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JPH10291482A - 電動式パワーステアリングシステム - Google Patents

電動式パワーステアリングシステム

Info

Publication number
JPH10291482A
JPH10291482A JP9102899A JP10289997A JPH10291482A JP H10291482 A JPH10291482 A JP H10291482A JP 9102899 A JP9102899 A JP 9102899A JP 10289997 A JP10289997 A JP 10289997A JP H10291482 A JPH10291482 A JP H10291482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
limiter
value
differential
command value
pwm
Prior art date
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Granted
Application number
JP9102899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3814680B2 (ja
Inventor
Takenobu Nakamura
健信 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP10289997A priority Critical patent/JP3814680B2/ja
Publication of JPH10291482A publication Critical patent/JPH10291482A/ja
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  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリの電圧降下、モータの温度上昇によ
り抵抗値が増加しても安定した位相補償をする電動式パ
ワーステアリングシステムを提供する。 【解決手段】 トルクセンサ20により検出された操舵
トルクと車速とから決められた電流指令値に、トルクの
微分量と車速とから決められた微分指令値を加え、ドラ
イブ回路51によりアシストモータ40をPWM駆動す
る電動式パワーステアリングシステムにおいて、ドライ
ブ回路51に至る回路に、順に電流指令値を制御する第
1のリミッタ61と、電流指令PWM値を制御する第2
のリミッタ62と、最大PWM値を制御する第3のリミ
ッタ63を設け、第2のリミッタ62と第3のリミッタ
63との間において微分指令値を電流指令値に加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ングホイールを操作したとき、その操舵トルクにアシス
トトルクを付加して操作性を良くする電動式パワーステ
アリングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車における電動式パワーステアリン
グシステムは、図5に示すように、ステアリングホイー
ルの操舵トルクを検出するトルクセンサ20の出力と、
自動車の車速を検出する車速センサ30の出力とから所
定の電流指令値(アシスト指令値)を決定し、さらに、
トルクセンサ出力の微分量と車速により微分指令値を決
定してこれを電流指令値に加えてシステムの位相遅れを
補償している。この電流は、第1のリミッタ61及び第
2のリミッタ62により制御されて、ドライブ回路51
を介してパルス幅変調(PWM)制御によりアシストモ
ータ40を駆動している。これにより、操舵トルクにア
シストトルクを付加してステアリングホイールの操作性
を向上させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、バッテリ
の電圧降下あるいはモータの温度上昇により抵抗値が増
加した場合、図6に示すように、第1のリミッタ61に
よる最大電流値を流すために必要なPWM値Iaが、第
2のリミッタ62の容量Ibを超える場合が発生する。
この場合、パルスの上部がカットされて、微分量の下側
の部分のみが位相補償に有効となり、全体として位相補
償が十分に作用しないことになる。従って、ステアリン
グホイールの操舵フィーリングが悪くなるという問題が
ある。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、バッテリの電圧降下あるいはモータ
の温度上昇により抵抗値が増加した場合でも安定した位
相補償をすることができる電動式パワーステアリングシ
ステムを提供するにある。
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明が採った手段は、実施例で使用する符号を付し
て説明すると、トルクセンサ20により検出された操舵
トルクと車速とから決められた電流指令値に、トルクの
微分量と車速とから決められた微分指令値を加え、ドラ
イブ回路51によりアシストモータ40をPWM駆動す
る電動式パワーステアリングシステムにおいて、ドライ
ブ回路51に至る回路に、順に電流指令値を制御する第
1のリミッタ61と、電流指令PWM値を制御する第2
のリミッタ62と、最大PWM値を制御する第3のリミ
ッタ63を設け、第2のリミッタ62と第3のリミッタ
63との間において微分指令値を電流指令値に加えるよ
うにしたところに特徴を有する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき、図
1〜図3を参照しつつ説明する。尚、従来例において説
明した部分については同一符号を付した。まず、図2に
おいて、ステアリングホイール10を操作すると、その
操舵トルクはギヤーケース11の入力軸11aに伝達さ
れ、出力軸11bの下端のピニオンを介してラック12
を駆動する。このラック12は操舵リンク13を介して
車輪14の方向を変える。
【0006】一方、ギヤーケース11に取付けられたト
ルクセンサ20が操舵トルクを検出し、車速センサ30
が自動車の速度を検出し、その電気信号が電気制御装置
