JPH11328598A - 交差点警報システム - Google Patents
交差点警報システムInfo
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- JPH11328598A JPH11328598A JP10135432A JP13543298A JPH11328598A JP H11328598 A JPH11328598 A JP H11328598A JP 10135432 A JP10135432 A JP 10135432A JP 13543298 A JP13543298 A JP 13543298A JP H11328598 A JPH11328598 A JP H11328598A
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-
- G—PHYSICS
- G08—SIGNALLING
- G08G—TRAFFIC CONTROL SYSTEMS
- G08G1/00—Traffic control systems for road vehicles
- G08G1/16—Anti-collision systems
- G08G1/164—Centralised systems, e.g. external to vehicles
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の課題は、信号の送信及びその反射信号
の受信を行なって車両前方の物体を監視するシステムの
送受信系を共用できるようにした交差点警報システムを
提供することである。 【解決手段】この交差点警報システムでは、車両前方に
発信されるレーダー信号の反射信号の受信判定に基づい
て警報を発する警報ユニットが車両に搭載されると共
に、交差点にて交差する各走行レーンに対して設けら
れ、各走行レーンを交差点に向かう上記車両からのレー
ダー信号を受信して当該車両に対して擬似的な反射信号
を返送する擬似反射信号返送ユニットと、当該交差点に
て交差する各走行レーンを監視して当該交差点に近づく
車両を検出する車両監視ユニットとを備え、車両監視ユ
ニットが、互いに交差する走行レーンを当該交差点に近
づく車両を検出したときに、擬似反射信号返送ユニット
が有効にされる。
の受信を行なって車両前方の物体を監視するシステムの
送受信系を共用できるようにした交差点警報システムを
提供することである。 【解決手段】この交差点警報システムでは、車両前方に
発信されるレーダー信号の反射信号の受信判定に基づい
て警報を発する警報ユニットが車両に搭載されると共
に、交差点にて交差する各走行レーンに対して設けら
れ、各走行レーンを交差点に向かう上記車両からのレー
ダー信号を受信して当該車両に対して擬似的な反射信号
を返送する擬似反射信号返送ユニットと、当該交差点に
て交差する各走行レーンを監視して当該交差点に近づく
車両を検出する車両監視ユニットとを備え、車両監視ユ
ニットが、互いに交差する走行レーンを当該交差点に近
づく車両を検出したときに、擬似反射信号返送ユニット
が有効にされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交差点警報システ
ムに係り、詳しくは、交差点に近づく車両の運転者に対
して横方向から当該交差点に近づく他の車両が存在する
場合に警報するようにした交差点警報システムに関す
る。
ムに係り、詳しくは、交差点に近づく車両の運転者に対
して横方向から当該交差点に近づく他の車両が存在する
場合に警報するようにした交差点警報システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平7−14099に
開示されるような交差点警報システムが開示されてい
る。この交差点警報システムでは、一方から交差点に近
づく車両がある場合に、他方向(横方向)から当該交差
点に近づく車両をレーザレーダーを用いて検出し、その
検出情報を当該交差点に当該一方から近づく車両に対し
て送信している。そして、この検出情報を受信した車両
では、その受信情報に基づいて警報が発せられ、横方向
から交差点に近づく車両の存在が運転者に知らされる。
開示されるような交差点警報システムが開示されてい
る。この交差点警報システムでは、一方から交差点に近
づく車両がある場合に、他方向(横方向)から当該交差
点に近づく車両をレーザレーダーを用いて検出し、その
検出情報を当該交差点に当該一方から近づく車両に対し
て送信している。そして、この検出情報を受信した車両
では、その受信情報に基づいて警報が発せられ、横方向
から交差点に近づく車両の存在が運転者に知らされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、車両
のインテリジェンス化が図られている。この車両のイン
テリジェンス化のために、例えば、障害物検出システム
や、走行制御システム(アダプディブクルーズコントロ
ールシステム:ACCシステム)が既に提案されてい
る。このようなシステムでは、例えば、レーダーによっ
て車両の前方を監視している。即ち、送信機から電波、
レーザ等を発信し、その反射波が受信機にて受信される
か否かを監視すると共に、電波等の発信タイミングと反
射波の受信タイミングとの差に基づいて前方物体との距
離を測定している。
のインテリジェンス化が図られている。この車両のイン
テリジェンス化のために、例えば、障害物検出システム
や、走行制御システム(アダプディブクルーズコントロ
ールシステム:ACCシステム)が既に提案されてい
る。このようなシステムでは、例えば、レーダーによっ
て車両の前方を監視している。即ち、送信機から電波、
レーザ等を発信し、その反射波が受信機にて受信される
か否かを監視すると共に、電波等の発信タイミングと反
射波の受信タイミングとの差に基づいて前方物体との距
離を測定している。
【0004】そして、障害物検出システムでは、このよ
うな前方の監視の結果、路上の障害物を検出すると、警
報を発生させたり、その障害物の手前で停止するような
ブレーキ制御を行なうようにしている。また、走行制御
システムでは、前方の監視の結果、先行車両を検出する
と、更に、先行車両との車間距離が一定に保たれるよう
にアクセル制御やブレーキ制御を行なうようにしてい
る。
うな前方の監視の結果、路上の障害物を検出すると、警
報を発生させたり、その障害物の手前で停止するような
ブレーキ制御を行なうようにしている。また、走行制御
システムでは、前方の監視の結果、先行車両を検出する
と、更に、先行車両との車間距離が一定に保たれるよう
にアクセル制御やブレーキ制御を行なうようにしてい
る。
【0005】このような車両のインテリジェンス化を図
る場合、車両への搭載機器が多くなることから、できる
だけ機器の共用化を図ることが好ましい。しかし、上記
障害物検出システムや走行制御システムを搭載した車両
に、更に、上述したような従来の交差点警報システムに
おける車両側システム(受信機等)を搭載する場合、各
システムともに電波等の受信機を有しているにもかかわ
らず、検出の対象が全く異なるこからその受信機を共用
化することが難しい。
る場合、車両への搭載機器が多くなることから、できる
だけ機器の共用化を図ることが好ましい。しかし、上記
障害物検出システムや走行制御システムを搭載した車両
に、更に、上述したような従来の交差点警報システムに
おける車両側システム(受信機等)を搭載する場合、各
システムともに電波等の受信機を有しているにもかかわ
らず、検出の対象が全く異なるこからその受信機を共用
化することが難しい。
【0006】そこで、本発明の課題は、信号の送信及び
その反射信号の受信を行なって車両前方の物体を監視す
るシステムの送受信系を共用できるようにした交差点警
報システムを提供することである。
その反射信号の受信を行なって車両前方の物体を監視す
るシステムの送受信系を共用できるようにした交差点警
報システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る交差点警報システムは、請求項1に記
載されるように、車両側システムと道路側システムとを
有し、該車両側システムは、レーダー信号を車両前方に
発信する送信ユニットと、車両前方からの無線信号を受
信する受信ユニットと、受信ユニットにて受信された信
号が上記送信ユニットからのレーダー信号の反射信号で
あるか否かを判定する反射信号判定手段と、上記反射信
号判定手段が受信ユニットにて受信された信号が上記レ
ーダー信号の反射信号であると判定したときに、警報を
発する警報手段とを備えると共に、該道路側システム
は、交差点にて交差する各走行レーンに対して設けら
れ、各走行レーンを交差点に向かう上記車両からのレー
ダー信号を受信して当該車両に対して擬似的な反射信号
を返送する擬似反射信号返送ユニットと、当該交差点に
て交差する各走行レーンを監視して当該交差点に近づく
車両を検出する車両監視ユニットと、車両監視ユニット
が、互いに交差する走行レーンを当該交差点に近づく車
両を検出したときに、当該互いに交差する走行レーンの
うち少なくとも1つに対して設けられた擬似反射信号返
送ユニットを有効にする制御手段とを備えるように構成
される。
め、本発明に係る交差点警報システムは、請求項1に記
載されるように、車両側システムと道路側システムとを
有し、該車両側システムは、レーダー信号を車両前方に
発信する送信ユニットと、車両前方からの無線信号を受
信する受信ユニットと、受信ユニットにて受信された信
号が上記送信ユニットからのレーダー信号の反射信号で
あるか否かを判定する反射信号判定手段と、上記反射信
号判定手段が受信ユニットにて受信された信号が上記レ
ーダー信号の反射信号であると判定したときに、警報を
発する警報手段とを備えると共に、該道路側システム
は、交差点にて交差する各走行レーンに対して設けら
れ、各走行レーンを交差点に向かう上記車両からのレー
ダー信号を受信して当該車両に対して擬似的な反射信号
を返送する擬似反射信号返送ユニットと、当該交差点に
て交差する各走行レーンを監視して当該交差点に近づく
車両を検出する車両監視ユニットと、車両監視ユニット
が、互いに交差する走行レーンを当該交差点に近づく車
両を検出したときに、当該互いに交差する走行レーンの
うち少なくとも1つに対して設けられた擬似反射信号返
送ユニットを有効にする制御手段とを備えるように構成
される。
【0008】このような交差点警報システムでは、車両
