JPH1044570A - サーマルプリンタ - Google Patents
サーマルプリンタInfo
- Publication number
- JPH1044570A JPH1044570A JP20624796A JP20624796A JPH1044570A JP H1044570 A JPH1044570 A JP H1044570A JP 20624796 A JP20624796 A JP 20624796A JP 20624796 A JP20624796 A JP 20624796A JP H1044570 A JPH1044570 A JP H1044570A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink ribbon
- core
- camshaft
- supply core
- gears
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクリボンの供給コアに対し簡単にブレー
キ力を付与、解除を行う。 【解決手段】 プラテンドラム10、サーマルヘッド1
2、ヘッド駆動機構18、インクリボン14、その供給
コア15および巻取コア16、供給コア15のブレーキ
機構30等を備える。ブレーキ機構30は、トルクリミ
ッタ40と、トルクリミッタ40と供給コア15の動力
伝達経路をヘッド駆動機構18のカム軸20の回転に応
じて断続する手段とを備える。その手段として、トルク
リミッタ側のギヤ32、供給コア側のギヤ31、アイド
ルギヤ33を設ける。アイドルギヤ33は、カム軸20
の回転に応じて揺動する揺動レバー34に取り付け、揺
動レバー34の動きでアイドルギヤ33をギヤ31、3
2間に噛合させることにより、供給コア15にブレーキ
力を付与し、アイドルギヤ33の噛合を外すことにより
ブレーキ力を解除する。
キ力を付与、解除を行う。 【解決手段】 プラテンドラム10、サーマルヘッド1
2、ヘッド駆動機構18、インクリボン14、その供給
コア15および巻取コア16、供給コア15のブレーキ
機構30等を備える。ブレーキ機構30は、トルクリミ
ッタ40と、トルクリミッタ40と供給コア15の動力
伝達経路をヘッド駆動機構18のカム軸20の回転に応
じて断続する手段とを備える。その手段として、トルク
リミッタ側のギヤ32、供給コア側のギヤ31、アイド
ルギヤ33を設ける。アイドルギヤ33は、カム軸20
の回転に応じて揺動する揺動レバー34に取り付け、揺
動レバー34の動きでアイドルギヤ33をギヤ31、3
2間に噛合させることにより、供給コア15にブレーキ
力を付与し、アイドルギヤ33の噛合を外すことにより
ブレーキ力を解除する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクリボンを用
いて印字するサーマルプリンタに関する。
いて印字するサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば実開平2−76050号
公報に示された従来のサーマルプリンタを示す側面図で
ある。図において、1は外周にゴムを巻き付けたプラテ
ンドラム、2はこのプラテンドラム1の外周に巻回され
た用紙、3はこの用紙2の先端部をプラテンドラム1の
外周との間に挟んで保持するクランパである。クランパ
3は、バネ4により用紙2の先端部をプラテンドラム1
に押し付けるように付勢されている。5は回動自在に支
持されたサーマルヘッドであり、印字時はプラテンドラ
ム1の外周に対して押し当られ、非印字時はこのプラテ
ンドラム1から離れた位置に保持される。6は前記プラ
テンドラム1とサーマルヘッド5の間を通って搬送され
るインクリボン(インクシート)であり、3色(イエロ
ー、マゼンタ、シアン・・・以下YMCと記す)に順次
塗り分けられている。7は前記インクリボン6の巻取コ
ア、8は供給コアである。
公報に示された従来のサーマルプリンタを示す側面図で
ある。図において、1は外周にゴムを巻き付けたプラテ
ンドラム、2はこのプラテンドラム1の外周に巻回され
た用紙、3はこの用紙2の先端部をプラテンドラム1の
外周との間に挟んで保持するクランパである。クランパ
3は、バネ4により用紙2の先端部をプラテンドラム1
に押し付けるように付勢されている。5は回動自在に支
持されたサーマルヘッドであり、印字時はプラテンドラ
ム1の外周に対して押し当られ、非印字時はこのプラテ
ンドラム1から離れた位置に保持される。6は前記プラ
テンドラム1とサーマルヘッド5の間を通って搬送され
るインクリボン(インクシート)であり、3色(イエロ
ー、マゼンタ、シアン・・・以下YMCと記す)に順次
塗り分けられている。7は前記インクリボン6の巻取コ
