JPH03151788A - 電子カメラ用色差信号逆線順次回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電子スチルカメラシステムにおいて、Ｒ−Ｙ
とＢ−Ｙの色差信号が線順次された信号を、Ｒ−Ｙ信号
又はＢ−Ｙ信号のみの信号に分離する逆線順次回路に関
するものである。

Ｃ従来の技術〕 第３図は従来の電子カメラ用色差信号逆線順次回路の回
路図であり、図において、１は色差線順次信号入力端子
、２は１／２Ｈ遅延素子、３は垂直同期信号の周期（以
後■区間と呼ぶ）で切替るスイッチ、４は１／２Ｈ遅延
素子２とスイッチ３で構成されるＳＫＥＷ補正回路、５
は１Ｈ遅延素子、１７はカップリングコンデンサ、１０
はＩＤ検波回路、１８はＩＤ検波回路１０の入力クラン
プ回路、９は基準電圧源、７はクランプパルス入力端子
、１６はクランプ回路１８の入力カップリングとホール
ド用のコンデンサ、１１は第１の切替スイッチ、１２は
第２の切替スイッチ、１５は出力バッファ、１３はＲ−
Ｙ色差信号出力端子、１４はＢ−Ｙ色差信号出力端子で
ある。

第４図は上記色差信号逆線順次回路の入出力波形のタイ
ミング図である。（ａ）は端子７より入力されるクラン
プパルス、（ｂ）はＲ−ＹとＢ−Ｙが線順次された色差
線順次信号、（Ｃ）は（ハ）の信号が１Ｈ遅延素子５を
通過後の色差線順次信号、（山は（Ｃ）の色差線順次信
号を■Ｄ検波した結果のＩＤパルスである。

次に動作について説明する。入力端子１より入力された
色差線順次信号は、１／２Ｈ遅延素子２とＶ周期で切替
るスイッチ３によりＶ周期で１／２Ｈの時間補正をかけ
ることによりＳＫＥＷ補正をかけ、ｌフィールドの色差
信号からフレーム（２フイールド）の色差信号（ｂ）を
つくりだす。次に上記ＳＫＥＷ補正をかけられた色差信
号（ｂ）を１Ｈ遅延素子５にて１Ｈ遅れた色差信号（Ｃ
）を出力し、カップリングコンデンサ１７を介して第１
と第２の切替スイッチ１１と１２へ入力する。

次に１Ｈ遅れた色差信号（Ｃ）はコンデンサ１６を介し
て入力クランプ回路１８へ入力され、端子７から入力さ
れるクランプパルス（ａ）のタイミングで色差信号（Ｃ
）を基準電圧源９の電位にクランプし、クランプされた
色差信号をＩＤ検波回路ｌＯにてＲ−ＹとＢ−ＹのＤＣ
段差を検波して１０パルス（ｄ）を出力する。

次に、ＩＤパルス（ｄ）にて第１と第２の切替スイッチ
１１と１２を同期させて切替えることにより逆線順次を
行い、色差線順次信号（ロ）と１Ｈ遅れた色差線順次信
号（Ｃ）よりＲ−ＹとＢ−Ｙの信号を分離して、出力バ
ッファ１５を介してＲ−Ｙ出力端子１３よりＲ−Ｙ色差
信号を出力し、同様に出力端子１４よりＢ−Ｙ色差信号
を出力する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の電子カメラ用色差信号逆線順次回路は以上のよう
に構成されており、ＳＫＥＷ補正回路にて色差信号に付
いたＶ周期でのオフセット電圧は、ＳＫＥＷ補正回路自
体にてオフセット電圧の補正をしなければならず、この
オフセット補正のために外付素子及び補正回路が必要で
あった。また逆線順次切替スイッチの入力端子とは別に
ＩＤ検波用の入力端子、及びカップリング・ホールド共
用のコンデンサが必要であるなどの問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、逆線順次入力信号にＳＫＥＷ補正回路で付い
た信号レベルのＤＣオフセットを、ＳＫＥＷ補正回路内
にオフセット補正用の外付素子、外部端子、補正回路を
持つことなく、補正することのできる電子カメラ用色差
信号逆線順次回路を得ることを目的とする。

