより、上述の課題を解決するものであ
る。
【0011】本発明のさらに他の目的は、上記目的に加
えて、あるいは単独で、ヘッドへのキャップ部材の取付
け方法に関する、従来にはない新規な取付け方法を提供
することで、ヘッドのフェイス面からのインクの漏れ出
しをより一層効果的に防止することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本願発明は、記録ヘッドの吐出口面を押圧するた
めの中実弾性体と、該中実弾性体を前記吐出口面に押圧
するとともに記録ヘッドに係合一体化するための係合部
と、を備える記録ヘッド用キャップにおいて、前記中実
弾性体のスポンジ硬度が10度〜40度であるとともに、10
〜60%の圧縮弾性変形下で、弾性部材の反発荷重の減衰
が20%以下、かつ、減衰後の反発荷重が3gf/mm2以上で
あることを特徴とする。
【0013】上述の構成によれば、吐出口面が構造的に
変形しやすい高画質・高精細を実現する記録ヘッドに対
しても、弾性部材による押圧時に吐出口面を変形するこ
とがない。加えて、スポンジなどの多孔質部材ではな
く、中実弾性体を用いることにより、吐出口面における
押圧力を均一化するとともに、長期保存においてクリー
プ変形が少なく、吐出口面を押圧する押圧力の変化が少
ない。従って、吐出口面が構造的に変形しやすい記録ヘ
ッドに対しても、長期保存時において吐出口面の保護を
行なうヘッド保護用キャップを提供することができる。
上記構成を満足する中実弾性部材の具体例としては、シ
リコーンゴムを挙げることができる。
【0014】また、より好ましい構成としては、前記中
実弾性体に、記録ヘッドの吐出口面の吐出口列と平行な
断面形状が略半円状の凸形状を備えることで、より確実
に吐出口面を密封することができる。特に、それぞれ異
なる液体を吐出可能な複数の吐出口群を備える記録ヘッ
ドの場合、前記中実弾性体には、複数の吐出口群の吐出
口列の配置方向にそれぞれ平行に、略半円状の凸形状を
設けることが望ましい。
【0015】一方、前記中実弾性体の表面に前記吐出口
面に対して非粘着性を示す可撓性フィルムを備えること
で、インクに対する接液性の問題から使用しにくい中実
弾性体を使用することができるので、中実弾性体の材料
選択の幅を広げることができる。また、前記吐出口面と
当接する領域に撥水材が塗布されていてもよい。
【0016】本発明の記録ヘッド用キャップは、特に高
画質・高精細を実現する記録ヘッドに対して好適に使用
可能であるが、中でもインクを吐出するためのエネルギ
ー発生素子を有する面を前記吐出口面に対向して備える
記録ヘッドに対してより好適に使用することができる。
【0017】また、本発明のキャップの取付け方法は、
液体を吐出して記録を行なうための吐出口を備える記録
ヘッドに対し、該記録ヘッドの吐出口面を保護するキャ
ップを取付ける取付け方法において、該キャップの表面
に可撓性フィルムを吸着させる吸着工程と、該可撓性フ
ィルムの吸着したキャップを、可撓性フィルムが前記吐
出口面に当接するように記録ヘッドへ装着する装着工程
と、を有することを特徴とする。
【0018】上述の装着方法によれば、キャップのヘッ
ドへの当接面が凹凸を有する形状である場合でも、フィ
ルム部材をキャップに吸着させることで、可撓性フィル
ムを容易にキャップ表面の形状に沿わせることができ
る。その結果、ヘッドのフェイス面からのインクの漏れ
出しをより一層効果的に防止することができる。
【0019】なお、本発明においてスポンジ硬度とは、
アスカーC硬度測定法によるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例の詳細を
図面に基づいて説明する。
【0021】まず、本発明の記録ヘッド用キャップを装
着可能な液体吐出記録ヘッドの構造の一形態について、
図1及び図2を用いて説明を行なう。図1は、本発明の
記録ヘッド用キャップを好適に利用可能な記録ヘッドの
