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JPH11308790A - ブラシレスdcモータ - Google Patents

ブラシレスdcモータ

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JPH11308790A
JPH11308790A JP11076498A JP11076498A JPH11308790A JP H11308790 A JPH11308790 A JP H11308790A JP 11076498 A JP11076498 A JP 11076498A JP 11076498 A JP11076498 A JP 11076498A JP H11308790 A JPH11308790 A JP H11308790A
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JP
Japan
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frame
stator core
brushless
motor
stator
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JP11076498A
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Inventor
Toshiaki Murakami
俊明 村上
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Shibaura Mechatronics Corp
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Shibaura Mechatronics Corp
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回り止め用の特別な部材を用いることなく、ス
テータコアの回り止め行うことができるとともに、磁路
断面積を十分に確保することができるブラシレスDCモ
ータを提供すること。 【解決手段】固定子30は、円筒状のフレーム31と、
その一方の長辺部側から延出した複数個のティース32
bを有する帯状のバックヨーク32aをティース相互間
に位置する折曲部32cにおいて折り曲げることで環状
に変形し、フレーム31内に収容されるステータコア3
2とを備え、フレーム31は、その内周側に少なくとも
1個の凹部31aが設けられ、ステータコア32は、折
曲部32cのバックヨーク32aの他方の長辺部側に
は、フレーム31の凹部31aと係合し周方向への移動
を規制する突起部33が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストレートコアを
折り曲げることで環状に変形して形成したステータコア
を用いたブラシレスDCモータに関し、特にステータコ
アのフレームへの固定を容易に行うことができ、かつ、
磁路面積を十分に確保することができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】図5の(a)は、帯状のバックヨークを
環状に変形させてステータコア12を形成したブラシレ
スDCモータ10の一例を示す断面図である。すなわ
ち、ブラシレスDCモータ10は、円筒状のフレーム1
1と、このフレーム11の内壁面に沿って形成されたス
テータコア12と、このステータコア12に対して同軸
的、かつ、回転自在に配置されたロータ13とを備えて
いる。
【0003】ステータコア12は、帯状のバックコア1
2aを備え、この一方の長辺側に延出した複数のティー
ス12bを備えている。ティース12b相互間には切り
込み12dが形成された折曲部12cが形成されてい
る。ティース12bにはコイル14が取り付けられてい
る。
【0004】ステータコア12は、図6に示すように板
材をプレス加工した打ち抜き部材(ストレートコア)1
5を複数枚積層し、折曲部12cにおいて折り曲げ、環
状に変形して形成されている。これにより切り込み12
dは閉じられる。また、バックコア12aの他方の長辺
側において折曲部12cに対応する部位12eはフレー
ム11に当接している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のステー
タコア12では、次のような問題があった。すなわち、
ステータコア12はフレーム11に対し、周方向への回
り止め用に平行ピン16等を用いる必要があった。
【0006】また、図5の(b)に示すように折曲部1
2cの部位12eがフレーム11に当接すると、切り込
み12dが開く方向に力が加わり、ギャップGが大きく
なる。このため、磁路損失が増大し、磁気抵抗が大きく
なるという問題があった。
【0007】さらに、折曲部12cでは、磁路断面積が
狭くなるため、磁気抵抗が大きくなるという問題があっ
た。これに対し、ステータコア12の外径を変えること
なく、磁路断面積を増やそうとすると、バックコア12
aを厚くする必要あるため、ティース12bの長さが短
くなる。このため、スロット有効断面積が小さくなり、
巻線を捲回するスペースが狭くなるといった問題があっ
た。
【0008】ここで、全磁束をΦ、起磁力をF、パーミ
アンスをPとしたとき、 Φ=F・P 〜(1) の関係に有り、パーミアンスPはモータ全体における磁
路の長さをL、磁路断面積をA、磁路の透磁率をμとし
たとき、 P=μ・A/L 〜(2) と示されるため、磁路断面積Aが大きいほどパーミアン
スPが大、すなわち磁気抵抗が小さくなり、全磁束Φが
大きくできる。
【0009】そこで本発明は、回り止め用の特別な部材
を用いることなく、ステータコアの回り止め行うことが
できるとともに、磁路断面積を十分に確保することがで
きるブラシレスDCモータを提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、互いに
同軸的に配置された固定子と回転子とを備えたブラシレ
スDCモータにおいて、上記固定子は、円筒状のフレー
ムと、その一方の長辺部側から延出した複数個のティー
スを有する帯状のバックヨークを上記ティース相互間に
位置する折曲部において折り曲げることで環状に変形
し、上記フレーム内に収容されるステータコアとを備
え、上記フレームは、その内周側に少なくとも1個の凹
部が設けられ、上記ステータコアは、上記折曲部の上記
バックヨークの他方の長辺部側に、上記フレームの凹部