さらにこの発明は、より少ない部品点数で、上述のよう
にオフセット補正ができる色差信号逆線順次回路を得る
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る電子カメラ用色差信号逆線順次回路は、
線順次色差入力信号（ロ）と１Ｈ遅れの色差入力信号（
Ｃ）の双方の入力端子に、同一のクランプ電圧を持った
入力クランプ回路を設けたものである。

さらにこの発明は、上記２つの入力クランプ回路のいず
れか一方の出力をＩＤ検波回路の入力に接続することで
、ＩＤ検波回路の入力クランプと上記オフセット補正用
人力クランプ回路とを共用するようにしたものである。

〔作用〕

この発明においては、色差線順次信号ら）と１Ｈ遅れの
色差線順次信号（Ｃ）の２つの入力にクランプ回路を設
け、カップリングコンデンサをクランプ回路のホールド
コンデンサとしても作用させ、入力信号を基準電圧源の
電位にクランプするようにしたから、オフセット補正用
の外付素子、外部端子、補正回路を持つことなく、色差
線順次信号にＳＫＥＷ補正回路で付いたオフセット電圧
を補正できる。

また本発明においては、さらに上記のように、色差信号
の入力端子に設けたクランプ回路の出力をＩＤ検波回路
の入力として用いる構成としたから、部品点数の削減を
達成できる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例による電子カメラ用色差信号
逆線順次回路を示し、図において、ｌは色差線順次信号
入力端子、２は１／２Ｈ遅延素子、３はｖ周期で切替る
スイッチ、４はｌ／２Ｈ遅延素子２とスイッチ３で構成
されるＳＫＥＷ補正回路、５は１Ｈ遅延素子、６は入力
カップリングとホールド両用のコンデンサ、７はクラン
プパルス入力端子、８はオフセット補正用人力クランプ
回路、９は基準電圧源、１０はＩＤ検波回路、１１は第
１の逆線順次切替スイッチ、１２は第２の逆線順次切替
スイッチ、１５は出力バッファ、１３はＲ−Ｙ色・差信
号出力端子、１４はＢ−Ｙ色差信号出力端子である。

第２図は入力クランプ回路の一例を示し、６は入力カッ
プリングコンデンサとサンプルホールドコンデンサの両
方の役目を持つコンデンサ、７はクランプパルス入力端
子、９は基準電圧源、１９は入力クランプ回路出力端子
である。

次に動作について説明する。電子カメラ用色差信号逆線
順次回路において、入力端子１より入力された色差線順
次信号は１／２Ｈ遅延素子２とｖ周期で切替るスイッチ
３により、Ｖ周期で１／２Ｈの時間補正をかけることに
より、ＳＫＥＷ補正をかけ、従来例と同様、１フイール
ドの色差信号から１フレーム（２フイールド）の色差線
順次信号（第４図（ｂ））をつくりだす。次に上記ＳＫ
ＥＷ補正がかかった色差線順次信号（ｂ）を１Ｈ遅延素
子５に入力して１Ｈ遅延色差線順次信号（第４図（Ｃ）
）をつくり、これら色差線順次信号（ロ）、（Ｃ）をコ
ンデンサ６を介して第１と第２の切替スイッチ１１と１
２へ入力する。ここで、本実施例では切替スイッチ１１
．１２の前段に入力クランプ回路８を設けており、入力
された色差信号は入力クランプ回路８に入り、コンデン
サ６をホールドコンデンサとしてクランプ入力端子７か
らのクランプパルスのタイミングで色差線順次信号（ロ
）、（Ｃ）を基準電圧源９の電位に同時にクランプする
ことで、ＳＫＥＷ補正回路にて付いたｖ周期の信号レベ
ルのオフセット及びこれ以外のオフセットをまとめて補
正する。

一方本実施例では入力クランプ回路８にて基準電位にク
ランプされた色差線順次信号を直接ＩＤ検波回路ｌＯに
入力して、ＩＤ検波するため、従来例にて示したＩＤ検
波単独のクランプ回路１８が不要となり、これとともに
ＩＤ検波用の入力・ホールドコンデンサも省略できる。

こうして、上記ＩＤ検波回路１０にて検波されたＩＤパ
ルス（第４図（ｄ））により第１．第２の切替スイッチ
１１．１２を同期させて切替えることにより色差線順次
信号（ｂ）、　（Ｃ）の逆線順次を行ない、色差線順次
信号（ロ）、（Ｃ）よりＲ−ＹとＢ−Ｙの信号を分離し
て、出力バッファ１５を介して出力端子１３よりＲ−Ｙ
色差信号を出力し、同様に出力端子１４よりＢ−Ｙ色差
信号を出力する。

