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JPH1015043A - 脱臭ヒータ - Google Patents

脱臭ヒータ

Info

Publication number
JPH1015043A
JPH1015043A JP8176076A JP17607696A JPH1015043A JP H1015043 A JPH1015043 A JP H1015043A JP 8176076 A JP8176076 A JP 8176076A JP 17607696 A JP17607696 A JP 17607696A JP H1015043 A JPH1015043 A JP H1015043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
coating layer
catalyst coating
catalyst
cooler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8176076A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiro Ito
文弘 伊藤
Masami Matsunaga
正美 松永
Takahiro Ueno
孝浩 上野
Toshiki Maeda
利樹 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP8176076A priority Critical patent/JPH1015043A/ja
Publication of JPH1015043A publication Critical patent/JPH1015043A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)
  • Defrosting Systems (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中性臭気成分を含むあらゆる悪臭成分の除去
が効率よく行え、耐熱性のある脱臭ヒータを提供する。 【解決手段】 除霜ヒータを兼用とする脱臭ヒータ33
は、表面に活性炭と遷移金属の酸化物とゼオライトと活
性アルミナとシリカと白金属とからなる触媒被覆層37
を有する管状ヒータ36と、脱臭ヒータ33の上方に位
置する水滴防止部材38とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中性臭気成分を含
む悪臭成分の除去機能を有する脱臭ヒータに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば冷蔵庫の場合、冷蔵庫の庫内では
野菜、肉、魚などの種々の食品から臭いが発生し、これ
が庫内の密閉系で循環するために臭いがこもり、さらに
は食品類にこの臭いが付着して食品の質を低下させてい
た。
【0003】これらの問題点を解決するために、たとえ
ば特開平4−281177号公報に記載されているよう
な冷蔵庫の脱臭ヒータがある。
【0004】以下に従来の冷蔵庫の脱臭ヒータについて
説明する。図4は従来の脱臭ヒータを冷蔵庫に配置した
状態を表す冷蔵庫上部の縦断面図であり、図5は従来の
脱臭ヒータの要部の拡大縦断面図、図6は従来の脱臭ヒ
ータの拡大破断正面図である。
【0005】まず、図4において、1は冷蔵庫本体であ
り、2及び3はその内部に形成された冷凍室及び冷蔵
室、4及び5は扉である。6は冷凍室2背部の冷却器室
7に配設された冷却器、8はこの冷却器6の上方に配設
されたファンである。
【0006】ファン8が駆動されると、冷却器6により
冷却された空気の一部が供給口9から冷凍室2内に供給
され、そして冷凍室2内の空気がリターンダクト10を
介して冷却器室7内に戻されるというように循環されて
冷凍室2内が冷却される。
【0007】また、冷却器6より冷却された空気の一部
は供給ダクト11を介して冷蔵室3内に供給され、そし
て冷蔵室3内の空気がリターンダクト12を介して冷却
器室7内に戻されるというように循環されて冷蔵室3内
が冷却される。そしてこの場合、冷却器室7、冷蔵室2
及びリターンダクト10により冷凍室2内の空気が循環
する循環路を構成している。
【0008】また、冷却器室7、供給ダクト11、冷蔵
室3及びリターンダクト12により冷蔵室3内の空気が
循環する循環路を構成している。
【0009】13は冷却器室7の下部において冷却器6
の下方に配設された脱臭ヒータでこれは図5に示すよう
にガラス管13a内にヒータ線13bを設けた構成の管
状ヒータであり、冷却器6の除霜時にのみ通電され、そ
れ以外は断電されるというように通断電制御される。
【0010】また、14は脱臭ヒータ13にこれを上方
から覆うように設けられた水滴防止部材で、これは例え
ば耐熱性及び耐水性を有するアルミニウム等の金属板か
らなり、図5に示すように下側が開放した浅底容器状に
形成されていて、冷却器6の除霜時に除霜水が脱臭ヒー
タ13にかかることを防止する。
【0011】15は触媒被覆層であり、これはアルミナ
担持白金族金属の触媒物質を触媒物質である貴金属、結
合剤シリカゲルとともに用いて形成され、ゼオライトを
触媒被覆層に加え、臭気物質の吸着量を増大させたもの
である。また、ゼオライトはCuイオン交換型A型ゼオ
ライトを含むことにより、メチルメルカプタンの吸着特
性を増大させたものである。
【0012】以上にように構成された冷蔵庫の脱臭ヒー
タについて、以下にその動作を説明する。
【0013】上記構成において、冷却運転時にはファン
8の送風作用により庫内の空気が冷却器室7、冷凍室2
及びリターンダクト10を介して循環されると共に、冷
却器室7、供給ダクト11、冷蔵室3及びリターンダク
