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JPH11270025A - 壁パネル接合構造及び壁パネル接合方法 - Google Patents

壁パネル接合構造及び壁パネル接合方法

Info

Publication number
JPH11270025A
JPH11270025A JP10074681A JP7468198A JPH11270025A JP H11270025 A JPH11270025 A JP H11270025A JP 10074681 A JP10074681 A JP 10074681A JP 7468198 A JP7468198 A JP 7468198A JP H11270025 A JPH11270025 A JP H11270025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall panel
wall
panel
joined
joining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10074681A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ishizuka
禎幸 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP10074681A priority Critical patent/JPH11270025A/ja
Publication of JPH11270025A publication Critical patent/JPH11270025A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁パネル同士を接合する接合部に生じる施工
誤差を吸収して現場施工の効率をより高めることが可能
な壁パネル接合構造及び壁パネル接合方法を提供する。 【解決手段】 互いに接合される壁パネル10,11
(30,31)の一方の端部4aに、該壁パネルの端部
4aから他方の壁パネル11側に突出して突出部8(例
えば、ガセット)が設けられ、該突出部8を他方の壁パ
ネル11に固着して壁パネル10,11同士が接合され
る壁パネル接合構造において、前記壁パネル10,11
同士が接合される接合部20,40に設けられた隙間を
埋める調整材21,41を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隣接する壁パネル
を接合する際の壁パネル接合部構造及び壁パネル接合方
法に関する。
【0002】
【背景の技術】近年、住宅の構築についてはその工業化
が進み、例えば壁や床、屋根といった構成要素を予め工
場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを
組み立てることにより、住宅を構築するといったパネル
工法が一部に採用されている。このようなパネル工法に
用いられるパネルとして、例えば、図4に示すような壁
パネルが知られている。
【0003】図5に示す壁パネル1は、縦芯材1a,1
aと横芯材1b,1bとが矩形状に組み立てられるとと
もに、この矩形枠の内部に補強芯材2…が縦横に組まれ
て枠体3が形成され、さらにこの枠体3内にグラスウー
ル等の断熱材(図示省略)が充填された状態で枠体3の
表裏面に合板等の面材4,4が貼設されたものである。
そして、外壁パネルでは、更に現場での施工を簡略にす
るため、前記面材4,4に胴縁を取り付け、その上にサ
イディングを貼設する、いわゆる艤装を行っているもの
がある。
【0004】この場合、例えば、特開平8−18911
0号に開示された発明のように、互いに接合される壁パ
ネルの一方に、該壁パネルの端部から他方の壁パネル側
に突出してガセットが設けられ、前記ガセットに他の壁
パネルを当接させて接合させることにより接合すべき壁
パネル同士の位置決めを容易にしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、工場での壁
パネルの艤装は施工現場での作業効率は向上されるもの
の、予め各種の構成部材が取り付けられているため、現
場での施工自由度が小さくわずかな寸法誤差であっても
吸収するのが難しい。前記特開平8−189110号で
開示された発明の場合には、壁パネル同士を上下方向に
次々に接続していくので施工誤差を、例えば、壁の上端
