JPH1127497A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
- Publication number
- JPH1127497A JPH1127497A JP9175634A JP17563497A JPH1127497A JP H1127497 A JPH1127497 A JP H1127497A JP 9175634 A JP9175634 A JP 9175634A JP 17563497 A JP17563497 A JP 17563497A JP H1127497 A JPH1127497 A JP H1127497A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- communication speed
- training
- identification information
- information
- communication
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Facsimile Transmission Control (AREA)
- Communication Control (AREA)
- Telephone Function (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トレーニングの回数を減らして通信速度の決
定に要する時間の短縮を図りつつ、常に送信機側ファク
シミリ装置との回線状況に適した最速の通信速度でデー
タを受信できるようにする。 【解決手段】 主制御部1は通信網Cから呼出信号と共
に送信される発信元情報を発信元情報トランス部24及
びモデム部4を介して取得する。そして初めての相手先
からの着信の場合には、最大能力の通信速度でトレーニ
ングを制御し、通信速度が決定すると、この通信速度を
発信元情報と共に発信元情報テーブル51で記憶する。
2回目以降の相手先からの着信の場合には、発信元情報
テーブル51に記憶されている該当発信元情報に対応し
た通信速度でトレーニングを制御することで、トレーニ
ングの回数を減らす。
定に要する時間の短縮を図りつつ、常に送信機側ファク
シミリ装置との回線状況に適した最速の通信速度でデー
タを受信できるようにする。 【解決手段】 主制御部1は通信網Cから呼出信号と共
に送信される発信元情報を発信元情報トランス部24及
びモデム部4を介して取得する。そして初めての相手先
からの着信の場合には、最大能力の通信速度でトレーニ
ングを制御し、通信速度が決定すると、この通信速度を
発信元情報と共に発信元情報テーブル51で記憶する。
2回目以降の相手先からの着信の場合には、発信元情報
テーブル51に記憶されている該当発信元情報に対応し
た通信速度でトレーニングを制御することで、トレーニ
ングの回数を減らす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着信先に対して呼
出信号と共に発信元を特定する識別情報、例えば発信元
の電話番号やユーザ名などが通知される通信網に接続さ
れるファクシミリ装置に関する。
出信号と共に発信元を特定する識別情報、例えば発信元
の電話番号やユーザ名などが通知される通信網に接続さ
れるファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ファクシミリ装置は、着信が
あるとその着信に対して応答を行って回線を閉結した
後、周知の通信手順によりファクシミリ受信処理を行
う。
あるとその着信に対して応答を行って回線を閉結した
後、周知の通信手順によりファクシミリ受信処理を行
う。
【0003】この受信処理において、受信機側ファクシ
ミリ装置は画像データを受け取る前に自己の能力最大の
通信速度を送信機側ファクシミリ装置に通知する。これ
により、送信機側ファクシミリ装置は、受信機側ファク
シミリ装置より通知された通信速度以下でかつ自己の能
力最大の通信速度で伝送のトレーニングを開始する。そ
して、受信機側ファクシミリ装置においてトレーニング
チェック信号を正常に受信できた場合には、互いにこの
ときの通信速度を画像データ伝送の通信速度として決定
する。これに対し、通信距離が長いなどの原因により回
線状況が悪くトレーニングチェック信号を正常に通信で
きなかった場合には、送信機側ファクシミリ装置は通信
速度を1段階低下させて再度トレーニングを行う。こう
して、受信機側ファクシミリ装置においてトレーニング
チェック信号を正常に受信できるようになるまで通信速
度を段階的に低下させつつトレーニングを繰り返し行っ
て、回線状況に適した最速の通信速度を決定したなら
ば、この通信速度で画像データのファクシミリ通信を行
っていた。
ミリ装置は画像データを受け取る前に自己の能力最大の
通信速度を送信機側ファクシミリ装置に通知する。これ
により、送信機側ファクシミリ装置は、受信機側ファク
シミリ装置より通知された通信速度以下でかつ自己の能
力最大の通信速度で伝送のトレーニングを開始する。そ
して、受信機側ファクシミリ装置においてトレーニング
チェック信号を正常に受信できた場合には、互いにこの
ときの通信速度を画像データ伝送の通信速度として決定
する。これに対し、通信距離が長いなどの原因により回
線状況が悪くトレーニングチェック信号を正常に通信で
きなかった場合には、送信機側ファクシミリ装置は通信
速度を1段階低下させて再度トレーニングを行う。こう
して、受信機側ファクシミリ装置においてトレーニング
チェック信号を正常に受信できるようになるまで通信速
度を段階的に低下させつつトレーニングを繰り返し行っ
て、回線状況に適した最速の通信速度を決定したなら
ば、この通信速度で画像データのファクシミリ通信を行
っていた。
【0004】因みに、通信速度は、1秒間に送ることの
できるデータ量を単位(bps:ビット・パー・セコン
ド)で表したもので、標準的な機種は9600bpsを
上限に7200bps,4800bpsまたは2400
bpsの通信速度で通信できるようになっている。また
最近では、14400bps以上の高速通信に対応でき
る機種も開発されている。
できるデータ量を単位(bps:ビット・パー・セコン
ド)で表したもので、標準的な機種は9600bpsを
上限に7200bps,4800bpsまたは2400
bpsの通信速度で通信できるようになっている。また
最近では、14400bps以上の高速通信に対応でき
る機種も開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来装置の通信速度決定手順では、回線の状況
が悪いときにはトレーニングの回数が増えるために通信
速度が決まるまでに時間がかかるという問題があった。
このような問題を解決するためには、着信の際に送信機
側ファクシミリ装置に通知する通信速度を例えば480
0bpsの低速にユーザが設定操作することによって、
トレーニングの回数を減らすようにすればよい。
たような従来装置の通信速度決定手順では、回線の状況
が悪いときにはトレーニングの回数が増えるために通信
速度が決まるまでに時間がかかるという問題があった。
このような問題を解決するためには、着信の際に送信機
側ファクシミリ装置に通知する通信速度を例えば480
0bpsの低速にユーザが設定操作することによって、
トレーニングの回数を減らすようにすればよい。
【0006】しかし、通信速度を低速に設定した場合に
は、たとえ回線状況が良好で本来当該ファクシミリ装置
が有する最大能力の通信速度で画像データの通信が可能
な場合でも常に設定された低速の通信速度以下で通信さ
れるので、通信速度の決定に要する時間は短縮されるも
のの画像データの送信時間が不必要に長くかかってしま
うという別の問題が生じていた。
は、たとえ回線状況が良好で本来当該ファクシミリ装置
が有する最大能力の通信速度で画像データの通信が可能
な場合でも常に設定された低速の通信速度以下で通信さ
れるので、通信速度の決定に要する時間は短縮されるも
のの画像データの送信時間が不必要に長くかかってしま
うという別の問題が生じていた。
【0007】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、着信時に行われる
通信手順中のトレーニングの回数を減らして通信速度の
決定に要する時間の短縮を図りつつ、常に送信機側ファ
クシミリ装置との回線状況に適した最速の通信速度でデ
ータを受信することができるファクシミリ装置を提供し
ようとするものである。
たもので、その目的とするところは、着信時に行われる
通信手順中のトレーニングの回数を減らして通信速度の
決定に要する時間の短縮を図りつつ、常に送信機側ファ
クシミリ装置との回線状況に適した最速の通信速度でデ
ータを受信することができるファクシミリ装置を提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、着信先に対して呼出信号と共に発信元を
特定する識別情報が通知される通信網に接続され、呼出
