JPH10148553A - 流量計 - Google Patents
流量計Info
- Publication number
- JPH10148553A JPH10148553A JP34643996A JP34643996A JPH10148553A JP H10148553 A JPH10148553 A JP H10148553A JP 34643996 A JP34643996 A JP 34643996A JP 34643996 A JP34643996 A JP 34643996A JP H10148553 A JPH10148553 A JP H10148553A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- flow
- flow path
- magnet
- flow rate
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液体の流路を開閉する弁体の移動量に正比例
した流量−出力特性を備える微少流量の計測に適した流
量計を提供しようとするものである。 【解決手段】 流量計本体2に流入口から流入する液体
が通過して流出口に達する流路を交差して設け、この交
差面を塞ぐ位置に永久マグネットが内蔵された弁体3を
移動可能に配置し、この弁体3の移動路近くにその移動
量を検出する磁気センサを配置する一方、流量計本体2
の弁体3の移動路端側に位置して弁体3内のマグネット
と反発する磁力を発生するマグネット部を設けるととも
に、交差する流路2c,2d間に略逆三角形状の開口を
設けて、弁体3の移動により徐々に開口面を大きくする
ように構成しているため、弁体の移動量に正比例した流
量−出力特性を備え、正確な液体の計測ができるばかり
か、弁体3の両側の微少な差圧に対応して弁体が移動で
き、微少な微少流量に対しても確実に計測ができる流量
計を提供することができる。
した流量−出力特性を備える微少流量の計測に適した流
量計を提供しようとするものである。 【解決手段】 流量計本体2に流入口から流入する液体
が通過して流出口に達する流路を交差して設け、この交
差面を塞ぐ位置に永久マグネットが内蔵された弁体3を
移動可能に配置し、この弁体3の移動路近くにその移動
量を検出する磁気センサを配置する一方、流量計本体2
の弁体3の移動路端側に位置して弁体3内のマグネット
と反発する磁力を発生するマグネット部を設けるととも
に、交差する流路2c,2d間に略逆三角形状の開口を
設けて、弁体3の移動により徐々に開口面を大きくする
ように構成しているため、弁体の移動量に正比例した流
量−出力特性を備え、正確な液体の計測ができるばかり
か、弁体3の両側の微少な差圧に対応して弁体が移動で
き、微少な微少流量に対しても確実に計測ができる流量
計を提供することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体の流量を計測
する流量計、特に回転計測部が使用されてない微少流量
の計測に適した流量計に関する。
する流量計、特に回転計測部が使用されてない微少流量
の計測に適した流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、液体の流量計測が工業界はもとよ
り食品業界、薬品・医療機器業界でも広く行われるよう
になり、低流量域での高精度な流量計測に加え、計測中
に液体に不純物が混じらないクリーンな状態下での流量
計測が要求されるようになってきている。これら要求に
応え、図3に示す流量計が創案されている。この流量計
1は、流量計本体2内に直交する第1流路2cおよび第
2流路2dを有し、これら流路2c,2dの交差面を塞
ぐ位置に一方の流路2cに沿って移動可能な弁体3が配
置されている。この弁体3は、防錆処理された永久マグ
ネット3aでなっており、直立する第1流路2cの壁面
とわずかな間隙をおいて配置されている。しかも、この
弁体3は常時は前記第1流路2cと第2流路2dとの交
差面を塞ぐように位置し、流出口2bに連通する第2流
路2dの圧力が低下すると、弁体3が移動して第1流路
2cと第2流路2dとの交差面を開放するように構成さ
れている。また、この流量計本体2の弁体3の移動路端
には前記永久マグネット3aと反発する反発力を有する
固定側マグネット51が配置されており、弁体3を永久
マグネット3aとの反発力で押し下げるように構成され
ている。
り食品業界、薬品・医療機器業界でも広く行われるよう
になり、低流量域での高精度な流量計測に加え、計測中
に液体に不純物が混じらないクリーンな状態下での流量
計測が要求されるようになってきている。これら要求に
