JPH03227226A - 中空袋の製造方法及び装置 - Google Patents
中空袋の製造方法及び装置Info
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- JPH03227226A JPH03227226A JP2248090A JP2248090A JPH03227226A JP H03227226 A JPH03227226 A JP H03227226A JP 2248090 A JP2248090 A JP 2248090A JP 2248090 A JP2248090 A JP 2248090A JP H03227226 A JPH03227226 A JP H03227226A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は、中空袋の製造方法及び装置に関するものであ
る。
る。
(ロ)従来の技術
リンゲル液や薬剤などを入れる柔軟な中空袋として合成
樹脂製のものが用いられている。このような中空袋は、
栓をするための比較的厚肉で固い口元部と、偏平で柔軟
な本体部とから構成される。従来このような中空袋は中
空成形機を用いて製造されている。すなわち、袋状に予
備成形した熱可塑性材料(パリソン)を金型内に閉じ込
み、圧縮空気などをパリソン内に吹込んで、膨張させる
ことによって金型中空部の形状に対応した中空袋が成形
される(例えば、特開平1−154724号公報参照)
。
樹脂製のものが用いられている。このような中空袋は、
栓をするための比較的厚肉で固い口元部と、偏平で柔軟
な本体部とから構成される。従来このような中空袋は中
空成形機を用いて製造されている。すなわち、袋状に予
備成形した熱可塑性材料(パリソン)を金型内に閉じ込
み、圧縮空気などをパリソン内に吹込んで、膨張させる
ことによって金型中空部の形状に対応した中空袋が成形
される(例えば、特開平1−154724号公報参照)
。
(ハ)発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記のように中空成形法によって中空袋
を製造する方法には、生産効率が悪いという問題点があ
る。すなわち、あらかじめパリソンを成形し、これを金
型内に設置し、次いで金型を閉じ、圧縮空気を吹込み、
冷却後金型を開いて成形品を取出すという断続的な工程
が必要であり、生産効率の向上に限界がある。このため
、最高でも1時間に1000個程度しか製造することが
できない。なあ、上記のような基本的な問題の他に、中
空成形法には、溶融樹脂を1度アキュムレータ内に蓄積
するため、樹脂が劣化したり表面肌が悪くなるといった
間開点、パリソンを均一に膨張させることができないた
め中空袋の場所によって厚さのばらつきが大きいという
問題点、表面にウェルドマークを発生するという問題点
などがある。本発明はこのような問題点を解消すること
を目的としている。
を製造する方法には、生産効率が悪いという問題点があ
る。すなわち、あらかじめパリソンを成形し、これを金
型内に設置し、次いで金型を閉じ、圧縮空気を吹込み、
冷却後金型を開いて成形品を取出すという断続的な工程
が必要であり、生産効率の向上に限界がある。このため
、最高でも1時間に1000個程度しか製造することが
できない。なあ、上記のような基本的な問題の他に、中
空成形法には、溶融樹脂を1度アキュムレータ内に蓄積
するため、樹脂が劣化したり表面肌が悪くなるといった
間開点、パリソンを均一に膨張させることができないた
め中空袋の場所によって厚さのばらつきが大きいという
問題点、表面にウェルドマークを発生するという問題点
などがある。本発明はこのような問題点を解消すること
を目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段
本発明は、Tダイから押し出される2枚の樹脂フィルム
を袋状に接合することにより、上記課題を解決する。す
なわち、本発明による中空袋の製造方法は、2つのTダ
イかうそれぞれ押し出さ1れた樹脂フィルムを直ちにロ
ール間で袋状とするために必要な箇所のみを互いに加圧
することにより接合し、次いで接合部を加熱溶着させ、
袋状に打ち抜くことにより中空袋を製造する。
を袋状に接合することにより、上記課題を解決する。す
なわち、本発明による中空袋の製造方法は、2つのTダ
イかうそれぞれ押し出さ1れた樹脂フィルムを直ちにロ
ール間で袋状とするために必要な箇所のみを互いに加圧
することにより接合し、次いで接合部を加熱溶着させ、