信号着信後のファクシミリ受信処理で送信機側ファクシ
ミリ装置と伝送のトレーニングを行って最適な通信速度
を決定し、この通信速度で画像データを受信するように
したファクシミリ装置において、発信元を特定する識別
情報に対応して通信速度情報を記憶する発信元情報記憶
手段を設ける。また、呼出信号の着信時に通信網から通
知される識別情報を受信する識別情報受信手段と、この
識別情報受信手段により受信した識別情報で発信元情報
記憶手段による記憶情報を検索し該当する識別情報の登
録有無を判別する識別情報検索手段とを設ける。そし
て、この識別情報検索手段により該当する識別情報の登
録無しを判別した場合には、未登録時トレーニング制御
手段により送信機側ファクシミリ装置に自己の有する最
大能力の通信速度を通知してトレーニングを制御し、こ
のトレーニングの結果最適な通信速度が決定したなら
ば、発信元情報記憶制御手段によりこの最適な通信速度
を示す通信速度情報を識別情報受信手段により受信した
識別情報と対応させて発信元情報記憶手段に記憶させ
る。これに対し、識別情報検索手段により該当する識別
情報の登録有りを判別した場合には、登録時トレーニン
グ制御手段によりこの識別情報に対応する通信速度情報
を発信元情報記憶手段の記憶情報から読出し、この通信
速度情報が示す通信速度を送信機側ファクシミリ装置に
通知してトレーニングを制御するようにしたものであ
る。
成するために、着信先に対して呼出信号と共に発信元を
特定する識別情報が通知される通信網に接続され、呼出
信号着信後のファクシミリ受信処理で送信機側ファクシ
ミリ装置と伝送のトレーニングを行って最適な通信速度
を決定し、この通信速度で画像データを受信するように
したファクシミリ装置において、発信元を特定する識別
情報に対応して通信速度情報を記憶する発信元情報記憶
手段を設ける。また、呼出信号の着信時に通信網から通
知される識別情報を受信する識別情報受信手段と、この
識別情報受信手段により受信した識別情報で発信元情報
記憶手段による記憶情報を検索し該当する識別情報の登
録有無を判別する識別情報検索手段とを設ける。そし
て、この識別情報検索手段により該当する識別情報の登
録無しを判別した場合には、未登録時トレーニング制御
手段により送信機側ファクシミリ装置に自己の有する最
大能力の通信速度を通知してトレーニングを制御し、こ
のトレーニングの結果最適な通信速度が決定したなら
ば、発信元情報記憶制御手段によりこの最適な通信速度
を示す通信速度情報を識別情報受信手段により受信した
識別情報と対応させて発信元情報記憶手段に記憶させ
る。これに対し、識別情報検索手段により該当する識別
情報の登録有りを判別した場合には、登録時トレーニン
グ制御手段によりこの識別情報に対応する通信速度情報
を発信元情報記憶手段の記憶情報から読出し、この通信
速度情報が示す通信速度を送信機側ファクシミリ装置に
通知してトレーニングを制御するようにしたものであ
る。
【0009】また本発明は、登録時トレーニング制御手
段により制御されるトレーニングの結果、最適な通信速
度が決定した場合には、通信速度登録情報更新手段によ
り発信元情報記憶手段に記憶された該当識別情報に対応
した通信速度情報をこの最適な通信速度を示す通信速度
情報に更新するようにしたものでもよい。この場合にお
いて、送信機側ファクシミリ装置との伝送のトレーニン
グは、通信速度を最適な通信速度が得られるまで段階的
に低下させて行うものであり、かつ登録時トレーニング
制御手段により制御されるトレーニングの結果通知した
通信速度が最適な通信速度と決定された場合には、それ
より高速の通信速度で再度トレーニングを行って最適な
通信速度が得られるかチェックする機能を付加すると好
都合である。
段により制御されるトレーニングの結果、最適な通信速
度が決定した場合には、通信速度登録情報更新手段によ
り発信元情報記憶手段に記憶された該当識別情報に対応
した通信速度情報をこの最適な通信速度を示す通信速度
情報に更新するようにしたものでもよい。この場合にお
いて、送信機側ファクシミリ装置との伝送のトレーニン
グは、通信速度を最適な通信速度が得られるまで段階的
に低下させて行うものであり、かつ登録時トレーニング
制御手段により制御されるトレーニングの結果通知した
通信速度が最適な通信速度と決定された場合には、それ
より高速の通信速度で再度トレーニングを行って最適な
通信速度が得られるかチェックする機能を付加すると好
都合である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。初めに、第1の実施の形態について
図1乃至図9を用いて説明する。なお、この実施の形態
では通信速度の最大能力が14400dpsのファクシ
ミリ装置に本発明を適用した場合について説明する。
を用いて説明する。初めに、第1の実施の形態について
図1乃至図9を用いて説明する。なお、この実施の形態
では通信速度の最大能力が14400dpsのファクシ
ミリ装置に本発明を適用した場合について説明する。
【0011】図1は本実施の形態のファクシミリ装置の
要部構成を示す機能ブロック図であり、このファクシミ
リ装置は、例えばマイクロコンピュータを搭載しファク
シミリ装置としての一般的な制御を司る主制御部1の
他、網制御部2,内蔵電話機3,モデム部4,メモリ部
5,読取部6,記録部7,着信鳴動部8及び操作パネル
部9を有している。そして、前記主制御部1と、網制御
部2,モデム部4,メモリ部5,読取部6,記録部7及
び着信鳴動部8とを、バスライン10で接続している。
また、主制御部1と操作パネル部9とを信号線11で接
続している。
要部構成を示す機能ブロック図であり、このファクシミ
リ装置は、例えばマイクロコンピュータを搭載しファク
シミリ装置としての一般的な制御を司る主制御部1の
他、網制御部2,内蔵電話機3,モデム部4,メモリ部
5,読取部6,記録部7,着信鳴動部8及び操作パネル
部9を有している。そして、前記主制御部1と、網制御
部2,モデム部4,メモリ部5,読取部6,記録部7及
び着信鳴動部8とを、バスライン10で接続している。
また、主制御部1と操作パネル部9とを信号線11で接
続している。
【0012】網制御部2は、通信回線Cを伝送される信
号とバスライン10を伝送される信号とのインタフェー
スをとる機能と、通信回線Cの接続先を内部電話機3と
モデム部4とで切換える機能とを有するもので、FAX
/TEL切換スイッチ21,スイッチ制御インタフェー
ス部22,ファクシミリ信号トランス部23,発信元情
報トランス部24及び呼出信号検知部25で構成してい
る。
号とバスライン10を伝送される信号とのインタフェー
スをとる機能と、通信回線Cの接続先を内部電話機3と
モデム部4とで切換える機能とを有するもので、FAX
/TEL切換スイッチ21,スイッチ制御インタフェー
ス部22,ファクシミリ信号トランス部23,発信元情
報トランス部24及び呼出信号検知部25で構成してい
る。
【0013】FAX/TEL切換スイッチ21は、通信
回線Cをファクシミリ信号トランス部23に接続するか
内蔵電話機3に接続するかを切換えるスイッチであっ
て、スイッチ制御インタフェース部22からの信号によ
り切換制御される。スイッチ制御インタフェース部22
は、主制御部1からバスライン10を介して与えられる
制御データに基づいてスイッチ制御信号を生成し、FA
X/TEL切換スイッチ21に与える。
回線Cをファクシミリ信号トランス部23に接続するか
内蔵電話機3に接続するかを切換えるスイッチであっ
て、スイッチ制御インタフェース部22からの信号によ
り切換制御される。スイッチ制御インタフェース部22
は、主制御部1からバスライン10を介して与えられる
制御データに基づいてスイッチ制御信号を生成し、FA
X/TEL切換スイッチ21に与える。
【0014】ファクシミリ信号トランス部23は、通信
回線Cを介して送られてくるファクシミリ伝送信号を取
込み、モデム部4に与えるものである。発信元情報トラ
ンス部24及び呼出信号検出部25は、いずれもFAX
/TEL切換スイッチ21が内蔵電話機3側に接続され
るとき通信回線Cに接続されるように設けられており、
発信元情報トランス部24は、着信時に通信網側から送
られてくる発信元を特定する識別情報いわゆる発信元情
報を取込んでモデム部4に与え、呼出信号検出部25
は、通信網側から着信を通知すべく送られてくる呼出信
号の検出を行う。
回線Cを介して送られてくるファクシミリ伝送信号を取
込み、モデム部4に与えるものである。発信元情報トラ
ンス部24及び呼出信号検出部25は、いずれもFAX
/TEL切換スイッチ21が内蔵電話機3側に接続され
るとき通信回線Cに接続されるように設けられており、
発信元情報トランス部24は、着信時に通信網側から送
られてくる発信元を特定する識別情報いわゆる発信元情
報を取込んでモデム部4に与え、呼出信号検出部25
は、通信網側から着信を通知すべく送られてくる呼出信
号の検出を行う。
【0015】ここで、着信時に通信網側から送られてく
る着信信号のデータフォーマットの一例を図2に示す。
図示するように、この着信信号は、2秒間継続する20
