JPH10331968A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2552/00—Input parameters relating to infrastructure
- B60W2552/15—Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction
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Abstract
運転者に違和感を与えずに実行できるようにする。 【解決手段】勾配を算出して(S2)降坂走行時である
か否かを判別し(S3)、降坂走行時には、勾配値等に
基づいて変速段を決定する(S4)。該変速段の決定に
よってアップシフト要求が発生したときには(S6)、
通常の変速マップにおいて現在の車速でアップシフトが
行われるスロットル開度(アクセル開度)TVOupを求
める(S7)。そして、実際のスロットル開度TVOが
前記スロットル開度TVOupを上回る状態から下回る状
態になったときに(S9,S10)、前記降坂走行時用の
制御でのアップシフト要求に対応して実際にアップシフ
トを実行させる(S11)。
Description
制御装置に関し、詳しくは、降坂走行時のアップシフト
制御に関する。
させるべく、走行抵抗と車速とに基づいて変速段を決定
する構成の変速制御装置が知られている(特開平4−4
351号公報参照)。
4−4351号公報に開示されるように、走行抵抗と車
速とに基づいて降坂時の変速段を決定する構成では、走
行抵抗が増大したり(下り勾配が緩やかになったり)、
車速が増大すると、より高速側の変速段が選択されてア
ップシフトが行われることになる。しかし、かかるアッ
プシフトは、いずれの場合も運転者の操作とは無関係に
行われるものであるため、唐突な変速となって運転者に
違和感を与えてしまう可能性があった。
あり、降坂走行時用のアップシフト制御が運転者に違和
感を与えることなく実行できるようにして、自動変速機
における変速制御の性能を向上させることを目的とす
る。
の発明は、図1に示すように構成される。図1におい
て、勾配推定手段は路面の勾配に相関する値を推定し、
アップシフト要求算出手段は、勾配推定手段で推定され
た勾配値に基づいて降坂走行時のアップシフト要求を算
出する。
は、非降坂走行時のアップシフトタイミングを算出す
る。そして、アップシフト決定手段は、前記アップシフ
ト要求算出手段によりアップシフト要求が算出されたと
きに、前記アップシフトタイミング算出手段で算出され
るアップシフトタイミングに基づいて前記アップシフト
要求に対応する実際のアップシフトの実行を決定する。
坂走行時にアップシフト要求が算出されても、該アップ
シフト要求に対応する実際のアップシフトが無条件に実
行されるのではなく、非降坂走行時におけるアップシフ
トタイミングに基づいて実際にアップシフトを実行させ
るか否かが判断される。尚、勾配値に基づく降坂走行時
のアップシフト要求の算出とは、例えば勾配値に応じた
変速段の割り付けに基づき、下り勾配が緩やかになった
ときにアップシフト要求が算出される場合や、勾配値等
から変速後のエンジンブレーキの状態を推定して適正な
エンジンブレーキが得られる変速段へ制御する構成にお
いて、エンジンブレーキの効き過ぎを回避すべくアップ
シフト要求が算出される場合などを含む。
ト決定手段が、前記アップシフト要求算出手段でアップ
シフト要求が算出され、かつ、前記アップシフトタイミ
ング算出手段により非降坂走行時におけるアップシフト
タイミングが判定されたときに、アップシフトの実行を
決定する構成とした。かかる構成によると、勾配値の変
化等からアップシフト要求が算出され、かつ、非降坂走
行時のアップシフトタイミングになったときにアップシ
フトが行われることになり、非降坂走行時と同じタイミ
ングで降坂走行時にアップシフトが実行されることにな
る。
トタイミング算出手段が、車速とアクセル開度とに対応
して予め設定された変速マップに基づいてアップシフト
タイミングを算出する構成とした。かかる構成による
と、非降坂走行時のアップシフトタイミングとして、車
速とアクセル開度とに対応して予め設定された変速マッ
プからアップシフトタイミングが算出される。前記変速
マップとは、車速とアクセル開度とに対応してアップシ
フト線,ダウンシフト線が設定されたものであり、前記
アップシフト線を一定の方向に横切ったときに、アップ
シフトタイミングが判定される。
トタイミング算出手段が、前記変速マップにおいて各車
速でのアップシフトが行われるアクセル開度をアップシ
フトタイミングとして算出する構成とした。かかる構成
によると、現在の車速でアップシフトが行われるアクセ
ル開度をアップシフト線上から求め、実際のアクセル開
度が前記アップシフトタイミングとしてのアクセル開度
を上回る状態から下回る状態に変化したときに、即ち、
アクセル開度の減少変化によって前記アップシフト線を
横切ったときを、非降坂走行時のアップシフトタイミン
グとして判定する。
時の勾配値に基づくアップシフト要求に対応する実際の
アップシフトを、非降坂走行時のアップシフトタイミン
グに基づいて決定する構成としたので、降坂走行時のア
ップシフトを運転者に違和感を与えることなく実行させ
ることが可能になるという効果がある。
