JPH027292Y2 - - Google Patents
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- JPH027292Y2 JPH027292Y2 JP1984021852U JP2185284U JPH027292Y2 JP H027292 Y2 JPH027292 Y2 JP H027292Y2 JP 1984021852 U JP1984021852 U JP 1984021852U JP 2185284 U JP2185284 U JP 2185284U JP H027292 Y2 JPH027292 Y2 JP H027292Y2
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- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 7
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 7
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/121—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
- F16F15/124—Elastomeric springs
- F16F15/126—Elastomeric springs consisting of at least one annular element surrounding the axis of rotation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/16—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using a fluid or pasty material
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、自動車、農業機械、産業機械等のク
ラツチデイスクとして使用したり、舶用等のダン
パーとして使用するのに好適なダンパーデイスク
に関する。
ラツチデイスクとして使用したり、舶用等のダン
パーとして使用するのに好適なダンパーデイスク
に関する。
（従来技術）
ハブのフランジとサイドプレート間にサブプレ
ートを設け、フランジとサブプレート間、及びサ
ブプレートとサイドプレート間にトーシヨンラバ
ーを直列に介装したダンパーデイスクは、先に本
件出願人等により開発されている。ところがその
場合、ダンパーデイスクの捩り角度と伝達トルク
の関係は第１図のようになり、複数のトーシヨン
ラバーを直列に介装したにも拘らず、零点（ダン
パーデイスクの中立位置）近傍での捩り剛性（特
性曲線の傾き）とヒステリシストルク（特性曲線
の上下幅）はかなり大きくなる問題がある。それ
により、トランスミツシヨン等の駆動伝達系から
中立音（アイドリング時の異音）が発生しやすく
なる。
ートを設け、フランジとサブプレート間、及びサ
ブプレートとサイドプレート間にトーシヨンラバ
ーを直列に介装したダンパーデイスクは、先に本
件出願人等により開発されている。ところがその
場合、ダンパーデイスクの捩り角度と伝達トルク
の関係は第１図のようになり、複数のトーシヨン
ラバーを直列に介装したにも拘らず、零点（ダン
パーデイスクの中立位置）近傍での捩り剛性（特
性曲線の傾き）とヒステリシストルク（特性曲線
の上下幅）はかなり大きくなる問題がある。それ
により、トランスミツシヨン等の駆動伝達系から
中立音（アイドリング時の異音）が発生しやすく
なる。
（考案の目的）
本考案は、ハブとフランジとサブプレート間、
及びサブプレートとサイドプレート間にトーシヨ
ンラバー等を直列に介装したダンパーデイスクに
おいて、中立音を防止することを目的としてい
る。
及びサブプレートとサイドプレート間にトーシヨ
ンラバー等を直列に介装したダンパーデイスクに
おいて、中立音を防止することを目的としてい
る。
（考案の構成）
本考案は、ハブ１の外周に一体のフランジ２を
設け、フランジ両側のハブ１の外周にフランジ２
に近い位置から第１サブプレート４，５、第２サ
ブプレート６，７及び環状のサイドプレート８，
１０を順次ハブ１に対し回動自在に嵌合し、フラ
ンジ２には半径方向外方へと互いに反対方向に突
出する１対の凸状部３を形成し、第１サブプレー
ト４，５には上記凸状部３と略同一形状でかつ対
