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JPH11128933A - 電解イオン水生成装置 - Google Patents

電解イオン水生成装置

Info

Publication number
JPH11128933A
JPH11128933A JP30077897A JP30077897A JPH11128933A JP H11128933 A JPH11128933 A JP H11128933A JP 30077897 A JP30077897 A JP 30077897A JP 30077897 A JP30077897 A JP 30077897A JP H11128933 A JPH11128933 A JP H11128933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolytic
ionic water
electrolytic cell
water
notification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30077897A
Other languages
English (en)
Inventor
Megumi Matsutani
恵 松谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP30077897A priority Critical patent/JPH11128933A/ja
Publication of JPH11128933A publication Critical patent/JPH11128933A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電解イオン水生成装置において、イオン水生
成時や電解槽洗浄時に、電解動作状況の変化に応じて音
声又は信号音を変化させて報知することで、ユーザが電
解動作状況の変化を的確に認識することができるように
する。 【解決手段】 CPU22は、イオン水生成時及び洗浄
時において電解槽10に流れる電流値を検出し、検出さ
れた電流値に応じてスピーカ27から異なった音声で報
知されるように制御する。電解槽10の電流値は、生成
されるイオン水のpH値と比例し、また、電極10bに
付着したスケールが除去されると大きくなるので、上記
制御による報知により、ユーザは生成されるイオン水の
pH値の状況や電解槽10の洗浄状況を容易に認識する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解イオン水生成
装置に関し、特に、電解槽における電解動作状況を的確
に認識できるようにする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、陽極と陰極とを有する電解槽
によって水道水(原水)を電気分解し、アルカリ性イオ
ン水及び酸性イオン水を生成する電解イオン水生成装置
が知られている。このような電解イオン水生成装置とし
ては、アルカリイオン水又は酸性イオン水を生成してい
る時や、電解槽の電極に付着した異物を除去するために
電解槽に逆向きに電流を供給して洗浄を行っている時
に、その動作モードをLED(Light emitting diode)
による表示や、音声又は信号音によってユーザに知らせ
るようにして使い勝手を良くしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の電解イオン水生成装置によれば、LEDや
音声又は信号音による報知は、ユーザに動作モードを知
らせるためだけに用いられており、電解イオン水生成装
置が正常に作動しているか否かまでは分からなかった。
例えば、水道水に含まれる含有物によって水質が変化
し、予め決まっている電圧や電流をかけられず、又は流
れず、電圧や電流が過不足となることがある。そのよう
な場合に、イオン水のpH値が予測したものと異なった
り、洗浄に支障を生じたりすることがあるが、従来の報
知方法では、洗浄に支障が生じていることをユーザが知
ることはできない。また、正常にイオン水生成のための
電解動作をしているときでも、季節によって水道水の導
電率が変化したり、水道蛇口の調節具合や浄化槽のフィ
ルタの目詰まり等で電解槽の電極付近の水の流速が変化
することによって、イオン水生成能力が変化し、欲する
pH値のイオン水が得られないことがあるが、従来の動
作モードを知らせるだけの報知方法ではこの状態をユー