の勾配値に基づくアップシフト要求に対応する実際のア
ップシフトを、非降坂走行時と同じタイミングで実行さ
せることができるという効果がある。請求項3記載の発
明によると、非降坂走行時のアップシフトタイミング
を、車速とアクセル開度とに対応して予め設定された変
速マップから求めることで、降坂走行時のアップシフト
を運転者に違和感を与えることのないタイミングで実行
させることができるという効果がある。
時にアップシフトが行われるアクセル操作時のタイミン
グで、降坂走行時のアップシフトを行わせることが可能
になるという効果がある。
する。図2は、自動変速機を含んで構成される車両の動
力系を示す図であり、この図2において、車両に搭載さ
れたエンジン1は、その発生トルクが図示しない車両駆
動輪に伝達されるように自動変速機2に連結されてい
る。該自動変速機2は、エンジン1の発生トルクを流体
を介して入力するトルクコンバータ3と、該トルクコン
バータ3の出力を入力し変速して出力する多段式の変速
歯車機構4と、これらを駆動する油圧機構と、から構成
される。
ノイドバルブ6A,6Bが組み込まれており、該ソレノ
イドバルブ6A,6Bの開閉の組合せを切り換えること
により、変速歯車機構4が内装する各クラッチ類の締結
・開放の組合せが切り換えられ、所望の変速段(1速〜
4速)への変速が行なわれるようになっている。前記複
数のソレノイドバルブのON・OFF制御は、CPU,
ROM,RAM,A/D変換器及び入出力インタフェイ
ス等を含んで構成されるマイクロコンピュータを内蔵し
た制御ユニット50からの制御信号に基づいて行なわれ
る。
信号が入力される。各種センサとしては、アクセルに連
動して開閉するスロットル弁の開度TVO(アクセル開
度)を検出するスロットルセンサ7、前記自動変速機2
の出力軸(アウトプットシャフト5)の回転速度を検出
して車速VSPを検出する車速センサ8等が設けられて
いる。
算出手段,アップシフトタイミング算出手段及びアップ
シフト決定手段としての機能を備える制御ユニット50が
行なう降坂走行時の変速制御を、図3に示すフローチャ
ートに従って説明する。図3のフローチャートにおい
て、ステップ1(図中にはS1と記してある。以下同
様)では、スロットル開度TVO,車速VSP,現在の
変速段(ギヤ位置)GP等を取得する。
推定演算する。路面勾配の推定は、例えばタービン回転
速度とスロットル開度とからタービントルク(トルクコ
ンバータの出力軸トルク)を求め、該タービントルクと
変速段とに基づいて駆動力を求める一方、車速に基づい
て転がり・空気抵抗を推定し、更に、車速の変化量とし
て求められる加速度から加速抵抗を求め、前記駆動力か
ら転がり・空気抵抗及び加速抵抗を減算することで、勾
配抵抗(勾配抵抗を主とする走行抵抗)として求めるこ
とができる。但し、勾配値の推定方法を上記のものに限
定するものではない。
の推定結果から、車両の走行路面が降坂であるか否かを
判別し、降坂でない場合には、ステップ5へ進んで、通
常の変速マップに基づく変速制御を実行させる。前記通
常の変速マップとは、車速VSPとスロットル開度(ア
クセル開度)TVOとに応じてアップシフト線(図4参
照)とダウンシフト線とが設定されたものであり、アッ
プシフト線を低車速側から高車速側に又は高開度側から
低開度側に横切った場合にアップシフトが行われ、ダウ
ンシフト線を高車速側から低車速側に又は低開度側から
高開度側に横切った場合にダウンシフトが行われる。
れたときには、ステップ4へ進んで、降坂走行時用の変
速制御によって変速段(ギヤ位置)を決定する。ここ
で、降坂走行時の変速制御は、例えば、車速と勾配(走
行抵抗)とに応じて変速段を割りつけたマップを参照し
て変速段を決定する構成や、下り勾配が緩やかであると
きには、通常の車速とスロットル開度(アクセル開度)
とに応じた変速制御を行わせる一方、下り勾配が急であ
るときには、所定の変速段(例えば3速)にホールドさ
せる構成や、勾配値,現在の変速段GP等から変速後の
エンジンブレーキの状態を推定して適正なエンジンブレ
ーキが得られる変速段へ制御する構成などのいずれであ
っても良い。
降坂走行時用の変速段の決定によってアップシフト要求
が発生したか否か、即ち、現在の変速段GPよりもより
高速側の変速段が決定されたか否かを判別する。そし
て、アップシフト要求が発生していないときには、ステ
ップ8へ進んで、前記ステップ6で決定された目標変速
段への変速を行わせる。
は、ステップ7へ進み、現在の変速段(ギヤ位置)及び
車速VSPに基づいて前記通常の変速マップを参照し、
非降坂走行時におけるアップシフトタイミング(アップ
シフト用TVOup)を求める。例えば3速→4速のアッ
プシフト要求時には、図4に示すように、通常の変速マ
ップの3速→4速アップシフト線において、現在の車速
VSPに対応してアップシフトが行われることになるス
ロットル開度(アクセル開度)TVOupを、非降坂走行
時のアップシフトタイミングとして求める。
ングTVOupと、本ルーチンの前回実行時におけるスロ
ットル開度TVOold とを比較する。そして、前記アッ
プシフトタイミングTVOupよりも前回開度TVOold
が大きい場合には、ステップ10へ進み、前記アップシフ
トタイミングTVOupと今回ステップ1で取得した最新
の開度TVOとを比較する。
