JPH0134316B2 - - Google Patents
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- JPH0134316B2 JPH0134316B2 JP9391880A JP9391880A JPH0134316B2 JP H0134316 B2 JPH0134316 B2 JP H0134316B2 JP 9391880 A JP9391880 A JP 9391880A JP 9391880 A JP9391880 A JP 9391880A JP H0134316 B2 JPH0134316 B2 JP H0134316B2
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Control Of Presses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はスクリユ圧縮機の容量制御方法に係
り、更に詳しくは省エネルギを達成することがで
きるスクリユ圧縮機の容量制御方法に関するもの
である。
り、更に詳しくは省エネルギを達成することがで
きるスクリユ圧縮機の容量制御方法に関するもの
である。
スクリユ圧縮機で用いられる容量制御方法とし
て、例えば特開昭52−136406号公報に記載されて
いるように、吸入絞り式制御とオンオフ式制御と
の併用がある。吸入絞り式の容量制御は貯気槽を
含む吐出側管路の圧力変動を入力として作動する
吸入絞り弁の開度を連続的に開閉し、吸入ガス量
の調節を行うものである。またオンオフ式の容量
制御は無負荷状態になつた際の吐出側管路内の圧
力上昇により吸入絞りを全閉にし、圧力変動を入
力として作動する放気弁を開いて油回収器内の圧
縮気体を放出して最低負荷状態で圧縮機を運転
し、また吐出側管路内の圧力が減少したならば、
吸入絞り弁を全開にし放気弁を閉じて、全負荷で
運転し、これらの運転状態を交互に運転するもの
である。
て、例えば特開昭52−136406号公報に記載されて
いるように、吸入絞り式制御とオンオフ式制御と
の併用がある。吸入絞り式の容量制御は貯気槽を
含む吐出側管路の圧力変動を入力として作動する
吸入絞り弁の開度を連続的に開閉し、吸入ガス量
の調節を行うものである。またオンオフ式の容量
制御は無負荷状態になつた際の吐出側管路内の圧
力上昇により吸入絞りを全閉にし、圧力変動を入
力として作動する放気弁を開いて油回収器内の圧
縮気体を放出して最低負荷状態で圧縮機を運転
し、また吐出側管路内の圧力が減少したならば、
吸入絞り弁を全開にし放気弁を閉じて、全負荷で
運転し、これらの運転状態を交互に運転するもの
である。
この吸入絞り式制御とオンオフ式制御との併用
による容量制御では、吸入絞り式制御とオンオフ
式制御とでは負荷の使用空気量に対する消費電力
特性が異なつている。すなわち、両者を比較した
場合、吸入絞り式制御は使用空気量が多い領域で
省エネルギー効果があり、またオンオフ式は使用
空気量の少ない領域で省エネルギー効果がある。
そして、この種の容量制御では吸入絞り式制御か
らオンオフ式制御に、またこれとは逆にオンオフ
式制御から吸入絞り式制御に切換えるための切換
点を仕様等により予め固定している。このため、
接続する配管系の容量が変化した場合、前述した
切換点を変更することが不可能なために、消費動
力が増加することを無視して使用している。した
がつて、省エネルギーの観点からは良好な運転が
行われていなかつた。
による容量制御では、吸入絞り式制御とオンオフ
式制御とでは負荷の使用空気量に対する消費電力
特性が異なつている。すなわち、両者を比較した
場合、吸入絞り式制御は使用空気量が多い領域で
省エネルギー効果があり、またオンオフ式は使用
空気量の少ない領域で省エネルギー効果がある。
そして、この種の容量制御では吸入絞り式制御か