Hzの呼出信号Pが4秒間の呼出信号停止期間を挟んで繰
り返し現れる信号である。そしてこの着信信号は、1回
目の呼出信号Pの終了後、0.5秒のポーズ期間を経て
図示フォーマットの発信元情報をFSK変調した発信元
情報信号Qが重畳されている。なお、発信元情報には、
発信元であるファクシミリ装置の電話番号や該ファクシ
ミリ装置に登録されたユーザ名等が含まれる。
る着信信号のデータフォーマットの一例を図2に示す。
図示するように、この着信信号は、2秒間継続する20
Hzの呼出信号Pが4秒間の呼出信号停止期間を挟んで繰
り返し現れる信号である。そしてこの着信信号は、1回
目の呼出信号Pの終了後、0.5秒のポーズ期間を経て
図示フォーマットの発信元情報をFSK変調した発信元
情報信号Qが重畳されている。なお、発信元情報には、
発信元であるファクシミリ装置の電話番号や該ファクシ
ミリ装置に登録されたユーザ名等が含まれる。
【0016】内蔵電話機3は、例えば送受話器や通話回
路などを有した周知の構成のものであって、音声通話に
おいて使用する。モデム部4は、通信回線Cを介して送
られてくるファクシミリ伝送信号や発信元情報信号を復
調してファクシミリデータや発信元情報を再生し、これ
をバスライン10へ出力する機能と、バスライン10を
介して与えられるファクシミリデータを変調してファク
シミリ伝送信号に変換し、これを網制御部2を介して通
信回線Cへ出力する機能とを有する。
路などを有した周知の構成のものであって、音声通話に
おいて使用する。モデム部4は、通信回線Cを介して送
られてくるファクシミリ伝送信号や発信元情報信号を復
調してファクシミリデータや発信元情報を再生し、これ
をバスライン10へ出力する機能と、バスライン10を
介して与えられるファクシミリデータを変調してファク
シミリ伝送信号に変換し、これを網制御部2を介して通
信回線Cへ出力する機能とを有する。
【0017】メモリ部5は、送信履歴情報や受信履歴情
報などを記憶する周知のメモリエリアの他、発信元情報
テーブル51と通信速度テーブル52とを有したもので
ある。発信元情報テーブル51は、図3に示すように、
ファクシミリ通信の相手先となった他のファクシミリ装
置の電話番号に対応して、その相手先ファクシミリ装置
との最適な通信速度を示す通信速度情報を記憶するもの
で、発信元情報記憶手段を構成する。
報などを記憶する周知のメモリエリアの他、発信元情報
テーブル51と通信速度テーブル52とを有したもので
ある。発信元情報テーブル51は、図3に示すように、
ファクシミリ通信の相手先となった他のファクシミリ装
置の電話番号に対応して、その相手先ファクシミリ装置
との最適な通信速度を示す通信速度情報を記憶するもの
で、発信元情報記憶手段を構成する。
【0018】通信速度テーブル52は、図4に示すよう
に、連続番号nの通信速度情報に対応して、使用可能な
通信速度を高速順に記憶するものである。因みに、この
実施の形態のファクシミリ装置の場合は、通信速度情報
[1]に対応して最大能力の通信速度[14400dp
s]を予め設定し、通信速度情報[2]に対応して通信
速度[9600dps]を予め設定し、通信速度情報
[3]に対応して通信速度[7200dps]を予め設
定し、通信速度情報[4]に対応して通信速度[480
0dps]を予め設定し、通信速度情報[5]に対応し
て通信速度[2400dps]を予め設定している。
に、連続番号nの通信速度情報に対応して、使用可能な
通信速度を高速順に記憶するものである。因みに、この
実施の形態のファクシミリ装置の場合は、通信速度情報
[1]に対応して最大能力の通信速度[14400dp
s]を予め設定し、通信速度情報[2]に対応して通信
速度[9600dps]を予め設定し、通信速度情報
[3]に対応して通信速度[7200dps]を予め設
定し、通信速度情報[4]に対応して通信速度[480
0dps]を予め設定し、通信速度情報[5]に対応し
て通信速度[2400dps]を予め設定している。
【0019】読取部6は、送信原稿を読取ってファクシ
ミリデータを生成するものである。記録部7は、通信回
線Cを介して送られてくるファクシミリ伝送信号がモデ
ム部4にて再生されたファクシミリデータに対応する画
像を記録用紙に記録するものである。
ミリデータを生成するものである。記録部7は、通信回
線Cを介して送られてくるファクシミリ伝送信号がモデ
ム部4にて再生されたファクシミリデータに対応する画
像を記録用紙に記録するものである。
【0020】着信鳴動部8は、主制御部1の制御の下
に、ユーザに対して着信検知を行うための所定の着信音
を鳴動する。操作パネル部9は、ユーザに対して各種の
情報表示を行うLCD91と、ユーザが主制御部1に対
して各種の指示入力を行うためのキー群92とを有す
る。
に、ユーザに対して着信検知を行うための所定の着信音
を鳴動する。操作パネル部9は、ユーザに対して各種の
情報表示を行うLCD91と、ユーザが主制御部1に対
して各種の指示入力を行うためのキー群92とを有す
る。
【0021】しかして、主制御部1は、特に図5の流れ
図に示す処理手順に従い各部を制御するものとなってい
る。先ず、ST(ステップ)1として発信要求が発生す
るか、ST2として呼出信号検出部25にて呼出信号が
検出されるのを待機する。なお、FAX/TEL切換ス
イッチ21は通信回線Cを内蔵電話機3に接続してい
る。
図に示す処理手順に従い各部を制御するものとなってい
る。先ず、ST(ステップ)1として発信要求が発生す
るか、ST2として呼出信号検出部25にて呼出信号が
検出されるのを待機する。なお、FAX/TEL切換ス
イッチ21は通信回線Cを内蔵電話機3に接続してい
る。
【0022】この待機状態において発信要求が発生する
と、例えば周知の一般的な手順により発信処理を行う。
一方、呼出信号検出部25にて呼出信号が検出された場
合には、ST3として1回目の呼出信号に続いて送られ
てくる発信元情報を発信元情報トランス部24及びモデ
ム部4によって取込まれる信号から検出し、メモリ部5
に一時記憶すると共に、その発信元情報中の電話番号や
ユーザ名などを操作パネル部9のLCD91に表示させ
る(識別情報受信手段)。
と、例えば周知の一般的な手順により発信処理を行う。
一方、呼出信号検出部25にて呼出信号が検出された場
合には、ST3として1回目の呼出信号に続いて送られ
てくる発信元情報を発信元情報トランス部24及びモデ
ム部4によって取込まれる信号から検出し、メモリ部5
に一時記憶すると共に、その発信元情報中の電話番号や
ユーザ名などを操作パネル部9のLCD91に表示させ
る(識別情報受信手段)。
【0023】次に、ST4として着信処理を行う。この
着信処理は、発呼局がファクシミリ装置であることを確
認した後、応答を行って発呼局との回線を閉結するとと
もに、スイッチ制御インタフェース部22に制御データ
を与えてFAX/TEL切換スイッチ21を切換制御
し、通信回線Cをファクシミリ信号トランス部23に接
続する。なお、発呼局がファクシミリ装置でない場合に
はFAX/TEL切換スイッチ21を切換制御せずに通
話処理に入るか、着信に対する応答を行わないで呼出信
号が断となるのを待つ。
着信処理は、発呼局がファクシミリ装置であることを確
認した後、応答を行って発呼局との回線を閉結するとと
もに、スイッチ制御インタフェース部22に制御データ
を与えてFAX/TEL切換スイッチ21を切換制御
し、通信回線Cをファクシミリ信号トランス部23に接
続する。なお、発呼局がファクシミリ装置でない場合に
はFAX/TEL切換スイッチ21を切換制御せずに通
話処理に入るか、着信に対する応答を行わないで呼出信
号が断となるのを待つ。
【0024】ST4の着信処理において発呼局がファク
シミリ装置であることを確認した場合には、ファクシミ
リ受信処理に入る。このファクシミリ受信処理におい
て、主制御部1は、先ず、ST5として先に検出した発
信元情報中の電話番号でメモリ部5の発信元情報テーブ
ル51を検索する(識別情報検索手段)。その結果、該
当する電話番号が発信元情報テーブル51に登録されて
いない場合には(ST6のNO)、ST7として図6に
具体的に示す未登録時トレーニング制御を実行する。
シミリ装置であることを確認した場合には、ファクシミ
リ受信処理に入る。このファクシミリ受信処理におい
て、主制御部1は、先ず、ST5として先に検出した発
信元情報中の電話番号でメモリ部5の発信元情報テーブ
ル51を検索する(識別情報検索手段)。その結果、該
当する電話番号が発信元情報テーブル51に登録されて
いない場合には(ST6のNO)、ST7として図6に
具体的に示す未登録時トレーニング制御を実行する。
【0025】すなわち主制御部1は、発呼局である送信
機側ファクシミリ装置に対し、自己の有する最大能力の
通信速度(この実施の形態のファクシミリ装置の場合は
14400dps)を通知して伝送のトレーニング開始
を宣言する。これにより、送信機側ファクシミリ装置と
の間で、通知した通信速度以下で1回目のトレーニング
が行われ、トレーニングに失敗すると1段階低速の通信