応する位置にそれぞれ１対の凸状部２０，２１を
形成し、上記各凸状部３，２０，２１にはそれぞ
れ対応する位置に１段目用窓孔５０，５１，５２
を形成し、これら窓孔５０，５１，５２内に１段
目用の弱いトーシヨンスプリング５５を配置し
て、フランジ３に対する第１サブプレート４，５
の捩れにより窓孔５０の円周方向端縁と窓孔５
１，５２の円周方向端縁の間で弱いトーシヨンス
プリング５５を円周方向に圧縮するようにし、サ
イドプレート８，１０にはフランジ２の凸状部３
間の凹部に対応する窓孔６０，６１をそれぞれ形
成し、フランジ２の凸状部３間に３つの強いトー
シヨンスプリング４３をそれぞれ直列に配置し、
第２サブプレート６，７には半径方向外方へと互
いに反対方向に突出する１対の凸状部３０，３
１，３２，３３をそれぞれ形成し、第２サブプレ
ート６，７の各凸状部３０，３１，３２，３３を
互いに円周方向に位置をずらすと共にそれぞれ２
段目用の強いトーシヨンスプリング４３間に遊動
スペーサとして介在させ、フランジ２に対するサ
イドプレート８，１０の捩れにより強いトーシヨ
ンスプリング４３を窓孔６０，６１の円周方向端
縁とフランジ２の凸状部３の間で円周方向に圧縮
するようにしている。
設け、フランジ両側のハブ１の外周にフランジ２
に近い位置から第１サブプレート４，５、第２サ
ブプレート６，７及び環状のサイドプレート８，
１０を順次ハブ１に対し回動自在に嵌合し、フラ
ンジ２には半径方向外方へと互いに反対方向に突
出する１対の凸状部３を形成し、第１サブプレー
ト４，５には上記凸状部３と略同一形状でかつ対
応する位置にそれぞれ１対の凸状部２０，２１を
形成し、上記各凸状部３，２０，２１にはそれぞ
れ対応する位置に１段目用窓孔５０，５１，５２
を形成し、これら窓孔５０，５１，５２内に１段
目用の弱いトーシヨンスプリング５５を配置し
て、フランジ３に対する第１サブプレート４，５
の捩れにより窓孔５０の円周方向端縁と窓孔５
１，５２の円周方向端縁の間で弱いトーシヨンス
プリング５５を円周方向に圧縮するようにし、サ
イドプレート８，１０にはフランジ２の凸状部３
間の凹部に対応する窓孔６０，６１をそれぞれ形
成し、フランジ２の凸状部３間に３つの強いトー
シヨンスプリング４３をそれぞれ直列に配置し、
第２サブプレート６，７には半径方向外方へと互
いに反対方向に突出する１対の凸状部３０，３
１，３２，３３をそれぞれ形成し、第２サブプレ
ート６，７の各凸状部３０，３１，３２，３３を
互いに円周方向に位置をずらすと共にそれぞれ２
段目用の強いトーシヨンスプリング４３間に遊動
スペーサとして介在させ、フランジ２に対するサ
イドプレート８，１０の捩れにより強いトーシヨ
ンスプリング４３を窓孔６０，６１の円周方向端
縁とフランジ２の凸状部３の間で円周方向に圧縮
するようにしている。
（実施例）
第２図は本考案を適用した自動車用クラツチデ
イスクの縦断側面部分図であり、図中スプライン
ハブ１は水平なメインドライブシヤフト（図示せ
ず）にスプライン嵌合する。スプラインハブ１の
外周には一体の環状フランジ２が設けられてい
る。フランジ２の円周方向２箇所からは、一体の
凸状部３が半径方向外方へ張り出している。フラ
ンジ２の前後両側のハブ外周には、フランジ２に
近い位置から第１のサブプレート４，５と第２の
サブプレート６，７が順次ハブ１に対し回動自在
に嵌合している。第１のサブプレート４，５と第
２のサブプレート６，７はそれぞれ第４図に示す
ような形状に成形されている。第２図において、
第２のサブプレート６，７の前後のハブ外周に
は、環状のクラツチプレート８とリテイニングプ
レート１０（共にサイドプレートの具体例）がハ
ブ１に対し回動自在に嵌合している。クラツチプ
レート８の外周部には、クツシヨニングプレート
１１が固着され、クツシヨニングプレート１１の
前後両側には、１対の環状フリクシヨンフエーシ
ング１２，１３が張り付けられている。フリクシ
ヨンフエーシング１２，１３の前方にはエンジン
のフライホイル（図示せず）が、後方にはプレツ
シヤープレート（図示せず）がそれぞれ対向配置
される。フランジ２と第１のサブプレート４，５
間にはウエーブスプリング１４が介装されてい
る。又第１のサブプレート４，５と第２のサブプ
レート６，７間、及び第２のサブプレート６，７
とクラツチプレート８、リテイニングプレート１
０間には、それぞれフリクシヨンワツシヤー１
５，１６が介装されている。
イスクの縦断側面部分図であり、図中スプライン
ハブ１は水平なメインドライブシヤフト（図示せ