袋状に打ち抜くことにより中空袋を製造する。
また、上記方法を実施する中空袋の製造装置は、第1T
ダイ(14)から第1樹脂フィルム(24,a )を押
し出す第1押出機(10)と、第2Tダイ(16)から
第2樹脂フィルム(24b)を押し出す第2押出機(1
2)と、第1樹脂フィルム(24a)及び第2樹脂フィ
ルム(24b)が供給される成形ロール装置(18)と
、成形ロール装置(18)を出た樹脂フィルム(24)
が順次流れていくシール装置(34)及び打ち抜き装置
(36)とを有しており、成形ロール装置の一対のロー
ル(20及び22)は互いに接触した状態で第1樹脂フ
ィルム(24a)及び第2樹脂フィルム(24b)の押
出速度と同期して回転すると共に両ロール(20及び2
2)の接触部間に第1樹脂フィルム(24a)及び第2
樹脂フィルム(24b)をはさみ込むように構成されて
おり、両ロール(20及び22)には中空袋の接合縁部
以外は第1樹脂フィルム(24a)と第2樹脂フィルム
(24b)とを互いに加圧しないように中空袋の形状に
対応した凹部(38及び40)が設けられており、シー
ル装置(34)及び打ち抜き装置(36)は中空袋の接
合縁部を加熱溶着すると共に中空袋形状に打ち抜くよ、
うに構成されている。
ダイ(14)から第1樹脂フィルム(24,a )を押
し出す第1押出機(10)と、第2Tダイ(16)から
第2樹脂フィルム(24b)を押し出す第2押出機(1
2)と、第1樹脂フィルム(24a)及び第2樹脂フィ
ルム(24b)が供給される成形ロール装置(18)と
、成形ロール装置(18)を出た樹脂フィルム(24)
が順次流れていくシール装置(34)及び打ち抜き装置
(36)とを有しており、成形ロール装置の一対のロー
ル(20及び22)は互いに接触した状態で第1樹脂フ
ィルム(24a)及び第2樹脂フィルム(24b)の押
出速度と同期して回転すると共に両ロール(20及び2
2)の接触部間に第1樹脂フィルム(24a)及び第2
樹脂フィルム(24b)をはさみ込むように構成されて
おり、両ロール(20及び22)には中空袋の接合縁部
以外は第1樹脂フィルム(24a)と第2樹脂フィルム
(24b)とを互いに加圧しないように中空袋の形状に
対応した凹部(38及び40)が設けられており、シー
ル装置(34)及び打ち抜き装置(36)は中空袋の接
合縁部を加熱溶着すると共に中空袋形状に打ち抜くよ、
うに構成されている。
(ホ)作用
2台の押出機のTダイからそれぞれ押し出された樹脂フ
ィルムが成形ロール装置を通過する際に袋状に接合され
る。次いで、接合部を加熱溶着させて確実にシールする
と共に袋状に打ち抜くことにより中空袋が製造される。
ィルムが成形ロール装置を通過する際に袋状に接合され
る。次いで、接合部を加熱溶着させて確実にシールする
と共に袋状に打ち抜くことにより中空袋が製造される。
従って、Tダイから連続的に押し出される樹脂フィルム
からロールの回転によって連続的に中空袋が製造される
ことになり、生産効率が大幅に向上し、1時間に200
0個以上の中空袋の製造が可能となる。なお、口元部は
厚肉となるため、この部分に多量の樹脂を供給すると共
に口元部の内径部に対応した口元部成形用ピンを設ける
ことにより所望の寸法の口元部を形成することができる
。
からロールの回転によって連続的に中空袋が製造される
ことになり、生産効率が大幅に向上し、1時間に200
0個以上の中空袋の製造が可能となる。なお、口元部は
厚肉となるため、この部分に多量の樹脂を供給すると共
に口元部の内径部に対応した口元部成形用ピンを設ける
ことにより所望の寸法の口元部を形成することができる
。
(へ)実施例
第1図に中空袋の製造装置全体の構造を示す。
第1押出機10と第2押出機12とが、射出方向を互い
に対面させるように配置されている。第1押出機10及
び第2押出機12はそれぞれ第1Tダイ14及び第2T
ダイ16を有している。
に対面させるように配置されている。第1押出機10及
び第2押出機12はそれぞれ第1Tダイ14及び第2T
ダイ16を有している。
第1Tダイ14及び第2Tダイ16は第1押出機10及
び第2押出機12によって溶融された樹脂をフィルム状
にして押出し可能である。なお、第1Tダイ14及び第
2Tダイ16にはそれぞれ2つの樹脂流路14a・14
b及び16a・16bが設けられている。樹脂通路14
a及び16aはリップすきま全体に均一に溶融樹脂を供
給し、一方樹脂通路14b及び16bはリップすきまの
同じ側の一端部にのみ溶融樹脂を供給するように構成さ
れている。このため、押し出される樹脂フィルムは1側
