JPH10311667A - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
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- JPH10311667A JPH10311667A JP12604297A JP12604297A JPH10311667A JP H10311667 A JPH10311667 A JP H10311667A JP 12604297 A JP12604297 A JP 12604297A JP 12604297 A JP12604297 A JP 12604297A JP H10311667 A JPH10311667 A JP H10311667A
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- Japan
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- evaporator
- deodorizer
- compartment
- refrigeration room
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、冷蔵室の脱臭を低消費電力で効率
的に行うとともに冷蔵室への設置に極めて好適な脱臭器
を搭載した冷蔵庫を提供することを目的とする。 【解決手段】 2つの蒸発器2,3を有する冷蔵庫にお
いて、冷蔵室用の脱臭器10を当該冷蔵室4における冷
気循環経路内の冷蔵室蒸発器2より下流側に設置したこ
とを特徴とする。
的に行うとともに冷蔵室への設置に極めて好適な脱臭器
を搭載した冷蔵庫を提供することを目的とする。 【解決手段】 2つの蒸発器2,3を有する冷蔵庫にお
いて、冷蔵室用の脱臭器10を当該冷蔵室4における冷
気循環経路内の冷蔵室蒸発器2より下流側に設置したこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの蒸発器を有
する冷蔵庫に関し、特に冷蔵室の脱臭機能に関するもの
である。
する冷蔵庫に関し、特に冷蔵室の脱臭機能に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の2つの蒸発器を有する冷蔵庫(2
エバシステム冷蔵庫)としては、例えば図8に示すよう
なものがある。この2つの蒸発器を有する冷蔵庫は、コ
ンプレッサ1で圧縮した冷媒を冷蔵室蒸発器2と冷凍室
蒸発器3にそれぞれ導入、蒸発、冷却することにより、
冷蔵室4や野菜室5と冷凍室6とを別々に冷却するよう
になっている。即ち、冷蔵室4や野菜室5の冷却方法
は、まずコンプレッサ1で圧縮した冷媒を冷蔵室蒸発器
2内で蒸発させ、蒸発熱を利用して冷蔵室蒸発器2を冷
却する。次に冷蔵室ファン7で気流を発生させ、冷却さ
れた冷蔵室蒸発器2の冷気を、冷蔵室4や野菜室5に吹
き出すことにより冷却する。一方、冷凍室6の冷却方法
は、コンプレッサ1から出た冷媒を冷凍室蒸発器3に導
き、ここで冷媒を蒸発させて冷却し、冷凍室ファン8で
冷気を冷凍室6に導入する。この際、冷媒蒸発を長く続
けていると冷却された冷凍室蒸発器3には、気流中の水
分が付着、凍結して霜が発生する。霜が付着すると冷却
効率が低下するため、時々除霜用ヒータ9を作動させて
霜を取り除く操作をする。冷蔵室蒸発器2に関しては、
霜が付着したときには例えば一時的に冷媒の蒸発を停止
し、冷蔵室ファン7だけを回し、0℃以上の温度を有す
る冷蔵室内空気を冷蔵室蒸発器2に接触させることによ
り、除霜が可能である。このため、冷蔵室4側には、消
費電力の大きい除霜用ヒータは設けられていない。この
ように、冷蔵室4や野菜室5と冷凍室6を異なる蒸発器
で別々に冷却する方式は、蒸発器が1つの冷蔵庫のよう
に冷気分配用のダクトが必要無いため、庫内有効面積が
大きくとれるという利点がある。また冷凍室6が冷蔵室
4や野菜室5と仕切られているため、冷凍室6で作られ
る氷に食品類の臭いが付きにくいという利点もある。
エバシステム冷蔵庫)としては、例えば図8に示すよう
なものがある。この2つの蒸発器を有する冷蔵庫は、コ
ンプレッサ1で圧縮した冷媒を冷蔵室蒸発器2と冷凍室
蒸発器3にそれぞれ導入、蒸発、冷却することにより、
冷蔵室4や野菜室5と冷凍室6とを別々に冷却するよう
になっている。即ち、冷蔵室4や野菜室5の冷却方法
は、まずコンプレッサ1で圧縮した冷媒を冷蔵室蒸発器
2内で蒸発させ、蒸発熱を利用して冷蔵室蒸発器2を冷
却する。次に冷蔵室ファン7で気流を発生させ、冷却さ
