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JPH11256423A - 割繊性アクリル繊維およびこれを用いたアクリル繊維シート、不織布シート - Google Patents

割繊性アクリル繊維およびこれを用いたアクリル繊維シート、不織布シート

Info

Publication number
JPH11256423A
JPH11256423A JP10055265A JP5526598A JPH11256423A JP H11256423 A JPH11256423 A JP H11256423A JP 10055265 A JP10055265 A JP 10055265A JP 5526598 A JP5526598 A JP 5526598A JP H11256423 A JPH11256423 A JP H11256423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylic fiber
fiber
sheet
polymer
acrylic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10055265A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Hoshino
正和 星野
Seizo Oishi
清三 大石
Hiroshi Hosokawa
宏 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP10055265A priority Critical patent/JPH11256423A/ja
Publication of JPH11256423A publication Critical patent/JPH11256423A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】アクリル繊維を抄紙素材として用いたシートに
おいて、シート強力の向上を図る。また、アクリル繊維
を用いた合成皮革用不織布シートにおいて、天然皮革様
の良好な風合いを付与する。 【解決手段】アクリロニトリル系ポリマー30〜90重
量%と、少なくとも1種類以上の添加剤ポリマー10〜
70重量%とを含み、繊維径が8μm以下である割繊性
アクリル繊維を基材繊維とする。この割繊性アクリル繊
維の80%以上をフィブリル化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、良好な割繊性を有
するアクリル繊維、およびそれを基材繊維としたアクリ
ル繊維シートおよび不織布シートに関する。
【0002】
【従来技術】割繊性アクリル繊維の用途の一つに、抄紙
素材としての使用があげられる。
【0003】従来汎用の紙分野では、天然パルプの使用
が一般的であり、合成繊維は一部特殊な用途に使用され
る程度であった。ところが、最近用途の多様化等によ
り、高機能、高性能の紙が要求されるようになり、合成
繊維の短繊維を抄紙素材として使用し、天然パルプと混
抄することにより強度アップや機能化に利用するケース
が多くなってきた。
【0004】さらに環境意識の高まりから、リサイクル
を視野に入れた合成繊維100%使用の紙への要求もあ
り、それに伴い合成繊維を使用した抄紙に使用可能な合
成繊維のバインダーが求められる様になった。
【0005】現在合成紙に一般的に使用されているバイ
ンダー繊維は、ポリビニルアルコール系の繊維である
が、熱接着による接合のため、リサイクルまでを勘案し
たシートでは問題が残る。
【0006】一般の抄紙工程はウェット状態で行われる
ため、このプロセスに必要なバインダー繊維に求められ
る性能としては、乾紙強力、及び抄紙工程における湿紙
強力が十分あることが必要である。その理由は、湿紙強
力が不足すると連続した抄紙プロセスが組み立てられな
くなるためである。湿潤下で発現するシート強力は、繊
維の交絡によるものであるから、求められる繊維の形状
としては枝状分岐のある構造、即ち一般的にパルプ形状
やフィブリル形状と呼ばれる形態の繊維を使用する必要
がある。
【0007】フィブリル状アクリル繊維に関する提案と
しては、特開平8−81821や特開平9−95822
に割繊によるフィブリル化アクリル繊維が開示されてい
るが、極細繊維素材として使用する場合は問題ないが、
バインダーとして使用するには交絡性が不十分であっ
た。
【0008】さらに、天然パルプを使用した場合のシー
ト強力発現プロセスは、フィブリル間の摩擦力、ファン
デルワールス力及び水素結合によるものであるので、湿
