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JPH10331494A - カード型キー装置 - Google Patents

カード型キー装置

Info

Publication number
JPH10331494A
JPH10331494A JP14677697A JP14677697A JPH10331494A JP H10331494 A JPH10331494 A JP H10331494A JP 14677697 A JP14677697 A JP 14677697A JP 14677697 A JP14677697 A JP 14677697A JP H10331494 A JPH10331494 A JP H10331494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
card
plate
card body
transponder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14677697A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugiyama
浩之 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP14677697A priority Critical patent/JPH10331494A/ja
Publication of JPH10331494A publication Critical patent/JPH10331494A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】キーとカード本体を一体化することにより、カ
ード本体の粉失を防止できるカード型キー装置を提供す
る。 【解決手段】トランスポンダ6を備えたキー3を使用し
てインサート成形を行い、キー3とカード本体2とを一
体化させる。カード本体2には、折り曲げ溝2bが形成
されている。そして、車両のエンジンを始動させる際に
は、カード本体2を折り曲げ、カード型キー装置1をキ
ーシリンダに挿入し、回転操作する。このようにする
と、キー3とカード本体2との一体化により、キー3を
カード本体2から脱着する手間がかからず、カード本体
2のみが粉失することもない。また、トランスポンダ6
を備えたことにより、イモビライザシステムを採用して
いる自動車等においてもエンジンを始動させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード型キー装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等で通常使用のキーを粉失
した場合に対応して、携帯用に薄型軽量化されたカード
型キーがある。キーはカード本体に対して全体が着脱可
能に取付けされており、使用時にはカード本体から取外
して使用するものである。
【0003】図7は従来のカード型キー装置の斜視図を
示す。カード型キー装置9は、カード本体10とキー1
1とを備えている。前記カード本体10は、ポリブチレ
ンテレフタレート(PBT)等の高剛性の合成樹脂等に
より板状に形成されており、その中央部には、キー11
用の収容孔10aが形成されている。
【0004】一方、図8に示すように、前記キー11
は、アルミニウム等の金属板をプレス機にて打ち抜きす
ることにより所定形状に形成されている。そして、前記
キー11が収容孔10aに着脱可能に無理嵌めされるこ
とにより収容されている。
【0005】上記のようなカード型キー装置9は、カー
ド本体10からキー11を取り外した上で、そのキー1
1を使用する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来は、キ
ー11とカード本体10が別体の為、キー11使用時に
は、キー11をカード本体10から脱着する手間がかか
った。また、エンジン作動中は、キー11のみが使用さ
れるために、別体のカード本体10は保管する必要があ
るが、不十分な管理によってカード本体10が粉失する
ことがあった。このため、キー11のみが残り、その後
はカード型キー装置としての役割を果たさないことがあ
った。
【0007】そこで本発明は、キーとカード本体を一体
化することにより、カード本体の粉失を防止できるカー
ド型キー装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1の発明では、カード本体と、前記カード本
体内に収納されるキープレートとを備えたカード型キー
装置において、前記カード本体は、キープレートの基部
と一体に形成された第1の収納板部と、キープレートの
先端部を着脱可能に収納する第2の収納板部とに区画さ
