JP2837200B2 - 石膏ボード貼パネルの接合構造 - Google Patents
石膏ボード貼パネルの接合構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はプレハブ住宅等のような、主としてパネルの
接合によって建築物の躯体を形成する方式の工業化住宅
に好適に適用される石膏ボード貼パネルの接合構造に関
する。
接合によって建築物の躯体を形成する方式の工業化住宅
に好適に適用される石膏ボード貼パネルの接合構造に関
する。
[従来の技術] 一戸建てプレハブ住宅等の工業化住宅では、その躯体
や外装および内装関係の部材等を規格化することによっ
て現場での施工作業の簡略化が図られている。しかし、
工業化住宅の内装については現場での大工作業に任せて
いる場合が多く、一般には躯体程プレハブ化、部品化が
進展していないのが実状である。したがって、床、天
井、間仕切りといった部位では、下地をパネル化してい
るケースにとどまり、さらにその内装関係のプレハブ化
については、従来よりその開発が待たれていた。
や外装および内装関係の部材等を規格化することによっ
て現場での施工作業の簡略化が図られている。しかし、
工業化住宅の内装については現場での大工作業に任せて
いる場合が多く、一般には躯体程プレハブ化、部品化が
進展していないのが実状である。したがって、床、天
井、間仕切りといった部位では、下地をパネル化してい
るケースにとどまり、さらにその内装関係のプレハブ化
については、従来よりその開発が待たれていた。
ところで、このような一戸建てプレハブ住宅等の内装
には、たとえば壁パネルの内面に貼られるような内装下
地を形成する建材ボードや、建具枠、額縁といった造作
部品あるいはクロスのような壁の仕上材等があるが、中
でも内装下地となる建材ボードは、現場での施工が大掛
かりなものとなるために、そのプレハブ化に対する要望
が大であった。ここで、内装下地を形成する建材ボード
として種々の素材のものが利用されているが、中でも石
膏板の両面に厚紙をサンドイッチ状に接着させた石膏ボ
ードは、高い防火性、良好な遮音性、寸法安定性を有
し、施工性に優れ、なおかつ安価であるため、従来より
パネルに貼設するなどして建築用の内装材料に広く用い
られている。
には、たとえば壁パネルの内面に貼られるような内装下
地を形成する建材ボードや、建具枠、額縁といった造作
部品あるいはクロスのような壁の仕上材等があるが、中
でも内装下地となる建材ボードは、現場での施工が大掛
かりなものとなるために、そのプレハブ化に対する要望
が大であった。ここで、内装下地を形成する建材ボード
として種々の素材のものが利用されているが、中でも石
膏板の両面に厚紙をサンドイッチ状に接着させた石膏ボ
ードは、高い防火性、良好な遮音性、寸法安定性を有
し、施工性に優れ、なおかつ安価であるため、従来より
パネルに貼設するなどして建築用の内装材料に広く用い
られている。
第5図ないし第7図は建築物の内装下地に石膏ボード
を利用した従来例を示すもので、特にパネル間の接合構
造を示すものである。これらの接合構造は通常現場施工
で行なわれ、たとえば第5図に示すような玄関部位Aの
コーナー部では、第6図に示すごとく、枠体の表裏両面
に合板を貼り合わせてなる外壁パネル1,2に、石膏ボー
ド3a,3bにいわゆる勝ち負けを作って貼り、コーナー部
の入隅を収めるようにしている。すなわち、ドア枠Cが
取り付けられる一方の外壁パネル1の内面には、この内
面全面を覆う石膏ボード3aが貼られ、他方の外壁パルス
2の内面には、外壁パネル1の石膏ボード3aを避けるよ
うにして石膏ボード3bが貼られている。なおここで、パ
ネル1,2どうしを突き合わせることによってコーナー部
の出隅側に形成される段部には、この段部の幅と奥行き
を埋める大きさの角形調整材M1が設けられる。
を利用した従来例を示すもので、特にパネル間の接合構
造を示すものである。これらの接合構造は通常現場施工
で行なわれ、たとえば第5図に示すような玄関部位Aの
コーナー部では、第6図に示すごとく、枠体の表裏両面
に合板を貼り合わせてなる外壁パネル1,2に、石膏ボー
ド3a,3bにいわゆる勝ち負けを作って貼り、コーナー部
の入隅を収めるようにしている。すなわち、ドア枠Cが
取り付けられる一方の外壁パネル1の内面には、この内
面全面を覆う石膏ボード3aが貼られ、他方の外壁パルス
2の内面には、外壁パネル1の石膏ボード3aを避けるよ