ト12を介して循環される。この際、冷却器室7を通る
空気が触媒被覆層15と接触し、その空気に含まれた臭
気成分が触媒被覆層15に吸着されて除去される。
【0014】一方、除霜運転が開始されると、冷却器6
及びファン8の運転が停止される一方、脱臭ヒータ13
が通電されて発熱する。この脱臭ヒータ13の発熱によ
り、冷却器6が加熱されて除霜が行われ、これと共に触
媒被覆層15が加熱される。加熱された触媒被覆層15
は、吸着していた臭気成分が脱臭され、これと同時に、
その臭気成分が酸化分解されて除去されるようになる。
【0015】そして、触媒被覆層15は、このように加
熱されることによって吸着機能、即ち脱臭機能が再生さ
れる。この際、水滴防止部材14は、脱臭ヒータ13か
らの熱を下方に封じ込めて触媒被覆層15への加熱を効
率よく行う役割を果たすと共に、触媒被覆層15及び脱
臭ヒータ13に冷却器6からの除霜水がかかることを防
止している。
【0016】そして、除霜運転が終了して冷却運転が再
開され、触媒被覆層15の温度が低下すると、上述と同
様に庫内の空気に含まれた臭気成分が触媒被覆層15に
より吸着されて除去されるようになる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、肉、魚等から発生するトリメチルアミ
ンや野菜から発生するメチルメルカプタン等の酸性臭気
や塩基性臭気を吸着、分解出来るものの穀物類から発生
するアセトアルデヒドなどの中性臭気成分の吸着、分解
は不可能である。
【0018】この本発明によれば、中性臭気成分を含む
あらゆる悪臭臭気成分を効率よく吸着と分解無臭化を行
う脱臭ヒータを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の脱臭ヒータにお
いては、少なくとも活性炭と遷移金属元素の酸化物とゼ
オライトと活性アルミナと白金族金属とを有する触媒被
覆層を、電気抵抗体を内蔵する管状ヒータの表面の有効
発熱部の全体又は一部に被覆したものである。この本発
明によれば、中性臭気成分を含むあらゆる悪臭臭気成分
を効率よく吸着と分解無臭化を行う脱臭ヒータが得られ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、電気抵抗体を内蔵する
管状ヒータの有効発熱部の表面の全体又は一部に、少な
くとも活性炭と遷移金属元素の酸化物とゼオライトと活
性アルミナとシリカと白金族金属とを有する触媒層を被
覆した脱臭ヒータとしたものであり、この構成によれ
ば、活性炭を含む脱臭触媒層は、従来吸着が不可能であ
った中性臭気成分のアセトアルデヒド等の臭気成分を活
性炭等の吸着剤の物理吸着メカニズムにてより効率よく
吸着させ、遷移金属元素の酸化物、白金族金属の触媒作
用にてヒータ加熱時に酸化分解し脱臭するという作用を
有する。さらには、中性臭気成分以外の悪臭臭気成分に
ついても吸着と酸化分解作用により脱臭するという作用
も備えている。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例における脱臭ヒー
タを冷蔵庫に設置した状態を示す冷蔵庫上部の縦断面図
であり、図2は同実施例の脱臭ヒータの要部の拡大縦断
面図、図3は同実施例の脱臭ヒータの拡大破断正面図で
ある。
【0023】図1において、21は冷蔵庫本体であり、
22及び23はその内部に形成された冷凍室及び冷蔵
室、24及び25は扉である。26は冷蔵室22の背部
の冷却器室27に設置された冷却器、28は冷却器26
の上方に設置されたファンである。ファン28が駆動さ
れると冷却器26により冷却された空気の一部が供給口
29から冷凍室22内に供給され、冷凍室22内の空気
がリターンダクト30を介して冷却器室27に戻される
循環により冷凍室22が冷却される。
【0024】また、冷却器26により冷却された空気の
一部は供給ダクト31を介して冷蔵室内23に供給さ
れ、冷蔵室23内の空気がリターンダクト32を介して
冷却器室27内に戻される循環により冷蔵室23内が冷
却される。この場合、冷却器室27、冷凍室22及びリ
ターンダクト30により冷凍室22内の空気が循環する
循環路を構成し、また冷却器室27、供給ダクト31、
冷蔵室23及びリターンダクト32により冷蔵室23内
の空気が循環する循環路を構成している。
【0025】33は冷却器26の下方に配設された脱臭
ヒータであり、これは図2及び図3に示すようにガラス
管34内に電気抵抗線35を設けた管状ヒータ36の有
効発熱部の表面に触媒被覆層37を有している。この触
媒被覆層37は、活性炭素と二酸化マンガン、ペロブス
カイト形金属酸化物、ヘキサアルミネート等の金属酸化
物又は酸化銅、アルミナ担持白金金属等の触媒物質を適
当な結合剤、例えば、アルミナゾル、シリカゲル等と共
に用いて形成したものである。
【0026】また、脱臭ヒータ33は冷蔵庫の除霜ヒー
タを兼用しており、冷却器26の除霜時のみ通電され、
それ以外は断電されるというように通断電制御される。
38は、除霜水が脱臭ヒータ33にかかるのを防止する
ため脱臭ヒータ33を上方から覆うように設けられた水
滴防止部材であり、例えば耐熱性及び耐水性を有するア
ルミニウム、ステンレス等の金属からなる。
【0027】なお、以上の説明では、電気抵抗体を内蔵
するヒータをガラス管で構成した例で説明したが、その
他の金属管、セラッミクス管についても同様に実施可能
である。
【0028】冷蔵庫運転時にはファン28の送風作用に
より庫内の空気が冷却室室27、冷凍室22及びリター
ンダクト30を介して循環されると共に冷却器室27、
供給ダクト31、冷蔵室23及びリターンダクト32を
介して循環される。この際、冷却器室27内を通る空気
(中性臭気成分を含むあらゆる悪臭臭気成分)が脱臭ヒ