部の軒天見切り等で調整可能である。
【0006】しかしながら、壁パネル同士を水平方向に
順次接合させた場合には、例えば、前記軒天見切りなど
のようなものを設け難く、不可避的に生じる施工誤差を
上手に吸収することが難しい。さらに、サイディングを
貼設して艤装した壁パネルにおいては、壁パネルに対す
るサイディングの取付精度も影響するため壁パネルを接
合する際にサイディング同士の接合部を合わせるのが難
しくなるという問題も起こる。
【0007】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であって、壁パネル同士を接合する接合部調整を行い、
現場施工の効率をより高めることが可能な壁パネル接合
構造及び壁パネル接合方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図3に示す
ように、互いに接合される壁パネル10,11(30,
31)の一方の端部4aに、該壁パネルの端部4aから
他方の壁パネル11側に突出して突出部8(例えば、ガ
セット)が設けられ、該突出部8を他方の壁パネル11
に固着して壁パネル10,11同士が接合される壁パネ
ル接合構造において、前記壁パネル10,11同士が接
合される接合部20,40に隙間を設けるとともに、該
隙間を埋める調整材21,41が設けられていることを
特徴としている。
【0009】請求項1記載の発明によれば、調整材2
1,41によって壁パネル10,11同士が接合される
接合部20,40に設けられた隙間が埋められるので、
壁パネル10,11同士を強固に結合させることが出来
る。即ち、例えば、壁パネル10,11同士を水平方向
に連続して接合させる場合に、施工誤差があると、壁パ
ネル10,11同士を上手く接合するのに手間がかかる
場合があったが、予め壁パネル10,11同士が接合さ
れる接合部20,40に隙間を設け、この隙間を調整材
21、41によって埋めることにより、現場での施工効
率を向上させることが出来る。また、調整材21,41
として、例えば、弾力性のある樹脂などの材料を用いる
ことによって、施工誤差にバラツキがあっても所定範囲
の隙間を埋めることが出来る。
【0010】ここで、調整材21,41としては、例え
ば、木板、合板、樹脂、ゴムなどがあるが、これらのも
のに限定されるものではない。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の壁
パネル接合部構造において、前記壁パネル10,11に
は、外装仕上材7が予め貼設され、該外装仕上材7の先
端に薄肉状の突起部71(例えば、実部)が設けられて
いるとともに、この外装仕上材7に接合される他の外装
仕上材13には、前記突起部71と嵌合する溝部13a
が設けられ、前記突起部71の先端部71aと前記溝部
13aの底部13bとの間には所定の大きさのクリアラ
ンスaが設けられていることを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、壁パネル10に貼設された外装仕上材7の先端に設
けられた突起部71の先端部71aと、この外装仕上材
7に接合される他の外装仕上材13に設けられた溝部1
3aの底部13bとの間に設けられた所定の大きさのク
リアランスaによって、外装仕上材7,13同士の接合
部22に隙間が生じた場合の施工誤差を吸収することが
出来る。従って、予め外装仕上材7を貼設して艤装した
壁パネルを用いても施工誤差によって外装仕上材7,1
3同士が接合し難くなることがなく、施工現場での作業
効率の向上を図ることが出来る。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の壁パネル接合構造において、前記壁パネル1に
は、外装仕上材7が胴縁6を介して取り付けられ、前記
突出部8の厚みは、前記胴縁6の厚み以下とされている
ことを特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、壁パネル1には、外装仕上材7が胴縁6を介
して取り付けられ、突出部8の厚みは、胴縁6の厚み以
下とされているので、外装仕上材7を突出部8まで延出
して設けることが容易に出来ることとなって、壁パネル
の接合部の外装仕上材7であっても、現場での外装仕上
材7の貼設を最小限に抑えることが出来て、現場での作
業効率を更に向上させることが出来る。
【0015】請求項4記載の発明は、互いに接合される
壁パネル10,11の一方の端部4aに、該壁パネル1