紙強力はもちろん乾紙強力も得られるが、パルプ・フィ
ブリル状の合成繊維の場合、これらの性能が天然パルプ
に比較するとどうしても弱いものとなる。
【0009】これらの欠点を補う方法として、加熱圧着
等により繊維間接着力の強化を図る方法もあるが、経済
的に好ましいものではない。
【0010】また、十分に乾紙強力のあるアクリル繊維
シートに関する提案としては、特開昭54−93105
に叩解により容易にフイブリル化するアクリル繊維を使
用した合成紙の製造方法が開示されている。この方法に
よると、良好なシート強力が得られるが、繊維を特殊な
工程で製造しなければならないので、経済的な面で問題
が残る。
【0011】割繊性アクリル繊維の他の用途として、合
成皮革の基材繊維としての使用があげられる。
【0012】合成皮革は、風合いを天然皮革に似せた製
品で、その歴史は古く19世紀中頃にまでさかのぼる。
近年の合成皮革の一般的な製造方法としては、編織布や
不織布などのシート地に多孔質被覆層や非多孔質披覆層
を形成させるものが良く知られている。
【0013】従来から合成皮革に関しては数多く提案さ
れており、特に0.5デニール(繊維径7.8μm)以
下の極細繊維を用いると天然皮革に類似した優れた製品
が得られるとされている。
【0014】しかしながら、天然皮革と合成皮革で決定
的に異なることの一つとして、繊度の分布がある。天然
皮革においては表面の獣毛は当然のことながら、単一の
繊度ではなく繊度の広がりを有しているが、合成皮革に
おいては製造工程上、特定の繊度になってしまう。異な
る繊度の物を混合して使用することも可能ではあるが、
天然皮革に比べれば、その分布は限られてしまう。繊度
分布を持った繊維を使用した不織布シートとしては、特
開平2−234979や特公平7−91750に筋状空
隙を形成したアクリル繊維を使用し、不織布シート形成
時に繊維交絡と筋状空隙部分での割繊細分化を同時に行
う技術が開示されている。しかしながら、この方法で
は、紡糸工程で毛羽立ち易いので巻き付き等のトラブル
の原因となり易く、紡糸浴での脱落物が工程へ悪影響を
与え、経済的にも不利であるなどの問題がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アクリル繊
維を抄紙素材として用いたシートにおいて、シート強力
の向上を図ることを課題とする。
【0016】また本発明は、アクリル繊維を用いた合成
皮革用不織布シートにおいて、天然皮革様の良好な風合
いを付与することを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明によれば、アクリロニトリル系ポリマー30〜90重
量%と、少なくとも1種類以上の添加剤ポリマー10〜
70重量%とを含み、繊維径が8μm以下である割繊性
アクリル繊維が提供される。この発明の割繊性アクリル
繊維は、上記のようなポリマー構成を有し、8μm以下
の繊維径を有するため、割繊処理または叩解処理により
容易にフィブリル化する。「容易にフィブリル化する」
とは、試料を1重量%濃度で水に分散させたものを、一
般的な家庭用ミキサー(三菱ミキサーJM−372形;
三菱電機株式会社製)の最大目盛りで10分間処理した
後の、濾水度(カナダ標準濾水度試験法による)が40
0ml以下であり、細分化された部分がそれより太い部
分と、少なくとも一ヵ所以上でつながっている状態にな
ることである。
【0018】本発明の割繊性アクリル繊維は、上述のよ
うに容易にフィブリル化するため、抄紙素材として用い
た場合、叩解された後、十分な繊維間交絡を生じ、良好
なシート強力を持ったアクリル繊維シートが得られる。
また合成皮革用不織布シートに用いた場合、割繊処理に
より広い繊度分布が得られ、天然皮革様の良好な風合い
が実現される。
【0019】本発明の割繊性アクリル繊維は、繊維径が
8μm以下である。このため、フィブリル化されずに残
った部分が最終製品に与える悪影響を最小限にすること
ができる。この点について以下、説明する。
【0020】上述のような添加剤ポリマーを所定量含有
するアクリル繊維は、叩解処理や割繊処理を受けること
により大部分がフィブリル化するが、フィブリル化され
ずに残る部分が一部生ずることが分かっている。その理
由は必ずしも明らかではないが、以下のように推定され
る。すなわち、本発明の添加剤ポリマーを用いた場合、
アクリロニトリル系ポリマーと添加剤ポリマーとが良好
に相分離するが、一部、相界面の成熟が不十分な部分が
発生する。この部分は叩解、あるいは割繊処理によって
も剥離を起こしにくい。このためフィブリル化されずに
残る部分が生じるものと推定される。
【0021】このようなフィブリル化されない部分は、