ザが知ることはできなかった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、イオン水生成時や電解槽洗浄時
に、電解動作状況の変化に応じて音声又は信号音を変化
させて報知することで、ユーザが電解動作状況の変化を
的確に認識することができる電解イオン水生成装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の電解イオン水生成装置は、電解槽を
用いてイオン水を生成する電解イオン水生成装置であっ
て、電解槽に電流又は電圧を供給する供給手段と、供給
手段により電解槽に供給した電流又は電圧の状況を検出
する検出手段と、検出手段による検出結果に応じて異な
った報知を行う報知手段とを備えたものである。
【0006】上記構成においては、電解槽の電流又は電
圧の状況に応じて異なった報知を行うので、電解槽の電
流又は電圧の変化から予測することができる様々な電解
動作状況、例えば、逆電解によって電極に付着していた
スケールが除去されると電解槽を流れる電流値が大きく
なることに基づいて電解槽の洗浄が終了したか否かの報
知や、生成されるイオン水のpH値と流れる電流値が比
例することに基いて生成されるイオン水のpH値に応じ
て異なった報知を行うことができる。これにより、ユー
ザが電解槽における電解動作状況を容易に認識すること
ができる。
【0007】また、請求項2に記載の電解イオン水生成
装置は、請求項1に記載の電解イオン水生成装置であっ
て、報知手段は、検出手段による検出結果に応じた報知
を音声又は信号音で行うものである。
【0008】上記構成においては、ユーザに対して音声
又は信号音で電解動作状況を知らせるようにしたので、
ユーザは当該装置の操作パネル等に視線を移さなくても
電解動作の状況を容易に知ることができる。
【0009】また、請求項3に記載の電解イオン水生成
装置は、請求項2に記載の電解イオン水生成装置であっ
て、報知手段は、検出手段による検出結果に応じて音声
又は信号音の音階を変化させるものである。
【0010】上記構成においては、音声又は信号音の音
階を変化させることによってユーザに対して電解動作の
状況変化を認識させるので、ユーザは電解動作の状況が
変化したことを把握し易くなる。
【0011】また、請求項4に記載の電解イオン水生成
装置は、請求項3に記載の電解イオン水生成装置であっ
て、電解槽に供給される所定の電流値又は電圧値を記憶
する記憶手段を備え、検出手段により記憶手段に記憶さ
れた所定値よりも大きな電流又は電圧が検出された場
合、報知手段は所定の音階の音声又は信号音で報知し、
検出手段により記憶手段に記憶された所定値よりも小さ
な電流又は電圧が検出された場合、報知手段は所定の音
階の音声又は信号音よりも音階を下げ、又は上げて報知
するものである。
【0012】上記構成においては、記憶手段に記憶され
た所定値を基準とし、検出手段により検出された電流値
又は電圧値が所定値よりも大きいか小さいかによって、
報知手段が音階を変化させて音声報知を行うので、記憶
手段に記憶された所定値を、電解槽が正常にイオン水を
生成している時や洗浄を行っている時の値に設定してお
けば、電解槽において正常でない電解動作が行われてい
ることを正確にユーザに認識させることができる。
【0013】また、請求項5に記載の電解イオン水生成
装置は、請求項3に記載の電解イオン水生成装置であっ
て、検出手段は時系列的に検出結果を比較し、報知手段
は検出手段によって電解槽に供給される電流又は電圧が
時系列的に大きな値に推移したことが検出された場合に
音声又は信号音の音階を上げ、又は下げて報知し、検出
手段により時系列的に小さな値に推移したことが検出さ
れた場合に音声又は信号音の音階を前記とは逆に変えて
報知するように制御するものである。
【0014】上記構成においては、検出手段が検出した
値が、それまでの値よりも大きいか小さいかによって、
報知手段が音階を変えた音声で報知するので、電解槽に
おける電解動作の状況の変化を詳細にユーザに認識させ
ることができる。
【0015】また、請求項6に記載の電解イオン水生成
装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電解
イオン水生成装置であって、報知手段は、電解槽にイオ
ン水生成時とは逆向きに電流を供給するときに報知を行
うものである。
【0016】上記構成においては、洗浄中であることを
ユーザが確実に認識することができ、洗浄により排水さ
れた水を誤って飲んでしまうこと等がなくなる。
【0017】また、請求項7に記載の電解イオン水生成