端部のみが厚肉とされたものとなる。第1Tダイ14と
第2Tダイ16との間に成形ロール装置18が設けられ
ている。成形ロール装置18は互いに接触した状態で回
転するように駆動される2つのロール20及び22を有
している。ロール20及びロール22は後述の第2図に
示すような形状を有している。ロール20及びロール2
2に第1Tダイ14及び第2Tダイ16からそれぞれ押
し出された第1樹脂フィルム24a及び第2樹脂フィル
ム24bがはさみ込まれる。ロール20及びロール22
間を通過して接合された樹脂フィルム24を案内するた
めにガイドロール26.28.3o及び32が設けられ
ている。樹脂フィルム24は更にシール装置34及び打
ち抜き装置36を通過するように構成されている。シー
ル装置34は後述のようにして樹脂フィルム24に成形
された中空袋の外周部を加熱溶着させて密封状態とする
装置であり、また打ち抜き装置36は密封状態とされた
中空袋を樹脂フィルム24から打ち抜くための装置であ
る。
び第2押出機12によって溶融された樹脂をフィルム状
にして押出し可能である。なお、第1Tダイ14及び第
2Tダイ16にはそれぞれ2つの樹脂流路14a・14
b及び16a・16bが設けられている。樹脂通路14
a及び16aはリップすきま全体に均一に溶融樹脂を供
給し、一方樹脂通路14b及び16bはリップすきまの
同じ側の一端部にのみ溶融樹脂を供給するように構成さ
れている。このため、押し出される樹脂フィルムは1側
端部のみが厚肉とされたものとなる。第1Tダイ14と
第2Tダイ16との間に成形ロール装置18が設けられ
ている。成形ロール装置18は互いに接触した状態で回
転するように駆動される2つのロール20及び22を有
している。ロール20及びロール22は後述の第2図に
示すような形状を有している。ロール20及びロール2
2に第1Tダイ14及び第2Tダイ16からそれぞれ押
し出された第1樹脂フィルム24a及び第2樹脂フィル
ム24bがはさみ込まれる。ロール20及びロール22
間を通過して接合された樹脂フィルム24を案内するた
めにガイドロール26.28.3o及び32が設けられ
ている。樹脂フィルム24は更にシール装置34及び打
ち抜き装置36を通過するように構成されている。シー
ル装置34は後述のようにして樹脂フィルム24に成形
された中空袋の外周部を加熱溶着させて密封状態とする
装置であり、また打ち抜き装置36は密封状態とされた
中空袋を樹脂フィルム24から打ち抜くための装置であ
る。
第2図にロール20及びロール22を示す。
ロール20は、円柱状のものの外周4箇所に中空袋の形
状に対応した凹部3Bを等分4箇所の位置に設けたもの
である。第1Tダイ14から押し出される第1樹脂フィ
ルム24aは第2図中で仮想線によって示す幅寸法を有
している。すなわち、第1樹脂フィルム24aの幅寸法
は凹部38を覆うだけの大きさを有している。なお、凹
部38の口元部38a側はロール20の端面まで達して
いる。ロール22も基本的にロール20と同一の形状を
有しており、外周4箇所に口元部40a付きの凹部40
を有している。ロール20とロール22とは凹部38と
凹部40とが互いに対応するように同期した状態て回転
駆動される。凹部38には複数の真空引き用の穴42が
設けられている。穴42はロール20内に設けられた通
路穴を通して図示してない真空源装置と接続されている
。ロール22側の凹部40にも同様の複数の穴44が設
けられている。
状に対応した凹部3Bを等分4箇所の位置に設けたもの
である。第1Tダイ14から押し出される第1樹脂フィ
ルム24aは第2図中で仮想線によって示す幅寸法を有
している。すなわち、第1樹脂フィルム24aの幅寸法
は凹部38を覆うだけの大きさを有している。なお、凹
部38の口元部38a側はロール20の端面まで達して
いる。ロール22も基本的にロール20と同一の形状を
有しており、外周4箇所に口元部40a付きの凹部40
を有している。ロール20とロール22とは凹部38と
凹部40とが互いに対応するように同期した状態て回転
駆動される。凹部38には複数の真空引き用の穴42が
設けられている。穴42はロール20内に設けられた通
路穴を通して図示してない真空源装置と接続されている
。ロール22側の凹部40にも同様の複数の穴44が設
けられている。
ロール20側には第3図に示すようにピン挿入機構46
が設けられている。ピン挿入機構46はロール20と一
体に回転するようにこれに連結された円盤48と、円盤
48に取り付けられた4つのエアシリンダ50と、エア