うにして石膏ボード3bが貼られている。なおここで、パ
ネル1,2どうしを突き合わせることによってコーナー部
の出隅側に形成される段部には、この段部の幅と奥行き
を埋める大きさの角形調整材M1が設けられる。
また、第7図に示すような外壁と間仕切壁との部位B
では、間仕切り壁を形成する間仕切りパネル4の両面全
面に石膏ボード3cが貼られ、この間仕切りパネル4の端
面が突き当たる外壁パネル5aには、間仕切りパネル4に
よる突き当たり部の干渉を避けるようにして石膏ボード
3dが貼られる。なおこの図示例においては、間仕切りパ
ネル4の突き当たらない外壁パネル5bには、間仕切パネ
ル1と同様にその内面全面を覆うようにして石膏ボード
3eが貼られるとともに、外壁パネル5aの石膏ボード3dと
反対側の面にはその表面全面を覆うようにして石膏ボー
ド3fが貼られた構造となっている。
では、間仕切り壁を形成する間仕切りパネル4の両面全
面に石膏ボード3cが貼られ、この間仕切りパネル4の端
面が突き当たる外壁パネル5aには、間仕切りパネル4に
よる突き当たり部の干渉を避けるようにして石膏ボード
3dが貼られる。なおこの図示例においては、間仕切りパ
ネル4の突き当たらない外壁パネル5bには、間仕切パネ
ル1と同様にその内面全面を覆うようにして石膏ボード
3eが貼られるとともに、外壁パネル5aの石膏ボード3dと
反対側の面にはその表面全面を覆うようにして石膏ボー
ド3fが貼られた構造となっている。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述したパネル間の接合構造にあっては、
その施工時において、内装下地を形成する石膏ボードを
現場にてそのパネルへの貼設部位に対応してカットし、
パネルに貼る作業をしていることから、その施工に手間
がかかり、工期短縮を図ることができないといった問題
がある。特に石膏ボードを現場でカットした場合には、
現場に石膏ボードのごみが出る上、石膏ボードの品質を
維持するのが困難であるといった問題もある。
その施工時において、内装下地を形成する石膏ボードを
現場にてそのパネルへの貼設部位に対応してカットし、
パネルに貼る作業をしていることから、その施工に手間
がかかり、工期短縮を図ることができないといった問題
がある。特に石膏ボードを現場でカットした場合には、
現場に石膏ボードのごみが出る上、石膏ボードの品質を
維持するのが困難であるといった問題もある。
このような問題を解決するため、予め芯材からなる枠
体の上に合板を貼り、その上に石膏ボードを貼り合わせ
て一体化し、躯体を形成するパネルとしてプレハブ化す
ることも考えられるが、その場合に石膏ボード面に直接
パネルを突き合わせるとその接着強度が十分でないとい
う不都合があり、またこの接合部分の石膏ボードを現場
でカットするには上述したごみが出るなどの問題があ
る。しかも、近年石膏ボードの開発が進められてその強
度が十分に向上していることから、従来のごとくパネル
化する際、芯材からなる枠体の上に合板を貼りその上に
石膏ボードを貼り合わせることなく、石膏ボードを枠体
に直接貼り合わせることが提案されているが、これを利
用した場合、接合部分の石膏ボードをカットするといっ
たこともできず、したがって上記接合構造にあっては、
このような石膏ボード貼パネルを有効に利用できないと
いった不満がある。
体の上に合板を貼り、その上に石膏ボードを貼り合わせ
て一体化し、躯体を形成するパネルとしてプレハブ化す
ることも考えられるが、その場合に石膏ボード面に直接
パネルを突き合わせるとその接着強度が十分でないとい
う不都合があり、またこの接合部分の石膏ボードを現場
でカットするには上述したごみが出るなどの問題があ
る。しかも、近年石膏ボードの開発が進められてその強
度が十分に向上していることから、従来のごとくパネル
化する際、芯材からなる枠体の上に合板を貼りその上に
石膏ボードを貼り合わせることなく、石膏ボードを枠体
に直接貼り合わせることが提案されているが、これを利
用した場合、接合部分の石膏ボードをカットするといっ
たこともできず、したがって上記接合構造にあっては、
このような石膏ボード貼パネルを有効に利用できないと
いった不満がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、少ない種類の部材によって内装
下地をもったコーナー部などのパネル接合部分を組み立
