[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH11217243A - 複層ガラス用ゴム質スペーサおよび複層ガラス - Google Patents

複層ガラス用ゴム質スペーサおよび複層ガラス

Info

Publication number
JPH11217243A
JPH11217243A JP1868698A JP1868698A JPH11217243A JP H11217243 A JPH11217243 A JP H11217243A JP 1868698 A JP1868698 A JP 1868698A JP 1868698 A JP1868698 A JP 1868698A JP H11217243 A JPH11217243 A JP H11217243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber spacer
double
glass
group
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1868698A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Okamoto
敏彦 岡本
Makoto Chinami
誠 千波
Junji Takase
純治 高瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP1868698A priority Critical patent/JPH11217243A/ja
Publication of JPH11217243A publication Critical patent/JPH11217243A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿気遮断性が高く、接着性、機械的強度、構
造的強度に優れ、かつ仮止め可能な可とう性および自己
粘着性を有する複層ガラス用ゴム質スペーサを提供す
る。また、単一のシールによる製造が可能であり、か
つ、ガラス板との長期接着性が向上されるとともに、長
期間結露しない複層ガラスおよびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 (A)ケイ素原子に結合した水酸基また
は加水分解性基を有し、シロキサン結合を形成すること
により架橋しうるケイ素含有基を少なくとも1個有する
飽和炭化水素系重合体と、(B)ホットメルト樹脂、を
含有する可とう性で自己粘着性を有する複層ガラス用ゴ
ム質スペーサ、および、該ゴム質スペーサを用いた複層
ガラスとその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケイ素原子に結合
した水酸基または加水分解性基を有しシロキサン結合を
形成することにより架橋しうるケイ素含有基(以下、
「反応性ケイ素基」という。)を有する飽和炭化水素系
重合体と、ホットメルト樹脂を含有することを特徴とす
る可とう性で自己粘着性を有する複層ガラス用ゴム質ス
ペーサ、および、該ゴム質スペーサを用いた複層ガラス
とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般住宅の場合、ガラス窓からの放熱量
は20〜30%と言われており、従来より、断熱性、防
音性を改良するために、複数枚(2枚またはそれ以上
の)板ガラスを重ねて構成した複層ガラスが用いられて
いる。この複層ガラスは、最低2枚のガラス板をスペー
サを介して対向させ、そのガラス板とスペーサをブチル
系シーラント(一次シール剤)にて密着させて中空層と
外気を遮断した後、対向しているガラス板の内面とスペ
ーサ外周とで構成された空隙をポリサルファイド系また
はシリコン系の常温硬化性シーリング材(二次シール
剤)で封着する方法で製造されている。通常、スペーサ
はアルミニウム製の中空状であり、予めガラス板の大き
さにあわせて切断され、その中空部に乾燥剤を充填した
後、各端部をコーナーキーにより接続して枠体に組み立
てたもの、あるいは中空部に乾燥剤を充填した後、各コ
ーナー部で曲げ加工し、端部を接続キーで継ぎ合わせて
枠体に組み立てたものを用いている。従って、従来の2
種類のシーリング材を用いた複層ガラスの製造方法は、
その製造工程が繁雑で多くの人手が必要であり、製造コ
ストが高く好ましくなかった。
【0003】そこで、この工程を簡略化するために、一
次シール剤のみで複層ガラスを組み立てること、あるい
は二次シール剤のみで複層ガラスを組み立てることが提
案されている。しかし、一次シール剤のみでは、一次シ
ール剤は透湿性が小さく湿気遮断性に優れるものの、粘
着性しか有していないので、長期的にはガラス板を十分
に接着できず、ゴム質スペーサとガラス板との界面への
水の浸入などにより粘接着力が著しく低下する。また、
熱可塑性を有するために、外力や熱によってガラス板ず
れが発生する。一方、ポリサルファイド系シーリング材
やシリコン系シーリング材等の従来の市販の二次シール
剤のみを用いた場合は、これらのシーリング材は接着
性、機械的強度や構造的強度に優れるものの、透湿性が
大きいので、中空層の乾燥状態を十分に保てず、ガラス
板の結露の原因となってしまう。
【0004】また、乾燥剤を練り込んだ角柱状の可とう
性ブチルゴム製スペーサをひも状に繰り出しながらガラ
ス板上に貼り付け、ガラス板をペアリングした後、対向
しているガラス板の内面とスペーサ外周とで構成された
空隙を常温硬化性シーリング材で封着する方法が、特開
昭55−20223号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のゴム製スペーサ
を用いた複層ガラスの製造方法は、スペーサの切断から
乾燥剤を充填した後スペーサを組み立てるまでの繁雑な
工程が省略されており、製造工程が簡略化されて製造コ
ストの点で有利である。ところが、この製造方法におい
ても、上記ゴム質スペーサと上記常温硬化性シーリング
材との2種類のシール材が必要であるという問題があ
る。
【0006】一方、単一のシール材で複層ガラスを封着
する製造方法として、特公昭63−50508号公報で
開示されているように、波形の剛性のあるスペーサが埋
設され、かつ乾燥剤を含有する熱可塑性樹脂からなるシ
ール材をガラス板に貼り付け、ガラス板をペアリングす
る方法が提案されている。しかし、この複層ガラスも先
述したように長期間の接着性が十分ではない。また、剛
性のあるスペーサで補強しているものの、夏場の高温時
には十分な機械強度を維持できないという問題がある。
【0007】本発明は、単一のシールによって複層ガラ
スを構成することの可能な仮止め機能を有する複層ガラ
ス用ゴム質スペーサであって、湿気遮断性が高く、接着
性、機械的強度、構造的強度に優れるゴム質スペーサを
用いることによってガラス板との長期接着性が向上され
るとともに、長期間結露しない複層ガラスを提供するこ
との可能な複層ガラス用ゴム質スペーサを提供すること
を目的とする。
【0008】また、本発明は、湿気遮断性が高く、接着
性、機械的強度、構造的強度に優れ、かつ仮止め機能を
有する複層ガラス用ゴム質スペーサを用いることによ
り、単一のシールによって構成することが可能な複層ガ
ラスであって、しかも、ガラス板との長期接着性が向上
されるとともに、長期間結露しない複層ガラスを提供す
ることを目的とする。
【0009】さらに、本発明は、従来のようなスペーサ
の切断から乾燥剤を充填した後スペーサを組み立てるま
での工程や、2次シール塗布工程などの複雑な工程が不
要であり、簡単な製造工程でしかも連続大量生産可能
な、実用性に優れた、簡便かつ低コストな複層ガラスの
製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決する為の手段】ところで、本発明者らは、
複層ガラス用シーリング材に求められる、(1)湿気遮
断性が高いこと、(2)ガラスおよびスペーサに対する
長期接着性が良好であること、(3)機械的強度、構造