と係合し周方向への移動を規制する突起部が形成されて
いることとした。
【0011】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記突起部の先端は上記フレ
ームとは離間している。上記手段を講じた結果、次のよ
うな作用が生じる。すなわち、請求項1に記載された発
明では、フレームの凹部とステータコアの突起部とが係
合することで、ステータコアの周方向への移動が規制さ
れる。このため、別部品を用いた回り止めが不要とな
る。また、折曲部における磁路断面積を十分に確保でき
るため、磁気抵抗が小さくなり、モータ効率を高めるこ
とができる。
【0012】請求項2に記載された発明は、突起部の先
端はフレームから離間しているので、フレームから突起
部が押圧されず、折曲部が開く方向への力がかからな
い。このため、折曲部における磁気抵抗の増加を防止す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
るブラシレスDCモータ20を示す縦断面図である。ブ
ラシレスDCモータ20は、互いに同軸的に配置された
固定子30と回転子40とを備えており、回転子40は
固定子30に対し回転自在に配置されている。固定子3
0は、円筒状のフレーム31と、このフレーム31の内
壁面に沿って形成されたステータコア32とを備えてい
る。
【0014】フレーム31の内周面には周方向に沿って
等間隔に9つの凹部31aが形成されている。ステータ
コア32は、帯状のバックコア32aを備え、この一方
の長辺側に延出した複数のティース32bを備えてい
る。ティース32b相互間には切り込み32dが形成さ
れた折曲部32cが形成されている。また、バックコア
32aの他方の長辺側において折曲部32cに対応する
位置には突起部33が形成されている。さらに、折曲部
32cのティース32bにはコイル34が取り付けられ
ている。
【0015】なお、ステータコア32は、図3に示すよ
うに引き抜き加工若しくはダイキャスト等で成形したス
トレートコア35を複数枚積層し、折曲部32cにおい
て折り曲げ、環状に変形して形成されている。これによ
り切り込み32dは閉じられ、突起部33がバックコア
32aから径方向外側へ突出する。この突起部33が上
述したフレーム31の凹部31aに係合するように位置
決めしてフレーム31内に挿入する。
【0016】突起部33は、その先端33aがフレーム
31に当接しないような寸法に設計されている。このた
め、突起部33の先端33aがフレーム31に当接する
ことで、切り込み32dが開き、磁気抵抗が増加するこ
とを防止することができる。
【0017】上述したように本実施の形態に係るブラシ
レスDCモータ20によれば、フレーム31の凹部31
aとステータコア32の突起部33とが係合すること
で、ステータコア32の周方向への移動が規制される。
このため、別部品を用いた回り止めが不要となる。ま
た、折曲部32cにおける磁路断面積を十分に確保でき
るため、磁気抵抗が小さくなり、モータ効率を高めるこ
とができる。
【0018】また、突起部33の先端33aはフレーム
31から離間しているので、フレーム31から突起部3
3が押圧されず、折曲部32cの切り込み32dが開く
方向への力がかからない。このため、折曲部32cにお
ける磁気抵抗の増加を防止することができる。
【0019】図4の(a)〜(c)は、上述した実施の
形態の変形例を示す要部断面図である。なお、図4中3
1b,31c,31dは凹部、36a〜36cは突起部
を示している。本変形例においても上述した実施の形態
と同様の効果を得ることができる。なお、本発明は前記
実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論であ
る。
【0020】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、別
部品を用いた回り止めが不要となる。また、折曲部にお
ける磁路断面積を十分に確保できるため、磁気抵抗が小
さくなり、モータ効率を高めることができる。請求項2
に記載された発明によれば、折曲部における磁気抵抗の
増加を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るブラシレスDCモ
ータを示す断面図。
【図2】同ブラシレスDCモータに組み込まれたフレー
ム及びステータコアの要部を示す断面図。
【図3】同ステータコアの折り曲げ前の状態を示す要部
拡大図。
【図4】本実施の形態の変形例に係るフレーム及びステ
ータを示す要部断面図。
【図5】従来のブラシレスDCモータを示す図。
【図6】同ブラシレスDCモータに組み込まれた折り曲
げ前のステータコアを示す平面図。
【符号の説明】
20…ブラシレスDCモータ 30…固定子 31…フレーム 31a…凹部 32…ステータコア 33…突起部 33a…先端 34…コイル 40…回転子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】なお、ステータコア32は、図3に示すよ
うに打ち抜き加工で成形したストレートコア35を複数
枚積層し、折曲部32cにおいて折り曲げ、環状に変形
して形成されている。これにより切り込み32dは閉じ
られ、突起部33がバックコア32aから径方向外側へ
突出する。この突起部33が上述したフレーム31の凹
部31aに係合するように位置決めしてフレーム31内
に挿入する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに同軸的に配置された固定子と回転子
    とを備えたブラシレスDCモータにおいて、 上記固定子は、円筒状のフレームと、 その一方の長辺部側から延出した複数個のティースを有
    する帯状のバックヨークを上記ティース相互間に位置す
    る折曲部において折り曲げることで環状に変形し、上記
    フレーム内に収容されるステータコアとを備え、 上記フレームは、その内周側に少なくとも1個の凹部が
    設けられ、 上記ステータコアは、上記折曲部の上記バックヨークの
    他方の長辺部側に、上記フレームの凹部と係合し周方向
    への移動を規制する突起部が形成されていることを特徴
    とするブラシレスDCモータ。
  2. 【請求項2】上記突起部の先端は上記フレームから離間
    していることを特徴とする請求項1に記載のブラシレス
    DCモータ。
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