JPH10220747A - 都市ガスガバナステーションにおける温水バス式ガスヒーター用ガスバーナー - Google Patents
都市ガスガバナステーションにおける温水バス式ガスヒーター用ガスバーナーInfo
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- JPH10220747A JPH10220747A JP2264897A JP2264897A JPH10220747A JP H10220747 A JPH10220747 A JP H10220747A JP 2264897 A JP2264897 A JP 2264897A JP 2264897 A JP2264897 A JP 2264897A JP H10220747 A JPH10220747 A JP H10220747A
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
りこの煽りを受けてパイロットガスバーナーが消火する
トラブルを解消して燃焼の安全性と信頼性を高める。更
に、負荷変動に対する幅広いレシオを有し、メインバー
ナーを将来において交換する必要性をなくす。 【解決手段】 メインガスバーナー3の内側に保炎ガス
バーナー8を配置し、この保炎ガスバーナー8を連続的
に燃焼させて低負荷時に対応し、中負荷時にはメインガ
スバーナー3のON、OFF+保炎ガスバーナー8の燃
焼で対応し、高負荷時にはメインガスバーナー3全開+
保炎ガスバーナー8の燃焼で対応する。メインガスバー
ナー3のON、OFF時の着火は保炎から行うようにす
ることで、パイロットガスバーナが煽りにより消火して
いた問題を解消する。
Description
パイプライン中のガバナステーション(減圧設備)にお
いて、都市ガスの温度を高める際に用いられる温水バス
式ガスヒーター用のガスバーナーに関する。
ガスをガバナステーションで減圧すると、断熱膨張作用
によりガス自体に減温が発生する。ガバナステーション
を出たガスの温度が0℃以下になると、パイプラインや
ガス減圧設備の凍結に起因する供給不良の問題や、或い
は、埋設パイプライン周囲の土壌の凍結による地盤の隆
起や近接する水道管の損傷の問題を生ずる。そこで、都
市ガス事業者は、減圧による温度効果の影響が大きい箇
所には減圧する直前にガスを加温する温水バス式のガス
ヒーターを設置している。
ガスの一部を燃料に用いて、ガスヒーター中の水を加温
するガスバーナーが用いられている。このような目的に
使用される従来のガスバーナーの場合、負荷変動に対し
てはメインガスバーナーの比例制御、或いはメインガス
バーナーのON、OFF制御のいずれかの方法により対
応している。
場合、低NOX 型ガスバーナーの条件に対しては全ての
レシオを一つのメインガスバーナーで対応するというこ
とが技術的に不可能である。このため、高負荷運転に対
応するためには、低負荷時から中負荷時にかけて使用し
たメインガスバーナーを、将来的には、中負荷時から高
負荷時運転用の低NOX 型ガスバーナーに交換せざるを
得ない。
F制御の場合、メインガスバーナーのON、OFF操作
に伴い、パイロットバーナー炎の吹き消えの恐れがある
ことから、燃焼能力は低負荷時から中負荷時程度の限ら
れた範囲でのみ実用化されているのが現状である。
ガスガバナステーションにおける温水バス式ガスヒータ
ー用ガスバーナーにおいて、低NOX 化を図り、かつ、
負荷変動に対して幅広いレシオを有し、メインガスバー
ナーを将来において交換する必要が無く、また、メイン
ガスバーナーのON、OFF操作に際して、パイロット
バーナー炎の煽りや吹き消えを無くして、安全性と燃焼
の信頼性の向上を図る事である。
の技術手段は次のとおりである。 1.周状にメインガスノズルを配置したメインガスバー
ナーと、前記メインガスバーナーの内側において、周状
に保炎ガスノズルを配置した保炎ガスバーナーと、前記
保炎ガスバーナーの中央であって、その先端側にセット
され、周面に保炎エアーノズルを形成した保炎器と、低
負荷時には保炎ガスバーナーの燃焼で対応し、中負荷時
には保炎ガスバーナーの連続燃焼とメインガスバーナー
のON、OFF制御で対応し、高負荷時には保炎ガスバ
ーナー及びメインガスバーナーの連続燃焼で対応するよ
うにメインガスバーナーと保炎ガスバーナーの燃焼を制
御する制御器とから成り、発生する燃焼排ガス中の窒素
酸化物濃度を60ppm以下に低減するように構成した
低NOX 型都市ガスガバナステーションにおける温水バ
ス式ガスヒーター用ガスバーナー。
制御に併せてガス量及びエアー量の比例制御機能を有
し、これによりレシオの改善が図られていることを特徴
とする前記1記載の都市ガスガバナステーションにおけ
る温水バス式ガスヒーター用ガスバーナー。
保炎ガスノズルに外周面が対向し、且つこの外周面を先
細りの円錐形に形成し、保炎ガスバーナーの先端側であ
って、メインガスバーナーの先端内側に保炎ガス混合空
間を形成し、これによりメインガスバーナーの連続O
N、OFFにおいても保炎ガスバーナーの炎は決して吹
き消えないところの前記1又は2記載の都市ガスガバナ