的強度に優れること、などの諸特性を満足する複層ガラ
ス用シーリング材をすでに提供している。すなわち、特
開平1−198673号公報において反応性ケイ素基を
有する飽和炭化水素系重合体を含有する複層ガラス用シ
ーリング材を開示した。また、特開平4−15937号
公報では、反応性ケイ素基を有する重合体とホットメル
トブチルなどのホットメルト樹脂をブレンドすることに
より仮止め可能な粘着性を付与した硬化性組成物を提案
した。さらに、特開平9−295838号公報では、こ
のような反応硬化型のシーリング材を用いて、しかも、
特殊な形状のスペーサ枠部材を用いることによって、単
一のシールによって、ガラス板との長期接着性が向上さ
れるとともに、湿気遮断性が高く、機械的強度、構造的
強度に優れる複層ガラスを提供した。
【0011】本発明者らは、前記の特開平4−1593
7号公報で開示した反応性ケイ素基を有する飽和炭化水
素系重合体とホットメルト樹脂をブレンドした組成物
を、湿気遮断性が高く、接着性、機械的強度、構造的強
度に優れ、かつ仮止め機能を有する複層ガラス用ゴム質
スペーサとして用いることにより、複層ガラスのシング
ルシール化、すなわち、従来のように2種類のシーリン
グ材を用いて、1次シール及び2次シールすることな
く、単一のシールによって、ガラス板との長期接着性が
向上されるとともに、長期間結露しない複層ガラスを提
供できることを知見して、本発明を完成したものであ
る。
【0012】すなわち、本発明は、(A)ケイ素原子に
結合した水酸基または加水分解性基を有し、シロキサン
結合を形成することにより架橋しうるケイ素含有基を少
なくとも1個有する飽和炭化水素系重合体と、(B)ホ
ットメルト樹脂、を含有する可とう性で自己粘着性を有
する複層ガラス用ゴム質スペーサ、および、該ゴム質ス
ペーサを用いた複層ガラスとその製造方法に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明における可とう性で自己粘着性を有するゴ
ム質スペーサにより、複数枚のガラス板を隔置して組み
立てた複層ガラスは、そのスペーサの構成に特徴があ
り、複層ガラスそれ自体の構造は、従来公知のいずれの
構造のものでもよく、特に限定されない。
【0014】本発明の複層ガラス用ゴム質スペーサに用
いる(A)成分である反応性ケイ素基を有する飽和炭化
水素系重合体は、前記ゴム質スペーサの湿気遮断性、接
着性、機械的強度、構造的強度を向上させる成分であ
る。該飽和炭化水素系重合体は、芳香環以外の炭素ー炭
素不飽和結合を実質的に含有しない重合体であり、たと
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレ
ン、水素添加ポリブタジエン、水素添加ポリイソプレン
などがあげられる。
【0015】反応性ケイ素基としては、一般式(1)、
【0016】
【化2】
【0017】(式中、R1およびR2は、それぞれ独立
に、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のア
リール基、炭素数7〜20のアラルキル基または
(R’)3SiO−(R’、それぞれ独立に、は水素原
子または炭素数1〜20の置換あるいは非置換の炭化水
素基である)で示されるトリオルガノシロキシ基であ
る。また、Xは、それぞれ独立に、水酸基または加水分
解性基である。さらに、aは0、1、2、3のいずれか
であり、bは0、1、2のいずれかであり、aとbとが
同時に0になることはない。また、mは0または1〜1
9の整数である)で表される基があげられる。
【0018】加水分解性基としては、たとえば、水素原
子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート
基、アミノ基、アミド基、アミノオキシ基、メルカプト
基、アルケニルオキシ基などの一般に使用されている基
があげられる。これらのうちでは、アルコキシ基、アミ
ド基、アミノオキシ基が好ましいが、加水分解性がマイ
ルドで取り扱い易いという点から、アルコキシ基がとく
に好ましい。
【0019】加水分解性基や水酸基は、1個のケイ素原
子に1〜3個の範囲で結合することができ、(a+Σ
b)は1〜5個の範囲が好ましい。加水分解性基や水酸
基が反応性ケイ素基中に2個以上結合する場合には、そ
れらは同じであってもよいし、異なってもよい。反応性
ケイ素基を形成するケイ素原子は1個以上であるが、シ
ロキサン結合などにより連結されたケイ素原子の場合に
は、20個以下であることが好ましい。
【0020】とくに、一般式(2)
【0021】
【化3】
【0022】(式中、R2、X、aは前記と同じ)で表
される反応性ケイ素基が、原料の入手が容易であるので
好ましい。飽和炭化水素系重合体1分子中の反応性ケイ
素基は1個以上であり、1.1〜5個あることが好まし
い。分子中に含まれる反応性ケイ素基の数が1個未満に
なると、硬化性が不充分になり、良好なゴム弾性体が得
られなくなることがある。
【0023】反応性ケイ素基は、飽和炭化水素系重合体
分子鎖の末端あるいは内部にあってもよいし、また、両
方にあってもよい。とくに、反応性ケイ素基が分子末端
にあるときは、最終的に形成される硬化物に含まれる飽
和炭化水素系重合体成分の有効網目鎖量が多くなるた
め、高強度で高伸びのゴム状硬化物が得られやすくなる
などの点から好ましい。
【0024】また、これら反応性ケイ素基を有する飽和
炭化水素系重合体は単独あるいは2種以上併用すること
ができる。本発明に用いる反応性ケイ素基を有する飽和
炭化水素系重合体の骨格をなす重合体は、(1)エチレ
ン、プロピレン、1ーブテン、イソブチレンなどのよう
な炭素数1〜6のオレフィン系化合物を主モノマーとし
て重合させるか、(2)ブタジエン、イソプレンなどの
ようなジエン系化合物を単独重合させ、あるいは、上記
オレフィン系化合物とを共重合させた後、水素添加する
などの方法により得ることができるが、イソブチレン系
重合体や水添ポリブタジエン系重合体は、末端に官能基
を導入しやすく、分子量を制御しやすく、また、末端官
能基の数を多くすることができるので好ましい。
【0025】イソブチレン系重合体は、単量体単位のす
べてがイソブチレン単位から形成されていてもよいし、
イソブチレンと共重合体を有する単量体単位をイソブチ
レン系重合体中の好ましくは50%以下(重量%、以下
同じ)、さらに好ましくは30%以下、とくに好ましく
は10%以下の範囲で含有してもよい。このような単量
体成分としては、たとえば、炭素数4〜12のオレフィ
ン、ビニルエーテル、芳香族ビニル化合物、ビニルシラ
ン類、アリルシラン類などがあげられる。このような共
重合体成分としては、たとえば1ーブテン、2ーブテ
ン、2ーメチルー1ーブテン、3ーメチルー1ーブテ
ン、ペンテン、4ーメチルー1ーペンテン、ヘキセン、
ビニルシクロヘキセン、メチルビニルエーテル、エチル
ビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、スチレ
ン、αーメチルスチレン、ジメチルスチレン、モノクロ
ロスチレン、ジクロロスチレン、βーピネン、インデ
ン、ビニルトリクロロシラン、ビニルメチルジクロロシ
ラン、ビニルジメチルクロロシラン、ビニルジメチルメ
トキシシラン、ビニルトリメチルシラン、ジビニルジク
ロロシラン、ジビニルジメトキシシラン、ジビニルジメ
チルシラン、1,3−ジビニルー1,1,3,3−テト
ラメチルジシロキサン、トリビニルメチルシラン、テト
ラビニルシラン、アリルトリクロロシラン、アリルメチ
ルジクロロシラン、アリルジメチルクロロシラン、アリ
ルジメチルメトキシシラン、アリルトリメチルシラン、
ジアリルジクロロシラン、ジアリルジメトキシシラン、
ジアリルジメチルシラン、γーメタクリロイルオキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γーメタクリロイルオキシ
プロピルメチルジメトキシシランなどがあげられる。
【0026】また、イソブチレンと共重合性を有する単
量体として、ビニルシラン類やアリルシラン類を使用す