斜視図であり、図2(a)は図1の記録ヘッドの構造を
示す部分断面図、(b)は図2(a)の要部拡大断面図
である。
【0022】図1及び図2に示される記録ヘッドは、い
わゆるサイドシュータ型と称されるものであり、インク
を吐出するためのエネルギー発生素子を有する面を前記
吐出口面に対向して備える構成となっている。このよう
な記録ヘッドは、例えば、図1に示されるようにインク
タンクITが装着されるインク供給部2Bと、不図示の
記録装置のキャリッジ部に電気的に接続されキャリッジ
部からの駆動制御信号群が入力される入力端子部2Aと
からなる本体部2と、本体部2のインク供給部2Bにお
ける被接合面に接合される記録素子基板6と、記録素子
基板6に電気的に接続され入力端子部2Aからの駆動制
御信号群を供給するプリント配線基板4とを含んで構成
されている。
【0023】本体部におけるインク供給部2Bは、図2
(a)で示されるように、アルミウム合金で作られたブ
ロック片8が一体に樹脂で成形されたものである。イン
ク供給部2Bには、インクタンクITからのインクを導
入するインク供給路2aが設けられている。インク供給
路2aの一方の開口端部は、ブロック片8における外部
に露出した部分を含む被接合面2bに開口している。
【0024】記録素子基板6は、図2(b)に示される
ように、インク供給部2Bにおけるインク供給路2aの
開口端部に連通するインク供給開口部10cを有する基
板10と、基板10におけるインク加熱部としてのヒー
タ10aに対応してそれぞれ設けられる複数のインク分
岐供給路12aを形成する隔壁部材12と、基板10に
おける各ヒータ10aに対向して設けられる複数のイン
ク吐出口14aの配列が平行に2列形成される吐出口面
としてのオリフィスプレート14とを含んで構成されて
いる。
【0025】記録素子基板6における基板10には、例
えば、厚さ0.5〜1.0mmのシリコン材料で薄膜が
形成されている。また、基板10におけるインク供給部
2Bの被接合面2bに接着剤により接着せしめられる面
には、図2(b)に示されるように、オリフィスプレー
ト14に対向しインク吐出口14aの配列方向に伸びる
インク供給開口部10cが設けられている。
【0026】さらに、基板10におけるインク供給開口
部10cを挟んだ両側部分には、ヒータ10aが所定の
相互間隔をもってそれぞれ配されている。隔壁部材12
におけるインク分岐供給路12aの一方の端部は、イン
ク供給開口部10cに連通しており、各インク分岐供給
路12aは、インク供給開口部10cを通じて供給され
るインクをそれぞれのヒータ10aに導くものとされ
る。
【0027】記録素子基板6における基板10の各電極
10bには、不図示のプリント配線基板が電気的に接続
されている。プリント配線基板は、記録素子基板6が配
置される記録素子基板収容部と、本体部2における入力
端子部2Aに配される端子部とを有している。
【0028】かかる構成のもとで、プリント配線基板を
通じて記録素子基板6における基板10の各ヒータ10
aに駆動制御信号が供給されてヒータ10aが発熱する
とき、インク分岐供給路12aを通じて導入されたイン
クが加熱されて膜沸騰現象により気泡が発生し気泡の膨
張に伴ってそのインクがインク吐出口14aから記録媒
体の記録面に向けて吐出されることとなる。
【0029】次に、本発明の特徴である、記録ヘッド用
キャップについて、図3及び図4を用いて説明する。
【0030】図3において、(a)は本発明の記録ヘッ
ド用キャップの概略斜視図、(b)は(a)に示すキャ
ップの中実弾性体の概略斜視図、(c)はキャップ及び
該キャップが装着されるヘッドカートリッジを示す斜視
図である。また、図4は図3に示すキャップがヘッドに
装着された時のキャップとヘッドの様子を示す模式的説
明図である。
【0031】図3及び図4において、15は液体吐出記
録ヘッド部11及びインクタンクホルダー13とを備え