監視ユニットが互いに交差する走行レーン内を当該交差
点に近づく車両を検出したときに、制御手段は、その交
差する走行レーンの少なくとも1つに対して設けられた
擬似反射信号返送ユニットを有効にする。その結果、当
該擬似反射信号返送ユニットの有効にされた走行レーン
を当該交差点に近づく車両が、上記送信ユニット、受信
ユニット、反射信号検出手段及び警報手段を有する車両
の場合、当該車両の送信ユニットから発信されたレーダ
ー信号が擬似反射信号返送ユニットに受信され、更に、
該擬似反射信号返送ユニットから擬似的な反射信号が当
該車両に向けて返送される。当該車両の受信ユニットが
この擬似的な反射信号を受信すると、反射信号検出手段
が受信信号が上記レーダー信号の反射信号であると判定
する。その判定結果に基づいて警報手段が警報を発す
る。この警報により当該車両の運転者は、前方の交差点
を目視により認識すると共に、当該車両が走行する走行
レーンに交差する走行レーン(横方向)を他の車両が当
該交差点に近づいていることを知ることができる。
監視ユニットが互いに交差する走行レーン内を当該交差
点に近づく車両を検出したときに、制御手段は、その交
差する走行レーンの少なくとも1つに対して設けられた
擬似反射信号返送ユニットを有効にする。その結果、当
該擬似反射信号返送ユニットの有効にされた走行レーン
を当該交差点に近づく車両が、上記送信ユニット、受信
ユニット、反射信号検出手段及び警報手段を有する車両
の場合、当該車両の送信ユニットから発信されたレーダ
ー信号が擬似反射信号返送ユニットに受信され、更に、
該擬似反射信号返送ユニットから擬似的な反射信号が当
該車両に向けて返送される。当該車両の受信ユニットが
この擬似的な反射信号を受信すると、反射信号検出手段
が受信信号が上記レーダー信号の反射信号であると判定
する。その判定結果に基づいて警報手段が警報を発す
る。この警報により当該車両の運転者は、前方の交差点
を目視により認識すると共に、当該車両が走行する走行
レーンに交差する走行レーン(横方向)を他の車両が当
該交差点に近づいていることを知ることができる。
【0009】上記警報の態様は、音、表示、振動等、特
に限定されない。また、この車両では、送信ユニットか
ら発信されるレーダー信号の反射信号を受信ユニットに
て受信し、反射信号検出手段がその受信された信号が反
射信号であることを判定している。この車載システム
(送信ユニット、受信ユニット、反射信号検出手段)
は、そのまま、車両前方の監視システム(例えば、障害
物検出システムや走行制御システムに用いられる)とし
て用いることができる。即ち、車両前方に他の車両等の
物体が存在すると、送信ユニットから発信されたレーダ
ー信号が当該車両前方の物体にて反射され、その反射信
号が受信ユニットにて受信され、その受信信号が発信し
たレーダー信号の反射信号であると判定されると、その
判定結果に基づいて車両前方に物体が存在していること
が認識できる。
に限定されない。また、この車両では、送信ユニットか
ら発信されるレーダー信号の反射信号を受信ユニットに
て受信し、反射信号検出手段がその受信された信号が反
射信号であることを判定している。この車載システム
(送信ユニット、受信ユニット、反射信号検出手段)
は、そのまま、車両前方の監視システム(例えば、障害
物検出システムや走行制御システムに用いられる)とし
て用いることができる。即ち、車両前方に他の車両等の
物体が存在すると、送信ユニットから発信されたレーダ
ー信号が当該車両前方の物体にて反射され、その反射信
号が受信ユニットにて受信され、その受信信号が発信し
たレーダー信号の反射信号であると判定されると、その
判定結果に基づいて車両前方に物体が存在していること
が認識できる。
【0010】特に、無駄な警報をできるだけ避けるとい
う観点から、本発明は、請求項2に記載されるように、
上記制御手段は、当該交差点に近づく各車両の走行状態
を検出する走行状態検出手段と、該走行状態検出手段に
て検出された各車両の走行状態に基づいて警報すべきか
否かを判定する警報判定手段とを有し、この警報判定手
段が警報すべきであると判定したときに、当該擬似反射
信号返送ユニットを有効にするように構成することがで
きる。
う観点から、本発明は、請求項2に記載されるように、
上記制御手段は、当該交差点に近づく各車両の走行状態
を検出する走行状態検出手段と、該走行状態検出手段に
て検出された各車両の走行状態に基づいて警報すべきか
否かを判定する警報判定手段とを有し、この警報判定手
段が警報すべきであると判定したときに、当該擬似反射
信号返送ユニットを有効にするように構成することがで
きる。
【0011】このような交差点警報システムでは、交差
点に近づく車両に対して警報すべき場合に擬似反射信号
返送手段が有効にされるので、そのような場合に、当該
交差点に近づく上記車両において警報が発せられる。上
記走行状態とは、少なくとも車両の速度、加速度(源速
度)及び車両の交差点に対する相対的な位置関係を含む
概念である。
点に近づく車両に対して警報すべき場合に擬似反射信号
返送手段が有効にされるので、そのような場合に、当該
交差点に近づく上記車両において警報が発せられる。上
記走行状態とは、少なくとも車両の速度、加速度(源速
度)及び車両の交差点に対する相対的な位置関係を含む
概念である。
【0012】上記警報判定手段が各車両の走行状態に基
づいて警報すべきか否かを判定するための判定基準は、
任意に定めることができる。例えば、交差点に近づく各
車両の走行状態では、両車両が同時刻に交差点内に存在
すると予測されるか否か等に基づいて警報すべきか否か
が判定される。上記擬似反射信号返送ユニットは、車両
からのレーザー信号を受信して反射信号を別途生成する
ことも可能であるが、更に、当該擬似反射信号返送ユニ
ットを単純構成にできるという観点から、本発明は、請
求項3に記載されるように、上記システムにおいて、上
記擬似反射信号返送ユニットは、上記車両からのレーダ
ー信号を受信する受信手段と、該受信手段に接続された
ときに受信手段にて受信されたレーダー信号を擬似的な
反射信号として当該車両に返送する送信手段と、受信手
段と送信手段の接続、切断の切換えを行なうスイッチ手
段とを有し、上記制御手段が、受信手段と送信手段とを
接続するようにスイッチ手段を制御するように構成する
ことができる。
づいて警報すべきか否かを判定するための判定基準は、
任意に定めることができる。例えば、交差点に近づく各
車両の走行状態では、両車両が同時刻に交差点内に存在
すると予測されるか否か等に基づいて警報すべきか否か
が判定される。上記擬似反射信号返送ユニットは、車両
からのレーザー信号を受信して反射信号を別途生成する
ことも可能であるが、更に、当該擬似反射信号返送ユニ
ットを単純構成にできるという観点から、本発明は、請
求項3に記載されるように、上記システムにおいて、上
記擬似反射信号返送ユニットは、上記車両からのレーダ
ー信号を受信する受信手段と、該受信手段に接続された
ときに受信手段にて受信されたレーダー信号を擬似的な
反射信号として当該車両に返送する送信手段と、受信手
段と送信手段の接続、切断の切換えを行なうスイッチ手
段とを有し、上記制御手段が、受信手段と送信手段とを
接続するようにスイッチ手段を制御するように構成する
ことができる。
【0013】このようなシステムでは、車両からのレー
ダー信号が受信手段にて受信されると、スイッチ手段に
て当該受信手段に接続された送信手段からそのまま反射
信号として当該車両に対して返送される。上述したよう
に、車両に搭載される送信ユニット、受信ユニット及び
反射信号検出手段は、車両の前方を監視する監視システ
ムと共用することができる。この場合において、車両に
て受信される反射信号が当該交差点警報システムに必要
な信号であることを容易に区別できるという観点から、
本発明は、請求項4に記載されるように、上記システム
において、擬似反射信号返送ユニットからの擬似反射信
号に所定の情報を付加する情報付加手段を有すると共
に、上記車両は、更に、受信ユニットにて受信された信
号に対して上記所定の情報が含まれているか否かを判定
する付加情報判定ユニットを有し、該付加情報判定ユニ
ットが受信した信号に上記所定の情報が含まれていると
判定したときに、警報手段が警報を発するように構成す
ることができる。
ダー信号が受信手段にて受信されると、スイッチ手段に
て当該受信手段に接続された送信手段からそのまま反射
信号として当該車両に対して返送される。上述したよう
に、車両に搭載される送信ユニット、受信ユニット及び
反射信号検出手段は、車両の前方を監視する監視システ
ムと共用することができる。この場合において、車両に
て受信される反射信号が当該交差点警報システムに必要
な信号であることを容易に区別できるという観点から、
本発明は、請求項4に記載されるように、上記システム
において、擬似反射信号返送ユニットからの擬似反射信
号に所定の情報を付加する情報付加手段を有すると共
に、上記車両は、更に、受信ユニットにて受信された信
号に対して上記所定の情報が含まれているか否かを判定
する付加情報判定ユニットを有し、該付加情報判定ユニ
ットが受信した信号に上記所定の情報が含まれていると
判定したときに、警報手段が警報を発するように構成す
ることができる。
【0014】このようなシステムでは、擬似反射信号返
送ユニットからの擬似的な反射信号に所定の情報が付加
される。車両側において、受信した信号に当該所定の情
報が含まれていると判定されれば、受信した信号が当該
交差点警報システムに必要な信号であると判断できる。
従って、その場合に、交差点に近づく他の車両が存在す
ることを表す警報が警報手段から発せられる。
送ユニットからの擬似的な反射信号に所定の情報が付加
される。車両側において、受信した信号に当該所定の情
報が含まれていると判定されれば、受信した信号が当該
交差点警報システムに必要な信号であると判断できる。
従って、その場合に、交差点に近づく他の車両が存在す
ることを表す警報が警報手段から発せられる。
【0015】上述した各システムでは、車両が交差点に
近づく際に、横方から他の車両が交差点に近づく場合に
警報が発せられる。更に、他の車両の走行状態にかかわ
りなく交差点に近づく車両の運転者に対して警報を行な
うシステムにおいて、上記本発明の課題を解決するた
め、本発明に係る交差点警報システムは、請求項5に記
載されるように、車両側システムと道路側システムとを
有し、該車両側システムは、レーダー信号を車両前方に