ると、ケイ素含有量が増加しシランカップリング剤とし
て作用しうる基が多くなり、得られる組成物の接着性が
向上する。水添ポリブタジエン系重合体や他の飽和炭化
水素系重合体においても、上記イソブチレン系重合体の
ばあいと同様に、主成分となる単量体単位の他に他の単
量体単位を含有させてもよい。
【0027】また、本発明に用いる反応性ケイ素基を有
する飽和炭化水素系重合体には、本発明の目的が達成さ
れる範囲で、ブタジエン、イソプレンなどのポリエン化
合物のような重合後二重結合の残るような単量体単位を
少量、好ましくは10%以下、さらには5%以下、とく
には1%以下の範囲で含有させてもよい。飽和炭化水素
系重合体、好ましくはイソブチレン系重合体または水添
ポリブタジエン系重合体の数平均分子量は500〜5
0,000程度であるのが好ましく、とくに1,000
〜20,000程度の液状ないし流動性を有するものが
取扱いやすいなどの点から好ましい。
【0028】つぎに反応性ケイ素基を有する飽和炭化水
素系重合体の製法について説明する。反応性ケイ素基を
有するイソブチレン系重合体のうち、分子鎖末端に反応
性ケイ素基を有するイソブチレン系重合体は、イニファ
ー法と呼ばれる重合法(イニファーと呼ばれる開始剤と
連鎖移動剤を兼用する特定の化合物を用いるカチオン重
合法)で得られた末端官能型、好ましくは、全末端官能
型イソブチレン系重合体を用いて製造することができ
る。例えば、この重合体の脱ハロゲン化水素反応や特開
昭63−105005号公報に記載されているような重
合体への不飽和基導入反応等により末端に不飽和基を有
するポリイソブチレンを得た後、一般式
【0029】
【化4】
【0030】(式中、R1、R2、X、a、bおよびmは
前記と同じである。)で表されるヒドロシラン化合物
(この化合物は一般式(1)で表される基に水素原子が
結合した化合物である。)、好ましくは、一般式
【0031】
【化5】
【0032】(式中、R2、Xおよびaは前記と同じで
ある。)で表されるヒドロシラン化合物を白金触媒を用
いてヒドロシリル化反応と呼ばれる付加反応をおこなう
ことにより反応性ケイ素基を重合体に導入する方法があ
げられる。ヒドロシラン化合物としては、たとえば、ト
リクロロシラン、メチルジクロロシラン、ジメチルクロ
ロシラン、フェニルジクロロシランのようなハロゲン化
シラン類;トリメトキシシラン、トリエトキシシラン、
メチルジエトキシシラン、メチルジメトキシシラン、フ
ェニルジメトキシシランのようなアルコキシシラン類;
メチルジアセトキシシラン、フェニルジアセトキシシラ
ンのようなアシロキシシラン類;ビス(ジメチルケトキ
シメート)メチルシラン、ビス(シクロヘキシルケトキ
シメート)メチルシランのようなケトキシメートシラン
類などがあげられるが、これらに限定されるものではな
い。これらのうちではとくにハロゲン化シラン類、アル
コキシシラン類が好ましい。
【0033】このような製造法は、たとえば、特公平4
−69659号、特公平7−108928号、特許公報
第2512468号、特開昭64−22904号、特許
公報第2539445号の各明細書などに記載されてい
る。また、分子鎖内部に反応性ケイ素基を有するイソブ
チレン系重合体は、イソブチレンを主体とするモノマー
中に反応性ケイ素基を有するビニルシラン類やアリルシ
ラン類を添加し、共重合せしめることにより製造され
る。
【0034】さらに、分子鎖末端に反応性ケイ素基を有
するイソブチレン系重合体を製造する際の重合に際し
て、主成分であるイソブチレンモノマー以外に反応性ケ
イ素基を有するビニルシラン類やアリルシラン類などを
共重合せしめたのち末端に反応性ケイ素基を導入するこ
とにより、末端および分子鎖内部に反応性ケイ素基を有
するイソブチレン系重合体が製造される。
【0035】反応性ケイ素基を有するビニルシラン類や
アリルシラン類としては、たとえば、ビニルトリクロロ
シラン、ビニルメチルジクロロシラン、ビニルジメチル
クロロシラン、ビニルジメチルメトキシシラン、ジビニ
ルジクロロシラン、ジビニルジメトキシシラン、アリル
トリクロロシラン、アリルメチルジクロロシラン、アリ
ルジメチルクロロシラン、アリルジメチルメトキシシラ
ン、ジアリルジクロロシラン、ジアリルジメトキシシラ
ン、γーメタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γーメタクリロイルオキシプロピルメチルジメト
キシシランなどがあげられる。
【0036】前記水添ポリブタジエン系重合体は、たと
えば、まず、末端ヒドロキシ水添ポリブタジエン系重合
体の水酸基を−ONaや−OKなどのオキシメタル基に
した後、一般式(3): CH2=CH−R3−Y (3) (式中、Yは塩素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原
子、R3は−R4−、−R4−OCO−または−R4−CO
−(R4は炭素数1〜20の2価の炭化水素基で、アル
キレン基、シクロアルキレン基、アリーレン基、アラル
キレン基が好ましい)で示される2価の有機基で、−C
2−、−R”−C65−CH2−(R”は炭素数1〜1
0の炭化水素基)より選ばれる2価の基がとくに好まし
い)で示される有機ハロゲン化合物を反応させることに
より、末端オレフィン基を有する水添ポリブタジエン系
重合体(以下、末端オレフィン水添ポリブタジエン系重
合体ともいう)が製造される。
【0037】末端ヒドロキシ水添ポリブタジエン系重合
体の末端水酸基をオキシメタル基にする方法としては、
Na、Kのごときアルカリ金属;NaHのごとき金属水
素化物;NaOCH3のごとき金属アルコキシド;Na
OH、KOHなどのアルカリ水酸化物などと反応させる
方法があげられる。前記方法では、出発原料として使用
した末端ヒドロキシ水添ポリブタジエン系重合体とほぼ
同じ分子量をもつ末端オレフィン水添ポリブタジエン系
重合体が得られるが、より高分子量の重合体を得たい場
合には、一般式(3)の有機ハロゲン化合物を反応させ
る前に、塩化メチレン、ビス(クロロメチル)ベンゼ
ン、ビス(クロロメチル)エーテルなどのごとき、1分
子中にハロゲンを2個以上含む多価有機ハロゲン化合物
と反応させれば分子量を増大させることができ、その後
一般式(3)で示される有機ハロゲン化合物と反応させ
れば、より高分子量でかつ末端にオレフィン基を有する
水添ポリブタジエン系重合体をうることができる。
【0038】前記一般式(3)で示される有機ハロゲン
化合物の具体例としては、たとえばアリルクロライド、
アリルブロマイド、ビニル(クロロメチル)ベンゼン、
アリル(クロロメチル)ベンゼン、アリル(ブロモメチ
ル)ベンゼン、アリル(クロロメチル)エーテル、アリ
ル(クロロメトキシ)ベンゼン、1ーブテニル(クロロ
メチル)エーテル、1ーヘキセニル(クロロメトキシ)
ベンゼン、アリルオキシ(クロロメチル)ベンゼンなど
があげられるが、それらに限定されるものではない。こ
れらのうちではアリルクロライドが安価であり、しかも
容易に反応するので好ましい。
【0039】前記末端オレフィン水添ポリブタジエン系
重合体への反応性ケイ素基の導入は、分子鎖末端に反応
性ケイ素基を有するイソブチレン系重合体の場合と同様
にヒドロシラン化合物を白金系触媒を用いて付加反応を
させることにより製造される。前記のように反応性ケイ
素基を有する飽和炭化水素系重合体が、芳香環でない不
飽和結合を分子中に実質的に含有しない場合には、不飽
和結合を有する有機系重合体やオキシアルキレン系重合
体のような従来のゴム系重合体よりなるシーリング剤な
どとくらべて、著しく耐候性がよくなる。また、該重合
体は炭化水素系重合体であるので湿気遮断性や耐水性が
よく、ガラス、アルミなどの各種無機質基材に対して優
れた接着性能を有するとともに、湿気遮断性の高い硬化
物になる。
【0040】(A)成分である反応性ケイ素基を有する
飽和炭化水素系重合体の配合量は、ゴム質スペーサの構
成材料中の5〜85重量%が好ましく、10〜50重量
%がより好ましく、15〜40重量%がとくに好まし
い。配合量が5重量%未満の場合には、接着性、機械的