たヘッドカートリッジ、14A、14B、14Cはそれ
ぞれ液体吐出記録ヘッドの吐出口面(オリフィスプレー
ト)である。液体吐出記録ヘッド部11は、前述のサイ
ドシュータタイプの記録ヘッドを3つ搭載しており、そ
れぞれ異なる色のインクタンクをタンクホルダーに搭載
することで、異なる色のインクを吐出可能である。図3
(c)において、記録ヘッドの吐出口の配列方向は、ヘ
ッドホルダーの長手方向と同じ方向になっている。
【0032】上述のヘッドカートリッジ15に装着され
るヘッド用キャップ1は、後述するシリコーンゴムから
なる弾性中実体3と、中実弾性体を吐出口面14に押圧
するとともにヘッドカートリッジ(記録ヘッド)1に係
合一体化するための係合爪5a及び5bを備えた係合部
5と、を備えている。
【0033】ここで、本発明の中実弾性体についてその
硬度及びクリープ特性を詳細に説明する。
【0034】本発明の中実弾性体は、ゴム硬度計では測
定が困難なほどの柔軟性を示すものである。本実施例の
場合、アスカーC硬度測定法でスポンジ硬度が10度〜40
度程度の超柔軟性のシリコーンゴムを用いている。ま
た、係合部としてはポリアセタール樹脂の射出成形品を
用い、シリコーンゴムの係合部への固定は両面テープを
用いている。
【0035】このような超低硬度の中実弾性体を係合部
を利用して記録ヘッドの吐出口面に対して押圧され、弾
性変形されることで、吐出口面に対して2〜16gf/mm2
押圧力を発生させることができる。発生させる押圧力の
大きさは、ヘッドの形状によっては、押圧による吐出口
面の変形・破損などを考慮し、4〜8gf/mm2程度であるこ
とが望ましい。この場合、中実弾性体としてのシリコー
ンゴムを20〜50%弾性変形させることにより、上記所望
の押圧力を得ることができる。
【0036】このように、超低硬度の中実弾性体を用い
ることで、例えば図2に示すような吐出口面が変形しや
すいヘッドにおいても、吐出口面を変形させることなく
吐出口面に密着することが可能なキャップを提供するこ
とができる。従って、本発明のキャップを用いること
で、落下や振動などによる衝撃や、温度や気圧といった
環境の変化などにおいても、ヘッドからのインク漏れを
起こさず、記録ヘッドの吐出口面を良好にシールするこ
とができる。
【0037】また、本実施例のようなスポンジ硬度の低
い中実弾性体は、通常のゴム硬度で測定可能な弾性体に
比べ、係合部とヘッドとの間の寸法公差による押圧力の
変動が少ないという利点もあり、小さな押圧力で確実に
吐出口面を保護することができる。
【0038】特に、本実施例の場合、中実弾性体にはそ
れぞれの記録ヘッドの吐出口面14A、14B、14C
に当接する位置に、吐出口列と並行に断面形状が半円形
状の突出部3aを設けることで、それぞれの吐出口面の
吐出口列を確実に密着してシールすることができる。ま
た、例えば図2に示す記録ヘッドのように吐出口面がま
わりに対して凹形状となるヘッドの場合には、ヘッドの
不要な部分を押圧することがないのでより望ましい。も
ちろん、中実弾性体にこのような突出部を設けるか、平
板のままとするかは、ヘッドの形状に応じて適宜選択し
てもよい。例えば、単一のヘッドを押える場合には、ヘ
ッドの組み合わせによる製造ばらつきといった、複数の
ヘッドを一体化したヘッドカートリッジにおける精度の
問題がないので、平板のままでもよい。
【0039】一方、本実施例の超柔軟性シリコーンゴム
はクリープ特性、すなわち、圧縮変形時の反発荷重の減
衰特性にも優れている。図3(b)に示す形状と同形状
(t1=0.6mm、t2=1.4mm、h=3.0mm)の中実弾性体をそれ
ぞれポリウレタンスポンジ(比較例1)、ポリウレタンエ
ラストマー(比較例2)で成形し、それぞれの弾性部材の
反発力の推移を調べたところ、以下の表1に示す結果を
得た。
【0040】
【表1】
【0041】実験の結果、表1より明らかなように、弾