れ、前記第2の収納板部は前記区画した部位を境に、第
1の収納板部側に移動可能に形成され、キープレートの
先端部側を露出可能にしたことを特徴とするカード型キ
ー装置をその要旨としている。
【0009】請求項2の発明は、前記第2の収納板部
は、第1の収納板部に対して区画した部位にて折り曲げ
可能に形成されたことをその要旨としている。請求項3
の発明は、前記第2の収納板部は、キープレートの先端
部を収納した位置から、180度折り曲げ可能とされた
ことをその要旨としている。
【0010】請求項4の発明は、第1の収納板部側、或
いは、第2の収納板部側に電子部品を収納したことをそ
の要旨としている。請求項5の発明は、電子部品は、ト
ランスポンダであることをその要旨としている。
【0011】(作用)請求項1の発明においてカード本
体は、キープレートの基部と一体に形成されるととも
に、第1の収納板部と第2の収納板部とに区画される。
一方、前記第2の収納板部は前記区画した部位を境に、
第1の収納板部側に移動され、キープレートの先端部側
は露出される。
【0012】そして、キーの使用時には、第2の収納板
部を第1の収納板部側に移動させた後、キープレートの
露出部をキーシリンダに挿入すればよい。すなわち、従
来と異なり、キーをカード本体から脱着する手間をかけ
ずに、カード本体のみが粉失することなく使用する。
【0013】また、キーの不使用時には、第2の収納板
部を移動させてもとの位置に戻すことにより、キープレ
ートの先端部側は第2の収納板部内に収容される。ここ
で、キーの不使用時には、キーをカード本体から脱着す
る手間をかけずにカード本体に収容される。また、使用
時のカード本体の粉失防止効果により、キープレートは
必ずカード本体に収容されるため、キープレートは保護
される。
【0014】また、キーの不使用時には、カード型キー
として携帯性に優れる。請求項2の発明では、第2の収
納板部を第1の収納板部に対して区画した部位にて折り
曲げることにより、キープレートの先端部側が露出され
る。
【0015】請求項3の発明では、第2の収納板部を、
キープレートの先端部を収納した位置から180度反転
して折り曲げ、第1、第2の収納板部を互いに重合した
状態とする。この結果、キーの使用時には、カード型キ
ー装置全体がコンパクトになり、重合された第1、第2
の収納板部は把持しやすい形状になる。
【0016】請求項4の発明では、カード型キー装置
は、電子部品から電磁波が発信されるため、同電磁波を
受信可能な手段を備えた装置において、電子部品を備え
た通常使用のキーを粉失した場合、通常使用のキーの代
わりに用いる。
【0017】請求項5の発明では、トランスポンダによ
り、イモビライザシステムを採用している自動車等にお
いて通常使用のキーを粉失した場合、カード型キー装置
を使用すれば、トランスポンダから識別コード等が発信
される。また、このような構成にすれば、カード型キー
装置にバッテリ等の電源を設ける必要がない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車用イモビラ
イザシステムに使用されるカード型キー装置に具体化し
た一実施の形態を図1〜図6に従って説明する。
【0019】図1に、本実施の形態のカード型キー装置
の斜視図を示す。カード型キー装置1は、カード本体2
とキー3とを備えている。前記カード本体2は、ポリブ
チレンテレフタレート(PBT)等の高剛性の合成樹脂
等により板状に形成されており、その中央部には、Y方
向に沿ってキー3用の収容孔2aがほぼ長方形の長孔状
に形成されている。
【0020】一方、前記カード本体2の表面には、同カ
ード本体2の長手方向(図1においてY方向)に対して
垂直な方向に、同カード本体2の長手方向の長さをほぼ
二分するような区画した部位としての折り曲げ溝2bが
断面V字状に形成されている。
【0021】また、カード本体2は、第2の収納板部と
しての折り曲げ溝2bよりY側の部分(以下、可動板と
いう)2Aと、第1の収納板部としての折り曲げ溝2b
より反Y側の部分(以下、固定板という)2Bとを備え
ている。そして、可動板2Aの裏面には、突起2cが形
成されている。一方、固定板2Bの裏面には、可動板2
Aの裏面と、固定板2Bの裏面とが接触するように折り
曲げ溝2bに沿って、キープレート4の先端部を収納し
た位置から180度可動板2Aを折り曲げたときに、前
記突起2cを無理嵌めするための嵌合凹部2dが形成さ
れている。
【0022】図2に示すように、前記キー3は、キープ
レート4と同キープレート4の基部に取着されたホルダ
5とを備えている。そして、前記ホルダ5を含むキー3
の基端部はカード本体2の固定板2Bに対してインサー
トにより一体とされ、キー3の残りの部分においては可
動板2Aに設けられた収容孔2a内に着脱可能に収納さ
れている。
【0023】図4に示すように、前記キープレート4