速度で2回目のトレーニングが行われる。こうして、ト
レーニングチェック信号が受信機側である当該ファクシ
ミリ装置に正常に受信されるまで通信速度が段階的に低
下されてトレーニングが繰り返し行われる。その結果、
主制御部1はトレーニングが成功したことを確認する
と、そのときの通信速度Nを送信機側ファクシミリ装置
との通信速度として決定する。これに対し、自己の有す
る最小能力の通信速度(この実施の形態のファクシミリ
装置の場合は2400dps)でもトレーニングに失敗
した場合には、通信エラーとする(未登録時トレーニン
グ制御手段)。
機側ファクシミリ装置に対し、自己の有する最大能力の
通信速度(この実施の形態のファクシミリ装置の場合は
14400dps)を通知して伝送のトレーニング開始
を宣言する。これにより、送信機側ファクシミリ装置と
の間で、通知した通信速度以下で1回目のトレーニング
が行われ、トレーニングに失敗すると1段階低速の通信
速度で2回目のトレーニングが行われる。こうして、ト
レーニングチェック信号が受信機側である当該ファクシ
ミリ装置に正常に受信されるまで通信速度が段階的に低
下されてトレーニングが繰り返し行われる。その結果、
主制御部1はトレーニングが成功したことを確認する
と、そのときの通信速度Nを送信機側ファクシミリ装置
との通信速度として決定する。これに対し、自己の有す
る最小能力の通信速度(この実施の形態のファクシミリ
装置の場合は2400dps)でもトレーニングに失敗
した場合には、通信エラーとする(未登録時トレーニン
グ制御手段)。
【0026】一方、該当する電話番号が発信元情報テー
ブル51に登録されていた場合には(ST6のYE
S)、ST8として図7に具体的に示す登録時トレーニ
ング制御を実行する。すなわち主制御部1は、発信元情
報テーブル51から該当する電話番号に対応した通信速
度情報nを読出す。そして、通信速度テーブル52を参
照してこの通信速度情報nに対応する通信速度を取得
し、この通信速度を発呼局である送信機側ファクシミリ
装置に通知して伝送のトレーニング開始を宣言する。こ
れにより、送信機側ファクシミリ装置との間で、通知し
た通信速度で1回目のトレーニングが行われ、トレーニ
ングに失敗すると1段階低速の通信速度で2回目のトレ
ーニングが行われる。こうして、トレーニングチェック
信号が受信機側である当該ファクシミリ装置に正常に受
信されるまで通信速度が段階的に低下されてトレーニン
グが繰り返し行われる。その結果、主制御部1はトレー
ニングが成功したことを確認すると、そのときの通信速
度Nを送信機側ファクシミリ装置との通信速度として決
定する。これに対し、自己の有する最小能力の通信速度
(この実施の形態のファクシミリ装置の場合は2400
dps)でもトレーニングに失敗した場合には、通信エ
ラーとする(登録時トレーニング制御手段)。
ブル51に登録されていた場合には(ST6のYE
S)、ST8として図7に具体的に示す登録時トレーニ
ング制御を実行する。すなわち主制御部1は、発信元情
報テーブル51から該当する電話番号に対応した通信速
度情報nを読出す。そして、通信速度テーブル52を参
照してこの通信速度情報nに対応する通信速度を取得
し、この通信速度を発呼局である送信機側ファクシミリ
装置に通知して伝送のトレーニング開始を宣言する。こ
れにより、送信機側ファクシミリ装置との間で、通知し
た通信速度で1回目のトレーニングが行われ、トレーニ
ングに失敗すると1段階低速の通信速度で2回目のトレ
ーニングが行われる。こうして、トレーニングチェック
信号が受信機側である当該ファクシミリ装置に正常に受
信されるまで通信速度が段階的に低下されてトレーニン
グが繰り返し行われる。その結果、主制御部1はトレー
ニングが成功したことを確認すると、そのときの通信速
度Nを送信機側ファクシミリ装置との通信速度として決
定する。これに対し、自己の有する最小能力の通信速度
(この実施の形態のファクシミリ装置の場合は2400
dps)でもトレーニングに失敗した場合には、通信エ
ラーとする(登録時トレーニング制御手段)。
【0027】図5に説明を戻す。主制御部1は、ST7
の未登録時トレーニング制御において通信エラーを検知
した場合には(ST9のYES)、ST13に進み、通
信終了処理を行う。この通信終了処理は、送信機側ファ
クシミリ装置との回線を切断するとともに、スイッチ制
御インタフェース部22に制御データを与えてFAX/
TEL切換スイッチ21を切換制御し、通信回線Cを内
蔵電話機3に接続する周知の処理である。
の未登録時トレーニング制御において通信エラーを検知
した場合には(ST9のYES)、ST13に進み、通
信終了処理を行う。この通信終了処理は、送信機側ファ
クシミリ装置との回線を切断するとともに、スイッチ制
御インタフェース部22に制御データを与えてFAX/
TEL切換スイッチ21を切換制御し、通信回線Cを内
蔵電話機3に接続する周知の処理である。
【0028】また、トレーニングの結果通信速度Nが決
定した場合には(ST10のYES)、ST11に進
み、画像データ受信処理を行う。この受信処理は、決定
した通信速度Nで送信機側ファクシミリ装置から送信さ
れる画像データをファクシミリ信号トランス部23及び
モデム部4を介して取込み、例えばメモリ部5に一時保
存したり、記録部7にて記録用紙に記録するなどの周知
の処理である。
定した場合には(ST10のYES)、ST11に進
み、画像データ受信処理を行う。この受信処理は、決定
した通信速度Nで送信機側ファクシミリ装置から送信さ
れる画像データをファクシミリ信号トランス部23及び
モデム部4を介して取込み、例えばメモリ部5に一時保
存したり、記録部7にて記録用紙に記録するなどの周知
の処理である。
【0029】しかる後、主制御部1は、ST12として
今回の画像データ通信で採用した通信速度Nに対応する
通信速度情報を通信速度テーブル52を参照して取得
し、この通信速度情報を発信元情報から検出しメモリ部
5に一時記憶した電話番号と対応付けて発信元情報テー
ブル51の空きエリアに追加する(発信元情報記憶制御
手段)。その後、ST13に進み、前述した通信終了処
理を実行したならば、今回の制御を終了する。
今回の画像データ通信で採用した通信速度Nに対応する
通信速度情報を通信速度テーブル52を参照して取得
し、この通信速度情報を発信元情報から検出しメモリ部
5に一時記憶した電話番号と対応付けて発信元情報テー
ブル51の空きエリアに追加する(発信元情報記憶制御
手段)。その後、ST13に進み、前述した通信終了処
理を実行したならば、今回の制御を終了する。
【0030】一方、主制御部1は、ST8の登録時トレ
ーニング制御において通信エラーを検知した場合には
(ST14のYES)、ST13に進み、前述した通信
終了処理を行う。また、トレーニングの結果通信速度N
が決定した場合には(ST15のYES)、ST16に
進み、ST11と同様の画像データ受信処理を行う。
ーニング制御において通信エラーを検知した場合には
(ST14のYES)、ST13に進み、前述した通信
終了処理を行う。また、トレーニングの結果通信速度N
が決定した場合には(ST15のYES)、ST16に
進み、ST11と同様の画像データ受信処理を行う。
【0031】しかる後、主制御部1は、ST17として
今回の画像データ通信で採用した通信速度Nに対応する
通信速度情報を通信速度テーブル52を参照して取得す
る。そして、発信元情報から検出しメモリ部5に一時記
憶した電話番号に対応した発信元情報テーブル51の通
信速度情報に今回取得した通信速度情報を上書きして更
新する。(通信速度登録情報更新手段)。その後、ST
13に進み、前述した通信終了処理を実行したならば、
今回の制御を終了する。
今回の画像データ通信で採用した通信速度Nに対応する
通信速度情報を通信速度テーブル52を参照して取得す
る。そして、発信元情報から検出しメモリ部5に一時記
憶した電話番号に対応した発信元情報テーブル51の通
信速度情報に今回取得した通信速度情報を上書きして更
新する。(通信速度登録情報更新手段)。その後、ST
13に進み、前述した通信終了処理を実行したならば、
今回の制御を終了する。
【0032】このように構成された本実施の形態のファ
クシミリ装置においては、発信元情報テーブル51に電
話番号が登録されていない相手先から着信があった場
合、図8に示すような通信手順で相手先とのファクシミ
リ通信が行われる。なお、この例は、相手先である送信
機側ファクシミリ装置も本実施の形態のファクシミリ装
置と同様に通信速度の最大能力が14400dpsであ
るが、両者を接続する回線の状況から4800dpsが
最適な通信速度となる例である。
クシミリ装置においては、発信元情報テーブル51に電
話番号が登録されていない相手先から着信があった場
合、図8に示すような通信手順で相手先とのファクシミ
リ通信が行われる。なお、この例は、相手先である送信
機側ファクシミリ装置も本実施の形態のファクシミリ装
置と同様に通信速度の最大能力が14400dpsであ
るが、両者を接続する回線の状況から4800dpsが
最適な通信速度となる例である。