強度、および構造的強度の改善効果が十分でないことが
あり、85重量%をこえるとゴム質スペーサの仮止め機
能が低下することがある。
【0041】本発明の複層ガラス用ゴム質スペーサに用
いる(B)成分であるホットメルト樹脂は、前記ゴム質
スペーサに仮止め可能な程度の可とう性と自己粘着性を
付与させる成分である。ここで使用されるホットメルト
樹脂の例としては、EVA系ホットメルト樹脂、ポリア
ミド系ホットメルト樹脂、ポリエステル系ホットメルト
樹脂、ポリウレタン系ホットメルト樹脂、ブチル系ホッ
トメルト樹脂、および、オレフィン系ホットメルト樹脂
を挙げることができる。
【0042】こうしたホットメルト樹脂として、軟化点
が100〜200℃の範囲内にある樹脂を使用すると作
業性が向上するので好ましい。本発明ではブチルゴムを
用いることが好ましく、特に部分加硫ブチルゴムを用い
ることがより好ましい。該部分加硫ブチルゴムの部分加
硫度はゲル化率で表され、5〜90%の範囲が好まし
く、30〜50%の範囲が更に好ましい。このゲル化率
は、試料1gを秤量し、これを100ccのシクロヘキ
サン溶媒中に室温で24時間浸漬し、24時間後溶媒を
完全に揮発させて再び試料の重量を測定し、次式によっ
て求められるものである。 ゲル化率(%)=(溶媒浸漬後重量)/(溶媒浸漬前重
量)×100 すなわち、ゲル化率の大きい程加硫度が大きく、ゲル化
率の小さい程加硫度が小さいことを示す。部分加硫ブチ
ルゴムのゲル化率が5%よりも小さいとコールドフロー
が生じやすく、スペーサの保形性および複層ガラスの中
空層が一定に保持されないので好ましくない。また、9
0%よりも大きいと、可とう性のあるスペーサが得られ
にくく、ガラス板の周縁に連続的に敷設することが困難
となり好ましくない。
【0043】なお、通常のブチルゴムの数平均分子量は
30,000〜600,000が一般的であるが、部分
加硫する際、架橋反応性が良好でかつ架橋反応が容易に
コントロールできるように部分加硫ブチルゴムを製造す
るための好ましいブチルゴムの数平均分子量は300,
000〜500,000である。これらの部分加硫ブチ
ルゴムの例としては、例えば、トーネックス(株)製の
ブチルゴムエスコラント8やブチルゴムエスコラント1
0などが挙げられる。また、部分加硫ブチルゴムの可と
う性と粘着性を改良するために、非反応性ポリイソブチ
レン、ポリブテン、ハロゲン化ブチルゴム、その他各種
ゴム成分を添加し、部分加硫ブチルゴムに所望の可とう
性と自己粘着性を与えるようにするのが好ましい。
【0044】(B)成分であるホットメルト樹脂の配合
量は、ゴム質スペーサの構成材料中の5〜85重量%が
好ましく、10〜50重量%がより好ましく、15〜4
0重量%がとくに好ましい。配合量が5重量%未満の場
合には、ゴム質スペーサの仮止め機能が低下することが
あり、85重量%をこえるとゴム質スペーサの接着性、
機械的強度、および構造的強度の改善効果が十分でない
ことがある。
【0045】本発明においては、形成されるスペーサの
中に、複層ガラスの中空層の水分を吸着するために、
(C)成分として、乾燥剤物質または吸湿剤物質を均一
に、またはある分布をもって分散混入させる。この乾燥
剤物質または吸湿剤物質としては、基材ゴム中において
も水分の吸着作用が機能するものが使用され、例えば、
粉末状である合成結晶性ゼオライト、合成結晶性金属ア
ルミノケイ酸塩、活性アルミナ、焼結シリカ、無水硫酸
カルシウム、シリカゲルなどが使用できる。なかでも、
モレキュラーシーブ3A、4A、9Fなどが最適であ
る。
【0046】(C)成分である乾燥剤物質または吸湿剤
物質の配合量は、ゴム質スペーサの構成材料中の10〜
90重量%が好ましく、15〜35重量%がより好まし
く、20〜30重量%がとくに好ましい。配合量が10
重量%未満の場合には、複層ガラスの外部から侵入する
水分を乾燥剤物質または吸湿剤物質が吸着して飽和状態
となるまでの期間が短くなり、結果として複層ガラスの
寿命を低下させるなどの点で好ましくない。一方、90
重量%をこえると、ゴム質スペーサの水蒸気透過性が高
くなり、ゴム質スペーサを介して水分が複層ガラスの外
部から複層ガラスの中空層内へ侵入し易くなり、また、
スペーサの形状保持性が低下するなどの点で好ましくな
い。
【0047】本発明の複層ガラス用ゴム質スペーサに
は、先に記載した(A)〜(C)成分の他に、粘着性付
与剤、充填材、柔軟性コントロール剤、老化防止剤、シ
ラノール縮合触媒、可塑剤、シランカップリング剤、生
成する硬化物の引張特性を調整する物性調整剤、光硬化
性樹脂、タレ防止剤、溶剤、難燃性付与剤、滑剤、顔
料、スペーサ形状保持剤、フロー性改良剤、その他必要
に応じて各種添加剤が添加される。
【0048】前記粘着性付与剤としては、脂肪族炭化水
素系樹脂、芳香族炭化水素系樹脂、水添脂環族炭化水素
系樹脂、脂環族炭化水素系樹脂、クマロン樹脂、テルペ
ン系樹脂、ロジン誘導体などが挙げられる。前記充填剤
としては、たとえば、木粉、パルブ、木綿チップ、アス
ベスト、ガラス繊維、炭素繊維、マイカ、クルミ殻粉、
もみ殻粉、グラファイト、ケイソウ土、白土、ヒューム
シリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、カーボンブラッ
ク、炭酸カルシウム、クレー、タルク、酸化チタン、炭
酸マグネシウム、石英、アルミニウム微粉末、フリント
粉末、亜鉛末、ポリエチレン、ポリプロピレン、ハイス
チレン樹脂、環化ゴム、クマロン−インデン樹脂、フェ
ノール−ホルムアルデヒド樹脂、変性メラミン樹脂、石
油樹脂、スチレン共重合体、リグニンなどがあげられ
る。これら充填材のうちでは沈降性シリカ、ヒュームシ
リカ、カーボンブラック、炭酸カルシウム、酸化チタ
ン、タルクなどが好ましい。これらの充填材は単独で用
いてもよく、2種以上併用してもよい。
【0049】前記柔軟性コントロール剤としては、ポリ
ブテン、ポリブタジエン、非反応性ポリイソブチレンな
どが挙げられる。前記老化防止剤としては、フェノール
系酸化防止剤、芳香族アミン系酸化防止剤、硫黄系ヒド
ロペルオキシド分解剤、リン系ヒドロペルオキシド分解
剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、サリシレート
系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ヒン
ダートアミン系光安定剤、ニッケル系光安定剤などが挙
げられる。
【0050】前記フェノール系酸化防止剤の具体例とし
ては、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2,4−ジ
−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4
−メチルフェノール、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキ
ノン、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ペンタ
エリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、
2,2‘−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、4,4‘−ブチリデンビス(3−メチル
−6−t−ブチルフェノール)、4,4‘−チオビス
(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)等が例示で
きる。
【0051】前記芳香族アミン系酸化防止剤の具体例と
しては、N,N‘−ジフェニル−1p0−フェニレンジ
アミン、6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,
2−ジヒドロキノリン等が例示できる。前記硫黄系ヒド
ロペルオキシド分解剤の具体例としては、ジラウリル−
3,3‘−チオジプロピオネート、ジトリデシル−3,
3‘−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3