らオンオフ式制御に、またこれとは逆にオンオフ
式制御から吸入絞り式制御に切換えるための切換
点を仕様等により予め固定している。このため、
接続する配管系の容量が変化した場合、前述した
切換点を変更することが不可能なために、消費動
力が増加することを無視して使用している。した
がつて、省エネルギーの観点からは良好な運転が
行われていなかつた。
本発明は上記の事柄にもとづいてなされたもの
で、吸入絞り式制御とオンオフ式制御との切換点
をスクリユ圧縮機に接続する配管系の容積に応じ
て変更設定して省エネルギー運転を可能にしたス
クリユ圧縮機の容量制御方法を提供することを目
的とする。
で、吸入絞り式制御とオンオフ式制御との切換点
をスクリユ圧縮機に接続する配管系の容積に応じ
て変更設定して省エネルギー運転を可能にしたス
クリユ圧縮機の容量制御方法を提供することを目
的とする。
本発明の特徴とするところは、スクリユ圧縮機
の吸入側に設けた吸入絞り弁による吸入絞り式制
御と、吸入絞り式制御とスクリユ圧縮機の吐出側
に設けた放気弁とによるオンオフ式制御とを切換
えて容量制御を行うスクリユ圧縮機において、前
記制御の切換点を仮決定するための仮設定値によ
つて両制御を実行し、この両制御に実行によつて
計測されるスクリユ圧縮機のモータの入力電力、
使用空気量、吐出圧力などの状態量のうちいずれ
か1つの状態量を比較して、それらの計測値が一
致したときに、その状態量を両制御の切換点のた
めの設定値として記憶し、その後状態量が設定値
以上であれば吸入絞り式制御で、それ以下であれ
ばオンオフ式制御で容量制御運転を行うことを特
徴とするものである。
の吸入側に設けた吸入絞り弁による吸入絞り式制
御と、吸入絞り式制御とスクリユ圧縮機の吐出側
に設けた放気弁とによるオンオフ式制御とを切換
えて容量制御を行うスクリユ圧縮機において、前
記制御の切換点を仮決定するための仮設定値によ
つて両制御を実行し、この両制御に実行によつて
計測されるスクリユ圧縮機のモータの入力電力、
使用空気量、吐出圧力などの状態量のうちいずれ
か1つの状態量を比較して、それらの計測値が一
致したときに、その状態量を両制御の切換点のた
めの設定値として記憶し、その後状態量が設定値
以上であれば吸入絞り式制御で、それ以下であれ
ばオンオフ式制御で容量制御運転を行うことを特
徴とするものである。
スクリユ圧縮機に接続する配管系の容積が変化
した場合、オンオフ式制御と吸入絞り式制御とを
それぞれ実行する。その実行により計測されるス
クリユ圧縮機のモータの入力電力、空気量、空気
量比、吐出圧力などの状態量のうちいずれか1つ
の状態量を比較して、それらの計測値が一致した
ときに、その状態量を両制御の切換点のための設
定値として記憶する。このようにして、スクリユ
圧縮機に接続する配管系の容積の変化に対応した
適切な切換点が得られる。その後は、この設定値
を基準として、計測された状態量が設定値以上で
あれば吸入絞り式制御で運転し、それ以下であれ
ばオンオフ式制御で運転する。
した場合、オンオフ式制御と吸入絞り式制御とを
それぞれ実行する。その実行により計測されるス
クリユ圧縮機のモータの入力電力、空気量、空気
量比、吐出圧力などの状態量のうちいずれか1つ
の状態量を比較して、それらの計測値が一致した
ときに、その状態量を両制御の切換点のための設
定値として記憶する。このようにして、スクリユ
圧縮機に接続する配管系の容積の変化に対応した
適切な切換点が得られる。その後は、この設定値
を基準として、計測された状態量が設定値以上で
あれば吸入絞り式制御で運転し、それ以下であれ
ばオンオフ式制御で運転する。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の方法を実施するためのスクリ
ユ圧縮機の制御系統図である。図において1はス
クリユ圧縮機、2はスクリユ圧縮機1のスクリユ