装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電解
イオン水生成装置であって、電解槽でイオン水生成時に
報知手段が報知を行うものである。
【0018】上記構成においては、イオン水が生成され
ている状態であることをユーザが容易に認識することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
電解イオン水生成装置について図面を参照して説明す
る。図1はこの電解イオン水生成装置の外観図である。
電解イオン水生成装置1は、水道蛇口2から供給される
水を浄化、電気分解(イオン化)するための整水部3
と、装置1の動作のために電源を供給し、装置1全体の
動作を制御するための電源部4からなる。この装置1は
整水部3で原水を浄化・電気分解して排出するため、原
水を電源部4に導入する必要はなく、電源部4と整水部
3は、電気配線5による電気的な接続のみとされてい
る。整水部3は水道蛇口2に直接取り付け、電源部4は
シンク近傍の流し台上などに載置する構成である。
【0020】電解イオン水生成装置1の内部構成につい
て図2及び図3を参照して説明する。図2は整水部3の
一部を破断して示した斜視図、図3は整水部3の一部を
破断して示した上面図である。整水部3は、外装ハウジ
ングが樹脂等により形成され、水道蛇口2と接続される
突状部3aと、原水を浄化・電気分解する筒状部3bと
からなる。突状部3aには、水道蛇口2と嵌合して水道
水の流入口となる接続部6、水道水にカルシウムを添加
するためのカルシウム添加筒7の蓋部7aが設けられて
いる。さらに、突状部3aの側部には、水道水を浄化・
電気分解するか否かに応じて装置1内での水の流路を切
り換えるための切り換えレバー8が設けられている。
【0021】筒状部3bの内部には、水道水を浄化する
浄水部9及び水道水を電気分解する電解槽10からなる
処理槽11が備えられている。浄水部9は残留塩素を取
り除く抗菌活性炭9a及びかび、雑菌、サビ等を取り除
く中空糸膜フィルタ9bからなる。浄水部9は取り替え
が可能となるようにカートリッジ形式とされ、筒状部3
bの外装ハウジング内に組み込まれた収納ケース3c内
に収納されている。電解槽10は収納ケース3cの外周
側に配置され、収納ケース3c及び浄水部9と同心円状
とされている。電解槽10の中央部分には隔膜10aが
設けられ、電解槽10の両側壁には電極10bが設けら
れている。電極10bに電力が供給されることにより電
解槽10内の水が電気分解され、マイナス電極側でアル
カリイオン水が、プラス電極側で酸性イオン水が生成さ
れる。
【0022】電解イオン水生成装置1に導入された水
は、図2及び図3に矢印で示すように、浄水部9を通過
した後に電解槽10に流入するように構成されている。
また、収納ケース3cの内壁と浄水部9の外壁との間の
空隙3dには、水道水が流入する。電解槽10のマイナ
ス電極側で生成されたアルカリイオン水は、突状部3a
の下部に設けられたアルカリイオン水放出口12から排
出され、電解槽10のプラス電極側で生成された酸性イ
オン水は、筒状部3bの下部に設けられた酸性イオン水
放出口13から排出される。
【0023】筒状部3bの側部の一方には、電解槽10
で電解を行わない浄水モード時に酸性イオン水放出口1
3を閉じるように設定するための切り換えダイヤル15
が回転自在に設けられている。切り換えダイヤル15と
反対側の側部には、浄水部9内の抗菌活性炭9a及び中
空糸膜フィルタ9bを取り替えるために開閉されるカー
トリッジ蓋16が取り付けられている。
【0024】整水部3内における水の流れについて上記
の図2及び図3を参照して説明する。水道蛇口2から供
給された水は接続部6から整水部3内に流入し、導入水
路18を通ってカルシウム添加筒7に至る。カルシウム
添加筒7を通過した水は、処理槽11に流入し、浄水部
9内の抗菌活性炭9a及び中空糸膜フィルタ9bを通っ
て残留塩素、雑菌及びサビ等が除去された後に反転し
て、浄水部9の周囲に配置されている電解槽10に流入
する。電解槽10内において、マイナス電極側で電気分
解された水はアルカリイオン水としてアルカリイオン水
放出口12から放出され、プラス電極側で電気分解され
た水は酸性イオン水として酸性イオン水放出口13から
放出される。また、上記の切り換えダイヤル15の操作
により、浄水処理のみで水が放出されるように設定され
た場合は、電解槽10の電極10bに電力が供給され
ず、電解槽10に水が流入しても電気分解されずにその
まま通過する。
【0025】次に、電解イオン水生成装置1の制御回路
について図4を参照して説明する。図4は電解イオン水