本発明の添加剤ポリマーを用いた場合、通常、全体の2
0%未満にすぎない。しかしながら本発明者らの検討に
よれば、この部分の繊維径が、最終製品の性能、すなわ
ち抄紙素材に使用された場合のシート強力や合成皮革に
使用された場合の風合いに極めて大きな影響を及ぼすの
である。
【0022】抄紙素材に使用された場合において、未叩
解部分の繊維径がシート強力に及ぼす影響を定量的に検
討したところ、未叩解部分の繊維径を8μm以下とする
ことにより良好なシート強力が得られることが分かっ
た。また合成皮革に使用された場合においても、未割繊
部分の繊維径を8μm以下とすることにより、柔軟な人
工皮革が得られることが分かった。したがって、叩解ま
たは割繊処理前のアクリル繊維の繊維径を8μm以下と
することが適当である。本発明の割繊性アクリル繊維の
繊維径を8μm以下とするのは、以上の根拠に基づくも
のである。
【0023】また本発明によれば、上記の割繊性アクリ
ル繊維を15重量%以上含むアクリル繊維シートが提供
される。
【0024】本発明のアクリル繊維シートは、叩解処理
により容易にフィブリル化する繊維を用いることによ
り、十分な繊維間交絡を生じ、良好なシート強力を実現
するものである。このような割繊性アクリル繊維を15
重量%以上含むことによってより良好なシート強力が得
られる。含有率の上限は用途に応じて異なり特に限定さ
れないが、より良好なシート強力を得るためには、含有
率を20〜80重量%とすることが好ましい。
【0025】このアクリル繊維シートにおいて、割繊性
アクリル繊維の80%以上の部分が叩解されていること
が好ましく、85%以上の部分が叩解されていることが
さらに好ましい。より良好なシート強力が得られるから
である。また、割繊性アクリル繊維の叩解された部分の
アスペクト比は、好ましくは5000以上150000
以下、さらに好ましくは8000以上10000以下と
する。5000未満である場合は十分な繊維交絡が得ら
れない場合がある。逆に150000を超えるとフィブ
リル自身のもつれにより、自己交絡が生じシート強力に
寄与しなくなる場合がある。
【0026】また上記アクリル繊維シートにおいて、目
付20g/m2における引張り強度が0.5kg/cm
以上であることが好ましい。このような引張り強度を有
することにより、実用上、十分なシート強度を示すシー
トが提供される。
【0027】また本発明によれば、上記割繊性アクリル
繊維を20重量%以上含む不織布シートが提供される。
この不織布シートによれば、割繊性の優れたアクリル繊
維を用いているため広い繊度分布が得られ、天然皮革様
の良好な風合いが付与される。
【0028】本発明の不織布シートは、繊維径8μm以
下の割繊性アクリル繊維を割繊性処理したものを基材繊
維とする。したがって不織布シートは繊維径8μm以下
の繊維により構成される。割繊処理後の繊維径が8μm
を超えると柔軟性が損なわれる。また0.1μm未満で
あると工程中での脱落、および製品として耐摩耗性低下
の原因となることがある。すなわち割繊処理後の繊維径
が0.1〜8μmの範囲内に分布を有することが好まし
い。
【0029】この不織布シートにおいて、割繊性アクリ
ル繊維の80%以上の部分が割繊されていることが好ま
しく、90%以上の部分が割繊されていることがさらに
好ましい。このようにすることによって、より良好な風
合いが付与される。また割繊性アクリル繊維の割繊され
た部分のアスペクト比は、好ましくは200以上500
00以下、さらに好ましくは100以上25000以下
とする。200未満では柔軟性の低下を招く場合があ
る。一方、50000を超えるとポリマーブレンド繊維
同士の絡みにより均一な風合いが得られにくく、また耐
摩耗性低下の原因となることがある。また割繊性アクリ
ル繊維は、機械的割繊処理により割繊されたたものであ
ることが好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明者らは、良好な割繊性を実
現する添加剤ポリマーについて検討を行った結果、以下
の知見を得た。 良好な紡糸性を保持し、かつ原綿の毛羽立ちを抑制
するには、糸状形成まで紡糸原液が十分に安定であるこ
とが望ましい。 添加剤が水に溶解すると紡糸凝固浴での脱落が起こ
り、また原綿および最縫製品の品質にも悪影響を与える
ため、添加剤ポリマーは水に不溶性であることが望まし
い。 紡糸凝固浴で糸状が形成される際にミクロ相分離が
起こり、相分離のドメインサイズがミクロンからサブミ
クロンのオーダーである場合に、後の割繊処理または叩
解処理により超極細繊維が得られる。 上記の相分離ドメインサイズを実現するためには、
アクリル繊維の主成分であるアクリロニトリル系ポリマ