ロータ、3はスクリユロータ2を回転させるモー
タ、4はスクリユ圧縮機1の吸入管、5は吐出
管、6は吸込管4に設けた吸入絞り弁で、この吸
入絞り弁6はシリンダ7によつて開閉操作され
る。8は油回収器、9は油回収器8に設けた放気
弁、10はガス冷却器、11は貯気槽、12は供
給管である。
ユ圧縮機の制御系統図である。図において1はス
クリユ圧縮機、2はスクリユ圧縮機1のスクリユ
ロータ、3はスクリユロータ2を回転させるモー
タ、4はスクリユ圧縮機1の吸入管、5は吐出
管、6は吸込管4に設けた吸入絞り弁で、この吸
入絞り弁6はシリンダ7によつて開閉操作され
る。8は油回収器、9は油回収器8に設けた放気
弁、10はガス冷却器、11は貯気槽、12は供
給管である。
吸入ガスは吸入絞り弁6を通つて圧縮機1の吸
込管4より圧縮機1に吸込まれ加圧される。この
加圧された吸入ガスは吐出管5および逆止弁13
を通つて油回収器8に入り、ガス中の油分は分離
されて油回収器8の下部に貯溜される。油分を分
離した圧縮ガスは油回収器8の出口に設けた油分
離フイルタ14を通り、調圧弁15を経てガス冷
却器10を通り貯気槽11、供給管12により負
荷側に供給される。また油回収器8内の油は油冷
却器16で冷却され、油ろ過器17でろ過された
のち、圧縮機に注油される。油回収器8内の圧縮
ガスは放気弁により大気に放出される。ガス冷却
器10内の圧力ガスは減圧弁18、三方電磁弁1
9を通つてシリンダ7のピストンロツド側室7a
に、また圧力調整弁20、電磁弁21を通つてシ
リンダ7の反ピストンロツド側室7bに供給され
る。これにより、吸入絞り弁5が動かされ、圧縮
機1への吸込ガス量を調節することができる。前
述した三方電磁弁19はそのSポートをQポート
またはRポートに切換え連通する。この三方電磁
弁19、電磁弁21、放気弁9およびモータ3の
電磁開閉器22は制御装置23からの指令により
操作される。制御装置23には圧力検出器24で
検出されるガス冷却器10の圧力および検出器2
5で検出されるモータ3の入力電力の入力信号が
加えられている。このモータ3の入力電力は圧縮
機の消費電力を表している。
込管4より圧縮機1に吸込まれ加圧される。この
加圧された吸入ガスは吐出管5および逆止弁13
を通つて油回収器8に入り、ガス中の油分は分離
されて油回収器8の下部に貯溜される。油分を分
離した圧縮ガスは油回収器8の出口に設けた油分
離フイルタ14を通り、調圧弁15を経てガス冷
却器10を通り貯気槽11、供給管12により負
荷側に供給される。また油回収器8内の油は油冷
却器16で冷却され、油ろ過器17でろ過された
のち、圧縮機に注油される。油回収器8内の圧縮
ガスは放気弁により大気に放出される。ガス冷却
器10内の圧力ガスは減圧弁18、三方電磁弁1
9を通つてシリンダ7のピストンロツド側室7a
に、また圧力調整弁20、電磁弁21を通つてシ
リンダ7の反ピストンロツド側室7bに供給され
る。これにより、吸入絞り弁5が動かされ、圧縮
機1への吸込ガス量を調節することができる。前
述した三方電磁弁19はそのSポートをQポート
またはRポートに切換え連通する。この三方電磁
弁19、電磁弁21、放気弁9およびモータ3の
電磁開閉器22は制御装置23からの指令により
操作される。制御装置23には圧力検出器24で
検出されるガス冷却器10の圧力および検出器2
5で検出されるモータ3の入力電力の入力信号が
加えられている。このモータ3の入力電力は圧縮
機の消費電力を表している。
次に、本発明による吸入絞り式制御動作を説明
する。
する。
制御装置23からの指令により、放気弁9、電
磁弁21は開に、また三方電磁弁19はそのSポ
ートをQポートに連通されている。これにより、
ガス冷却器10内の圧力ガスは減圧弁18によつ
て一定圧力に減圧され、シリンダ7のピストンロ
ツド側室7aに導かれる。圧力調整弁20はその