れた冷蔵室蒸発器2の冷気を、冷蔵室4や野菜室5に吹
き出すことにより冷却する。一方、冷凍室6の冷却方法
は、コンプレッサ1から出た冷媒を冷凍室蒸発器3に導
き、ここで冷媒を蒸発させて冷却し、冷凍室ファン8で
冷気を冷凍室6に導入する。この際、冷媒蒸発を長く続
けていると冷却された冷凍室蒸発器3には、気流中の水
分が付着、凍結して霜が発生する。霜が付着すると冷却
効率が低下するため、時々除霜用ヒータ9を作動させて
霜を取り除く操作をする。冷蔵室蒸発器2に関しては、
霜が付着したときには例えば一時的に冷媒の蒸発を停止
し、冷蔵室ファン7だけを回し、0℃以上の温度を有す
る冷蔵室内空気を冷蔵室蒸発器2に接触させることによ
り、除霜が可能である。このため、冷蔵室4側には、消
費電力の大きい除霜用ヒータは設けられていない。この
ように、冷蔵室4や野菜室5と冷凍室6を異なる蒸発器
で別々に冷却する方式は、蒸発器が1つの冷蔵庫のよう
に冷気分配用のダクトが必要無いため、庫内有効面積が
大きくとれるという利点がある。また冷凍室6が冷蔵室
4や野菜室5と仕切られているため、冷凍室6で作られ
る氷に食品類の臭いが付きにくいという利点もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな2エバシステム冷蔵庫には、冷蔵室の脱臭機構に次
のような問題点があった。即ち、従来の1つの蒸発器タ
イプの冷蔵庫では、1つの蒸発器で冷凍室と冷蔵室の冷
却を行うため、蒸発器の下に必ず除霜用ヒータが設けら
れ、これとともに、現在最も広く使われている熱分解型
脱臭器が付設されている。そして、蒸発器に付着した霜
を除去する目的で除霜用ヒータが作動した時、その熱を
利用して上記熱分解型脱臭器の脱臭材を再生するように
している。このように、冷蔵庫に付設される熱分解型脱
臭器は、実際には、脱臭材加熱用ヒータが除霜用ヒータ
と兼用で使われている。しかし、上記したように、2エ
バシステムの冷蔵庫には、冷蔵室蒸発器に除霜用ヒータ
が無いため、冷蔵室・野菜室に除霜用ヒータ利用の熱分
解型脱臭器を装着することができない。臭いは通常、各
種食品や野菜などを収納する冷蔵室や野菜室側で生じる
ので、冷蔵室・野菜室には脱臭器が特に必要である。こ
のため、上記のように従来よく使われている除霜用ヒー
タ利用の熱分解型脱臭器が使えないことは、2エバシス
テム冷蔵庫にとって欠点である。そこで、熱分解型脱臭
器とともに専用の脱臭材加熱用ヒータを設けることも考
えられるが、その場合は、冷凍室側の除霜用ヒータとと
もに1台の冷蔵庫に2個のヒータが必要となり、消費電
力の増大を招くことになる。また、冷却状態を保つ必要
のある冷蔵庫で脱臭のためにヒータを使うことは得策で
はない。ここで、脱臭効率の点から上記の除霜用ヒータ
利用の熱分解型脱臭器を考える。通常、除霜用ヒータ
は、冷気循環経路で蒸発器より上流側に設置されてい
る。これは、着霜は蒸発器の上流側で多くなるため、除
霜用ヒータも上流側に設置されることになるからであ
る。このため、必然的に熱分解型脱臭器は蒸発器より上
流側に設置される。しかし、この設置方式では、低温の
蒸発器に吸着していた臭い分子が、除霜時に脱着して冷
蔵室に拡散してしまう。したがって、冷蔵室・野菜室側
に、除霜用ヒータ利用の熱分解型脱臭器をたとえ使えた
としても、脱臭効率の点では満足し得ないものとなる。
うな2エバシステム冷蔵庫には、冷蔵室の脱臭機構に次
のような問題点があった。即ち、従来の1つの蒸発器タ
イプの冷蔵庫では、1つの蒸発器で冷凍室と冷蔵室の冷
却を行うため、蒸発器の下に必ず除霜用ヒータが設けら
れ、これとともに、現在最も広く使われている熱分解型
脱臭器が付設されている。そして、蒸発器に付着した霜
を除去する目的で除霜用ヒータが作動した時、その熱を
利用して上記熱分解型脱臭器の脱臭材を再生するように
している。このように、冷蔵庫に付設される熱分解型脱
臭器は、実際には、脱臭材加熱用ヒータが除霜用ヒータ
と兼用で使われている。しかし、上記したように、2エ
バシステムの冷蔵庫には、冷蔵室蒸発器に除霜用ヒータ
が無いため、冷蔵室・野菜室に除霜用ヒータ利用の熱分
解型脱臭器を装着することができない。臭いは通常、各
種食品や野菜などを収納する冷蔵室や野菜室側で生じる
ので、冷蔵室・野菜室には脱臭器が特に必要である。こ
のため、上記のように従来よく使われている除霜用ヒー
タ利用の熱分解型脱臭器が使えないことは、2エバシス
テム冷蔵庫にとって欠点である。そこで、熱分解型脱臭
器とともに専用の脱臭材加熱用ヒータを設けることも考
えられるが、その場合は、冷凍室側の除霜用ヒータとと
もに1台の冷蔵庫に2個のヒータが必要となり、消費電