ーと添加剤ポリマーとが相溶はしないが適度に混和する
ことが必要である。 アクリロニトリル系ポリマーと添加剤ポリマーとの
混和性および粘弾性の差は添加剤ポリマーの、工程での
脱落および製品からの脱落にも関係し重要である。
【0031】本発明者らは、上記条件に照らし合わせて
添加剤ポリマーを探索した結果、アクリル樹脂系ポリマ
ー、および一部のポリマーが極めて有効であることを見
出した。
【0032】アクリル樹脂系ポリマーを構成するモノマ
ーは特に限定されないが、例えば以下のモノマーが挙げ
られ、このうちの一種以上を用いることができる。すな
わち、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸イソプロピル、アクリル醸n−ブチル、アクリル酸2
−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、
アクリル酸ヒドロキシプロピルなどに代表されるアクリ
ル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブ
チル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチ
ル、メタクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸シクロヘ
キシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−ヒド
ロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、メタ
クリル酸ジエチルアミノエチエルなどに代表されるメタ
クリル酸エステル類、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、イタコン酸、アクリルアミド、N−メチロール
アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、スチレ
ン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、臭化ビニリデン、フッ化ビニル、フツ化ビニ
リデンなどの不飽和単量体などである。
【0033】また、アクリル樹脂系ポリマー以外のポリ
マーとしては、ポリ塩化ビニル、ポリアルキレングリコ
ール、ポリエーテル系化合物、ポリエーテルエステル系
化合物、セルロースアセテート、ポリスルホン、ポリビ
ニルアルコール、ポリアミド、ポリエステル、ポリペプ
チドが有効である。
【0034】本発明では、添加剤ポリマーを10〜70
重量%添加することが必要である。添加量が10%未満
の場合には十分なフィブリル化が得られず、70%を超
える場合には紡糸工程で原綿の融着が起こるなど、工程
通過性が低下し、本発明の目的には不適合となる。ここ
でいうフィブリルとは、幹部と枝部を有し、枝部の太さ
が幹部の太さ以下であり、両者が少なくとも1カ所以上
で接合している形態を指す。
【0035】さらに、本発明では、添加剤ポリマーを添
加したアクリル繊維の紡糸原液が少なくとも糸状形成時
までは十分に安定であることが望ましい。紡糸原液が不
安定である場合には、糸切れ、添加剤ポリマーの脱落、
原綿の毛羽立ちなどの不具合が発生する傾向が認められ
る。
【0036】本発明の添加剤ポリマーは、水に不溶であ
ることが望ましい。水への溶解性があると、紡糸凝固浴
への脱落が生じると同時に原綿の毛羽立ち、糸切れにも
つながり、工程通過性が低下する傾向にある。さらに、
ガラス転移温度Tgの範囲が30℃以上かつ100℃以
下である場合に割繊性がさらに良好となり望ましい。T
gが30℃未満であると割繊性が低下し、100℃を超
える場合は工程で微粉が発生すると共に最終製品からも
微粉の発生が認められる場合があり、工程通過性が低下
すると同時に製品の品質も低下する傾向にある。
【0037】本発明に用いる添加剤ポリマーの分子量は
特に限定されないが、分子量1万以上かつ100万以下
が望ましい。分子量1万未満では、工程での脱落が問題
になることがある。反対に分子量が100万を超える場
合、十分な割繊性が得られない。
【0038】本発明に用いる添加剤ポリマーは、場合に
よっては低分子量化合物を添加しても良い。さらに場合
によっては、無機物、金属などの微粒子を添加しても良
い。
【0039】本発明で用いるアクリロニトリル系ポリマ
ーは、通常のアクリル繊維を構成するポリマーであれば
特に限定されないが、モノマー構成としてアクリロニト
リルを50%以上含有することが望ましい。ポリマー中
のアクリロニトリルの含有量が50%未満になると、原
綿が本来のアクリル繊維としての特性を失い、本発明の