発信する送信ユニットと、車両前方からの無線信号を受
信する受信ユニットと、受信ユニットにて受信された信
号が上記送信ユニットからのレーダー信号の反射信号で
あるか否かを判定する反射信号判定手段と、上記反射信
号判定手段が受信ユニットにて受信された信号が上記レ
ーダー信号の反射信号であると判定したときに、警報を
発する警報手段とを備えると共に、該道路側システム
は、交差点の各走行レーンに対して設けられ、各走行レ
ーンを交差点に向かう上記車両からのレーダー信号を受
信して当該車両に対して擬似的な反射信号を返送する擬
似反射信号返送ユニットと、当該交差点の各走行レーン
を監視して各走行レーンを当該交差点に近づく各車両の
走行状態を検出する車両監視ユニットと、当該交差点の
走行レーンに対する少なくとも走行許容及び走行禁止を
表す交通信号の状態を検出する信号状態検出手段と、車
両監視ユニットにて検出された車両の走行状態と信号状
態検出手段にて検出された当該車両の走行レーンの信号
状態に基づいて警報を発するべきか否かを判定する警報
判定手段と、警報判定手段が警報を発するべきであると
判定したときに上記擬似反射信号返送ユニットを有効に
する制御手段とを備えるように構成される。
近づく際に、横方から他の車両が交差点に近づく場合に
警報が発せられる。更に、他の車両の走行状態にかかわ
りなく交差点に近づく車両の運転者に対して警報を行な
うシステムにおいて、上記本発明の課題を解決するた
め、本発明に係る交差点警報システムは、請求項5に記
載されるように、車両側システムと道路側システムとを
有し、該車両側システムは、レーダー信号を車両前方に
発信する送信ユニットと、車両前方からの無線信号を受
信する受信ユニットと、受信ユニットにて受信された信
号が上記送信ユニットからのレーダー信号の反射信号で
あるか否かを判定する反射信号判定手段と、上記反射信
号判定手段が受信ユニットにて受信された信号が上記レ
ーダー信号の反射信号であると判定したときに、警報を
発する警報手段とを備えると共に、該道路側システム
は、交差点の各走行レーンに対して設けられ、各走行レ
ーンを交差点に向かう上記車両からのレーダー信号を受
信して当該車両に対して擬似的な反射信号を返送する擬
似反射信号返送ユニットと、当該交差点の各走行レーン
を監視して各走行レーンを当該交差点に近づく各車両の
走行状態を検出する車両監視ユニットと、当該交差点の
走行レーンに対する少なくとも走行許容及び走行禁止を
表す交通信号の状態を検出する信号状態検出手段と、車
両監視ユニットにて検出された車両の走行状態と信号状
態検出手段にて検出された当該車両の走行レーンの信号
状態に基づいて警報を発するべきか否かを判定する警報
判定手段と、警報判定手段が警報を発するべきであると
判定したときに上記擬似反射信号返送ユニットを有効に
する制御手段とを備えるように構成される。
【0016】このようなシステムでは、車両監視ユニッ
トで検出される車両の走行状態と当該車両が走行する交
差点での信号状態に基づいて警報を発するべきか否かが
判定される。そして、警報を発すべきであると判定され
た場合、擬似反射信号返送ユニットが有効にされる。こ
こで、走行状態を検出された車両が、上述したような送
信ユニット、受信ユニット、反射信号検出手段及び警報
手段を有する車両の場合、当該車両の送信ユニットから
発信されたレーダー信号が有効にされた擬似反射信号返
送ユニットにて受信されると、擬似的な反射信号が当該
擬似反射信号返送ユニットから当該車両に返送される。
そして、当該車両の受信ユニットがこの擬似的な反射信
号を受信すると、反射信号検出手段がその受信された信
号が上記レーダー信号の反射信号であると判定する。こ
の判定結果に基づいて警報手段は警報を発する。
トで検出される車両の走行状態と当該車両が走行する交
差点での信号状態に基づいて警報を発するべきか否かが
判定される。そして、警報を発すべきであると判定され
た場合、擬似反射信号返送ユニットが有効にされる。こ
こで、走行状態を検出された車両が、上述したような送
信ユニット、受信ユニット、反射信号検出手段及び警報
手段を有する車両の場合、当該車両の送信ユニットから
発信されたレーダー信号が有効にされた擬似反射信号返
送ユニットにて受信されると、擬似的な反射信号が当該
擬似反射信号返送ユニットから当該車両に返送される。
そして、当該車両の受信ユニットがこの擬似的な反射信
号を受信すると、反射信号検出手段がその受信された信
号が上記レーダー信号の反射信号であると判定する。こ
の判定結果に基づいて警報手段は警報を発する。
【0017】この警報により、当該車両の運転者は、目
視により車両が交差点に近づいていること及びその信号
状態を認識することができる。そして、運転者はその状
況に応じた運転を行なうことができる。前述した請求項
1に記載した発明と同様、当該車載システム(送信ユニ
ット、受信ユニット、反射信号検出手段)は、そのま
ま、車両前方の監視システム(例えば、障害物検出シス
テムや走行制御システムに用いられる)として用いるこ
とができる。
視により車両が交差点に近づいていること及びその信号
状態を認識することができる。そして、運転者はその状
況に応じた運転を行なうことができる。前述した請求項
1に記載した発明と同様、当該車載システム(送信ユニ
ット、受信ユニット、反射信号検出手段)は、そのま
ま、車両前方の監視システム(例えば、障害物検出シス
テムや走行制御システムに用いられる)として用いるこ
とができる。
【0018】上記警報判定手段が警報を発するべきか否
かを判定する基準は、車両監視システムにて検出される
車両の走行状態及び信号状態検出手段にて検出される当
該車両の走行レーンにおける交通信号の状態に基づいて
任意に定めることができる。例えば、車両監視システム
にて検出される車両の走行状態が、交差点手前で十分停
止できる状態ではなく、かつ信号状態検出手段が当該車
両の走行レーンの信号状態が当該車両が交差点に達する
時点で走行禁止状態である場合に、警報を発するべきで
あると判定する。
かを判定する基準は、車両監視システムにて検出される
車両の走行状態及び信号状態検出手段にて検出される当
該車両の走行レーンにおける交通信号の状態に基づいて
任意に定めることができる。例えば、車両監視システム
にて検出される車両の走行状態が、交差点手前で十分停
止できる状態ではなく、かつ信号状態検出手段が当該車
両の走行レーンの信号状態が当該車両が交差点に達する
時点で走行禁止状態である場合に、警報を発するべきで
あると判定する。
【0019】上記のようなシステムにおいて、前述した
請求項3記載の発明と同様に、当該擬似反射信号返送ユ
ニットを単純構成にできるという観点から、本発明は、
請求項6に記載されるように、上記擬似反射信号返送ユ
ニットは、上記車両からのレーダー信号を受信する受信
手段と、該受信手段に接続されたときに受信手段にて受
信されたレーダー信号を擬似的な反射信号として当該車
両に返送する送信手段と、受信手段と送信手段の接続、
切断の切換えを行なうスイッチ手段とを有し、上記制御
手段が、受信手段と送信手段とを接続するようにスイッ
チ手段を制御するように構成することができる。
請求項3記載の発明と同様に、当該擬似反射信号返送ユ
ニットを単純構成にできるという観点から、本発明は、
請求項6に記載されるように、上記擬似反射信号返送ユ
ニットは、上記車両からのレーダー信号を受信する受信
手段と、該受信手段に接続されたときに受信手段にて受
信されたレーダー信号を擬似的な反射信号として当該車
両に返送する送信手段と、受信手段と送信手段の接続、
切断の切換えを行なうスイッチ手段とを有し、上記制御
手段が、受信手段と送信手段とを接続するようにスイッ
チ手段を制御するように構成することができる。
【0020】また、前述した請求項4記載の発明と同様
に、当該車両に搭載される送信ユニット、受信ユニット
及び前方車両認識手段を車両の前方を監視する他の監視
システムと共用する場合において、車両にて受信される
反射信号が当該交差点警報システムに必要な信号である
ことを容易に区別できるという観点から、本発明は、請
求項7に記載されるように、信号返送ユニットからの擬
似反射信号に所定の情報を付加する情報付加手段を有す
ると共に、上記車両は、更に、受信ユニットにて受信さ
れた信号に対して上記所定の情報が含まれているか否か
を判定する付加情報判定ユニットを有し、該付加情報判
定ユニットが受信した信号に上記所定の情報が含まれて
いると判定したときに、警報手段が警報を発するように
構成することができる。
に、当該車両に搭載される送信ユニット、受信ユニット
及び前方車両認識手段を車両の前方を監視する他の監視
システムと共用する場合において、車両にて受信される
反射信号が当該交差点警報システムに必要な信号である
ことを容易に区別できるという観点から、本発明は、請
求項7に記載されるように、信号返送ユニットからの擬
似反射信号に所定の情報を付加する情報付加手段を有す
ると共に、上記車両は、更に、受信ユニットにて受信さ
れた信号に対して上記所定の情報が含まれているか否か
を判定する付加情報判定ユニットを有し、該付加情報判
定ユニットが受信した信号に上記所定の情報が含まれて
いると判定したときに、警報手段が警報を発するように
構成することができる。
【0021】また、本願発明に係る車載交差点警報シス
テムは、請求項8に記載されるように、車両の前方にレ
ーダー信号を発信する送信ユニットと、車両前方からの
無線信号を受信する受信ユニットと、受信ユニットにて
受信された信号が上記送信ユニットからのレーダー信号
の反射信号であるか否かを判定する反射信号判定手段
と、受信ユニットにて受信された信号に所定の情報が含
まれているか否かを判定する付加情報判定手段と、上記
反射信号判定手段が受信ユニットにて受信された信号が
上記レーダー信号の反射信号であると判定すると共に、
付加情報判定手段が受信信号に当該所定の情報が含まれ
ていると判定したときに、警報を発する警報手段とを備
えるように構成される。
テムは、請求項8に記載されるように、車両の前方にレ
ーダー信号を発信する送信ユニットと、車両前方からの
無線信号を受信する受信ユニットと、受信ユニットにて
受信された信号が上記送信ユニットからのレーダー信号
の反射信号であるか否かを判定する反射信号判定手段
と、受信ユニットにて受信された信号に所定の情報が含
まれているか否かを判定する付加情報判定手段と、上記
反射信号判定手段が受信ユニットにて受信された信号が