力の増大を招くことになる。また、冷却状態を保つ必要
のある冷蔵庫で脱臭のためにヒータを使うことは得策で
はない。ここで、脱臭効率の点から上記の除霜用ヒータ
利用の熱分解型脱臭器を考える。通常、除霜用ヒータ
は、冷気循環経路で蒸発器より上流側に設置されてい
る。これは、着霜は蒸発器の上流側で多くなるため、除
霜用ヒータも上流側に設置されることになるからであ
る。このため、必然的に熱分解型脱臭器は蒸発器より上
流側に設置される。しかし、この設置方式では、低温の
蒸発器に吸着していた臭い分子が、除霜時に脱着して冷
蔵室に拡散してしまう。したがって、冷蔵室・野菜室側
に、除霜用ヒータ利用の熱分解型脱臭器をたとえ使えた
としても、脱臭効率の点では満足し得ないものとなる。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
冷蔵室の脱臭を低消費電力で効率的に行うことができ、
さらには冷蔵室への設置に極めて好適な脱臭器を搭載し
た冷蔵庫を提供することを目的とする。
冷蔵室の脱臭を低消費電力で効率的に行うことができ、
さらには冷蔵室への設置に極めて好適な脱臭器を搭載し
た冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、冷蔵室及び冷凍室を備え、
前記冷蔵室には冷蔵室蒸発器を有し、前記冷凍室には冷
凍室蒸発器を有し、前記冷蔵室と前記冷凍室は互いに独
立した冷気循環経路を持つ冷蔵庫において、前記冷蔵室
用の脱臭器を当該冷蔵室における前記冷気循環経路内の
前記冷蔵室蒸発器より下流側に設置してなることを要旨
とする。この構成により、冷却時に冷蔵室蒸発器に吸着
した臭い分子が、除霜時に脱着発生しても冷蔵室内に直
接放出されずに脱臭器で脱臭分解される。
に、請求項1記載の発明は、冷蔵室及び冷凍室を備え、
前記冷蔵室には冷蔵室蒸発器を有し、前記冷凍室には冷
凍室蒸発器を有し、前記冷蔵室と前記冷凍室は互いに独
立した冷気循環経路を持つ冷蔵庫において、前記冷蔵室
用の脱臭器を当該冷蔵室における前記冷気循環経路内の
前記冷蔵室蒸発器より下流側に設置してなることを要旨
とする。この構成により、冷却時に冷蔵室蒸発器に吸着
した臭い分子が、除霜時に脱着発生しても冷蔵室内に直
接放出されずに脱臭器で脱臭分解される。
【0006】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の冷蔵庫において、前記冷蔵室蒸発器の除霜を、当該冷
蔵室蒸発器に前記冷蔵室内空気を循環させることによっ
て行うとともに、前記脱臭器は熱以外のエネルギーで励
起されて吸着した臭い成分の分解を行う非熱分解型の脱
臭器としてなることを要旨とする。この構成により、冷
蔵室蒸発器の除霜は、0℃以上の温度を有する冷蔵室内
空気を冷蔵室蒸発器に接触させることで行われるので、
冷蔵室側には除霜用ヒータは設けられていない。脱臭器
を、この除霜用ヒータを脱臭材加熱用ヒータとして用い
ない非熱分解型に構成することで、消費電力の増大を招
くことなく、臭いの生じやすい冷蔵室に脱臭器を設ける
ことが可能となる。
の冷蔵庫において、前記冷蔵室蒸発器の除霜を、当該冷
蔵室蒸発器に前記冷蔵室内空気を循環させることによっ
て行うとともに、前記脱臭器は熱以外のエネルギーで励
起されて吸着した臭い成分の分解を行う非熱分解型の脱
臭器としてなることを要旨とする。この構成により、冷
蔵室蒸発器の除霜は、0℃以上の温度を有する冷蔵室内
空気を冷蔵室蒸発器に接触させることで行われるので、
冷蔵室側には除霜用ヒータは設けられていない。脱臭器
を、この除霜用ヒータを脱臭材加熱用ヒータとして用い
ない非熱分解型に構成することで、消費電力の増大を招
くことなく、臭いの生じやすい冷蔵室に脱臭器を設ける
ことが可能となる。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の冷蔵庫において、前記脱臭器は、前記冷蔵室蒸発器の
冷却稼働時及び除霜時の何れのときにも脱臭動作可能に
構成してなることを要旨とする。この構成により、冷蔵
室蒸発器が脱臭モードで臭い分子が大量に脱着発生して
も冷蔵室に還流する前に脱臭器で捕捉されて無臭化され
る。
の冷蔵庫において、前記脱臭器は、前記冷蔵室蒸発器の
冷却稼働時及び除霜時の何れのときにも脱臭動作可能に
構成してなることを要旨とする。この構成により、冷蔵
室蒸発器が脱臭モードで臭い分子が大量に脱着発生して
も冷蔵室に還流する前に脱臭器で捕捉されて無臭化され
る。
【0008】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の冷蔵庫において、前記脱臭器は、酸化チタンを含む光