【0033】すなわち、受信機側である本実施の形態の
ファクシミリ装置は、先ず、呼出信号の着信とともに発
信元の電話番号を含む発信元情報を取得し、その発信元
電話番号が発信元情報テーブル51に登録されていない
ことを確認した後、DIS(ディジタル識別)信号を送
信して、自己の有する最大能力の通信速度(14400
dps)を相手先の送信機側ファクシミリ装置に通知す
る。これにより、送信機側ファクシミリ装置は、通信速
度(14400dps)で伝送のトレーニングを行うこ
とを指令するDCS(ディジタル命令)信号を送信した
後、通信速度(14400dps)でTCF(トレーニ
ングチェック)信号を送信して1回目のトレーニングを
行う。
ファクシミリ装置は、先ず、呼出信号の着信とともに発
信元の電話番号を含む発信元情報を取得し、その発信元
電話番号が発信元情報テーブル51に登録されていない
ことを確認した後、DIS(ディジタル識別)信号を送
信して、自己の有する最大能力の通信速度(14400
dps)を相手先の送信機側ファクシミリ装置に通知す
る。これにより、送信機側ファクシミリ装置は、通信速
度(14400dps)で伝送のトレーニングを行うこ
とを指令するDCS(ディジタル命令)信号を送信した
後、通信速度(14400dps)でTCF(トレーニ
ングチェック)信号を送信して1回目のトレーニングを
行う。
【0034】この場合、受信機側である本実施の形態の
ファクシミリ装置においては、TCF信号を正常に受信
できないので、FTT(トレーニング失敗)信号を送信
する。このFTT信号を受けて、送信機ファクシミリ装
置は、次段階の通信速度(9600dps)でトレーニ
ングを行うことを指令するDCS信号を送信した後、通
信速度(9600dps)でTCF信号を送信して、2
回目のトレーニングを行う。
ファクシミリ装置においては、TCF信号を正常に受信
できないので、FTT(トレーニング失敗)信号を送信
する。このFTT信号を受けて、送信機ファクシミリ装
置は、次段階の通信速度(9600dps)でトレーニ
ングを行うことを指令するDCS信号を送信した後、通
信速度(9600dps)でTCF信号を送信して、2
回目のトレーニングを行う。
【0035】この場合も、本実施の形態のファクシミリ
装置においては、TCF信号を正常に受信できないの
で、FTT信号を送信する。こうして、送信機ファクシ
ミリ装置は、受信機側ファクシミリ装置から画像データ
送信を開始してもよいことを示すCFR(受信準備確
認)信号を受信するまで段階的に通信速度を低下させて
トレーニングを行う。
装置においては、TCF信号を正常に受信できないの
で、FTT信号を送信する。こうして、送信機ファクシ
ミリ装置は、受信機側ファクシミリ装置から画像データ
送信を開始してもよいことを示すCFR(受信準備確
認)信号を受信するまで段階的に通信速度を低下させて
トレーニングを行う。
【0036】その結果、通信速度(4800dps)に
よる都合4回目のトレーニングによって本実施の形態の
ファクシミリ装置はTCF信号を正常に受信しCFR信
号を送信するので、これに応じて、送信機側ファクシミ
リ装置は通信速度(4800dps)でPIX(画像デ
ータ)信号を送信する。その後、画像データの送信を終
了すると、送信機側ファクシミリ装置はEOP(手順終
了)信号を送信し、本実施の形態のファクシミリ装置は
MCF(メッセージ確認)信号を送信し、送信機側ファ
クシミリ装置はDCN(切断命令信号)を送信する。か
くして、本実施の形態のファクシミリ装置と送信機側フ
ァクシミリ装置との回線が切断される。
よる都合4回目のトレーニングによって本実施の形態の
ファクシミリ装置はTCF信号を正常に受信しCFR信
号を送信するので、これに応じて、送信機側ファクシミ
リ装置は通信速度(4800dps)でPIX(画像デ
ータ)信号を送信する。その後、画像データの送信を終
了すると、送信機側ファクシミリ装置はEOP(手順終
了)信号を送信し、本実施の形態のファクシミリ装置は
MCF(メッセージ確認)信号を送信し、送信機側ファ
クシミリ装置はDCN(切断命令信号)を送信する。か
くして、本実施の形態のファクシミリ装置と送信機側フ
ァクシミリ装置との回線が切断される。
【0037】このとき、本実施の形態のファクシミリ装
置は、着信時に呼出信号とともに発信元情報として取込
んだ送信機側ファクシミリ装置の電話番号と、今回採用
した通信速度(4800dps)を示す通信速度情報
[4]とを、発信元情報テーブル51に登録する。
置は、着信時に呼出信号とともに発信元情報として取込
んだ送信機側ファクシミリ装置の電話番号と、今回採用
した通信速度(4800dps)を示す通信速度情報
[4]とを、発信元情報テーブル51に登録する。
【0038】したがって、その後、同一相手先から再度
着信があった場合には、図9に示す通信手順でファクシ
ミリ通信が行われる。すなわち、受信機側である本実施
の形態のファクシミリ装置は、先ず、呼出信号の着信と
ともに発信元の電話番号を含む発信元情報を取得し、そ
の発信元電話番号が発信元情報テーブル51に登録され
ていることを確認したならば、その発信元情報テーブル
51から該当電話番号に対応する通信速度情報[4]を
読出す。そして、DIS(ディジタル識別)信号を送信
して、上記通信速度情報[4]に対応する通信速度(4
800dps)を相手先の送信機側ファクシミリ装置に
通知する。これにより、送信機側ファクシミリ装置は、
通信速度(4800dps)で伝送のトレーニングを行
うことを指令するDCS信号を送信した後、通信速度
(4800dps)でTCF信号を送信して1回目のト
レーニングを行う。
着信があった場合には、図9に示す通信手順でファクシ
ミリ通信が行われる。すなわち、受信機側である本実施
の形態のファクシミリ装置は、先ず、呼出信号の着信と
ともに発信元の電話番号を含む発信元情報を取得し、そ
の発信元電話番号が発信元情報テーブル51に登録され
ていることを確認したならば、その発信元情報テーブル
51から該当電話番号に対応する通信速度情報[4]を
読出す。そして、DIS(ディジタル識別)信号を送信
して、上記通信速度情報[4]に対応する通信速度(4
800dps)を相手先の送信機側ファクシミリ装置に
通知する。これにより、送信機側ファクシミリ装置は、
通信速度(4800dps)で伝送のトレーニングを行
うことを指令するDCS信号を送信した後、通信速度
(4800dps)でTCF信号を送信して1回目のト
レーニングを行う。
【0039】すると、本実施の形態のファクシミリ装置
はTCF信号を正常に受信しCFR信号を送信するの
で、これに応じて、送信機側ファクシミリ装置は通信速
度(4800dps)でPIX信号を送信する。その
後、画像データの送信を終了すると、送信機側ファクシ
ミリ装置はEOP信号を送信し、本実施の形態のファク
シミリ装置はMCF信号を送信し、送信機側ファクシミ
リ装置はDCNを送信する。かくして、本実施の形態の
ファクシミリ装置と送信機側ファクシミリ装置との回線
が切断される。
はTCF信号を正常に受信しCFR信号を送信するの
で、これに応じて、送信機側ファクシミリ装置は通信速
度(4800dps)でPIX信号を送信する。その
後、画像データの送信を終了すると、送信機側ファクシ
ミリ装置はEOP信号を送信し、本実施の形態のファク
シミリ装置はMCF信号を送信し、送信機側ファクシミ
リ装置はDCNを送信する。かくして、本実施の形態の
ファクシミリ装置と送信機側ファクシミリ装置との回線
が切断される。
【0040】このように本実施の形態のファクシミリ装
置は、着信先に対して呼出信号とともに発信元を特定す
る識別情報として例えば発信元の電話番号やユーザ名な
どを通知する通信網のサービスを利用し、初めての相手
先ファクシミリ装置より着信を受けた場合には、従来と
同様の通信手順でその相手先ファクシミリ装置とのトレ
ーニングの結果得られた最適な通信速度情報をその相手
先ファクシミリ装置の電話番号に対応させて発信元情報
テーブル51で記憶保持する。そして、この相手先ファ
クシミリ装置から2回目以降の着信があった場合には、
発信元情報テーブル51に記憶保持した該当相手先ファ
クシミリ装置の電話番号に対応する通信速度情報の通信
速度でトレーニングを開始するものとなっている。
置は、着信先に対して呼出信号とともに発信元を特定す
る識別情報として例えば発信元の電話番号やユーザ名な
どを通知する通信網のサービスを利用し、初めての相手
先ファクシミリ装置より着信を受けた場合には、従来と
同様の通信手順でその相手先ファクシミリ装置とのトレ
ーニングの結果得られた最適な通信速度情報をその相手
先ファクシミリ装置の電話番号に対応させて発信元情報
テーブル51で記憶保持する。そして、この相手先ファ
クシミリ装置から2回目以降の着信があった場合には、
発信元情報テーブル51に記憶保持した該当相手先ファ
クシミリ装置の電話番号に対応する通信速度情報の通信
速度でトレーニングを開始するものとなっている。
【0041】したがって、回線状況が悪く画像データの
通信に最適な通信速度が例えば4800dpsの相手先