ステーションにおける温水バス式ガスヒーター用ガスバ
ーナー。
ス式ガスヒーターの運転を開始する時においては、先ず
パイロットガスバーナーに点火が行われ、次に保炎ガス
バーナーに点火が行われて保炎が形成され、ここでパイ
ロットガスバーナーは消火し、次にメインガスバーナー
に着火が行われてメイン火炎が形成される。温水バス式
ガスヒーターは、この状態で缶内に貯えられた水を加温
し、この加温された温水で伝熱管内を通過するプロセス
ガスを加温する。但し、この運転は高負荷時の運転であ
る。次に負荷が一定値以下に減少した場合、制御器は、
メインガスバーナーをON、OFF制御し、保炎ガスバ
ーナーはそのまま連続燃焼を継続させる。
は、メインガスバーナーの燃焼を止め、保炎ガスバーナ
ーのみを継続燃焼させる。保炎ガスバーナーは定格燃焼
に制御し、メインガスバーナーはON、OFF制御及び
比例制御を併用する事によりレシオを改善することが可
能である。なお、負荷変動は、温水バス式ガスヒーター
内の温水の温度をセンサーにより検出し、この温度が設
定温度に一定になるようにメインガスバーナー及び保炎
ガスバーナーをフィードバック又はフィードフォワード
又はこの併用により制御する。
スヒーター内には、プロセスガスが通過する伝熱管が組
み込まれており、ガスバーナーにより缶内の水は加温さ
れる。温水バス式ガスヒーター内の水温は、負荷変動に
応じてガスバーナーの燃焼量を変更することにより一定
に維持されている。ガスバーナーは、パイロットガスバ
ーナーで保炎ガスバーナーの着火を行い、保炎ガスバー
ナーでメインガスバーナーの着火を行う。
ンガスバーナー筒と、この内側に形成された保炎ガスバ
ーナー筒と、前記保炎ガスバーナー筒の外側に形成され
たメインエアー供給筒(バーナー本体)と、前記メイン
ガスバーナー筒の内側の空間に形成された保炎エアー通
路で構成されている。そして、前記メインガスバーナー
筒の先端には、外向きに拡散する方向に傾斜させたメイ
ンガスノズルが周状に配置され、保炎ガスノズルは保炎
器側(内側)に向けて形成されている。
錐面)で形成され、この周面には、多数の保炎エアーノ
ズルが設けてあり、この保炎エアーノズルから噴出する
エアーと保炎ガスノズルから噴出するガスの混合により
燃焼して保炎が形成され、メイン火炎は、この保炎をと
り囲むようにして外側に形成される。ガスバーナーの燃
焼は、すべて制御器により制御されるようになってい
て、フィードバック制御が基本である。但し、フィード
フォワード又はこれとフィードバック制御の併用で制御
することも可能である。
示す実施例であって、2はバーナー本体、3はメインガ
スバーナー、4はメインガスバーナー筒、5はメインガ
スノズル、6はメインガス通路、7はメインガス供給管
である。8は保炎ガスバーナーであって、この保炎ガス
バーナー8は、前記メインガスバーナー筒4の内側にセ
ットされた保炎ガスバーナー筒9と、この保炎ガスバー
ナー筒9の内側に挿入された内筒12により形成された
保炎ガス通路11と、前記メインガスバーナー筒4の先
端よりやや奥であって、内側に向けてガスを噴出する保
炎ガスノズル10と、から成る。
保炎エアー通路17の先端側にセットされた保炎器であ
って、この保炎器15は、先端側が細くなるように形成
したテーパー周面に多数の保炎エアーノズル16を形成
した円錐形状を呈している。7は前記メインガス通路6
に結ばれたメインガス供給管、14は保炎ガス通路11
に結ばれた保炎ガス供給管である。18はガスバーナー
本体2の正面側であって、メインガスノズル5の外側に
おいて、周状に配置されたメインエアーノズル、19は
メインエアー通路、20はパイロットガスバーナー、2
1はエアー供給管である。
水バス式ガスヒーターを示し、この温水バス式ガスヒー
ター22は、外缶23、炉筒24、煙管25、伝熱管2
6、大気開放口27、ガス送入口28、ガス送出口2
9、煙突30を主構成要素としており、ガスバーナー1
で発生した燃焼ガスにより外缶23内に満たした水を加
熱し、伝熱管26内に被加熱ガスを通して温水により被
加熱ガスを加熱する。
法)を示すもので、ガス供給ライン31はメインガス供
給ライン32を経由してメインガス供給管7に結ばれ、
更にガス供給ライン31は保炎ガス供給ライン35を経
由して保炎ガス供給管14に結ばれている。そして、メ
インガス供給ライン32にはメインガス比例制御弁34
とON、OFF制御弁33が取り付けてあり、保炎ガス
供給ライン35には設定弁36が取り付けられ、送風機
37とエアー供給管21はエアー供給ライン38で結ば
れ、このエアー供給ライン38にはエアー比例制御弁3
9が取り付けられている。
は、次の制御を行う。運転開始時には、パイロットガス
バーナー20に点火を行い、次に保炎ガスノズル10に
対して設定弁36を経由して保炎ガスを供給することに
より、先ず保炎ガスバーナー8に着火を行い、次にパイ
ロットガスバーナー20を消火し、次にON、OFF制
御弁33を開いてメインガスノズル5からガスを噴出さ
せ、これに保炎ガスバーナー8で着火を行い、これによ
り保炎の外側にメイン火炎を形成する。
して一定量のガスを供給して継続的に保炎を形成し、一
方メインガスノズル5には負荷に応じてON、OFF制