脱臭触媒と紫外線を発光する発光体とを備え、該発光体
からの紫外線エネルギーと前記光脱臭触媒による分解作
用によって臭い分子を分解するように構成してなること
を要旨とする。この構成により、紫外線と光脱臭触媒の
働きで臭い分子が分解脱臭される。
の冷蔵庫において、前記脱臭器は、酸化チタンを含む光
脱臭触媒と紫外線を発光する発光体とを備え、該発光体
からの紫外線エネルギーと前記光脱臭触媒による分解作
用によって臭い分子を分解するように構成してなること
を要旨とする。この構成により、紫外線と光脱臭触媒の
働きで臭い分子が分解脱臭される。
【0009】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
の冷蔵庫において、前記発光体は、水銀ランプを除いた
紫外線発光ランプとしてなることを要旨とする。この構
成により、発光体を水銀ランプを除いた、例えばキセノ
ンランプ等の紫外線発光ランプとすることで、万が一、
発光体が破損しても水銀が庫内に飛散するおそれがな
い。
の冷蔵庫において、前記発光体は、水銀ランプを除いた
紫外線発光ランプとしてなることを要旨とする。この構
成により、発光体を水銀ランプを除いた、例えばキセノ
ンランプ等の紫外線発光ランプとすることで、万が一、
発光体が破損しても水銀が庫内に飛散するおそれがな
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図7に基づいて説明する。
乃至図7に基づいて説明する。
【0011】まず、図1及び図2を用いて、本実施の形
態の冷蔵庫の全体構成及び冷蔵室蒸発器の設置位置につ
いて説明する。なお、図1において前記図8における部
位及び機器等と同一ないし均等のものは、前記と同一符
号を以って示し、重複した説明を省略する。本実施の形
態では、冷蔵室4の冷気循環経路における冷蔵室蒸発器
2より下流側に脱臭器10が設置されている。
態の冷蔵庫の全体構成及び冷蔵室蒸発器の設置位置につ
いて説明する。なお、図1において前記図8における部
位及び機器等と同一ないし均等のものは、前記と同一符
号を以って示し、重複した説明を省略する。本実施の形
態では、冷蔵室4の冷気循環経路における冷蔵室蒸発器
2より下流側に脱臭器10が設置されている。
【0012】食品や野菜などから発生した臭いは、冷蔵
庫のドアを開けた際、不快感を与えるだけでなく、他の
食品などにも移るため、冷蔵庫にとっては脱臭は重要な
必要機能の1つである。通常、冷蔵室4や野菜室5で発
生した臭いは、庫内空気を冷却循環させるための冷蔵室
ファン7の働きにより、冷蔵室蒸発器2に導かれる。こ
こで庫内空気は冷蔵室蒸発器2と接触して冷却される
が、このとき臭い分子も水分などとともに冷蔵室蒸発器
2に吸着される。一般に吸着現象は、温度の低い物質と
接触した時に起こり、加熱されると脱着する性質があ
る。冷蔵庫の臭いの場合も同様で、臭い分子は冷蔵室側
庫内では一番温度の低い冷蔵室蒸発器2に最もよく吸着
される性質がある。吸着された臭い分子は、除霜時など
の温度が上がった時に冷蔵室蒸発器2から脱着し、また
冷蔵室4などに還流していく。したがって、冷蔵室蒸発
器2から脱着し、冷蔵室4に戻る途中で臭い分子を捕捉
し、無臭化するのが最も効率のよい脱臭法と言える。本
実施の形態の冷蔵庫は、こうした考えに基づき、冷蔵室
蒸発器2より下流側に脱臭器10を配置したものであ
る。図2に、本実施の形態の冷蔵庫の臭いの減衰曲線
(a)を、脱臭器を冷蔵室蒸発器2より上流側に設置し
た場合(曲線b)及び冷蔵室4内の中央に設置した場合
(曲線c)と比較して示した。臭い物質はアンモニアで
ある。この図から、本実施の形態のように、冷蔵室蒸発
器2の下流側に設置するのが最も効果の良いことがわか
る。
庫のドアを開けた際、不快感を与えるだけでなく、他の
食品などにも移るため、冷蔵庫にとっては脱臭は重要な
必要機能の1つである。通常、冷蔵室4や野菜室5で発
生した臭いは、庫内空気を冷却循環させるための冷蔵室
ファン7の働きにより、冷蔵室蒸発器2に導かれる。こ
こで庫内空気は冷蔵室蒸発器2と接触して冷却される
が、このとき臭い分子も水分などとともに冷蔵室蒸発器
2に吸着される。一般に吸着現象は、温度の低い物質と
接触した時に起こり、加熱されると脱着する性質があ
る。冷蔵庫の臭いの場合も同様で、臭い分子は冷蔵室側
庫内では一番温度の低い冷蔵室蒸発器2に最もよく吸着
される性質がある。吸着された臭い分子は、除霜時など
の温度が上がった時に冷蔵室蒸発器2から脱着し、また
冷蔵室4などに還流していく。したがって、冷蔵室蒸発
