JPH0258973A - 画像情報読取装置のシェーディング補正方法 - Google Patents
画像情報読取装置のシェーディング補正方法Info
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Abstract
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Description
ムで走査して画像情報を含んだ光を生ぜしめ、この光を
光電的に検出して画像信号を得る画像情報読取装置にお
いて、走査光ビームの強度ムラ、走査速度ムラ、光電読
取手段の検出ムラ等による画像信号の変動を補正する方
法に関するものである。
、その被走査面からの反射光、透過光あるいは発光光を
検出することにより画像情報の読取りを行なう画像情報
読取装置が、従来より例えばコンピュータの画像入力部
、ファクシミリの画像読取部等において使用されている
。このような画像情報読取装置においては、レーザ光源
等から発せられる光ビームを光偏向器により偏向して被
走査面を走査せしめ、被走査面からの画像情報を担持し
た光を光電読取手段により検出することにより画像信号
が得られる。上記光電読取手段としては、比較的小型の
光電子増倍管(フォトマルチプライヤ−)と一端が主走
査線に沿って配され他端が上記フォトマルチプライヤ−
に接合するように成形された光ガイドとからなるもの、
特開昭62−16666号等に開示されている、主走査
線に沿って直接配される長尺のフォトマルチプライヤ−
1あるいは主走査線に沿って配されるラインセンサ等が
用いられる。
の反射面の反射率ムラによる走査光ビームの強度ムラ、
また光偏向器の偏向速度のバラツキによる光ビームの走
査速度ムラ、あるいは上記光ガイドの主走査方向におけ
る集光ムラや長尺のフォトマルチプライヤ−の主走査方
向における感度ムラによる光電読取手段の検出ムラ等に
より、光電読取手段から得られる画像信号が変動するこ
とがある。このような各種ムラにより光検出効率の部分
的な低下(シェーディング)が生じると、当然ながら、
被走査面に記録された画像情報を正しく検出することが
不可能となる。
検出しておき、光ビームの主走査位置に応じて画像信号
やフォトマルチプライヤ−の感度を補正する等してシェ
ーディングの影響を回避するようにしたシェーディング
補正装置を既に提案した(特開昭82−47259号、
同62−47281号等)。
複数の反射面を有する回転多面鏡が用いられる場合があ
る。この回転多面鏡を用いた場合には、例えばガルバノ
メータミラーを用いた場合に比べて、偏向速度を上げて
読取りを高速で行なうことができるという利点がある。
鏡の各反射面毎に反射率がバラついたり、回転軸に対す
る傾きや距離が異なったり、あるいは回転多面鏡の周期
的な回転速度ムラにより反射面毎に偏向速度が異なって
しまうことがあり、これらの要因によっても走査位置か
ら発せられる光のレベルが変化する。従ってこの場合に
は、上述したシェーディングの状態は反射面毎に変動し
てしまい、従来の補正方法では良好なシェーディング補
正が行なえないという不都合がある。
向器として回転多面鏡を用いる画像情報読取装置におい
て画像情報を正しく検出することを可能にするシェーデ
ィング補正方法を提供することを目的とするものである
。
情報読取装置のシェーディング補正方法は、上述したよ
うに光偏向器として回転多面鏡を用いる画像情報読取装
置において、光ビームの強度ムラ、走査速度ムラ、光電
読取手段の検出ムラ等によるシェーディング特性を前記
回転多面鏡の反射面毎に記憶しておき、前記シェーディ
ングによる画像信号の変動を前記反射面に対応して補正
することを特徴とするものである。
けば、記憶されたシェーディング特性は各反射面の反射
率、面位置、偏向速度等の状態が反映されたものになる
。従って上記のように記憶されたシェーディング特性に
基づいて反射面に対応した補正を行なえば、反射面の状
態のバラつきにかかわらず、シェーディング補正を良好
に行なうことができる。なお、シェーディング補正自体
の具体的な方法については、最終的に得られる画像信号
を良好に補正することのできるものであれば、公知の任
意の方法を用いることができる。
。
正が行なわれる画像情報読取装置を示すものである。こ
の画像情報読取装置は一例として、本出願人が既に特開
昭55−12429号、同56−11395号等におい
て提案した蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体〕のシートを用
いる放射線画像情報記録再生システムにおいて、上記蓄
