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JPH0363235A - 塩化ビニルの精製方法 - Google Patents

塩化ビニルの精製方法

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Publication number
JPH0363235A
JPH0363235A JP2145237A JP14523790A JPH0363235A JP H0363235 A JPH0363235 A JP H0363235A JP 2145237 A JP2145237 A JP 2145237A JP 14523790 A JP14523790 A JP 14523790A JP H0363235 A JPH0363235 A JP H0363235A
Authority
JP
Japan
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vinyl chloride
bisulfite
carried out
ester
treatment
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JP2145237A
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English (en)
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JP2703389B2 (ja
Inventor
Michel Strebelle
ミッシェル ストレーベル
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Solvay SA
Original Assignee
Solvay SA
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Publication date
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塩化ビニルからエステル型化合物、更に詳細
には酢酸ビニルのような、分子内に不飽和を有するエス
テル化合物を除去する方法に関する。
工業的に使用される塩化ビニルが、各種の製法により得
られる化合物であり、その製法が、その化合物の純度が
高く且つ、すべての場合においてその化合物が通常意図
されている用途、特に単独重合用に十分な純度をもつよ
うに最適化されていることは知られている。
経済的及び環境的理由から、最近工業上持ち上がった極
めて困難な問題は、塩化ビニルが使用される工業プロセ
スから生じる未転換の残留塩化ビニルの精製によっても
たらされる問題である。ここで、酢酸ビニルのようなエ
ステルから塩化ビニルを分離することによりもたらされ
る問題は、特殊な位置を占める。というのは、この問題
が、共重合操作に由来する2種のコモノマーの分離に関
連し、この共重合操作では、2種のコモノマーの再循環
に関し満足な解決手段がないため、焼却のような非選択
的破壊操作を用いてこの2種のコモノマーの一部又は全
部を処分することが受は入れられているからである。
上記欠点がなく、エステル化合物だけを破壊することに
よって極めて純度の高い塩化ビニルを回収することがで
きる新規な方法が開発された。この方法は、その化合物
を、製造装置から直接得られる塩化ビニルの用途と同じ
用途に使用することを可能とする。
この目的のため、本発明は、塩化ビニルからエノールエ
ステル構造を示すエステル型化合物を除去する方法にお
いて、塩化ビニルをアルカリ洗浄処理、及びこれに続い
て重亜硫酸塩処理することを特徴とする方法を提供する
塩化ビニル中に一般に存在するエステル型化合物は、そ
の分子内に不飽和を有するエステル化合物であり、この
不飽和がラジカル反応によりそれが塩化ビニルと共重合
するのを可能とする。加水分解により、これらのエノー
ルエステル型化合物は、重亜硫酸塩と付加化合物を形成
することができるケトン又はアルデヒドカルボニル誘導
体、般にアルデヒド又はメチルケトン及び環式ケトンの
いずれか、を生じる。良好な結果を与えるこの種の化合
物は酢酸ビニルである。しかしながら、本発明の方法は
、理由のいかんを問わず塩化ビニルに見出されるエノー
ルエステル構造を示す任、tの不飽和エステルに容易に
適用できることはいうまでもない。
不純塩化ビニルのアルカリ洗浄工程は基本的に任意の公
知アルカリ剤を用いて行うことができるが、通常はアル
カリ金属またはアルカリ土類金属由来の塩基の水溶液を
用いて行われる。この処理は好ましくはこれらの金属の
水酸化物を用いて行われる。最終的に、水酸化ナトリウ
ムを用いて良い結果が得られた。本発明をいかなる方法
にあるいはいかなる科学的説明又は理論に限定するつも
りはないが、このアルカリ処理がすべてのエステル化合
物を塩及びアルデヒドに変換するものと考えられる。す
なわち、酢酸ビニルの場合について更に詳細に説明する
と、この方法を水酸化ナトリウムを用いて行うと、この
工程で酢酸ナトリウムとアセトアルデヒドが生成するよ
うに思われる。
アルカリ洗浄工程を水酸化ナトリウム水溶液を用いて行
う場合、水酸化ナトリウム濃度は一般に0.01M/l
〜IOM/1.好ましくは0.1M/l〜2M/lであ
る。
アルカリ洗浄工程に続いて、塩化ビニルを重亜硫酸塩で
処理する。その結果、混合物中に存在する残留アルデヒ
ドのようなアルデヒドがおそらく除去されて塩化ビニル
が精製される。
重亜硫酸塩の中で、一般に本発明の実施上、重亜硫酸ア
ルカリ金属塩が使用され、特に重亜硫酸ナトリウムを使
用した場合、良好な結果が得られる。
本発明の重亜硫酸塩は、公知の方法、例えばメタ重亜硫
酸塩に水を加え又は亜硫酸塩に酸を加えることにより得
られる。
当該処理が重亜硫酸ナトリウムを使用して行なわれる場
合、反応混合物中に過剰量のSO!が発生するのを避け
るため、すべての場合にρ1)を5〜9の間に制御し、
操作を行うことが有利である。混合物のp)lは、6.