は、アルミニウム等の軽金属板によって形成され、幅広
に形成された基部4aと、基部4aよりも幅狭に形成さ
れ、長手方向に延出された挿入部4bとによりL字状の
外形を備えている。
【0024】図3に示すように、前記キープレート4の
板厚は、カード本体2の板厚よりも薄くされている。そ
して、キープレート4は、収容時には、カード本体2の
裏面側において、収容孔2aから露出されないように、
カード本体2の裏面と平行に配置されている。
【0025】前記カード本体2におけるキープレート4
の挿入部4bの先端側に対応する収容孔2a側面には、
一対の突起2eがカード本体2の厚み方向において互い
に離間して突設されており、同一対の突起2e間に同挿
入部4bの先端は係入されている。そして、キー3の使
用時には、挿入部4bの先端が、折り畳み回転方向と反
対側の突起2eをその弾性力に抗して乗り越えることに
より、両突起2e間から離脱可能とされている。一方、
キー3の不使用時には、キープレート4の挿入部4bの
先端が、前記突起2eをその弾性力に抗して乗り越える
ことにより、両突起2e間に係入可能とされている。前
記突起2eは、キープレート4の可動板2Aに対する離
脱防止手段に相当する。
【0026】前記ホルダ5は、ポリブチレンテレフタレ
ート(PBT)等の高剛性の合成樹脂等によって形成さ
れ、四角筒状に形成された収容部5aと、収容部5aよ
りも長手方向に長く、かつ、同収容部5aよりも幅狭の
四角筒状に形成された収容部5bとによりL字状の外形
を備えている。
【0027】前記収容部5aには、前記基部4aを収容
するための収容穴7が形成され、前記収容部5bには、
後記するトランスポンダ6を収容するための収容穴8が
形成されている。前記キープレート4の基部4aは、収
容穴7に対して開口7aを介して挿着されている。ま
た、トランスポンダ6は、収容穴8に対して開口8aを
介して挿着されている。
【0028】前記ホルダ5は、電子部品としてのトラン
スポンダ6を備えている。そして、トランスポンダ6
は、四角板状のガラス管であって、アンテナコイル、ト
ランス、コンデンサ、IC等(いずれも図示せず)が内
蔵されている。
【0029】前記トランスポンダ6は、車両側のキーシ
リンダ内に内蔵された図示しない磁気発生装置からの磁
気を受けてアンテナコイルに発生した電流をトランスを
介してコンデンサに蓄電し、その蓄電した電圧が所定値
以上に達するとICに予め設定された特定の識別コード
を発信するようになっている。
【0030】そして、車両のエンジンは、キーシリンダ
内に内蔵された図示しない受信器がトランスポンダ6か
ら受信した識別コードと予めエンジン制御用コンピュー
タ(ECU等)に設定された識別コードとが一致したと
きのみ始動されるようになっている。尚、磁気発生装置
は、キー3がキーシリンダに挿入された状態で作動され
るようになっている。
【0031】また、トランスポンダ6からの電波(識別
コードを含む)を金属製のキープレート4に妨害されず
に受信器まで送信するためには、トランスポンダ6をキ
ープレート4から所定距離(数mm程度)離す必要があ
る。そのため、キープレート4とトランスポンダ6とが
ホルダ5に挿着された状態において、前記収容部5bに
形成された隔壁のうち、キープレート4の側面に対向す
る隔壁5cによって、キープレート4とトランスポンダ
6との間には、所定間隔(数mm程度)が確保されてい
る。
【0032】次に、上記のように構成された本実施の形
態のカード型キー装置の作用を説明する。カード型キー
装置1を製造する場合、まずキープレート4を、アルミ
ニウム等の金属板をプレス機にて打ち抜きすることによ
り形成する。
【0033】次に、ホルダ5をポリブチレンテレフタレ
ート(PBT)等の高剛性の合成樹脂等により形成す
る。この時、キープレート4とトランスポンダ6を挿着
するための収容穴7及び収容穴8を形成する。
【0034】そして、キープレート4を収容穴7に挿着
し、トランスポンダ6を収容穴8に挿着する。以上の過
程によりキー3が形成される。キー3形成後、キー3を
使用してポリブチレンテレフタレート(PBT)等の高
剛性の合成樹脂等によりインサート成形を行い、キー3
の基端とカード本体2とを一体化させる。この時、キー
3を収容するための収容孔2aと折り曲げ溝2bとを形
成する。以上の過程によりカード型キー装置1が形成さ
れる。
【0035】上記カード型キー装置1のキー3を使用す
る際には、可動板2Aを、キープレート4の挿入部4b
を収容した位置から、図5の矢印方向に折り曲げ溝2b
を中心にして折り曲げる。このとき、キープレート4の
挿入部4bの先端は、両突起2e間から外れる。そし
て、可動板2Aの裏面と固定板2Bの裏面とが接触する
ように、可動板2Aを180度反転する。
【0036】そして、図6のように、可動板2Aの裏面
に形成された突起2cを、固定板2Bの裏面に形成され