てることができ、しかも現場施工が容易な石膏ボード貼
パネルの接合構造を提供することにある。
の目的とするところは、少ない種類の部材によって内装
下地をもったコーナー部などのパネル接合部分を組み立
てることができ、しかも現場施工が容易な石膏ボード貼
パネルの接合構造を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 本発明では、矩形輪郭に組まれた枠体に表裏のうち少
なくとも一方の側に、この枠第がなす面の少なくとも一
つの側部にその辺方向に沿って矩形状の接合板を貼設す
るとともに、該面の上記接合板に覆われない部分に石膏
ボードを貼設してなる第1のパネルの上記接合板上に、
枠体の表裏のうち少なくとも一方の側に設計ボードを貼
設してなる第2のパネルの端面が、突き合わされた状態
でほぼ直角に接合されてなることを上記課題の解決手段
とした。
なくとも一方の側に、この枠第がなす面の少なくとも一
つの側部にその辺方向に沿って矩形状の接合板を貼設す
るとともに、該面の上記接合板に覆われない部分に石膏
ボードを貼設してなる第1のパネルの上記接合板上に、
枠体の表裏のうち少なくとも一方の側に設計ボードを貼
設してなる第2のパネルの端面が、突き合わされた状態
でほぼ直角に接合されてなることを上記課題の解決手段
とした。
「作用」 この発明の石膏ボード貼パネルの接合構造によれば、
第1の石膏ボード貼パネルにほぼ直角に突き合わされた
第2の石膏ボード貼パネルが、第1の石膏ボード貼パネ
ルにおいてその枠体に直接貼設された接合板を介して接
合されていることにより、その接合強度が十分強固なも
のとなる。
第1の石膏ボード貼パネルにほぼ直角に突き合わされた
第2の石膏ボード貼パネルが、第1の石膏ボード貼パネ
ルにおいてその枠体に直接貼設された接合板を介して接
合されていることにより、その接合強度が十分強固なも
のとなる。
「実施例」 以下、本発明の石膏ボード貼パネルの接合構造を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
第1図および第2図は本発明を外壁と間仕切り壁との
接合構造に適用した場合の一実施例を示すものである。
これらの図において符号10は接合構造であり、この接合
構造10は外壁となる外壁パネル11と間仕切り壁となる間
仕切りパネル12との間の接合構造である。
接合構造に適用した場合の一実施例を示すものである。
これらの図において符号10は接合構造であり、この接合
構造10は外壁となる外壁パネル11と間仕切り壁となる間
仕切りパネル12との間の接合構造である。
外壁パネル11は、第3図に示すような枠体13と、第4
図に示すように該枠体13の一方の面に貼り合わされた石
膏ボード14、接合板15、梁受け用板16とを有してなるも
のである。枠体13は、第3図に示すように芯材17a,17b,
17c,17dを矩形輪郭に組み、さらに縦に補強芯材18を設
けるとともに、上側の芯材17aに対し所定の間隔をおい
て該芯材17aと平行に受け芯材19aを配設し、一方の側の
芯材17dに対し所定の間隔をおいて該芯材17bと平行に受
け心材19bを配設したものである。またこの枠体13に
は、芯材17bと受け芯材19bとの間に4個の埋木20…が配
設されている。これら埋木20…は、芯材17bと受け芯材1
9bとの間を補強するとともに、後述するようにこれらの
上に貼設される接合板15あるいは梁受け用板16の接合を
強化するためのものである。この枠体13の一方の面に
は、芯材17a、芯材17b、受け芯材19a、芯材17dをそれぞ
れ一辺とするようにして第4図に示すようにこれらの上
に細長い矩形状の梁受け用板16が、また受け芯材19a、
芯材17b、芯材17c、受け芯材19bをそれぞれ一辺とする
ようにしてこれらの上に細長い矩形状の接合板15が貼設
されており、さらにこれら接合板16と梁受け用板16が貼
設されていない部分に、すなわち受け芯材19a、受け芯
材19b、芯材17c、17dをそれぞれ一辺とするようにして
これらの上に矩形状の石膏ボード14が貼設されている。
ここで梁受け用板16は、第1図中二点鎖線で示すように
梁21を支持するための梁受け金物22を取付固定するため
のものである。また、この枠体13の石膏ボード14を貼設
した面と反対の面には裏面用合板23が貼設されており、
さらに芯材17bの側面には、該芯材17b、接合板15、裏面