器2から脱着し、冷蔵室4に戻る途中で臭い分子を捕捉
し、無臭化するのが最も効率のよい脱臭法と言える。本
実施の形態の冷蔵庫は、こうした考えに基づき、冷蔵室
蒸発器2より下流側に脱臭器10を配置したものであ
る。図2に、本実施の形態の冷蔵庫の臭いの減衰曲線
(a)を、脱臭器を冷蔵室蒸発器2より上流側に設置し
た場合(曲線b)及び冷蔵室4内の中央に設置した場合
(曲線c)と比較して示した。臭い物質はアンモニアで
ある。この図から、本実施の形態のように、冷蔵室蒸発
器2の下流側に設置するのが最も効果の良いことがわか
る。
【0013】図3及び図4を用いて、脱臭器10の作動
制御方式について説明する。現在、最も広く使われてい
る加熱分解型脱臭器は、蒸発器に付着した霜を除去する
目的で加熱される除霜用ヒータが作動した時に、その熱
で脱臭材を再生する方式になっている(図3の(a),
(b))。したがって、除霜モードのときには必然的に
脱臭機能が働かない構造になっている(図3(c))。
つまり蒸発器除霜時の最も臭い分子が脱着、発生すると
きに脱臭器は再生状態であるため、脱着した臭い分子は
庫内に還流してしまう。これに対し、本実施の形態の脱
臭器10は、冷蔵室蒸発器2の冷却時は勿論、除霜時に
も脱臭機能を作用させる制御方式をとるものである(図
3(d))。こうすることにより、前述のように臭い分
子が最も多く吸着している冷蔵室蒸発器2が、除霜で温
度が上がり、臭い分子が大量に脱着、発生しても庫内に
還流する前に捕捉無臭化してしまうことが可能となる。
図4に、本実施の形態のように除霜モードが働いた時に
脱臭機能が停止しない場合(曲線a)と、比較例とし
て、従来のように除霜モードが働いた時に脱臭機能が停
止する場合(曲線b)の臭い減衰曲線を示す。この図か
ら明らかなように、本実施の形態の作動制御方式をとれ
ば良好な脱臭効果を得ることが可能となる。
制御方式について説明する。現在、最も広く使われてい
る加熱分解型脱臭器は、蒸発器に付着した霜を除去する
目的で加熱される除霜用ヒータが作動した時に、その熱
で脱臭材を再生する方式になっている(図3の(a),
(b))。したがって、除霜モードのときには必然的に
脱臭機能が働かない構造になっている(図3(c))。
つまり蒸発器除霜時の最も臭い分子が脱着、発生すると
きに脱臭器は再生状態であるため、脱着した臭い分子は
庫内に還流してしまう。これに対し、本実施の形態の脱
臭器10は、冷蔵室蒸発器2の冷却時は勿論、除霜時に
も脱臭機能を作用させる制御方式をとるものである(図
3(d))。こうすることにより、前述のように臭い分
子が最も多く吸着している冷蔵室蒸発器2が、除霜で温
度が上がり、臭い分子が大量に脱着、発生しても庫内に
還流する前に捕捉無臭化してしまうことが可能となる。
図4に、本実施の形態のように除霜モードが働いた時に
脱臭機能が停止しない場合(曲線a)と、比較例とし
て、従来のように除霜モードが働いた時に脱臭機能が停
止する場合(曲線b)の臭い減衰曲線を示す。この図か
ら明らかなように、本実施の形態の作動制御方式をとれ
ば良好な脱臭効果を得ることが可能となる。
【0014】図5及び図6を用いて、脱臭器10の構造
及び作用を説明する。脱臭機構に関しては、従来、触媒
を添着した多孔質脱臭材を用い、この多孔質脱臭材に吸
着させた臭い成分を除霜用ヒータの熱を利用して熱分解
させていた。しかし、本実施の形態の冷蔵室・野菜室に
は前記のように除霜用ヒータが無いため、熱分解型脱臭
器を用いることができない。また新たに熱分解型脱臭器
を取り付けることになると1台の冷蔵庫に2個のヒータ
が必要となり、省エネルギーの点から非常に無駄であ
る。さらに冷却状態を保つ必要のある冷蔵庫で、脱臭の
ためにヒータを使うことは得策ではない。特に本実施の
形態の脱臭器10の場合、脱臭器10を通過した空気は
直接、冷蔵室4に入っていくため、温度の上がるような
脱臭器は問題がある。そこで本実施の形態では、加熱の
必要がないため熱の発生がない紫外線励起型の脱臭器1
0を冷蔵室4・野菜室5側に設置するようにしている。
及び作用を説明する。脱臭機構に関しては、従来、触媒
を添着した多孔質脱臭材を用い、この多孔質脱臭材に吸
着させた臭い成分を除霜用ヒータの熱を利用して熱分解
させていた。しかし、本実施の形態の冷蔵室・野菜室に
は前記のように除霜用ヒータが無いため、熱分解型脱臭
器を用いることができない。また新たに熱分解型脱臭器
を取り付けることになると1台の冷蔵庫に2個のヒータ
が必要となり、省エネルギーの点から非常に無駄であ
る。さらに冷却状態を保つ必要のある冷蔵庫で、脱臭の
ためにヒータを使うことは得策ではない。特に本実施の