積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光を読み取る
放射線画像情報読取装置である。放射線画像情報が蓄積
記録された蓄積性蛍光体シート1は、エンドレスベルト
等のシート搬送手段2により、副走査のために矢印Y方
向に搬送される。またレーザ光源3から射出された励起
光としての光ビーム3aは、光偏向器である回転多面鏡
4の反射面4aによって偏向され、蓄積性蛍光体シート
1を上記副走査方向Yと略直角な方向Xに主走査する。
は、蓄積記録されている放射線画像情報に応じた光量の
輝尽発光光が発散され、この輝尽発光光は集光ガイド5
を介して主走査線に沿って配された長尺のフォトマルチ
プライヤ−6によって光電的に検出される。
出力信号Sは、ログアンプ7によって増幅された後、後
述するアナログ演算部8を経てA/D変換器においてデ
ジタル化される。こうして得られたデジタルの読取画像
信号Sdは画像処理回路10に送られ、ここで階調処理
、周波数処理等の処理を受けた後、例えばCRT、光走
査記録装置等の画像再生装置11に入力される。上記読
取画像信号Sdは前記輝尽発光光の光量を担持するもの
であるから、この読取画像信号Sdを用いれば、蓄積性
蛍光体シート1に蓄積記録されていた放射線画像が、上
記画像再生装置11により可視像として再生される。な
お読取画像信号Sdは、上述のように直ちに画像再生装
置11に入力する他、例えば磁気ディスクや磁気テープ
等の記録媒体に一時記録しておくようにしてもよい。
強度ムラ、走査速度ムラおよび長尺フォトマルチプライ
ヤ−の主走査方向の感度ムラ等に起因するシェーディン
グが生じることがあり、このような各種ムラによるシェ
ーディングが生じると、フォトマルチプライヤ−の上記
出力信号Sは、同じ蓄積エネルギー量の画像部分に対し
てもビーム走査位置に応じて変わってしまい、正確な画
像情報の読取りが行なえなくなる。また、上記のように
光偏向器として回転多面鏡が用いられている場合には、
回転多面鏡の反射面毎に、反射率、回転輪に対する角度
(いわゆる面倒れ)、回転軸からの距離、あるいは回転
速度に対応する偏向速度にバラつきが生じるため、シェ
ーディングの状態は光ビームを偏向する反射面によって
も異なってくる。以下、このシェーディングを補正する
方法について説明する。
蓄積性蛍光(4)シート1には一様強度のX線等の放射
線が照射される。こうしていわゆるベタ露光がなされた
蓄積性蛍光体シート1は、前記と同様に画像読取りにか
けられる。光ビーム3aによって走査された蓄積性蛍光
体シート1からは、−様強度の輝尽発光光が発散され、
この輝尽発光光が光ガイド5を介してフォトマルチプラ
イヤ−6によって検出される。このとき該フォトマルチ
プライヤ−6から出力される参照出力信号Soは、前述
と同様にしてログアンプ7によって増幅され、後述する
アナログ演算部8を通過してA/D変換器9においてデ
ジタル化される。デジタル化された参照出力信号Sd、
は補正値演算回路12に入力される。この補正値演算回
路12において、上記参照出力信号、の差(これは前記
シェーディングによって生じるものであり、シェーディ
ング特性を示している)は、同一反射面により形成され
た走査線における主走査方向の画素単位で求められる。
は主走査方向Xに沿ってxl、xl、x3、・・・・・
・Xjの1列の画素が並んでおり、また前述した回転多
面鏡4は6つの反射面4aを有しているので副走査方向
Yに沿って形成されるm個の画素は、偏向を行なった反
射面に応じてその列が6n+1.6n+2.6n+3,
6n+4.6n+5.6n+6 (nは0および正の整
数)である6つのグループに分けられる。補正値演算回
路12は、例えばまず第1のグループ6n+1について
、そのX方向の各列Xl r xl1 x3.・・・・
・・XJの参照出力信号Sd、の平均値を求め、これら
の平均値をそれぞれ代表信号値R1+ R2,R3r
・・・・・・R4とする。そして演算回路12はX方向
の1〜J列の各グループすべての代表信号値R1,R2
゜R3,・・・・・・R,の平均値R0と、各代表信号
値R1+ RZ 、R3+ ・・・・・・R,の差で
ある補正値U工。
モリ13に記憶させる。同様にして他のグループ6n千
2〜6n+6についてもX方向の各列1〜Jに対応した
補正値が求められ、それぞれメモリI3に記憶される。
補正値が記taされることになる。
放射線画像情報を読取る際には、メモリ13から6種類
の補正値Ul、U2+U3.・・・・・・UJが順番に
呼び出され、蓄積性蛍光体シートから読み取られた画像
信号の補正が行なわれる。すなわち、先ビーム3aの主
走査開始位置の光路上には、走査開始検出器I5が設け