生成装置1の制御回路図である。電解イオン水生成装置
1は、上述した電解槽10及び装置各部に電力を供給す
るための電源回路(供給手段)21、及び装置全体の動
作を制御するCPU(検出手段)22を有している。こ
のCPU22は、後述する音声報知を行うための処理に
必要なしきい値、及び所定の電流値を記憶する記憶手段
としての機能をも備えている。電源回路21との出力端
は、ヒューズ23及びリレー回路24を介して電解槽1
0の電極10bに接続されている。リレー回路24は電
解槽10に流す電流の方向を切り換えるものであり、パ
ネルスイッチ29の操作によって切り換えられる。電極
10bに流れる電流経路中には電解槽10内に水が流れ
たことを検知してONする水流スイッチ10cが挿入さ
れている。電解制御FET25は電解槽10の電極10
b間に流れる電流を制御するもので、CPU22からの
制御出力信号により制御される。電解制御FET25と
グランドの間に挿入された抵抗Rは、電極10b間に流
れる電流をモニタ検出するためのものであり、電解制御
FET25と抵抗Rとの接続電位をアンプ26を介して
CPU22に入力している。CPU22には、電解槽1
0の電極10b間に流れる電流値に応じて音声を発する
ためのスピーカ(報知手段)27がアンプ28を介して
接続されている。さらに、CPU22には、電解槽10
の動作モードを切り換えるためにユーザによって操作さ
れるパネルスイッチ29のスイッチ信号が入力され、ま
た、電解槽10の動作モードを視覚的に表示するための
LED(Light emitting diode)30が接続されてい
る。
【0026】次に、上記制御回路の動作、特に電解槽1
0の電極10b間に流れる電流値に応じて行う音声報知
の動作について図5を参照して説明する。図5は電解槽
10による各種電解動作における時間経過に伴う電流値
の変化を示す図である。
【0027】まず、電解槽10によるアルカリイオン水
生成状況に応じた音声報知について説明する。電解イオ
ン水生成装置1では、パネルスイッチ29の切り替えに
より電解槽10で生成されるアルカリイオン水のpH値
を強中弱の3段階に設定することができ、CPU22は
パネルスイッチ29の操作に応じて、各段階によって異
なった音声(楽曲メロディーを含む、例えば曲A,B,
C)で報知し、生成されるアルカリイオン水のpH値の
強中弱をユーザに知らせるようにしている。また、各段
階で正常なpH値でアルカリイオン水が生成される電流
値を所定電流値としてCPU22に記憶させておき、電
解槽10の電流値とこの所定電流値を比較すれば、電解
槽10の電流値とアルカリイオン水のpH値とが比例す
ることから、所定電流値よりも大きい電流値が検出され
た場合に音階を半音上げて報知することにより、予期し
た強度よりも大きい強度のアルカリイオン水が生成され
ていることをユーザに知らせることができる。また、所
定電流値よりも小さい電流値が流れた場合に音階を半音
下げて報知することにより、予期した強度よりも小さい
強度のアルカリイオン水が生成されていることをユーザ
に知らせることができる。このような報知は、水道水に
含まれる含有物による水質の変化、季節による水道水の
導電率の変化、電解槽10の電極10b付近の水の流速
の変化等によって予期した大きさの電流が流れず、アル
カリイオン水生成能力が微妙に変化する場合に、生成さ
れるアルカリイオン水の強度を的確に認識するために役
立つ。
【0028】また、上記の各段階でのアルカリイオン水
生成において、検出した電流値をCPU22が記憶して
おき、所定時間経過後に検出した電流値と比較し、電流
値が大きな値に推移した場合に音声の音階を上げ、電流
値が小さな値に推移した場合に音声の音階を下げて報知
するようにすれば、生成されるアルカリイオン水のpH
値がそれまでとは変化したこと、即ち、アルカリイオン
水の強度が変化したことを詳細にユーザに知らせること
ができる。
【0029】次に、電解槽10の洗浄動作時の音声報知
について説明する。この洗浄とは、リレー回路24をパ
ネルスイッチ29の操作によって切り換え、電解槽10
に通常のイオン水生成時とは逆向きに電流が流れるよう
にし、電極10bに印加する電圧の極性を反転して逆電
解させ、電解槽10の電極の陰極に付着したスケールを
取り除くことをいう。洗浄動作は、ユーザによるパネル
スイッチ29の操作によって開始されるので、CPU2
2は、パネルスイッチ29の操作に応じて洗浄中である
ことを示す音声(楽曲を含む。例えば曲D)がスピーカ
27から報知されるように制御する。また、電解槽10
に流れる電流値は、洗浄が進むほど電極10bに付着す