このように本実施例では、カップリングコンデンサ６の
後段に入力クランプ回路８を設けて、該入力クランプ回
路８とコンデンサ６により色差線順次信号（ロ）、（Ｃ
）を基準電圧にクランプするようにしたから、色差線順
次信号にＳＫＥＷ補正回路で付いたオフセット電圧を外
付素子、外部端子、補正回路を持つことなく補正できる
。

また本実施例では基準電位にクランプされた色差線順次
信号を直接ＩＤ検波回路１０に入力して、ＩＤ検波する
構成としたから、ＩＤ検波用の入力クランプ回路、及び
ＩＤ検波用の入力・ホールドコンデンサを不要にでき、
少ない部品点数で回路を実現できる。

なお、上記実施例では、ＩＤ検波回路１０に入力する色
差線順次信号としては１Ｈ遅延の色差信０ 号（Ｃ）の信号を入力する場合を示したが、ＩＤ検波回
路１０に入力する信号は、遅延なしの色差信号（ｂ）で
もよく、この場合、第１と第２の連動して動作するスイ
ッチ１１．１２の切替りの位相を逆にすることで、上記
実施例と同様の効果を奏する。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば電子カメラ用色差信号
逆線順次回路において、逆線順次回路の直前にオフセッ
ト補正用の入力クランプ回路を、外付素子を入力カップ
リングコンデンサと共用できるようにして設けたため、
逆線順次以前のＳＫＥＷ補正その他のオフセット調整端
子、及び補正回路が必要でなくなり、これは外付素子及
び端子の削減につながり、装置が安価に得られる効果が
ある。

さらに本発明によれば、ＩＤ検波回路用の入力クランプ
回路を上記オフセット補正用人力クランプ回路と共用で
きるように構成したため、ＩＤ検波用クランプ回路のホ
ールドコンデンサを削減でき、半導体集積回路にした場
合には、外付コンデンサ用の外部端子も削減できるため
、装置が安価に構成できる効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例による電子カメラ用色差信号
逆線順次回路の回路図、第２図は本発明の一実施例にお
ける入力クランプ回路を示す図、第３図は従来の電子カ
メラ用色差信号逆線順次回路の回路図、第４図は電子カ
メラ用線順次色差信号の逆線順次回路の人力波形のタイ
ミング図である。 ５はｌＨ遅延素子、６は入力カップリング電圧とホール
ド共用のコンデンサ、７はクランプパルス入力端子、８
は入力クランプ回路、９は基準電圧源、ｌＯはＩＤ検波
回路、１１は第１の逆線順次切替スイッチ、１２は第２
の逆線順次切替スイッチ、１３．１４は分離されたＲ−
ＹとＢ−Ｙの色差信号出力端子、１５は出力バッファで
ある。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）入力信号のスキュー（ＳＫＥＷ）を補正するＳＫ
   ＥＷ補正回路と、 上記ＳＫＥＷ補正回路の出力を１水平走査期間遅延させ
   る１Ｈ遅延素子と、 上記ＳＫＥＷ補正回路の出力および上記１Ｈ遅延素子の
   出力である第１、第２の入力端子に接続された第１と第
   ２のカップリング・ホールドコンデンサと、 上記第１と第２のカップリング・ホールドコンデンサの
   出力をそれぞれ入力とする第１と第２の入力クランプ回
   路と、 該両入力クランプ回路に基準電圧を与える基準電圧源と
   、 上記２つの入力クランプ回路のうちいずれか一方の出力
   を入力とするＩＤ検波回路と、 該ＩＤ検波回路の出力に同期して上記２つの入力クラン
   プ回路の出力を切換える第１、第２のスイッチとを備え
   、 上記第１と第２の入力クランプ回路にて、上記第１、第
   ２の入力端子への入力信号の信号電圧を基準電圧源の電
   位に固定するようにしたことを特徴とする電子カメラ用
   色差信号逆線順次回路。
2. （２）請求項１記載の電子カメラ用色差信号逆線順次回
   路において、上記第１又は第２の入力クランプ回路を、
   ＩＤ検波回路の入力クランプ回路と共用したことを特徴
   とする電子カメラ用色差信号逆線順次回路。