ず）にスプライン嵌合する。スプラインハブ１の
外周には一体の環状フランジ２が設けられてい
る。フランジ２の円周方向２箇所からは、一体の
凸状部３が半径方向外方へ張り出している。フラ
ンジ２の前後両側のハブ外周には、フランジ２に
近い位置から第１のサブプレート４，５と第２の
サブプレート６，７が順次ハブ１に対し回動自在
に嵌合している。第１のサブプレート４，５と第
２のサブプレート６，７はそれぞれ第４図に示す
ような形状に成形されている。第２図において、
第２のサブプレート６，７の前後のハブ外周に
は、環状のクラツチプレート８とリテイニングプ
レート１０（共にサイドプレートの具体例）がハ
ブ１に対し回動自在に嵌合している。クラツチプ
レート８の外周部には、クツシヨニングプレート
１１が固着され、クツシヨニングプレート１１の
前後両側には、１対の環状フリクシヨンフエーシ
ング１２，１３が張り付けられている。フリクシ
ヨンフエーシング１２，１３の前方にはエンジン
のフライホイル（図示せず）が、後方にはプレツ
シヤープレート（図示せず）がそれぞれ対向配置
される。フランジ２と第１のサブプレート４，５
間にはウエーブスプリング１４が介装されてい
る。又第１のサブプレート４，５と第２のサブプ
レート６，７間、及び第２のサブプレート６，７
とクラツチプレート８、リテイニングプレート１
０間には、それぞれフリクシヨンワツシヤー１
５，１６が介装されている。
後面部分図である第３図において、クラツチ、
リテイニング両プレート８，１０は、１対のスト
ツプピン１７（スタツドピン）及び別の４個のス
タツドピン１８により一体的に連結されている。
第１サブプレート５，４は、凸状部３と略同一形
状で、凸状部３よりデイスク円周方向にわずかに
幅の広い凸状部２０，２１を一体に有している。
又凸状部２０，２１の外周側端部に形成された切
欠き２３，２２は凸状部３の外周部に形成された
切欠き２４よりも凸状部２０，２１の円周方向の
幅が広い分だけ円周方向に長く形成されている。
それら凸状部３，２０，２１間の幅の差及び切欠
き２３，２２，２４の長さの差は、デイスク中心
O1を中心とする角度θ1、θ′1にそれぞれ相当し、
又切欠き２４内に配置されるストツプピン１７と
切欠き２４の円周方向端面との間が角度θ2、θ′2
に相当している。
リテイニング両プレート８，１０は、１対のスト
ツプピン１７（スタツドピン）及び別の４個のス
タツドピン１８により一体的に連結されている。
第１サブプレート５，４は、凸状部３と略同一形
状で、凸状部３よりデイスク円周方向にわずかに
幅の広い凸状部２０，２１を一体に有している。
又凸状部２０，２１の外周側端部に形成された切
欠き２３，２２は凸状部３の外周部に形成された
切欠き２４よりも凸状部２０，２１の円周方向の
幅が広い分だけ円周方向に長く形成されている。
それら凸状部３，２０，２１間の幅の差及び切欠
き２３，２２，２４の長さの差は、デイスク中心
O1を中心とする角度θ1、θ′1にそれぞれ相当し、
又切欠き２４内に配置されるストツプピン１７と
切欠き２４の円周方向端面との間が角度θ2、θ′2
に相当している。
各サブプレート６，７は第４図に示すように同
一直径上周側へ突出する２つの凸状部３０，３
１，３２，３３を一体に有しており、各凸状部３
０，３１，３２，３３は円周方向両端に凹部３
４，３５，３６，３７をそれぞれ有している。第
３図に示すように各プレート６，７は、各凸状部
３０，３１，３２，３３がデイスク円周方向にお
いて各凸状部２０，２１間で略等間隔となるよう
に配置されている。各凸状部２０，２１も凹部３
４，３５，３６，３７と同一円周上に凹部４０，
４１を有しており、各凹部３４，３５，３６，３
７，４０，４１間にはスプリングシート４２を介
してそれぞれゴムダンパー４３（強いトーシヨン
スプリングの一例）が嵌入されている。デイスク
中立状態においては凸状部２０，２１側のシート
４２と凸状部３の円周方向両端部に形成された凹
部４５，４６との間には、それぞれ角度θ1、θ′1
に相当する間〓が残されている。
一直径上周側へ突出する２つの凸状部３０，３
１，３２，３３を一体に有しており、各凸状部３
０，３１，３２，３３は円周方向両端に凹部３
４，３５，３６，３７をそれぞれ有している。第
３図に示すように各プレート６，７は、各凸状部
３０，３１，３２，３３がデイスク円周方向にお
いて各凸状部２０，２１間で略等間隔となるよう
に配置されている。各凸状部２０，２１も凹部３
４，３５，３６，３７と同一円周上に凹部４０，