プシフトタイミングTVOup以下であると判別されたと
き、即ち、アップシフトタイミングTVOupよりも大き
な開度状態からスロットル開度(アクセル開度)が減少
変化してアップシフトタイミングTVOup以下となって
いるときには、ステップ11へ進んで、前記ステップ6で
判定された降坂走行時用の変速制御に基づくアップシフ
ト要求に対応して実際にアップシフトを実行させる。
ンであるスロットル開度変化を示していない場合には、
アップシフト要求に対応して実際にアップシフトを行う
ことなく、ステップ11を迂回してステップ12へ進む。ス
テップ12では、今回取得したスロットル開度(アクセル
開度)TVOを前回値TVOold にセットする。
に基づいて決定された変速段によってアップシフト要求
が発生しても、該アップシフト要求に伴って直ちにアッ
プシフトを行わせるのではなく、通常(非降坂走行時)
の変速マップで、同じ種類のアップシフトが行われるタ
イミングでアップシフトを実行させるようにしたので、
降坂走行時に勾配値等に基づくアップシフトを運転者に
違和感を与えることなく行わせることができる。
ップでのアップシフトタイミングを、アクセル操作に基
づくアップシフトタイミングとして設定することで、運
転者のアクセル操作に対応したタイミングで降坂時用の
アップシフトを実行させることができ、降坂時用のアッ
プシフト制御が唐突な変速として運転者に違和感を与え
ることがない。
図。
ム図。
御を示すフローチャート。
を示す線図。
Claims (4)
- 【請求項1】路面の勾配に相関する値を推定する勾配推
定手段と、 該勾配推定手段で推定された勾配値に基づいて降坂走行
時のアップシフト要求を算出するアップシフト要求算出
手段と、 非降坂走行時のアップシフトタイミングを算出するアッ
プシフトタイミング算出手段と、 前記アップシフト要求算出手段によりアップシフト要求
が算出されたときに、前記アップシフトタイミング算出
手段で算出されるアップシフトタイミングに基づいて前
記アップシフト要求に対応する実際のアップシフトの実
行を決定するアップシフト決定手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする自動変速機の変速
制御装置。 - 【請求項2】前記アップシフト決定手段が、前記アップ
シフト要求算出手段でアップシフト要求が算出され、か
つ、前記アップシフトタイミング算出手段により非降坂
走行時におけるアップシフトタイミングが判定されたと
きに、アップシフトの実行を決定することを特徴とする
請求項1記載の自動変速機の変速制御装置。 - 【請求項3】前記アップシフトタイミング算出手段が、
車速とアクセル開度とに対応して予め設定された変速マ
ップに基づいてアップシフトタイミングを算出すること
を特徴とする請求項1又は2に記載の自動変速機の変速
制御装置。 - 【請求項4】前記アップシフトタイミング算出手段が、
前記変速マップにおいて各車速でのアップシフトが行わ
れるアクセル開度をアップシフトタイミングとして算出
することを特徴とする請求項3記載の自動変速機の変速
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14416697A JP3535697B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14416697A JP3535697B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10331968A true JPH10331968A (ja) | 1998-12-15 |
JP3535697B2 JP3535697B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=15355743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14416697A Expired - Fee Related JP3535697B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3535697B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011507743A (ja) * | 2007-12-03 | 2011-03-10 | スカニア シーブイ アクチボラグ(パブル) | 車両の運転のための調整戦略をサポートするための方法及び装置 |
-
1997
- 1997-06-02 JP JP14416697A patent/JP3535697B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011507743A (ja) * | 2007-12-03 | 2011-03-10 | スカニア シーブイ アクチボラグ(パブル) | 車両の運転のための調整戦略をサポートするための方法及び装置 |
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---|---|
JP3535697B2 (ja) | 2004-06-07 |
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