性部材としてポリウレタンスポンジ(比較例1)、ポリウ
レタンエラストマー(比較例2)を使用した場合のクリー
プ特性は、時間の経過により反発力が初期値に対して急
激に減衰した後、なだらかに減衰する傾向を示す。これ
に対し、本発明の超柔軟性シリコーンゴムは、反発力の
現象もほとんど見られることなく、安定した反発力を維
持する。
【0042】従来、ポリウレタンスポンジなどを弾性部
材として利用する場合は、上述の減衰特性を考慮し、初
期の吐出口面に対する押圧力を必要以上に高くする必要
があったが、本発明の超柔軟性シリコーンゴム等の中実
弾性体を利用することで、圧縮変形後の経時変化による
反発荷重の減衰も非常に少なく、長期の保管においても
安定して吐出口面をシールして保護することができる。
【0043】このように、長期保存においても安定して
吐出口面をシールして保護するためには、本実施例のシ
リコーンゴムのように、10〜60%の圧縮弾性変形下で、
弾性部材の反発荷重の減衰が20%以下、かつ、減衰後の
反発荷重が3gf/mm2以上であることが望ましい。
【0044】次に、本発明の好ましい変形例について説
明する。
【0045】図5は本発明の記録ヘッド用キャップの変
形例を示す説明図であり、上述の実施例の図4に相当す
る。本実施例では、中実弾性体の吐出口面と当接する側
に、可撓性のフィルム4を設けている点が上述の実施例
と異なっている。この可撓性フィルムは中実弾性体と当
接する側は微粘着性を有する一方、吐出口面と当接する
側は非粘着性を有しており、キャップを記録ヘッドから
取り外すときに、中実弾性体と一体的に記録ヘッドから
分離することができる。
【0046】本変形例の場合、例えば中実弾性体として
のスポンジ硬度やクリープ変形の条件を満たす材料であ
っても材料によっては押圧状態を維持した時に軟化剤や
低分子シロキサン、あるいは添加剤などの溶出物が溶出
するため中実弾性体として使用できない材料について
も、可撓性フィルムによりこれら溶出物が記録ヘッドの
吐出口面に付着する恐れがないため、中実弾性体の使用
可能な材料の種類を増やすことが可能となる。
【0047】可撓性フィルム部材の材料としては、上述
の溶出物を吐出口面に付着させることなく、かつ、吐出
口面に対する追従性に優れるものであればよい。使用す
るインクに対して反応しなければ樹脂材料のみならず、
アモルファス金属などの可撓性金属を使用してもよい。
しかし、一般的には使用するインクの種類の制限を減ら
すために、オレフィン系の樹脂材料を使用することが望
ましい。本実施例では可撓性フィルムとして厚さ0.1mm
の無延伸ポリプロピレンフィルムを用いている。
【0048】図6は本発明のさらに他の変形例を示す説
明図である。本実施例では、前述の図5に示す変形例に
対して、さらに可撓性フィルムの吐出口列との非接触部
(望ましくは端部)に粘着部9を設けた点、及び、中実
弾性体の吐出口列への押圧部以外の部位に貫通孔7を設
けた点で異なっている。このように粘着部を全面ではな
く可撓性フィルムの吐出口列との非接触部に設けること
で、フィルムの剥離時におけるヘッドの吐出口面の損傷
を防止することができるとともに、ヘッド内部にインク
などが充填されている場合のヘッドのフェイス面からの
インク漏れをより一層効果的に防止することができる。
【0049】さて、前述したフィルムを使用する場合、
本発明のようにヘッドの吐出口面を押圧する弾性部材が
凹凸形状を有するものであると、その形状にフィルム形
状をならわせることは難しい。そこで、本変形例では、
図7に示す方法により、フィルムを中実弾性体の形状に
対応させている。
【0050】図7(a)〜図7(c)は上述の図6に示
すキャップをヘッドに取付ける際の取付け方法の一例を
時系列的に示す説明図である。まず、図7(a)に示す
ように、キャップ部材1を取付け治具21で保持すると
ともに、貫通孔7と取付け治具21の吸引孔23とを一
