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JPH10102750A - 免震部屋工法 - Google Patents

免震部屋工法

Info

Publication number
JPH10102750A
JPH10102750A JP25939496A JP25939496A JPH10102750A JP H10102750 A JPH10102750 A JP H10102750A JP 25939496 A JP25939496 A JP 25939496A JP 25939496 A JP25939496 A JP 25939496A JP H10102750 A JPH10102750 A JP H10102750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
room
floor
seismic isolation
base
isolated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25939496A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Yaguchi
大輔 矢口
Hiroshi Kurabayashi
浩 倉林
Nobuyuki Sone
信之 曽根
Akira Matsuda
明 松田
Tomoya Ishida
智也 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd filed Critical Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
Priority to JP25939496A priority Critical patent/JPH10102750A/ja
Publication of JPH10102750A publication Critical patent/JPH10102750A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物全体ではなく、特定の部屋のみを免震構
造にしたものを提供すること。 【解決手段】 建物枢体11内の所望の部屋内に、免震
装置4を介して免震床5、内壁6、内天井17からなる
部屋を構築し、その内部に震動を避ける物品を配置する
ようにした免震部屋工法である。免震装置4の他に減衰
装置12、衝突緩衝材13を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の内部に、
免震装置を介して建物から独立した別個の空間を構築す
る免震部屋工法、例えば建物の部屋の内部に免震装置を
介して別の部屋を構築する免震部屋工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の内部の特定の部屋に免震装
置を介して別の床を構築してその上に振動を防止したい
物、例えばコンピューターや計測装置を設置することが
提案されていた。
【0003】図5を参照して具体的に説明すると、床
1、壁2、天井3からなる部屋を構成する建物枢体11
の内部に免震装置4を介して別に設けられた免震床5を
有する。この免震床5は建物枢体11の固定ステップ7
と免震床5の縁の間に地震時応答変位幅Aを隔てるよう
な大きさである。免震床5の周辺には固定ステップ7に
達し、その表面を滑動できるスライドパネル6を有し、
固定ステップ7との間隙を覆っている。
【0004】この間隔の大きさ、すなわち地震による変
位幅(片振幅分)をAとすると建物枢体11の壁2と免
震床5の縁との間隔は3Aが必要である。この免震床5
は地震の時、建物枢体11とは免震装置4を介して独立
に動くので建物枢体11の振動より小さな震動で済む。
【0005】しかし、免震床5に設置されている美術品
や精密機器10は免震されるが、周囲の壁2に掛けた額
8あるいはシャンデリアのような照明器具9は免震され
ていない。したがって、震動が大きい時には額8が落下
したり、照明器具9が破損する可能性がある。更に、免
震床5の縁と建物枢体11の壁2との間3Aの距離には
物を置くことができないのが問題であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、少なくと
も床と壁、あるいは更に天井も一体となって免震された
空間ができる免震部屋構法を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
のこの発明の構成は、特許請求の範囲に記載のとおりの
免震部屋工法である。すなわち、(1)建物内の所望の
部屋内に免震装置を介して床、壁および天井から成る別
個の部屋または床および壁からなる別個の空間を形成す
る免震部屋工法、(2)積層ゴム若しくはボールベアリ
ング、コイルばね、直動案内ベアリングの何れかとオイ
ルバッファを組み合せた装置の免震装置、オイルダンパ
ーを備えた上記(1)項の免震部屋工法。これはX方
向、Y方向(2次元)の振動を免震するものである。
【0008】(3)上記(2)項における免震装置に加
えて更に空気ばねあるいはコイルばねからなる上下免震
装置を有する上記(2)項の免震部屋工法。これはX方
向、Y方向、Z方向(3次元)の振動を免震するもので
ある。上記構成を要約すると、この発明は建物の、特に
免震対策を必要とする部屋内に免震空間、例えば免震部
屋、あるいは免震箱を設置する工法である。
【0009】
【発明の実施の形態】図面を参照して具体的に説明する
と、図1は免震部屋を設ける例である。この例では、建
物枢体の固定床1の上に免震装置4を介して免震床5、
この免震床と一体になった内壁16、内天井17からな
る免震室を有する例である。この免震室は、枢体11の
固定床1とは免震装置4および減衰装置12で連なって
いるだけで、枢体11の壁2、天井3とは接触していな
いので、枢体が震動してもその影響を避けることができ
る。
【0010】この免震室の出入口は枢体の部屋の出入口
14と一致するように設けられ、枢体の部屋の出入口1
4に免震床と同じ高さのスライドパネル6が固定されて
免震床5の縁と出入口14の床面との間隙を覆ってい
る。この入口の扉15は枢体11の出入口14に設けら
れている。この構造の免震部屋では、部屋の内部に例え
ば精密機器10、額8、照明器具9が全部設けられてい