形態の脱臭器10の場合、脱臭器10を通過した空気は
直接、冷蔵室4に入っていくため、温度の上がるような
脱臭器は問題がある。そこで本実施の形態では、加熱の
必要がないため熱の発生がない紫外線励起型の脱臭器1
0を冷蔵室4・野菜室5側に設置するようにしている。
【0015】紫外線励起型脱臭器10の主な構造は、図
5に示すように、発光体としての紫外線発光管11及び
光脱臭触媒を塗布した担持体12、さらに脱臭のための
空気を送る脱臭ファン13からなっている。なお脱臭フ
ァン13は必要に応じて、取り外すことも可能である。
光脱臭触媒としては、酸化チタンを400〜500℃で
焼成して担持体12表面に固定させたもの、あるいは酸
化チタン粉末を塗料に分散させ、担持体12に塗布して
80〜200℃で硬化処理したものなどを用いる。本実
施の形態では、前者が適用されている。そして、まず脱
臭するための空気かが脱臭ファン13で脱臭器本体14
内に送られ、光触媒塗布担持体12に接触する。このと
き同時に紫外線発光管11から出る紫外線と光脱臭触媒
の働きで臭い分子は分解され、臭いの無い物質に化学変
化する。この反応生成物は、一般的には分子結合の切れ
た低分子量物質及び酸化生成物などであるが、臭い分子
の種類や光の当たり具合などによって変わるため、実際
には非常に多くの成分からなっており、分析は困難であ
る。こうして化学反応を終え、無臭化した空気は脱臭器
本体14から冷蔵室内に出ていく。図6に、本実施の形
態の紫外線励起型脱臭器10(特性線a)と、比較例と
して従来の加熱分解型脱臭器(特性線b)をそれぞれ冷
蔵室蒸発器2の下流側に使用した際の冷蔵室内温度の変
化を示した。この図から明らかなように紫外線励起型脱
臭器10では冷蔵室内温度の上昇もなく、良好な冷却特
性が得られた。
5に示すように、発光体としての紫外線発光管11及び
光脱臭触媒を塗布した担持体12、さらに脱臭のための
空気を送る脱臭ファン13からなっている。なお脱臭フ
ァン13は必要に応じて、取り外すことも可能である。
光脱臭触媒としては、酸化チタンを400〜500℃で
焼成して担持体12表面に固定させたもの、あるいは酸
化チタン粉末を塗料に分散させ、担持体12に塗布して
80〜200℃で硬化処理したものなどを用いる。本実
施の形態では、前者が適用されている。そして、まず脱
臭するための空気かが脱臭ファン13で脱臭器本体14
内に送られ、光触媒塗布担持体12に接触する。このと
き同時に紫外線発光管11から出る紫外線と光脱臭触媒
の働きで臭い分子は分解され、臭いの無い物質に化学変
化する。この反応生成物は、一般的には分子結合の切れ
た低分子量物質及び酸化生成物などであるが、臭い分子
の種類や光の当たり具合などによって変わるため、実際
には非常に多くの成分からなっており、分析は困難であ
る。こうして化学反応を終え、無臭化した空気は脱臭器
本体14から冷蔵室内に出ていく。図6に、本実施の形
態の紫外線励起型脱臭器10(特性線a)と、比較例と
して従来の加熱分解型脱臭器(特性線b)をそれぞれ冷
蔵室蒸発器2の下流側に使用した際の冷蔵室内温度の変
化を示した。この図から明らかなように紫外線励起型脱
臭器10では冷蔵室内温度の上昇もなく、良好な冷却特
性が得られた。
【0016】図7を用いて、脱臭器10の発光体につい
て説明する。冷蔵庫は食品を収納する容器であるため、
安全、衛生には特に注意しなければならない。この意味
で通常、紫外線発光体としてよく使用される水銀ランプ
は水銀を封入してあるため、破壊した場合は水銀が庫内
に飛散するおそれがある。こうしたことを考えれば水銀
ランプは冷蔵庫に適した部品とは言えない。そこで本実
施の形態では、食品を扱う冷蔵庫特有の必要機能とし
て、水銀を用いない紫外線発光体の使用を検討した。こ
の結果、具体的な例として、例えば希ガスのキセノンを
封入したキセノンランプを用いることにより、水銀ラン
プに劣らない脱臭機能を得ることができることを実験に
より確認した。図7にキセノンランプ使用の脱臭器(曲
線a)と水銀ランプ使用の脱臭器(曲線b)の脱臭性能
の比較を示した。実験の結果、僅かながらキセノンラン
プ使用の方が優れた脱臭効果を示す傾向すら見られた。
いずれにしても食品を収納する冷蔵庫には、キセノンラ
ンプのような有害な水銀を含まないランプが適してい
る。
て説明する。冷蔵庫は食品を収納する容器であるため、
安全、衛生には特に注意しなければならない。この意味
で通常、紫外線発光体としてよく使用される水銀ランプ
は水銀を封入してあるため、破壊した場合は水銀が庫内
に飛散するおそれがある。こうしたことを考えれば水銀
ランプは冷蔵庫に適した部品とは言えない。そこで本実