た嵌合凹部2dに無理嵌めする。この状態では、可動板
2A、固定板2Bは互いに重合状態となり、カード本体
2はキーの握り部となる。
【0037】次に、キーの握り部としたカード本体2を
握り、カード型キー装置1のキープレート4の挿入部4
bをキーシリンダに挿入し、その後回転操作する。この
キープレート4のキーシリンダへの挿入により、キーシ
リンダ内の磁気発生装置から磁気が発生する。
【0038】その磁気をトランスポンダ6が受けるとト
ランスポンダ6内のアンテナコイルに電流が発生して、
トランスを介してコンデンサが蓄電される。そして、コ
ンデンサに蓄電された電圧が所定値に達すると、ICに
予め設定された特定の識別コードが発信される。この
時、トランスポンダ6と金属製のキープレート4とは、
所定間隔(数mm程度)離されているため、発信された
電波が金属製のキープレート4に妨害されることなく、
識別コードは確実にキーシリンダ内の受信器に受信され
る。
【0039】受信器に受信された識別コードは、エンジ
ン始動制御用コンピュータ(ECU等)により予め設定
された識別コードと比較され、それらが一致したときに
のみカード型キー装置1の回転操作に基づきエンジンが
始動される。また、識別コードが不一致の場合には、コ
ンピュータによりその制御方式に応じて、イグニッショ
ンコイルの着火動作、EFIによる燃料噴射動作又はス
タータの作動動作がカットされてエンジンは始動されな
いので、盗難を防止することができる。
【0040】一方、キー3不使用時には、可動板2A、
固定板2Bが重合した状態から、可動板2Aの裏面を固
定板2Bの裏面に対して、使用時と反対側の方向に移動
させる。このとき、突起2cと嵌合凹部2dとの嵌合が
解除される。そして、可動板2Aの収容孔2a内にキー
プレート4の挿入部4bを収納する。このとき、キープ
レート4の挿入部4bの先端は、折り畳み回転方向と反
対側の突起2eの弾性力に抗して同突起2eを乗り越え
ることにより、両突起2e間に係入される。この結果、
図1に示すように、キープレート4は、挿入部4bが収
容孔2aに収納された状態で保持されるとともに、可動
板2Aと固定板2Bは、同一平面上に位置される。
【0041】以上詳述したように、本実施の形態のカー
ド型キー装置によれば、以下の効果を得ることができ
る。 (1)キー3形成後、キー3を使用してポリブチレンテ
レフタレート(PBT)等の高剛性の合成樹脂等により
インサート成形を行い、キー3の基端とカード本体2と
を一体化させた。そして、キー3を使用する際には、カ
ード本体2に形成された折り曲げ溝2bに沿ってカード
本体2を折り曲げ、カード本体2をキーの握り部とし
た。
【0042】従って、キー3とカード本体2とを一体化
したため、キーの使用時には、従来と異なり、キー3を
カード本体2から脱着する手間がかからず、カード本体
2のみが粉失することなく使用することができる。
【0043】一方、キー3の不使用時には、可動板2A
をもとの位置に戻し、このとき、キープレート4の挿入
部4bを可動板2A内に形成された収容孔2aに収納保
持した。
【0044】このため、キー3の不使用時には、キー3
をカード本体2から脱着する手間をかけずにカード本体
2に収容することができる。また、キー3使用時のカー
ド本体2の粉失防止効果により、キープレート4は必ず
カード本体2に収容されるため、キープレート4は保護
される。その結果、キー3の破損が防止できる。さら
に、キーの不使用時には、カード型キーとして携帯性に
優れる。
【0045】(2)キープレート4をホルダ5の収容穴
7に挿着し、トランスポンダ6をホルダ5の収容穴8に
挿着した。このようなキー3を使用して、インサート成
形を行い、トランスポンダ6を備えたカード型キー装置
1を形成した。
【0046】従って、イモビライザシステムを採用して
いる自動車等において通常使用のキーを粉失した場合、
前記カード型キー装置1を使用すれば、トランスポンダ
6から識別コードを発信することができるため、エンジ
ンを始動させることができる。
【0047】(3)キープレート4とトランスポンダ6
とがホルダ5に挿着された状態において、キープレート
4とトランスポンダ6との間には、隔壁5cによって所
定間隔(数mm程度)を確保した。このため、トランス
ポンダ6と金属製のキープレート4とは、所定間隔(数
mm程度)離れているため、発信された電波が金属製の
キープレート4に妨害されることはない。
【0048】従って、識別コードは確実にキーシリンダ
内の受信器に受信されるため、確実に車両のエンジンを
始動させることができる。 (4)カード型キー装置1のキー3を使用する際には、
可動板2Aの裏面と固定板2Bの裏面とが接触するよう
に、カード本体2を折り曲げ溝2bに沿って、キープレ
ート4の挿入部4bを収容した位置から180度折り曲
げた。
【0049】このため、キー3の使用時には、カード型