0の端部4aから他方の壁パネル11側に突出して突出
部8が設けられ、該突出部8を他方の壁パネル11に固
着して壁パネル10,11同士が接合される壁パネル接
合方法であって、一方の壁パネル10の前記突出部8
を、他方の壁パネル11側の所定位置に当接して壁パネ
ル10,11同士を突き合わせ、次いで、突き合わせた
前記壁パネル接合部20,40に設けた隙間に、該隙間
を塞ぐ調整材21,41を挿入して固着することを特徴
としている。
【0016】請求項4記載の発明によれば、一方の壁パ
ネル10の前記突出部8が他方の壁パネル11側の所定
位置に当接されて壁パネル10,11同士が突き合わせ
られ、次いで、突き合わせられた壁パネル接合部20,
40に生じる隙間に、該隙間を塞ぐ調整材21,41が
挿入されて固着される。従って、調整材21,41によ
って壁パネル10,11同士が接合される接合部20,
40に設けられた隙間が埋められるので、壁パネル1
0,11同士を強固に結合させることが出来る。即ち、
例えば、壁パネル10,11同士を水平方向に連続して
接合させる場合に、施工誤差によって生じる隙間によ
り、壁パネル10,11同士を上手く接合するのに手間
がかかる場合があったが、調整材21,41によって互
いの壁パネル10,11を強固に接合させることが出来
る。また、調整材21,41として、例えば、弾力性の
ある樹脂などの材料を用いることによって、施工誤差に
バラツキがあっても誤差の大きさによらず隙間を埋める
ことが出来る。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項4記載の壁
パネル接合方法において、前記壁パネル10,11同士
を接合させる前に、前記壁パネル10の前記突出部8の
上面に、予め外装仕上材7を貼着したことを特徴として
いる。
【0018】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、前記壁パネル10,11同士を接合させる前に、前
記壁パネル10の前記突出部8の上面に、予め外装仕上
材7が貼着されるので、現場での施工の作業効率を向上
させることが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
壁パネル接合構造及び壁パネル接合方法の実施の形態を
詳細に説明する。
【0020】[第一の実施の形態]第一の実施の形態に
おいては、壁パネル同士が水平方向に接合される平ジョ
イント部の壁パネル接合構造について述べる。図1は、
平ジョイント部における接合前のガセット付壁パネルと
壁パネルの要部の側面図であり、図2は、図1の平ジョ
イント部における壁パネル接合部の側面図である。
【0021】一方の壁パネルとしての前記ガセット付壁
パネル10は、図1に示すように、前記壁パネル1と、
この壁パネル1の外側の面材4に貼設された防水シート
5と、この防水シート5上に取り付けられた胴縁6と、
この胴縁6に設けられた外装仕上材7と、前記壁パネル
1の外側の面材4の端部4aに取り付けられた突出部と
してのガセット8などにより概略構成され、該ガセット
付壁パネル10は、予め工場で艤装されて製造される。
【0022】前記防水シート5は、壁パネル1の外形と
略同一寸法の矩形状のもので、壁パネル1にタッカー打
ち或いは接着剤等によって貼設されている。前記防水シ
ート5の端部5aは、前記ガセット8の端部8aよりも
延出して設けられている。前記防水シート5は、水を透
過せず水蒸気は透過するミクロなポアを有するシートか
らなるもので、具体的には、タイペック(商品名:デュ
ポン社製)等からなるものである。また、防水シート5
としては、一般的な外装仕上材工事に使用されるフェル
ト等を用いてもよい。なお、図面上、防水シート5は破
線で示し、胴縁6、或いはガセット8に挟まれる部分に
ついては、見やすくするため胴縁6、或いはガセット8
の内側に表示した。
【0023】前記胴縁6は、横方向に伸び、縦方向に所
定の間隔で設けられており、例えば、木製の長尺な角材
からなる。前記サイディング7は、複数枚のサイディン
グ材を縦方向に接合して形成されたもので、軽量気泡コ
ンクリート等の無機質系の材料から構成されている。前
記サイディング7の先端は薄肉状の突起部としての実部
71が設けられ、この実部71は前記壁パネル1より延
出した前記ガセット8の上面に設けられている。
【0024】前記ガセット8は合板からなる帯板状のも
ので、前記壁パネル1の横芯材1bに面材4を介して釘
