JPH11276818A - クーラント浄化システム - Google Patents
クーラント浄化システムInfo
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- JPH11276818A JPH11276818A JP10088379A JP8837998A JPH11276818A JP H11276818 A JPH11276818 A JP H11276818A JP 10088379 A JP10088379 A JP 10088379A JP 8837998 A JP8837998 A JP 8837998A JP H11276818 A JPH11276818 A JP H11276818A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
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Abstract
クーラントの清浄度を高めることができるクーラント浄
化システムを提供すること。 【構成】 閉ループ経路を循環して歯車研削盤(工作機
械)1の研削点の冷却と潤滑に供されるクーラントに含
まれる異物を除去してこれを浄化するクーラント浄化シ
ステムを、クーラントの循環経路中に希土マグネットセ
パレータ2、バッグフィルタ及び深層フィルタ(フィル
タ装置8)をクーラントの流れ方向に沿ってこの順に配
置して構成する。
Description
に供給されてその部分の冷却と潤滑に供されるクーラン
トを浄化するためのクーラント浄化システムに関する。
ては、油性又は水溶性クーラントが加工点(研削点)に
供給されてその部分の冷却及び潤滑に供されるが、この
クーラントは閉ループ経路を循環して繰り返し使用され
るため、ワークに高い表面品位を確保するためにはクー
ラントに含まれる切屑やゴミ等の異物を除去してクーラ
ントを浄化する必要がある。
ントの循環経路の途中に遠心フィルタ190を設け、例
えば歯車研削盤101の砥石Gと歯車Wとの研削点の潤
滑と冷却に供されてベッドB上に落下したクーラントを
遠心フィルタ190に導き、このクーラントに含まれる
研削屑やゴミ等の異物を遠心フィルタ190によって分
離除去し、遠心フィルタ190によって浄化されてタン
ク195内に溜ったクーラントをポンプ200によって
歯車研削盤101に供給して研削点の潤滑と冷却に供す
ることが行われていた。
の途中に珪藻土フィルタを設け、この珪藻土フィルタに
クーラントを通過させてこれに含まれる切屑やゴミ等の
異物を除去することも行われていた。
ィルタによる異物の捕捉率は低く、遠心フィルタを用い
たクーラント浄化システムによってはクーラントの浄化
度を高く保つことは不可能であった。
を示す1つの指標としてNAS等級があるが、このNA
S等級はフィルタに捕獲された汚染粒子の大きさと数を
イメージアナライザによってコンピュータで自動的にカ
ウントし、その汚染粒子の大きさと数に基づいて汚染度
を等級で表すものであり、その値が大きい程汚染度が高
くなる。
化されたクーラントのNAS等級を各汚染粒径範囲に対
して示すが、同図から明らかなように、遠心フィルタは
切屑等の異物を十分捕捉することができず、全粒子径範
囲に亘ってNAS等級が高い値を示す。
よって浄化されたクーラントのNAS等級を各汚染粒径
範囲に対して示すが、同図から明らかなように、珪藻土
フィルタは遠心フィルタに比して異物の捕捉率が良く、
特に粒径50μm以上の異物はほぼ確実に捕捉すること
ができる。
は、装置が大型化及び高コスト化するとともに、メンテ
ナンス(例えば、逆洗作業や使い捨てフィルタの交換作
業)に多大な手間と費用を要する他、切屑や珪藻土等の
大量の異物を搬送するためのポンプに故障が発生し易い
という問題があった。
で、その目的とする処は、低コストとフィルタ寿命の延
長を図りつつ、クーラントの清浄度を高めることができ
るクーラント浄化システムを提供することにある。
め、請求項1記載の発明は、閉ループ経路を循環して工
作機械の加工点の冷却と潤滑に供されるクーラントに含
まれる異物を除去してこれを浄化するクーラント浄化シ
ステムを、クーラントの循環経路中に希土マグネットセ