応え、図3に示す流量計が創案されている。この流量計
1は、流量計本体2内に直交する第1流路2cおよび第
2流路2dを有し、これら流路2c,2dの交差面を塞
ぐ位置に一方の流路2cに沿って移動可能な弁体3が配
置されている。この弁体3は、防錆処理された永久マグ
ネット3aでなっており、直立する第1流路2cの壁面
とわずかな間隙をおいて配置されている。しかも、この
弁体3は常時は前記第1流路2cと第2流路2dとの交
差面を塞ぐように位置し、流出口2bに連通する第2流
路2dの圧力が低下すると、弁体3が移動して第1流路
2cと第2流路2dとの交差面を開放するように構成さ
れている。また、この流量計本体2の弁体3の移動路端
には前記永久マグネット3aと反発する反発力を有する
固定側マグネット51が配置されており、弁体3を永久
マグネット3aとの反発力で押し下げるように構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の流量計では、
弁体3の移動時に、弁体3と第1流路2cの壁面との機
械的摺動抵抗がないことから、流入口2a側と流出口2
b側との間の差圧が生じると、弁体3が移動でき、微少
流量域の液体の計測ができるのみならず、液体に不純物
が混じらないクリーンな状態下での計測ができる。しか
しながら、この流量計では、第1流路2cと第2流路2
dとの交差面は円形となっているため、弁体3が塞ぐ交
差面が半分以上である時と、弁体3が塞ぐ交差面が半分
以下である時とでは、弁体3の移動量と液体の流量の増
加量との関係が正比例しなくなり、正確性に欠ける液体
計測となる等の欠点が生じている。
弁体3の移動時に、弁体3と第1流路2cの壁面との機
械的摺動抵抗がないことから、流入口2a側と流出口2
b側との間の差圧が生じると、弁体3が移動でき、微少
流量域の液体の計測ができるのみならず、液体に不純物
が混じらないクリーンな状態下での計測ができる。しか
しながら、この流量計では、第1流路2cと第2流路2
dとの交差面は円形となっているため、弁体3が塞ぐ交
差面が半分以上である時と、弁体3が塞ぐ交差面が半分
以下である時とでは、弁体3の移動量と液体の流量の増
加量との関係が正比例しなくなり、正確性に欠ける液体
計測となる等の欠点が生じている。
【0004】本発明は、上記欠点の除去を目的とするも
ので、計測部に回転計測部をなくし、弁体の移動量に比
例した流量−出力特性が得られる微少流量の計測に適し
た流量計を提供しようとするものである
ので、計測部に回転計測部をなくし、弁体の移動量に比
例した流量−出力特性が得られる微少流量の計測に適し
た流量計を提供しようとするものである
【0005】
【課題を解決するための手段】流量計本体に流入口から
流入する液体が通過して流出口に達する流路を交差して
設け、この交差面を塞ぐ位置に永久マグネットが内蔵さ
れた弁体を移動可能に配置し、この弁体の移動路近くに
その移動量を検出する磁気センサを配置する一方、流量
計本体の弁体の移動路端側に位置して弁体内の永久マグ
ネットと反発する磁力を発生するマグネット部を設けた
流量計において、流量計本体内の交差する流路の交差面
を略逆三角形状としている。
流入する液体が通過して流出口に達する流路を交差して
設け、この交差面を塞ぐ位置に永久マグネットが内蔵さ
れた弁体を移動可能に配置し、この弁体の移動路近くに
その移動量を検出する磁気センサを配置する一方、流量
計本体の弁体の移動路端側に位置して弁体内の永久マグ
ネットと反発する磁力を発生するマグネット部を設けた
流量計において、流量計本体内の交差する流路の交差面
を略逆三角形状としている。
【0006】また、流量計本体にはその内部で移動する
弁体の背部に流出口側の圧力を導入する背圧導入路を設
けて、流入口側の圧力と流出口側の圧力の差圧により弁
体がマグネット部の反発力とバランスする位置まで移動
可能に構成してもよい。
弁体の背部に流出口側の圧力を導入する背圧導入路を設
けて、流入口側の圧力と流出口側の圧力の差圧により弁
体がマグネット部の反発力とバランスする位置まで移動
可能に構成してもよい。
【0007】さらに、マグネット部は電磁石として、反
発力を加減できるようにしてもよい。
発力を加減できるようにしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。図1において、1は液体の流量を計
測する流量計であり、流入口2aと流出口2bとを有す
る流量計本体2を有している。この流量計本体2には、
流入口2aに連通して直立する横断面円形の第1流路2
cとその中間位置で直交する方向に延びかつ流出口2b
