JPH1070329A - レーザダイオード駆動装置 - Google Patents
レーザダイオード駆動装置Info
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- JPH1070329A JPH1070329A JP22381196A JP22381196A JPH1070329A JP H1070329 A JPH1070329 A JP H1070329A JP 22381196 A JP22381196 A JP 22381196A JP 22381196 A JP22381196 A JP 22381196A JP H1070329 A JPH1070329 A JP H1070329A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光出力変動や温度変動に対して安定で、かつ
低消費電力のレーザダイオード駆動装置を得る。 【解決手段】 レーザダイオードの光出力を安定化する
回路の駆動電流とレーザダイオードの温度を安定化する
熱電素子駆動回路の駆動電流を共通の電流源からとる。
低消費電力のレーザダイオード駆動装置を得る。 【解決手段】 レーザダイオードの光出力を安定化する
回路の駆動電流とレーザダイオードの温度を安定化する
熱電素子駆動回路の駆動電流を共通の電流源からとる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザダイオード
の温度・光出力を一定に保持する駆動回路に関するもの
である。
の温度・光出力を一定に保持する駆動回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年画像を中心とした広帯域サービスへ
の要求の高まりに対応するため、高速伝送の可能な光フ
ァイバ伝送技術が導入されようとしている。光ファイバ
伝送技術においては、例えば光ファイバ増幅器の励起光
源等、高出力のレーザダイオードが用いられる。レーザ
ダイオードは温度特性、経時特性が無視できないため、
温度、光出力を安定化する制御が不可欠である。
の要求の高まりに対応するため、高速伝送の可能な光フ
ァイバ伝送技術が導入されようとしている。光ファイバ
伝送技術においては、例えば光ファイバ増幅器の励起光
源等、高出力のレーザダイオードが用いられる。レーザ
ダイオードは温度特性、経時特性が無視できないため、
温度、光出力を安定化する制御が不可欠である。
【0003】図8は従来のこの種のレーザダイオード駆
動装置の構成を示す図である。図において1はレーザダ
イオード(以下LDと略す。)、2はレーザダイオード
の光出力をモニタする受光素子(以下PDと略す。)、
3はLD1の温度を制御する熱電素子、4はLD1の温
度を検出する感温素子、10はレーザダイオードの温度
と規定温度との差を検出する温度検出回路、40は抵
抗、20は比較器、16は受光素子に流れる電流と比較
される基準電流源、13は基準電流源と受光素子2に流
れる電流を比較してLD1の光出力と規定値の差を検出
する光出力検出回路、49はトランジスタ、50は熱電
素子3を駆動するプッシュプル型増幅器、51、52は
トランジスタ、53、54はダイオードである。
動装置の構成を示す図である。図において1はレーザダ
イオード(以下LDと略す。)、2はレーザダイオード
の光出力をモニタする受光素子(以下PDと略す。)、
3はLD1の温度を制御する熱電素子、4はLD1の温
度を検出する感温素子、10はレーザダイオードの温度
と規定温度との差を検出する温度検出回路、40は抵
抗、20は比較器、16は受光素子に流れる電流と比較
される基準電流源、13は基準電流源と受光素子2に流
れる電流を比較してLD1の光出力と規定値の差を検出
する光出力検出回路、49はトランジスタ、50は熱電
素子3を駆動するプッシュプル型増幅器、51、52は
トランジスタ、53、54はダイオードである。
【0004】動作について説明する。LD1は前述の通
り、温度特性、経時特性が大きく、温度安定化と光出力
安定化が必須である。そのため、LD1は、光出力をモ
ニタするPD2、LD1の温度を調整する熱電素子3、
LD1の温度を検出する感温素子4と同一パッケージに
組み込まれている。温度安定化について説明する。感温
素子4はLD1の温度変化により抵抗値が増減する特性
を持ち、抵抗40との分圧比が変化するため、比較器2
0に入力される電圧が変化する。比較器20は規定電圧
Vrefと感温素子4の出力電圧の差を増幅してトランジス
タ51〜52、ダイオード53〜54から構成されるプ
ッシュプル型増幅器50に入力される。プッシュプル型
増幅器50は、感温素子4の出力電圧と規定電圧Vrefと
の大小関係に応じて方向の変わる電流を熱電素子3に供
給する。この結果、LD1の温度が変化し、感温素子4
の出力電圧も変化する。以上の負帰還効果により、LD
1の温度は感温素子4の出力電圧が規定電圧Vrefと等し
くなる時の温度にほぼ保持される。
り、温度特性、経時特性が大きく、温度安定化と光出力
安定化が必須である。そのため、LD1は、光出力をモ
ニタするPD2、LD1の温度を調整する熱電素子3、
LD1の温度を検出する感温素子4と同一パッケージに
組み込まれている。温度安定化について説明する。感温
素子4はLD1の温度変化により抵抗値が増減する特性
を持ち、抵抗40との分圧比が変化するため、比較器2
0に入力される電圧が変化する。比較器20は規定電圧
Vrefと感温素子4の出力電圧の差を増幅してトランジス
タ51〜52、ダイオード53〜54から構成されるプ
ッシュプル型増幅器50に入力される。プッシュプル型
増幅器50は、感温素子4の出力電圧と規定電圧Vrefと
の大小関係に応じて方向の変わる電流を熱電素子3に供
給する。この結果、LD1の温度が変化し、感温素子4
の出力電圧も変化する。以上の負帰還効果により、LD
1の温度は感温素子4の出力電圧が規定電圧Vrefと等し
くなる時の温度にほぼ保持される。
【0005】次に光出力安定化について説明する。LD
1の光出力の一部はPD2に受光され、光出力検出回路
13に入力される。光出力検出回路13は基準電流源1
6とPD2に流れる電流の差、即ち基準電流源16で決
まる規定光出力と光出力との差を増幅し、トランジスタ
49のベースに入力する。トランジスタ49は光出力が
規定光出力より小さければコレクタ電流を増加させ、大
きければコレクタ電流を減少させることにより、LD1
の光出力を規定光出力に保持する。
1の光出力の一部はPD2に受光され、光出力検出回路
13に入力される。光出力検出回路13は基準電流源1
6とPD2に流れる電流の差、即ち基準電流源16で決
まる規定光出力と光出力との差を増幅し、トランジスタ
49のベースに入力する。トランジスタ49は光出力が
規定光出力より小さければコレクタ電流を増加させ、大
きければコレクタ電流を減少させることにより、LD1
の光出力を規定光出力に保持する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】次に、図8に示した従
来のレーザダイオード駆動装置の消費電力について検討
する。例えば、光ファイバ増幅器の励起用光源として用
いられる発光波長1470nmのLDは、LD駆動電流とし
て最大1A程度が必要であり、熱電素子3の駆動電流も
周囲温度0〜70℃を考えると最大1A程度が必要であ
る。図8の回路における電源電圧VCC,VEEを+5V,−
5Vを考えると、LD1とトランジスタ49で5W、熱
電素子3とプッシュプル型増幅器50で5Wの消費電力
が必要となる。通常通信装置で部品を実装する基板での
許容消費電力は10W以下であり、光ファイバ増幅器の
励起用光源は1枚の基板で1個が最大となり、光ファイ
バ増幅器の高出力化に不可欠な複数励起用光源のコンパ
クトな実装ができないと言う問題があった。
来のレーザダイオード駆動装置の消費電力について検討
する。例えば、光ファイバ増幅器の励起用光源として用
いられる発光波長1470nmのLDは、LD駆動電流とし
て最大1A程度が必要であり、熱電素子3の駆動電流も
周囲温度0〜70℃を考えると最大1A程度が必要であ