パレータ、バッグフィルタ及び深層フィルタをクーラン
トの流れ方向に沿ってこの順に配置して構成したことを
特徴とする。
明において、前記希土マグネットセパレータと前記バッ
グフィルタとの間に1次ポンプを介設し、希土マグネッ
トセパレータへ入るクーラントの流量Q1よりも前記1
次ポンプによるクーラントの吸引流量Q2を大きく設定
したことを特徴とする。
明において、希土マグネットセパレータと前記バッグフ
ィルタとの間に1次タンクを介設し、該1次タンクに浮
遊物除去装置を設けたことを特徴とする。
明において、前記希土マグネットセパレータと前記バッ
グフィルタとの間に1次タンクを介設するとともに、前
記深層フィルタと前記工作機械との間に2次タンクを介
設し、研削時・非研削時に拘らず、常時、前記1次ポン
プを駆動することによって前記希土マグネットセパレー
タとバッグフィルタ及び深層フィルタによって前記1次
タンク内のクーラントを常時浄化することを特徴とす
る。
明において、前記深層フィルタと前記工作機械との間に
2次タンクを介設し、該2次タンクへの入口配管を2次
タンクの底面付近の四隅に分配し、各入口配管の出口の
方向を一回転方向に側壁に平行に向けたことを特徴とす
る。
まれる汚染粒子が先ず希土マグネットセパレータによっ
て荒取りされ、残った汚染粒子は次のバッグフィルタに
よって中取りされ、最終的に残った微細な汚染粒子が最
終的に深層フィルタによって仕上げ取りされるため、深
層フィルタの負荷が軽減され、そのメッシュを細かくし
て濾過精度を高めることができ、クーラントの浄化度を
高めて製品に高い表面品位を確保することができる。
土フィルタを使用しないため、当該クーラント浄化シス
テムの低コスト化を実現することができるとともに、フ
ィルタ寿命を延ばすことができる。
図面に基づいて説明する。
ムを備えるクーラント循環システムの構成図、図2はク
ーラント浄化システムのフィルタ装置の構成図である。
ムは、ワークである歯車Wの歯面を研削仕上するための
歯車研削盤1の研削部である砥石Gと歯車Wにクーラン
トを供給してこれを研削部の潤滑と冷却及びベッドB上
に落下した綿状の研削屑や付着したゴミ等の清掃に供す
るとともに、これらに供されたクーラントを本発明に係
るクーラント浄化システムによって浄化する作用を繰り
返してクーラントを閉ループを構成する経路中を連続的
に循環せしめるものである。
歯車研削盤1の下流側であって、且つ、歯車研削盤1よ
りも低い位置には、本発明に係るクーラント浄化システ
ムの一部を構成する希土マグネットセパレータ2が配置
されており、この希土マグネットセパレータ2の下方に
は1次タンク3が設置され、該1次タンク3の近傍には
オイルクーラ4を備えた2次タンク5が設置されてい
る。
プ6,7が導出しており、一方のパイプ6の端部は前記
歯車研削盤1のベッドBの上方に開口し、他方のパイプ
7は本発明に係るクーラント浄化システムの一部を構成
するフィルタ装置8に接続されている。そして、一方の
パイプ6の途中には開閉弁9、ベッド洗浄ポンプ10、
逆止弁11、圧力計12、流量調整弁13及び開閉弁1
4がクーラントの流れ方向に沿って順次設けられてお
り、パイプ7の途中から分岐するパイプ15の端部には
洗浄ガン16が取り付けられ、パイプ15の途中には開
閉弁17が設けられている。又、他方のパイプ7の途中
には開閉弁18、1次ポンプ19、逆止弁20、圧力計
21及び流量調整弁22がクーラントの流れ方向に沿っ
て順次設けられている。
貯留されているクーラントの表面に浮遊する研削等の異
物を除去するための浮遊物除去装置(以下、Qポットと
称する)23が設けられており、このQポット23から
導出する吸引パイプ24は歯車研削盤1のベッドBの上
方に開口している。そして、この吸引パイプ24の途中
にはQポットポンプ25、開閉弁26、呼水ジョウゴ2
7及び流量調整弁28が設けられている。
を図2に基づいて説明する。
列に接続された3つのバッグフィルタ29とこれらの下
流側(クーラントの流れ方向に対して下流側)に設けら
れた深層フィルタ30を有しており、各バッグフィルタ
29の下端中央部から導出するパイプ31はパイプ32
とドレンパイプ33を接続するパイプ34の途中に接続
され、パイプ32は前記深層フィルタ30の入口側に接