シリンダ50によって前後進する口元部成形用ピン52
とを有している。口元部成形用ピン52はロール20の
口元部38aと同心位置に設けられている。口元部成形
用ピン52内には冷却水通路が設けられており、口元部
成形用ピン52は常に冷却されている。ピン挿入機構4
6は後述のように所定のタイミングで口元部成形用ピン
52をロール20側へ突出させ、また所定のタイミング
で口元部成形用ピン52を引き込ませる。
が設けられている。ピン挿入機構46はロール20と一
体に回転するようにこれに連結された円盤48と、円盤
48に取り付けられた4つのエアシリンダ50と、エア
シリンダ50によって前後進する口元部成形用ピン52
とを有している。口元部成形用ピン52はロール20の
口元部38aと同心位置に設けられている。口元部成形
用ピン52内には冷却水通路が設けられており、口元部
成形用ピン52は常に冷却されている。ピン挿入機構4
6は後述のように所定のタイミングで口元部成形用ピン
52をロール20側へ突出させ、また所定のタイミング
で口元部成形用ピン52を引き込ませる。
次にこの実施例の動作について説明する。第1押出機1
0の第1Tダイ14及び第2押出機12の第2Tダイ1
6からそれぞれ第1樹脂フィルム24a及び第2樹脂フ
ィルム24bが押し出される。第4図に示すように、第
1樹脂フィルム24aは第4図中時計方向に回転するロ
ール20に巻き付き、一方第2樹脂フィルム24bは反
時計方向に回転するロール22に巻き付く。ピン挿入機
構46は口元部成形用ピン52が第4図のA位置まで回
転したとき口元部成形用ピン52を突出させる。従って
、第1樹脂フィルム24a及び第2樹脂フィルム24b
がロール20及びロール22の接点まで移動したとき口
元部成形用ピン52は第1樹脂フィルム24a及び第2
樹脂フィルム24b間にはさまれた状態となる。これに
より、ロール20の口元部38aとロール22の口元部
40aと口元部成形用ピン52との間に形成される空間
内に樹脂フィルム24a及び24bが充てんされること
になる。また、樹脂フィルム24a及び24bがロール
20とロール22との接点を通過する際、凹部38及び
凹部40以外の部分ではロール20とロール22とが第
1樹脂フィルム24aと第2樹脂フィルム24bとを加
圧する。二のため、凹部38a及び凹部40が設けられ
た以外の部分は樹脂フィルム24a及び24b同士が互
いに接着された状態となる。なあ、凹部38及び凹部4
0の部分は真空源装置と接続された穴42及び穴44に
よって負圧状態とされているため、第1樹脂フィルム2
4a及び第2樹脂フィルム24bはそれぞれ凹部38及
び凹部40側に引っ張られ、互いに接着されることはな
い。口元部成形用ピン52は第4図のB位置においてエ
アシリンダ5oによって引き込まれる。こうしてロール
20及びロール22を通過した樹脂フィルム24には、
第4図に示すように、口元部54を有する中空袋56が
形成されることになる。次いで、中空袋56はシール装
置34において外周部を加熱溶着され、確実に密封状態
とされる。次いで、打ち抜き装置36によって中空袋5
6の打ち抜きが行われる。これにより、第5及び6図に
示すような中空袋56が得られる。
0の第1Tダイ14及び第2押出機12の第2Tダイ1
6からそれぞれ第1樹脂フィルム24a及び第2樹脂フ
ィルム24bが押し出される。第4図に示すように、第
1樹脂フィルム24aは第4図中時計方向に回転するロ
ール20に巻き付き、一方第2樹脂フィルム24bは反
時計方向に回転するロール22に巻き付く。ピン挿入機
構46は口元部成形用ピン52が第4図のA位置まで回
転したとき口元部成形用ピン52を突出させる。従って
、第1樹脂フィルム24a及び第2樹脂フィルム24b
がロール20及びロール22の接点まで移動したとき口
元部成形用ピン52は第1樹脂フィルム24a及び第2
樹脂フィルム24b間にはさまれた状態となる。これに
より、ロール20の口元部38aとロール22の口元部
40aと口元部成形用ピン52との間に形成される空間
内に樹脂フィルム24a及び24bが充てんされること
になる。また、樹脂フィルム24a及び24bがロール
20とロール22との接点を通過する際、凹部38及び
凹部40以外の部分ではロール20とロール22とが第
1樹脂フィルム24aと第2樹脂フィルム24bとを加
圧する。二のため、凹部38a及び凹部40が設けられ
た以外の部分は樹脂フィルム24a及び24b同士が互
いに接着された状態となる。なあ、凹部38及び凹部4
0の部分は真空源装置と接続された穴42及び穴44に