致させる。そして、中実弾性体3に可撓性フィルム4を
当接させ、不図示の吸引ポンプ等が設けられた吸引管2
2により吸引することで、可撓性フィルムを中実弾性体
上に吸着保持させる。その後、図7(b)に示すように
ヘッドへのキャップの装着を行ない、装着完了後、図7
(c)に示すように吸引動作を停止し、取付け治具21
を取り外す。
【0051】このようにすることで、フィルムを中実弾
性体の形状に容易に対応させることができ、ヘッド内部
にインクなどが充填されている場合のヘッドのフェイス
面からのインク漏れをより一層効果的に防止することが
できる。
【0052】上述の取付け方法を行なうための装置の一
例を、図8に示す。図8において、21は上述の取付け
治具、35は中実弾性体の表面形状に対応する外面形状
を有する変形台である。可撓性フィルムは離型テープと
一体化されたロール状の巻き取り体30として装置に固
定されている。離型テープはモータ33により必要量の
長さが送り出され、可撓性フィルムのみが切断刃32に
より切断される。所定の大きさとなった可撓性フィルム
は搬送手段34により変形台35上に搬送され、変形台
がキャップ1を保持した取付け治具21に当接すること
で、図7(a)に示した吸着動作を行うことができる。
図8は、この吸着動作後の状態を示している。
【0053】ここで、上述の変形台35について、図9
を用いて説明する。変形台は可撓性フィルムをキャップ
に確実に吸着保持できるよう、中実弾性体の表面形状に
対応する形状であることが望ましい。さらに、図9に示
すように、吸引孔36〜38を設けるとともに、搬送手
段34から搬送された際に、吸引管40を用いて吸引動
作を行なってもよい。このような吸引動作を行うこと
で、予め、可撓性フィルムの形状を中実弾性体の接触部
分の表面形状にならわせることができるので、上述の効
果をより一層高めることができる。また、本変形例のよ
うにフィルムの端部に粘着部9を設けている場合には、
変形台の粘着部と当接する部位39に、テフロンシボ加
工を行うことで、比較的粘着性が高い場合でも吸着工程
において、変形台から速やかな剥離を行うことができ
る。なお、吸着工程を行なう際には、変形台の吸引孔か
らは若干の気体の噴射を行うことで、キャップへの吸着
を補助するようにしてもよい。
【0054】以上、上述したように吸着動作を行うこと
は、中実弾性体と接触するフィルム面が非粘着性の場合
は特に有効である。このようなフィルム及び中実弾性体
を用いたキャップの取付け方法自体については、上述し
た反発荷重のもでなくとも適用可能であり、複数の吐出
口を瞬時且つ同時に、確実にキャッピングすることでヘ
ッドのフェイス面からのインク漏れを防止することがで
きる。ただし、反発荷重について上述の実施例の範囲内
にある中実弾性体を使用することで、上述の効果を相乗
的に高めることが可能となる。
【0055】なお、上述の変形例では、吸着方法として
空気を用いた吸着について説明したが、可撓性フィルム
及び中実弾性体が帯電性を有するものであれば、帯電に
より吸着を行なってもよい。また、このような可撓性フ
ィルムのかわりに、中実弾性体の吐出口面と当接する部
分に樹脂層を塗布などにより設けてもよい。
【0056】また、吐出口面と当接する中実弾性体、あ
るいは可撓性フィルムについて、撥水剤を塗布すれば、
吐出口面とヘッド用キャップとの間に空隙が存在する場
合の毛管現象によるインク漏れを防止することができ
る。
【0057】また、本発明の実施例では中実弾性体と係
合部との接続は両面テープなどにより接着されている
が、2色成形手法により一体的に形成してもよい。ま
た、中実弾性体、係合部、及び可撓性フィルムを使用す
る場合は可撓性フィルム等、本発明の記録ヘッド用キャ
ップを構成する部品を例えばオレフィン系の樹脂(ポリ
エチレン、ポリプロピレンなど)といった同系の材料に
より成形することで、廃棄時の分解が不必要となり、リ