キー装置1全体がコンパクトになり、把持しやすい形状
にすることができるため、キー操作を安定させることが
できる。
【0050】尚、本発明の実施形態は以下のように変更
してもよく、その場合にも同様の作用および効果が得ら
れる。 (1)トランスポンダ6の代わりに、内蔵する電子部品
としてバッテリからの電力により識別コードを発信する
発信器を用いてもよい。
【0051】(2)上記実施の形態では、カード本体2
やホルダ5をポリブチレンテレフタレート(PBT)に
より形成したが、ポリカーボネイト(PC)、ポリ塩化
ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピ
レン(PP)、アクリロニトリルブタジエンスチレン共
重合物(ABS)等の樹脂等により形成してもよい。
【0052】(3)上記実施の形態では、自動車用のカ
ード型キー装置としたが、他の目的に使用してもよい。
例えば、ビルの居住者を識別するための識別コードを発
信するドアキーや特定の暗証番号コードを発信するロッ
カーキー等に適用してもよい。
【0053】あるいは、電子部品をトランスポンダ等の
発信器に限定せず、各種の電子部品を用いることによ
り、例えば、自動のドアをロック又はアンロックするた
めの電波キーであるキー装置として具体化してもよい。
【0054】(4)カード本体2を形成するPBT等の
樹脂等に適宜に可塑剤を添加してカード本体2にゴム弾
性を付与してもよく、カード本体2の手触りを良くする
ことができる。
【0055】(5)カード本体2に滑り止めのための凹
凸やマーク等を形成してもよい。 (6)上記実施の形態では、キープレート4とホルダ5
を別々に設け、嵌合により一体化させたが、キープレー
ト4をホルダ5に対してインサート成形することにより
形成してもよい。
【0056】(7)上記実施の形態では、ホルダ5にト
ランスポンダ6を設けることによりカード型キー装置1
を形成したが、可動板2A内にトランスポンダ6を設け
ることによりカード型キー装置1を形成してもよい。
【0057】あるいは、固定板2B内において、ホルダ
5が形成されていない部分にトランスポンダ6を設ける
ことによりカード型キー装置1を形成してもよい。 (8)上記実施の形態では、カード型キー装置1にトラ
ンスポンダ6を設けたが、カード型キー装置1にはトラ
ンスポンダ6等の電子部品を備えない、一般的なカード
型キー装置1としてもよい。
【0058】この場合、イモビライザシステムを採用し
ている自動車等以外の自動車等において、通常使用のキ
ーを粉失した場合、カード型キー装置を使用すれば、エ
ンジンを始動させることができる。
【0059】(9)上記実施の形態では、可動板2Aの
裏面に突起2cを形成し、固定板2Bの裏面に嵌合凹部
2dを形成したが、固定板2Bの裏面に突起2cを形成
し、可動板2Aの裏面に嵌合凹部2dを形成してもよ
い。また、突起2c、嵌合凹部2dを省略してもよい。
【0060】以上、この発明の実施の各形態について説
明したが、各形態から把握できる請求項以外の技術思想
について、以下にそれらの効果とともに記載する。 (1)請求項1乃至請求項5のうちいずれかに記載のカ
ード型キー装置は、カード型予備キー装置であることを
特徴とする。このようにすれば、通常使用のキーを粉失
した場合、カード型予備キー装置を使用すれば、通常使
用のキーの代わりとすることができる。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、カード本体をキーと一体に形成したため、
従来と異なり、キーの使用時には、キーをカード本体か
ら脱着する手間がかからず、カード本体のみが粉失する
ことなくカード型キー装置が使用できる。
【0062】一方、キーの不使用時には、第2の収納板
部をもとの位置に戻すことにより、キープレートの先端
部側を第2の収納板部内に収容できるため、キーの不使
用時には、キーをカード本体から脱着する手間をかけず
にカード本体に収容することができる。
【0063】また、キーの不使用時には、使用時のカー
ド本体の粉失防止効果により、キープレートは必ずカー
ド本体に収容されるため、キープレートは保護される。
その結果、キーの破損が防止できる。
【0064】さらに、キーの不使用時には、カード型キ
ーとして携帯性に優れる。請求項2に記載の発明によれ
ば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、第2の収納
板部を第1の収納板部に対して区画した部位にて折り曲
げることにより、キープレートの先端部側が露出される
ため、第2の収納板部を折り曲げるだけでキープレート
の露出部をキーシリンダに挿入することができる。
【0065】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、第2の収納板部を、キー