られており(第1図においては便宜上走査開始検出器1
5をブロック図で示す)、画像情報の読取りが開始され
ると該走査開始検出器L5は光ビーム3aを検出する毎
にクロック発生器16に信号を送り、該信号によりクロ
ック発生器16からはパルス信号が上記メモリj3に向
けて発振される。回転多面m4は走査開始時に光ビーム
を反射する反射面が予め決められており、メモリからは
パルス信号が入力されるのと同時に上記反射面に対応し
て補正値U1.U2.U3.・・・・・・U、が出力さ
れる。またこれとともにメモリ13には光ビームの主走
査と同期した同期信号Tが人力され、主走査方向の第n
列の画素が読み取られるときにその第n列に関する補正
値Unが出力せしめられるようになっている。これらの
補正値はD/A変換器14においてアナログ化された後
、輝尽発光光を光電的に読取って得られた画像信号とと
もに、補正信号としてアナログ演算部8に送られる。上
記画像信号はシェーディングの影響を受けたものとなっ
ているが、この画像信号に補正信号が加えられることに
より、シェーディングによる画像信号の変動を補正して
正確な画像情報の読取りを行なうことができる。また光
ビームを偏向する偏向面4aが変わる毎に、メモリ13
からは偏向面に対応した補正値が順次出力される。
フォトマルチプライヤ−6に受光させる参照先として、
X線等の放射線によりベタ露光した蓄積性蛍光体シート
1から発せられた輝尽発光光を利用しているが、補正値
を求めるための参照先はこれに限られるものではない。
視光エネルギーを蓄積可能な蓄積性蛍光体シートに可視
光を一様に照射し、次いでこの蓄積性蛍光体シトにレー
ザビーム13を照射し、そのとき該蓄積性蛍光体シート
から発せられる輝尽発光光を参照光として利用すること
もできる。この場合には、読取り済みの蓄積性蛍光体シ
ートに残存する画像を除去するために通常読取装置に組
込まれる消去用光源(消去光として可視光を放射する)
を、補正値を求めるために利用することができ、便利で
ある。
憶させておく補正値を求めることが可能である。すなわ
ち、回転多面鏡4の各反射面の上述した各種ムラ特性や
、フォトマルチプライヤ−6の感度ムラ特性等がそれぞ
れ予め求められているような場合には、各特性に応じて
上記補正値を決定することができる。しかし上記実施例
におけるように、補正値演算回路12を設けておけば、
画像情報読取装置か実動されるようになってから適宜補
正値を求めることが可能であるから、前記シェーディン
グ特性の経時変化にも対応できて好ましい。
終的に読取装置から得られる画像信号をシェーディング
の影響のないものにすることができれば、具体的にはど
のようにして行なってもよく、上記実施例におけるよう
に画像信号を直接変化させる代りに、シェーディングの
状態に応じてフォトマルチプライヤ−の感度を変化させ
たり、光ビームのパワーを変化させたりしてもよい。ま
た、光電読取手段としては、上述した長尺のフォトマル
チプライヤ−の他、従来より公知の大型の光ガイドと小
型のフォトマルチプライヤ−を組み合わせてなるもの(
特開昭55−87970号等参照)や、ラインセンサ等
を用いることもできる。
蓄積性蛍光体シート1から発せられる輝尽発光光を読み
取る装置のみならず、被走査面から画像情報を担って発
せられる反射光、透過光等を読み取るその他の画像情報
読取装置においても利用されうるちのである。
法によれば、回転多面鏡を用いた画像情報読取装置にお
いてもシェーディングを良好に補償することができ、被
走査面に記録された画像情報の読取りを正確に行なうこ
とができる。
正を行なう画像情報読取装置を示す概略図、 第2図は本発明方法によるシェーディング補正を説明す
るための概略図である。 1・・・蓄櫃性蛍光体シート3a・・・光ビーム4・・
・回転多面鏡 4a・・・反射面6・・・フォ
トマルチプライヤ− 8・・・アナログ演算部 12・・・補正値演算回
路13・・・メモリ
Claims (1)
- 光ビームを複数の反射面を有する回転多面鏡により反射
偏向して画像情報が記録されている被走査面を2次元的
に走査させ、該被走査面から発せられた前記画像情報を
担持した光を光電読取手段により読取って画像信号を得
る画像情報読取装置において、前記光ビームの強度ムラ
、走査速度ムラ、前記光電読取手段の検出ムラ等による
シェーディングの特性を前記回転多面鏡の反射面毎に記
憶手段に記憶させておき、前記シェーディングによる前
記画像信号の変動を前記反射面に対応して補正する画像
情報読取装置のシェーディング補正方法。
Priority Applications (2)
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