‘−チオジプロピオネート等が例示できる。
【0052】前記リン系ヒドロペルオキシド分解剤の具
体例としては、ジフェニルイソオクチルホスファイト、
トリフェニルホスファイト等が例示できる。前記ベンゾ
トリアゾール系紫外線吸収剤の具体例としては、2−
(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチ
ル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロ
ロベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル
−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリア
ゾール等が例示できる。
【0053】前記サリシレート系紫外線吸収剤の具体例
としては、4−t−ブチルフェニルサリシレート、2,
4−ジ−t−ブチルフェニル−3,5‘−ジ−t−ブチ
ル−4’−ヒドロキシベンゾエート等が例示できる。前
記ベンゾフェノン系紫外線吸収剤の具体例としては、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ−
4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ−4−n−
オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ−4−n−ド
デシルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ−4−ベン
ジロキシベンゾフェノン等が例示できる。
【0054】前記ヒンダートアミン系光安定剤の具体例
としては、ビス(2,2,6,6,−テトラメチル−4
−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,
6,−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、1
−{2−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオニルオキシ]エチル}−4−
[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオニルオキシ]−2,2,6,6,−テト
ラメチルピペリジン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,
6,6,−テトラメチルピペリジン等が例示できる。
【0055】前記ニッケル系光安定剤の具体例として
は、ニッケルジブチルジチオカルバメート、[2,2
‘−チオビス(4−t−オクチルフェノレート)]−2
−エチルヘキシルアミンニッケル(II)、[2,2
‘−チオビス(4−t−オクチルフェノレート)]−n
−ブチルアミンニッケル(II)等が例示できる。これ
らの老化防止剤は、単独で使用してもよく、2種以上併
用してもよい。単独で使用した場合と比較して、併用す
ることによってより有効に機能することがある。
【0056】前記シラノール縮合触媒としては、2価お
よび4価のスズ系硬化触媒、チタン系硬化触媒、アルミ
ニウム系硬化触媒、アミン系硬化触媒などが挙げられ
る。前記4価のスズ系硬化触媒の具体例としては、例え
ばジブチルスズビスアセチルアセトナート、ジブチルス
ズジアルコキサイド、ジブチルスズジラウレート、ジブ
チルスズマレエート、ジブチルスズジアセテート、など
の4価のスズカルボン酸塩類などがあげられる。また、
上記の4価のスズ系硬化触媒以外のシラノール縮合触媒
の具体例としては、オクチル酸スズなどの2価のスズ系
硬化触媒;テトラブチルチタネート、テトラプロピルチ
タネート等のチタン酸エステル類;アルミニウムトリス
アセチルアセトナート、アルミニウムトリスエチルアセ
トアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムエチルア
セトアセテート等のアルミニウム系硬化触媒;ジルコニ
ウムテトラアセチルアセトナート;オクチル酸鉛;ブチ
ルアミン、オクチルアミン、ラウリルアミン、ジブチル
アミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、ジエチレントリアミン、トリエ
チレンテトラミン、オレイルアミン、シクロヘキシルア
ミン、ベンジルアミン、ジエチルアミノプロピルアミ
ン、キシリレンジアミン、トリエチレンジアミン、グア
ニジン、ジフェニルグアニジン、2,4,6−トリス
(ジメチルアミノメチル)フェノール、モルホリン、N
−メチルモルホリン、2−エチル−4−メチルイミダゾ
ール、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセ
ン−7(DBU)等のアミン系硬化触媒;過剰のポリア
ミンと多塩基酸とから得られる低分子量ポリアミド樹
脂;過剰のポリアミンとエポキシ化合物との反応生成
物;γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β
−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン等のアミノ基を有するシランカップリング剤;等の公
知のシラノール縮合触媒等が例示できる。
【0057】これらの触媒は、単独で使用してもよく、
2種以上併用してもよい。前記可塑剤としては、、ポリ
ブテン、水添ポリブテン、水添α−オレフィンオリゴマ
ー、アタクチックポリプロピレンなどのポリビニル系オ
リゴマー;ビフェニル、トリフェニルなどのなどの芳香
族系オリゴマー;水添液状ポリブタジエンなどの水添ポ
リエン系オリゴマー;パラフィン油、塩化パラフィン油
などのパラフィン系オリゴマー;ナフテン油などのシク
ロパラフィン系オリゴマー;ジブチルフタレート、ジヘ
プチルフタレート、ジ(2−エチルヘキシル)フタレー
ト、ブチルベンジルフタレート、ジn−オクチルフタレ
ート、ジイソノニルフタレート、ジイソデシルフタレー
ト、ジウンデシルフタレートなどのフタル酸エステル
類;ジ(2−エチルヘキシル)アジペート、ジn−オク
チルアジペート、ジイソノニルアジペート、ジイソデシ
ルアジペート、ジ(2−エチルヘキシル)セバシケー
ト、テトラヒドロフタル酸ジ2−エチルヘキシルなどの
非芳香族2塩基酸エステル類;トリメリット酸トリ2−
エチルヘキシル、トリメリット酸トリイソデシルなどの
芳香族系エステル類;オレイン酸ブチル、アセチルリシ
ノール酸メチル、ペンタエリスリトールエステルなどの
脂肪酸エステル類;ジエチレングリコールベンゾエー
ト、トリエチレングリコールジベンゾエートなどのポリ
アルキレングリコールのエステル類;トリクレジルホス
フェート、トリブチルホスフェートなどのリン酸エステ
ル類;エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油などのエ
ポキシ可塑剤などがあげられる。これらは単独で用いて
もよく、2種以上併用してもよい。
【0058】前記可塑剤は、飽和炭化水素系重合体に反
応性ケイ素基を導入する際に、反応温度の調節、反応系
の粘度の調節などの目的で溶剤のかわりに用いてもよ
い。前記シランカップリング剤の具体例としては、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシ
ラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)
アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−(2−アミノ
エチル)アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−
ウレイドプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−ベンジル
−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−ビニル