設定圧力Pdを越えた時点よりガス冷却器10の
圧力の変化に応じた2次圧力を発生する。そし
て、この2次圧力はシリンダ7の反ピストンロツ
ド側室7bに導かれる。シリンダ7への圧力ガス
の作用によりシリンダ7はガス冷却器10の圧力
変化に応じて動作し吸入絞り弁6によるガス吸込
量を連続して制御する。この吸入絞り式制御と後
述するオンオフ式制御との特性を第2図に示す。
図において横軸は使用空気量比を、縦軸は消費動
力比を示すもので、特性線aは吸込絞り式制御の
特性を、また特性線bはオンオフ式制御の特性で
ある。この特性線a,bの交点cが両制御の切換
点となる。
磁弁21は開に、また三方電磁弁19はそのSポ
ートをQポートに連通されている。これにより、
ガス冷却器10内の圧力ガスは減圧弁18によつ
て一定圧力に減圧され、シリンダ7のピストンロ
ツド側室7aに導かれる。圧力調整弁20はその
設定圧力Pdを越えた時点よりガス冷却器10の
圧力の変化に応じた2次圧力を発生する。そし
て、この2次圧力はシリンダ7の反ピストンロツ
ド側室7bに導かれる。シリンダ7への圧力ガス
の作用によりシリンダ7はガス冷却器10の圧力
変化に応じて動作し吸入絞り弁6によるガス吸込
量を連続して制御する。この吸入絞り式制御と後
述するオンオフ式制御との特性を第2図に示す。
図において横軸は使用空気量比を、縦軸は消費動
力比を示すもので、特性線aは吸込絞り式制御の
特性を、また特性線bはオンオフ式制御の特性で
ある。この特性線a,bの交点cが両制御の切換
点となる。
次に本発明によるオンオフ式制御動作を説明す
る。
る。
制御装置23からの指令により電磁弁21を閉
にすると共に、圧力検出器24で検出された圧力
が上限設定圧力Puに上昇すると、制御装置23
からの指令により三方電磁弁19はSポートをR
ポートに連通する。これによりガス冷却器10内
の圧力ガスはシリンダ7の反ピストンロツド側室
7bに作用するので、シリンダ7は吸入絞り弁b
を全閉にする。それと同時に制御装置23からの
指令により放気弁9を開いて油回収器8内の圧縮
ガスを大気に放出し、圧縮機1の運転状態を無負
荷にする。その後、ガス冷却器10内の圧力が下
降し、下限設定値PLに達すると、三方電磁弁1
9は切換えられ、そのSポートをQポートに連通
するので、ガス冷却器10内の圧力ガスがシリン
ダ7のピストンロツド側室7aに加えられる。こ
のため、シリンダ7は吸入絞り弁6を全開にし、
圧縮機1の運転状態を全負荷にする。それと同時
に、放気弁9は全閉にされ放気を停止する。この
ように無負荷運転と全負荷運転とを交互に繰り返
す。このオンオフ式制御の特性は第2図の特性線
bに示してある。また、このオンオフ式制御のと
きの各部の状態変化を第3図に示す。第3図にお
いて特性線dはガス冷却器10の圧力変化、特性
線eは油回収器8の圧力変化、特性線fはモータ
3の電力変化を示す。Tdは無負荷運転時間、Tu
は全負荷運転時間、Tpは油回収器8での圧縮時
間である。
にすると共に、圧力検出器24で検出された圧力
が上限設定圧力Puに上昇すると、制御装置23
からの指令により三方電磁弁19はSポートをR
ポートに連通する。これによりガス冷却器10内
の圧力ガスはシリンダ7の反ピストンロツド側室
7bに作用するので、シリンダ7は吸入絞り弁b
を全閉にする。それと同時に制御装置23からの
指令により放気弁9を開いて油回収器8内の圧縮
ガスを大気に放出し、圧縮機1の運転状態を無負
荷にする。その後、ガス冷却器10内の圧力が下
降し、下限設定値PLに達すると、三方電磁弁1
9は切換えられ、そのSポートをQポートに連通
するので、ガス冷却器10内の圧力ガスがシリン
ダ7のピストンロツド側室7aに加えられる。こ
のため、シリンダ7は吸入絞り弁6を全開にし、
圧縮機1の運転状態を全負荷にする。それと同時
に、放気弁9は全閉にされ放気を停止する。この