るので内部の物品全体が免震されており、横揺れの地震
等の被害を避けることができる。
【0011】この発明における上記免震装置4は、積層
ゴムを有するもの、ボールベアリング、コイルばね、あ
るいは直動案内ベアリングの何れかとオイルバッファの
緩衝装置を組み合せた装置を有するもののうち何れの構
造を有するものでもよい。減衰装置12は枢体11の固
定床1と免震床5との相対的震動をできるだけ短時間で
減衰する作用をする装置であって、オイルダンパーを有
するものである。壁の衝突緩衝材13は内壁16が枢体
11の壁2と衝突する場合の衝撃を緩衝するための部材
であって、オイルバッファを有するものが適当である。
【0012】図2に示した例は、基本的な構成は図1に
示した例と同じであり、相違点は枢体11の天井3と内
天井17との間にも免震装置を設けた点のみである。枢
体11の出入口14の扉15と減衰装置12および室内
に配置してある精密機器10や照明器具は省略してあ
る。
【0013】上記例に示した免震装置は主として横揺れ
に対する免震装置であるので、縦揺れに対する免震効果
として、空気ばね、あるいはコイルばねを併用すること
によって、三次元方向に免震効果のある免震部屋を設定
することができる。図6のaおよびbはその具体例であ
って、図6のaは免震装置4と空気ばね18を組合せた
例であり、図6のbは免震装置4とコイルばねを組合せ
た例である。
【0014】図3は免震装置4と空気ばね18とを組合
せたものを用いた例であり、その他の構成は図1と同じ
例である。この例の場合は横揺れ、縦揺れに対する免震
効果を有する。
【0015】図4に示した例は、図1に示した装置にお
いて、内天井17を設けない例である。この図4も図1
に示した出入口14、減衰装置12および免震床上に配
置した精密機器は図示していない。この例の場合は照明
器具9は枢体11の天井3に取付けられているのでその
震動は防止できないが、図5に示した従来の免震工法に
比較すれば、枢体11の壁2と免震床の縁との間を空け
ておく配慮は不要であり、かつ、壁に掛けた額8等は震
動から避けることができる。
【0016】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば枢体の震動にかかわらず特定の空間(部屋)内をすべ
て免震空間とすることができ、その内部に配置された機
器、物品をすべて震動から防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一具体例の説明図、
【図2】本発明の他の具体例の説明図、
【図3】本発明のその他の具体例の説明図、
【図4】本発明のその他の具体例の説明図、
【図5】従来の免震部屋工法の説明図、
【図6】横揺れと縦揺れの免震装置を併用した例の説明
図。
【符号の説明】
1 固定床 2 壁 3 天井 4 免震装置 5 免震床 6 スライドパネル 7 固定ステップ 8 額 9 垂下げ型照明器具 10 精密機器 11 建物枢体 12 減衰装置 13 衝突緩衝材 14 出入口 15 扉 16 内壁 17 内天井 18 空気ばね 19 コイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 明 東京都江東区辰巳3−5−3 三菱製鋼株 式会社環境エンジニアリング事業部内 (72)発明者 石田 智也 東京都江東区辰巳3−5−3 三菱製鋼株 式会社環境エンジニアリング事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内の所望の部屋内に免震装置を介し
    て床、壁および天井から成る別個の部屋または床および
    壁からなる別個の空間を形成することを特徴とする免震
    部屋工法。
  2. 【請求項2】 積層ゴム若しくはボールベアリング、コ
    イルばね、直動案内ベアリングの何れかとオイルバッフ
    ァを組み合せた装置の免震装置、オイルダンパーを備え
    たことを特徴とする請求項1記載の免震部屋工法。
  3. 【請求項3】 請求項2における免震装置に加えて更に
    空気ばねあるいはコイルばねからなる上下免震装置を有
    することを特徴とする請求項2記載の免震部屋工法。
JP25939496A 1996-09-30 1996-09-30 免震部屋工法 Pending JPH10102750A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25939496A JPH10102750A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 免震部屋工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25939496A JPH10102750A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 免震部屋工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10102750A true JPH10102750A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17333532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25939496A Pending JPH10102750A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 免震部屋工法

Country Status (1)

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JP (1) JPH10102750A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009093327A1 (ja) * 2008-01-25 2009-07-30 Shinryo Corporation 免震トイレシステム
JP2015010650A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社大林組 オイルダンパー、及び、ダンパーシステム

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