上記レーダー信号の反射信号であると判定すると共に、
付加情報判定手段が受信信号に当該所定の情報が含まれ
ていると判定したときに、警報を発する警報手段とを備
えるように構成される。
【0022】各走行レーンを交差点に向かう上記車両か
らのレーダー信号を受信して当該車両に対して擬似的な
反射信号を返送する擬似反射信号返送ユニットと、当該
交差点にて交差する各走行レーンを監視して当該交差点
に近づく車両を検出する車両監視ユニットと、車両監視
ユニットが、互いに交差する走行レーンを当該交差点に
近づく車両を検出したときに、当該互いに交差する走行
レーンのうち少なくとも1つに対して設けられた擬似反
射信号返送ユニットを有効にする制御手段と、擬似反射
信号返送ユニットからの擬似反射信号に所定の情報を付
加する情報付加手段とを有する道路側システムが設置さ
れた交差点を上記車載交差点警報システムを搭載した車
両が近づくと、当該交差点に近づく他の車両が有る場
合、上述したように警報が発せられる。
らのレーダー信号を受信して当該車両に対して擬似的な
反射信号を返送する擬似反射信号返送ユニットと、当該
交差点にて交差する各走行レーンを監視して当該交差点
に近づく車両を検出する車両監視ユニットと、車両監視
ユニットが、互いに交差する走行レーンを当該交差点に
近づく車両を検出したときに、当該互いに交差する走行
レーンのうち少なくとも1つに対して設けられた擬似反
射信号返送ユニットを有効にする制御手段と、擬似反射
信号返送ユニットからの擬似反射信号に所定の情報を付
加する情報付加手段とを有する道路側システムが設置さ
れた交差点を上記車載交差点警報システムを搭載した車
両が近づくと、当該交差点に近づく他の車両が有る場
合、上述したように警報が発せられる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明の実施の一形態に係る交差
点警報システムが提供される交差点の状態は、例えば、
図1に示すようになっている。図1において、対向して
車両が走行する各走行レーンLa、Lcを有する道路と
対向して車両が走行する各走行レーンLb、Ldを有す
る道路とが交差点にて交差している。従って、走行レー
ンLaは各走行レーンLb、Ldと、走行レーンLbは
各走行レーンLc、Laと、走行レーンLcは走行レー
ンLd、Lbと、走行レーンLdは各走行レーンLa、
Lcとそれぞれ交差している。走行レーンLaとLdが
交差する交差点の角には交通信号機300aが、走行レ
ーンLbとLaが交差する交差点の角には交通信号機3
00bが、走行レーンLcとLbが交差する交差点の角
には交通信号機300cが、走行レーンLdとLcが交
差する交差点の角には交通信号機300dがそれぞれ設
置されている。
に基づいて説明する。本発明の実施の一形態に係る交差
点警報システムが提供される交差点の状態は、例えば、
図1に示すようになっている。図1において、対向して
車両が走行する各走行レーンLa、Lcを有する道路と
対向して車両が走行する各走行レーンLb、Ldを有す
る道路とが交差点にて交差している。従って、走行レー
ンLaは各走行レーンLb、Ldと、走行レーンLbは
各走行レーンLc、Laと、走行レーンLcは走行レー
ンLd、Lbと、走行レーンLdは各走行レーンLa、
Lcとそれぞれ交差している。走行レーンLaとLdが
交差する交差点の角には交通信号機300aが、走行レ
ーンLbとLaが交差する交差点の角には交通信号機3
00bが、走行レーンLcとLbが交差する交差点の角
には交通信号機300cが、走行レーンLdとLcが交
差する交差点の角には交通信号機300dがそれぞれ設
置されている。
【0024】また、交差点内には、走行レーンLaを交
差点に近づく車両100aに向けてレーダーユニット1
2a及びトランスポンダー14aが、走行レーンLbを
交差点に近づく車両100bに向けてレーダーユニット
12b及びランスポンダー14bが、走行レーンLcを
交差点に近づく車両100cに向けてレーダーユニット
12c及びトランスポンダー14cが、走行レーンLd
を交差点に近づく車両100dに向けてレーダーユニッ
ト12d及びランスポンダー14dがそれぞれ設置され
ている。更に、交差点近傍の路上には、路上設置機20
0が設置されている。この路上設置機200は、上述し
た各レーダーユニット12a乃至12d及びランスポン
ダー14a乃至14dを制御する制御装置及び交差点に
設けられた交通信号機200a乃至200dを制御する
信号制御装置を格納している。
差点に近づく車両100aに向けてレーダーユニット1
2a及びトランスポンダー14aが、走行レーンLbを
交差点に近づく車両100bに向けてレーダーユニット
12b及びランスポンダー14bが、走行レーンLcを
交差点に近づく車両100cに向けてレーダーユニット
12c及びトランスポンダー14cが、走行レーンLd
を交差点に近づく車両100dに向けてレーダーユニッ
ト12d及びランスポンダー14dがそれぞれ設置され
ている。更に、交差点近傍の路上には、路上設置機20
0が設置されている。この路上設置機200は、上述し
た各レーダーユニット12a乃至12d及びランスポン
ダー14a乃至14dを制御する制御装置及び交差点に
設けられた交通信号機200a乃至200dを制御する
信号制御装置を格納している。
【0025】上記各レーダーユニット12a乃至12
d、トランスポンダー14a乃至14d及び路上設置機
200に格納された各装置との接続関係は例えば、図2
に示すようになっている。図2において、路上設置機2
00は制御装置10、信号制御装置20及びタグ信号付
加回路16を格納している。各レーダーユニット12a
乃至12d及びトランスポンダー14a乃至14dが制
御装置10に接続され、制御装置10は各レーダーユニ
ット12a乃至12dからの測定データに基づいて対応
するトランスポンダーを制御するようになっている。ま
た、信号制御装置20から得られる交差点に設置された
各交通信号機200a乃至200dの信号状態に基づい
て、制御装置10は更に対応するトランスポンダーを制
御するようになっている。
d、トランスポンダー14a乃至14d及び路上設置機
200に格納された各装置との接続関係は例えば、図2
に示すようになっている。図2において、路上設置機2
00は制御装置10、信号制御装置20及びタグ信号付
加回路16を格納している。各レーダーユニット12a
乃至12d及びトランスポンダー14a乃至14dが制
御装置10に接続され、制御装置10は各レーダーユニ
ット12a乃至12dからの測定データに基づいて対応
するトランスポンダーを制御するようになっている。ま
た、信号制御装置20から得られる交差点に設置された
各交通信号機200a乃至200dの信号状態に基づい
て、制御装置10は更に対応するトランスポンダーを制
御するようになっている。
【0026】タグ信号付加回路16は、制御装置10に
より制御され、所定の形式のタグ信号を出力する。そし
て、タグ信号付加回路16からのタグ信号は各トランス
ポンダー14a乃至14dに供給されている。各レーダ
ーユニット12a乃至12dは、例えば、図3に示すよ
うに構成されている。図3はレーダーユニット12aの
構成を示しているが、他のレーダーユニット12b乃至
12dも同様に構成される。
より制御され、所定の形式のタグ信号を出力する。そし
て、タグ信号付加回路16からのタグ信号は各トランス
ポンダー14a乃至14dに供給されている。各レーダ
ーユニット12a乃至12dは、例えば、図3に示すよ
うに構成されている。図3はレーダーユニット12aの
構成を示しているが、他のレーダーユニット12b乃至
12dも同様に構成される。
【0027】図3において、レーダーユニット12a
は、レーダー送信機121a、レーダー受信機122a
及び信号処理ユニット123aを有している。レーダー
送信機121aはレーダー信号(例えば、レーザ、ミリ
波等)を発信する。レーダー受信機122aはレーダー
送信機121aから発信されたレーダー信号の反射信号
を受信する。信号処理ユニット123aは、レーダー送
信機121aから送信されるレーダー信号の送信タイミ
ングとレーダー受信機122aによる反射信号の受信タ
イミングに基づいて、当該レーダーユニット12aが設
置された走行レーンLaを交差点に近づく車両100a
の車速Va、加速度(減速度を含む概念)Ga及び交差
点の進入位置までの距離(図1参照)Daを演算する。
そして、これら演算された車速Va、加速度Ga及び距
離Daは、測定データとして信号処理ユニット123a
から制御装置10に提供される。
は、レーダー送信機121a、レーダー受信機122a
及び信号処理ユニット123aを有している。レーダー
送信機121aはレーダー信号(例えば、レーザ、ミリ
波等)を発信する。レーダー受信機122aはレーダー
送信機121aから発信されたレーダー信号の反射信号
を受信する。信号処理ユニット123aは、レーダー送
信機121aから送信されるレーダー信号の送信タイミ
ングとレーダー受信機122aによる反射信号の受信タ
イミングに基づいて、当該レーダーユニット12aが設
置された走行レーンLaを交差点に近づく車両100a
の車速Va、加速度(減速度を含む概念)Ga及び交差
点の進入位置までの距離(図1参照)Daを演算する。
そして、これら演算された車速Va、加速度Ga及び距
離Daは、測定データとして信号処理ユニット123a
から制御装置10に提供される。
【0028】各トランスポンダー14a乃至14dは、
例えば、図4に示すように構成されている。図4はラン
スポンダー14aの構成を示しているが、他のランスポ
ンダー14b乃至14dも同様に構成される。図4にお
いて、ランスポンダー14aは、受信機141a、送信
機142a、増幅器143a及びスイッチユニット14
4aを有している。受信機141aは外部からのレーダ
ー信号を受信する。この受信機141aは、スイッチユ
ニット144a及び増幅器143aを介して送信機14
2aに接続されている。スイッチユニット144aは、
制御装置10からの切換え制御信号に基づいてオン、オ
フされる。スイッチユニット144aがオン状態である
ときに、受信機141aにて受信された信号がスイッチ
ユニット144a及び増幅器143aを介して送信機1
42aに供給される。前述したタグ信号付加回路16か
らのタグ信号が増幅器143aに入力しており、上記受
信機141aからの受信信号にタグ信号が重畳される。
送信機142aは、受信機141aからの受信信号にタ