る。図8の回路における電源電圧VCC,VEEを+5V,−
5Vを考えると、LD1とトランジスタ49で5W、熱
電素子3とプッシュプル型増幅器50で5Wの消費電力
が必要となる。通常通信装置で部品を実装する基板での
許容消費電力は10W以下であり、光ファイバ増幅器の
励起用光源は1枚の基板で1個が最大となり、光ファイ
バ増幅器の高出力化に不可欠な複数励起用光源のコンパ
クトな実装ができないと言う問題があった。
【0007】そこで、本発明の第1の目的は低消費電力
のレーザダイオード駆動装置を得ることである。第2の
目的は広範囲にわたって光出力安定化、かつ温度安定化
の制御ができるレーザダイオード駆動装置を得ることで
ある。第3の目的はレーザダイオード駆動装置の駆動電
流源がレーザダイオード、熱電素子を破壊するような過
大な電流を流さないようにすることである。
のレーザダイオード駆動装置を得ることである。第2の
目的は広範囲にわたって光出力安定化、かつ温度安定化
の制御ができるレーザダイオード駆動装置を得ることで
ある。第3の目的はレーザダイオード駆動装置の駆動電
流源がレーザダイオード、熱電素子を破壊するような過
大な電流を流さないようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わるレー
ザダイオード駆動装置は、レーザ光を出力するレーザダ
イオードと、レーザダイオードの光出力をモニタする受
光素子と、受光素子がモニタするレーザダイオードの光
出力と所定光出力の差を検出する光出力検出回路と、光
出力検出回路の出力に基づいて、レーザダイオードに供
給される電流を側流する側流回路と、レーザダイオード
の温度を検出する感温素子と、感温素子が検出するレー
ザダイオードの温度と所定の温度との差を検出する温度
検出回路と、加える電流と電流の方向によりレーザダイ
オードを加熱または冷却する熱電素子と、温度検出回路
の出力に基づいて、熱電素子に流す電流量を制御する第
1の電流制御回路と、温度検出回路の出力に基づいて、
熱電素子に流す電流の方向を制御する第2の電流制御回
路と、熱電素子に流す電流量と電流の方向に基づいて熱
電素子を駆動する熱電素子駆動回路と、レーザダイオー
ドと側流回路および熱電素子駆動回路に一定電流を供給
する駆動電流源とを有するものである。
ザダイオード駆動装置は、レーザ光を出力するレーザダ
イオードと、レーザダイオードの光出力をモニタする受
光素子と、受光素子がモニタするレーザダイオードの光
出力と所定光出力の差を検出する光出力検出回路と、光
出力検出回路の出力に基づいて、レーザダイオードに供
給される電流を側流する側流回路と、レーザダイオード
の温度を検出する感温素子と、感温素子が検出するレー
ザダイオードの温度と所定の温度との差を検出する温度
検出回路と、加える電流と電流の方向によりレーザダイ
オードを加熱または冷却する熱電素子と、温度検出回路
の出力に基づいて、熱電素子に流す電流量を制御する第
1の電流制御回路と、温度検出回路の出力に基づいて、
熱電素子に流す電流の方向を制御する第2の電流制御回
路と、熱電素子に流す電流量と電流の方向に基づいて熱
電素子を駆動する熱電素子駆動回路と、レーザダイオー
ドと側流回路および熱電素子駆動回路に一定電流を供給
する駆動電流源とを有するものである。
【0009】第2の発明に係わるレーザダイオード駆動
装置は、温度検出回路と光出力検出回路の出力基づいて
駆動電流源を制御するものである。
装置は、温度検出回路と光出力検出回路の出力基づいて
駆動電流源を制御するものである。
【0010】第3の発明に係わるレーザダイオード駆動
装置は、電流源制御回路が、光出力検出回路の出力が所
定レベル以下になった場合所定レベルとの差に基づいて
電流を出力する第1の設定電流発生回路と、温度検出回
路の出力が所定範囲を越えた場合所定範囲との差に基づ
いて電流を出力する第2の設定電流発生回路とを有する
と共に、第1の設定電流発生回路の出力電流と第2の設
定電流発生回路の出力電流の和を出力し、駆動電流源は
電流源制御回路の出力に基づいて出力電流を増加するも
のである。
装置は、電流源制御回路が、光出力検出回路の出力が所
定レベル以下になった場合所定レベルとの差に基づいて
電流を出力する第1の設定電流発生回路と、温度検出回
路の出力が所定範囲を越えた場合所定範囲との差に基づ
いて電流を出力する第2の設定電流発生回路とを有する
と共に、第1の設定電流発生回路の出力電流と第2の設
定電流発生回路の出力電流の和を出力し、駆動電流源は
電流源制御回路の出力に基づいて出力電流を増加するも
のである。
【0011】第4の発明に係わるレーザダイオード駆動
装置は、電流源制御回路が、光出力検出回路の出力が所
定レベル以下になった場合所定レベルとの差に基づいて
電流を出力する第1の設定電流発生回路と、温度検出回
路の出力が所定範囲を越えた場合所定範囲との差に基づ
いて電流を出力する第2の設定電流発生回路とを有する
と共に、第1の設定電流発生回路の出力と第2の設定電
流発生回路の出力を比較し大きい方の電流を出力するよ
う駆動電流源を制御するものである。
装置は、電流源制御回路が、光出力検出回路の出力が所
定レベル以下になった場合所定レベルとの差に基づいて
電流を出力する第1の設定電流発生回路と、温度検出回
路の出力が所定範囲を越えた場合所定範囲との差に基づ
いて電流を出力する第2の設定電流発生回路とを有する
と共に、第1の設定電流発生回路の出力と第2の設定電
流発生回路の出力を比較し大きい方の電流を出力するよ
う駆動電流源を制御するものである。
【0012】第5の発明に係わるレーザダイオード駆動
装置は、駆動電流源の出力電流をモニタする電流源モニ
タ回路と、駆動電流源制御回路の出力と電流モニタ回路
の出力を比較する比較器とを有し、駆動電流源の出力電
流が駆動電流源制御回路の出力電流に比例するよう制御
するものである。
装置は、駆動電流源の出力電流をモニタする電流源モニ
タ回路と、駆動電流源制御回路の出力と電流モニタ回路
の出力を比較する比較器とを有し、駆動電流源の出力電
流が駆動電流源制御回路の出力電流に比例するよう制御
するものである。
【0013】
実施の形態1.本実施の形態はレーザダイオードの駆動
電流と熱電素子の駆動電流を共通の電流源からとること
により消費電力を低減するものである。図1は本実施の
形態によるレーザダイオード駆動装置の構成を示す図で
ある。図において、5〜8はそれぞれ第1〜第4のトラ
ンジスタ、30は熱電素子駆動回路で、第1〜第4のト
ランジスタ5〜8で構成される。9は駆動電流源で、定
電流Ioをレーザダイオードと熱電素子駆動回路に供給
する。
電流と熱電素子の駆動電流を共通の電流源からとること
により消費電力を低減するものである。図1は本実施の
形態によるレーザダイオード駆動装置の構成を示す図で
ある。図において、5〜8はそれぞれ第1〜第4のトラ
ンジスタ、30は熱電素子駆動回路で、第1〜第4のト
ランジスタ5〜8で構成される。9は駆動電流源で、定
電流Ioをレーザダイオードと熱電素子駆動回路に供給
する。
【0014】11は第1の電流制御回路で、熱電素子駆
動回路30の第1、第2のトランジスタ5、6のベース
電圧を制御する。12は第2の電流制御回路で、熱電素
子駆動回路30の第3、第4のトランジスタ7、8のベ
ース電圧を制御する。14は側流回路で、光出力検出回
路13の出力電圧に比例した電流を発生する電圧電流変
換回路32と、電圧電流変換回路32の出力電流を増幅
して、駆動電流源9から供給される定電流Ioを分流す
るトランジスタ22で構成される。駆動電流源9は電流
源21とトランジスタ17、18のカレントミラー回路
から構成され、電流源21の出力である定電流Irを、
トランジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した定
電流Ioを出力する。従来例と同一の部分については、
同一符号を付しておく。
動回路30の第1、第2のトランジスタ5、6のベース
電圧を制御する。12は第2の電流制御回路で、熱電素
子駆動回路30の第3、第4のトランジスタ7、8のベ
ース電圧を制御する。14は側流回路で、光出力検出回