御弁33を制御して断続的に、又は継続的にメイン火炎
を形成する。この時、メインガス比例制御弁34とエア
ー比例制御弁39を同時に比例制御することにより、負
荷変動に対する応答性を高めている。
説明図であって、例えば20,000kcal/Hに設
定された場合には、保炎ガスバーナー8のみを燃焼さ
せ、150,000kcal/Hに設定された場合に
は、保炎ガスバーナー8の燃焼+メインガスバーナー3
の出力を12.5%に制御すると同時に、ON、OFF
制御弁33をON、OFF制御する。そして、例えば
1,200,000Kcal/Hの高負荷燃焼に設定さ
れた場合には、メインガスバーナー3を全開に制御し
て、保炎ガスバーナー8の燃焼+メインバーナーの燃焼
で対応する。
ナーに保炎ガスバーナーを組み合わせ、低負荷時には保
炎ガスバーナーで対応し、中負荷時には、保炎ガスバー
ナー+メインガスバーナーのON、OFF制御で対応
し、高負荷時には保炎ガスバーナー+メインガスバーナ
ー全開で対応する。
な加温ができる(請求項1、2、3)。 b.メインガスバーナーに対する着火は、燃焼力の強い
保炎ガスバーナーで行うため、メインガスバーナーのO
N、OFF時の煽りにより保炎ガスバーナーが失火した
りするという心配がない。よって、安全性と信頼性の高
い温水バス式ガスヒーター用ガスバーナーを得ることが
できる(請求項1、2、3)。
御に併せて比例制御を行うことにより、レシオが拡大す
る(請求項2)。よって、将来にわたりメインガスバー
ナーを交換する必要性が発生しない(請求項1、2、
3)。
スバーナーの燃焼が安定する(請求項1、2、3)。 e.低NOX ガスバーナーの燃焼機構を残したままの改
造ガスバーナーのため、低NOX 燃焼性に優れている
(請求項1、2、3)。
Claims (3)
- 【請求項1】 周状にメインガスノズルを配置したメイ
ンガスバーナーと、 前記メインガスバーナーの内側において、周状に保炎ガ
スノズルを配置した保炎ガスバーナーと、 前記保炎ガスバーナーの中央であって、その先端側にセ
ットされ、周面に保炎エアーノズルを形成した保炎器
と、 低負荷時には保炎ガスバーナーの燃焼で対応し、中負荷
時には保炎ガスバーナーの連続燃焼とメインガスバーナ
ーのON、OFF制御で対応し、高負荷時には保炎ガス
バーナー及びメインガスバーナーの連続燃焼で対応する
ようにメインガスバーナーと保炎ガスバーナーの燃焼を
制御する制御器とから成り、発生する燃焼排ガス中の窒
素酸化物濃度を60ppm以下に低減するように構成し
た低NOX 型都市ガスガバナステーションにおける温水
バス式ガスヒーター用ガスバーナー。 - 【請求項2】 メインガスバーナーは、ON、OFF制
御に併せてガス量及びエアー量の比例制御機能を有し、
これによりレシオの改善が図られていることを特徴とす
る請求項1記載の都市ガスガバナステーションにおける
温水バス式ガスヒーター用ガスバーナー。 - 【請求項3】 保炎器は、中心方向に向けて形成した保
炎ガスノズルに外周面が対向し、且つこの外周面を先細
りの円錐形に形成し、保炎ガスバーナーの先端側であっ
て、メインガスバーナーの先端内側に保炎ガス混合空間
を形成し、これによりメインガスバーナーの連続ON、
OFFにおいても保炎ガスバーナーの炎は決して吹き消
えないところの請求項1又は2記載の都市ガスガバナス
テーションにおける温水バス式ガスヒーター用ガスバー
ナー。
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Publications (2)
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JPH10220747A true JPH10220747A (ja) | 1998-08-21 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3717132B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007315642A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | ガスバーナ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6191918B2 (ja) * | 2014-03-20 | 2017-09-06 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ノズル、バーナ、燃焼器、ガスタービン、ガスタービンシステム |
-
1997
- 1997-02-05 JP JP02264897A patent/JP3717132B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007315642A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | ガスバーナ |
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