ア、8は供給コアである。
【0003】次に動作を説明する。用紙2をプラテンド
ラム1の外周に巻回し、その先端部をクランパ3により
バネ4の力で前記プラテンドラム1に押し付けること
で、用紙2をプラテンドラム1外周上に摩擦力によって
保持する。次にサーマルヘッド5をプラテンドラム1に
圧接し、プラテンドラム1を回転させると共に、サーマ
ルヘツド5を画像信号に応じて発熱させる。そうする
と、熱を受けた部分のインクリボン6のインクが溶けて
用紙2に転写し印字が行われる。プラテンドラム1を3
回転させて3色(YMC)塗り重ねれば、カラー印字が
できる。
ラム1の外周に巻回し、その先端部をクランパ3により
バネ4の力で前記プラテンドラム1に押し付けること
で、用紙2をプラテンドラム1外周上に摩擦力によって
保持する。次にサーマルヘッド5をプラテンドラム1に
圧接し、プラテンドラム1を回転させると共に、サーマ
ルヘツド5を画像信号に応じて発熱させる。そうする
と、熱を受けた部分のインクリボン6のインクが溶けて
用紙2に転写し印字が行われる。プラテンドラム1を3
回転させて3色(YMC)塗り重ねれば、カラー印字が
できる。
【0004】ところで、昇華型のサーマルプリンタで
は、印字時の熱によってインクリボン6が伸びることで
皺が発生する。この対策としては、インクリボン6の供
給側に張力を付与するためのブレーキ機構を加えること
が有効であり、従来では、供給側インクリボンの外周に
摩擦材を押し当ててブレーキ力を加えたり、インクリボ
ンの供給コアにブレーキ力を加えたりする方法がとられ
ている。
は、印字時の熱によってインクリボン6が伸びることで
皺が発生する。この対策としては、インクリボン6の供
給側に張力を付与するためのブレーキ機構を加えること
が有効であり、従来では、供給側インクリボンの外周に
摩擦材を押し当ててブレーキ力を加えたり、インクリボ
ンの供給コアにブレーキ力を加えたりする方法がとられ
ている。
【0005】ところが、ブレーキ力を常時加えている
と、次のような問題がある。即ち、カラー印字の際のイ
ンクリボンの巻取りには、印刷のスピードで巻取りを行
う印字モードと、巻取りモータのスピードにより高速で
巻取りを行う色の頭出しモードとの2つのモードがあ
り、前述のブレーキ力を常時供給コア側に加えている
と、色の頭出しモードのときに負荷が大き過ぎて、巻取
りスピードが遅くなり、全体の印字時間が長くなるとい
う問題がある。そこで、従来では、色の頭出しモード時
はソレノイドでブレーキを解放するようにしていた。
と、次のような問題がある。即ち、カラー印字の際のイ
ンクリボンの巻取りには、印刷のスピードで巻取りを行
う印字モードと、巻取りモータのスピードにより高速で
巻取りを行う色の頭出しモードとの2つのモードがあ
り、前述のブレーキ力を常時供給コア側に加えている
と、色の頭出しモードのときに負荷が大き過ぎて、巻取
りスピードが遅くなり、全体の印字時間が長くなるとい
う問題がある。そこで、従来では、色の頭出しモード時
はソレノイドでブレーキを解放するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来で
は、インクリボンのブレーキ力を加えたり解除したりす
る操作をソレノイドで行っていたので、コスト高であっ
た。
は、インクリボンのブレーキ力を加えたり解除したりす
る操作をソレノイドで行っていたので、コスト高であっ
た。
【0007】本発明は、上記事情を考慮し、低コスト化
を図るために、ソレノイドを使用せずに、ブレーキ力を
付与したり解除したりできるようにしたサーマルプリン
タを提供することを目的とする。
を図るために、ソレノイドを使用せずに、ブレーキ力を
付与したり解除したりできるようにしたサーマルプリン
タを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プラ
テンドラムと、プラテンドラムの外周側に配されたサー
マルヘッドと、カム軸が第1位置に回転したときサーマ
ルヘッドを印字位置に動かしカム軸が第2位置に回転し
たときサーマルヘッドを非印字位置に動かすヘッド駆動
機構と、サーマルヘッドとプラテンドラムとの間に配さ
れたインクリボンと、インクリボンを供給する供給コア
およびインクリボンを巻き取り駆動する巻取コアと、イ
ンクリボンに張力を付与するため供給コアに回転負荷を
与えるブレーキ機構とを備えたサーマルプリンタにおい
て、前記ブレーキ機構として、回転負荷を発生する負荷
発生手段と、該負荷発生手段と前記供給コアとの間に配
され、前記カム軸の回転によって機械駆動されることで
負荷発生手段と供給コアの動力伝達経路を断続する断続
手段とを設け、該断続手段を、カム軸が第1位置に回転
したとき前記動力伝達経路を接続すると共に、カム軸が