路13の出力電圧に比例した電流を発生する電圧電流変
換回路32と、電圧電流変換回路32の出力電流を増幅
して、駆動電流源9から供給される定電流Ioを分流す
るトランジスタ22で構成される。駆動電流源9は電流
源21とトランジスタ17、18のカレントミラー回路
から構成され、電流源21の出力である定電流Irを、
トランジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した定
電流Ioを出力する。従来例と同一の部分については、
同一符号を付しておく。
【0015】まず、光出力安定化機能に関する動作を説
明する。光出力安定化は、駆動電流源9から供給される
定電流Ioの一部を側流回路14に分流し、分流する電
流を増減することによりLD1の光出力を一定に保つよ
う制御する。すなわち、LD1は駆動電流源9から供給
される電流によって発光し、その光をPD2が受光し、
受光電流を光出力検出回路13に供給する。
明する。光出力安定化は、駆動電流源9から供給される
定電流Ioの一部を側流回路14に分流し、分流する電
流を増減することによりLD1の光出力を一定に保つよ
う制御する。すなわち、LD1は駆動電流源9から供給
される電流によって発光し、その光をPD2が受光し、
受光電流を光出力検出回路13に供給する。
【0016】光出力検出回路13は、PD2に流れる電
流と基準電流源16との差を検出し、PD2の電流が基
準電流源16の電流より大きい場合には、側流回路14
に分流する電流を増やし、LD1の駆動電流を減少させ
る。また、PD2の電流が基準電流源16の電流より小
さい場合には、側流回路14に分流する電流を減らし、
LD1の駆動電流を増やす。そして、PD2の電流が基
準電流源16の電流と等しい場合には、側流回路14に
分流する電流と、LD1の駆動電流の増減を止める。
流と基準電流源16との差を検出し、PD2の電流が基
準電流源16の電流より大きい場合には、側流回路14
に分流する電流を増やし、LD1の駆動電流を減少させ
る。また、PD2の電流が基準電流源16の電流より小
さい場合には、側流回路14に分流する電流を減らし、
LD1の駆動電流を増やす。そして、PD2の電流が基
準電流源16の電流と等しい場合には、側流回路14に
分流する電流と、LD1の駆動電流の増減を止める。
【0017】例えば、光出力検出回路13は、PD2の
電流が基準電流源16の電流より大きい場合には、側流
回路14に分流する電流を増やし、LD1の駆動電流を
減少させる。そして、LD1の光出力が減って、PD2
の電流が小さくなると、PD2の電流が基準電流源16
の電流より小さくなり、光出力検出回路13は側流回路
14に分流する電流を減らし、LD1の駆動電流を増や
す。そして、LD1の光出力が増え、PD2の電流が基
準電流源16の電流より大きくなると、光出力検出回路
13は側流回路14に分流する電流を増やし、LD1の
駆動電流を減らす。そして、PD2の電流が基準電流源
16の電流と等しくなると、側流回路14に分流する電
流と、LD1の駆動電流の増減を止める。以上によりL
D1の光出力が一定になるよう制御される。
電流が基準電流源16の電流より大きい場合には、側流
回路14に分流する電流を増やし、LD1の駆動電流を
減少させる。そして、LD1の光出力が減って、PD2
の電流が小さくなると、PD2の電流が基準電流源16
の電流より小さくなり、光出力検出回路13は側流回路
14に分流する電流を減らし、LD1の駆動電流を増や
す。そして、LD1の光出力が増え、PD2の電流が基
準電流源16の電流より大きくなると、光出力検出回路
13は側流回路14に分流する電流を増やし、LD1の
駆動電流を減らす。そして、PD2の電流が基準電流源
16の電流と等しくなると、側流回路14に分流する電
流と、LD1の駆動電流の増減を止める。以上によりL
D1の光出力が一定になるよう制御される。
【0018】次に温度安定化機能に関する動作を説明す
る。温度安定化制御は駆動電流源9から供給される電流
により熱電素子3を駆動し、熱電素子3を流れる電流の
方向で冷却または加熱し、流す電流の大小で加熱・冷却
の強弱を制御するものである。温度検出回路10は、L
D1の温度測定器、例えば感温素子4の出力電圧と規準
温度に相当する規準電圧との差を出力する。第1の電流
制御回路11は温度検出回路10からの出力電圧によ
り、熱電素子駆動回路30の第1、第2のトランジスタ
5、6のベース電圧を制御し、熱電素子3に流す電流量
を制御する。第2の電流制御回路12は熱電素子駆動回
路30の第3、第4のトランジスタ7、8のベース電圧
を制御して熱電素子3の駆動電流方向を切り換える。即
ち加熱・冷却の切り換えを行なう。
る。温度安定化制御は駆動電流源9から供給される電流
により熱電素子3を駆動し、熱電素子3を流れる電流の
方向で冷却または加熱し、流す電流の大小で加熱・冷却
の強弱を制御するものである。温度検出回路10は、L
D1の温度測定器、例えば感温素子4の出力電圧と規準
温度に相当する規準電圧との差を出力する。第1の電流
制御回路11は温度検出回路10からの出力電圧によ
り、熱電素子駆動回路30の第1、第2のトランジスタ
5、6のベース電圧を制御し、熱電素子3に流す電流量
を制御する。第2の電流制御回路12は熱電素子駆動回
路30の第3、第4のトランジスタ7、8のベース電圧
を制御して熱電素子3の駆動電流方向を切り換える。即
ち加熱・冷却の切り換えを行なう。
【0019】温度検出回路10の出力電圧が0Vなら、
即ちLD1の温度が規準温度に等しいなら、第1の電流
制御回路11は熱電素子駆動回路30のトランジスタ
5、6に等しいベース電圧を加え、第2の電流制御回路
12は熱電素子駆動回路30のトランジスタ7、8に等
しいベース電圧を加える。トランジスタ5、6に流れる
電流とトランジスタ7、8に流れる電流が等しいので、
熱電素子には電流が流れず冷却・加熱を行なわない。な
お、駆動電流源9から電流供給を受けるので熱電素子駆
動回路30のトランジスタ5、6とトランジスタ7、8
に流れる電流の和は駆動電流源9の出力電流Ioに等し
い。
即ちLD1の温度が規準温度に等しいなら、第1の電流
制御回路11は熱電素子駆動回路30のトランジスタ
5、6に等しいベース電圧を加え、第2の電流制御回路
12は熱電素子駆動回路30のトランジスタ7、8に等
しいベース電圧を加える。トランジスタ5、6に流れる
電流とトランジスタ7、8に流れる電流が等しいので、
熱電素子には電流が流れず冷却・加熱を行なわない。な
お、駆動電流源9から電流供給を受けるので熱電素子駆
動回路30のトランジスタ5、6とトランジスタ7、8
に流れる電流の和は駆動電流源9の出力電流Ioに等し
い。
【0020】次に、LD1の温度が下がり温度検出回路
10の出力電圧が増加すると、第1の電流制御回路11
は熱電素子駆動回路30のトランジスタ5、6に流れる
電流の和が等しい状態で、トランジスタ5に流れる電流
をトランジスタ6に流れる電流より小さくすると共に、
第2の電流制御回路12は熱電素子駆動回路30のトラ
ンジスタ7、8に流れる電流の和が等しい状態で、トラ
ンジスタ7に流れる電流を増やしてゆき、トランジスタ
8に流れる電流を減らしてゆくと、トランジスタ7には
電流Ioが流れ、トランジスタ8に電流が流れなくな
り、熱電素子を加熱する方向に電流が流れLD1を加熱
する。
10の出力電圧が増加すると、第1の電流制御回路11
は熱電素子駆動回路30のトランジスタ5、6に流れる
電流の和が等しい状態で、トランジスタ5に流れる電流
をトランジスタ6に流れる電流より小さくすると共に、
第2の電流制御回路12は熱電素子駆動回路30のトラ
ンジスタ7、8に流れる電流の和が等しい状態で、トラ
ンジスタ7に流れる電流を増やしてゆき、トランジスタ
8に流れる電流を減らしてゆくと、トランジスタ7には
電流Ioが流れ、トランジスタ8に電流が流れなくな
り、熱電素子を加熱する方向に電流が流れLD1を加熱
する。
【0021】次に、LD1の温度が上がり温度検出回路
10の出力電圧が減少すると、第1の電流制御回路11
は熱電素子駆動回路30のトランジスタ5、6に流れる
電流の和が等しい状態で、トランジスタ5に流れる電流