5〜8.5の値に維持されることが好ましい。
pHの制御は、この効果を達成できるいかなる手段でも
行なうことができる。
良好な結果を得る手段は、所望のpHを達成するのに十
分な量の亜硫酸ナトリウムを加えることで−ある。
当該処理が重亜硫酸ナトリウムの水溶液を使用して行な
われる場合、一般に、Na1ISO,の濃度は、0.0
1M/lから、該当する温度及び圧力条件下での、水へ
のこの化合物の溶解上限の間である。
しかしながら、好ましい濃度は、0.05〜IM/lの
間である。
重亜硫酸塩処理は、重亜硫酸塩のみを含む水溶液を使用
するか、または該反応の適切な進行に影響を与えない他
の化合物の存在下でも行うことができる。したがって、
良好な結果を与える実施態様は、重亜硫酸塩処理の操作
とともに塩化ビニルの乾燥操作を組み合せるものである
。このため、十分に凝固点の低いNaHSOlとNaC
βの混合物を用いて処理し、アセトアルデヒドの除去と
同時に塩化ビニルの乾燥を確実に行うようにすることが
好ましい。このような操作が行なわれる間、乾燥スクラ
バー中が一10℃程度に維持されることが有利である。
前記の工程は別として、その操作順序はエステルを含ま
ない塩化ビニルを得るために必須のものであり、本発明
の方法は、このような塩化ビニルを製造する特別の条件
に応じた他の工程を含むことができる。
塩化ビニル及び酢酸ビニルの共重合反応の工業的生産か
ら生じた塩化ビニルを重亜硫酸ナトリウムを使用して処
理する場合、本発明の方法は、アルカリ洗浄工程につい
ては通常−20℃〜50℃、好ましくはO℃〜10℃、
重亜硫酸塩工程については−15°C〜40℃、好まし
くは−lO℃〜35℃の温度条件において行うことがで
きる。
圧力条件については、重要ではないが、−aに両工程に
おいて1〜lOバールである。両工程は通常大気圧下で
行われる。
本発明の方法は、上記の工程を実施することができ、任
意にバンキングを備えた浸漬、噴霧カラムを備え、バッ
チ式又は連続式に操作できるいかなるプラントにおいて
も実施できる。
良好な結果を与えたプラントのダイアグラムを添付図面
に示す。このプラントは以下のものを含んでいる。
除去すべきエステルを含むガス状塩化ビニルを装置に導
入するための導管1゜ 導管1を通して不純塩化ビニルを導入するための、ジャ
ケット15を備えた第1反応器2゜この反応器2は液体
中にガスを分配する装置3及び冷却器4とを備え、それ
ぞれガスの良好なバブリングを可能ならしめ、及び液体
生成物をアルカリ洗浄温度に保持するようにすることが
好ましい。
反応器2の冷却器4を重亜硫酸塩処理を実施するための
第2反応器6に連結する導管5゜この反応器6も同様に
、装置3と冷却器4の機能と同じ機能をもった、液体中
にガスを分配する装置7及び冷却器8とを備えているこ
とが好ましい。
次に精製塩化ビニルを導管16により乾燥工程に送り、
次いで精製塩化ビニルを保存するために再圧縮して液化
する。
最後に、このプラントは冷却回路により完結する。この
回路は、導管10及び1)を通りジャケット12及び1
3を用いて冷却器4及び8を冷却させ、独立の冷却回路
14及び21を用いて、アルカリ洗浄反応器2のジャケ
ソ)15及び反応器6のジャケット22の冷却を可能と
する。
更に、反応器2及び6は、連続式又は不連続式に作用す
るようにしてもよい。この目的のため、導管17及び1
8を設け、これに水酸化ナトリウム水溶液及び水酸化ナ
トリウムと重亜硫酸塩の水溶液をそれぞれ供給する。更
に、反応器2及び6中の濃度を一定に保つため、反応器
に“パージ”導管19及び20を設け、部分的に排出さ
れた水溶液を除去するようにしてもよい。
このプラントの全部又は一部を、使用するある種の反応
体に対する材料の耐性を改良することができるポリマー
材料等で被覆した適当な材料でつくることができる。通
常は、プラント全体がステンレススチール製である。
第2反応器の出口で回収された塩化ビニルは、いかなる
ものの製造にも、特に高純度ホモポリマーの製造に使用
することができる。
最後に、本発明は塩化ビニルからエノールエステル構造
を示す不飽和エステル型の化合物を除去する方法に関す
るが、特に基本的な改変を行うことなく塩化ビニリデン
、フッ化ビニル及びフン化ビニリデンのような同種の他
のモノマーの精製並びにこれらの化合物から、重亜硫酸