続されている。尚、パイプ32の途中には圧力計35、
圧力センサ36及び開閉弁37が設けられている。
エアーを供給するパイプ38が接続されており、このパ
イプ38の途中には開閉弁39、水抜き40及び脱油弁
41が設けられている。
導出するパイプ42は前記2次タンク5に接続されてお
り、その途中には開閉弁43、圧力計44及び圧力セン
サ45が設けられている。尚、パイプ7とパイプ42及
びパイプ32とパイプ42はそれぞれバイパスパイプ4
6,47によって接続されており、それらの途中にはバ
イパス弁48,49がそれぞれ設けられている。
パイプ50は前記1次タンク3に接続されており、その
途中には開閉弁51が設けられている(図1参照)。そ
して、深層フィルタ30から導出するエアー抜きパイプ
52は前記希土マグネットセパレータ2に接続され、そ
の途中には開閉弁53が設けられている。
記1次タンク2の上方に開口する拡散管54が取り付け
られており、ドレンパイプ33の途中には開閉弁55が
設けられている。
ンク5の下端部中央から導出するパイプ56は前記歯車
研削盤1の砥石Gと歯車Wとの研削点の上方に開口して
おり、その途中には開閉弁57、2次ポンプ58、逆止
弁59、圧力計60、流量調整弁61及び圧力計62が
クーラントの流れ方向に沿って順次設けられている。
と下限異常レベルセンサ64が設けられており、その上
部から導出するオーバーフローホース65は前記1次タ
ンク3の上方に開口している。
テムはクーラントの流れ方向に沿って配置された前記希
土マグネットセパレータ2とバッグフィルタ29及び深
層フィルタ30を含んで構成されるが、ここで、希土マ
グネットセパレータ2とバッグフィルタ29及び深層フ
ィルタ30について概説する。
ータによって回転駆動されるマグネットローラ70(図
1参照)の磁力によって大きさ100μm以上の研削屑
等の磁性粒子を捕捉してこれを回収するものである。
の不織布又は織布によって袋状に成形されたフィルタで
あって、長繊維状の切屑が出ない範囲で極力少ない本数
及び粗いメッシュとすべきである。本実施の形態では、
メッシュ40μmのバッグフィルタ29を3本用いた。
の不織布又は織布によって層状に成形されたフィルタで
あって、外層が粗く、内層に向かって細かくなってい
る。従って、大きな研削等はフィルタと外筒との間に溜
り、フィルタを抜いただけでは切屑等の異物を取り出す
ことができない。しかし、細かく粒状の切屑等はフィル
タの各層の中に入り込むため、この深層フィルタ30に
はバッグフィルタ29のような袋状の大きな容積は不要
であり、むしろ小径の円筒を多数設けて大きな面積を確
保しつつ、全体としてコンパクト化することができる。
この深層フィルタ30において珪藻土フィルタ並の浄化
度を得るためにはフィルタのメッシュを15μmとする
ことが必要であることが実験的に確かめられた。
〜図5に基づいて説明する。尚、図3及び図4は1次タ
ンク3の部分断面図、図5はQポット23の断面図であ
る。
土マグネットセパレータ2側に取り付けられたジョウゴ
上75が下方に向かって開口しており、このジョウゴ上
75の下方であって、1次タンク3の底面上には上方に
向かって開口するジョウゴ下76が設けられている。
された開口部には前記パイプ7(図1参照)が接続され
ており、前記1次ポンプ19によって吸引されるクーラ
ントの流量Q2は希土マグネットセパレータ2に入るク
ーラントの流量Q1よりも大きく(Q2>Q1)設定さ
れている。
に向かって先細のテーパ管状のジョウゴ上75と上方に
向かって拡径するテーパ管状のジョウゴ下76とを一部
がオーバーラップするようにしてしても良い。そして、
この場合も1次ポンプ19によって吸引されるクーラン
トの流量Q2を希土マグネットセパレータ2に入るクー
ラントの流量Q1よりも大きく(Q2>Q1)設定して
いる。
に示されるが、該Qポット23はリング状のフロート7
7を有しており、前記吸引パイプ24の下端部に取り付
けられたボトムプレート78とフロート77とは伸縮自
在な蛇腹状の隔壁79で連結されている。そして、吸引
パイプ24の下端部には隔壁79の内部に開口する円孔
24aが形成されており、前記Qポットポンプ25(図
1参照)が駆動されると、クーラントの表面に浮遊して
いる研削屑等の異物はクーラントと共にQポット23の