をトランジスタ6に流れる電流より大きくすると共に、
第2の電流制御回路12は熱電素子駆動回路30のトラ
ンジスタ8に流れる電流を増やしてゆき、トランジスタ
7に流れる電流を減らしてゆくと、トランジスタ8には
電流I0が流れ、トランジスタ7に電流が流れなくな
り、熱電素子を冷却する方向に電流が流れLD1を冷却
する。
10の出力電圧が減少すると、第1の電流制御回路11
は熱電素子駆動回路30のトランジスタ5、6に流れる
電流の和が等しい状態で、トランジスタ5に流れる電流
をトランジスタ6に流れる電流より大きくすると共に、
第2の電流制御回路12は熱電素子駆動回路30のトラ
ンジスタ8に流れる電流を増やしてゆき、トランジスタ
7に流れる電流を減らしてゆくと、トランジスタ8には
電流I0が流れ、トランジスタ7に電流が流れなくな
り、熱電素子を冷却する方向に電流が流れLD1を冷却
する。
【0022】次に、図2を用いて動作を説明する。図2
において、横軸は温度検出回路10の出力を取り、縦軸
は3つの領域に分け、下から1番目は駆動電流源9の出
力電流、下から2番目は熱電素子駆動回路30のトラン
ジスタ5〜8のエミッタ電流と熱電素子3の電流を、下
から3番目は熱電素子駆動回路30のトランジスタ5〜
8のベース電圧を示している。温度検出回路10の出力
電圧は感温素子4で検出したLD1の温度と比較器20
の基準電圧Vrefに対応した温度Trfが等しい時0Vに
なるとする。LD1の温度が規定温度Trfより高くな
ると、一般に感温素子4の抵抗は小さくなり、温度検出
回路10の出力は下がる。この領域では熱電素子3はL
D1の熱を奪い冷却する動作モードとなる。LD1の温
度が規定温度Trfより低くなると、一般に感温素子4
の抵抗は大きくなり、温度検出回路10の出力は上が
る。この領域では熱電素子3はLD1に熱を与え加熱す
る動作モードとなる。
において、横軸は温度検出回路10の出力を取り、縦軸
は3つの領域に分け、下から1番目は駆動電流源9の出
力電流、下から2番目は熱電素子駆動回路30のトラン
ジスタ5〜8のエミッタ電流と熱電素子3の電流を、下
から3番目は熱電素子駆動回路30のトランジスタ5〜
8のベース電圧を示している。温度検出回路10の出力
電圧は感温素子4で検出したLD1の温度と比較器20
の基準電圧Vrefに対応した温度Trfが等しい時0Vに
なるとする。LD1の温度が規定温度Trfより高くな
ると、一般に感温素子4の抵抗は小さくなり、温度検出
回路10の出力は下がる。この領域では熱電素子3はL
D1の熱を奪い冷却する動作モードとなる。LD1の温
度が規定温度Trfより低くなると、一般に感温素子4
の抵抗は大きくなり、温度検出回路10の出力は上が
る。この領域では熱電素子3はLD1に熱を与え加熱す
る動作モードとなる。
【0023】第1の電流制御回路11の出力であるトラ
ンジスタ5、6のベース電圧はLD1の温度が規定温度
Trfと等しい時一致し、それ以外の時は温度検出回路
10の出力電圧に比例して減少または増加する。第2の
電流制御回路12の出力であるトランジスタ7、8のベ
ース電圧も同様にLD1の温度が規定温度Trfと等し
い時一致し、それ以外の時は温度検出回路10の出力電
圧に比例して増加または減少する。以上のトランジスタ
5〜8のベース電圧の動きにより、トランジスタ7のエ
ミッタには加熱モードで駆動電流源9の出力電流I0が
流れ、逆にトランジスタ8のエミッタには冷却モードで
駆動電流源9の出力電流I0が流れる。
ンジスタ5、6のベース電圧はLD1の温度が規定温度
Trfと等しい時一致し、それ以外の時は温度検出回路
10の出力電圧に比例して減少または増加する。第2の
電流制御回路12の出力であるトランジスタ7、8のベ
ース電圧も同様にLD1の温度が規定温度Trfと等し
い時一致し、それ以外の時は温度検出回路10の出力電
圧に比例して増加または減少する。以上のトランジスタ
5〜8のベース電圧の動きにより、トランジスタ7のエ
ミッタには加熱モードで駆動電流源9の出力電流I0が
流れ、逆にトランジスタ8のエミッタには冷却モードで
駆動電流源9の出力電流I0が流れる。
【0024】温度検出回路10の出力電圧が0.2V以上
の加熱モードにおける熱電素子駆動回路30のトランジ
スタ5、6の動作を考えると、この領域では、トランジ
スタ7に駆動電流源9の出力電流I0が流れており、ト
ランジスタ8には電流は流れていない。例えば、熱電素
子3の抵抗は2Ω、定電流源9の出力電流は1Aとする
と、熱電素子3の両端に加わる電圧が1.0Vのため、ト
ランジスタ5、6の電圧差が1.0Vの時、トランジスタ
5、6のエミッタに流れる電流は等しくなり、それ以外
の電圧ではそのベース電圧の差、即ち温度検出回路10
の出力に対しリニアに変化する。
の加熱モードにおける熱電素子駆動回路30のトランジ
スタ5、6の動作を考えると、この領域では、トランジ
スタ7に駆動電流源9の出力電流I0が流れており、ト
ランジスタ8には電流は流れていない。例えば、熱電素
子3の抵抗は2Ω、定電流源9の出力電流は1Aとする
と、熱電素子3の両端に加わる電圧が1.0Vのため、ト
ランジスタ5、6の電圧差が1.0Vの時、トランジスタ
5、6のエミッタに流れる電流は等しくなり、それ以外
の電圧ではそのベース電圧の差、即ち温度検出回路10
の出力に対しリニアに変化する。
【0025】熱電素子3に流れる電流はトランジスタ6
に流れる電流に等しく、これもまた温度検出回路10の
出力に対しほぼリニアに変化する。従ってLD1の温度
が低くなればより多くの電流が熱電素子3に流れること
になり、この負帰還効果により、LD1の温度は制御誤
差の範囲で一定に保たれる。以上はLD1を加熱する場
合について詳述したが、冷却する場合も同様な動作を行
う。以上によりレーザダイオードの光出力と温度を一定
に保つと共に、レーザダイオードの駆動電流と熱電素子
の駆動電流を共通の電流源からとるので消費電力を低減
できる。なお、上記例では、トランジスタを用いて説明
したが他の電界効果型トランジスタや電子スイッチなど
で構成しても同様の効果を奏する。
に流れる電流に等しく、これもまた温度検出回路10の
出力に対しほぼリニアに変化する。従ってLD1の温度
が低くなればより多くの電流が熱電素子3に流れること
になり、この負帰還効果により、LD1の温度は制御誤
差の範囲で一定に保たれる。以上はLD1を加熱する場
合について詳述したが、冷却する場合も同様な動作を行
う。以上によりレーザダイオードの光出力と温度を一定
に保つと共に、レーザダイオードの駆動電流と熱電素子
の駆動電流を共通の電流源からとるので消費電力を低減
できる。なお、上記例では、トランジスタを用いて説明
したが他の電界効果型トランジスタや電子スイッチなど
で構成しても同様の効果を奏する。
【0026】実施の形態2.本実施の形態は実施の形態
1において、駆動電流源9が定電流を供給しても電流が
不足して、光出力安定化、温度安定化出来ない場合、出
力電流を増やして、光出力安定化、温度安定化を達成し
ようとするものである。図3は本実施の形態の構成を示
す。図において、9は駆動電流源、15は電流源制御回
路で、駆動電流源9の出力電流を制御する。他は図1と
同じで説明を省く。なお、駆動電流源9は、例えば定電
流Irを出力する電流源21とトランジスタ17、18
のカレントミラー回路で構成され、駆動電流源9は、電
流源制御回路15からの出力電流と定電流Irを、トラ
ンジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した値の電
流を出力する。
1において、駆動電流源9が定電流を供給しても電流が
不足して、光出力安定化、温度安定化出来ない場合、出
力電流を増やして、光出力安定化、温度安定化を達成し
ようとするものである。図3は本実施の形態の構成を示
す。図において、9は駆動電流源、15は電流源制御回
路で、駆動電流源9の出力電流を制御する。他は図1と
同じで説明を省く。なお、駆動電流源9は、例えば定電
流Irを出力する電流源21とトランジスタ17、18
のカレントミラー回路で構成され、駆動電流源9は、電
流源制御回路15からの出力電流と定電流Irを、トラ
ンジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した値の電
流を出力する。
【0027】動作について説明する。ただし、駆動電流
源9が一定電流Ioの電流源として働く場合は実施の形
態1と同じ動作なので説明を省く。電流源制御回路15
は光出力安定化、温度安定化の制御ができる状態では駆
動電流源9が一定電流Ioを出力するよう制御する。し
かし、側流回路14には電流を流さず、LD1に一定電
流Ioを流している状態で、光出力検出回路13の出力
電圧が負でゼロVに達しない場合(基準電流源よりPD
2の出力が低い場合)はLD1の光出力が規定値になる
よう制御できない。そこで、光出力不足判定レベルを設
け、電流源制御回路15は、光出力検出回路13の出力
電圧が光出力不足判定レベルより低い場合、光出力不足
分に比例した電流に、電流Ioを加えた電流を駆動電流
源9に出力するよう制御する。従って、LD1の駆動電
流が増え光出力安定化が達成できる。
源9が一定電流Ioの電流源として働く場合は実施の形
態1と同じ動作なので説明を省く。電流源制御回路15
は光出力安定化、温度安定化の制御ができる状態では駆
動電流源9が一定電流Ioを出力するよう制御する。し
かし、側流回路14には電流を流さず、LD1に一定電
流Ioを流している状態で、光出力検出回路13の出力
電圧が負でゼロVに達しない場合(基準電流源よりPD
2の出力が低い場合)はLD1の光出力が規定値になる
よう制御できない。そこで、光出力不足判定レベルを設
け、電流源制御回路15は、光出力検出回路13の出力
電圧が光出力不足判定レベルより低い場合、光出力不足
分に比例した電流に、電流Ioを加えた電流を駆動電流
源9に出力するよう制御する。従って、LD1の駆動電
流が増え光出力安定化が達成できる。
【0028】また、熱電素子3に一定電流Ioを流して
いる状態で、温度検出回路10の出力電圧が加熱・冷却
能力範囲以外になった場合は温度検出回路10の出力が
規定値になるよう制御できない。そこで、熱電素子の加
熱不足判定レベルを設け、加熱不足の場合、即ち温度検
出回路10の出力電圧が熱電素子加熱不足判定レベルよ
り大きい場合、電流源制御回路15は、加熱不足分に比
例した電流を駆動電流源9に出力し、駆動電流源9は加
熱不足分に比例した電流と電流源21の定電流Irの和
をトランジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した
値の電流を出力する。また、熱電素子冷却不足判定レベ
ルを設け、冷却不足の場合、即ち温度検出回路10の出
力電圧が熱電素子冷却不足判定レベルより大きい場合
は、電流源制御回路15は、冷却不足分に比例した電流
を駆動電流源9に出力し、駆動電流源9は冷却不足分に
比例した電流と電流源21の定電流Irの和をトランジ
スタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した電流(冷却
不足分と定電流Io)を出力する。図4は熱電素子加熱
不足判定レベル(温度検出回路10の出力電圧が+1.1
V)と、冷却不足判定レベル(温度検出回路10の出力
電圧が−1.1V)を設け、加熱・冷却不足になったとき
の動作を示している。温度検出回路10の出力電圧が±
1.1V範囲以内(加熱・冷却不足でない)のときの動作
は図2と同じである。
いる状態で、温度検出回路10の出力電圧が加熱・冷却
能力範囲以外になった場合は温度検出回路10の出力が
規定値になるよう制御できない。そこで、熱電素子の加
熱不足判定レベルを設け、加熱不足の場合、即ち温度検
出回路10の出力電圧が熱電素子加熱不足判定レベルよ
り大きい場合、電流源制御回路15は、加熱不足分に比
例した電流を駆動電流源9に出力し、駆動電流源9は加
熱不足分に比例した電流と電流源21の定電流Irの和
をトランジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した
値の電流を出力する。また、熱電素子冷却不足判定レベ
ルを設け、冷却不足の場合、即ち温度検出回路10の出
力電圧が熱電素子冷却不足判定レベルより大きい場合
は、電流源制御回路15は、冷却不足分に比例した電流
を駆動電流源9に出力し、駆動電流源9は冷却不足分に
比例した電流と電流源21の定電流Irの和をトランジ
スタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した電流(冷却
不足分と定電流Io)を出力する。図4は熱電素子加熱
不足判定レベル(温度検出回路10の出力電圧が+1.1
V)と、冷却不足判定レベル(温度検出回路10の出力
電圧が−1.1V)を設け、加熱・冷却不足になったとき
の動作を示している。温度検出回路10の出力電圧が±
1.1V範囲以内(加熱・冷却不足でない)のときの動作
は図2と同じである。
【0029】そして、電流源制御回路15はLD1の温
度が加熱・冷却不足の範囲になり、即ち図4の温度検出
回路10の出力電圧が±1.1Vの範囲外の冷却不足判定
レベル−1.1V以下、または加熱不足判定レベル+1.1V
以上になった場合、図2では熱電素子に流れる電流は駆
動電流源の定電流1.0Aに制限されているが、本実施の
形態では図4に示すように、冷却不足または加熱不足領
域を超えても電流源制御回路15が不足分に比例した電
流を駆動電流源9に供給し、駆動電流源9は加熱・冷却
不足分に比例した電流と電流源21の定電流Irの和を
トランジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した電
流(加熱・冷却不足分と定電流Io)を出力する。従っ
て、熱電素子の駆動電流が増え温度安定化が達成でき
る。
度が加熱・冷却不足の範囲になり、即ち図4の温度検出
回路10の出力電圧が±1.1Vの範囲外の冷却不足判定
レベル−1.1V以下、または加熱不足判定レベル+1.1V
以上になった場合、図2では熱電素子に流れる電流は駆
動電流源の定電流1.0Aに制限されているが、本実施の
形態では図4に示すように、冷却不足または加熱不足領
域を超えても電流源制御回路15が不足分に比例した電
流を駆動電流源9に供給し、駆動電流源9は加熱・冷却
不足分に比例した電流と電流源21の定電流Irの和を
トランジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した電
流(加熱・冷却不足分と定電流Io)を出力する。従っ
て、熱電素子の駆動電流が増え温度安定化が達成でき
る。
【0030】実施の形態3.本実施の形態は実施の形態
2に示した構成において、電流源制御回路15の具体的
構成例を示すものである。また、光出力不足で、かつ加
熱不足または冷却不足なら、電流源制御回路15は光出
力不足分の電流と加熱または冷却不足分の電流の和に比
例した電流を出力するよ駆動電流源9を制御するもので
ある。図5は本実施の形態の電流源制御回路15と駆動
電流源9の構成を示す図であり、電流源制御回路15の
23は第1の設定電流発生回路、24は第2の設定電流
発生回路、25、26、28、29、31、32はトラ
ンジスタ、27、30、33は電流源である。駆動電流
源9の構成は実施の形態2の図3と同じである。第1の
設定電流発生回路23はトランジスタ25、26と電流
源27で構成される電流切換スイッチであり、光出力検
出回路13の出力電圧が光出力不足判定レベルVref1よ
り低くなった時に、トランジスタ26が光出力不足分に
比例した電流を駆動電流源9に供給する。そして、駆動
電流源9は不足分に比例した電流に定電流Irを加えた
電流をトランジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅
した電流(光出力不足分と定電流Io)を出力する。ま
た、光出力不足判定レベルVref1より高い時には、トラ
ンジスタ26には電流は流れず、駆動電流源9は定電流
Ioを出力する。
2に示した構成において、電流源制御回路15の具体的
構成例を示すものである。また、光出力不足で、かつ加
熱不足または冷却不足なら、電流源制御回路15は光出
力不足分の電流と加熱または冷却不足分の電流の和に比