グ信号が重畳された信号を発信する。
例えば、図4に示すように構成されている。図4はラン
スポンダー14aの構成を示しているが、他のランスポ
ンダー14b乃至14dも同様に構成される。図4にお
いて、ランスポンダー14aは、受信機141a、送信
機142a、増幅器143a及びスイッチユニット14
4aを有している。受信機141aは外部からのレーダ
ー信号を受信する。この受信機141aは、スイッチユ
ニット144a及び増幅器143aを介して送信機14
2aに接続されている。スイッチユニット144aは、
制御装置10からの切換え制御信号に基づいてオン、オ
フされる。スイッチユニット144aがオン状態である
ときに、受信機141aにて受信された信号がスイッチ
ユニット144a及び増幅器143aを介して送信機1
42aに供給される。前述したタグ信号付加回路16か
らのタグ信号が増幅器143aに入力しており、上記受
信機141aからの受信信号にタグ信号が重畳される。
送信機142aは、受信機141aからの受信信号にタ
グ信号が重畳された信号を発信する。
【0029】上述した各レーダーユニット12a乃至1
2d及び各トランスポンダー14a乃至14dは、例え
ば、図5及び図6に示すように交差点内に設置される。
図5において、走行レーンLaと走行レーンLbとの交
差領域に、格納ブロック400abが設置されている。
この格納ブロック400abには、走行レーンLa、L
bの車両100a、100bに対して備えるべきレーダ
ーユニット12a、12b及びトランスポンダー14
a、14bが格納されている。また、走行レーンLcと
走行レーンLdとの交差領域に、格納ブロック400c
dが設置されている。この格納ブロック400abに
は、走行レーンLc、Ldの車両100c、100dに
対して備えるべきレーダーユニット12c、12d及び
トランスポンダー14c、14dが格納されている。
2d及び各トランスポンダー14a乃至14dは、例え
ば、図5及び図6に示すように交差点内に設置される。
図5において、走行レーンLaと走行レーンLbとの交
差領域に、格納ブロック400abが設置されている。
この格納ブロック400abには、走行レーンLa、L
bの車両100a、100bに対して備えるべきレーダ
ーユニット12a、12b及びトランスポンダー14
a、14bが格納されている。また、走行レーンLcと
走行レーンLdとの交差領域に、格納ブロック400c
dが設置されている。この格納ブロック400abに
は、走行レーンLc、Ldの車両100c、100dに
対して備えるべきレーダーユニット12c、12d及び
トランスポンダー14c、14dが格納されている。
【0030】上記各格納ブロック400ab及び400
cdは、例えば、図6に示すような構造となり、道路に
設置されている。なお、図6は格納ブロック400ab
の構造を示しているが、他方の格納ブロック400cd
も、同様の構造となって道路上に設置されている。図6
において、格納ブロック400abは、道路R上に突出
する突出ブロック部41と道路R内に埋設される埋設ブ
ロック部42が一体となった構造を有している(例え
ば、アルミニウム等の金属製)。突出ブロック部41
は、側面が傾斜して断面略台形となって車両の走行の妨
げにならないようになっている。突出ブロック41の4
つの傾斜した側面のうち走行レーンLaを交差点に向か
う車両100aに対向する面には透明体(強化プラスチ
ック等)で形成さた窓41aが設けられている。また、
図示されていないが、走行レーンLbを交差点に向かう
車両100bに対向する面にも同様の構造の窓が設けら
れている。
cdは、例えば、図6に示すような構造となり、道路に
設置されている。なお、図6は格納ブロック400ab
の構造を示しているが、他方の格納ブロック400cd
も、同様の構造となって道路上に設置されている。図6
において、格納ブロック400abは、道路R上に突出
する突出ブロック部41と道路R内に埋設される埋設ブ
ロック部42が一体となった構造を有している(例え
ば、アルミニウム等の金属製)。突出ブロック部41
は、側面が傾斜して断面略台形となって車両の走行の妨
げにならないようになっている。突出ブロック41の4
つの傾斜した側面のうち走行レーンLaを交差点に向か
う車両100aに対向する面には透明体(強化プラスチ
ック等)で形成さた窓41aが設けられている。また、
図示されていないが、走行レーンLbを交差点に向かう
車両100bに対向する面にも同様の構造の窓が設けら
れている。
【0031】突出ブロック部41には、レーダーユニッ
ト12aのレーダー送信機121a及びレーダー受信機
122a(図3参照)、及びトランスポンダー14a
(図示されず)の受信機141a及び送信機142a
(図4参照)が窓41aに対向するように格納されてい
る。このような構造により、レーダー送信機121aか
らのレーダー信号が窓41aを介して走行レーンLaを
交差点に向かう車両100aに向けて発信でき、また、
そのレーダー信号の当該車両での反射信号を窓41aを
介してレーダー受信機122aが受信できるようになっ
ている。また、トランスポンダー14aの受信機141
aが窓41aを介して外部からの信号の受信できると共
に、その受信信号に基づいて送信機142aから発信さ
れる返送信号を窓41aを介して走行レーンLaを交差
点に向かう車両100aに向けて発信できるようになっ
ている。
ト12aのレーダー送信機121a及びレーダー受信機
122a(図3参照)、及びトランスポンダー14a
(図示されず)の受信機141a及び送信機142a
(図4参照)が窓41aに対向するように格納されてい
る。このような構造により、レーダー送信機121aか
らのレーダー信号が窓41aを介して走行レーンLaを
交差点に向かう車両100aに向けて発信でき、また、
そのレーダー信号の当該車両での反射信号を窓41aを
介してレーダー受信機122aが受信できるようになっ
ている。また、トランスポンダー14aの受信機141
aが窓41aを介して外部からの信号の受信できると共
に、その受信信号に基づいて送信機142aから発信さ
れる返送信号を窓41aを介して走行レーンLaを交差
点に向かう車両100aに向けて発信できるようになっ
ている。
【0032】更に、突出ブロック部41には、レーダー
ユニット12bのレーダー送信機及びレーダー受信機、
及びトランスポンダー14bの受信機及び送信機が他方
の窓に対向するように格納されている。このような構造
により、上記と同様に、レーダー送信機からのレーダー
信号が当該窓を介して走行レーンLbを交差点に向かう
車両100bに向けて発信でき、また、そのレーダー信
号の当該車両での反射信号を窓を介してレーダー受信機
が受信できるようになっている。また、トランスポンダ
ー14bの受信機が当該窓を介して外部からの信号の受
信できると共に、その受信信号に基づいてトランスポン
ダー14bの送信機から発信される返送信号を当該窓を
介して走行レーンLbを交差点に向かう車両100bに
向けて発信できるようになっている。
ユニット12bのレーダー送信機及びレーダー受信機、
及びトランスポンダー14bの受信機及び送信機が他方
の窓に対向するように格納されている。このような構造
により、上記と同様に、レーダー送信機からのレーダー
信号が当該窓を介して走行レーンLbを交差点に向かう
車両100bに向けて発信でき、また、そのレーダー信
号の当該車両での反射信号を窓を介してレーダー受信機
が受信できるようになっている。また、トランスポンダ
ー14bの受信機が当該窓を介して外部からの信号の受
信できると共に、その受信信号に基づいてトランスポン
ダー14bの送信機から発信される返送信号を当該窓を
介して走行レーンLbを交差点に向かう車両100bに
向けて発信できるようになっている。
【0033】上記格納ブロック400abの埋設ブロッ
ク部42には、各レーダーユニット12a及び12bの
信号処理処理ユニット(123a)及び各トランスポン
ダー14a及び14bの増幅器(143a)及びスイッ
チユニット(144a)を格納したケース体45が格納
されている。上述したようなシステムが設置された交差
点(図1参照)を通過する車両は、例えば、図7に示す
システムを搭載していることが好ましい。
ク部42には、各レーダーユニット12a及び12bの
信号処理処理ユニット(123a)及び各トランスポン
ダー14a及び14bの増幅器(143a)及びスイッ
チユニット(144a)を格納したケース体45が格納
されている。上述したようなシステムが設置された交差
点(図1参照)を通過する車両は、例えば、図7に示す
システムを搭載していることが好ましい。
【0034】図7において、このシステムは、発振ユニ
ット101、送信機102、送信アンテナ103、受信
アンテナ104、受信機105、検出ユニット106、
タグ検出ユニット107、処理ユニット108、警報ユ
ニット109及びACC制御ユニット120を有してい
る。この送信系(発振ユニット101、送信機102、
送信アンテナ103)及び受信系(受信アンテナ10
4、受信機105及び検出ユニット106)で構成され
る車載レーダーシステムは、例えば、FMCWレーダー
システムである。
ット101、送信機102、送信アンテナ103、受信
アンテナ104、受信機105、検出ユニット106、
タグ検出ユニット107、処理ユニット108、警報ユ
ニット109及びACC制御ユニット120を有してい
る。この送信系(発振ユニット101、送信機102、
送信アンテナ103)及び受信系(受信アンテナ10
4、受信機105及び検出ユニット106)で構成され
る車載レーダーシステムは、例えば、FMCWレーダー
システムである。
【0035】発振ユニット101は所定の範囲内の周波
数信号を発振する。発振ユニット101にて発振された
信号がレーダー信号として送信機102から送信アンテ
ナ103を介して車両前方に送信される。検出ユニット
106は、受信アンテナ104を介して受信機105に
て受信された信号と送信されたレーダー信号とを比較
し、その受信信号が、レーダー信号が車両前方の物体で
反射された反射信号であるか否かを判定する。また、タ
グ検出ユニット107は、受信機105にて受信された
信号に、上述したタグ信号が重畳されているか否かを判
定する。
数信号を発振する。発振ユニット101にて発振された
信号がレーダー信号として送信機102から送信アンテ
ナ103を介して車両前方に送信される。検出ユニット
106は、受信アンテナ104を介して受信機105に