フロート77の内側から隔壁79内に流入し、クーラン
トと共に吸引パイプ24の円孔24aから吸引されて歯
車研削盤1のベッドBに供給され、この異物と共に供給
されるクーラントによってベッドBが洗浄される。この
ように、1次タンク3内のクーラントの表面に浮遊する
異物はQポット23によって捕獲され、少なくとも歯車
研削盤1の砥石Gと歯車Wとの研削点に供給されること
がない。
表面に浮遊する切屑等の異物をQポット23に寄せてそ
の捕捉率を高める工夫として例えば図6〜図8に示す方
式が考えられる。
グネットセパレータ2下部の排出口2aの向きを調整し
て図示矢印方向の流れを発生させ、その流れの末端部に
Qポット23を設置している。
須のミスト捕集装置80のドレン口の正圧を利用してド
レンとエアーをホース81から1次タンク3のクーラン
ト表面に吹き付け、これによってクーラント表面に浮遊
する異物をQポット23に吹き寄せるようにしている。
この方式によれば、既設のミスト捕集装置80を有効利
用するために余分なエネルギーを消費することなく所期
の目的を達成することができる。
らオーバーフローホース65を経て1次タンク3にオー
バーフローするクーラントの流れによってクーラント表
面の異物をQポット23に吹き寄せるようにしており、
この方式によっても余分なエネルギーを消費することな
く所期の目的を達成することができる。
5は上方が開口する矩形ボックス状に成形され、その底
面は中央が低いすり鉢状に形成され、その中央部に前記
パイプ56(図1参照)が接続されている。
記パイプ42に連なる4本の入口配管82が図示方向
(一回転方向に側壁に平行な方向)に開口しており、パ
イプ42から供給されるクーラントは4本の入口パイプ
82から2次タンク5内の底部に図示矢印方向に向かっ
て噴出されて2次タンク5内に旋回流を発生される。
尚、このクーラントの旋回流の方向と前記撹拌羽根63
(図1参照)の回転方向とを一致させておけば、2次タ
ンク5内にクーラントの一層強い旋回流を発生されるこ
とができる。
して中央部にパイプ56を接続するとともに、2次タン
ク5内にクーラントの旋回流を発生させることによって
2次タンク5の底面中央部に異物を集め、この異物を強
制的に2次タンク5外へ排出することができ、この結
果、2次タンク5の清掃の頻度が低く抑えられる。
成の詳細を図10に示す。
であり、図示のように1次タンク3の側壁の内側には拡
散管54が取り付けられており、この拡散管54は下方
が開口して下方に向かって開くテーパ管状に成形され、
その中心部にはプラグ83が結着されている。そして、
このプラグ83には4つの円孔83aが形成されてお
り、該プラグ83にはエルボ84及び継手85を介して
前記パイプ33が接続されている。
システムの作用を説明する。
ク5内のクーラントはパイプ56を経て歯車研削盤1の
砥石Gと歯車Wとの研削点に供給されて研削点の潤滑と
冷却に供された後、研削によって発生した綿状の研削屑
と共にベッドB上に落下する。
トポンプ25が駆動されると、1次タンク3内のクーラ
ントはそれぞれパイプ6,24を経て歯車研削盤1のベ
ッドB上に供給され、ベッドBに付着したゴミや落下し
た研削屑等の異物を洗い流す。
等の異物と共に希土マグネットセパレータ2に導入さ
れ、希土マグネットセパレータ2においては、クーラン
トに含まれる大きさ100μm以上の研削屑等の磁性粒
子がマグネットローラ70の磁力によって荒取りされて
回収される。
るクーラントの浄化度を図11に示すが、同図に示すよ
うに希土マグネットセパレータ2によって100μm以
上の径の異物が効果的に捕捉され、粒子径5〜100μ
mについての浄化度はNAS等級で12〜16級とな
る。
ィルタ装置8のバッグフィルタ29と深層フィルタ30
の寿命が最大の問題となるため、本実施の形態ではフィ
ルタ装置8の前段にメンテナンスフリーの希土マグネッ
トセパレータ2を配置し、この希土マグネットセパレー
タ2の捕捉率を高めるよう工夫した。
して上がり、磁石による磁性体の吸引力は距離の2乗に
反比例して上がるため、本実施の形態ではクーラントの
流速を下げるためにクーラントの流量を240l/mi
nに増やすとともに、マグネットローラ70の隙間を9
mmから5mmに縮小した。