サイクルをより容易にすることができる。
【0058】なお、以上説明した実施例及び変形例の記
録ヘッド用キャップは、いわゆるサイドシュータ型と称
される記録ヘッドについて好適に利用することができ、
特に、特開平4-10940号公報あるいは特開平4-10941号公
報に記載の液体吐出方法を用いるサイドシュータ型の記
録ヘッドに対して一層効果的である。もちろん、本発明
の記録ヘッド用キャップは、発熱抵抗素子を有する面に
沿った液流路の端部に吐出口を有する、いわゆるエッジ
シュータ型の記録ヘッドにも適用可能であることは言う
までもない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
超低硬度の中実弾性体を用いることで、吐出口面が変形
しやすいヘッドにおいても、長期にわたり吐出口面を変
形させることなく吐出口面に密着することが可能なキャ
ップを提供することができる。
【0060】また、本発明のキャップの取付け方法によ
れば、複数の吐出口を瞬時且つ同時に、確実にキャッピ
ングすることでヘッドのフェイス面からのインク漏れを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録ヘッド用キャップを好適に利用可
能な記録ヘッドの構造を示す斜視図である。
【図2】(a)は図1に示す記録ヘッドの内部構造を示
す部分断面図であり、(b)は(a)の要部拡大断面図
である。
【図3】(a)は本発明の記録ヘッド用キャップの概略
斜視図、(b)は(a)に示すキャップの中実弾性体の
概略斜視図、(c)はキャップ及び該キャップが装着さ
れるヘッドカートリッジを示す斜視図である。
【図4】図3に示すキャップがヘッドに装着された時の
キャップとヘッドの様子を示す模式的説明図である。
【図5】図3ないし図4に示す本発明の記録ヘッド用キ
ャップの変形例を示す模式的説明図である。
【図6】本発明の記録ヘッド用キャップのさらなる変形
例を示す概略斜視図である。
【図7】(a)〜(c)のそれぞれは、図6に示すキャ
ップのヘッドへの取付け方法の一例を示す説明図であ
る。
【図8】図7に示すキャップの取付けを行なうための取
付け装置の一例を説明する説明図である。
【図9】図8に示す取付け装置の変形台を示す概略斜視
図である。
【符号の説明】
1 キャップ 3 中実弾性体 3a 突出部 4 可撓性フィルム 5 係合部 11 記録ヘッド部 14 オリフィスプレート(吐出口面) 14a 吐出口 15 ヘッドカートリッジ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドの吐出口面を押圧するための
    中実弾性体と、該中実弾性体を前記吐出口面に押圧する
    とともに記録ヘッドに係合一体化するための係合部と、
    を備える記録ヘッド用キャップにおいて、 前記中実弾性体のスポンジ硬度が10度〜40度であるとと
    もに、 10〜60%の圧縮弾性変形下で、弾性部材の反発荷重の減
    衰が20%以下、かつ、減衰後の反発荷重が3gf/mm2以上
    であることを特徴とする記録ヘッド用キャップ。
  2. 【請求項2】 前記中実弾性体は、シリコーンゴムであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッド用キャ
    ップ。
  3. 【請求項3】 前記中実弾性体は、前記記録ヘッドの吐
    出口面の吐出口列と平行に、断面形状が略半円状の凸形
    状を有することを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッ
    ド用キャップ。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドはそれぞれ異なる液体を
    吐出可能な複数の吐出口群を備えるとともに、該複数の
    吐出口群の吐出口列の配置方向にそれぞれ平行に、断面