目的には不適合となる場合がある。
【0040】アクリロニトリルの共重合成分は、通常の
アクリル繊維を構成する共重合モノマーであれば特に限
定されないが、例えば以下のモノマーが挙げられる。す
なわち、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸
2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、アクリル酸ヒドロキシプロピルなどに代表されるア
クリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n
−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−
ブチル、メタクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸シク
ロヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−
ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、
メタクリル酸ジエチルアミノエチルなどに代表されるメ
タクリル酸エステル類、アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、イタコン酸、アクリルアミド、N−メチロー
ルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、スチレ
ン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、臭化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニ
リデンなどの不飽和単量体などである。さらに、染色性
改良などの目的で、P−スルホフェニルメタリルエーテ
ル、メタリルスルホン酸、アリルスルホン酸、スチレン
スルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸およびこれらのアルカリ金属塩などを共重合
しても良い。本発明で用いるアクリロニトリル系ポリマ
ーの分子量は特に限定されないが、分子量10万以上か
つ100万以下が望ましい。分子量10万未満では紡糸
性が低下すると同時に原綿の糸質も悪化する傾向にあ
る。反対に、分子量100万以上では紡糸原液の最適粘
度を与えるポリマー濃度が低くなり、生産性が低下する
傾向にある。
【0041】本発明に用いる紡糸原液の溶剤としては、
アクリロニトリル系ポリマーとアクリル樹脂系ポリマー
の共通溶剤であればどのようなものでも用いることがで
きる。このような溶剤としては、例えばジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド
などの有機系溶剤、ロダン塩、塩化亜鉛、硝酸などの無
機溶剤が挙げられる。
【0042】本発明の添加剤ポリマーとアクリロニトリ
ル系ポリマーからなる紡糸原液を調製する方法について
は特に限定されないが、例えば溶剤に各ポリマーを投入
しスラリーを調製した後に溶解する方法、各ポリマーを
別個に溶解した原液をバッチ混合する方法、各ポリマー
を別個に溶解した原液をスタティックミキサーなどを用
いることによりインライン混合する方法などが挙げられ
る。
【0043】調製した紡糸原液は湿式法、乾湿式法、乾
式法により紡糸されアクリル繊維とされる。中でも湿式
紡糸法が好ましく用いられ、本方法では紡糸ノズルより
紡糸原液を凝固浴に吐出し凝固糸とする。凝固浴として
は、一般に紡糸原液溶剤と水から成る混合液を用いる。
凝固糸は引き続き、洗浄、延伸、乾燥、熱処理などの工
程を経て原綿となる。
【0044】原綿は、場合によってはカットされ、機械
的叩解処理を受け、フィブリル化される場合もある。例
えば、各種ミキサー、ウォータージェット、ディスクリ
ファイナーなどを用いることができる。
【0045】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに具体的に説
明する。
【0046】(実施例1、2)水系懸濁重合法により、
アクリロニトリル/酢酸ビニル=92/8(重量比)の
組成を有する分子量120000のアクリル系ポリマー
60部、及びメタクリル酸メチル/アクリル酸メチル=
90/10(重量比)の組成を有する分子量85,00
0、ガラス転移温度90℃のメタクリル樹脂40部をジ
メチルアセトアミドに溶解し、重量比でポリマー/ジメ
チルアセトアミド=25/75の紡糸原液を調製し、単
繊維繊度0.1デニール(繊維径3.5μm)及び0.