第2位置に回転したとき前記動力伝達経路を遮断するよ
うに構成したことを特徴とする。
テンドラムと、プラテンドラムの外周側に配されたサー
マルヘッドと、カム軸が第1位置に回転したときサーマ
ルヘッドを印字位置に動かしカム軸が第2位置に回転し
たときサーマルヘッドを非印字位置に動かすヘッド駆動
機構と、サーマルヘッドとプラテンドラムとの間に配さ
れたインクリボンと、インクリボンを供給する供給コア
およびインクリボンを巻き取り駆動する巻取コアと、イ
ンクリボンに張力を付与するため供給コアに回転負荷を
与えるブレーキ機構とを備えたサーマルプリンタにおい
て、前記ブレーキ機構として、回転負荷を発生する負荷
発生手段と、該負荷発生手段と前記供給コアとの間に配
され、前記カム軸の回転によって機械駆動されることで
負荷発生手段と供給コアの動力伝達経路を断続する断続
手段とを設け、該断続手段を、カム軸が第1位置に回転
したとき前記動力伝達経路を接続すると共に、カム軸が
第2位置に回転したとき前記動力伝達経路を遮断するよ
うに構成したことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、前
記負荷発生手段としてトルクリミッタを設け、該トルク
リミッタの作動軸と供給コアの回転軸にそれぞれ相互に
離間したギヤを固定し、それら2つのギヤ間に挿入可能
に前記断続手段としてのアイドルギヤを配設し、該アイ
ドルギヤを前記カム軸の回転により揺動させられるレバ
ーに回転自在に取り付け、カム軸が第1位置に回転した
ときレバーの動きによりアイドルギヤがトルクリミッタ
のギヤと供給コアのギヤ間に挿入されて両ギヤと噛合
し、カム軸が第2位置に回転したときレバーの動きによ
り前記両ギヤに対する噛合の少なくとも一方が外れるよ
うにしたことを特徴とする。
記負荷発生手段としてトルクリミッタを設け、該トルク
リミッタの作動軸と供給コアの回転軸にそれぞれ相互に
離間したギヤを固定し、それら2つのギヤ間に挿入可能
に前記断続手段としてのアイドルギヤを配設し、該アイ
ドルギヤを前記カム軸の回転により揺動させられるレバ
ーに回転自在に取り付け、カム軸が第1位置に回転した
ときレバーの動きによりアイドルギヤがトルクリミッタ
のギヤと供給コアのギヤ間に挿入されて両ギヤと噛合
し、カム軸が第2位置に回転したときレバーの動きによ
り前記両ギヤに対する噛合の少なくとも一方が外れるよ
うにしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は実施形態のサーマルプリンタ
の概略構成を示す側面図、図2、図3はインクリボンの
ブレーキ機構30の詳細を示す図である。
基づいて説明する。図1は実施形態のサーマルプリンタ
の概略構成を示す側面図、図2、図3はインクリボンの
ブレーキ機構30の詳細を示す図である。
【0011】このサーマルプリンタは、中央部にプラテ
ンドラム10、その外周側にサーマルヘッド12を備え
ている。サーマルヘッド12は、プラテンドラム10の
斜め上方に配置されており、カム軸20の回転により作
動するヘッド駆動機構18によって、プラテンドラム1
0の外周に接する印字位置と、同外周より離れた非印字
位置とに選択的に動かされて保持されるようになってい
る。カム軸20は図示しない駆動モータによって正逆方
向に回転駆動され、カム軸20が第1位置に回転したと
き、ヘッド駆動機構18はサーマルヘッド12を図1中
矢印A方向に動かして印字位置に保持し、カム軸20が
第2位置に回転したとき、ヘッド駆動機構18はサーマ
ルヘッド12を図1中矢印B方向に動かして非印字位置
に保持する。
ンドラム10、その外周側にサーマルヘッド12を備え
ている。サーマルヘッド12は、プラテンドラム10の
斜め上方に配置されており、カム軸20の回転により作
動するヘッド駆動機構18によって、プラテンドラム1
0の外周に接する印字位置と、同外周より離れた非印字
位置とに選択的に動かされて保持されるようになってい
る。カム軸20は図示しない駆動モータによって正逆方
向に回転駆動され、カム軸20が第1位置に回転したと
き、ヘッド駆動機構18はサーマルヘッド12を図1中
矢印A方向に動かして印字位置に保持し、カム軸20が
第2位置に回転したとき、ヘッド駆動機構18はサーマ
ルヘッド12を図1中矢印B方向に動かして非印字位置
に保持する。
【0012】サーマルヘッド12とプラテンドラム10
間にはインクリボン14が配されている。インクリボン
14は、供給コア15に巻かれた状態で装填され、巻取
コア16を駆動することにより、供給コア15側から巻
取りコア16側に図1中矢印Cのように搬送されて巻き
取られる。供給コア15は、カム軸20の上側の、サー
マルヘッド12およびヘッド駆動機構18の内側空所に