例した電流を出力するよ駆動電流源9を制御するもので
ある。図5は本実施の形態の電流源制御回路15と駆動
電流源9の構成を示す図であり、電流源制御回路15の
23は第1の設定電流発生回路、24は第2の設定電流
発生回路、25、26、28、29、31、32はトラ
ンジスタ、27、30、33は電流源である。駆動電流
源9の構成は実施の形態2の図3と同じである。第1の
設定電流発生回路23はトランジスタ25、26と電流
源27で構成される電流切換スイッチであり、光出力検
出回路13の出力電圧が光出力不足判定レベルVref1よ
り低くなった時に、トランジスタ26が光出力不足分に
比例した電流を駆動電流源9に供給する。そして、駆動
電流源9は不足分に比例した電流に定電流Irを加えた
電流をトランジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅
した電流(光出力不足分と定電流Io)を出力する。ま
た、光出力不足判定レベルVref1より高い時には、トラ
ンジスタ26には電流は流れず、駆動電流源9は定電流
Ioを出力する。
【0031】第2の設定電流発生回路24はトランジス
タ28、29と電流源30及びトランジスタ31、32
と電流源33で構成される2つの電流切換スイッチであ
る。トランジスタ28、29と電流源30で構成される
電流切換スイッチは温度検出回路10の出力電圧が冷却
不足判定レベルVref2より低くなった時には、トランジ
スタ29が不足分に比例した電流を駆動電流源9に供給
する。そして、駆動電流源9は不足分に比例した電流に
定電流Irを加えた電流をトランジスタ17、18のエ
ミッタ幅の比で増幅した電流(光出力不足分と定電流I
o)を出力する。また、冷却不足判定レベルVref2より
高い時には、トランジスタ29には電流が流れず、駆動
電流源9は定電流Ioを出力する。
タ28、29と電流源30及びトランジスタ31、32
と電流源33で構成される2つの電流切換スイッチであ
る。トランジスタ28、29と電流源30で構成される
電流切換スイッチは温度検出回路10の出力電圧が冷却
不足判定レベルVref2より低くなった時には、トランジ
スタ29が不足分に比例した電流を駆動電流源9に供給
する。そして、駆動電流源9は不足分に比例した電流に
定電流Irを加えた電流をトランジスタ17、18のエ
ミッタ幅の比で増幅した電流(光出力不足分と定電流I
o)を出力する。また、冷却不足判定レベルVref2より
高い時には、トランジスタ29には電流が流れず、駆動
電流源9は定電流Ioを出力する。
【0032】トランジスタ31、32と電流源33で構
成される電流切換スイッチは温度検出回路10の出力電
圧が加熱不足判定レベルVref3より高くなった時、トラ
ンジスタ31は不足分に比例した電流を駆動電流源9に
供給する。そして、駆動電流源9は不足分に比例した電
流に定電流Irを加えた電流をトランジスタ17、18
のエミッタ幅の比で増幅した電流(光出力不足分と定電
流Io)を出力する。また、加熱不足判定レベルVref3
より低くなった時にはトランジスタ31には電流が流れ
ず、駆動電流源9は定電流Ioを出力する。
成される電流切換スイッチは温度検出回路10の出力電
圧が加熱不足判定レベルVref3より高くなった時、トラ
ンジスタ31は不足分に比例した電流を駆動電流源9に
供給する。そして、駆動電流源9は不足分に比例した電
流に定電流Irを加えた電流をトランジスタ17、18
のエミッタ幅の比で増幅した電流(光出力不足分と定電
流Io)を出力する。また、加熱不足判定レベルVref3
より低くなった時にはトランジスタ31には電流が流れ
ず、駆動電流源9は定電流Ioを出力する。
【0033】ただし、トランジスタ26、29、31の
出力を接続し駆動電流源9に出力するので、電流源制御
回路15は光出力不足で、かつ冷却不足なら光出力不足
分の電流(トランジスタ26の出力電流)と冷却不足分
の電流(トランジスタ29の出力電流)の和に比例した
電流を駆動電流源9に供給する。そして、駆動電流源9
は不足分に比例した電流に定電流Irを加えた電流をト
ランジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した電流
(光出力不足分と定電流Io)を出力する。光出力不足
で、かつ加熱不足なら光出力不足分の電流と加熱不足分
の電流(トランジスタ31の出力電流)の和に比例した
電流を駆動電流源9に供給する。そして、駆動電流源9
は不足分に比例した電流に定電流Irを加えた電流をト
ランジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した電流
(光出力不足分と定電流Io)を出力する。
出力を接続し駆動電流源9に出力するので、電流源制御
回路15は光出力不足で、かつ冷却不足なら光出力不足
分の電流(トランジスタ26の出力電流)と冷却不足分
の電流(トランジスタ29の出力電流)の和に比例した
電流を駆動電流源9に供給する。そして、駆動電流源9
は不足分に比例した電流に定電流Irを加えた電流をト
ランジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した電流
(光出力不足分と定電流Io)を出力する。光出力不足
で、かつ加熱不足なら光出力不足分の電流と加熱不足分
の電流(トランジスタ31の出力電流)の和に比例した
電流を駆動電流源9に供給する。そして、駆動電流源9
は不足分に比例した電流に定電流Irを加えた電流をト
ランジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した電流
(光出力不足分と定電流Io)を出力する。
【0034】以上のように電流源制御回路15が駆動電
流源9の出力電流を第1の設定電流発生回路と第2の設
定電流発生回路の出力電流の和に比例するよう制御する
ので、LD1の光出力、動作温度を規定値に保つことが
できる。
流源9の出力電流を第1の設定電流発生回路と第2の設
定電流発生回路の出力電流の和に比例するよう制御する
ので、LD1の光出力、動作温度を規定値に保つことが
できる。
【0035】実施の形態4.実施の形態3では光出力不
足で、かつ加熱不足または冷却不足なら光出力不足分の
電流と加熱または冷却不足分の電流の和に比例した電流
を出力するよう駆動電流源9を制御していたが、本実施
の形態では光出力不足分の電流と加熱または冷却不足分
の電流のいずれか大きい方に比例した電流を出力するよ
う駆動電流源9を制御するものである。図6は本実施の
形態による電流源制御回路15と駆動電流源9構成を示
す図であり、電流源制御回路15の34、35、41、
42は抵抗、36、37は比較器、38、39、43〜
46はトランジスタである。第1の設定電流発生回路2
3、第2の設定電流発生回路24の構成は実施の形態3
の図5と同一の構成である。駆動電流源9の構成は実施
の形態2の図3と同じである。
足で、かつ加熱不足または冷却不足なら光出力不足分の
電流と加熱または冷却不足分の電流の和に比例した電流
を出力するよう駆動電流源9を制御していたが、本実施
の形態では光出力不足分の電流と加熱または冷却不足分
の電流のいずれか大きい方に比例した電流を出力するよ
う駆動電流源9を制御するものである。図6は本実施の
形態による電流源制御回路15と駆動電流源9構成を示
す図であり、電流源制御回路15の34、35、41、
42は抵抗、36、37は比較器、38、39、43〜
46はトランジスタである。第1の設定電流発生回路2
3、第2の設定電流発生回路24の構成は実施の形態3
の図5と同一の構成である。駆動電流源9の構成は実施
の形態2の図3と同じである。
【0036】動作について説明する。比較器36、37
はそれぞれ第1の設定電流発生回路23、第2の設定電
流発生回路24の出力電流を抵抗34、35に発生する
電圧値から検出し、トランジスタ38、39の動作モー
ドを制御する。光出力不足分の電流、即ち第1の設定電
流発生回路23の出力電流が、加熱または冷却不足分の
電流、即ち第2の設定電流発生回路24の出力電流より
大きいときはトランジスタ38がオンとなって抵抗41