8b又はビス打ちによって固定されている。また、前記
ガセット8の厚みは、前記胴縁6の厚み以下とされてい
る。従って、サイディング7を前記ガセット8まで延出
して設けることが容易に出来ることとなって、壁パネル
の接合部のサイディング7であっても、現場でのサイデ
ィング7の貼設を最小限に抑えることが出来て、現場で
の作業効率を向上させることが出来るようになってい
る。
【0025】他方の壁パネルとしての壁パネル11に
も、前記ガセット付壁パネル10と同様に、胴縁6が面
材4に設けられ、胴縁6上にはサイディング7が設けら
れている。
【0026】次に、前記ガセット付壁パネル10と前記
壁パネル11の接合構造について図2を用いて説明す
る。前記壁パネル11は、その面材4が前記ガセット付
パネル10の前記ガセット8の内面81に当接して配置
される。前記ガセット付壁パネル10と前記壁パネル1
1の接合部20には、予め所定の大きさの隙間が設けら
れ、この隙間には、調整材としての合板21が挿入され
ている。そして、前記接合部20は、前記合板21の両
面に塗布された接着剤と、前記ガセット付壁パネル10
と前記壁パネル11の互いの横芯材1bをクロスさせて
打ち込まれた釘12と、更に前記ガセット8と前記壁パ
ネル11に打ち込まれた釘8bとによって固定されてい
る。
【0027】また、前記ガセット付壁パネル10のサイ
ディング7の実部71に嵌合して他のサイディング13
が貼設されている。前記他のサイディング13には、前
記実部71と嵌合する溝部13aが設けられ、前記実部
71の先端部71aと前記溝部13aの底部13bとの
間には所定の大きさのクリアランスaが設けられてい
る。従って、実部71の先端部71aと溝部13aの底
部13bとの間に設けられたクリアランスaによって、
壁パネル同士の接合部20に隙間が生じた場合のサイデ
ィング7同士の接合部22の施工誤差を吸収することが
出来るので、予めサイディング7を貼設して艤装したガ
セット付壁パネル10を用いても壁パネル同士の施工誤
差によってサイディング7,13同士が接合し難くなる
ことがなく、施工現場での作業効率の向上を図ることが
出来る。なお、クリアランスの大きさは、適宜変更可能
である。
【0028】次に、本発明に係る平ジョイント部の壁パ
ネル接合方法について説明する。まず、予め工場にて、
壁パネル1の面材4に胴縁6を設けてサイディング7を
貼設し、更にガセット8を取り付けたガセット付壁パネ
ル10を製造するとともに、胴縁6とサイディング7を
取り付けた前記壁パネル11を製造する。次に、施工現
場で、前記壁パネル11をその面材4が前記ガセット8
の内面81と当接するように配置する。次いで、前記ガ
セット付壁パネル10と前記壁パネル11の接合部20
に設けられた隙間に合板21を挿入して隙間を埋める。
その後、また、前記合板21の両面に接着剤を塗布し、
前記ガセット付壁パネル10と前記壁パネル11の互い
の横芯材1bをクロスさせて釘12を打ち込む。更に、
前記ガセット8と前記壁パネル11にも釘8bを打ち込
んで固定する。
【0029】以上説明した平ジョイント部における壁パ
ネル接合構造及び接合方法によれば、壁パネル同士を水
平方向に連続して接合させる場合に、調整材によって施
工誤差による隙間を埋めることが出来ることとなって、
互いの壁パネルを強固に接合させることが出来る。
【0030】[第二の実施の形態]ここでは、出隅部或
いは入隅部の壁パネル接合部構造について述べる。図3
は、出隅部のガセット付壁パネルと壁パネルの接合部の
側面図である。
【0031】図3に示すガセット付壁パネル30は、前
記第一の実施の形態と同様に、前記壁パネル1と、この
壁パネル1の外側の面材4に貼設された防水シート5
と、この防水シート5上に取り付けられた胴縁6と、こ
の胴縁6に設けられたサイディング7と、前記壁パネル
1の外側の面材4の端部4aに取り付けられたガセット
8などにより概略構成され、予め工場で艤装されて製造
される。
【0032】前記ガセット8は合板からなる帯板状のも
ので、前記壁パネル1の横芯材1bに面材4を介して釘
8b打ちによって固定されている。また、前記ガセット
8の厚みは、前記胴縁6の厚み以下とされている。従っ
て、サイディング7を前記ガセット8まで延出して設け
ることが容易に出来ることとなって、壁パネルの接合部
のサイディング7であっても、現場でのサイディング7
の貼設を最小限に抑えることが出来て、現場での作業効
率を向上させることが出来る。
【0033】出隅部においては、壁パネル31は、その
