JPH0254750A - セラミックス被覆表装材 - Google Patents
セラミックス被覆表装材Info
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- JPH0254750A JPH0254750A JP20392988A JP20392988A JPH0254750A JP H0254750 A JPH0254750 A JP H0254750A JP 20392988 A JP20392988 A JP 20392988A JP 20392988 A JP20392988 A JP 20392988A JP H0254750 A JPH0254750 A JP H0254750A
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Landscapes
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は耐食性、耐損傷性並びに耐候性・耐汚染性に
優れたセラミックス被覆表装材、特にビルの外壁材用パ
ネル等の建材として用いるのに最適なものに関する。
優れたセラミックス被覆表装材、特にビルの外壁材用パ
ネル等の建材として用いるのに最適なものに関する。
[従来の技術]
第2図は従来の被覆鋼板を示す断面図であり、1は鋼板
である基板、2は亜鉛或いはアルミニウムを溶射して形
成した防食用金属溶射層、3はアクリル樹脂或いはエポ
キシ樹脂をスプレー塗装して形成した樹脂封孔層である
。
である基板、2は亜鉛或いはアルミニウムを溶射して形
成した防食用金属溶射層、3はアクリル樹脂或いはエポ
キシ樹脂をスプレー塗装して形成した樹脂封孔層である
。
従来の被覆鋼板は上記のように構成され、n4板1の表
面が防食性を有する防食用金属溶射層2で被覆され、し
かも防食用金属溶射層2の表面が樹脂封孔層3によって
樹脂封孔処理されているから、優れた耐食性を有し、−
船釣な暴露条件下では20年以上は耐えるものである。
面が防食性を有する防食用金属溶射層2で被覆され、し
かも防食用金属溶射層2の表面が樹脂封孔層3によって
樹脂封孔処理されているから、優れた耐食性を有し、−
船釣な暴露条件下では20年以上は耐えるものである。
[発明が解決しようとする課題]
上記のような従来の被覆鋼板では鋼板1の表面を被覆し
ている防食用金属溶射層2は鋼板1よりも軟らかい即ち
硬度の小さい亜鉛或いはアルミニウムが溶射材料である
ため、被覆鋼板を例えば外壁材用パネルとして現場で施
工の際に傷が付くと、その傷は鋼板1に達することがあ
り、施工後にその箇所を起点として発錆し、剥離や亀裂
が生じ易くなって外観を損ない製品寿命を縮めるという
問題点があった。
ている防食用金属溶射層2は鋼板1よりも軟らかい即ち
硬度の小さい亜鉛或いはアルミニウムが溶射材料である
ため、被覆鋼板を例えば外壁材用パネルとして現場で施
工の際に傷が付くと、その傷は鋼板1に達することがあ
り、施工後にその箇所を起点として発錆し、剥離や亀裂
が生じ易くなって外観を損ない製品寿命を縮めるという
問題点があった。
本発明はかかる問題点を解決するためになされたもので
耐食性、耐損傷性並びに耐候性・耐汚染性に優れたセラ
ミックス被覆表装材を得ることを目的とする。
耐食性、耐損傷性並びに耐候性・耐汚染性に優れたセラ
ミックス被覆表装材を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
この発明に係るセラミックス被覆表装材はステンレス或
いはアルミニウムの基材と、基材上にセラミックスを溶
射して形成したセラミックス溶射層と、セラミックス溶
射層の表面に合成樹脂を塗装或いは溶射して形成した樹
脂封孔層とからなるように構成したものである。
いはアルミニウムの基材と、基材上にセラミックスを溶
射して形成したセラミックス溶射層と、セラミックス溶
射層の表面に合成樹脂を塗装或いは溶射して形成した樹
脂封孔層とからなるように構成したものである。
[作 用]
この発明においては、基材がステンレス或いはアルミニ
ウムで形成されているから、基材自体が防食性を有し、
基材の防食を図るための防食層を設ける必要はない。そ
の基材上にはセラミックスを溶射してセラミックス溶射
層を形成しているから、基材に対して耐損傷性を有する
。そのセラミックス溶射層の表面に合成樹脂を塗装或い
は溶射して樹脂封孔層を形成したから、表面は艶がある
仕上りで耐候性、耐汚染性を有し、しかもセラミックス