４１を有しており、各凹部３４，３５，３６，３
７，４０，４１間にはスプリングシート４２を介
してそれぞれゴムダンパー４３（強いトーシヨン
スプリングの一例）が嵌入されている。デイスク
中立状態においては凸状部２０，２１側のシート
４２と凸状部３の円周方向両端部に形成された凹
部４５，４６との間には、それぞれ角度θ1、θ′1
に相当する間〓が残されている。
更に凸状部３と凸状部２０，２１とには第２図
に示すようにデイスク円周方向に延在する同一形
状の窓孔５０，５１，５２が形成されている。各
窓孔５０，５１，５２はデイスク中立状態におい
てはデイスク中心線O1−O1方向に見て丁度合致
する位置に配置されており、各窓孔５０，５１，
５２内にはデイスク円周方向に延在するコイルス
プリング５５（弱いトーシヨンスプリングの一
例）が嵌入されている。
に示すようにデイスク円周方向に延在する同一形
状の窓孔５０，５１，５２が形成されている。各
窓孔５０，５１，５２はデイスク中立状態におい
てはデイスク中心線O1−O1方向に見て丁度合致
する位置に配置されており、各窓孔５０，５１，
５２内にはデイスク円周方向に延在するコイルス
プリング５５（弱いトーシヨンスプリングの一
例）が嵌入されている。
又各プレート８，１０はそれぞれ、一連の各シ
ート４２及びダンパー４３が嵌合する円周方向に
延びる窓孔６０，６１を２箇所ずつ有している。
各窓孔６０，６１の円周方向両端部には凸状部２
０，２１側のスプリングシート４２が着座する凹
部６２，６３を有しており、デイスク中立状態に
おいては当該シート４２が凹部６２，６３に圧接
している。
ート４２及びダンパー４３が嵌合する円周方向に
延びる窓孔６０，６１を２箇所ずつ有している。
各窓孔６０，６１の円周方向両端部には凸状部２
０，２１側のスプリングシート４２が着座する凹
部６２，６３を有しており、デイスク中立状態に
おいては当該シート４２が凹部６２，６３に圧接
している。
次に作動を説明する。例えばハブ１に対してフ
エーシング１２，１３が第３図の矢印X1方向の
捩りトルクを受けたとすると、当該捩りトルクは
プレート１１、プレート８，１０、シート４２、
ダンパー４３、第２のサブプレート６，７を介し
て第１のサブプレート４，５に伝達される。ここ
でダンパー４３は剛性が高く剛体のように作用す
るため、プレート４，５と凸状部３との間で捩れ
が生じてスプリング５５が圧縮される。この捩れ
は凸状部２０，２１に当接するスプリングシート
４２が凸状部３の凹部４６に当接する迄続き、シ
ート４２が凹部４６に当接したときが捩り角度θ1
（第５図）に相当する。この第１段目の捩れによ
つてウエーブスプリング１４の表面で摩擦が生じ
て弱いヒステリシストルクが発生する（第５図で
は省略）。
エーシング１２，１３が第３図の矢印X1方向の
捩りトルクを受けたとすると、当該捩りトルクは
プレート１１、プレート８，１０、シート４２、
ダンパー４３、第２のサブプレート６，７を介し
て第１のサブプレート４，５に伝達される。ここ
でダンパー４３は剛性が高く剛体のように作用す
るため、プレート４，５と凸状部３との間で捩れ
が生じてスプリング５５が圧縮される。この捩れ
は凸状部２０，２１に当接するスプリングシート
４２が凸状部３の凹部４６に当接する迄続き、シ
ート４２が凹部４６に当接したときが捩り角度θ1
（第５図）に相当する。この第１段目の捩れによ
つてウエーブスプリング１４の表面で摩擦が生じ
て弱いヒステリシストルクが発生する（第５図で
は省略）。
更にX1方向の捩りトルクが加えられるとプレ
ート８，１０と凸状部３間でダンパー４３が圧縮
され、この圧縮はストツプピン１７が切欠き２４
の円周方向端面に当接する迄続く。デイスクが角
度θ2だけ捩れてピン１７が切欠き２４に当接すれ
ば、捩れはそれ以上進まなくなり、最大捩り角度
迄捩れたことになる。このときダンパー４３はゴ
ム製であるので、圧縮の際の内部摩擦によつてヒ
ステリシストルクが発生し、フリクシヨンワツシ
ヤー１５，１６による摩擦トルクとあいまつて第
５図のＡのようにプログレツシブ（漸進的）な関
係が得られる。
ート８，１０と凸状部３間でダンパー４３が圧縮
され、この圧縮はストツプピン１７が切欠き２４
の円周方向端面に当接する迄続く。デイスクが角
度θ2だけ捩れてピン１７が切欠き２４に当接すれ
ば、捩れはそれ以上進まなくなり、最大捩り角度
迄捩れたことになる。このときダンパー４３はゴ
ム製であるので、圧縮の際の内部摩擦によつてヒ
ステリシストルクが発生し、フリクシヨンワツシ