ように無負荷運転と全負荷運転とを交互に繰り返
す。このオンオフ式制御の特性は第2図の特性線
bに示してある。また、このオンオフ式制御のと
きの各部の状態変化を第3図に示す。第3図にお
いて特性線dはガス冷却器10の圧力変化、特性
線eは油回収器8の圧力変化、特性線fはモータ
3の電力変化を示す。Tdは無負荷運転時間、Tu
は全負荷運転時間、Tpは油回収器8での圧縮時
間である。
次に前述した吸入絞り式制御とオンオフ式制御
とを実行操作するための制御装置23の構成を第
4図について説明する。この図において第1図と
同符号のものは同一部分である。26は検出器2
4,25からのアナログ信号をデイジタル信号に
変換するA/D変換器、27は取り込んだ信号を
予め記憶した処理手順に従つて演算処理する中央
演算処理装置、28は処理した結果を外部の装置
に出力するD/A変換器、29は中央演算処理装
置27の処理手順を記憶するリードオンメモリ
(ROM)、30は計算結果などを一時的に記憶す
るランダムアクセスメモリ(RAM)である。
とを実行操作するための制御装置23の構成を第
4図について説明する。この図において第1図と
同符号のものは同一部分である。26は検出器2
4,25からのアナログ信号をデイジタル信号に
変換するA/D変換器、27は取り込んだ信号を
予め記憶した処理手順に従つて演算処理する中央
演算処理装置、28は処理した結果を外部の装置
に出力するD/A変換器、29は中央演算処理装
置27の処理手順を記憶するリードオンメモリ
(ROM)、30は計算結果などを一時的に記憶す
るランダムアクセスメモリ(RAM)である。
次に制御装置23によつて吸入絞り式およびオ
ンオフ式の容量制御の実行手順の一例を第2図に
ついて説明する。
ンオフ式の容量制御の実行手順の一例を第2図に
ついて説明する。
ここでは、両制御方式の切換点を決定するため
の状態量にモータの消費電力(入力電力)を用い
る。
の状態量にモータの消費電力(入力電力)を用い
る。
始動開始時はステツプP1で両制御方式の切換
点の消費電力としての設定値Mに仮の値、すなわ
ち、使用空気量比100%時の消費電力を設定する。
次に、圧縮機を吸入絞り式制御で始動する。(オ
ンオフ式制御から始めることもできる。) 吸入絞り式制御はまず、ステツプP2で電磁弁
21を開に、ステツプP3で三方電磁弁19のS
ポートとQポートを連通させる。ステツプP4で
放気弁9を閉に、ステツプP5で電磁開閉器22
を投入し、モータ3を始動する。これにより、吸
入絞り式容量制御が行われる。そして、ステツプ
P6でモータ3の消費電力を第4図に示すA/D
変換器26でサンプリング時間Δtごとにメモリ
30に取り入れる。ステツプP7でそのサンプル
した消費電力Woのサンプリング数がKになつた
かどうか判断しサンプル数<Kならば、ステツプ
P2〜P7の吸入絞り式制御を継続する。サンプル
数がKになつた時点でステツプP8に移る。ステ
ツプP8では を求め、現時点の使用空気量状態での吸入絞り式
制御の消費電力M1として記憶する。ステツプP9
はこの吸入絞り式制御の消費電力M1と仮設定値
Mとを比較し、M1 >MならばステツプP2〜P9の
吸入絞り式制御を継続する。M1<Mならば、ス
テツプP10以後のオンオフ式制御に移る。
点の消費電力としての設定値Mに仮の値、すなわ
ち、使用空気量比100%時の消費電力を設定する。
次に、圧縮機を吸入絞り式制御で始動する。(オ
ンオフ式制御から始めることもできる。) 吸入絞り式制御はまず、ステツプP2で電磁弁
21を開に、ステツプP3で三方電磁弁19のS
ポートとQポートを連通させる。ステツプP4で
放気弁9を閉に、ステツプP5で電磁開閉器22
を投入し、モータ3を始動する。これにより、吸
入絞り式容量制御が行われる。そして、ステツプ
P6でモータ3の消費電力を第4図に示すA/D
変換器26でサンプリング時間Δtごとにメモリ