て受信された信号と送信されたレーダー信号とを比較
し、その受信信号が、レーダー信号が車両前方の物体で
反射された反射信号であるか否かを判定する。また、タ
グ検出ユニット107は、受信機105にて受信された
信号に、上述したタグ信号が重畳されているか否かを判
定する。
【0036】処理ユニット108は、発振ユニット10
1の発振制御を行なうと共に、検出ユニット106及び
タグ検出ユニット107での判定結果に基づいて、警報
ユニット109及びACC(車両走行制御:Adaptive C
rouse Control )ユニット120に対して制御信号を提
供する。受信信号が発信されたレーダー信号の反射信号
であると検出ユニット106が判定し、かつ、その受信
信号(反射信号)にタグ信号がふくまれるとタグ検出ユ
ニット107が判定した場合、処理ユニット108は、
警報ユニット109に対して警報出力の制御信号を供給
する。また、受信信号が発信されたレーダー信号の反射
信号であると検出ユニット106が判定し、かつ、その
受信信号(反射信号)にタグ信号が含まれないとタグ検
出ユニット107が判定した場合、処理ユニット108
は、ACCユニット120に対してレーダー信号と反射
信号とにもとづいて演算される前方車両との距離にもと
づいた走行制御信号を提供する。更に、受信信号が発信
されたレーダー信号の反射信号ではないと検出ユニット
106が判定した場合、処理ユニット108から警報ユ
ニット109及びACCユニット120に対して制御信
号は供給されない(警報、ACCは行なわれない)。
1の発振制御を行なうと共に、検出ユニット106及び
タグ検出ユニット107での判定結果に基づいて、警報
ユニット109及びACC(車両走行制御:Adaptive C
rouse Control )ユニット120に対して制御信号を提
供する。受信信号が発信されたレーダー信号の反射信号
であると検出ユニット106が判定し、かつ、その受信
信号(反射信号)にタグ信号がふくまれるとタグ検出ユ
ニット107が判定した場合、処理ユニット108は、
警報ユニット109に対して警報出力の制御信号を供給
する。また、受信信号が発信されたレーダー信号の反射
信号であると検出ユニット106が判定し、かつ、その
受信信号(反射信号)にタグ信号が含まれないとタグ検
出ユニット107が判定した場合、処理ユニット108
は、ACCユニット120に対してレーダー信号と反射
信号とにもとづいて演算される前方車両との距離にもと
づいた走行制御信号を提供する。更に、受信信号が発信
されたレーダー信号の反射信号ではないと検出ユニット
106が判定した場合、処理ユニット108から警報ユ
ニット109及びACCユニット120に対して制御信
号は供給されない(警報、ACCは行なわれない)。
【0037】前述した路上設置機200に格納された制
御装置10は、例えば、図8に示す手順に従って処理を
実行する。図8に示す手順は、走行レーンAを走行する
車両100aを監視するための処理であるが、同様の手
順に従って、各走行レーンB、C、Dを走行する車両1
00b、100c、100dを監視する処理も並列的に
実行される。
御装置10は、例えば、図8に示す手順に従って処理を
実行する。図8に示す手順は、走行レーンAを走行する
車両100aを監視するための処理であるが、同様の手
順に従って、各走行レーンB、C、Dを走行する車両1
00b、100c、100dを監視する処理も並列的に
実行される。
【0038】図8において、制御装置10は、常時レー
ダーユニット12aからの信号に基づいて走行レーンL
aを交差点に近づく車両100aが有るか否かを判定し
ている(S1)。制御装置10は、同様に、各レーダー
ユニット12b、12c、12dからの信号に基づいて
各走行レーンLb、Lc、Ldを交差点に近づく車両1
00b、100c、100dが存在するか否かを判定し
ている。
ダーユニット12aからの信号に基づいて走行レーンL
aを交差点に近づく車両100aが有るか否かを判定し
ている(S1)。制御装置10は、同様に、各レーダー
ユニット12b、12c、12dからの信号に基づいて
各走行レーンLb、Lc、Ldを交差点に近づく車両1
00b、100c、100dが存在するか否かを判定し
ている。
【0039】この状態において、走行レーンLaを交差
点に近づく車両100aが存在すると判定されると、レ
ーダーユニット12aから提供される当該車両100a
の車速Va、加速度(減速度)Ga及び交差点進入位置
までの距離Daの各測定データが取得される(S2)。
更に、この測定データに基づいて車両100aの交差点
に達するまでの時間TDaが演算される(S3)。この時
間TDaは、例えば、次のような方程式を解くことによっ
て演算される。
点に近づく車両100aが存在すると判定されると、レ
ーダーユニット12aから提供される当該車両100a
の車速Va、加速度(減速度)Ga及び交差点進入位置
までの距離Daの各測定データが取得される(S2)。
更に、この測定データに基づいて車両100aの交差点
に達するまでの時間TDaが演算される(S3)。この時
間TDaは、例えば、次のような方程式を解くことによっ
て演算される。
【0040】 Da=(1/2)Gb・(TDa)2+Vb・TDa そして、この演算された時間TDa以内で交差点手前で停
止てきるか否かが判定される(S4)。この判定は、比
較的急激に停車する場合(例えば、0.3Gの減速度)
を想定し、その状態で停車した場合に、時間TDa経過後
に車両の位置が交差点内に有るか否かの判定によって行
なわれる。即ち、次のような不等式が成立するか否かが
判定される。
止てきるか否かが判定される(S4)。この判定は、比
較的急激に停車する場合(例えば、0.3Gの減速度)
を想定し、その状態で停車した場合に、時間TDa経過後
に車両の位置が交差点内に有るか否かの判定によって行
なわれる。即ち、次のような不等式が成立するか否かが
判定される。
【0041】 Da≧−1/2・0.3G(TDa)2+Va・TDa ここで、上記演算された時間TDaで車両100aが交差
点の手前で停車できると判定された場合(上記不等式が
成立すると判定された場合)、処理はステップS1に戻
り、上述した各ステップS1、S2、S3、S4での処
理が繰り返し行なわれる。
点の手前で停車できると判定された場合(上記不等式が
成立すると判定された場合)、処理はステップS1に戻
り、上述した各ステップS1、S2、S3、S4での処
理が繰り返し行なわれる。
【0042】一方、上記演算された時間TDaで車両10
0aが交差点の手前で停車できないと判定された場合
(上記不等式が成立しない場合)、更に、制御装置10
は、信号制御装置20における各交通信号機300a乃
至300dの切換え信号に基づいて、走行レーンLaの
交差点での交通信号300aが赤信号(走行禁止)であ
るか否かを判定する(S5)。ここで、赤信号でない
(緑信号)と判定された場合、走行レーンLaを交差点
に近づく車両100aは、本来、当該交差点を通過でき
る車両であるので、更に、横方向からの他の車両が有る
か否かが判定される。即ち、前述したように、当該走行
レーンLaと同様に、この走行レーンLaと交差する各
走行レーンLb、Ldを交差点に近づく車両100b、
100dが存在するか否かの判定が行なわれており(ス
テップS1に対応)、制御装置10は、その判定結果を
取得する。
0aが交差点の手前で停車できないと判定された場合
(上記不等式が成立しない場合)、更に、制御装置10
は、信号制御装置20における各交通信号機300a乃
至300dの切換え信号に基づいて、走行レーンLaの
交差点での交通信号300aが赤信号(走行禁止)であ
るか否かを判定する(S5)。ここで、赤信号でない
(緑信号)と判定された場合、走行レーンLaを交差点
に近づく車両100aは、本来、当該交差点を通過でき
る車両であるので、更に、横方向からの他の車両が有る
か否かが判定される。即ち、前述したように、当該走行
レーンLaと同様に、この走行レーンLaと交差する各
走行レーンLb、Ldを交差点に近づく車両100b、
100dが存在するか否かの判定が行なわれており(ス
テップS1に対応)、制御装置10は、その判定結果を
取得する。
【0043】ここで、走行レーンLb、Ldの何れかを
交差点に向かう車両100bまたは100dが存在する
と判定されると、制御装置10は、基準時間Tgap を演
算する(S7)。この基準時間Tgap は、例えば、次の
ような方程式を解くことによって得られる。 L+C=1/2・Ga・(Tgap )2+Vao・Tgap L:車両100aが交差点にて横切る道路の幅 C:車両100aの長さ Vao:車両100aが交差点に進入する際の予測速度 即ち、時間Tgap は、車両100aが交差点に進入して
から完全に抜け出すまでの時間である。
交差点に向かう車両100bまたは100dが存在する
と判定されると、制御装置10は、基準時間Tgap を演
算する(S7)。この基準時間Tgap は、例えば、次の
ような方程式を解くことによって得られる。 L+C=1/2・Ga・(Tgap )2+Vao・Tgap L:車両100aが交差点にて横切る道路の幅 C:車両100aの長さ Vao:車両100aが交差点に進入する際の予測速度 即ち、時間Tgap は、車両100aが交差点に進入して
から完全に抜け出すまでの時間である。
【0044】その後、制御装置10は、更に、車両10
0aと同様に、走行レーンLbまたはLdを走行する車
両100bまたは100dが交差点に達するまでの時間
として演算さている時間TDbまたはTDdを取得する(S
8)。そして、上記車両100aが交差点に達するまで
の時間TDaと車両100bまたは車両100dが交差点
に達するまでの時間TDbまたはTDdとの差が上記時間T
gap より小さいか否か(|TDa−TDb|<Tgap または
|TDa−TDd|<Tgap が成立するか否か)が判定され
る(S9)。
0aと同様に、走行レーンLbまたはLdを走行する車
両100bまたは100dが交差点に達するまでの時間
として演算さている時間TDbまたはTDdを取得する(S
8)。そして、上記車両100aが交差点に達するまで
の時間TDaと車両100bまたは車両100dが交差点
に達するまでの時間TDbまたはTDdとの差が上記時間T
gap より小さいか否か(|TDa−TDb|<Tgap または
|TDa−TDd|<Tgap が成立するか否か)が判定され
る(S9)。