ヤー１５，１６による摩擦トルクとあいまつて第
５図のＡのようにプログレツシブ（漸進的）な関
係が得られる。
最大捩り角状態から戻る際には、まずダンパー
４３が伸長し第５図のＢの関係が得られ、大きな
ヒステリシストルクが得られる。捩れが戻り凸状
部２０，２１側のシート４２が凹部４０に着座す
ると、プレート８，１０とプレート６，７は一体
的に回動するようになり、プレート６，７と凸状
部３間での捩れが戻つてスプリング５５が伸長
し、第３図に示す中立状態となる。
４３が伸長し第５図のＢの関係が得られ、大きな
ヒステリシストルクが得られる。捩れが戻り凸状
部２０，２１側のシート４２が凹部４０に着座す
ると、プレート８，１０とプレート６，７は一体
的に回動するようになり、プレート６，７と凸状
部３間での捩れが戻つてスプリング５５が伸長
し、第３図に示す中立状態となる。
逆X1方向に捩れる場合も同様に作動し、角度
θ′1間でスプリング５５が圧縮され、角θ′2間でダ
ンパー４３が圧縮されることによつて、第５図の
A′、B′の関係が得られる。
θ′1間でスプリング５５が圧縮され、角θ′2間でダ
ンパー４３が圧縮されることによつて、第５図の
A′、B′の関係が得られる。
（考案の効果）
ハブ１の外周に一体のフランジ２を設け、フラ
ンジ２の両側のハブ外周にフランジ２に近い位置
から第１、第２のサブプレート４，５，６，７及
び環状のサイドプレート（例えばクラツチプレー
ト８、リテイニングプレート１０）を順次ハブに
対し回動自在に嵌合し、フランジ２と第１のサブ
プレート４，５間に弱いトーシヨンスプリング
（例えばスプリング５５）を介装すると共に、第
１、第２のサブプレート４，５，６，７間及び第
２のサブプレート６，７とサイドプレート８，１
０間に強いトーシヨンスプリング（例えばゴムダ
ンパー４３）を直列に介装したので；トーシヨン
ラバー等を直列に介装した従来のダンパーデイス
クでは得られなかつて広捩り角が得られると共
に、低捩り角域において低捩りトルク域が広く得
られることから中立音が発生しなくなる利点があ
る。
ンジ２の両側のハブ外周にフランジ２に近い位置
から第１、第２のサブプレート４，５，６，７及
び環状のサイドプレート（例えばクラツチプレー
ト８、リテイニングプレート１０）を順次ハブに
対し回動自在に嵌合し、フランジ２と第１のサブ
プレート４，５間に弱いトーシヨンスプリング
（例えばスプリング５５）を介装すると共に、第
１、第２のサブプレート４，５，６，７間及び第
２のサブプレート６，７とサイドプレート８，１
０間に強いトーシヨンスプリング（例えばゴムダ
ンパー４３）を直列に介装したので；トーシヨン
ラバー等を直列に介装した従来のダンパーデイス
クでは得られなかつて広捩り角が得られると共
に、低捩り角域において低捩りトルク域が広く得
られることから中立音が発生しなくなる利点があ
る。
（別の実施例）
弱いトーシヨンスプリングとしてゴム状弾性体
を使用してもよく、又強いトーシヨンスプリング
としてコイルスプリングを使用することもでき
る。
を使用してもよく、又強いトーシヨンスプリング
としてコイルスプリングを使用することもでき
る。
第１図は従来のダンパーデイスクの捩り角度−
捩りトルク特性を示すグラフ、第２図は本考案に
よるダンパーデイスクで第３図の−断面に相
当する断面部分図、第３図はダンパーデイスクの
一部切欠き後面部分図、第４図はサブプレートの
正面図、第５図は本考案によるダンパーデイスク
の捩り角度−捩りトルク特性を示すグラフであ
る。 １……ハブ、２……フランジ、４，５……第１
のサブプレート、６，７……第２のサブプレー
ト、８，１０……サイドプレート、４３……ゴム
ダンパー（強いトーシヨンスプリングの一例）、
５５……コイルスプリング（弱いトーシヨンスプ
リングの一例）。
捩りトルク特性を示すグラフ、第２図は本考案に
よるダンパーデイスクで第３図の−断面に相
当する断面部分図、第３図はダンパーデイスクの
一部切欠き後面部分図、第４図はサブプレートの
正面図、第５図は本考案によるダンパーデイスク
の捩り角度−捩りトルク特性を示すグラフであ
る。 １……ハブ、２……フランジ、４，５……第１
のサブプレート、６，７……第２のサブプレー
ト、８，１０……サイドプレート、４３……ゴム
ダンパー（強いトーシヨンスプリングの一例）、
５５……コイルスプリング（弱いトーシヨンスプ
リングの一例）。
Claims (1)
- ハブの１外周に一体のフランジ２を設け、フラ
ンジ両側のハブ１の外周にフランジ２に近い位置
から第１サブプレート４，５、第２サブプレート