端面31aが前記ガセット付パネル30の厚み中心に位
置するように設けられ、前記ガセット8と前記壁パネル
31の端面31aの間には、角部調整材32が設けられ
ている。前記ガセット付壁パネル30の端面30aと前
記壁パネル31の側面31bの接合部40には、不可避
的に発生する施工誤差によって生じる隙間を埋める調整
材としての合板41が挿入されている。そして、前記接
合部40は、前記合板41の両面に塗布された接着剤
と、前記ガセット付壁パネル30から両方の横芯材1b
を貫通させて前記角部調整材32に打ち込まれた釘40
aと、更に前記ガセット8と前記角部調整材32を貫通
して前記壁パネル31の横芯材1bに打ち込まれた釘3
1bによって固定されている。
【0034】この出隅部の角部には、コーナー用サイデ
ィング34が貼設され、このコーナー用サイディング3
4の先端部と前記サイディングの先端部との間には隙間
を埋めるコーキング材35が設けられている。
【0035】次に、本発明に係る出隅部の壁パネル接合
方法について説明する。まず、予め工場にて、壁パネル
1の面材4に胴縁6を設けてサイディング7を貼設し、
更にガセット8を取り付けたガセット付壁パネル30を
製造するとともに、胴縁6とサイディング7を取り付け
た前記壁パネル31を製造する。次に、施工現場で、前
記壁パネル31をその端面31aが前記ガセット付壁パ
ネル30の厚み中心線に位置するように配置する。
【0036】次いで、前記ガセット付壁パネル30と前
記壁パネル31の接合部40に設けられた隙間に合板4
1を挿入して隙間を埋める。そして、前記合板41の両
面に接着剤を塗布し、前記ガセット付壁パネル30から
両方の横芯材1bを貫通させて前記角部調整材32に釘
40aを打ち込み、更に前記ガセット8と前記角部調整
材32を貫通して前記壁パネル31の横芯材1bに釘3
1bを打ち込んで壁パネル30,31同士を固定する。
【0037】以上説明した出隅部における壁パネル接合
構造及び壁パネル接合方法によれば、壁パネル30,3
1同士を水平方向に連続して接合させる場合に、調整材
41によって予め隙間を埋めることが出来ることとなっ
て、互いの壁パネル30,31を強固に接合させること
が出来る。
【0038】なお、調整材は、上記実施の形態に示した
合板に限らず、ゴムなどの弾力性のある材料を用いても
よい。このような、材料を用いることにより隙間の大き
さにバラツキがあっても所定の範囲内の隙間に対応する
ことが出来る。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、調整材に
よって壁パネル同士が接合される接合部に設けられた隙
間が埋められるので、壁パネル同士を強固に結合させる
ことが出来る。即ち、例えば、壁パネル同士を水平方向
に連続して接合させる場合に、施工誤差があると、壁パ
ネル同士を上手く接合するのに手間がかかる場合があっ
たが、調整材によって互いの壁パネルを強固に接合させ
ることが出来る。また、調整材として、例えば、弾力性
のある樹脂などの材料を用いることによって、施工誤差
にバラツキがあっても所定範囲の隙間を埋めることが出
来る。
【0040】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、壁パネルに貼設された外装仕上材の先端に設けられ
た突起部の先端部と、この外装仕上材に接合される他の
外装仕上材に設けられた溝部の底部との間に設けられた
所定の大きさのクリアランスによって、外装仕上材同士
の接合部に隙間が生じた場合の施工誤差を吸収すること
が出来る。従って、予め外装仕上材を貼設して艤装した
壁パネルを用いても施工誤差によって外装仕上材同士が
接合し難くなることがなく、施工現場での作業効率の向
上を図ることが出来る。
【0041】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、壁パネルの表面には、外装仕上材が胴縁を介
して取り付けられ、突出部の厚みと胴縁の厚みとが略等
しくされているので、外装仕上材を突出部まで延出して
設けることが容易に出来ることとなって、壁パネルの接
合部の外装仕上材であっても、現場での外装仕上材の貼
設を最小限に抑えることが出来て、現場での作業効率を
更に向上させることが出来る。
【0042】請求項4記載の発明によれば、一方の壁パ
ネルの前記突出部が他方の壁パネル側の所定位置に当接
されて壁パネル同士が突き合わせられ、次いで、突き合