    形状が略半円状の凸形状を有することを特徴とする請求
    項1に記載の記録ヘッド用キャップ。
  5. 【請求項5】 前記中実弾性体と前記係合部とが2色成
    形により一体的に形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の記録ヘッド用キャップ。
  6. 【請求項6】 前記中実弾性体の表面に可撓性フィルム
    を備えるとともに、該可撓性性フィルムの前記吐出口面
    と対向する面は、前記吐出口面に対して非粘着性を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッド用キャ
    ップ。
  7. 【請求項7】 前記中実弾性体の吐出口列に当接しない
    部分に貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の記録ヘッド用キャップ。
  8. 【請求項8】 前記吐出口面と当接する領域に撥水材が
    塗布されていることを特徴とする請求項1に記載の記録
    ヘッド用キャップ。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドは、インクを吐出するた
    めのエネルギー発生素子を有する面を前記吐出口面に対
    向して備えることを特徴とする請求項1ないし8のいず
    れか1項に記載の記録ヘッド用キャップ。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の記録ヘッド用キャッ
    プを着脱自在に装着可能な記録ヘッドであって、インク
    を吐出するためのエネルギー発生素子として、熱エネル
    ギーを利用する電気熱変換素子を有することを特徴とす
    る記録ヘッド。
  11. 【請求項11】 液体を吐出して記録を行なうための吐
    出口を備える記録ヘッドに対し、該記録ヘッドの吐出口
    面を保護するキャップを取付ける取付け方法において、 該キャップの表面に可撓性フィルムを吸着させる吸着工
    程と、 該可撓性フィルムの吸着したキャップを、可撓性フィル
    ムが前記吐出口面に当接するように記録ヘッドへ装着す
    る装着工程と、 を有することを特徴とするキャップの取付け方法。
  12. 【請求項12】 前記キャップ部材は前記吐出口面を押
    圧するための中実弾性体を備え、該中実弾性体のスポン
    ジ硬度が10度〜40度であるとともに、10〜60%の圧縮弾
    性変形下で、弾性部材の反発荷重の減衰が20%以下、か
    つ、減衰後の反発荷重が3gf/mm2以上であることを特徴
    とする請求項11に記載のキャップの取付け方法。
  13. 【請求項13】 前記吸着工程の前に、前記可撓性フィ
    ルムをキャップの被吸着面形状に対応して変形させる変
    形工程を有することを特徴とする請求項11に記載のキ
    ャップの取付け方法。
  14. 【請求項14】 前記装着工程の後に、前記可撓性フィ
    ルムの吸着状態を解除する解除工程を有することを特徴
    とする請求項11に記載のキャップの取付け方法。
  15. 【請求項15】 請求項11のキャップの取付け方法に
    使用されるキャップ取付け装置において、 前記可撓性フィルムを供給する供給手段と、 前記キャップに設けられた貫通孔を用いて前記可撓性フ
    ィルムを前記キャップに吸着させるための吸着手段と、 を備えることを特徴とするキャップ取付け装置。
  16. 【請求項16】 前記供給手段はロール状の可撓性フィ
    ルムと、該フィルムを切断する切断部とを備えることを
    特徴とする請求項15に記載のキャップ取付け装置。
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