施の形態では、食品を扱う冷蔵庫特有の必要機能とし
て、水銀を用いない紫外線発光体の使用を検討した。こ
の結果、具体的な例として、例えば希ガスのキセノンを
封入したキセノンランプを用いることにより、水銀ラン
プに劣らない脱臭機能を得ることができることを実験に
より確認した。図7にキセノンランプ使用の脱臭器(曲
線a)と水銀ランプ使用の脱臭器(曲線b)の脱臭性能
の比較を示した。実験の結果、僅かながらキセノンラン
プ使用の方が優れた脱臭効果を示す傾向すら見られた。
いずれにしても食品を収納する冷蔵庫には、キセノンラ
ンプのような有害な水銀を含まないランプが適してい
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、冷蔵室用の脱臭器を当該冷蔵室における冷
気循環経路内の冷蔵室蒸発器より下流側に設置したた
め、冷蔵室蒸発器の除霜時に、脱着した臭い分子を冷蔵
室内に直接放出させることなく脱臭器で効率的に脱臭分
解することができる。
明によれば、冷蔵室用の脱臭器を当該冷蔵室における冷
気循環経路内の冷蔵室蒸発器より下流側に設置したた
め、冷蔵室蒸発器の除霜時に、脱着した臭い分子を冷蔵
室内に直接放出させることなく脱臭器で効率的に脱臭分
解することができる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、前記冷蔵室
蒸発器の除霜を、当該冷蔵室蒸発器に前記冷蔵室内空気
を循環させることによって行うとともに、前記脱臭器は
熱以外のエネルギーで励起されて吸着した臭い成分の分
解を行う非熱分解型の脱臭器としたため、脱臭器を、除
霜用ヒータを脱臭材加熱用ヒータとして用いない非熱分
解型に構成することで、消費電力の増大を招くことな
く、臭いの生じやすい冷蔵室に脱臭器を設置することが
できる。
蒸発器の除霜を、当該冷蔵室蒸発器に前記冷蔵室内空気
を循環させることによって行うとともに、前記脱臭器は
熱以外のエネルギーで励起されて吸着した臭い成分の分
解を行う非熱分解型の脱臭器としたため、脱臭器を、除
霜用ヒータを脱臭材加熱用ヒータとして用いない非熱分
解型に構成することで、消費電力の増大を招くことな
く、臭いの生じやすい冷蔵室に脱臭器を設置することが
できる。
【0019】請求項3記載の発明によれば、前記脱臭器
は、前記冷蔵室蒸発器の冷却稼働時及び除霜時の何れの
ときにも脱臭動作可能に構成したため、冷蔵室蒸発器が
脱臭モードで臭い分子が大量に脱着発生しても冷蔵室に
還流する前に脱臭器で捕捉して極めて効果的に脱臭分解
することができる。
は、前記冷蔵室蒸発器の冷却稼働時及び除霜時の何れの
ときにも脱臭動作可能に構成したため、冷蔵室蒸発器が
脱臭モードで臭い分子が大量に脱着発生しても冷蔵室に
還流する前に脱臭器で捕捉して極めて効果的に脱臭分解
することができる。
【0020】請求項4記載の発明によれば、前記脱臭器
は、酸化チタンを含む光脱臭触媒と紫外線を発光する発
光体とを備え、該発光体からの紫外線エネルギーと前記
光脱臭触媒による分解作用によって臭い分子を分解する
ように構成したため、低消費電力で且つ、殆ど熱の発生
がないことから、冷蔵室内温度を上昇させることがな
く、冷蔵室への設置に極めて好適な脱臭器とすることが
できる。
は、酸化チタンを含む光脱臭触媒と紫外線を発光する発
光体とを備え、該発光体からの紫外線エネルギーと前記
光脱臭触媒による分解作用によって臭い分子を分解する
ように構成したため、低消費電力で且つ、殆ど熱の発生
がないことから、冷蔵室内温度を上昇させることがな
く、冷蔵室への設置に極めて好適な脱臭器とすることが
できる。
【0021】請求項5記載の発明によれば、前記発光体
は、水銀ランプを除いた紫外線発光ランプとしたため、
万が一、発光体が破損しても水銀が庫内に飛散するおそ
れがなく、安全上、衛生上の面で、食品を収納する冷蔵
庫への設置に極めて好適な脱臭器とすることができる。
は、水銀ランプを除いた紫外線発光ランプとしたため、
万が一、発光体が破損しても水銀が庫内に飛散するおそ
れがなく、安全上、衛生上の面で、食品を収納する冷蔵
庫への設置に極めて好適な脱臭器とすることができる。
【図1】本発明に係る冷蔵庫の実施の形態の内部構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】上記実施の形態に搭載した脱臭器による臭い濃
度減衰特性を比較例とともに示す特性図である。
度減衰特性を比較例とともに示す特性図である。
【図3】上記実施の形態における冷蔵室蒸発器からの臭
い放出と脱臭能力の関係を比較例とともに示す図であ
る。