【0045】上記差が時間Tgap より小さいということ
は(|TDa−TDb|<Tgap または|TDa−TDd|<T
gap )、横方向から車両100bまたは100dが交差
点に進入した時点で、車両100aがまだ交差点を通過
していないということ意味する。従って、上記差が時間
Tgap より小さい場合は、警報すべきであるとして、制
御装置10は、トランスポンダー14aのスイッチユニ
ット144a(図4参照)をオン状態にする(S1
0)。そして、走行レーンLaを交差点に近づく車両1
00aが当該交差点に達すると予測される時間TDaの経
過後に、処理は最初のステップに戻る。
は(|TDa−TDb|<Tgap または|TDa−TDd|<T
gap )、横方向から車両100bまたは100dが交差
点に進入した時点で、車両100aがまだ交差点を通過
していないということ意味する。従って、上記差が時間
Tgap より小さい場合は、警報すべきであるとして、制
御装置10は、トランスポンダー14aのスイッチユニ
ット144a(図4参照)をオン状態にする(S1
0)。そして、走行レーンLaを交差点に近づく車両1
00aが当該交差点に達すると予測される時間TDaの経
過後に、処理は最初のステップに戻る。
【0046】上記のようにトランスポンダー14aのス
イッチユニット144aがオン状態にされた(トランス
ポンダー14bが有効)状態において、走行レーンLa
を交差点に近づく車両100aが図7に示すようなシス
テムを搭載している場合、当該交差点警報システムは次
のように動作する。送信機102から送信アンテナ10
3を介して車両100bの前方に発信されたレーダー信
号は、交差点に設けられた(図5参照)トランスポンダ
ー14aの受信機141a(図4参照)で受信される。
そして、そのレーダー信号は、オン状態となるスイッチ
ユニット144a及び増幅器143aを介して送信機1
42aに供給される。このとき、タグ信号付加回路16
からのタグ信号が増幅器143aに供給されており、送
信機142aは、タグ信号が重畳された受信レーダー信
号を擬似的な反射信号として車両100aに対して返送
する。すると、この擬似的な反射信号が車両100aの
受信機105に受信アンテナ104を介して受信され
る。受信機105での受信信号と送信機102から送信
されるレーダー信号とが比較され、検出ユニット106
が当該受信信号が送信したレーダー信号の反射信号であ
ると判定する。
イッチユニット144aがオン状態にされた(トランス
ポンダー14bが有効)状態において、走行レーンLa
を交差点に近づく車両100aが図7に示すようなシス
テムを搭載している場合、当該交差点警報システムは次
のように動作する。送信機102から送信アンテナ10
3を介して車両100bの前方に発信されたレーダー信
号は、交差点に設けられた(図5参照)トランスポンダ
ー14aの受信機141a(図4参照)で受信される。
そして、そのレーダー信号は、オン状態となるスイッチ
ユニット144a及び増幅器143aを介して送信機1
42aに供給される。このとき、タグ信号付加回路16
からのタグ信号が増幅器143aに供給されており、送
信機142aは、タグ信号が重畳された受信レーダー信
号を擬似的な反射信号として車両100aに対して返送
する。すると、この擬似的な反射信号が車両100aの
受信機105に受信アンテナ104を介して受信され
る。受信機105での受信信号と送信機102から送信
されるレーダー信号とが比較され、検出ユニット106
が当該受信信号が送信したレーダー信号の反射信号であ
ると判定する。
【0047】このとき、この車両100aに搭載された
システムは、図9に示すように、上記のよな擬似的な反
射信号に基づいて、車両100aの前方に物体が存在す
ると認識する。この物体は、トランスポンダー14aに
よって生成される擬似的な反射信号にて認識される擬似
的な物体である。更に、タグ検出ユニット107は、受
信機105にて受信された信号にタグ信号が重畳されて
いることを判定する。上記検出ユニット106及びタグ
検出ユニット107での判定結果に基づいて、処理ユニ
ット108は、警報ユニット109に対して警報出力の
制御信号を供給する。その結果、警報ユニット109は
警報(音、表示、シート等の振動)を発し、当該車両1
00aの運転者に対して注意を喚起する。
システムは、図9に示すように、上記のよな擬似的な反
射信号に基づいて、車両100aの前方に物体が存在す
ると認識する。この物体は、トランスポンダー14aに
よって生成される擬似的な反射信号にて認識される擬似
的な物体である。更に、タグ検出ユニット107は、受
信機105にて受信された信号にタグ信号が重畳されて
いることを判定する。上記検出ユニット106及びタグ
検出ユニット107での判定結果に基づいて、処理ユニ
ット108は、警報ユニット109に対して警報出力の
制御信号を供給する。その結果、警報ユニット109は
警報(音、表示、シート等の振動)を発し、当該車両1
00aの運転者に対して注意を喚起する。
【0048】この警報により注意を喚起された車両10
0aの運転者は、前方の交差点の状況を目視により認識
すると共に、横方向からの車両が交差点に近づいている
ことを認識しながら運転操作を行なうことができる。図
1に示す路上設置機200に格納された制御装置10で
の処理において、素行レーンLaを交差点に近づく車両
100aの走行状態が、時間TDa以内に交差点の手前で
停止できないと判断され(S4において、NO)、か
つ、走行レーンLaの交通信号機300aが赤信号の場
合(S5において、YES)、横方向から交差点に近づ
く車両の有無にかかわらず、トランスポンダー14aの
スイッチユニット144aがオン状態に切換えられる
(S10)。その結果、車両100aが図7にしめすよ
うなシステムを搭載している場合、上記と同様の動作に
より、警報ユニット109から警報が発せられる。この
警報により、運転者は目視にて交差点の交通信号機30
0aが赤信号であることに気がつき、緊急停車のための
制動操作を行なうことができる。
0aの運転者は、前方の交差点の状況を目視により認識
すると共に、横方向からの車両が交差点に近づいている
ことを認識しながら運転操作を行なうことができる。図
1に示す路上設置機200に格納された制御装置10で
の処理において、素行レーンLaを交差点に近づく車両
100aの走行状態が、時間TDa以内に交差点の手前で
停止できないと判断され(S4において、NO)、か
つ、走行レーンLaの交通信号機300aが赤信号の場
合(S5において、YES)、横方向から交差点に近づ
く車両の有無にかかわらず、トランスポンダー14aの
スイッチユニット144aがオン状態に切換えられる
(S10)。その結果、車両100aが図7にしめすよ
うなシステムを搭載している場合、上記と同様の動作に
より、警報ユニット109から警報が発せられる。この
警報により、運転者は目視にて交差点の交通信号機30
0aが赤信号であることに気がつき、緊急停車のための
制動操作を行なうことができる。
【0049】上記のような交差点警報システムによれ
ば、図7に示すように、車両に搭載される発振ユニット
101、送信機102、送信アンテナ103、受信アン
テナ103、受信機105、検出ユニット106は、A
CC(車両走行制御)と共用することができ、部品点数
及びコストの増加を最小限にして、更に車両のインテリ
ジェンス化が可能となる。
ば、図7に示すように、車両に搭載される発振ユニット
101、送信機102、送信アンテナ103、受信アン
テナ103、受信機105、検出ユニット106は、A
CC(車両走行制御)と共用することができ、部品点数
及びコストの増加を最小限にして、更に車両のインテリ
ジェンス化が可能となる。
【0050】また、上記発振ユニット101、送信機1
02、送信アンテナ103、受信アンテナ104、受信
機105、検出ユニット106、処理ユニット108及
び警報ユニット109は、車両前方の障害物を検出する
ための障害物検出システムとしても用いることができ
る。なお、上記システムでは、各レーダーユニット12
a乃至12d及びトランスポンダー14a乃至14d
は、図5、図6に示すような道路に設置する格納ブロッ
ク400ab、400cdに格納しているが、このよう
な構造に限定されない。例えば、交差点の上に吊り下げ
設置された交通信号機に各レーダーユニット12a乃至
12d及びトランスポンダー14a乃至14dを取り付
けることも可能である。
02、送信アンテナ103、受信アンテナ104、受信
機105、検出ユニット106、処理ユニット108及
び警報ユニット109は、車両前方の障害物を検出する
ための障害物検出システムとしても用いることができ
る。なお、上記システムでは、各レーダーユニット12
a乃至12d及びトランスポンダー14a乃至14d
は、図5、図6に示すような道路に設置する格納ブロッ
ク400ab、400cdに格納しているが、このよう
な構造に限定されない。例えば、交差点の上に吊り下げ
設置された交通信号機に各レーダーユニット12a乃至
12d及びトランスポンダー14a乃至14dを取り付
けることも可能である。
【0051】また、なお、上記システムでは、上記路上
設置機200に格納されるタグ信号付加回路16及び車
両に搭載されたシステムのタグ検出ユニット107を用
いなくてもよい。そのようなシステムでは、例えば、横
方向から交差点近づく他の車両を検出した場合、ACC
システムまたは障害物検出システムが有効にされると共
に、警報も発せられる。
設置機200に格納されるタグ信号付加回路16及び車
両に搭載されたシステムのタグ検出ユニット107を用
いなくてもよい。そのようなシステムでは、例えば、横
方向から交差点近づく他の車両を検出した場合、ACC
システムまたは障害物検出システムが有効にされると共
に、警報も発せられる。
【0052】上述したシステムにおいて、図7に示す検
出ユニット106が本願発明の反射信号検出手段に対応
し、図7に示す処理ユニット108及び警報ユニット1
09が本願発明の警報手段に対応する。また、各トラン
スポンダー14a乃至14dが本願発明の擬似反射信号
返送ユニットに対応し、各レーダーユニット12a乃至
12d及び図8に示すステップS1、S6での処理が本
願発明(請求項1)の車両監視ユニットに対応し、図8
に示すステップS10での処理が本願発明の制御手段に
対応する。
出ユニット106が本願発明の反射信号検出手段に対応
し、図7に示す処理ユニット108及び警報ユニット1