によりトランジスタ43のベース電圧がさがり、トラン
ジスタ44がオンすることにより第1の設定電流発生回
路23の出力電流が駆動電流源9へ出力される。駆動電
流源9は、光出力検出回路13の出力の光出力不足分の
電流に比例した電流に定電流Irを加えた電流をトラン
ジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した電流(光
出力不足分と定電流Io)を出力する。
はそれぞれ第1の設定電流発生回路23、第2の設定電
流発生回路24の出力電流を抵抗34、35に発生する
電圧値から検出し、トランジスタ38、39の動作モー
ドを制御する。光出力不足分の電流、即ち第1の設定電
流発生回路23の出力電流が、加熱または冷却不足分の
電流、即ち第2の設定電流発生回路24の出力電流より
大きいときはトランジスタ38がオンとなって抵抗41
によりトランジスタ43のベース電圧がさがり、トラン
ジスタ44がオンすることにより第1の設定電流発生回
路23の出力電流が駆動電流源9へ出力される。駆動電
流源9は、光出力検出回路13の出力の光出力不足分の
電流に比例した電流に定電流Irを加えた電流をトラン
ジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した電流(光
出力不足分と定電流Io)を出力する。
【0037】逆に、加熱または冷却不足分の電流、即ち
第2の設定電流発生回路24の出力電流が、光出力不足
分の電流、即ち第1の設定電流発生回路23の出力電流
より大きいときは、トランジスタ39がオンとなって抵
抗42によりトランジスタ46のベース電圧がさがり、
トランジスタ45がオンすることにより第2の設定電流
発生回路24の出力電流が駆動電流源9へ出力される。
即ち、温度検出回路10の出力電圧に応じて加熱または
冷却不足分の電流に比例した電流を駆動電流源9に供給
する。そして、駆動電流源9は加熱または冷却不足分の
電流に比例した電流に定電流Irを加えた電流をトラン
ジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した電流(光
出力不足分と定電流Io)を出力する。以上のように光
出力不足分の電流と加熱または冷却不足分の電流のいず
れか大きい方に比例した電流を出力するよう駆動電流源
9を制御するので、LD1の光出力、動作温度を規定値
に保つことができる。
第2の設定電流発生回路24の出力電流が、光出力不足
分の電流、即ち第1の設定電流発生回路23の出力電流
より大きいときは、トランジスタ39がオンとなって抵
抗42によりトランジスタ46のベース電圧がさがり、
トランジスタ45がオンすることにより第2の設定電流
発生回路24の出力電流が駆動電流源9へ出力される。
即ち、温度検出回路10の出力電圧に応じて加熱または
冷却不足分の電流に比例した電流を駆動電流源9に供給
する。そして、駆動電流源9は加熱または冷却不足分の
電流に比例した電流に定電流Irを加えた電流をトラン
ジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した電流(光
出力不足分と定電流Io)を出力する。以上のように光
出力不足分の電流と加熱または冷却不足分の電流のいず
れか大きい方に比例した電流を出力するよう駆動電流源
9を制御するので、LD1の光出力、動作温度を規定値
に保つことができる。
【0038】実施の形態5.実施の形態2では、例えば
電源投入時等の過渡応答状態において、過大な電流がL
D1、熱電素子3に流れて破壊する可能性がある。本実
施の形態は駆動電流源9の供給電流をモニタし、過大電
流が流れないようにするものである。図7は本実施の形
態によるレーザダイオード駆動装置の構成を示す図であ
り、47は電流源モニタ回路、48は比較器である。他
は実施の形態2の図3と同じである。
電源投入時等の過渡応答状態において、過大な電流がL
D1、熱電素子3に流れて破壊する可能性がある。本実
施の形態は駆動電流源9の供給電流をモニタし、過大電
流が流れないようにするものである。図7は本実施の形
態によるレーザダイオード駆動装置の構成を示す図であ
り、47は電流源モニタ回路、48は比較器である。他
は実施の形態2の図3と同じである。
【0039】動作を説明する。駆動電流源9は、電流源
制御回路15からの電流と定電流源21の電流Irを、
トランジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した電
流を出力する。従って駆動電流源9の最大出力電流値は
トランジスタ17、18のエミッタ幅の比の設計値から
のずれ、電流源制御回路15の出力電流の最大値の変動
の影響を受け、電源投入時等の過渡的状態においてLD
1、熱電素子3へ過大な電流を供給して破壊する恐れが
ある。
制御回路15からの電流と定電流源21の電流Irを、
トランジスタ17、18のエミッタ幅の比で増幅した電
流を出力する。従って駆動電流源9の最大出力電流値は
トランジスタ17、18のエミッタ幅の比の設計値から
のずれ、電流源制御回路15の出力電流の最大値の変動
の影響を受け、電源投入時等の過渡的状態においてLD
1、熱電素子3へ過大な電流を供給して破壊する恐れが
ある。
【0040】そこで、電流源モニタ回路47と比較器4
8を図7に示したように付加し、電流源モニタ回路47
が駆動電流源9の出力電流をモニタし、モニタ結果を比
較器48に出力し、比較器48が電流源モニタ回路47
の出力と電流源制御回路15の出力と比較して駆動電流
源9の出力電流が電流源制御回路15の出力に比例する
よう制御する。これにより、駆動電流源9が過大な電流
を流すことはなく、LD1、熱電素子3を破壊すること
もない。
8を図7に示したように付加し、電流源モニタ回路47
が駆動電流源9の出力電流をモニタし、モニタ結果を比
較器48に出力し、比較器48が電流源モニタ回路47
の出力と電流源制御回路15の出力と比較して駆動電流
源9の出力電流が電流源制御回路15の出力に比例する
よう制御する。これにより、駆動電流源9が過大な電流
を流すことはなく、LD1、熱電素子3を破壊すること
もない。
【0041】
【発明の効果】第1の発明においては、レーザダイオー
ドの駆動電流と熱電素子の駆動電流を共通の電流源から
とるようにしたので消費電力を低減できる。
ドの駆動電流と熱電素子の駆動電流を共通の電流源から
とるようにしたので消費電力を低減できる。
【0042】第2の発明においては、レーザダイオード
の光出力不足または冷却・加熱不足となってもレーザダ
イオードの駆動電流または熱電素子の駆動電流を増やす
ので、広範囲にわたって光出力安定化・温度安定化が達
成できる。
の光出力不足または冷却・加熱不足となってもレーザダ
イオードの駆動電流または熱電素子の駆動電流を増やす
ので、広範囲にわたって光出力安定化・温度安定化が達
成できる。
【0043】第3の発明においては、レーザダイオード
と熱電素子を駆動する電流源をモニタし、規定電流以上
なら駆動する電流を減らすようにしたので、駆動電流源
9が過大な電流を流すことはなく、LD1、熱電素子3
を破壊することもない。
と熱電素子を駆動する電流源をモニタし、規定電流以上
なら駆動する電流を減らすようにしたので、駆動電流源
9が過大な電流を流すことはなく、LD1、熱電素子3
を破壊することもない。
【図1】 実施の形態1によるレーザダイオード駆動装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
【図2】 実施の形態1によるレーザダイオード駆動装
置の動作説明図である。
置の動作説明図である。
【図3】 実施の形態2によるレーザダイオード駆動装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
【図4】 実施の形態2によるレーザダイオード駆動装
置の動作説明図である。
置の動作説明図である。
【図5】 実施の形態3による駆動電流源の構成を示す
図である。
図である。
【図6】 実施の形態4による駆動電流源の他の構成を
示す図である。
示す図である。