ファクシミリ装置に対しては、2回目以降の着信に対す
る通信手順ではその4800dpsの通信速度から伝送
のトレーニングを開始するので、最適な通信速度を決定
できるまでのトレーニングの回数を減らすことができ
る。その結果、当該ファクシミリ装置が有する最大能力
の通信速度(例えば14400dps)でトレーニング
開始を宣言していた従来と比較して通信速度が決定され
るまでに要する時間を短縮できる。
通信に最適な通信速度が例えば4800dpsの相手先
ファクシミリ装置に対しては、2回目以降の着信に対す
る通信手順ではその4800dpsの通信速度から伝送
のトレーニングを開始するので、最適な通信速度を決定
できるまでのトレーニングの回数を減らすことができ
る。その結果、当該ファクシミリ装置が有する最大能力
の通信速度(例えば14400dps)でトレーニング
開始を宣言していた従来と比較して通信速度が決定され
るまでに要する時間を短縮できる。
【0042】一方、回線状況が良好で画像データの通信
に最適な通信速度が例えば最大能力の14400dps
でよい相手先ファクシミリ装置に対しては、2回目以降
の着信に対する通信手順でもその14400dpsの通
信速度から伝送のトレーニングを開始する。したがっ
て、この場合も通信速度が決定されるまでの時間が短い
上、不必要に低速の通信速度が設定されるおそれもな
い。
に最適な通信速度が例えば最大能力の14400dps
でよい相手先ファクシミリ装置に対しては、2回目以降
の着信に対する通信手順でもその14400dpsの通
信速度から伝送のトレーニングを開始する。したがっ
て、この場合も通信速度が決定されるまでの時間が短い
上、不必要に低速の通信速度が設定されるおそれもな
い。
【0043】ところで、前述した第1の実施の形態で
は、発信元情報テーブル51に電話番号とともに通信速
度情報が一旦登録された相手先ファクシミリ装置に対し
ては、以後はその登録された通信速度情報が示す通信速
度でトレーニングが開始されるようになる。したがっ
て、1回のトレーニングで通信速度が決定される可能性
が高いものの、その後何らかの理由により相手先ファク
シミリ装置との回線状況が改善され、登録された通信速
度よりも高速の通信速度でデータの通信が可能となる場
合も考えられる。
は、発信元情報テーブル51に電話番号とともに通信速
度情報が一旦登録された相手先ファクシミリ装置に対し
ては、以後はその登録された通信速度情報が示す通信速
度でトレーニングが開始されるようになる。したがっ
て、1回のトレーニングで通信速度が決定される可能性
が高いものの、その後何らかの理由により相手先ファク
シミリ装置との回線状況が改善され、登録された通信速
度よりも高速の通信速度でデータの通信が可能となる場
合も考えられる。
【0044】そこで次に、発信元情報テーブル51に一
旦登録された通信速度情報を、それより高速の通信速度
を示す通信速度情報に更新することができる第2の実施
の形態について図10及び図11を用いて説明する。こ
の第2の実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる点
は、主制御部1が着信時に実行するファクシミリ受信処
理の登録時トレーニング制御(図5中ST8)の内容で
あり、それ以外は第1の実施の形態と同様であるので、
説明を省略する。
旦登録された通信速度情報を、それより高速の通信速度
を示す通信速度情報に更新することができる第2の実施
の形態について図10及び図11を用いて説明する。こ
の第2の実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる点
は、主制御部1が着信時に実行するファクシミリ受信処
理の登録時トレーニング制御(図5中ST8)の内容で
あり、それ以外は第1の実施の形態と同様であるので、
説明を省略する。
【0045】すなわち、この第2の実施の形態におい
て、主制御部1は、着信時に呼出信号とともに送られて
くる発信元情報中の電話番号で発信元情報テーブル51
を検索し、該当する電話番号が登録されていることを確
認すると、図10に具体的に示す登録時トレーニング制
御を実行する。
て、主制御部1は、着信時に呼出信号とともに送られて
くる発信元情報中の電話番号で発信元情報テーブル51
を検索し、該当する電話番号が登録されていることを確
認すると、図10に具体的に示す登録時トレーニング制
御を実行する。
【0046】先ず、主制御部1は、発信元情報テーブル
51から該当する電話番号に対応した通信速度情報nを
読出す。そして、通信速度テーブル52を参照してこの
通信速度情報nに対応する通信速度Nを取得し、この通
信速度Nを発呼局である送信機側ファクシミリ装置に通
知して伝送のトレーニング開始を宣言する。これによ
り、送信機側ファクシミリ装置との間で、通知した通信
速度Nで1回目のトレーニングが行われる。
51から該当する電話番号に対応した通信速度情報nを
読出す。そして、通信速度テーブル52を参照してこの
通信速度情報nに対応する通信速度Nを取得し、この通
信速度Nを発呼局である送信機側ファクシミリ装置に通
知して伝送のトレーニング開始を宣言する。これによ
り、送信機側ファクシミリ装置との間で、通知した通信
速度Nで1回目のトレーニングが行われる。
【0047】ここで、仮にトレーニングに失敗した場合
には(ST21のYES)、1段階低速の通信速度N″
で2回目のトレーニングが行われる。その結果、トレー
ニングに成功した場合には(ST22のYES)、その
ときの通信速度N″を送信機側ファクシミリ装置との通
信速度として決定する。なお、通信速度NまたはN″が
自己の有する最小能力の通信速度(この実施の形態のフ
ァクシミリ装置の場合は2400dps)であった場合
には(ST23のYES)、通信エラーとする。
には(ST21のYES)、1段階低速の通信速度N″
で2回目のトレーニングが行われる。その結果、トレー
ニングに成功した場合には(ST22のYES)、その
ときの通信速度N″を送信機側ファクシミリ装置との通
信速度として決定する。なお、通信速度NまたはN″が
自己の有する最小能力の通信速度(この実施の形態のフ
ァクシミリ装置の場合は2400dps)であった場合
には(ST23のYES)、通信エラーとする。
【0048】一方、1回目のトレーニングにおいてトレ
ーニングチェック信号を正常に受信できトレーニングに
成功した場合には(ST21のNO)、このときの通信
速度Nが自己の有する最大能力の通信速度(この実施の
形態のファクシミリ装置の場合は14400dps)で
あるか否かを判断する(ST24)。そして、最大能力
の通信速度の場合には(ST24のYES)、この通信
速度Nを送信機側ファクシミリ装置との通信速度として
決定する。
ーニングチェック信号を正常に受信できトレーニングに
成功した場合には(ST21のNO)、このときの通信
速度Nが自己の有する最大能力の通信速度(この実施の
形態のファクシミリ装置の場合は14400dps)で
あるか否かを判断する(ST24)。そして、最大能力
の通信速度の場合には(ST24のYES)、この通信
速度Nを送信機側ファクシミリ装置との通信速度として
決定する。
【0049】これに対し、最大能力の通信速度未満の場
合には、通信速度テーブル52を参照して発信元情報テ
ーブル51から読出した該当電話番号に対応する通信速
度情報nより“1”だけ小さい通信速度情報(n−1)
に対応する通信速度N′を取得し、この通信速度N′を
再度送信機側ファクシミリ装置に通知してトレーニング
の再開を宣言する。これにより、送信機側ファクシミリ
装置との間で、通知した通信速度N′で1回きりのトレ
ーニングが行われる。そして、再トレーニングに成功し
た場合には、再トレーニングでの通信速度N′を送信機
側ファクシミリ装置との通信速度として決定する。これ
に対し、再トレーニングに失敗した場合には、1回目の
トレーニングでの通信速度Nを送信機側ファクシミリ装
置との通信速度として決定する。
合には、通信速度テーブル52を参照して発信元情報テ
ーブル51から読出した該当電話番号に対応する通信速
度情報nより“1”だけ小さい通信速度情報(n−1)
に対応する通信速度N′を取得し、この通信速度N′を
再度送信機側ファクシミリ装置に通知してトレーニング
の再開を宣言する。これにより、送信機側ファクシミリ
装置との間で、通知した通信速度N′で1回きりのトレ
ーニングが行われる。そして、再トレーニングに成功し
た場合には、再トレーニングでの通信速度N′を送信機
側ファクシミリ装置との通信速度として決定する。これ
に対し、再トレーニングに失敗した場合には、1回目の
トレーニングでの通信速度Nを送信機側ファクシミリ装
置との通信速度として決定する。
【0050】図11は発信元情報テーブル51に通信速
度(4800dps)の通信速度情報[4]が登録され
た相手先から着信があった場合の通信手順の一例であ
り、同図(a)は、前回よりも回線状況が改善されたた
めに、1回目の通信速度(4800dps)でのトレー
ニングに成功し、かつ続いて行われた1段階上の通信速