６，７及び環状のサイドプレート８，１０を順次
ハブ１に対し回動自在に嵌合し、フランジ２には
半径方向外方へと互いに反対方向に突出する１対
の凸状部３を形成し、第１サブプレート４，５に
は上記凸状部３と略同一形状でかつ対応する位置
にそれぞれ１対の凸状部２０，２１を形成し、上
記各凸状部３，２０，２１にはそれぞれ対応する
位置に１段目用窓孔５０，５１，５２を形成し、
これら窓孔５０，５１，５２内に１段目用の弱い
トーシヨンスプリング５５を配置して、フランジ
３に対する第１サブプレート４，５の捩れにより
窓孔５０の円周方向端縁と窓孔５１，５２の円周
方向端縁の間で弱いトーシヨンスプリング５５を
円周方向に圧縮するようにし、サブプレート８，
１０にはフランジ２の凸状部３間の凹部に対応す
る窓孔６０，６１をそれぞれ形成し、フランジ２
の凸状部３間に３つの強いトーシヨンスプリング
４３をそれぞれ直列に配置し、第２サブプレート
６，７には半径方向外方へと互いに反対方向に突
出する１対の凸状部３０，３１，３２，３３をそ
れぞれ形成し、第２サブプレート６，７の各凸状
部３０，３１，３２，３３を互いに円周方向に位
置をずらすと共にそれぞれ２段目用の強いトーシ
ヨンスプリング４３間に遊動スペーサとして介在
させ、フランジ２に対するサイドプレート８，１
０の捩れにより強いトーシヨンスプリング４３を
窓孔６０，６１の円周方向端縁とフランジ２の凸
状部３の間で円周方向に圧縮するようにしたこと
を特徴とするダンパーデイスク。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984021852U JPS60133234U (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | ダンパ−デイスク |
| US06/697,195 US4601677A (en) | 1984-02-17 | 1985-02-01 | Dual action torsion damping device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984021852U JPS60133234U (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | ダンパ−デイスク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60133234U JPS60133234U (ja) | 1985-09-05 |
| JPH027292Y2 true JPH027292Y2 (ja) | 1990-02-21 |
Family
ID=12066637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984021852U Granted JPS60133234U (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | ダンパ−デイスク |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4601677A (ja) |
| JP (1) | JPS60133234U (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1988001354A1 (en) * | 1986-08-12 | 1988-02-25 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Damper disc carrying serially connected rubber element |
| EP0259173B1 (en) * | 1986-09-05 | 1991-02-20 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Flywheel with a torsional damper |
| JPH079252B2 (ja) * | 1986-09-30 | 1995-02-01 | アイシン精機株式会社 | トルク変動吸収装置 |
| US5156067A (en) * | 1988-04-01 | 1992-10-20 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Torsional damper type flywheel device |