配置されており、供給コア15のコア軸(回転軸)15
aにはブレーキ機構30が付設されている。このブレー
キ機構30は、インクリボン14に張力を付与するため
に供給コア15に回転負荷を与えるものであり、回転負
荷を発生するトルクリミッタ(負荷発生手段)40と、
トルクリミッタ40の作動軸とコア軸15aとの間を繋
ぐ動力伝達経路を断続する断続手段とから構成されてい
る。
間にはインクリボン14が配されている。インクリボン
14は、供給コア15に巻かれた状態で装填され、巻取
コア16を駆動することにより、供給コア15側から巻
取りコア16側に図1中矢印Cのように搬送されて巻き
取られる。供給コア15は、カム軸20の上側の、サー
マルヘッド12およびヘッド駆動機構18の内側空所に
配置されており、供給コア15のコア軸(回転軸)15
aにはブレーキ機構30が付設されている。このブレー
キ機構30は、インクリボン14に張力を付与するため
に供給コア15に回転負荷を与えるものであり、回転負
荷を発生するトルクリミッタ(負荷発生手段)40と、
トルクリミッタ40の作動軸とコア軸15aとの間を繋
ぐ動力伝達経路を断続する断続手段とから構成されてい
る。
【0013】図2、図3を用いてブレーキ機構30の内
容を詳しく説明する。トルクリミッタ40の作動軸と供
給コア15のコア軸15aには、それぞれ相互に離間し
たギヤ32、31が固定されている。また、コア軸15
a側のギヤ31の外周には、アイドルギヤ33が配設さ
れている。このアイドルギヤ33は断続手段に相当する
もので、両ギヤ31、32間に挿入可能に設けられてお
り、揺動レバー34に回転自在に取り付けられている。
揺動レバー34は略L字形のもので、基端部がコア軸1
5aに回転自在に支持されている。
容を詳しく説明する。トルクリミッタ40の作動軸と供
給コア15のコア軸15aには、それぞれ相互に離間し
たギヤ32、31が固定されている。また、コア軸15
a側のギヤ31の外周には、アイドルギヤ33が配設さ
れている。このアイドルギヤ33は断続手段に相当する
もので、両ギヤ31、32間に挿入可能に設けられてお
り、揺動レバー34に回転自在に取り付けられている。
揺動レバー34は略L字形のもので、基端部がコア軸1
5aに回転自在に支持されている。
【0014】揺動レバー34の一方のアーム34aの先
端には、常時コア15a側のギヤ31に噛み合った状態
でアイドルギヤ33が取り付けられており、他方のアー
ム34bの先端はカム軸20の近傍に延ばされている。
カム軸20には、駆動モータからの回転をカム軸20に
伝えるギヤ22が固定されており、そのギヤ22の側面
に設けたカムピン36に対して、揺動レバー34の他方
のアーム34bの先端側縁に形成した円弧状のカムフォ
ロー部35が係合している。カムピン36は、カム軸2
0の中心軸線にから適当な半径位置に設けられており、
カム軸20の回転に従ってカムピン36が動くことによ
り、カムフォロー部35を持つ揺動レバー34が揺動す
るようになっている。
端には、常時コア15a側のギヤ31に噛み合った状態
でアイドルギヤ33が取り付けられており、他方のアー
ム34bの先端はカム軸20の近傍に延ばされている。
カム軸20には、駆動モータからの回転をカム軸20に
伝えるギヤ22が固定されており、そのギヤ22の側面
に設けたカムピン36に対して、揺動レバー34の他方
のアーム34bの先端側縁に形成した円弧状のカムフォ
ロー部35が係合している。カムピン36は、カム軸2
0の中心軸線にから適当な半径位置に設けられており、
カム軸20の回転に従ってカムピン36が動くことによ
り、カムフォロー部35を持つ揺動レバー34が揺動す
るようになっている。
【0015】また、揺動レバー34はスプリング37に
よって、アイドルギヤ33をコア軸15a側のギヤ31
とトルクリミッタ40側のギヤ32間に係合させる方向
に常時付勢されている。図2(a)に示すようにカム軸
20が第2位置に回転したとき、揺動レバー34がスプ
リング37に抗して図中右方に押されることで、アイド
ルギヤ33はギヤ31、32間より離れる。また、図2
(b)に示すようにカム軸20が第1位置に回転したと
き、揺動レバー34がスプリング37の力で図中左方に
戻ることで、アイドルギヤ33がギヤ31、32間に挿
入され、両ギヤ31、32と噛合する。
よって、アイドルギヤ33をコア軸15a側のギヤ31
とトルクリミッタ40側のギヤ32間に係合させる方向
に常時付勢されている。図2(a)に示すようにカム軸
20が第2位置に回転したとき、揺動レバー34がスプ
リング37に抗して図中右方に押されることで、アイド
ルギヤ33はギヤ31、32間より離れる。また、図2
(b)に示すようにカム軸20が第1位置に回転したと
き、揺動レバー34がスプリング37の力で図中左方に