に連通する横断面円形の第2流路2dとが設けられてい
る。また、この第1流路2cと第2流路2dとの間に
は、第1流路2cの周壁を切って第2流路2dの端面を
切り抜く第3流路2eが設けられている。この第3流路
2eは、図2に示すように略逆三角形状をなしており、
後記する弁体3が第3流路2eを開放する時、開口面が
一定比で増加するように構成されている。なお、前記略
三角形状の斜辺部は計測誤差を考慮して若干曲線様の斜
辺部であってもよい。
の形態を説明する。図1において、1は液体の流量を計
測する流量計であり、流入口2aと流出口2bとを有す
る流量計本体2を有している。この流量計本体2には、
流入口2aに連通して直立する横断面円形の第1流路2
cとその中間位置で直交する方向に延びかつ流出口2b
に連通する横断面円形の第2流路2dとが設けられてい
る。また、この第1流路2cと第2流路2dとの間に
は、第1流路2cの周壁を切って第2流路2dの端面を
切り抜く第3流路2eが設けられている。この第3流路
2eは、図2に示すように略逆三角形状をなしており、
後記する弁体3が第3流路2eを開放する時、開口面が
一定比で増加するように構成されている。なお、前記略
三角形状の斜辺部は計測誤差を考慮して若干曲線様の斜
辺部であってもよい。
【0009】前記第1流路2c内には、第3流路2eの
下端位置の直下にストップ機構4が取付けられており、
このストップ機構4には柱状の弁体3が載置されてい
る。前記弁体3は第1流路2cの壁面と全周にわたって
液体が通過できる間隙をおいて移動可能に配置されてい
る。また、この弁体3は内部に永久マグネット3aを内
包した耐摩耗性、耐食性に優れた樹脂材でなっており、
弁体3が第1流路2cに沿って移動する際に第1流路2
cの壁面に摺動することがあっても、摩擦粉の発生がな
いように構成されている。
下端位置の直下にストップ機構4が取付けられており、
このストップ機構4には柱状の弁体3が載置されてい
る。前記弁体3は第1流路2cの壁面と全周にわたって
液体が通過できる間隙をおいて移動可能に配置されてい
る。また、この弁体3は内部に永久マグネット3aを内
包した耐摩耗性、耐食性に優れた樹脂材でなっており、
弁体3が第1流路2cに沿って移動する際に第1流路2
cの壁面に摺動することがあっても、摩擦粉の発生がな
いように構成されている。
【0010】前記流量計本体2には、第1流路2cの上
端側に位置してかつ液体と隔離されて弁体3内の永久マ
グネット3aと反発する磁力を発生するマグネット部5
が設けられており、常時永久マグネット3aとマグネッ
ト部5との反発力で弁体3がストップ機構4に当接する
方向に押し下げられるように構成されている。前記マグ
ネット部5は流入口2a側または流出口2b側が閉止さ
れると、弁体3を即座にストップ機構4に当接させて、
第3流路2eを閉止できるに十分な磁力を持つように構
成されている。このマグネット部5は永久マグネットで
構成してもよく、また電磁石で構成してもよく、マグネ
ット部5からの磁力を大きくして、反発力を大きくする
ことにより、一定流量に対する弁体3の移動量を押さえ
て、流量範囲を任意に拡大することができる。
端側に位置してかつ液体と隔離されて弁体3内の永久マ
グネット3aと反発する磁力を発生するマグネット部5
が設けられており、常時永久マグネット3aとマグネッ
ト部5との反発力で弁体3がストップ機構4に当接する
方向に押し下げられるように構成されている。前記マグ
ネット部5は流入口2a側または流出口2b側が閉止さ
れると、弁体3を即座にストップ機構4に当接させて、
第3流路2eを閉止できるに十分な磁力を持つように構
成されている。このマグネット部5は永久マグネットで
構成してもよく、また電磁石で構成してもよく、マグネ
ット部5からの磁力を大きくして、反発力を大きくする
ことにより、一定流量に対する弁体3の移動量を押さえ
て、流量範囲を任意に拡大することができる。
【0011】また、前記流量計本体2には第1流路2c
の上端と第2流路2dとを連結する背圧導入路2fが設
けられており、流出口2bから液体が流出すると、流出
口2b側の圧力が低下し、これが背圧導入路2fを通じ
て第1流路2c内の弁体3の背部に伝わり、ただちに弁
体3が上昇して流入口2c側の圧力と弁体3の背圧との
差圧すなわち弁体前後の圧力差とマグネット部の反発力
とがバランスする位置まで移動するように構成されてい
る。この時、第3流路2eの開口部の開口面をSとする
と、液体の流量Qと弁体3の前後の圧力差△Pとの間に
は、 Q=K1・S・(△P)1/2 (K1定数) が成立する。
の上端と第2流路2dとを連結する背圧導入路2fが設