溶射自身の持っている色が外観に表われ、すべすべした
タイル状の外観となる。
ウムで形成されているから、基材自体が防食性を有し、
基材の防食を図るための防食層を設ける必要はない。そ
の基材上にはセラミックスを溶射してセラミックス溶射
層を形成しているから、基材に対して耐損傷性を有する
。そのセラミックス溶射層の表面に合成樹脂を塗装或い
は溶射して樹脂封孔層を形成したから、表面は艶がある
仕上りで耐候性、耐汚染性を有し、しかもセラミックス
溶射自身の持っている色が外観に表われ、すべすべした
タイル状の外観となる。
[実施例]
第1図はこの発明の一実施例を示す断面図であり、10
は厚さが2.5龍程度の防食性を有するステンレス或い
はアルミニウム等の基材、11は基材10上にアルミナ
AΩ203等のセラミックスをプラズマ溶射して形成さ
れた厚さ150〜200四のセラミックス溶射層である
。12はセラミックス溶射層11の表面にフッ素樹脂を
スプレー塗装或いは溶射して形成された厚さ30〜50
1JI11の樹脂封孔層である。
は厚さが2.5龍程度の防食性を有するステンレス或い
はアルミニウム等の基材、11は基材10上にアルミナ
AΩ203等のセラミックスをプラズマ溶射して形成さ
れた厚さ150〜200四のセラミックス溶射層である
。12はセラミックス溶射層11の表面にフッ素樹脂を
スプレー塗装或いは溶射して形成された厚さ30〜50
1JI11の樹脂封孔層である。
更に、樹脂封孔層12が形成された直後に約200℃で
1〜2時間位の焼付けが行われる。この焼付けは樹脂封
孔層12の素材であるフッ素樹脂を早く硬化させるため
に行うものである。
1〜2時間位の焼付けが行われる。この焼付けは樹脂封
孔層12の素材であるフッ素樹脂を早く硬化させるため
に行うものである。
上記のように構成されたセラミックス被覆表装材におい
ては、基材10はステンレス或いはアルミニウムである
から、基材自体が防食性を有し、基材10を鋼材とした
ものと比べて、防食層を設けることが不要となり、製造
工程の省略化が図れる。
ては、基材10はステンレス或いはアルミニウムである
から、基材自体が防食性を有し、基材10を鋼材とした
ものと比べて、防食層を設けることが不要となり、製造
工程の省略化が図れる。
また、基材10がステンレスのときには耐靭性を有し、
塩害などに対しても強く、海岸近傍の建築物の建材とし
て使用することができる。一方、基材10がアルミニウ
ムのときには軽量化が図れる。なお、基材10はアルミ
ニウムだけでなく、アルミニウム合金で形成される場合
もある。
塩害などに対しても強く、海岸近傍の建築物の建材とし
て使用することができる。一方、基材10がアルミニウ
ムのときには軽量化が図れる。なお、基材10はアルミ
ニウムだけでなく、アルミニウム合金で形成される場合
もある。
また、基材IO上に形成されたセラミックス溶射層11
を(を成する素材は高硬度のセラミックスであり、基材
10の表面がセラミックス溶射層12で覆われると、基
材10に対して耐損傷性を有する。従って、外部から傷
が付けられてもその傷が基材10に達することはない。
を(を成する素材は高硬度のセラミックスであり、基材
10の表面がセラミックス溶射層12で覆われると、基
材10に対して耐損傷性を有する。従って、外部から傷
が付けられてもその傷が基材10に達することはない。
更に、セラミックス溶射層11の表面に形成された樹脂
封孔層12を構成する素材は合成樹脂である透明なフッ
素樹脂で、樹脂封孔層12の厚さも30〜50μmとや
や厚いことから、セラミックス溶射層11の表面が充分
に封孔処理されると共にセラミックス被覆表装材の表面
は艶がある仕上りで、雨水、紫外線に強い耐候性、耐汚
染性を有し、しかもセラミックス溶射層12の素材であ
るセラミックスそれ自身が持っている色が外観に表われ
、タイル状のすべすべした外観となる。従って、この実
施例のセラミックス被覆表装材は外壁材用パネル等の建
材として使用するのに適したものである。
封孔層12を構成する素材は合成樹脂である透明なフッ
素樹脂で、樹脂封孔層12の厚さも30〜50μmとや
や厚いことから、セラミックス溶射層11の表面が充分
に封孔処理されると共にセラミックス被覆表装材の表面
は艶がある仕上りで、雨水、紫外線に強い耐候性、耐汚
染性を有し、しかもセラミックス溶射層12の素材であ
るセラミックスそれ自身が持っている色が外観に表われ
、タイル状のすべすべした外観となる。従って、この実
施例のセラミックス被覆表装材は外壁材用パネル等の建