用合板23の端面を覆って端面用合板24が貼設されてい
る。ここで、裏面用合板23には図示略の外装材が貼設さ
れている。また端面用合板24は、第2図中tで示す芯材
17bの厚みをカバーして防火対策とするとともに、第1
図に示した別の外壁パネル11aとの接合を強化するため
のものである。
図に示すように該枠体13の一方の面に貼り合わされた石
膏ボード14、接合板15、梁受け用板16とを有してなるも
のである。枠体13は、第3図に示すように芯材17a,17b,
17c,17dを矩形輪郭に組み、さらに縦に補強芯材18を設
けるとともに、上側の芯材17aに対し所定の間隔をおい
て該芯材17aと平行に受け芯材19aを配設し、一方の側の
芯材17dに対し所定の間隔をおいて該芯材17bと平行に受
け心材19bを配設したものである。またこの枠体13に
は、芯材17bと受け芯材19bとの間に4個の埋木20…が配
設されている。これら埋木20…は、芯材17bと受け芯材1
9bとの間を補強するとともに、後述するようにこれらの
上に貼設される接合板15あるいは梁受け用板16の接合を
強化するためのものである。この枠体13の一方の面に
は、芯材17a、芯材17b、受け芯材19a、芯材17dをそれぞ
れ一辺とするようにして第4図に示すようにこれらの上
に細長い矩形状の梁受け用板16が、また受け芯材19a、
芯材17b、芯材17c、受け芯材19bをそれぞれ一辺とする
ようにしてこれらの上に細長い矩形状の接合板15が貼設
されており、さらにこれら接合板16と梁受け用板16が貼
設されていない部分に、すなわち受け芯材19a、受け芯
材19b、芯材17c、17dをそれぞれ一辺とするようにして
これらの上に矩形状の石膏ボード14が貼設されている。
ここで梁受け用板16は、第1図中二点鎖線で示すように
梁21を支持するための梁受け金物22を取付固定するため
のものである。また、この枠体13の石膏ボード14を貼設
した面と反対の面には裏面用合板23が貼設されており、
さらに芯材17bの側面には、該芯材17b、接合板15、裏面
用合板23の端面を覆って端面用合板24が貼設されてい
る。ここで、裏面用合板23には図示略の外装材が貼設さ
れている。また端面用合板24は、第2図中tで示す芯材
17bの厚みをカバーして防火対策とするとともに、第1
図に示した別の外壁パネル11aとの接合を強化するため
のものである。
間仕切りパネル12は、矩形輪郭に組んでなる枠体25に
第2図に示すようにその両側から石膏ボード26,26を貼
設してなるもので、第1図に示すように枠体25の両面の
上部に、外壁パネル11と同様に梁受け用板27,27を貼設
したものである。
第2図に示すようにその両側から石膏ボード26,26を貼
設してなるもので、第1図に示すように枠体25の両面の
上部に、外壁パネル11と同様に梁受け用板27,27を貼設
したものである。
そして、このような外壁パネル11と間仕切りパネル12
とは、第2図に示すように間仕切りパネル12の端面が外
壁パネル11の接合板15および端面用合板24の端面に、接
着剤等により突き合わされた状態でほぼ直角に接合され
たことによって接着構造10を構成したものとなってい
る。また、外壁パネル11の間仕切りパネル12を接合した
側の端面には、その端面用合板24上に別の外壁パネル11
aが接着等によって接合されている。
とは、第2図に示すように間仕切りパネル12の端面が外
壁パネル11の接合板15および端面用合板24の端面に、接
着剤等により突き合わされた状態でほぼ直角に接合され
たことによって接着構造10を構成したものとなってい
る。また、外壁パネル11の間仕切りパネル12を接合した
側の端面には、その端面用合板24上に別の外壁パネル11
aが接着等によって接合されている。
このような接合構造10を得るには、予め工場等により
外壁パネル11,11a…および間仕切りパネル12…を製造し
ておき、これらを現場にていわゆる追い回し法により以
下のように組み立てる。
外壁パネル11,11a…および間仕切りパネル12…を製造し
ておき、これらを現場にていわゆる追い回し法により以
下のように組み立てる。
まず、外壁パネル11,11aの端面間を接着して第1図に
示したように接合し、さらに釘打ちして十分な接合強度
に固定する。次に、間仕切りパネル12の端面を、外壁パ
ネル11,11aにまたがることなく、外壁パネル11にのみ当
接するようにして該外壁パネル11の接合板15から端面用