塩と反応でき、エノールエステル以外の原料中のケトン
及びアルデヒド不純物を除去するのに適用できることは
明らかである。
本発明を以下の実施例により説明する。
実施例1 添付図面に示すプラントで操作を行った。カラム2とカ
ラム6は、直径65−1高さ550 mm及び液容量4
00dである。
冷却して6℃に保ったカラム2は、水酸化ナトリウムの
2モル水溶液を含み、25℃に保ったカラム6の底部の
組成物は重亜硫酸ナトリウム0.1モル水溶液からなる
酢酸ビニルとの共重合プラントから回収された塩化ビニ
ルは、酢酸ビニル2500 (容量ppm)を含んでお
り、導管1を介してほぼ145N1/h(0℃及び大気
圧で標準リソトル/時間)のガス流入速度でこのプラン
トに導入した。試験時間は6時間とした0次の結果が得
られた: Na1lSOs反応器への流入 酢酸ビニル(容量ppm)         < 1ア
セトアルデヒド(容量ppm)     250Na)
1503反応器からの流出 酢酸ビニル(容量ppm)         < 17
七トアルデヒド(容量pps)      < 1SO
!(容量ppm)            60上記結
果から、本発明の方法は塩化ビニル中に存在する酢酸ビ
ニルを定量的に除去することができ、従って、塩化ビニ
ルは、単独重合をはじめとしていかなるプロセスにも再
循環可能な純度を有すると結論できる。
また、これらの結果から、pHの制御なしで重亜硫酸塩
処理を行なった場合、検出できる程度のSO。
が発生する。
実施例2 操作を実施例1と同じ条件で行ったが、実験中pH値を
5.5に維持するような量のNa5Ozを加えることに
より、pHの調整を行なった。
この条件のもとで、so2が365容fppmに低下し
たことを除き、実施例1と同様の結果が得られた。
実施例3 操作を実施例1と同じ条件で行なったが、実験中pH8
,となるのに十分な量のNa5Osを加えた。この条件
において、発生したso2の量は、0.1容量ppm未
満であるほかは、すべて同様の結果が得られた。
これらの実施例から、本発明の方法は、特別な予防措置
を行うことなく (実施例1)、すべての酢酸ビニルを
破壊することができ、この方法をpH制御をしながら行
なった場合(実施例2及び3)、SOtの発生を最小と
し又は避けることができると結論できる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明の方法を実施するのに使用できるプ
ラントのダイアダラムである。 1・・・塩化ビニル用導管、 2.6・・・反応器、 4.8・・・冷却器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニルからエノールエステル構造を示す不飽
    和エステル型化合物を除去する方法において、不純塩化
    ビニルをアルカリ洗浄処理、及びこれに続いて重亜硫酸
    塩処理することを特徴とする方法。
  2. (2)アルカリ洗浄工程がアルカリ金属又はアルカリ土
    類金属から選ばれる塩基の水溶液を用いて行われる請求
    項(1)記載の方法。
  3. (3)重亜硫酸塩が重亜硫酸ナトリウムである請求項(
    1)又は(2)記載の方法。
  4. (4)アルカリ洗浄工程に続いて、pHの値を6.5〜
    8.5に制御して重亜硫酸ナトリウム処理する工程が、
    行なわれる請求項(3)記載の方法。
  5. (5)不純塩化ビニル中に存在するエステルが酢酸ビニ
    ルである、請求項(1)〜(4)のいずれか1項記載の
    方法。
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BR9002608A (pt) 1991-08-20
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FR2647782A1 (fr) 1990-12-07
ATE98950T1 (de) 1994-01-15
FR2647782B1 (fr) 1991-07-26
EP0400735A1 (fr) 1990-12-05
DE69005360T2 (de) 1994-06-16
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