度(7200dps)でのトレーニングにも成功した例
であって、この場合にはPIX信号は7200dpsで
送信される。また、同図(b)は前回と回線状況が変わ
らなかったために、1回目の通信速度(4800dp
s)でのトレーニングには成功したが、続いて行われた
1段階上の通信速度(7200dps)でのトレーニン
グには失敗した例であって、この場合にはPIX信号は
4800dpsで送信される。
度(4800dps)の通信速度情報[4]が登録され
た相手先から着信があった場合の通信手順の一例であ
り、同図(a)は、前回よりも回線状況が改善されたた
めに、1回目の通信速度(4800dps)でのトレー
ニングに成功し、かつ続いて行われた1段階上の通信速
度(7200dps)でのトレーニングにも成功した例
であって、この場合にはPIX信号は7200dpsで
送信される。また、同図(b)は前回と回線状況が変わ
らなかったために、1回目の通信速度(4800dp
s)でのトレーニングには成功したが、続いて行われた
1段階上の通信速度(7200dps)でのトレーニン
グには失敗した例であって、この場合にはPIX信号は
4800dpsで送信される。
【0051】このように、第2の実施の形態において
は、着信を受けた相手先との通信が正常に完了し、発信
元情報テーブル51にその相手先の電話番号とともにそ
の時の通信速度を示す通信速度情報が一旦登録されて
も、次回の着信の際に、先ず発信元情報テーブル51に
登録されている通信速度情報の通信速度で伝送のトレー
ニングを行い、成功すると、次に1段階高速の通信速度
で再トレーニングを行って、再び成功するとその1段階
高速の通信速度で相手先からの画像データを受信するよ
うにしたので、相手先ファクシミリ装置との回線状況が
改善された場合に、自動的にその登録された通信速度よ
りも高速の通信速度でファクシミリ受信を行えるように
なる。
は、着信を受けた相手先との通信が正常に完了し、発信
元情報テーブル51にその相手先の電話番号とともにそ
の時の通信速度を示す通信速度情報が一旦登録されて
も、次回の着信の際に、先ず発信元情報テーブル51に
登録されている通信速度情報の通信速度で伝送のトレー
ニングを行い、成功すると、次に1段階高速の通信速度
で再トレーニングを行って、再び成功するとその1段階
高速の通信速度で相手先からの画像データを受信するよ
うにしたので、相手先ファクシミリ装置との回線状況が
改善された場合に、自動的にその登録された通信速度よ
りも高速の通信速度でファクシミリ受信を行えるように
なる。
【0052】また、発信元情報テーブル51に登録され
た相手先との通信が正常に完了すると、その相手先の電
話番号に対応して登録されていた通信速度情報が今回の
通信で使用した通信速度の通信速度情報に自動的に更新
されるので(図6のST17)、次回からは改善された
通信速度でトレーニングが開始されるようになる。した
がって、常に送信機側ファクシミリ装置との回線状況に
適した最速の通信速度でファクシミリ受信ができるよう
になる。
た相手先との通信が正常に完了すると、その相手先の電
話番号に対応して登録されていた通信速度情報が今回の
通信で使用した通信速度の通信速度情報に自動的に更新
されるので(図6のST17)、次回からは改善された
通信速度でトレーニングが開始されるようになる。した
がって、常に送信機側ファクシミリ装置との回線状況に
適した最速の通信速度でファクシミリ受信ができるよう
になる。
【0053】なお本発明は、受信機能を有したファクシ
ミリ装置であれば適用できるものであり、例えば読取部
6を有さない受信専用機であってもよい。
ミリ装置であれば適用できるものであり、例えば読取部
6を有さない受信専用機であってもよい。
【0054】また前記各実施の形態では、発信元情報と
して通信網より送られてくる発信元の電話番号を通信速
度情報とともに発信元情報テーブル51に登録したが、
電話番号の代りに発信元情報中のユーザ名を通信速度情
報とともに登録してもよい。こうすることにより、発信
元情報テーブル51の登録内容を記録部7で記録用紙に
プリントアウトする機能を付加してユーザが登録内容を
確認できるようにすることによって、例えば誤送信であ
った相手先等のように不要な相手先の登録内容を発信元
情報テーブル51から削除して、発信元情報テーブル5
1のメモリ容量を有効に活用することが可能である。
して通信網より送られてくる発信元の電話番号を通信速
度情報とともに発信元情報テーブル51に登録したが、
電話番号の代りに発信元情報中のユーザ名を通信速度情
報とともに登録してもよい。こうすることにより、発信
元情報テーブル51の登録内容を記録部7で記録用紙に
プリントアウトする機能を付加してユーザが登録内容を
確認できるようにすることによって、例えば誤送信であ
った相手先等のように不要な相手先の登録内容を発信元
情報テーブル51から削除して、発信元情報テーブル5
1のメモリ容量を有効に活用することが可能である。
【0055】また前記各実施の形態では、発信元を特定
する識別情報(電話番号)と、通信が成功した最新の通
信速度を示す通信速度情報とを発信元情報テーブル51
に登録したが、それ以外に最新の通信速度を示す通信速
度情報を更新した日付を登録する。そして、この日付か
らの経過日数が所定の日数を超えている相手先からの着
呼の際には、前回より回線状況が改善されている可能性
があるので、登録されている通信速度を相手先に通知せ
ず、最大能力の通信速度を通知してトレーニングを制御
するようにしてもよい。
する識別情報(電話番号)と、通信が成功した最新の通
信速度を示す通信速度情報とを発信元情報テーブル51
に登録したが、それ以外に最新の通信速度を示す通信速
度情報を更新した日付を登録する。そして、この日付か
らの経過日数が所定の日数を超えている相手先からの着
呼の際には、前回より回線状況が改善されている可能性
があるので、登録されている通信速度を相手先に通知せ
ず、最大能力の通信速度を通知してトレーニングを制御
するようにしてもよい。
【0056】同様に、発信元情報テーブル51に通信速
度情報の読出し回数を計数するカウンタ領域を設ける。
そして、通信速度情報の読出し回数が所定回数に達した
相手先に対しては、通信速度情報の登録時から時間が経
過し回線状況が改善されている可能性があるので、登録
されている通信速度を相手先に通知せず、最大能力の通
信速度を通知してトレーニングを制御するようにしても
よい。
度情報の読出し回数を計数するカウンタ領域を設ける。
そして、通信速度情報の読出し回数が所定回数に達した
相手先に対しては、通信速度情報の登録時から時間が経
過し回線状況が改善されている可能性があるので、登録
されている通信速度を相手先に通知せず、最大能力の通
信速度を通知してトレーニングを制御するようにしても
よい。
【0057】この他、本発明を14400dpsより高
速のファクシミリ装置に適用するなど、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論であ
る。
速のファクシミリ装置に適用するなど、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論であ
る。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
着信時に行われる通信手順中のトレーニングの回数を減
らして通信速度の決定に要する時間の短縮を図りつつ、
常に送信機側ファクシミリ装置との回線状況に適した最
速の通信速度でデータを受信することができるファクシ
ミリ装置を提供できる。
着信時に行われる通信手順中のトレーニングの回数を減
らして通信速度の決定に要する時間の短縮を図りつつ、
常に送信機側ファクシミリ装置との回線状況に適した最
速の通信速度でデータを受信することができるファクシ
ミリ装置を提供できる。
【図1】 本発明の一実施の形態におけるファクシミリ
装置の要部構成を示す機能ブロック図。
装置の要部構成を示す機能ブロック図。
【図2】 着信時に通信網側から送られてくる呼出信号
及び発信元情報信号のデータフォーマットを示す図。
及び発信元情報信号のデータフォーマットを示す図。
【図3】 図1中の発信元情報テーブルの具体的構成を
示す図。
示す図。
【図4】 図1中の通信速度テーブルの具体的構成を示
す図。
す図。
【図5】 図1中の主制御部が実行する処理手順,特に
ファクシミリ受信処理の手順を具体的に示す流れ図。
ファクシミリ受信処理の手順を具体的に示す流れ図。
【図6】 図5中の未登録時トレーニング制御の内容を
具体的に示す流れ図。
具体的に示す流れ図。
【図7】 図5中の登録時トレーニング制御の内容を具
体的に示す流れ図。
体的に示す流れ図。
【図8】 第1の実施の形態における1回目の着信時の
送信機側と受信機側との通信手順の一例を示す図。
送信機側と受信機側との通信手順の一例を示す図。
【図9】 第1の実施の形態における2回目以降の着信
時の送信機側と受信機側との通信手順の一例を示す図。
時の送信機側と受信機側との通信手順の一例を示す図。
【図10】本発明の第2の実施の形態における登録時ト