| US5269199A (en) * | 1988-04-01 | 1993-12-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Torional damper type flywheel device |
| FR2695180B1 (fr) * | 1992-09-02 | 1994-11-25 | Valeo | Amortisseur de torsion, notamment disque de friction d'embrayage pour véhicule automobile. |
| DE19613574C2 (de) * | 1996-04-04 | 2003-08-21 | Zf Sachs Ag | Drehschwingungsdämpfer |
| WO2013034125A1 (de) * | 2011-09-09 | 2013-03-14 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Fliehkraftpendel und kupplungsscheibe mit diesem |
| DE102020108380A1 (de) * | 2020-03-26 | 2021-09-30 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Torsionsschwingungsdämpfer mit einer Rotationsachse für einen Antriebsstrang |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57204319A (en) * | 1981-06-06 | 1982-12-15 | Aisin Seiki Co Ltd | Clutch disc |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2571291A (en) * | 1947-10-01 | 1951-10-16 | Borg Warner | Clutch plate |
| FR1411155A (fr) * | 1964-08-04 | 1965-09-17 | Ferodo Sa | Perfectionnements aux frictions d'embrayage à moyeu amortisseur |
| US4232534A (en) * | 1978-08-14 | 1980-11-11 | Borg-Warner Corporation | Extended travel vibration damper assembly |
| US4279132A (en) * | 1978-10-16 | 1981-07-21 | Borg-Warner Corporation | Vibration damper assembly |
| FR2489910A1 (fr) * | 1980-09-10 | 1982-03-12 | Automotive Prod France | Disque mene d'embrayage a friction |
| US4493408A (en) * | 1981-09-21 | 1985-01-15 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Damper disc |
-
1984
- 1984-02-17 JP JP1984021852U patent/JPS60133234U/ja active Granted
-
1985
- 1985-02-01 US US06/697,195 patent/US4601677A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57204319A (en) * | 1981-06-06 | 1982-12-15 | Aisin Seiki Co Ltd | Clutch disc |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4601677A (en) | 1986-07-22 |
| JPS60133234U (ja) | 1985-09-05 |
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