ベンジル−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等の
アミノ基含有シラン類;γ−メルカプトプロピルトリメ
トキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシ
ラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン等
のメルカプト基含有シラン類;γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
エトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメ
トキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン等のエポ
キシ基含有シラン類;β−カルボキシエチルトリエトキ
シシラン、β−カルボキシエチルフェニルビス(2−メ
トキシエトキシ)シラン、N−β−(カルボキシメチ
ル)アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン等のカルボキシシラン類;ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロイルオ
キシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アクロイル
オキシプロピルメチルトリエトキシシラン等のビニル型
不飽和基含有シラン類;γ−クロロプロピルトリメトキ
シシラン等のハロゲン含有シラン類;トリス(トリメト
キシシリル)イソシアヌレート等のイソシアヌレートシ
ラン類;γ−イソシアネートプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、
γ−イソシアネートプロピルメチルジエトキシシラン、
γ−イソシアネートプロピルメチルジメトキシシラン等
のイソシアネート基含有シラン類等を挙げることができ
る。また、これらを変性した誘導体である、アミノ変性
シリルポリマー、シリル化アミノポリマー、不飽和アミ
ノシラン錯体、ブロックイソシアネートシラン、フェニ
ルアミノ長鎖アルキルシラン、アミノシリル化シリコー
ン、シリル化ポリエステル等もシランカップリング剤と
して用いることができる。
【0059】上記シランカップリング剤は1種類のみで
使用しても良いし、2種類以上混合使用しても良い。本
発明のゴム質スペーサにはシランカップリング剤以外の
接着性付与剤も用いることができる。本発明のゴム質ス
ペーサの構成材料を配合混練する順序としては、反応性
ケイ素基を有する飽和炭化水素系重合体とホットメルト
樹脂とを先に配合混練し、その後、充填材や粘着性付与
剤などの各種添加剤を配合混練した後、最後に乾燥剤物
質または吸湿剤物質を配合混練する方法は、乾燥剤物質
または吸湿剤物質の水分吸着能力を低下させないため好
ましいが、特にこの順序に限定されない。各成分の混練
方法は、ニーダーを用いて原料混合物を混練する方法な
ど、特に限定されない。
【0060】また、本発明のスペーサは、上記混合物を
用いて押出成形などの一般的成形方法で任意の形状に成
形できる。その成形は複層ガラスの製造時に、隔置され
た2枚のガラス板の間に前記混合物を直接押出成形して
複層ガラスの成形と同時にスペーサを成形してもよい。
本発明の複層ガラス用ゴム質スペーサとしては、基材ゴ
ム成分である反応性ケイ素基を有する飽和炭化水素系重
合体とホットメルト樹脂、乾燥剤物質または吸湿剤物
質、および、各種成分を添加した組成物を所望のスペー
サ形状にしたものをもちいる。その好ましい形状として
リボン状の断面矩形状にすることによって、該成形体が
複層ガラスのスペーサとして間隔を保持できるだけの剛
性を持ち、かつガラス板に、そのコーナー部分も屈曲さ
せて敷設できるだけの可とう性を持ちうる。さらに、ス
ペーサをガラス板面に敷設しただけで、ガラス板面とス
ペーサ面との界面で結着するだけの自己粘着性を持ち、
その後、経時で徐々に強固な接着性を示すようになる。
さらに複層ガラスの中空層の気密性は保つが、スペーサ
の内部に分散混入された乾燥剤物質または吸湿剤物質が
機能するだけの水蒸気透過性を有する。
【0061】本発明のゴム質スペーサを用いると、該ス
ペーサによる単一のシールによって複層ガラスを封着し
ても、長期間十分な性能を維持できるが、二次シール材
として各種の室温硬化性シーリング材等を用いてシール
部の接着性や機械的強度を高めると、該複層ガラスの耐
久性が向上するので好ましい。
【0062】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1〜2は本発明における複層ガラスの一例を示
す部分概略断面図である。図1の複層ガラスは、2枚の
ガラス板1、2がその間に中間層3が形成されるように
ゴム質スペーサ4を介して隔置されて構成されている。
ゴム質スペーサ4の外周側端部は、ガラス板1、2の外
周端と面一となるように配設されていてもよいし、外周
端と面一とならないように配設されていてもよい。
【0063】図2の複層ガラスでは、図1と同様に2枚
のガラス板1、2がその間に中間層3が形成されるよう
にゴム質スペーサ4を介して隔置されて構成されてお
り、2枚のガラス板1、2とゴム質スペーサ4によって
複層ガラスの周端部に凹部5が形成されるように、複層
ガラスの端面よりも内周側にゴム質スペーサ4が配され
ている。凹部5にはシーリング材6が充填される。
【0064】ゴム質スペーサ4は、反応性ケイ素基を有
する飽和炭化水素系重合体とホットメルト樹脂を主成分
としている。また、ゴム質スペーサ4の中に、複層ガラ
スの中空層3の水分を吸着するための乾燥剤物質または
吸湿剤物質、充填材や粘着性付与剤などの各種添加剤を
含有することができる。シーリング材6は、変性シリコ
ーン系、シリコーン系、ポリウレタン系、ポリイソブチ
レン系、アクリルウレタン系、ポリサルファイド系、変
性ポリサルファイド系、ブチルゴム系、アクリル系、S
BR系、含フッ素系などのシーリング材が用いられる。
【0065】上記の例では、2枚のガラス板で複層ガラ
スを構成していたが、3枚以上であってもよい。また、
ガラス板としては、通常の建材や車両などに広く使用さ
れている窓、ドアなどのガラス板、強化ガラス、合わせ
ガラス、金属網入りガラス、熱線吸収ガラス、さらに
は、熱線反射ガラス、低放射率ガラス等のように、内面
に金属や他の無機物を薄くコーティングしたガラス板、
有機ガラスと呼ばれるアクリル樹脂板、ポリカーボネー
ト板などでもよく、特に限定されない。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、湿気遮断性が高く、接
着性、機械的強度、構造的強度に優れ、かつ仮止め可能
な可とう性および自己粘着性を有する複層ガラス用ゴム
質スペーサが提供される。また、該ゴム質スペーサを用
いることにより、単一のシールによる製造が可能である
ために製造コストが低く、かつ、ガラス板との長期接着
性が向上されるとともに、長期間結露しない複層ガラス
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における複層ガラスの一例を示す部分概
略断面図
【図2】本発明における複層ガラスの一例を示す部分概
略断面図
【符号の説明】
1、2:ガラス板 3:中空層 4:ゴム質スペーサ 5:凹部 6:シーリング材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可とう性で自己粘着性の複層ガラス用ゴ
    ム質スペーサにおいて、(A)ケイ素原子に結合した水
    酸基または加水分解性基を有し、シロキサン結合を形成
    することにより架橋しうるケイ素含有基を少なくとも1
    個有する飽和炭化水素系重合体と、(B)ホットメルト
    樹脂、を含有することを特徴とする複層ガラス用ゴム質
    スペーサ。