09が本願発明の警報手段に対応する。また、各トラン
スポンダー14a乃至14dが本願発明の擬似反射信号
返送ユニットに対応し、各レーダーユニット12a乃至
12d及び図8に示すステップS1、S6での処理が本
願発明(請求項1)の車両監視ユニットに対応し、図8
に示すステップS10での処理が本願発明の制御手段に
対応する。
【0053】更に、図8に示すステップS2、S3及び
S8での処理が本願発明の走行状態検出手段に対応し、
図8に示すステップS4、S7、S9での処理が本願発
明(請求項2)の警報判定手段に対応する。また、図2
に示すタグ信号付加回路16が本願発明の情報付加手段
に対応すし、図7に示すタグ検出ユニット107が本願
発明の付加情報判定手段(ユニット)に対応する。
S8での処理が本願発明の走行状態検出手段に対応し、
図8に示すステップS4、S7、S9での処理が本願発
明(請求項2)の警報判定手段に対応する。また、図2
に示すタグ信号付加回路16が本願発明の情報付加手段
に対応すし、図7に示すタグ検出ユニット107が本願
発明の付加情報判定手段(ユニット)に対応する。
【0054】また更に、各レーダーユニット12a乃至
12d及び図8に示すS1、S2、S3での処理が本願
発明(請求項5)の車両監視ユニットに対応し、図2に
示す制御装置10が本願発明の信号状態検出手段に対応
し、図8に示すステップS4及びS5での処理が警報判
定手段(請求項5)に対応する。
12d及び図8に示すS1、S2、S3での処理が本願
発明(請求項5)の車両監視ユニットに対応し、図2に
示す制御装置10が本願発明の信号状態検出手段に対応
し、図8に示すステップS4及びS5での処理が警報判
定手段(請求項5)に対応する。
【0055】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明によ
れば、車両から発信されたレーダー信号の擬似的な反射
信号を当該車両に返送することによって交差点に近づく
他の車両の存在または交通信号の信号状態に対する当該
車両の走行状態が適切でないことを当該車両に知らせる
ようにしたため、レーダー信号の反射信号に基づいて前
方の物体を監視するシステムとその送受信系を共用でき
るようになる。その結果、部品点数及びコストの増加を
最小限にして、車両の更なるインテリジェンス化が可能
となる。
れば、車両から発信されたレーダー信号の擬似的な反射
信号を当該車両に返送することによって交差点に近づく
他の車両の存在または交通信号の信号状態に対する当該
車両の走行状態が適切でないことを当該車両に知らせる
ようにしたため、レーダー信号の反射信号に基づいて前
方の物体を監視するシステムとその送受信系を共用でき
るようになる。その結果、部品点数及びコストの増加を
最小限にして、車両の更なるインテリジェンス化が可能
となる。
【図1】本発明の実施の一態様に係る交差点警報システ
ムが提供される交差点の状況例を示す図である。
ムが提供される交差点の状況例を示す図である。
【図2】路上に設置すべきシステムの構成例を示す図で
ある。
ある。
【図3】交差点に設置すべき各レーダーユニットの構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図4】交差点に設置すべき各トランスポンダーの構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図5】各レーダーユニット及び各トランスポンダーの
交差点内での設置例を示すずである。
交差点内での設置例を示すずである。
【図6】図5に示す格納ブロックの構造例を示す断面図
である。
である。
【図7】車両に搭載するシステムの構成例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図8】制御装置の処理の手順を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図9】交差する走行レーンを各車両が交差点に近づく
状態の例を示す図である。
状態の例を示す図である。
10 制御装置 12a乃至12d レーダーユニット 14a乃至14d トランスポンダー 16 タグ信号付加回路 20 信号制御装置 100a乃至100d 車両 101 発振ユニット 102 送信機 103 送信アンテナ 104 受信アンテナ 105 受信機 106 検出ユニット 107 タグ検出ユニット 108 処理ユニット 109 警報ユニット 120 ACCユニット 200 路上設置機 300a乃至300d 交通信号機 400ab、400cd 格納ブロック
Claims (8)
- 【請求項1】車両側システムと道路側システムとを有
し、該車両側システムは、 レーダー信号を車両前方に発信する送信ユニットと、 車両前方からの無線信号を受信する受信ユニットと、 受信ユニットにて受信された信号が上記送信ユニットか
らのレーダー信号の反射信号であるか否かを判定する反
射信号判定手段と、 上記反射信号判定手段が受信ユニットにて受信された信
号が上記レーダー信号の反射信号であると判定したとき
に、警報を発する警報手段とを備えると共に、該道路側
システムは、 交差点にて交差する各走行レーンに対して設けられ、各
走行レーンを交差点に向かう上記車両からのレーダー信
号を受信して当該車両に対して擬似的な反射信号を返送
する擬似反射信号返送ユニットと、 当該交差点にて交差する各走行レーンを監視して当該交
差点に近づく車両を検出する車両監視ユニットと、 車両監視ユニットが、互いに交差する走行レーンを当該
交差点に近づく車両を検出したときに、当該互いに交差
する走行レーンのうち少なくとも1つに対して設けられ
た擬似反射信号返送ユニットを有効にする制御手段とを
備えた交差点警報システム。 - 【請求項2】請求項1記載の交差点警報システムにおい
て、 上記制御手段は、当該交差点に近づく各車両の走行状態
を検出する走行状態検出手段と、該走行状態検出手段に
て検出された各車両の走行状態に基づいて警報すべきか
否かを判定する警報判定手段とを有し、この警報判定手
段が警報すべきであると判定したときに、当該擬似反射
信号返送ユニットを有効にするようにした交差点警報シ
ステム。 - 【請求項3】請求項1または2記載の交差点警報システ
ムにおいて、 上記擬似反射信号返送ユニットは、上記車両からのレー
ダー信号を受信する受信手段と、該受信手段に接続され
たときに受信手段にて受信されたレーダー信号を擬似的
な反射信号として当該車両に返送する送信手段と、受信
手段と送信手段の接続、切断の切換えを行なうスイッチ
手段とを有し、上記制御手段が、受信手段と送信手段と
を接続するようにスイッチ手段を制御するようにした交
差点警報システム。 - 【請求項4】請求項1乃至3いずか記載の交差点警報シ
ステムにおいて、 上記道路側システムは、擬似反射信号返送ユニットから
の擬似反射信号に所定の情報を付加する情報付加手段を
有すると共に、 上記車両側システムは、受信ユニットにて受信された信
号に対して上記所定の情報が含まれているか否かを判定
する付加情報判定ユニットを有し、該付加情報判定ユニ
ットが受信した信号に上記所定の情報が含まれていると
判定したときに、警報手段が警報を発するようにした交
差点警報システム。 - 【請求項5】車両側システムと道路側システムとを有
し、該車両側システムは、 レーダー信号を車両前方に発信する送信ユニットと、 車両前方からの無線信号を受信する受信ユニットと、 受信ユニットにて受信された信号が上記送信ユニットか
らのレーダー信号の反射信号であるか否かを判定する反
射信号判定手段と、 上記反射信号判定手段が受信ユニットにて受信された信
号が上記レーダー信号の反射信号であると判定したとき
に、警報を発する警報手段とを備えると共に、該道路側
システムは、 交差点の各走行レーンに対して設けられ、各走行レーン
を交差点に向かう上記車両からのレーダー信号を受信し
て当該車両に対して擬似的な反射信号を返送する擬似反
射信号返送ユニットと、 当該交差点の各走行レーンを監視して各走行レーンを当
該交差点に近づく各車両の走行状態を検出する車両監視
ユニットと、 当該交差点の走行レーンに対する少なくとも走行許容及
び走行禁止を表す交通信号の状態を検出する信号状態検
出手段と、 車両監視ユニットにて検出された車両の走行状態と信号
状態検出手段にて検出された当該車両の走行レーンの信
号状態に基づいて警報を発するべきか否かを判定する警
報判定手段と、 警報判定手段が警報を発するべきであると判定したとき
に上記擬似反射信号返送ユニットを有効にする制御手段
とを備えた交差点警報システム。 - 【請求項6】請求項5記載の交差点警報システムにおい
て、 上記擬似反射信号返送ユニットは、上記車両からのレー
ダー信号を受信する受信手段と、該受信手段に接続され
たときに受信手段にて受信されたレーダー信号を擬似的
な反射信号として当該車両に返送する送信手段と、受信
手段と送信手段の接続、切断の切換えを行なうスイッチ
手段とを有し、上記制御手段が、受信手段と送信手段と
を接続するようにスイッチ手段を制御するようにした交
差点警報システム。 - 【請求項7】請求項5または6記載の交差点警報システ
ムにおいて、 上記道路側システムは、擬似反射信号返送ユニットから
の擬似反射信号に所定の情報を付加する情報付加手段を
有すると共に、 上記車両側システムは、更に、受信ユニットにて受信さ
れた信号に対して上記所定の情報が含まれているか否か
を判定する付加情報判定ユニットを有し、該付加情報判
定ユニットが受信した信号に上記所定の情報が含まれて
いると判定したときに、警報手段が警報を発するように
した交差点警報システム。 - 【請求項8】車両の前方にレーダー信号を発信する送信
ユニットと、 車両前方からの無線信号を受信する受信ユニットと、 受信ユニットにて受信された信号が上記送信ユニットか
らのレーダー信号の反射信号であるか否かを判定する反
射信号判定手段と、 受信ユニットにて受信された信号に所定の情報が含まれ
ているか否かを判定する付加情報判定手段と、 上記反射信号判定手段が受信ユニットにて受信された信
号が上記レーダー信号の反射信号であると判定すると共
に、付加情報判定手段が受信信号に当該所定の情報が含
まれていると判定したときに、警報を発する警報手段と
を備えた車載交差点警報システム。
Priority Applications (4)
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