わせられた壁パネル接合部に生じる隙間に、該隙間を塞
ぐ調整材が挿入されて固着される。従って、調整材によ
って壁パネル同士が接合される接合部に生じた隙間が埋
められるので、壁パネル同士を強固に結合させることが
出来る。即ち、例えば、壁パネル同士を水平方向に連続
して接合させる場合に、施工誤差があると、壁パネル同
士を上手く接合するのに手間がかかる場合があったが、
調整材によって互いの壁パネルを強固に接合させること
が出来る。また、調整材として、例えば、弾力性のある
樹脂などの材料を用いることによって、施工誤差にバラ
ツキがあっても誤差の大きさによらず隙間を埋めること
が出来る。
【0043】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、前記壁パネル同士を接合させる前に、前記壁パネル
の前記突出部の上面に、予め外装仕上材が貼着されるの
で、現場での施工の作業効率を向上させることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】平ジョイント部における接合前のガセット付壁
パネルと壁パネルの要部の側面図である。
【図2】図1の平ジョイント部のガセット付壁パネルと
壁パネルの接合部の側面図である。
【図3】出隅部のガセット付壁パネルと壁パネルの接合
部の側面図である。
【図4】従来の壁パネルの一例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 壁パネル 4 面材 4a 端部 6 胴縁 7 サイディング(外装仕上げ材) 8 ガセット(突出部) 10 ガセット付壁パネル(一方の壁パネル) 11 壁パネル(他方の壁パネル) 13 サイディング 13a 溝部 20 接合部 21 調整材 40 接合部 41 調整材 71 実部(突起部) a クリアランス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接合される壁パネルの一方の端部
    に、該壁パネルの端部から他方の壁パネル側に突出して
    突出部が設けられ、該突出部を他方の壁パネルに固着し
    て壁パネル同士が接合される壁パネル接合構造におい
    て、 前記壁パネル同士が接合される接合部に隙間を設けると
    ともに、該隙間を埋める調整材が設けられていることを
    特徴とする壁パネル接合構造。
  2. 【請求項2】 前記壁パネルには、外装仕上材が予め貼
    設され、該外装仕上材の先端に薄肉状の突起部が設けら
    れているとともに、この外装仕上材に接合される他の外
    装仕上材には、前記突起部と嵌合する溝部が設けられ、 前記突起部の先端部と前記溝部の底部との間には所定の
    大きさのクリアランスが設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の壁パネル接合構造。
  3. 【請求項3】 前記壁パネルには、外装仕上材が胴縁を
    介して取り付けられ、前記突出部の厚みは、前記胴縁の
    厚み以下とされていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の壁パネル接合構造。
  4. 【請求項4】 互いに接合される壁パネルの一方の端部
    に、該壁パネルの端部から他方の壁パネル側に突出して
    突出部が設けられ、該突出部を他方の壁パネルに固着し
    て壁パネル同士が接合される壁パネル接合方法であっ
    て、 一方の壁パネルの前記突出部を、他方の壁パネル側の所
    定位置に当接して壁パネル同士を突き合わせ、 次いで、突き合わせた前記壁パネル接合部に予め設けた
    隙間に、該隙間を塞ぐ調整材を挿入して固着することを
    特徴とする壁パネル接合方法。
  5. 【請求項5】 前記壁パネル同士を接合させる前に、前
    記一方の壁パネルの前記突出部の上面に、予め外装仕上
    材を貼着したことを特徴とする請求項4記載の壁パネル
    接合方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014118744A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Sanyo Homes Corp 外壁用の下地パネルおよび外壁用の下地パネルセット

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