けられており、流出口2bから液体が流出すると、流出
口2b側の圧力が低下し、これが背圧導入路2fを通じ
て第1流路2c内の弁体3の背部に伝わり、ただちに弁
体3が上昇して流入口2c側の圧力と弁体3の背圧との
差圧すなわち弁体前後の圧力差とマグネット部の反発力
とがバランスする位置まで移動するように構成されてい
る。この時、第3流路2eの開口部の開口面をSとする
と、液体の流量Qと弁体3の前後の圧力差△Pとの間に
は、 Q=K1・S・(△P)1/2 (K1定数) が成立する。
【0012】また、弁体3がその前後の差圧△Pで押し
上げられる時には、弁体3の移動量をLとすると、 △P=K2・L (K2は定数) が成立する。さらに、弁体3が移動して、第3流路2e
の開口面積Sが変わる時、 S=K3・L1/2(K3は定数) が成立する。従って、流量Q=K1・K3・L1/2・
(K2・L)1/2=K・L (K=K1・K3・K
2 1/2)となり、液体の流量Qは弁体の移動量Lに比
例することがわかる。
上げられる時には、弁体3の移動量をLとすると、 △P=K2・L (K2は定数) が成立する。さらに、弁体3が移動して、第3流路2e
の開口面積Sが変わる時、 S=K3・L1/2(K3は定数) が成立する。従って、流量Q=K1・K3・L1/2・
(K2・L)1/2=K・L (K=K1・K3・K
2 1/2)となり、液体の流量Qは弁体の移動量Lに比
例することがわかる。
【0013】一方、前記流量計本体2には第1流路2c
に接近してかつ前記弁体3の移動量を磁界の変化から検
出する磁気センサ6が配置されており、この磁気センサ
6には弁体3の移動量に比例したアナログ信号を出力す
るリニアホールセンサが使用されている。この磁気セン
サの出力信号は演算部(図示せず)に送られ、ディジタ
ル値に変換後、所定の係数が乗算されて流量が算出され
るように構成されている。
に接近してかつ前記弁体3の移動量を磁界の変化から検
出する磁気センサ6が配置されており、この磁気センサ
6には弁体3の移動量に比例したアナログ信号を出力す
るリニアホールセンサが使用されている。この磁気セン
サの出力信号は演算部(図示せず)に送られ、ディジタ
ル値に変換後、所定の係数が乗算されて流量が算出され
るように構成されている。
【0014】上記流量計において、流出口2b側に配置
されたバルブ(図示せず)が開放されて、液体が流出口
2bから流出すると、その付近の液体の圧力が低下し、
これが背圧導入路2fを介して第1流路2c内の弁体3
の背部に伝えらる。そのため、弁体の背部の圧力が低下
し、弁体3の上、下部に差圧が発生する。この差圧の発
生により弁体3は上昇し始め、第3流路2eが徐々に開
放されて、液体の流出量が増加して、差圧がマグネット
部5の反発力とバランスするところで弁体3は停止す
る。この時、弁体3の位置は磁気センサ6により検出さ
れ、この位置から弁体の移動量が算出され、この移動量
に正比例した液体の流量が算出される。また、流出口2
bから液体がわずかでも流出すると、ただちに弁体3の
上、下部に差圧が生じて弁体3が移動し始めるが、第3
流路2eの開口面は略逆三角形状の頂点付近の狭小面で
あるので、弁体3が微少な差圧に対応してわずかに移動
でき、微少な流量であっても確実に液体を計測すること
ができる。
されたバルブ(図示せず)が開放されて、液体が流出口
2bから流出すると、その付近の液体の圧力が低下し、
これが背圧導入路2fを介して第1流路2c内の弁体3
の背部に伝えらる。そのため、弁体の背部の圧力が低下
し、弁体3の上、下部に差圧が発生する。この差圧の発
生により弁体3は上昇し始め、第3流路2eが徐々に開
放されて、液体の流出量が増加して、差圧がマグネット
部5の反発力とバランスするところで弁体3は停止す
る。この時、弁体3の位置は磁気センサ6により検出さ
れ、この位置から弁体の移動量が算出され、この移動量
に正比例した液体の流量が算出される。また、流出口2
bから液体がわずかでも流出すると、ただちに弁体3の
上、下部に差圧が生じて弁体3が移動し始めるが、第3
流路2eの開口面は略逆三角形状の頂点付近の狭小面で
あるので、弁体3が微少な差圧に対応してわずかに移動
でき、微少な流量であっても確実に液体を計測すること
ができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は流量計本
体に流入口から流入する液体が通過して流出口に達する
流路を交差して設け、この交差面を塞ぐ位置に永久マグ
ネットが内蔵された弁体を移動可能に配置し、この弁体
の移動路近くにその移動量を検出する磁気センサを配置
する一方、流量計本体の弁体の移動路端側に位置して弁