材として使用するのに適したものである。
以下、この発明のセラミックス被覆表装材を製造した具
体例を説明する。
体例を説明する。
[具体例1]
基材10として、厚さ2.5mmのステンレス 5US
304を使用し、まずその基材10上にプラズマ溶射に
よってアルミナAg2O3を溶・射材料としてセラミッ
クス溶射層11を形成する。このときのプラズマ溶射の
条件は入熱か37KW、プラズマガスはアルゴンArと
水素H2の混合ガスである。このとき、形成されセラミ
ックス溶射層11の厚みは150μmである。
304を使用し、まずその基材10上にプラズマ溶射に
よってアルミナAg2O3を溶・射材料としてセラミッ
クス溶射層11を形成する。このときのプラズマ溶射の
条件は入熱か37KW、プラズマガスはアルゴンArと
水素H2の混合ガスである。このとき、形成されセラミ
ックス溶射層11の厚みは150μmである。
更に、そのセラミックス溶射層11の表面にフッ素樹脂
をスプレー塗装して厚さ501JflIの樹脂封孔層1
2を形成する。
をスプレー塗装して厚さ501JflIの樹脂封孔層1
2を形成する。
最後に、セラミックス溶射層11及び樹脂封孔層12が
積層状態に形成された基材10を200℃で1時間、適
当な加熱手段で焼付けると、セラミックス被覆表装材が
製造される。
積層状態に形成された基材10を200℃で1時間、適
当な加熱手段で焼付けると、セラミックス被覆表装材が
製造される。
[具体例2]
基材10として厚さ2.0mmのアルミニウムを使用し
、まずその基材IO上にプラズマ溶射によってアルミナ
AΩ203を溶射材料としてセラミツスフ溶射層11を
形成する。このときのプラズマ溶射の条件は入熱が37
KW、プラズマガスはアルゴンArと水素H2の混合ガ
スである。このとき、形成されたセラミックス溶射層1
1の厚みは150μmである。
、まずその基材IO上にプラズマ溶射によってアルミナ
AΩ203を溶射材料としてセラミツスフ溶射層11を
形成する。このときのプラズマ溶射の条件は入熱が37
KW、プラズマガスはアルゴンArと水素H2の混合ガ
スである。このとき、形成されたセラミックス溶射層1
1の厚みは150μmである。
更に、そのセラミックス溶射層11の表面にフッ素樹脂
をスプレー塗装して厚さ501Iff+の樹脂封孔層1
2を形成する。
をスプレー塗装して厚さ501Iff+の樹脂封孔層1
2を形成する。
最後に、セラミックス溶射層11及び樹脂封孔層12が
積層状態に形成された基材10を200℃で1時間、適
当な加熱手段で焼付けると、セラミックス被覆表装材が
製造される。
積層状態に形成された基材10を200℃で1時間、適
当な加熱手段で焼付けると、セラミックス被覆表装材が
製造される。
次に、本発明の具体例と従来例のナイフ傷付塩水噴霧試
験についての結果の比較を示す。
験についての結果の比較を示す。
従来例は基板1が厚さ1.6mmの鋼板、金属溶射層2
がアルミニウム溶射て厚さが120−1樹脂封孔層3が
アクリル樹脂をスプレー塗装して厚さが30μmのもの
である。
がアルミニウム溶射て厚さが120−1樹脂封孔層3が
アクリル樹脂をスプレー塗装して厚さが30μmのもの
である。
ナイフ傷付塩水噴霧試験は刃厚ILll11の市販カッ
タて5kgWの力て具体例と従来例の試験表面を5cm
移動させ、傷を付け、しがる後に塩水噴霧試験(JIS
Z2371による)をして行ったもので、試験結果は
下記の表の如くである。
タて5kgWの力て具体例と従来例の試験表面を5cm
移動させ、傷を付け、しがる後に塩水噴霧試験(JIS
Z2371による)をして行ったもので、試験結果は
下記の表の如くである。
表
○:異常なし
試験結果が示すように本発明の具体例のものは従来例に
比べて耐食性、耐損傷性に優れ、製品寿命が充分長いこ
とがわかる。
比べて耐食性、耐損傷性に優れ、製品寿命が充分長いこ
とがわかる。
[発明の効果]
この発明は以上説明したように、ステンレス或いはアル
ミニウムの基材と、基材上にセラミックスを溶射して形
成したセラミックス溶射層と、セラミックス溶射層の表
面に合成樹脂を塗装或いは溶射して形成した樹脂封孔層
とで形成されているので、基材自身か塩害等に対しても
優れた耐食性をHし、従来のように防食層を設ける必要
がなく、製造コストの低減化か図れ、基材に対してセラ
ミックス溶射層が耐損傷性を有し、セラミックス溶射層
に対して樹脂封孔層が表面を艶がある仕上りで、雨水、
紫外線に強い耐候性、耐汚染性を有し、しかもセラミッ
クス溶射層自身の持っている色を外観に表わしてすべす