60,120,240l/minにおけるローラ隙間と
磁性粒子の捕捉率との関係を示すが、本実施の形態(流
量240l/min、隙間5mm)では、形状が綿状で
結晶構造がマルテンサイトであるために磁気的に吸着し
難い研削屑を捕捉率90%の高率で捕捉することができ
た。この結果、フィルタ装置8のバッグフィルタ29と
深層フィルタ30の寿命をそれぞれ2箇月、6箇月と従
来のそれに比して著しく延ばすことができた。
って研削屑等の異物が荒取りされたクーラントは1次タ
ンク3に流入するが、前述のように1次ポンプ19によ
って1次タンク3から吸引されるクーラントの流量Q2
を希土マグネットセパレータ2に入るクーラントの流量
Q1よりも大きく(Q2>Q1)設定したため、希土マ
グネットセパレータ2からのクーラントに1次タンク3
内のクーラントが流入して両者は共に1次ポンプ19側
へ流れることとなり、少なくとも希土マグネットセパレ
ータ2からのクーラントが1次タンク3内に漏れ出るこ
とがないため、希土マグネットセパレータ2からのクー
ラントに含まれる研削屑等の異物が1次タンク3内に流
出することがない。
浮遊する異物は前述のようにQポット23によって回収
され、この異物を含んだクーラントは吸引パイプ24を
通って歯車研削盤1に供給されてベッドBの洗浄に供さ
れ、少なくとも歯車研削盤1の砥石Gと歯車Wとの研削
点に供給されることがないため、歯車Wに高い表面品位
が確保される。
ようにパイプ6を通って或は洗浄ガン16によってベッ
ドBに供給されてベッドBの洗浄に供される。
1次ポンプ19によって吸引されてパイプ7を通ってフ
ィルタ装置8に送られ、これに含まれる異物がバッグフ
ィルタ29によって中取りされ、深層フィルタ30によ
って仕上げ取りされる。
らのクーラントはパイプ7から各バッグフィルタ29に
導入され、各バッグフィルタ29によって異物が中取り
される。
ントの浄化度を図13に示すが、同図に示すようにバッ
グフィルタ29によれば50μm以上の径の粒子を完全
に除去することができ(NAS等級=00)、その以下
の粒子径についての浄化度はNAS等級で11〜12級
となる。
が中取りされたクーラントはパイプ31,34,32を
通って深層フィルタ30に導入され、この深層フィルタ
30によって仕上げ取りがなされて更に細かい粒子が捕
捉される。
トの浄化度を図14に示すが、同図に示すように深層フ
ィルタ30によれば15μm以上の径の粒子を完全に除
去することができ(NAS等級=00)、その以下の粒
子径についての浄化度はNAS等級で5級以下に抑えら
れ、従来の珪藻土フィルタ並の浄化度を得ることができ
る。
って、これが目詰まりするとその内側に研削屑が数10
mmの厚さでケーキ状に張り付くためにドレーンが抜け
にくい。このため、バッグフィルタ29に目詰まりが発
生すると、図2に示す開閉弁37を閉じ、開閉弁39,
55と脱油弁41を開いて工場エアーを各バッグフィル
タ29に供給して該工場エアーによってドレン抜きと脱
油を強制的に行う。尚、各バッグフィルタ29内のドレ
ンはドレンパイプ33を通って拡散管54から1次タン
ク3内に導入されるが、このとき、その飛散が拡散管5
4によって効果的に防がれる。
ッグフィルタ29と深層フィルタ30によって異物が中
取り及び仕上げ取りされて浄化されたクーラントはパイ
プ42を通って2次タンク5に送られ、2次タンク5内
のクーラントは前述のように2次ポンプ58によってパ
イプ56内を圧送されて歯車研削盤1に供給され、歯車
研削盤1の砥石Gと歯車Wとの研削点に供給されて研削
点の潤滑と冷却に供される。
作用を繰り返し、閉ループ経路を循環する過程で本発明
に係るクーラント浄化システムによって浄化されつつ、
連続的に歯車研削盤1の砥石Gと歯車Wとの研削点の潤
滑と冷却及びベッドBの洗浄に供される。
ント浄化システムにおいては、クーラントに含まれる汚
染粒子が先ず希土マグネットセパレータ2によって荒取
りされ、残った汚染粒子は次のバッグフィルタ29によ
って中取りされ、最終的に残った微細な汚染粒子が最終
的に深層フィルタ30によって仕上げ取りされるため、
深層フィルタ30の負荷が軽減され、そのメッシュを細
かくして濾過精度を高めることができ、クーラントの浄
化度を高めて製品である歯車Wに高い表面品位を確保す
