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JP2886557B2 - プレコート金属板 - Google Patents

プレコート金属板

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Publication number
JP2886557B2
JP2886557B2 JP1183193A JP18319389A JP2886557B2 JP 2886557 B2 JP2886557 B2 JP 2886557B2 JP 1183193 A JP1183193 A JP 1183193A JP 18319389 A JP18319389 A JP 18319389A JP 2886557 B2 JP2886557 B2 JP 2886557B2
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JP
Japan
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coating film
coating
resin
acrylic
metal sheet
Prior art date
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JP1183193A
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English (en)
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JPH0351467A (ja
Inventor
修一 大澤
英喜 滝口
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AI JII GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
AI JII GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主に外装材として用いられ、しかも一般的な
塗膜を有する金属板の塗膜上にフッソ樹脂塗膜を形成し
て耐候性、加工性(エンボス加工も含む)、耐汚染性、
および耐食性にすぐれたプレコート鋼板に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
プレコート鋼板としては2コート2ベークの板材、所
謂着色亜鉛鉄板が耐候性、加工性、コストの点で外装材
の素材として最適であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、外気環境の変化などから2コース2ベ
ークの着色亜鉛鉄板は、耐候性、耐食性、耐汚染性、お
よび耐薬品性の点において、より一層の高品質化の金属
薄板材が要請されていた。しかも、フッソ塗膜を有する
板材としては着色亜鉛鉄板をベースとした改善が望まれ
ていた。さらに、フッソ塗膜を形成するには、接着性等
の関係から高価で作業性に劣るエポキシ樹脂を介在させ
る必要があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような要請に対処するため、金属板の
下、中塗り塗料としては高加工用ポリエステル樹脂を主
成分とする塗膜によって形成し、これに親和性、接着性
のあるエステル、エーテル基を有するアクリル変性フル
オロオレフィンビニールエーテル系樹脂を主成分とした
塗料により上塗り塗膜を形成し、着色亜鉛鉄板にさらに
耐食性、耐候性、耐汚染性、加工性を付加したフッソ樹
脂塗膜を有する安価な素材を提案するものである。
すなわち、本発明に係るプレコート金属板は金属基板
上に高加工用ポリエステル樹脂を主成分とする下、中塗
り塗料からなる塗膜を形成し、この塗膜上に上塗り塗
料、特にアクリル変性フルオロオレフィンビニールエー
テル系樹脂を主成分とする塗料によって塗膜を形成した
金属薄板材からなるものである。
さらに詳説すると、金属基板として亜鉛メッキ鋼板、
着色亜鉛メッキ鋼板(所謂、カラー鋼板)、アルミニウ
ム板、ステンレス板などの1種からなり、特に、鋼板に
おいては周知処理によって仮成処理被膜を施した素材も
含むものである。また、下、中塗り塗膜としては主成分
としてポリエステル樹脂、特に、高加工用ポリエステル
樹脂を用い、加工性と接着性、および上塗り塗料とのヌ
レをよくするのに有効である。勿論、この主成分に着色
顔料、防錆顔料、体質顔料などを添加した塗料も含むも
のである。上塗り塗膜としては、アクリル変性フルオロ
オレフィンビニールエーテル系樹脂を主成分とし、これ
に前記したような添加物を配合し、所要の着色、透明塗
料等を原料とする。なお、上塗り塗料は熱可塑性より、
熱硬化性が耐候性、接着性においてすぐれ、上記主成分
も熱硬化性であり、かつフッ素分としてはアクリル変性
フルオロオレフィンビニールエーテル系樹脂換算で40〜
80重量%位であり、後はアクリル樹脂、その他の成分を
含有する塗料である。
〔実施例〕
実施例1 まず、金属基材としては亜鉛メッキ鋼板(板厚が0.35
mm)の表面に高加工用ポリエステル樹脂(下塗り塗膜)
を形成する塗料をフロコータ、ロールコータ等で塗布
し、180℃で60秒間焼付し、塗膜厚さが5μの下塗り塗
膜を形成した。次に同じ塗料を中塗りとして塗布し、18
0℃で60秒間焼付して5μの中塗り塗膜を有するカラー
鋼板を製造した。
次に、このカラー鋼板の表面にアクリル変性フルオロ
オレフィンビニールエーテル系樹脂を主成分とする上塗
り塗料をロールコータ、またはカーテンフロコータで約
35μを塗布し、その後、230℃で60秒焼付して所期のプ
レコート金属板を製造した。なお、フッ素分は60重量
%、顔料0重量%とした。また、実施例2としてはJIS
−G3312(着色亜鉛鉄板)の化粧面、特に上塗り塗料と
してポリエステル樹脂を主成分とする塗膜を有する板厚
0.35mmの化粧面にフッソ塗膜層(所謂、本発明での上塗
り塗膜)としてアクリル変性フルオロオレフィンビニー
ルエーテル系樹脂を40μ(ウエット)で塗布し、次に24
0℃で60秒焼付してプレコート金属板を製造した。
比較例1 これに対し、JIS−G3312の着色亜鉛鉄板、比較例2と
して実施例1の中塗り塗膜の上にポリビニルデンフルオ
ライド(商品名カイナー500)を10μ(ドライ)フッ素
分74重量%、顔料0重量%施したプレコート金属板を準
備した。
そこで、実施例1、2、比較例1、2の性能試験を下
記の項目に対して行った。その結果を下記表1に示す。
耐食性:塩水噴霧試験(JIS−Z2371)1500時間後の0T
曲げ部の白錆発生状況を観察した。白錆判定は5点法で
5点は白錆なし、1点は白錆著しいものとする。
加工性:エンボス加工(深さ0.8mm)、模様はスタッ
コ柄とし、この際の塗膜状況を観察した。剥離なし5、
剥離大を1、 塗膜硬度:JIS−G3312に準じて塗膜に疵のつかない最
高鉄筆硬度で示した。
耐候性(サンシャインウェザーメータ促進試験)1500
時間後の塗膜面の光沢残有率(%)GRで示した。
中塗り塗料との接着性:3000時間クロスカット部(塗
膜全体にカッターで基板に達する疵を×印に入れたも
の)のブリスター発生状況少ない1点、著しく多い5点
とする。
〔発明の効果〕 上述したように本発明に係るプレコート金属板によれ
ば、下、中塗り塗膜を高加工用ポリエステル樹脂を主成
分とする塗膜で形成し、これと「ヌレ」、接着性のよい
アクリル変性フルオロオレフィンビニールエーテル系樹
脂を主成分とするフッ素塗膜を形成したため、上塗りと
中塗り塗膜の密着性がよく、耐候性、耐食性にすぐれた
特徴がある。また、上塗り塗膜におけるフッ素含有量が
従前より少ないため色差、光沢残存率(GR)がすぐれて
いる特徴がある。さらに、着色金属板に対して本発明で
用いる前記上塗り塗料を塗布することがフッ素成分が少
なく、アクリル樹脂分等が多いため極めて容易であり、
コストダウン、作業性の改善が図れる特徴がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/12 B32B 15/08 B05D 7/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下、中塗り塗膜が高加工用ポリエステル樹
    脂を主成分とする塗料によって形成され、上塗り塗膜が
    アクリル変性フルオロオレフィンビニールエーテル系樹
    脂を主成分とする塗料によって形成されていることを特
    徴とするプレコート金属板。
JP1183193A 1989-07-15 1989-07-15 プレコート金属板 Expired - Fee Related JP2886557B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5783449A (en) * 1980-11-13 1982-05-25 Nippon Paint Co Ltd Precoated metallic plate

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JPH0351467A (ja) 1991-03-05

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