30に取り入れる。ステツプP7でそのサンプル
した消費電力Woのサンプリング数がKになつた
かどうか判断しサンプル数<Kならば、ステツプ
P2〜P7の吸入絞り式制御を継続する。サンプル
数がKになつた時点でステツプP8に移る。ステ
ツプP8では を求め、現時点の使用空気量状態での吸入絞り式
制御の消費電力M1として記憶する。ステツプP9
はこの吸入絞り式制御の消費電力M1と仮設定値
Mとを比較し、M1 >MならばステツプP2〜P9の
吸入絞り式制御を継続する。M1<Mならば、ス
テツプP10以後のオンオフ式制御に移る。
オンオフ式制御はまず、ステツプP10〜P14の
オン動作すなわち全負荷運転を実行する。ステツ
プP10で電磁弁21を閉、ステツプP11で三方電
磁弁19のSポートとQポートとを連通させる。
ステツプP12で放気弁9を閉じて、ガス冷却器1
0内の圧力を上昇させる。ステツプP13では、モ
ータ3の消費電力をΔtごとにサンプリングし、
そのサンプル値Woを記憶する。ステツプP14は
ガス冷却器10の内の圧力が上限圧力Puになつ
たかどうか判断する。ガス冷却器10圧力<Pu
ならば、ステツプP10〜P14のオン動作を継続、
ガス冷却器10圧力>Puに上昇した時点で、ス
テツプP15〜P18のオフ動作すなわち無負荷運動
に移る。ステツプP15で三方電磁弁19のSポー
トとRポートとを連通させて、吸入絞り弁6を全
閉にする。ステツプP16で放気弁9を開いて油回
収器8内の圧縮ガスを放出してガス冷却器10内
に圧力を低下させる。これにより、圧縮機は無負
荷運転状態となる。ステツプP17は、モータ3の
消費電力をΔtごとにサンプリングし、そのサン
プリング値Woを記憶する。ステツプP18は、ガ
ス冷却器10内の圧力が下限圧力PLになつたか
どうか判断する。ガス冷却器10圧力>PLなら
ば、ステツプP15〜P18のオフ動作を継続し、ガ
ス冷却器10圧力<PLになつたならば、ステツ
プP19に移る。ステツプP19はオンオフ動作を2
回実行させるための判断機能で、2回実行した後
はステツプP20に移る。ステツプP20は全負荷運
転と無負荷運転とで消費したモータ3の平均消費
電力M2を求め記憶する。
オン動作すなわち全負荷運転を実行する。ステツ
プP10で電磁弁21を閉、ステツプP11で三方電
磁弁19のSポートとQポートとを連通させる。
ステツプP12で放気弁9を閉じて、ガス冷却器1
0内の圧力を上昇させる。ステツプP13では、モ
ータ3の消費電力をΔtごとにサンプリングし、
そのサンプル値Woを記憶する。ステツプP14は
ガス冷却器10の内の圧力が上限圧力Puになつ
たかどうか判断する。ガス冷却器10圧力<Pu
ならば、ステツプP10〜P14のオン動作を継続、
ガス冷却器10圧力>Puに上昇した時点で、ス
テツプP15〜P18のオフ動作すなわち無負荷運動
に移る。ステツプP15で三方電磁弁19のSポー
トとRポートとを連通させて、吸入絞り弁6を全
閉にする。ステツプP16で放気弁9を開いて油回
収器8内の圧縮ガスを放出してガス冷却器10内
に圧力を低下させる。これにより、圧縮機は無負
荷運転状態となる。ステツプP17は、モータ3の
消費電力をΔtごとにサンプリングし、そのサン
プリング値Woを記憶する。ステツプP18は、ガ
ス冷却器10内の圧力が下限圧力PLになつたか
どうか判断する。ガス冷却器10圧力>PLなら
ば、ステツプP15〜P18のオフ動作を継続し、ガ
ス冷却器10圧力<PLになつたならば、ステツ
プP19に移る。ステツプP19はオンオフ動作を2
回実行させるための判断機能で、2回実行した後
はステツプP20に移る。ステツプP20は全負荷運
転と無負荷運転とで消費したモータ3の平均消費
電力M2を求め記憶する。
これは、2回目のオンオフ動作時にステツプ
P13、P17でΔtごとにサンプルした消費電力Woか
ら平均動力M2を(2)式より求める。ここで、Tdは