プレートの先端部を収納した位置から180度反転して
折り曲げ、第1、第2の収納板部を互いに重合した状態
としたため、キーの使用時には、カード型キー装置全体
がコンパクトになり、重合された第1、第2の収納板部
を把持しやすい形状にすることができるため、キー操作
を安定させることができる。
【0066】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項3のうちいずれかに記載の発明の効果に加え
て、カード型キー装置は、電子部品から電磁波を発信す
ることができるため、同電磁波を受信可能な手段を備え
た装置において、電子部品を備えた通常使用のキーを粉
失した場合、通常使用のキーの代わりに用いることがで
きる。
【0067】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加えて、トランスポンダにより、
イモビライザシステムを採用している自動車等において
通常使用のキーを粉失した場合、カード型キー装置を使
用すれば、トランスポンダから識別コード等を発信する
ことができるため、エンジンを始動させることができ
る。
【0068】また、カード型キー装置にバッテリ等の電
源を設ける必要がないため、コストが削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態のカード型キー装置の斜視図。
【図2】 本実施の形態のキーの斜視図。
【図3】 図1におけるA−A断面図。
【図4】 本実施の形態のキーの分解斜視図。
【図5】 本実施の形態のカード型キー装置の作用図
(作用中)。
【図6】 本実施の形態のカード型キー装置の作用図
(作用後)。
【図7】 従来のカード型キー装置の斜視図。
【図8】 従来のカード型キー装置の分解斜視図。
【符号の説明】
1…カード型キー装置、2…カード本体、2a…収容
孔、2b…区画部位としての折り曲げ溝、2c…突起、
2d…嵌合凹部、2e…突起、2A…第2の収納板部と
しての可動板、2B…第1の収納板部としての固定板、
3…キー、4…キープレート、4a…基部、4b…挿入
部、5…ホルダ、5a…収容部、5b…収容部、5c…
隔壁、6…電子部品としてのトランスポンダ、7…収容
穴、7a…開口、8…収容穴、8a…開口、9…カード
型キー装置、10…カード本体、10a…収容孔、11
…キー。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード本体と、前記カード本体内に収納
    されるキープレートとを備えたカード型キー装置におい
    て、 前記カード本体は、 キープレートの基部と一体に形成された第1の収納板部
    と、 キープレートの先端部を着脱可能に収納する第2の収納
    板部とに区画され、 前記第2の収納板部は前記区画した部位を境に、第1の
    収納板部側に移動可能に形成され、キープレートの先端
    部側を露出可能にしたことを特徴とするカード型キー装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2の収納板部は、第1の収納板部
    に対して区画した部位にて折り曲げ可能に形成されたも
    のである請求項1に記載のカード型キー装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の収納板部は、キープレートの
    先端部を収納した位置から、180度折り曲げ可能とさ
    れたものである請求項1に記載のカード型キー装置。
  4. 【請求項4】 第1の収納板部側、或いは、第2の収納
    板部側に電子部品を収納したことを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のうちいずれかに記載のカード型キー装
    置。
  5. 【請求項5】 電子部品は、トランスポンダである請求
    項4に記載のカード型キー装置。
JP14677697A 1997-06-04 1997-06-04 カード型キー装置 Pending JPH10331494A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085074A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Honda Lock Mfg Co Ltd イモビライザー用キー
KR100782243B1 (ko) 2005-04-27 2007-12-05 가부시키가이샤 덴소 무선 송수신기 및 그 제조 방법
CN107874421A (zh) * 2017-11-16 2018-04-06 佛山职业技术学院 一种多功能钥匙卡套

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