合板24の端面にかけての上に突き合わせ、接着しさらに
釘打ちして接合する。ここで、接合板15の幅と端面用合
板24の厚みとを足した長さは、外壁パネル11を製造する
にあたり、予め間仕切りパネル12の厚みとほぼ一致する
ように設計されたものとなっている。
示したように接合し、さらに釘打ちして十分な接合強度
に固定する。次に、間仕切りパネル12の端面を、外壁パ
ネル11,11aにまたがることなく、外壁パネル11にのみ当
接するようにして該外壁パネル11の接合板15から端面用
合板24の端面にかけての上に突き合わせ、接着しさらに
釘打ちして接合する。ここで、接合板15の幅と端面用合
板24の厚みとを足した長さは、外壁パネル11を製造する
にあたり、予め間仕切りパネル12の厚みとほぼ一致する
ように設計されたものとなっている。
このようにして得られた接合構造10にあっては、間仕
切りパネル12が石膏ボードでなく、枠体13に直接接合さ
れた接合板15に接着していることにより、その接合強度
が十分強固なものとなる。さらに、半割材や正角材など
を別に用いることなくパネルどうしを直接接合すること
ができることから、少ない種類の部材によって内装下地
をもったコーナー部などのパネル接合部分を組み立てる
ことができ、しかも現場施工を容易に行うことができ
る。
切りパネル12が石膏ボードでなく、枠体13に直接接合さ
れた接合板15に接着していることにより、その接合強度
が十分強固なものとなる。さらに、半割材や正角材など
を別に用いることなくパネルどうしを直接接合すること
ができることから、少ない種類の部材によって内装下地
をもったコーナー部などのパネル接合部分を組み立てる
ことができ、しかも現場施工を容易に行うことができ
る。
なお、上記実施例では本発明の接合構造を外壁と間仕
切り壁との接合に適用したが、本発明はこれに限定され
ることなく、他に例えば、第6図に示したごとく玄関部
位Aの外壁パネルと外壁パネルとの接合、あるいは間仕
切りパネル間の接合にも適用することができる。したが
って、上記実施例では第1のパネルに外壁パネル11を、
また第2のパネルに間仕切りパネル12を適用したが、そ
れぞれ他のパネルにも適用できるものはもちろんであ
る。
切り壁との接合に適用したが、本発明はこれに限定され
ることなく、他に例えば、第6図に示したごとく玄関部
位Aの外壁パネルと外壁パネルとの接合、あるいは間仕
切りパネル間の接合にも適用することができる。したが
って、上記実施例では第1のパネルに外壁パネル11を、
また第2のパネルに間仕切りパネル12を適用したが、そ
れぞれ他のパネルにも適用できるものはもちろんであ
る。
また、上記実施例においては、外壁パネル11をその一
方の面にのみ石膏ボード14を貼設して形成したが、両面
に石膏ボードを貼設してもよく、さらに間仕切りパネル
12も両面に石膏ボードを貼設することなく片面にのみ貼
設するようにしてもよい。
方の面にのみ石膏ボード14を貼設して形成したが、両面
に石膏ボードを貼設してもよく、さらに間仕切りパネル
12も両面に石膏ボードを貼設することなく片面にのみ貼
設するようにしてもよい。
また、上記実施例では外壁パネル11に梁受け用板16を
貼設したが、単に石膏ボード14と接合板15のみを貼設す
るにしてもよい。
貼設したが、単に石膏ボード14と接合板15のみを貼設す
るにしてもよい。
「発明の効果」 以上説明したように本発明の石膏ボード貼パネルの接
合構造は、第1の石膏ボード貼パネルにおいて枠体に直
接貼設された接合板に、ほぼ直角に突き合わせて第2の
石膏ボード貼パネルを接合したものであるから、木材ど
うしの接合となるため接着および釘打ちの効果が高くよ
って十分強固な接合強度が得られる。しかも、半割材や
正角材などを別に用いることなくパネルどうしを直接接
合して得られることから、少ない種類のパネルによって
内装下地をもったコーナー部などのパネル接合部分を組
み立てることができ、よって部材の規格化などを促進し
て部材の工場生産化を進めるとともにコストダウンを図
ることができる。また、従来のごとく石膏ボードを現場
にてカットするといったことがなく、単にパネルどうし
を接合するだけで得られることから、現場での施工を容
易に行うことができ、よって工期の短縮を図ることがで
きる。さらにこの接合構造にあっては、用いるパネルと
して枠体の上に合板を貼設することなく直接石膏ボード