第3図の無負荷運転時間、Tuは全負荷運転時間
を示す。また、Kはサンプル数を示す。
P13、P17でΔtごとにサンプルした消費電力Woか
ら平均動力M2を(2)式より求める。ここで、Tdは
第3図の無負荷運転時間、Tuは全負荷運転時間
を示す。また、Kはサンプル数を示す。
但しK=Td+Tu/Δt
このようにして求めた、現時点の使用空気量状
態での、両制御方式の消費電力M1,M2を用い、
ステツプP21において、両制御方式の切換点
(M1=M2)を求めるために、M1とM2とを比較
する。
態での、両制御方式の消費電力M1,M2を用い、
ステツプP21において、両制御方式の切換点
(M1=M2)を求めるために、M1とM2とを比較
する。
この比較結果で、M1<M2ならば、現時点の圧
縮機の使用空気量は、第2図の空量特性の切換点
Cより右側にあることを示している。そして、消
費電力がM1以上では、吸入絞り制御で運転する
方が省エネルギー効果が大きいことを示してい
る。しかしながら、まだ、M1が最適な切換点で
はないため、再度、切換点を求める操作を行う。
ステツプP22で、仮設定値M1より小さい値すな
わち、切換点に近づけた値M1−Δwに変更し、ス
テツプP2〜P9の吸入絞り式制御を実行する。こ
こでΔwは、定数値であり、圧縮機の容量特性に
より調整する。
縮機の使用空気量は、第2図の空量特性の切換点
Cより右側にあることを示している。そして、消
費電力がM1以上では、吸入絞り制御で運転する
方が省エネルギー効果が大きいことを示してい
る。しかしながら、まだ、M1が最適な切換点で
はないため、再度、切換点を求める操作を行う。
ステツプP22で、仮設定値M1より小さい値すな
わち、切換点に近づけた値M1−Δwに変更し、ス
テツプP2〜P9の吸入絞り式制御を実行する。こ
こでΔwは、定数値であり、圧縮機の容量特性に
より調整する。
今度のステツプP2〜P9の吸入絞り式制御では、
設定値MがM1−Δwになつたため、消費電力が
M1−Δw以下になるまで吸入絞り式制御を継続
し、負荷の使用空気量が減少し、消費電力がM1
−Δw以下になつたらば、ステツプP10〜P20のオ
ンオフ式制御で圧縮機を運転しこの時の消費電力
M2を求める。
設定値MがM1−Δwになつたため、消費電力が
M1−Δw以下になるまで吸入絞り式制御を継続
し、負荷の使用空気量が減少し、消費電力がM1
−Δw以下になつたらば、ステツプP10〜P20のオ
ンオフ式制御で圧縮機を運転しこの時の消費電力
M2を求める。
このようにして、前回より使用空気量の少ない
時点での両制御方式の消費電力を求め、ステツプ
P21において、前述と同様に、切換点かどうか判
断する。このような手順により、繰返し切換点仮
設定値MをΔwずつ変化させて、切換点が求まる
ように制御する。
時点での両制御方式の消費電力を求め、ステツプ
P21において、前述と同様に、切換点かどうか判
断する。このような手順により、繰返し切換点仮
設定値MをΔwずつ変化させて、切換点が求まる
ように制御する。
一方、ステツプP21の比較結果がM1>M2なら
ば、現時点の圧縮機の使用空気量は、第2図の容
量特性の切換点Cより左側にあることを示してい
る。そして、消費電力がM1以下は、オンオフ式
制御で運転する方が省エネルギー効果の大きいこ
とをしている。
ば、現時点の圧縮機の使用空気量は、第2図の容
量特性の切換点Cより左側にあることを示してい
る。そして、消費電力がM1以下は、オンオフ式
制御で運転する方が省エネルギー効果の大きいこ
とをしている。
しかしながら、ここで求めた消費電力M1が最
適な切換点ではないので、再度、切換点を求める
操作を行う。ステツプP23で、仮設定値M1より
大きい値、すなわち、切換点に近づけた値M1+
Δwに変更し、ステツプP24〜P25のオンオフ式制
御を実行する。ステツプP25は、オンオフ式制御