3デニール(繊維径6.0μm)で湿式紡糸した。な
お、上記MMA樹脂の分子量は重量平均分子量であり、
テトラヒドロフランを溶媒とし、ゲルパーミェーション
クロマトグラフィーにより通常の条件にて測定した。ア
クリロニトリル系ポリマーの分子量は、DMFを溶媒と
してキャノン・フェンスケ型毛細管粘度計を用いて常法
により固有粘度を測定し、次の換算式より算出した。 (分子量)0.72=(固有粘度)/(3.35×10-4) またガラス転移温度は、試料を凍結粉砕し、示差熱分析
機を用いて測定した。
【0047】カット長3mmに加工し、水を加えて濃度
を1%としたものを500cc計量し、家庭用ミキサー
(三菱ミキサーJM−372形;三菱電機製)を用いて
10分間叩解処理した。ミキサーの回転数は7500r
pmであった。
【0048】叩解後の試料を1g(固形分換算)取り出
し、濾紙上で捕集乾燥後、走査型電子顕微鏡にて写真撮
影し、40μm×30μmの視野における繊維が占める
面積に対する未叩解繊維の面積比率を求めた。さらに、
叩解を受けた部分の一番太い繊維と細い繊維のアスペク
ト比を求めた。
【0049】また、得られたスラリー状態の繊維をそれ
ぞれ目付20g/m2で一辺が25cmの正方形に抄紙
し、100℃のドラム式乾燥機で乾燥させた後、2cm
幅の短冊状に切り出し、シートの引張強力をテンシロン
UTM−=III L−100(株式会社オリエンテック社
製)で測定した。なお、結果は1cm幅に換算して求め
た。
【0050】(比較例1〜3)実施例1において、ミキ
サーでの処理時間を3分にしたものを比較例1、単繊維
繊度2デニール(繊維径15.6μm)で紡糸したもの
を比較例2、ミキサーでの処理時間を100分にしたも
のを比較例3としてそれぞれ評価した。
【0051】(実施例3)水系懸濁重合法により、アク
リロニトリル/酢酸ビニル=92/8(重量比)の組成
を有する分子量120000のアクリル系ポリマー60
部、及び分子量70000、ガラス転移温度79度のポ
リ塩化ビニル(三菱化学(株)製 SG−1100)4
0部をジメチルアセトアミドに溶解し、重量比でポリマ
ー/ジメチルアセトアミド=25/75の紡糸原液を調
製し、単繊維繊度0.1デニール(繊維径3.5μm)
で湿式紡糸した。評価は実施例1と同様に行った。
【0052】(実施例4)実施例1と同様に製造した繊
維を3mmにカット、叩解後、単繊維繊度0.1デニー
ル(繊維径3.5μm)、カット長3mmのアクリル繊
維(商品名「ボンネルMVP」三菱レイヨン社製)と2
0%の混率で混抄抄紙し、目付20g/m 2で1辺が2
5cmのシートを得た。評価は実施例1と同様に行っ
た。
【0053】(比較例4)実施例4において、叩解によ
り容易にフィブリル化する繊維の混率を10%にしたシ
ートを作製した。評価は実施例1と同様に行った。
【0054】上記の各評価結果を表1に示す。シート強
力が0.5kg/cm以上のものは、実用上、十分なレ
ベルに達しているといえる。上記実施例のものはいずれ
もこのレベルにあることが分かる。
【0055】
【表1】
【0056】(実施例5)水系懸濁重合法により、アク
リロニトリル/酢酸ビニル=92/8(重量比)の組成
を有する分子量120000のアクリロニトリル系ポリ
マー60部、及びメタクリル酸メチル/アクリル酸メチ
ル=90/10(重量比)の組成を有する分子量85,
000、ガラス転移温度90℃のメタクリル樹脂40部
をジメチルアセトアミドに溶解し、重量比でポリマー/
ジメチルアセトアミド=25/75の紡糸原液を調製
し、単繊維繊度0.5デニール(繊維径7.8μm)の
繊維トウを得、3mmにカットした後、目付20g/m
2のシートを作製した。なお、バインダーとしてポリビ
ニルアルコール系繊維をポリマーブレンド繊維に対し、
20重量%使用した。
【0057】32%の沸水収縮率を持つポリエチレンテ
レフタレートフィラメントからなる目付40g/m2
編物上に上記ポリマーブレンド繊維シートを載置し、8
0メッシュの金網上に載置して、ポリマーブレンド繊維