  2. 【請求項2】 (C)成分として、乾燥剤物質または吸
    湿剤物質をさらに含有する請求項1記載の複層ガラス用
    ゴム質スペーサ。
  3. 【請求項3】 (A)成分の飽和炭化水素系重合体が、
    数平均分子量が500〜50000の範囲内にあり、主
    鎖の末端および/または側鎖の末端に、一般式(1)、 【化1】 (式中、R1およびR2は、それぞれ独立に、炭素数1〜
    20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素
    数7〜20のアラルキル基または(R’)3SiO−
    (R’は、それぞれ独立に、炭素数1〜20の置換ある
    いは非置換の炭化水素基である)で示されるトリオルガ
    ノシロキシ基である。また、Xは、それぞれ独立に、水
    酸基または加水分解性基である。さらに、aは0、1、
    2、3のいずれかであり、bは0、1、2のいずれかで
    あり、aとbとが同時に0になることはない。また、m
    は0または1〜19の整数である)で表される加水分解
    性シリル基を、1分子あたり、1個以上有することを特
    徴とする請求項1または2に記載の複層ガラス用ゴム質
    スペーサ。
  4. 【請求項4】 (A)成分の飽和炭化水素系重合体が、
    イソブチレン系重合体である請求項1または2に記載の
    複層ガラス用ゴム質スペーサ。
  5. 【請求項5】 (B)成分のホットメルト樹脂が、ブチ
    ルゴムであることを特徴とする請求項1または2に記載
    の複層ガラス用ゴム質スペーサ。
  6. 【請求項6】 前記ブチルゴムが、ゲル化率5〜90%
    の部分加硫度を持つ部分加硫ブチルゴムであることを特
    徴とする請求項5記載の複層ガラス用ゴム質スペーサ。
  7. 【請求項7】 可とう性で自己粘着性の複層ガラス用ゴ
    ム質スペーサにおいて、該ゴム質スペーサの構成材料の
    全重量を100重量%としたとき、(A)ケイ素原子に
    結合した水酸基または加水分解性基を有し、シロキサン
    結合を形成することにより架橋しうるケイ素含有基を少
    なくとも1個有する飽和炭化水素系重合体5〜85重量
    %、(B)ホットメルト樹脂5〜85重量%、(C)乾
    燥剤物質または吸湿剤物質10〜90重量%、を含有す
    ることを特徴とする請求項2記載の複層ガラス用ゴム質
    スペーサ。
  8. 【請求項8】 複数枚のガラス板が中空層を形成するよ
    うに、ガラス板の周縁部に可とう性で自己粘着性のゴム
    質スペーサを介して対向配置されてなる複層ガラスにお
    いて、前記ゴム質スペーサが、(A)ケイ素原子に結合
    した水酸基または加水分解性基を有し、シロキサン結合
    を形成することにより架橋しうるケイ素含有基を少なく
    とも1個有する飽和炭化水素系重合体と、(B)ホット
    メルト樹脂、を含有することを特徴とする複層ガラス。
  9. 【請求項9】 前記ゴム質スペーサに、(C)成分とし
    て、乾燥剤物質または吸湿剤物質を分散混入したことを
    特徴とする請求項8記載の複層ガラス。
  10. 【請求項10】 前記ゴム質スペーサの外周側端部が、
    ガラス板の外周端と面一となるように配設されているこ
    とを特徴とする請求項8または9に記載の複層ガラス。
  11. 【請求項11】 複数枚のガラス板が中空層を形成する
    ように、ガラス板の周縁部に、(A)ケイ素原子に結合
    した水酸基または加水分解性基を有しシロキサン結合を
    形成することにより架橋しうるケイ素含有基を少なくと
    も1個有する飽和炭化水素系重合体と、(B)ホットメ
    ルト樹脂、を含有する可とう性で自己粘着性のゴム質ス
    ペーサを介在させることを特徴とする複層ガラスの製造
    方法。
JP1868698A 1998-01-30 1998-01-30 複層ガラス用ゴム質スペーサおよび複層ガラス Pending JPH11217243A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1868698A JPH11217243A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 複層ガラス用ゴム質スペーサおよび複層ガラス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1868698A JPH11217243A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 複層ガラス用ゴム質スペーサおよび複層ガラス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11217243A true JPH11217243A (ja) 1999-08-10

Family

ID=11978504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1868698A Pending JPH11217243A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 複層ガラス用ゴム質スペーサおよび複層ガラス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11217243A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001342314A (ja) * 2000-06-05 2001-12-14 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 組成物
JP2002255596A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 複層ガラス用ゴム質スペーサおよび複層ガラス
JP2002338310A (ja) * 2001-05-09 2002-11-27 Nippon Sheet Glass Co Ltd 複層ガラス
JP2003026875A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 熱可塑性エラストマー組成物
WO2005108322A1 (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Asahi Glass Company, Limited 単層シール型複層透明体
JP2009515810A (ja) * 2005-11-18 2009-04-16 モーメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・インク 低いガス透過性の、室温硬化させたシロキサンシーラント組成物を有する断熱性ガラスユニット
JP2009523691A (ja) * 2006-01-20 2009-06-25 モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド 気体透過性の低いシーリング材組成物を用いた断熱ガラスユニット
JP2009525256A (ja) * 2006-02-01 2009-07-09 モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド 気体に対する減少された透過性を有するシーリング材組成物を備えた断熱ガラスユニット
JP2010525090A (ja) * 2007-04-16 2010-07-22 ダウ コーニング コーポレーション 基材への改良された自己接着性を有する縮合硬化性組成物
CN101973716A (zh) * 2010-07-29 2011-02-16 滕少波 真空玻璃生产方法及一种真空玻璃
US8101251B2 (en) 2006-07-03 2012-01-24 Dow Corning Corporation Chemically curing all-in-one warm edge spacer and seal