ータ33に接触し、臭気成分が触媒被覆層37に吸着
し、除去される。
【0029】次に、除霜運転が開始されると、冷却器2
6及びファン28の運転が停止される一方、脱臭ヒータ
33に通電されて発熱する。そして、脱臭ヒータ33の
触媒被覆層37はガラス管34の外周を覆うように設置
してあるため、電気抵抗線35から全周方向に加熱さ
れ、その活性温度まで短時間で脱臭ヒータ33を高温に
することができる。
【0030】この時、脱臭ヒータ33の触媒被覆層37
に吸着されていた臭気成分は、触媒被覆層37が活性化
温度まで加熱されることにより開放されると同時に、触
媒物質の化学作用により酸化分解され無臭化する。そし
て、触媒被覆層37の吸着能力が再生される。
【0031】また、触媒被覆層37は、活性炭と二酸化
マンガン、ペロブスカイト形金属酸化物、ヘキサアルミ
ネート等の金属酸化物又は酸化銅、アルミナ担持白金族
金属等の触媒物質を適当な結合剤、例えば、アルミナゾ
ル、シリカゲル等と共に用いて形成したものである。こ
のうち、耐熱性、耐被毒性の観点より、酸化銅、アルミ
ナ白金族金属を触媒被覆材料として用いることが好まし
い。また、アセトアルデヒドのような中性臭気成分の吸
着剤については、主として物理吸着を行う活性炭を用い
ることが好ましい。
【0032】さらに、触媒被覆層37にシリカを含むこ
とが望ましい。シリカを含むことにより、ガラス管等の
発熱体外装への触媒被覆層37の密着性を強固にするこ
とができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は、電気抵抗体を内
蔵する管状ヒータの表面の有効発熱部の全体又は一部
に、少なくとも活性炭と遷移金属元素の酸化物とゼオラ
イトと活性アルミナとシリカと白金族金属を有する触媒
被覆層を被覆することにより、構造が簡単で、設置した
場合スペースが少なくてすみ、従来吸着が不可能であっ
たアセトアルデヒド等の中性臭気成分を含むあらゆる悪
臭臭気成分を効率良く吸着し分解無臭化し、また、発熱
部の温度を上げても、脱臭性能が低下しない耐熱性のあ
る脱臭ヒータを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における脱臭ヒータを冷蔵庫
に設置した状態を表す冷蔵庫上部の縦断面図
【図2】同実施例の脱臭ヒータの要部の拡大縦断面図
【図3】同実施例の脱臭ヒータの要部の拡大破断正面図
【図4】従来の脱臭ヒータを冷蔵庫に設置した状態を表
す冷蔵庫上部の縦断面図
【図5】従来の脱臭ヒータの要部の拡大縦断面図
【図6】従来の脱臭ヒータの要部の拡大破断正面図
【符号の説明】
33 脱臭ヒータ 36 管状ヒータ 37 触媒被覆層 38 水滴防止部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 3/44 H05B 3/44 (72)発明者 前田 利樹 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気抵抗体を内蔵する管状ヒータの有効
    発熱部の表面の全体又は一部に、少なくとも活性炭と遷
    移金属元素の酸化物とゼオライトと活性アルミナとシリ
    カと白金族金属とを有する触媒層を被覆した脱臭ヒー
    タ。
JP8176076A 1996-07-05 1996-07-05 脱臭ヒータ Pending JPH1015043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8176076A JPH1015043A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 脱臭ヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8176076A JPH1015043A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 脱臭ヒータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1015043A true JPH1015043A (ja) 1998-01-20

Family

ID=16007306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8176076A Pending JPH1015043A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 脱臭ヒータ

Country Status (1)

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JP (1) JPH1015043A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010094199A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Mitsubishi Electric Corp 流体処理装置及びこれを備えた冷蔵庫
WO2020022127A1 (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 除湿ヒータ、及び、それを用いた冷凍機器

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010094199A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Mitsubishi Electric Corp 流体処理装置及びこれを備えた冷蔵庫
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