ることができる。
と高コスト化を招く従来の珪藻土フィルタを使用しない
ため、当該クーラント浄化システムの低コスト化を実現
することができるとともに、バッグフィルタ29や深層
フィルタ30の寿命を延ばすことができる。
グフィルタ29と深層フィルタ30の耐圧強度によって
制約を受けるが、2次ポンプ58にはこのような制約が
ないため、該2次ポンプ58として研削点に必要な高圧
を発生する高圧タイプのものを使用することができ、
又、クーラントの浄化度が高いために遠心ポンプ以外に
トロコイドポンプ、ダイヤフラムポンプ、プランジャポ
ンプ等のようにゴミに弱いポンプも使用することがで
き、ポンプ選定の自由度が広がるというメリットが得ら
れる。
ステムにおいては、歯車研削盤1での研削時・非研削時
に拘らず、常時、1次ポンプ19を駆動することによっ
て希土マグネットセパレータ2とバッグフィルタ29及
び深層フィルタ30によって1次タンク3内のクーラン
トを常時浄化する方式を採用している。
ラント浄化システムに適用した例について述べたが、本
発明は例えば等速ボールジョイントの溝研削、ホーニン
グ、刃具研磨等に供される工作機械のクーラント浄化シ
ステムに対しても同様に適用可能であることは勿論であ
る。
よれば、クーラントに含まれる汚染粒子が先ず希土マグ
ネットセパレータによって荒取りされ、残った汚染粒子
は次のバッグフィルタによって中取りされ、最終的に残
った微細な汚染粒子が最終的に深層フィルタによって仕
上げ取りされるため、深層フィルタの負荷が軽減され、
そのメッシュを細かくして濾過精度を高めることがで
き、クーラントの浄化度を高めて製品に高い表面品位を
確保することができるという効果が得られる。
スト化を招く珪藻土フィルタを使用しないため、当該ク
ーラント浄化システムの低コスト化を実現することがで
きるとともに、フィルタ寿命を延ばすことができるとい
う効果が得られる。
クーラント循環システムの構成図である。
タ装置の構成図である。
物をQポットに寄せてその捕捉率を高める例を示す平面
図である。
物をQポットに寄せてその捕捉率を高める例を示す側断
面図である。
物をQポットに寄せてその捕捉率を高める例を示す側断
面図である。
る。
である。
の浄化度を示す図である。
間と捕捉率との関係を流量をパラメータとして示す図で
ある。
示す図である。
す図である。
る。
す図である。
示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 閉ループ経路を循環して工作機械の加工
点の冷却と潤滑に供されるクーラントに含まれる異物を
除去してこれを浄化するクーラント浄化システムであっ
て、 クーラントの循環経路中に希土マグネットセパレータ、
バッグフィルタ及び深層フィルタをクーラントの流れ方
向に沿ってこの順に配置したことを特徴とするクーラン
ト浄化システム。 - 【請求項2】 前記希土マグネットセパレータと前記バ
ッグフィルタとの間に1次ポンプを介設し、希土マグネ
ットセパレータへ入るクーラントの流量Q1よりも前記
1次ポンプによるクーラントの吸引流量Q2を大きく設
定したことを特徴とする請求項1記載のクーラント浄化
システム。 - 【請求項3】 希土マグネットセパレータと前記バッグ
フィルタとの間に1次タンクを介設し、該1次タンクに
浮遊物除去装置を設けたことを特徴とする請求項1記載
のクーラント浄化システム。 - 【請求項4】 前記希土マグネットセパレータと前記バ
ッグフィルタとの間に1次タンクを介設するとともに、
前記深層フィルタと前記工作機械との間に2次タンクを
介設し、研削時・非研削時に拘らず、常時、前記1次ポ
ンプを駆動することによって前記希土マグネットセパレ
ータとバッグフィルタ及び深層フィルタによって前記1
次タンク内のクーラントを常時浄化することを特徴とす
る請求項2記載のクーラント浄化システム。 - 【請求項5】 前記深層フィルタと前記工作機械との間
に2次タンクを介設し、該2次タンクへの入口配管を2
次タンクの底面付近の四隅に分配し、各入口配管の出口
の方向を一回転方向に側壁に平行に向けたことを特徴と
する請求項1記載のクーラント浄化システム。
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