よって負圧状態とされているため、第1樹脂フィルム2
4a及び第2樹脂フィルム24bはそれぞれ凹部38及
び凹部40側に引っ張られ、互いに接着されることはな
い。口元部成形用ピン52は第4図のB位置においてエ
アシリンダ5oによって引き込まれる。こうしてロール
20及びロール22を通過した樹脂フィルム24には、
第4図に示すように、口元部54を有する中空袋56が
形成されることになる。次いで、中空袋56はシール装
置34において外周部を加熱溶着され、確実に密封状態
とされる。次いで、打ち抜き装置36によって中空袋5
6の打ち抜きが行われる。これにより、第5及び6図に
示すような中空袋56が得られる。
この中空袋の製造装置によると、連続的に押し出される
2枚の樹脂フィルム24a及び24bを互いに接合する
ことにより中空袋56が製造されるので、生産効率が大
幅に向上し、この実施例でも1時間あたり2000個以
上の中空袋56の製造が可能となる(後述のように2列
にすれば更に2倍の能率向上が可能である)。また、溶
融樹脂は押出機10及び12からTダイ14及び16を
通して直接押し出され、直ちに接合されるので、溶融樹
脂を滞留させることがなく、樹脂の劣化を防止すること
ができ、また表面肌も良好なものとなる。また、中空成
形法のように溶融樹脂を膨張させることはないので、厚
さは袋全体にわたって均一となる。また、押し出された
直後の高温状態の樹脂フィルム24a及び24bを直ち
に接合するので、内部に異物が混入することはなく、内
部が清潔な中空袋56を得ることができる。
2枚の樹脂フィルム24a及び24bを互いに接合する
ことにより中空袋56が製造されるので、生産効率が大
幅に向上し、この実施例でも1時間あたり2000個以
上の中空袋56の製造が可能となる(後述のように2列
にすれば更に2倍の能率向上が可能である)。また、溶
融樹脂は押出機10及び12からTダイ14及び16を
通して直接押し出され、直ちに接合されるので、溶融樹
脂を滞留させることがなく、樹脂の劣化を防止すること
ができ、また表面肌も良好なものとなる。また、中空成
形法のように溶融樹脂を膨張させることはないので、厚
さは袋全体にわたって均一となる。また、押し出された
直後の高温状態の樹脂フィルム24a及び24bを直ち
に接合するので、内部に異物が混入することはなく、内
部が清潔な中空袋56を得ることができる。
なる、上記実施例では、第1Tダイ!4及び第2Tダイ
16から押し出された樹脂フィルム24a及び24bの
1側部側を厚さの大きいものとして口元部を形成するよ
うにしたが、第1Tダイ14及び第2Tダイ16は均一
な厚さの樹脂フィルムを押し出すようにし、第7図に示
すように、第1及び第2押出機10及び12に、第1T
ダイ14及び第2Tダイ16に加えて、それぞれ第3T
ダイア0及び第4Tダイア2を設けて、これらから口元
部用の第3樹脂フィルム74及び第4樹脂フィルム76
を押出すようにしてもよい。なお、第2Tダイ16、第
4Tダイア2などをより具体的に示すと、第8図のよう
になり、両ダイへの樹脂流量をねじ式の調節機構82及
び84によって調節可能としである。なお、第3Tダイ
ア0及び第4Tダイア2のために専用の第3及び第4の
押出機を設けることもできる。
16から押し出された樹脂フィルム24a及び24bの
1側部側を厚さの大きいものとして口元部を形成するよ
うにしたが、第1Tダイ14及び第2Tダイ16は均一
な厚さの樹脂フィルムを押し出すようにし、第7図に示
すように、第1及び第2押出機10及び12に、第1T
ダイ14及び第2Tダイ16に加えて、それぞれ第3T
ダイア0及び第4Tダイア2を設けて、これらから口元
部用の第3樹脂フィルム74及び第4樹脂フィルム76
を押出すようにしてもよい。なお、第2Tダイ16、第
4Tダイア2などをより具体的に示すと、第8図のよう
になり、両ダイへの樹脂流量をねじ式の調節機構82及
び84によって調節可能としである。なお、第3Tダイ
ア0及び第4Tダイア2のために専用の第3及び第4の
押出機を設けることもできる。
また上記実施例では、ロール20及び22には、樹脂フ
ィルムに1列の中空袋56を成形するための凹部38及
び40を設けたが、第9図に示すようにロール90に2
列の凹部92及び94を設け、能率を2倍に向上するこ
ともできる。この場合、ピン挿入機構46も2組設けら
れることになる。また、使用される樹脂フィルムは約2
倍の幅を有するものとなる。シール装置34及び打ち抜
き装置36もこれに対応したものとなる。