るスケールが取り除かれるために大きくなるので、電解
槽10の電極に付着したスケールがほぼ取り除かれた状
態において流れる所定の電流値をしきい値としてCPU
22に記憶させておき、検出した電流値がしきい値より
も小さい場合は洗浄中であることを知らせる音声報知が
行われるようにし、検出した電流値がしきい値よりも大
きくなると、洗浄が終了したことを知らせる音声報知が
行われるようにすれば、ユーザに対して電解槽10の洗
浄の進行状況を的確に知らせることができる。
【0030】このように、本実施形態の電解イオン水生
成装置1によれば、電解槽10の電流値をCPU22が
検出し、これに基づいて電解槽10の電解動作状況、即
ち、生成されるアルカリイオン水のpH値の強弱に応じ
て、また、電解槽10の洗浄が終了したか否かに応じ
て、異なった音声又はメロディーの曲調を変えて報知す
るので、電解槽10における電解動作の状況を正確にユ
ーザに認識させることができる。
【0031】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態では、電解槽10の電極10b間に流れる電流値に応
じて異なった報知を行うものとしているが、電極10b
間の電圧値を検出して、その電圧値に基づいて報知を行
うようにしてもよい。また、上記実施形態では、検出さ
れた電流値が所定電流値よりも大きくなった場合に音声
の音階を上げ、所定電流値よりも小さくなった場合に音
声の音階を下げて報知するようにしているが、音声の音
階の上下変更の設定を逆にしたり、別の音声に変えて報
知するようにしてもよい。
【0032】また、音声としては、和音を分散和音とし
て順々に出力するアルペジオ奏法にてメロディーを出力
して、その和音を、長調と短調に変え、又は転調するこ
と等によって動作状態の変化を報知するようにしてもよ
い。また、音声は、人の声のような合成音以外の信号
音、例えば、ブザー音等の人工的な音であってもよい。
また、アルカリイオン水の生成時の他に、酸性イオン水
生成時に電解槽10の電解動作状況を音声で報知するよ
うにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の電解イオ
ン水生成装置によれば、検出手段による検出結果に応じ
て異なった音声で報知するので、電解槽の電解動作状
況、生成されるイオン水のpH値等に応じて、又は、電
解槽の洗浄が終了したか否かに応じて異なった音声又は
信号音で報知することができる。これにより、電解槽に
おける電解動作の状況を正確にユーザに認識させること
ができ、また、装置が正常な動作を行わない状態になっ
ていることを容易に把握することができるので、メンテ
ナンスを行うか否かを判断する目安にすることができ
る。
【0034】また、請求項2に記載の電解イオン水生成
装置によれば、ユーザに対して音声又は信号音で電解動
作状況を知らせるようにしたので、ユーザは当該装置の
操作パネル等に視線を移さなくても電解動作状況を容易
に知ることができる。
【0035】また、請求項3に記載の電解イオン水生成
装置によれば、音声又は信号音の音階を変化させること
によってユーザに対して電解動作の状況変化を認識させ
るので、ユーザは電解動作の状況が変化したことを把握
し易くなる。
【0036】また、請求項4に記載の電解イオン水生成
装置によれば、記憶手段に記憶された所定値を基準と
し、検出手段により検出された電流値又は電圧値が所定
値よりも大きいか小さいかによって、報知手段が音階を
変化させた音声で報知するので、記憶手段に記憶された
所定値を、電解槽が正常にイオン水を生成している時や
洗浄を行っている時の値に設定しておけば、電解槽にお
いて適正な電流値又は電圧値が得られずに異常な動作が
行われていることや、電解槽の洗浄が終了したことを簡
単にユーザに認識させることができる。
【0037】また、請求項5に記載の電解イオン水生成
装置によれば、検出手段が検出した値が、それまでの値
よりも大きいか小さいかによって、報知手段が音階を変
えた音声で報知するので、電解槽における電解動作の状
況の変化を詳細にとらえてユーザに認識させることがで
きる。
【0038】また、請求項6に記載の電解イオン水生成
装置によれば、洗浄中であることをユーザが確実に認識
することができ、洗浄による排水を誤って飲むようなこ
とがなくなる。
【0039】また、請求項7に記載の電解イオン水生成
装置によれば、イオン水が生成されている状態であるこ
とをユーザが確実に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電解イオン水生成装