層側から、孔径0.125mmのノズルを用いて、20
kg/cm2、30kg/cm2、50kg/cm2の圧
力の順に3回高圧噴射水流処理を行った。その後このシ
ートを反転し、上記ポリマーブレンド繊維シートを載置
し、同様に20kg/cm2、30kg/cm2、50k
g/cm2の圧力の順に3回高圧噴射水流処理を行っ
た。さらに上記ポリマーブレンド繊維シートを載置し、
同じ処理を繰り返した。
【0058】次いで作製したシートを沸水中で2分間処
理したところ、該シートは30%収縮した。次いで染
色、仕上げ処理を行い、風合いを判定した。また、一部
を取り出し、電子顕微鏡にて割繊した部分の観察を行っ
た。 (比較例5)水系懸濁重合法により、アクリロニトリル
/酢酸ビニル=92/8(重量比)の組成を有する分子
量120000のアクリロニトリル系ポリマー95部、
及びメタクリル酸メチル/アクリル酸メチル=90/1
0(重量比)の組成を有する分子量85,000、ガラ
ス転移温度90℃のメタクリル樹脂5部をジメチルアセ
トアミドに溶解し、重畳比でポリマー/ジメチルアセト
アミド=25/75の紡糸原液を調製し、単繊維繊度2
デニール(繊維径15.6μm)の繊維トウを得た。そ
の後は、実施例5と同様の操作で不織布シートを得、評
価に供した。
【0059】(実施例6)水系懸濁重合法により、アク
リロニトリル/酢酸ビニル=92/8(重量比)の組成
を有する分子量120000のアクリロニトリル系ポリ
マー70部、及び分子量70000、ガラス転移温度7
9度のポリ塩化ビニル(SG−1100;三菱化学
(株)製)30部をジメチルアセトアミドに溶解し、重
量比でポリマー/ジメチルアセトアミド=25/75の
紡糸原液を調製し、単繊維繊度1.5デニール(繊維径
13.5μm)の繊維トウを得、51mmにカットした
後、公知のランダムウエッバーを用いて、目付20g/
2のウエブを形成し、これを実施例5で用いたのと同
様の補強材を、一方の側にポリマーブレンド繊維シート
2層、反対の側にポリマーブレンド繊維シート1層で挟
み、2層側から針密度5ケ/cm2になるよう軽くニー
ドルパンチし、さらに80メッシュの金網上で、実施例
5で使用したのと同じ噴射ノズルを用いて同様の加工処
理を行い、評価に供した。
【0060】(比較例6)水系懸濁重合法により、アク
リロニトリル/酢酸ビニル=92/8(重量比)の組成
を有する分子量120000のアクリロニトリル系ポリ
マー70部、及び分子量70000、ガラス転移温度7
9度のポリ塩化ビニル(SG−1100;三菱化学
(株)製)30部をジメチルアセトアミドに溶解し、重
量比でポリマー/ジメチルアセトアミド=25/75の
紡糸原液を調製し、単繊維繊度3デニール(繊維径1
9.1μm)の繊維トウを得た。その後は、高圧噴射水
流条件を10kg/cm2、20kg/cm2、20kg
/cm2とした以外は実施例6と同様の処理を行い、評
価を行った。
【0061】(実施例7)水系懸濁重合法により、アク
リロニトリル/アクリル酸メチル=93/7(重量比)
の組成を有する分子量130000のアクリロニトリル
系ポリマー59部、及びメタクリル酸メチル/アクリル
酸メチル=90/10(重量比)の組成を有する分子量
85,000、ガラス転移温度90℃のアクリル樹脂系
ポリマー39部をジメチルアセトアミドに溶解し、水分
散シリカ微粒子(商品名ST−O;日産化学(株)製)
2部を分散させ、重量比でポリマー/ジメチルアセトア
ミド=25/75の紡糸原液を調製し、単繊維繊度2デ
ニール(繊維径15.6μm)の繊維トウを得、3mm
にカットした後、実施例5と同様にポリマーブレンド繊
維シートを作製した。
【0062】32%の沸水収縮率を持つポリエチレンテ
レフタレートフィラメントからなる目付40g/m2
編物上に上記ポリマーブレンド繊維シートを載置し、8
0メッシュの金網上に載置して、ポリマーブレンド繊維
層側から、孔径0.125mmのノズルを用いて、30
kg/cm2、30kg/cm2、50kg/cm2の圧
力の順に3回高圧噴射水流処理を行った。その後このシ