レーニング制御の内容を具体的に示す流れ図。
レーニング制御の内容を具体的に示す流れ図。
【図11】第2の実施の形態における2回目以降の着信
時の送信機側と受信機側との通信手順の一例を示す図。
時の送信機側と受信機側との通信手順の一例を示す図。
1…主制御部 2…網制御部 3…内蔵電話機 4…モデム部 5…メモリ部 6…読取部 7…記録部 9…操作パネル部 51…発信元情報テーブル 52…通信速度テーブル
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/00 107 H04L 13/00 307C
Claims (3)
- 【請求項1】 着信先に対して呼出信号と共に発信元を
特定する識別情報が通知される通信網に接続され、呼出
信号着信後のファクシミリ受信処理で送信機側ファクシ
ミリ装置と伝送のトレーニングを行って最適な通信速度
を決定し、この通信速度で画像データを受信するように
したファクシミリ装置において、 前記発信元を特定する識別情報に対応して通信速度情報
を記憶する発信元情報記憶手段と、 前記呼出信号の着信時に前記通信網から通知される前記
識別情報を受信する識別情報受信手段と、 この識別情報受信手段により受信した識別情報で前記発
信元情報記憶手段による記憶情報を検索し該当する識別
情報の登録有無を判別する識別情報検索手段と、 この識別情報検索手段により該当する識別情報の登録無
しを判別すると前記送信機側ファクシミリ装置に自己の
有する最大能力の通信速度を通知して前記トレーニング
を制御する未登録時トレーニング制御手段と、 この未登録時トレーニング制御手段により制御されるト
レーニングの結果最適な通信速度が決定するとこの最適
な通信速度を示す通信速度情報を前記識別情報受信手段
により受信した識別情報と対応させて前記発信元情報記
憶手段に記憶させる発信元情報記憶制御手段と、 前記識別情報検索手段により該当する識別情報の登録有
りを判別するとこの識別情報に対応する通信速度情報を
読出しこの通信速度情報が示す通信速度を前記送信機側
ファクシミリ装置に通知して前記トレーニングを制御す
る登録時トレーニング制御手段と、を具備したことを特
徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】 着信先に対して呼出信号と共に発信元を
特定する識別情報が通知される通信網に接続され、呼出
信号着信後のファクシミリ受信処理で送信機側ファクシ
ミリ装置と伝送のトレーニングを行って最適な通信速度
を決定し、この通信速度で画像データを受信するように
したファクシミリ装置において、 前記発信元を特定する識別情報に対応して通信速度情報
を記憶する発信元情報記憶手段と、 前記呼出信号の着信時に前記通信網から通知される前記
識別情報を受信する識別情報受信手段と、 この識別情報受信手段により受信した識別情報で前記発
信元情報記憶手段による記憶情報を検索し該当する識別
情報の登録有無を判別する識別情報検索手段と、 この識別情報検索手段により該当する識別情報の登録無
しを判別すると前記送信機側ファクシミリ装置に自己の
有する最大能力の通信速度を通知して前記トレーニング
を制御する未登録時トレーニング制御手段と、 この未登録時トレーニング制御手段により制御されるト
レーニングの結果最適な通信速度が決定するとこの最適
な通信速度を示す通信速度情報を前記識別情報受信手段
により受信した識別情報と対応させて前記発信元情報記
憶手段に記憶させる発信元情報記憶制御手段と、 前記識別情報検索手段により該当する識別情報の登録有
りを判別するとこの識別情報に対応する通信速度情報を
読出しこの通信速度情報が示す通信速度を前記送信機側
ファクシミリ装置に通知して前記トレーニングを制御す
る登録時トレーニング制御手段と、 この登録時トレーニング制御手段により制御されるトレ
ーニングの結果最適な通信速度が決定すると前記発信元
情報記憶手段に記憶された該当識別情報に対応した通信
速度情報をこの最適な通信速度を示す通信速度情報に更
新する通信速度登録情報更新手段と、を具備したことを
特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項3】 送信機側ファクシミリ装置との伝送のト
レーニングは、通信速度を最適な通信速度が得られるま
で段階的に低下させて行うものであり、かつ登録時トレ
ーニング制御手段により制御されるトレーニングの結果
通知した通信速度が最適な通信速度と決定された場合に
は、それより高速の通信速度で再度トレーニングを行っ
て最適な通信速度が得られるかチェックすることを特徴
とする請求項2記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9175634A JPH1127497A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9175634A JPH1127497A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1127497A true JPH1127497A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15999523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9175634A Pending JPH1127497A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1127497A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100443008B1 (ko) * | 2001-08-28 | 2004-08-04 | 엘지전자 주식회사 | 이동통신망의 팩스제어 방법 |
-
1997
- 1997-07-01 JP JP9175634A patent/JPH1127497A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100443008B1 (ko) * | 2001-08-28 | 2004-08-04 | 엘지전자 주식회사 | 이동통신망의 팩스제어 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5751441A (en) | Communication method and communication terminal apparatus capable of full-duplex or half-duplex communication | |
JPH0427752B2 (ja) | ||
JPH1127497A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2811025B2 (ja) | 複合型画像通信装置 | |
JPH05219342A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3430654B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2529549B2 (ja) | フアクシミリ装置 | |
JP3561385B2 (ja) | ファクシミリ装置の伝送方法 | |
JP3128462B2 (ja) | ファクシミリ通信方法 | |
JPS6135068A (ja) | フアクシミリ通信方式 | |
JP2602985B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3128464B2 (ja) | ファクシミリ通信方法 | |
JPH09312749A (ja) | ファクシミリ装置の伝送制御方式 | |
JPH07226810A (ja) | 電話機 | |
JP3128463B2 (ja) | ファクシミリ通信方法 | |
JPH07221957A (ja) | ファクシミリ装置における通信制御装置 | |
JPH10276286A (ja) | 音声メッセージ送信機能付きファクシミリ装置 | |
JPH05219295A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH04341053A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH03254274A (ja) | ファクシミリ通信確認方式 | |
JPH0763169B2 (ja) | 画像通信装置 | |
JPH06334777A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH02233045A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH04269070A (ja) | ファクシミリ装置及びファクシミリ通信方式 | |
JP2000101739A (ja) | 通信機 |