置の外観図である。
【図2】上記電解イオン水生成装置の整水部の一部を破
断して示した斜視図である。
【図3】上記整水部の一部を破断して示した上面図であ
る。
【図4】上記電解イオン水生成装置の制御回路図であ
る。
【図5】電解槽による各種電解動作における時間経過に
伴う電流値の変化を示す図である。
【符号の説明】
1 電解イオン水生成装置 10 電解槽 21 電源回路(供給手段) 22 CPU(検出手段,記憶手段) 27 スピーカ(報知手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解槽を用いてイオン水を生成する電解
    イオン水生成装置において、 前記電解槽に電流又は電圧を供給する供給手段と、 前記供給手段により前記電解槽に供給した電流又は電圧
    の状況を検出する検出手段と、 前記検出手段による検出結果に応じて異なった報知を行
    う報知手段とを備えたことを特徴とする電解イオン水生
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、前記検出手段による検
    出結果に応じた報知を音声又は信号音で行うことを特徴
    とする請求項1に記載の電解イオン水生成装置。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は、前記検出手段による検
    出結果に応じて前記音声又は信号音の音階を変化させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の電解イオン水生成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記電解槽に供給される所定の電流値又
    は電圧値を記憶する記憶手段を備え、 前記検出手段により前記記憶手段に記憶された所定値よ
    りも大きな電流又は電圧が検出された場合、前記報知手
    段は所定の音階の音声又は信号音で報知し、 前記検出手段により前記記憶手段に記憶された所定値よ
    りも小さな電流又は電圧が検出された場合、前記報知手
    段は前記所定の音階の音声又は信号音よりも音階を下
    げ、又は上げて報知することを特徴とする請求項3に記
    載の電解イオン水生成装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は時系列的に検出結果を比
    較し、前記報知手段は前記検出手段によって前記電解槽
    に供給される電流又は電圧が時系列的に大きな値に推移
    したことが検出された場合に前記音声又は信号音の音階
    を上げ、又は下げて報知し、前記検出手段により時系列
    的に小さな値に推移したことが検出された場合に前記音
    声又は信号音の音階を前記とは逆に変えて報知するよう
    に制御することを特徴とする請求項3に記載の電解イオ
    ン水生成装置。
  6. 【請求項6】 前記報知手段は、前記電解槽にイオン水
    生成時とは逆向きに電流を供給するときに報知を行うこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の電解イオン水生成装置。
  7. 【請求項7】 前記電解槽でイオン水生成時に、前記報
    知手段が報知を行うことを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれかに記載の電解イオン水生成装置。
JP30077897A 1997-10-31 1997-10-31 電解イオン水生成装置 Pending JPH11128933A (ja)

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JP30077897A JPH11128933A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 電解イオン水生成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002210465A (ja) * 2001-01-22 2002-07-30 Zojirushi Corp イオン水生成器
JP2007130586A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Matsushita Electric Works Ltd 水処理装置およびそれを備えた流し台
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