ィルムに1列の中空袋56を成形するための凹部38及
び40を設けたが、第9図に示すようにロール90に2
列の凹部92及び94を設け、能率を2倍に向上するこ
ともできる。この場合、ピン挿入機構46も2組設けら
れることになる。また、使用される樹脂フィルムは約2
倍の幅を有するものとなる。シール装置34及び打ち抜
き装置36もこれに対応したものとなる。
(ト)発明の詳細
な説明してきたように、本発明によると、押出機によっ
てTダイから押し出された直後の2枚の樹脂フィルムを
互いに接合することにより中空袋を成形するようにした
ので、生産効率を大幅に向上することができ、しかも表
面肌が美しく肉厚の均一な中空袋を製造することができ
るようになる。
てTダイから押し出された直後の2枚の樹脂フィルムを
互いに接合することにより中空袋を成形するようにした
ので、生産効率を大幅に向上することができ、しかも表
面肌が美しく肉厚の均一な中空袋を製造することができ
るようになる。
第1図は中空袋の製造装置全体の構成を示す図、第2図
はロールを示す斜視図、第3図はピン挿入機構を示す図
、第4図は成形時のロールの状態を示す図、第5図は完
成した中空袋の断面図(第6図のV−V線に沿う断面図
)、第6図は第5図のVl−Vl線に沿う断面図、第7
図は別の実施例を示す図、第8図は第7図に示したもの
の拡大断面図、第9図は2列に中空袋を成形するロール
を示す図である。 10・・・第1押出機、12・・・第2押出機、14・
・・第1Tダイ、16・・・第2Tダイ、18・・・成
形ロール装置、20・・・ロール、22・・・ロール、
24・・・樹脂フィルム、24a・・・第1樹脂フィル
ム、 24b・・・第2樹脂フィルム、34・・・シール装置
、36・・・打ち抜き装置、38・・・凹部、40・・
・凹部、46・・・ピン挿入機構、52・・・口元部成
形用ピン。
はロールを示す斜視図、第3図はピン挿入機構を示す図
、第4図は成形時のロールの状態を示す図、第5図は完
成した中空袋の断面図(第6図のV−V線に沿う断面図
)、第6図は第5図のVl−Vl線に沿う断面図、第7
図は別の実施例を示す図、第8図は第7図に示したもの
の拡大断面図、第9図は2列に中空袋を成形するロール
を示す図である。 10・・・第1押出機、12・・・第2押出機、14・
・・第1Tダイ、16・・・第2Tダイ、18・・・成
形ロール装置、20・・・ロール、22・・・ロール、
24・・・樹脂フィルム、24a・・・第1樹脂フィル
ム、 24b・・・第2樹脂フィルム、34・・・シール装置
、36・・・打ち抜き装置、38・・・凹部、40・・
・凹部、46・・・ピン挿入機構、52・・・口元部成
形用ピン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、少なくとも2つのTダイからそれぞれ押し出された
樹脂フィルムを直ちにロール間で袋状とするために必要
な箇所のみを互いに加圧することにより接合し、次いで
接合部を加熱溶着させ、袋状に打ち抜くことにより中空
袋を製造する方法。 2、中空袋の口元部に対応する位置の樹脂フィルムを他
の部分よりも厚肉とした請求項1記載の中空袋の製造方
法。 3、樹脂フィルムをロール間で圧縮する際に、両樹脂フ
ィルムの中空袋の口元部に相当する部分間に口元部成形
用ピンをはさみ込ませる請求項2記載の中空袋の製造方
法。 4、樹脂フィルムに同時に2列の中空袋を成形する請求
項第1、2又は3記載の中空袋の製造方法。 5、第1Tダイ(14)から第1樹脂フィルム(24a
)を押し出す第1押出機(10)と、第2Tダイ(16
)から第2樹脂フィルム(24b)を押し出す第2押出
機(12)と、第1樹脂フィルム(24a)及び第2樹
脂フィルム(24b)が供給される成形ロール装置(1
8)と、成形ロール装置(18)を出た樹脂フィルム(
24)が順次流れていくシール装置(34)及び打ち抜
き装置(36)とを有しており、成形ロール装置の一対
のロール(20及び22)は互いに接触した状態で第1
樹脂フィルム(24a)及び第2樹脂フィルム(24b
)の押出速度と同期して回転すると共に両ロール(20
及び22)の接触部間に第1樹脂フィルム(24a)及
び第2樹脂フィルム(24b)をはさみ込むように構成
されており、両ロール(20及び22)には中空袋の接
合縁部以外は第1樹脂フィルム(24a)と第2樹脂フ
ィルム(24b)とを互いに加圧しないように中空袋の
形状に対応した凹部(38及び40)が設けられており
、シール装置(34)及び打ち抜き装置(36)は中空
袋の接合縁部を加熱溶着すると共に中空袋形状に打ち抜