【図7】 実施の形態5によるレーザダイオード駆動装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
【図8】 従来のレーザダイオード駆動装置の構成を示
す図である。
す図である。
1 LD(レーザダイオード) 2 PD(フォトダイオード) 3 熱電素子 5〜8 トランジスタ 9 駆動電流源 10 温度検出回路 11 第1の電流制御回路 12 第2の電流制御回路 13 光出力検出回路 14 側流回路 15 電流源制御回路 16 基準電流源 17、18 カレントミラー回路 20 比較器 21 定電流源 23 第1の設定電流発生回路 24 第2の設定電流発生回路 30 熱電素子駆動回路 34、35、41、42 抵抗 36、37 比較器 38、39、43〜46 トランジスタ 47 電流源モニタ回路 48 比較器
Claims (5)
- 【請求項1】 下記構成要素を有するレーザダイオード
駆動装置 a.レーザ光を出力するレーザダイオード、 b.前記レーザダイオードの光出力をモニタする受光素
子、 c.前記受光素子がモニタする前記レーザダイオードの
光出力と所定光出力の差を検出する光出力検出回路、 d.前記光出力検出回路の出力に基づいて、前記レーザ
ダイオードに供給される電流を側流する側流回路、 e.前記レーザダイオードの温度を検出する感温素子、 f.前記感温素子が検出する前記レーザダイオードの温
度と所定の温度との差を検出する温度検出回路、 g.加える電流と電流の方向により前記レーザダイオー
ドを加熱または冷却する熱電素子、 h.前記温度検出回路の出力に基づいて、前記熱電素子
に流す電流量を制御する第1の電流制御回路、 i.前記温度検出回路の出力に基づいて、前記熱電素子
に流す電流の方向を制御する第2の電流制御回路、 j.前記熱電素子に流す電流量と電流の方向に基づいて
前記熱電素子を駆動する熱電素子駆動回路、 k.前記レーザダイオードと前記側流回路および前記熱
電素子駆動回路に一定電流を供給する駆動電流源。 - 【請求項2】 前記温度検出回路と前記光出力検出回路
の出力基づいて前記駆動電流源を制御する電流源制御回
路を有することを特徴とする請求項1に記載のレーザダ
イオード駆動装置。 - 【請求項3】 前記電流源制御回路は、前記光出力検出
回路の出力が所定レベル以下になった場合所定レベルと
の差に基づいて電流を出力する第1の設定電流発生回路
と、前記温度検出回路の出力が所定範囲を越えた場合所
定範囲との差に基づいて電流を出力する第2の設定電流
発生回路とを有すると共に、前記第1の設定電流発生回
路の出力電流と前記第2の設定電流発生回路の出力電流
の和を出力し、前記駆動電流源は電流源制御回路の出力
に基づいて出力電流を増加することを特徴とする請求項
2に記載のレーザダイオード駆動装置。 - 【請求項4】 前記電流源制御回路は、前記光出力検出
回路の出力が所定レベル以下になった場合所定レベルと
の差に基づいて電流を出力する第1の設定電流発生回路
と、前記温度検出回路の出力が所定範囲を越えた場合所
定範囲との差に基づいて電流を出力する第2の設定電流
発生回路とを有すると共に、前記第1の設定電流発生回
路の出力と前記第2の設定電流発生回路の出力を比較し
大きい方の電流を出力するよう前記駆動電流源を制御す
ることを特徴とする請求項2に記載のレーザダイオード
駆動装置。 - 【請求項5】 前記駆動電流源の出力電流をモニタする
電流源モニタ回路と、前記電流源制御回路の出力と前記
電流モニタ回路の出力を比較する比較器とを有し、前記
駆動電流源の出力電流が前記電流源制御回路の出力電流
に比例するよう制御することを特徴とする請求項2、請
求項3または請求項4に記載のレーザダイオード駆動装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22381196A JPH1070329A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | レーザダイオード駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22381196A JPH1070329A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | レーザダイオード駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1070329A true JPH1070329A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16804099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22381196A Abandoned JPH1070329A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | レーザダイオード駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1070329A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016060133A1 (ja) * | 2014-10-15 | 2016-04-21 | 株式会社フジクラ | 光送信器、アクティブ光ケーブル、及び光送信方法 |
WO2016060134A1 (ja) * | 2014-10-15 | 2016-04-21 | 株式会社フジクラ | 光送信器、アクティブ光ケーブル、onu、及び光送信方法 |
-
1996
- 1996-08-26 JP JP22381196A patent/JPH1070329A/ja not_active Abandoned
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016060133A1 (ja) * | 2014-10-15 | 2016-04-21 | 株式会社フジクラ | 光送信器、アクティブ光ケーブル、及び光送信方法 |
WO2016060134A1 (ja) * | 2014-10-15 | 2016-04-21 | 株式会社フジクラ | 光送信器、アクティブ光ケーブル、onu、及び光送信方法 |
JPWO2016060134A1 (ja) * | 2014-10-15 | 2017-04-27 | 株式会社フジクラ | 光送信器、アクティブ光ケーブル、onu、及び光送信方法 |
JPWO2016060133A1 (ja) * | 2014-10-15 | 2017-04-27 | 株式会社フジクラ | 光送信器、アクティブ光ケーブル、及び光送信方法 |
JP2017208838A (ja) * | 2014-10-15 | 2017-11-24 | 株式会社フジクラ | アクティブ光ケーブル |
US10097278B2 (en) | 2014-10-15 | 2018-10-09 | Fujikura Ltd. | Optical transmitter, active optical cable, and optical transmission method |
US10122469B2 (en) | 2014-10-15 | 2018-11-06 | Fujikura Ltd. | Optical transmitter, active optical cable, and optical transmission method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
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|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040922 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050202 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20050401 |