(以下ECU50と云う)に入力される。ECU50
は、図1に示すように、トルクセンサ20からの入力と
車速センサ30からの入力とによりアシスト電流決定回
路21から所定の電流指令値(アシスト指令値)T1を
決定し、これをドライブ回路51によってアシストモー
タ40がPWM(パルス幅変調)制御で駆動される(図
1参照)。
【0007】このアシストモータ40のトルクは、電磁
クラッチ15を介してギヤーケース16の入力軸16a
に伝達され、出力軸16bの下端のピニオンを介してラ
ック12を駆動する。このラック12は、ステアリング
ホイール10の出力軸11bとともに、アシストモータ
40の出力軸16bにより駆動されるので、ステアリン
グホイール10の操作性が著しく改善されるのである。
【0008】図1に示すように、ドライブ回路51に至
る回路には、順に電流指令値を制御する第1のリミッタ
61と、電流指令PWM値を制御する第2のリミッタ6
2と、最大PWM値を制御する第3のリミッタ63が設
けられている。そして、第3のリミッタ63の容量(電
流値Ic)は、第2のリミッタ62の容量(電流値I
d)よりも大に設定されている。この、トルクセンサ2
0の出力の微分器22による微分値と、車速センサ30
とから決められた微分指令値T2が、第2のリミッタ6
2と第3のリミッタ63との間の加算点23において電
流指令値T1に加えられる。
【0009】ドライブ回路51は、図3に示すように、
変換回路52で変換された電流方向信号及びPWM信号
がFETゲート駆動回路53に入力される。このFET
ゲート駆動回路53は、Hブリッジ接続された4個のF
ET54を制御するもので、FET1,FET4が通電状
態になったときは、電源55からFET1,アシストモ
ータ40,FET4の順に矢印A方向に電流が供給され
て、アシストモータ40は正方向に回転する。また、F
ET2,FET3が通電状態になったときは、電源55か
らFET2,アシストモータ40,FET3の順に矢印B
方向に電流が供給されて、アシストモータ40は逆方向
に回転する。
【0010】上記実施例によれば、電流指令値は第1の
リミッタ61により制限される。また、電流指令PWM
値は第2のリミッタ62により制限される。図4に示す
ように、第3のリミッタ6の制限値Icは、第2のリミ
ッタ62の制限値Idよりも大きい(Ic>Id)の
で、斜線で示す微分制御領域が十分に確保されている。
従って、加算点23で微分指令値が加えられても、この
微分量は位相補償のために有効に作用して、ステアリン
グホイールの操舵フィーリングが良好になる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、ドライブ回路に至る回路に電
流指令PWM値を制御する第2のリミッタと、最大PW
M値を制御する第3のリミッタを設け、第2のリミッタ
と第3のリミッタとの間において微分指令値を電流指令
値に加えるようにしたので、位相補償のための微分制御
領域を十分に確保することができ、バッテリの電圧降下
あるいはモータの温度上昇により抵抗値が増加した場合
でも安定した位相補償をすることができるという優れた
効果を奏することができる。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の制御ブロック図である。
【図2】 本発明のパワーステアリングシステムを説明
するブロック図である。
【図3】 本発明のドライブ回路の制御ブロック図であ
る。
【図4】 本発明の電流指令値に微分指令値を加え状態
のグラフである。
【図5】 従来の制御ブロック図である。
【図6】 従来の電流指令値に微分指令値を加え状態の
グラフである。
【符号の説明】
20 トルクセンサ 21 アシスト電流決定回路 22 微分器 23 加算点 30 車速センサ 40 アシストモータ 50 電気制御装置(ECU) 51 ドライブ回路 61 第1のリミッタ 62 第2のリミッタ 63 第3のリミッタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクセンサにより検出された操舵トル
    クと車速とから決められた電流指令値に、前記トルクの
    微分量と車速とから決められた微分指令値を加え、ドラ
    イブ回路によりアシストモータをPWM駆動する電動式
    パワーステアリングシステムにおいて、 前記ドライブ回路に至る回路に、順に前記電流指令値を
    制御する第1のリミッタと、電流指令PWM値を制御す
    る第2のリミッタと、最大PWM値を制御する第3のリ
    ミッタを設け、第2のリミッタと第3のリミッタとの間
    において前記微分指令値を前記電流指令値に加えるよう
    にしたことを特徴とする電動式パワーステアリングシス
    テム。
JP10289997A 1997-04-21 1997-04-21 電動式パワーステアリングシステム Expired - Fee Related JP3814680B2 (ja)

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JPH10291482A true JPH10291482A (ja) 1998-11-04
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100396943B1 (ko) * 2001-05-30 2003-09-13 전윤수 차량 배터리의 전압 안정화를 통한 엔진효율 향상 장치 및그 향상방법
EP1798132A1 (en) * 2005-12-15 2007-06-20 NSK Ltd., Electric power steering system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100396943B1 (ko) * 2001-05-30 2003-09-13 전윤수 차량 배터리의 전압 안정화를 통한 엔진효율 향상 장치 및그 향상방법
EP1798132A1 (en) * 2005-12-15 2007-06-20 NSK Ltd., Electric power steering system

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