べしたタイル状の外観としているため、外壁材用パネル
等の建材として使用したときに充分な製品寿命が得られ
るという効果ある。
ミニウムの基材と、基材上にセラミックスを溶射して形
成したセラミックス溶射層と、セラミックス溶射層の表
面に合成樹脂を塗装或いは溶射して形成した樹脂封孔層
とで形成されているので、基材自身か塩害等に対しても
優れた耐食性をHし、従来のように防食層を設ける必要
がなく、製造コストの低減化か図れ、基材に対してセラ
ミックス溶射層が耐損傷性を有し、セラミックス溶射層
に対して樹脂封孔層が表面を艶がある仕上りで、雨水、
紫外線に強い耐候性、耐汚染性を有し、しかもセラミッ
クス溶射層自身の持っている色を外観に表わしてすべす
べしたタイル状の外観としているため、外壁材用パネル
等の建材として使用したときに充分な製品寿命が得られ
るという効果ある。
第1図はこの発明の一実施例を示す断面図、第2図は従
来の被覆鋼板を示す断面図である。 IO・・・基材、11・・・セラミックス溶射層、13
・・・樹脂封孔層。 第2図
来の被覆鋼板を示す断面図である。 IO・・・基材、11・・・セラミックス溶射層、13
・・・樹脂封孔層。 第2図
Claims (1)
- ステンレス或いはアルミニウムの基材と、基材上にセラ
ミックスを溶射して形成したセラミックス溶射層と、セ
ラミックス溶射層の表面に合成樹脂を塗装或いは溶射し
て形成した樹脂封孔層とからなることを特徴とするセラ
ミックス被覆表装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20392988A JPH0254750A (ja) | 1988-08-18 | 1988-08-18 | セラミックス被覆表装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20392988A JPH0254750A (ja) | 1988-08-18 | 1988-08-18 | セラミックス被覆表装材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0254750A true JPH0254750A (ja) | 1990-02-23 |
Family
ID=16482033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20392988A Pending JPH0254750A (ja) | 1988-08-18 | 1988-08-18 | セラミックス被覆表装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0254750A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006339937A (ja) * | 2005-06-01 | 2006-12-14 | Hitachi Ltd | コンテキスト情報に応じたアプリケーション制御を行うネットワークシステム |
CN1323217C (zh) * | 2004-05-27 | 2007-06-27 | 上海华晖幕墙制作工程有限公司 | 一种幕墙用烤瓷铝单板及其制作方法 |
JP2020180377A (ja) * | 2017-04-14 | 2020-11-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | シンク |
-
1988
- 1988-08-18 JP JP20392988A patent/JPH0254750A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1323217C (zh) * | 2004-05-27 | 2007-06-27 | 上海华晖幕墙制作工程有限公司 | 一种幕墙用烤瓷铝单板及其制作方法 |
JP2006339937A (ja) * | 2005-06-01 | 2006-12-14 | Hitachi Ltd | コンテキスト情報に応じたアプリケーション制御を行うネットワークシステム |
JP2020180377A (ja) * | 2017-04-14 | 2020-11-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | シンク |
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