体内のマグネットと反発する磁力を発生するマグネット
部を設けて、この反発力を弁体前後の差圧とバランスす
る位置まで弁体を移動させるとともに、交差する流路間
に略逆三角形状の開口を設けて、弁体の移動により開口
面を一定比で変化させているため、弁体の移動量に正比
例した液体の流量−出力特性を持ち、しかも弁体前後の
微少な差圧に対応しても弁体が移動できる微少流量の液
体計測に適した流量計を提供することができる等の利点
がある。
体に流入口から流入する液体が通過して流出口に達する
流路を交差して設け、この交差面を塞ぐ位置に永久マグ
ネットが内蔵された弁体を移動可能に配置し、この弁体
の移動路近くにその移動量を検出する磁気センサを配置
する一方、流量計本体の弁体の移動路端側に位置して弁
体内のマグネットと反発する磁力を発生するマグネット
部を設けて、この反発力を弁体前後の差圧とバランスす
る位置まで弁体を移動させるとともに、交差する流路間
に略逆三角形状の開口を設けて、弁体の移動により開口
面を一定比で変化させているため、弁体の移動量に正比
例した液体の流量−出力特性を持ち、しかも弁体前後の
微少な差圧に対応しても弁体が移動できる微少流量の液
体計測に適した流量計を提供することができる等の利点
がある。
【図1】本発明に係る流量計の概略図である。
【図2】図1のA−A線に沿った要部拡大断面図であ
る。
る。
【図3】従来例の一部を切り欠いた外観図である。
1 流量計 2 流量計本体 2a 流入口 2b 流出口 2c 第1流路 2d 第2流路 2e 第3流路 2f 背圧導入路 3 弁体 3a 永久マグネット 4 ストッパ機構 5 マグネット部 6 磁気センサ 51 固定側マグネット
Claims (3)
- 【請求項1】流量計本体に流入口から流入する液体が通
過して流出口に達する流路を交差して設け、この交差面
を塞ぐ位置に永久マグネットが内蔵された弁体を移動可
能に配置し、この弁体の移動路近くにその移動量を検出
する磁気センサを配置する一方、 流量計本体の弁体の移動路端側に位置して弁体内の永久
マグネットと反発する磁力を発生するマグネット部を設
けた流量計において、 流量計本体内の交差する流路の交差面を略逆三角形状と
したことを特徴とする流量計。 - 【請求項2】流量計本体内で移動する弁体の背部に流出
口側の圧力を導入する背圧導入路を設けて、流入口側の
圧力と流出口側の圧力との差圧により弁体がマグネット
部の反発力とバランスする位置まで移動可能に構成した
ことを特徴とする請求項1に記載の流量計。 - 【請求項3】マグネット部は電磁石でなることを特徴と
する請求項1または2に記載の流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34643996A JPH10148553A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34643996A JPH10148553A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 流量計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10148553A true JPH10148553A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18383439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34643996A Pending JPH10148553A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10148553A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009080633A1 (de) * | 2007-12-20 | 2009-07-02 | Robert Buck | Strömungssensor für fluide medien |
-
1996
- 1996-11-19 JP JP34643996A patent/JPH10148553A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009080633A1 (de) * | 2007-12-20 | 2009-07-02 | Robert Buck | Strömungssensor für fluide medien |
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