くように構成されている中空袋の製造装置。 6、第1Tダイ及び第2Tダイは中空袋の口元部に対応
した部分のリップすきまが他の部分よりも大きくされて
いる請求項5記載の中空袋の製造装置。 7、第1押出機には第1Tダイに加えて第3Tダイが設
けられ、第2押出機には第2Tダイに加えて第4Tダイ
が設けられ、第3Tダイ及び第4Tダイは中空袋の口元
部に対応した位置にのみ樹脂フィルムを押し出すように
構成されている請求項5記載の中空袋の製造装置。 8、第1樹脂フィルム及び第2樹脂フィルムの中空袋の
口元部に対応した位置にのみそれぞれ第3樹脂フィルム
及び第4樹脂フィルムを押し出す第3押出機及び第4押
出機が設けられている請求項5記載の中空袋の製造装置
。 9、第1樹脂フィルム及び第2樹脂フィルムが上記一対
のロール間にはさみ込まれる直前の位置でこれらの間に
口元部成形用ピン(52)を挿入するピン挿入機構(4
6)が設けられている請求項4、5、6又は7記載の中
空袋の製造装置。 10、成形ロール装置のロールには凹部が2列設けられ
ており、シール装置及び打ち抜き装置は樹脂フィルムに
成形された2列の中空袋の加熱溶着及び打ち抜きが可能
に構成されている請求項5、6、7、8又は9記載の中
空袋の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2248090A JPH03227226A (ja) | 1990-02-01 | 1990-02-01 | 中空袋の製造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2248090A JPH03227226A (ja) | 1990-02-01 | 1990-02-01 | 中空袋の製造方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03227226A true JPH03227226A (ja) | 1991-10-08 |
Family
ID=12083884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2248090A Pending JPH03227226A (ja) | 1990-02-01 | 1990-02-01 | 中空袋の製造方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03227226A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8085457B2 (en) | 2006-04-27 | 2011-12-27 | Ricoh Company, Ltd. | Light source system, optical scanner, image forming apparatus, and light-amount control method |
US8670472B2 (en) | 2009-02-02 | 2014-03-11 | Ricoh Company, Limited | Optical scanning device and image forming apparatus |
-
1990
- 1990-02-01 JP JP2248090A patent/JPH03227226A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8085457B2 (en) | 2006-04-27 | 2011-12-27 | Ricoh Company, Ltd. | Light source system, optical scanner, image forming apparatus, and light-amount control method |
US8670472B2 (en) | 2009-02-02 | 2014-03-11 | Ricoh Company, Limited | Optical scanning device and image forming apparatus |
US8929412B2 (en) | 2009-02-02 | 2015-01-06 | Ricoh Company, Limited | Optical scanning device and image forming apparatus |
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