戻ることで、アイドルギヤ33がギヤ31、32間に挿
入され、両ギヤ31、32と噛合する。
【0016】次に一連の動作を簡単に説明する。用紙を
プラテンドラム10の外周に巻回し印字を実行すると
き、カム軸20は第1位置に回転し、ヘッド駆動機構1
8はサーマルヘッド12を印字位置に動かして保持す
る。このとき、カム軸20が第1位置に回転することに
より、図2(b)に示すように揺動レバー34が動い
て、アイドルギヤ33がギヤ31、32間に噛合する。
従って、コア軸15aがトルクリミッタ40と連結さ
れ、供給コア15に対してトルクリミッタ40より回転
負荷が与えられる。よって、印字中に皺ができないよう
張力が付与されながら、インクリボン14が供給コア1
5から巻取コア16に巻き取られる。
プラテンドラム10の外周に巻回し印字を実行すると
き、カム軸20は第1位置に回転し、ヘッド駆動機構1
8はサーマルヘッド12を印字位置に動かして保持す
る。このとき、カム軸20が第1位置に回転することに
より、図2(b)に示すように揺動レバー34が動い
て、アイドルギヤ33がギヤ31、32間に噛合する。
従って、コア軸15aがトルクリミッタ40と連結さ
れ、供給コア15に対してトルクリミッタ40より回転
負荷が与えられる。よって、印字中に皺ができないよう
張力が付与されながら、インクリボン14が供給コア1
5から巻取コア16に巻き取られる。
【0017】プラテンドラム10を1回転させて1色目
(Y)を印字した後は、カム軸20が第2位置に回転
し、ヘッド駆動機構18がサーマルヘッド12を非印字
位置に動かして保持する。そして、次の色の印字のため
に、用紙の頭出しと、インクリボン14の頭出しを行
う。このとき、カム軸20が第2位置に回転することに
より、図2(a)に示すように揺動レバー34が動い
て、アイドルギヤ33がギヤ31、32間から離れ噛合
が外れる。従って、コア軸15aがトルクリミッタ40
から切り離され、供給コア15に対してトルクリミッタ
40よりの回転負荷が与えられなくなる。よって、色の
頭出しのために巻取りモータの力で高速にインクリボン
14の頭出しを行うことができる。以降、印字と頭出し
が同様にして行われることで、カラー印字が終了する。
(Y)を印字した後は、カム軸20が第2位置に回転
し、ヘッド駆動機構18がサーマルヘッド12を非印字
位置に動かして保持する。そして、次の色の印字のため
に、用紙の頭出しと、インクリボン14の頭出しを行
う。このとき、カム軸20が第2位置に回転することに
より、図2(a)に示すように揺動レバー34が動い
て、アイドルギヤ33がギヤ31、32間から離れ噛合
が外れる。従って、コア軸15aがトルクリミッタ40
から切り離され、供給コア15に対してトルクリミッタ
40よりの回転負荷が与えられなくなる。よって、色の
頭出しのために巻取りモータの力で高速にインクリボン
14の頭出しを行うことができる。以降、印字と頭出し
が同様にして行われることで、カラー印字が終了する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、サーマルヘッド駆動用のカム軸の回転で直接イ
ンクリボンのブレーキ機構の作動制御を行うようにした
ので、ソレノイドを廃止することができ、構造の簡単化
と低コスト化を図ることができる。
よれば、サーマルヘッド駆動用のカム軸の回転で直接イ
ンクリボンのブレーキ機構の作動制御を行うようにした
ので、ソレノイドを廃止することができ、構造の簡単化
と低コスト化を図ることができる。
【0019】請求項2の発明によれば、トルクリミッタ
と供給コアにそれぞれギヤを設け、それらのギヤにアイ
ドルギヤを係脱自在に組み合わせることで、ブレーキ力
の伝達を断続するようにしたので、アイドルギヤをレバ
ーに取り付けて、このレバーをカム軸の動きで揺動させ
るようするだけで、簡単にカム軸の動きをブレーキ機構
の作動制御に利用することができる。
と供給コアにそれぞれギヤを設け、それらのギヤにアイ
ドルギヤを係脱自在に組み合わせることで、ブレーキ力
の伝達を断続するようにしたので、アイドルギヤをレバ
ーに取り付けて、このレバーをカム軸の動きで揺動させ
るようするだけで、簡単にカム軸の動きをブレーキ機構
の作動制御に利用することができる。
【図1】 本発明の実施形態の側面図である。
【図2】 同実施形態におけるブレーキ機構の拡大図で
あり、(a)はブレーキ非作動時の状態、(b)はブレ
ーキ作動時の状態をそれぞれ示す図である。
あり、(a)はブレーキ非作動時の状態、(b)はブレ
ーキ作動時の状態をそれぞれ示す図である。
【図3】 同ブレーキ機構の横から見た状態を示す図で
ある。
ある。
【図4】 従来のサーマルプリンタの概略構成を示す側
面図である。