ートを反転し、上記ポリマーブレンド繊維シートを載置
し、同様に30kg/cm2、30kg/cm2、50k
g/cm2の圧力の順に3回高圧噴射水流処理を行っ
た。さらに、その上に上記ポリマーブレンド繊維シート
を載置し、同じ処理を繰り返した。その後、実施例5と
同様の処理を行い評価に供した。
【0063】(比較例7)実施例7において、ポリマー
ブレンド繊維シートを作製する際に、ポリマーブレンド
繊維を、ディスクリファイナーにより濾水度を300m
l(カナダ標準濾水度試験法による)まで叩解して使用
した。また、高圧噴射水流条件を20kg/cm2、5
0kg/cm2、70kg/cm2として処理を行い、評
価を行った。
【0064】結果を表2に示す。本発明品は良好な風合
いを与えることが分かる。
【0065】
【表2】
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の割繊性ア
クリル繊維は優れた割繊性を示す。また、本発明による
アクリル繊維シートは、良好な割繊性のアクリル繊維を
用いているため良好なシート強力を有する。また合成繊
維系シートの多くがそうであるような、ホットメルト的
なバインダーを用いていないため、リサイクルの可能性
も有し、工業資材用途をはじめ広い用途で極めて有用な
ものである。また、本発明の割繊極細繊維を使用した不
織布シートは、表面繊維が適当な繊度分布を有している
ため、天然皮革と同等の優れた風合いが得られる。また
一部の割繊極細繊維の割繊後繊維形態がエッジ部分を有
しているため、ワイパー用途への展開も可能である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリロニトリル系ポリマー30〜90
    重量%と、少なくとも1種類以上の添加剤ポリマー10
    〜70重量%とを含み、繊維径が8μm以下である割繊
    性アクリル繊維。
  2. 【請求項2】 叩解処理されたアクリル繊維を15重量
    %以上含むアクリル繊維シートであって、該アクリル繊
    維が請求項1に記載の割繊性アクリル繊維であるアクリ
    ル繊維シート。
  3. 【請求項3】 前記アクリル繊維の叩解部分の比率が8
    0%以上である請求項2に記載のアクリル繊維シート。
  4. 【請求項4】 前記叩解部分のアスペクト比は、500
    0以上150000以下であることを特徴とする請求項
    2または3に記載のアクリル繊維シート。
  5. 【請求項5】 目付20g/m2における引張り強度が
    0.5kg/cm以上であることを特徴とする請求項2
    乃至4いずれかに記載のアクリル繊維シート。
  6. 【請求項6】 割繊処理されたアクリル繊維を20重量
    %以上含むアクリル繊維シートであって、該アクリル繊
    維が請求項1に記載の割繊性アクリル繊維である不織布
    シート。
  7. 【請求項7】 割繊処理された前記アクリル繊維の繊維
    径が0.1μm以上8μm以下である請求項6に記載の
    不織布シート。
  8. 【請求項8】 前記アクリル繊維の割繊された部分の比
    率が80%以上である請求項6または7に記載の不織布
    シート。
  9. 【請求項9】 前記割繊された部分のアスペクト比は、
    200以上50000以下であることを特徴とする請求
    項6乃至8いずれかに記載の不織布シート。
  10. 【請求項10】 前記割繊処理は、機械的割繊処理であ
    る請求項6乃至9いずれかに記載の不織布シート。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006070368A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Mitsubishi Rayon Co Ltd 易割繊・フィブリル性アクリル系短繊維集合体及び湿式不織布
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