い放出と脱臭能力の関係を比較例とともに示す図であ
る。
【図4】上記実施の形態に搭載した脱臭器の作動制御方
式に基づく臭い濃度減衰特性を比較例とともに示す特性
図である。
式に基づく臭い濃度減衰特性を比較例とともに示す特性
図である。
【図5】上記実施の形態に搭載した脱臭器の具体例であ
る紫外線励起型脱臭器を示す断面図である。
る紫外線励起型脱臭器を示す断面図である。
【図6】上記紫外線励起型脱臭器を作動させたときの冷
蔵室内温度の変化を熱分解型脱臭器を作動させたときと
比較して示す特性図である。
蔵室内温度の変化を熱分解型脱臭器を作動させたときと
比較して示す特性図である。
【図7】上記紫外線励起型脱臭器の発光体としてキセノ
ンランプを使用したときと水銀ランプを使用したときの
臭い濃度減衰特性を比較して示す特性図である。
ンランプを使用したときと水銀ランプを使用したときの
臭い濃度減衰特性を比較して示す特性図である。
【図8】従来の冷蔵庫の内部構成を示す断面図である。
2 冷蔵室蒸発器 3 冷凍室蒸発器 4 冷蔵室 5 野菜室 6 冷凍室 7 冷蔵室ファン 10 脱臭器 11 紫外線発光管(発光体) 12 光脱臭触媒を塗布した担持体
Claims (5)
- 【請求項1】 冷蔵室及び冷凍室を備え、前記冷蔵室に
は冷蔵室蒸発器を有し、前記冷凍室には冷凍室蒸発器を
有し、前記冷蔵室と前記冷凍室は互いに独立した冷気循
環経路を持つ冷蔵庫において、前記冷蔵室用の脱臭器を
当該冷蔵室における前記冷気循環経路内の前記冷蔵室蒸
発器より下流側に設置してなることを特徴とする冷蔵
庫。 - 【請求項2】 前記冷蔵室蒸発器の除霜を、当該冷蔵室
蒸発器に前記冷蔵室内空気を循環させることによって行
うとともに、前記脱臭器は熱以外のエネルギーで励起さ
れて吸着した臭い成分の分解を行う非熱分解型の脱臭器
としてなることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項3】 前記脱臭器は、前記冷蔵室蒸発器の冷却
稼働時及び除霜時の何れのときにも脱臭動作可能に構成
してなることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項4】 前記脱臭器は、酸化チタンを含む光脱臭
触媒と紫外線を発光する発光体とを備え、該発光体から
の紫外線エネルギーと前記光脱臭触媒による分解作用に
よって臭い分子を分解するように構成してなることを特
徴とする請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項5】 前記発光体は、水銀ランプを除いた紫外
線発光ランプとしてなることを特徴とする請求項4記載
の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12604297A JPH10311667A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12604297A JPH10311667A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10311667A true JPH10311667A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14925229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12604297A Pending JPH10311667A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10311667A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001304749A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-10-31 | Matsushita Refrig Co Ltd | 冷蔵庫 |
-
1997
- 1997-05-15 JP JP12604297A patent/JPH10311667A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001304749A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-10-31 | Matsushita Refrig Co Ltd | 冷蔵庫 |
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