JP2013509455A (ja) * 2009-10-14 2013-03-14 アドコ・プロダクツ・インコーポレーテッド バランスの取れた性質を備えるエッジシーラント
US8580361B2 (en) 2006-02-01 2013-11-12 Momentive Performance Materials Inc. Insulated glass unit with sealant composition having reduced permeability to gas
US8597741B2 (en) 2005-11-18 2013-12-03 Momentive Performance Materials Inc. Insulated glass unit possessing room temperature-cured siloxane sealant composition of reduced gas permeability
CN113480201A (zh) * 2021-08-24 2021-10-08 揭阳市东信智能门窗科技有限公司 抗噪音中空玻璃及其制备方法

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001342314A (ja) * 2000-06-05 2001-12-14 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 組成物
JP2002255596A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 複層ガラス用ゴム質スペーサおよび複層ガラス
JP2002338310A (ja) * 2001-05-09 2002-11-27 Nippon Sheet Glass Co Ltd 複層ガラス
JP2003026875A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 熱可塑性エラストマー組成物
JP5167639B2 (ja) * 2004-05-07 2013-03-21 旭硝子株式会社 単層シール型複層透明体
WO2005108322A1 (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Asahi Glass Company, Limited 単層シール型複層透明体
JPWO2005108322A1 (ja) * 2004-05-07 2008-03-21 旭硝子株式会社 単層シール型複層透明体
JP2009515810A (ja) * 2005-11-18 2009-04-16 モーメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・インク 低いガス透過性の、室温硬化させたシロキサンシーラント組成物を有する断熱性ガラスユニット
KR101420863B1 (ko) * 2005-11-18 2014-07-18 모멘티브 퍼포먼스 머티리얼즈 인크. 감소된 가스 투과성의 실온 경화 실록산 실란트 조성물을 갖는 절연 유리 유닛
US8597741B2 (en) 2005-11-18 2013-12-03 Momentive Performance Materials Inc. Insulated glass unit possessing room temperature-cured siloxane sealant composition of reduced gas permeability
JP2009523691A (ja) * 2006-01-20 2009-06-25 モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド 気体透過性の低いシーリング材組成物を用いた断熱ガラスユニット
JP2009525256A (ja) * 2006-02-01 2009-07-09 モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド 気体に対する減少された透過性を有するシーリング材組成物を備えた断熱ガラスユニット
US8580361B2 (en) 2006-02-01 2013-11-12 Momentive Performance Materials Inc. Insulated glass unit with sealant composition having reduced permeability to gas
US8101251B2 (en) 2006-07-03 2012-01-24 Dow Corning Corporation Chemically curing all-in-one warm edge spacer and seal
JP2010525090A (ja) * 2007-04-16 2010-07-22 ダウ コーニング コーポレーション 基材への改良された自己接着性を有する縮合硬化性組成物
JP2013509455A (ja) * 2009-10-14 2013-03-14 アドコ・プロダクツ・インコーポレーテッド バランスの取れた性質を備えるエッジシーラント
CN101973716A (zh) * 2010-07-29 2011-02-16 滕少波 真空玻璃生产方法及一种真空玻璃
CN113480201A (zh) * 2021-08-24 2021-10-08 揭阳市东信智能门窗科技有限公司 抗噪音中空玻璃及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0312967B1 (en) Sealant for double-layered glass
EP1099728B1 (en) Curable composition
JPH11217243A (ja) 複層ガラス用ゴム質スペーサおよび複層ガラス
CA2258585A1 (en) Reactive melt adhesive composition for double glazing
US20040059069A1 (en) Reactive hotmelt adhesive composition for insulating glass
US6451439B2 (en) Primer composition and method of effecting adhesion for sealing compositions
JPH11116832A (ja) 硬化性組成物
US6426392B1 (en) Thermoplastic crosslinked product and heat-sensitive elastic adhesive
JP3844870B2 (ja) プライマー組成物および接着方法
JP3774559B2 (ja) 硬化性組成物
JP2001298208A (ja) 太陽光発電システム
JPH10204303A (ja) 硬化性組成物
JPH11209702A (ja) プライマー組成物および接着方法
JPH11343429A (ja) プライマ―組成物および接着方法
JP2002105265A (ja) 一液型硬化性組成物
JPH1179797A (ja) 複層ガラス
JP2001288366A (ja) ホットメルト組成物
US20010053806A1 (en) Curable composition
JP3640813B2 (ja) 硬化性組成物
JP2001262040A (ja) プライマー組成物および接着方法
JPH11209538A (ja) 硬化性組成物
JPH09286895A (ja) 硬化性組成物
JP3458020B2 (ja) 硬化性組成物
JPH11209637A (ja) 作業性の改善された硬化性組成物および作業性改善方法
JPH0891880A (ja) 複層ガラスならびにその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071016