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JPH03258842A - 架橋ゴム材の製造法 - Google Patents

架橋ゴム材の製造法

Info

Publication number
JPH03258842A
JPH03258842A JP5626290A JP5626290A JPH03258842A JP H03258842 A JPH03258842 A JP H03258842A JP 5626290 A JP5626290 A JP 5626290A JP 5626290 A JP5626290 A JP 5626290A JP H03258842 A JPH03258842 A JP H03258842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crosslinked rubber
rubber material
fatty acid
metal salt
acid metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5626290A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Nakahara
中原 章裕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP5626290A priority Critical patent/JPH03258842A/ja
Publication of JPH03258842A publication Critical patent/JPH03258842A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷用ロール及び複写機用ローラー等のロー
ル・ローラー類、ソリッドゴルフボール等のボール類及
び糸巻きボール等のボール芯材、並びに自動車用ゴム部
品等に用いられる架橋ゴム材の製造法に関する。特に、
効果的に架橋され高弾性率を有する架橋ゴム材の製造法
に関する。
〔従来の技術〕
ソリッドゴルフボール等に用いられる架橋ゴム材は、コ
ムエラストマー、α、β−不飽和脂肪酸金属塩、及び有
機過酸化物等を含有する組成物を加熱加圧成形により架
橋成形して製造されることが従来知られている。
上記製造法に於いて、より高弾性率を有する架橋ゴム材
を得るには、一般にα、β−不飽和脂肪酸金属塩及び有
機過酸化物を増量させる事により行なわれる。しかしこ
の場合、α、β−不飽和脂肪酸金属塩のホモポリマーが
生成し易く効果的な架橋が行なわれず、十分な弾性率が
得られないという問題がある。
別の架橋ゴム材の製造法として、特開昭5013722
4号公報に開示されたものがある。これは、ゴムエラス
トマー、α、β−不飽和脂肪酸金属塩、及び有機過酸化
物等含有組成物を加熱成形した後、放射線照射により更
に架橋度を上げるものである。
しかし、−旦加熱成形した後の放射線照射による架橋効
果は十分でなく、従って得られる架橋ゴム材の弾性率も
十分なものではない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、従来の加熱加圧成形により製造される架橋ゴ
ム材よりも、−層効果的に架橋され、より高弾性率を有
する架橋ゴム材の製造法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、加熱加圧成形の代わりに放射
線照射による架橋成形を行なえば、優れた功を奏するこ
とを見出し、本発明を威すに至った。
即ち本発明は、 (1)ゴムエラストマー、及び (n)α、β−不飽和脂肪酸金属塩 含有組成物を放射線照射して得られる架橋ゴム材の製造
方法、及びその製造法により得られる架橋ゴム材を提供
する。
上記組成物に配合されるコムエラストマー(I)として
は、架橋ゴム材の調製に通常用いられるもので良く、例
えばブタジェンゴム(BR)、アクリロニトリルブタジ
ェンコム(NBR)、エチレンプロピレンツム(EPD
M)、及びこれらの混合物等が挙げられる。
上記組成物に配合されるα、β−不飽和脂肪酸金属塩(
II)も通常用いられるもので良い。脂肪酸金属塩(I
I)に用いられるα、β−不飽和脂肪酸としては、例え
ば(メタ)アクリル酸、エタクリル酸、イタコン酸、マ
レイン酸、またはこれらの酸の低級アルキルエステル等
が挙げられる。又、上記金属塩としては、亜鉛塩、カル
シウム塩、マグネシウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩
、アルミニウム塩等が挙げられる。上記脂肪酸金属塩(
II)の具体例としては、ジメタクリル酸亜鉛(ZDM
)、ジメタクリル酸カルシウム(CaDM)、塩基性メ
タクリル酸亜鉛(CH7−C−CH8・C0O−Zn(
OH)、BZM)、メタクリル酸アルミニウム等が挙げ
られる。好ましくはZDMである。
本発明の製造法に於いては、放射線照射によりゴムエラ
ストマー(1)は脂肪酸金属塩(II)でグラフトされ
るので、従来の加熱加圧成形に於いて一般に用いられる
有機過酸化物は必ずしも必要としない。しかし、より高
い架橋効率、即ちグラフト効率を得る為には、上記組成
物に有機過酸化物を配合するのが好ましい。そのような
有機過酸化物(III)としては、グラフト用に通常用
いられているものでよい。具体的には、例えばジクミル
ペルオキシド(DCP)、t−ブチルクミルパーオキサ
イド、2,5−ジメチル−2,5ジーt−プチルバーオ
キンヘキサン等が挙げられる。
上記組成物の組成に於いて、ゴムエラストマー(1)1
00重量部に対し、」二記脂肪酸金属塩(II)は5〜
100重量部、特に10〜50重量部が好ましく、父上
記有機過酸化物(III)は0.5〜10重量部、特に
1〜5重量部が好ましい。
その北本発明の組成物には、添加剤として通常架橋ゴム
材の調製に加えられるもの、例えば老化防止剤、着色顔
料、充填剤等を加えても良い。
上記組成物の調製は特に限定されず、例えばロール、ニ
ーター等を用いて混練することにより行なっでも良い。
本発明の架橋ゴム材は、上記組成物を放射線照射して製
造される。
使用する放射線としては、γ線、電子線等が挙げられる
照射線量及び線量率は、架橋ゴム材の所望の弾性率によ