等を貼設したものを用いることができることから、パネ
ル自体が安価となり、よって全体のコストダウンを図る
ことができる。
合構造は、第1の石膏ボード貼パネルにおいて枠体に直
接貼設された接合板に、ほぼ直角に突き合わせて第2の
石膏ボード貼パネルを接合したものであるから、木材ど
うしの接合となるため接着および釘打ちの効果が高くよ
って十分強固な接合強度が得られる。しかも、半割材や
正角材などを別に用いることなくパネルどうしを直接接
合して得られることから、少ない種類のパネルによって
内装下地をもったコーナー部などのパネル接合部分を組
み立てることができ、よって部材の規格化などを促進し
て部材の工場生産化を進めるとともにコストダウンを図
ることができる。また、従来のごとく石膏ボードを現場
にてカットするといったことがなく、単にパネルどうし
を接合するだけで得られることから、現場での施工を容
易に行うことができ、よって工期の短縮を図ることがで
きる。さらにこの接合構造にあっては、用いるパネルと
して枠体の上に合板を貼設することなく直接石膏ボード
等を貼設したものを用いることができることから、パネ
ル自体が安価となり、よって全体のコストダウンを図る
ことができる。
第1図ないし第4図はこの発明の石膏ボード貼パネルの
接合構造の一実施例を示すもので、第1図は接合構造の
概略構成を示す分解斜視図、第2図は同じく断面図、第
3図は外壁パネルの枠体の概略構成図、第4図は外壁パ
ネルの概略構成図、第5図ないし第7図は従来技術を説
明するため図であって、第5図は建築物のパネル配置を
示す平面図、第6図は第5図中二点鎖線VI円部を拡大し
た平面図、第7図は第5図中二点鎖線VII円部を拡大し
た平面図である。 10……接合構造、11……外壁パネル、 12……間仕切りパネル、13……枠体、 14……石膏ボード、15……接合板、 25……枠体、26……石膏ボード。
接合構造の一実施例を示すもので、第1図は接合構造の
概略構成を示す分解斜視図、第2図は同じく断面図、第
3図は外壁パネルの枠体の概略構成図、第4図は外壁パ
ネルの概略構成図、第5図ないし第7図は従来技術を説
明するため図であって、第5図は建築物のパネル配置を
示す平面図、第6図は第5図中二点鎖線VI円部を拡大し
た平面図、第7図は第5図中二点鎖線VII円部を拡大し
た平面図である。 10……接合構造、11……外壁パネル、 12……間仕切りパネル、13……枠体、 14……石膏ボード、15……接合板、 25……枠体、26……石膏ボード。
Claims (1)
- 【請求項1】矩形輪郭に組まれた枠体の表裏のうち少な
くとも一方の側に、この枠体がなす面の少なくとも一つ
の側部にその辺方向に沿って矩形状の接合板を貼設する
ととともに、該面の上記接合板に覆われない部分に石膏
ボードを貼設してなる第1のパネルの上記接合板上に、
枠体の表裏のうち少なくとも一方の側に石膏ボードを貼
設してなる第2のパネルの端面が、突き合わされた状態
でほぼ直角に接合されてなることを特徴とする石膏ボー
ド貼パネルの接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30852589A JP2837200B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 石膏ボード貼パネルの接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30852589A JP2837200B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 石膏ボード貼パネルの接合構造 |
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JPH03169941A JPH03169941A (ja) | 1991-07-23 |
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-
1989
- 1989-11-28 JP JP30852589A patent/JP2837200B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH03169941A (ja) | 1991-07-23 |
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