面図である。
10 プラテンドラム 12 サーマルヘッド 20 カム軸 18 ヘッド駆動機構 14 インクリボン 15 供給コア 16 巻取コア 30 ブレーキ機構 31,32 ギヤ 33 アイドルギヤ(断続手段) 34 レバー 40 トルクリミッタ(負荷発生手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 プラテンドラムと、プラテンドラムの外
周側に配されたサーマルヘッドと、カム軸が第1位置に
回転したときサーマルヘッドを印字位置に動かしカム軸
が第2位置に回転したときサーマルヘッドを非印字位置
に動かすヘッド駆動機構と、サーマルヘッドとプラテン
ドラムとの間に配されたインクリボンと、インクリボン
を供給する供給コアおよびインクリボンを巻き取り駆動
する巻取コアと、インクリボンに張力を付与するため供
給コアに回転負荷を与えるブレーキ機構とを備えたサー
マルプリンタにおいて、 前記ブレーキ機構として、 回転負荷を発生する負荷発生手段と、 該負荷発生手段と前記供給コアとの間に配され、前記カ
ム軸の回転によって機械駆動されることで負荷発生手段
と供給コアの動力伝達経路を断続する断続手段とを設
け、 該断続手段を、カム軸が第1位置に回転したとき前記動
力伝達経路を接続すると共に、カム軸が第2位置に回転
したとき前記動力伝達経路を遮断するように構成したこ
とを特徴とするサーマルプリンタ。 - 【請求項2】 前記負荷発生手段としてトルクリミッタ
を設け、該トルクリミッタの作動軸と供給コアの回転軸
にそれぞれ相互に離間したギヤを固定し、それら2つの
ギヤ間に挿入可能に前記断続手段としてのアイドルギヤ
を配設し、該アイドルギヤを前記カム軸の回転により揺
動させられるレバーに回転自在に取り付け、カム軸が第
1位置に回転したときレバーの動きによりアイドルギヤ
がトルクリミッタのギヤと供給コアのギヤ間に挿入され
て両ギヤと噛合し、カム軸が第2位置に回転したときレ
バーの動きにより前記両ギヤに対する噛合の少なくとも
一方が外れるようにしたことを特徴とする請求項1記載
のサーマルプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20624796A JPH1044570A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | サーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20624796A JPH1044570A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | サーマルプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1044570A true JPH1044570A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16520181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20624796A Withdrawn JPH1044570A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | サーマルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1044570A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8215636B2 (en) | 2007-08-17 | 2012-07-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Printing medium transferring device and image forming apparatus having the same |
-
1996
- 1996-08-05 JP JP20624796A patent/JPH1044570A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8215636B2 (en) | 2007-08-17 | 2012-07-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Printing medium transferring device and image forming apparatus having the same |
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