り適宜選択されるが、例えば3〜100Mradで10
〜l07R/Sが好ましい。上記範囲の上限を超えると
ゴム分子の崩壊の比率が増し、物性が低下し、又下限未
満だとほとんど架橋が行わないので好ましくない。
照射温度は特に限定されないが、例えば10〜70°C
である。
又、照射雰囲気も特に限定されず、大気下で行なっても
良い。
上記組成物への照射方法は、放射線がγ線の場合は通常
の方法でよく、上記組成物を適当な容器(例えば、ガラ
ス製容器、金型等)に入れ照射すれば良い。又、放射線
が電子線の場合は、電子線の透過性等を考慮して、上記
組成物を適当な基板(例えば、ガラス製基板、ポリエチ
レンフイムル等)上に厚さ1〜10mmのものを置き、
これを通常の方法で照射するのが好ましい。
〔発明の効果〕
本発明は、従来のプレス架橋に比し、α、β不飽和脂肪
酸金属塩の配合量が少量であっても同等以上の物性(例
えば、弾性率等)を有する架橋ゴム材を製造する事が出
来る。それ故、一般に吸湿性であるα、β−不飽和脂肪
酸金属塩の吸湿による架橋ゴム材の物性低下を抑える事
が出来、例えば高い反撥性を有するゴルフボール等を製
造する事が出来る。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
組成物の調製 (調製例1〜4) 表=1に示す各原料を、ロールを用いて混練し各組成物
を調製した。
表−1 1):日本合成ゴム社製ブタジェンゴム。
2)二日本合成ゴム社製ニトリルブタジェンゴム。
架橋ゴム材の製造 (実施例1〜4) 上記調製例1〜4についてロールで混練した各組成物を
それぞれ厚さ4〜5mmに調整した。次いでこれを、温
度28〜31′C1照射線ffi50Mrad、照射線
量率1.5X 105R/Sの照射条件下、パンデグラ
ーフ里電子線加速器を用いて電子線照射し、各架橋ゴム
材を製造した。
(比較例1及び2) 上記調製例1及び2の各組成物を、160’C。
20分間、プレスを用いて加熱加圧成形し、それぞれ比
較例1及び2の架橋ゴム材を製造した。
架橋ゴム材の弾性率測定試験 上記実施例1〜4及び比較例1〜2で製造した各架橋ゴ
ム材を、厚さ約0.7vnで切断した。得られた各ゴム
片を、100g定荷重、歪みO,Imm、周波数10H
zの測定条件下に粘弾性スペクトルを測定し、弾性率を
求めた。これらの結果を表−2に示す。
表−2 上記[J例1〜4の組成物のそれぞれに対し、照射線量
を10.30、及び50Mradに変えて照射した以外
は実施例1〜4と同様にして、各架橋ゴム材を製造した
。又比較の為に、BRII、NBR230S、及びNB
R23O3100重量部とDCP1重量部から成る混合
物の各ゴムエラストマー(厚さ4〜5 mm)に対して
も、同様に照射線量を変えて各架橋コム材を!2造した
。得られた各架橋ゴム材の弾性率を上記a++定試験と
同様の方法で測定し、弾性率に及はす照射線量の効果を
調べた。これらの結果を第1図に示す。
架橋ゴム材の弾性率に対する照射線量率の効果上記調製
例1〜4の組成物のそれぞれに対し、照1:I線量率を
1.5X10.1.5XlO’、及び1.5X105R
/Sに変えて照射した以外は実施例1〜4と同様にして
、各架橋ゴム材を製造した。
又比較の為に、BRIL NBR23O3及びNBR2
3O3100重量部とDCPI重量部から成る混合物の
各コムエラストマー(厚さ4〜5 mm)に対しても、
同様に照射線量率を変えて各架橋ゴム材を製造した。得
られた各架橋ゴム材の弾性率を上記測定試験と同様の方
法で測定し、弾性率に及ぼす照射線量率の効果を調べた
。これらの結果を第2図に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は照射線量と架橋ゴム材の弾性率の関係、第2図
は照射線量率と弾性率の関係を示す図であ1〜4は、そ
れぞれ調製例1〜4の各組成物から得られた各架橋ゴム
材に対する関係図、5〜7は、それぞれBRII、NB
R23O3,及びNBR23O3とDCPの混合物から
得られた各架橋ゴム材に対する関係図を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)( I )ゴムエラストマー、及び (II)α,β−不飽和脂肪酸金属塩 含有組成物を放射線照射して得られる架橋ゴム材の製造
    方法。
  2. (2)該組成物が更に(III)有機過酸化物を含有する
    請求項(1)記載の架橋ゴム材の製造方法。
  3. (3)請求項(1)又は(2)記載の何れかの製造方法
    で製造される架橋ゴム材。
JP5626290A 1990-03-07 1990-03-07 架橋ゴム材の製造法 Pending JPH03258842A (ja)

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JP5626290A JPH03258842A (ja) 1990-03-07 1990-03-07 架橋ゴム材の製造法

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JP5626290A Pending JPH03258842A (ja) 1990-03-07 1990-03-07 架橋ゴム材の製造法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108602992A (zh) * 2016-02-25 2018-09-28 日本瑞翁株式会社 手套的制造方法
US11058162B2 (en) 2016-02-25 2021-07-13 Zeon Corporation Method for manufacturing glove
US11236218B2 (en) 2016-09-30 2022-02-01 Zeon Corporation Latex composition and film molded body

Cited By (4)

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US11065788B2 (en) 2016-02-25 2021-07-20 Zeon Corporation Method for manufacturing gloves
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