の消費電力M2と、仮設定値Mは比較し、消費電
力がM以上になるまで、オンオフ式制御を継続す
る。そして、負荷状態が変化し、消費電力がM以
上か等しくなつたならば、ステツプP26の吸入絞
り式制御を実行しその時の消費電力M1を求める。
適な切換点ではないので、再度、切換点を求める
操作を行う。ステツプP23で、仮設定値M1より
大きい値、すなわち、切換点に近づけた値M1+
Δwに変更し、ステツプP24〜P25のオンオフ式制
御を実行する。ステツプP25は、オンオフ式制御
の消費電力M2と、仮設定値Mは比較し、消費電
力がM以上になるまで、オンオフ式制御を継続す
る。そして、負荷状態が変化し、消費電力がM以
上か等しくなつたならば、ステツプP26の吸入絞
り式制御を実行しその時の消費電力M1を求める。
このようにして、前回より使用空気量の多い時
点での両制御方式の消費電力を求め、ステツプ
P21において、前述と同様に、切換点かどうか判
断する。このような手順により、繰返し切換点仮
設定値MをΔwずつ変化させて、切換点が求まる
ように制御する。
点での両制御方式の消費電力を求め、ステツプ
P21において、前述と同様に、切換点かどうか判
断する。このような手順により、繰返し切換点仮
設定値MをΔwずつ変化させて、切換点が求まる
ように制御する。
さて、ステツプP21の比較結果がM1=M2と一
致または許容範囲に入つたならば、ステツプP27
で、その時点の消費電力を切換点C設定値M3と
して記憶する。その後の制御においてはステツプ
P28で、各制御方式での消費電力が設定値M3よ
り等しいかまたは大きい場合には、ステツプP30
の吸入絞り式制御を選択し、また、それ未満であ
るならば、ステツプP29のオンオフ式制御を選択
する。なお、ステツプP26、P30での吸入絞り式
容量制御の記述はステツプP2〜P8の手順を示す。
ステツプP24、P29でのオンオフ式容量制御の記
述はステツプP10〜P20の手順を示す。
致または許容範囲に入つたならば、ステツプP27
で、その時点の消費電力を切換点C設定値M3と
して記憶する。その後の制御においてはステツプ
P28で、各制御方式での消費電力が設定値M3よ
り等しいかまたは大きい場合には、ステツプP30
の吸入絞り式制御を選択し、また、それ未満であ
るならば、ステツプP29のオンオフ式制御を選択
する。なお、ステツプP26、P30での吸入絞り式
容量制御の記述はステツプP2〜P8の手順を示す。
ステツプP24、P29でのオンオフ式容量制御の記
述はステツプP10〜P20の手順を示す。
このようにして、負荷の使用空気量状態によつ
て、最も省エネルギー効果のある容量制御方式を
自動的に選択することができる。
て、最も省エネルギー効果のある容量制御方式を
自動的に選択することができる。
次に吸入絞り式制御とオンオフ式制御との切換
実行手順の他の例を第6図について説明する。
実行手順の他の例を第6図について説明する。
この例は吸入絞り式制御からオンオフ式制御へ
の切換点のための仮設定値MA、およびオンオフ
式制御から吸入絞り式制御への切換点のための仮
設定値MBを、予め設定しメモリに記憶しておく
ものである。この場合の記憶値はモータ3の消費
電力である。そして、吸入絞り式制御で始動し、
その時のモータ3の消費電力M1と仮設定値MAと
を比較し、消費電力M1が仮設定値MA以下になれ
ば、オンオフ式制御に移る。同様に消費電力M2
と仮設定値MBとを比較し、消費電力M2が仮設定
値MB以上ならば、吸入絞り式制御に移る。この
ように、吸入絞り式制御とオンオフ式制御との仮
設定値を別々に設定しておくことも可能である。
の切換点のための仮設定値MA、およびオンオフ
式制御から吸入絞り式制御への切換点のための仮
設定値MBを、予め設定しメモリに記憶しておく
ものである。この場合の記憶値はモータ3の消費
電力である。そして、吸入絞り式制御で始動し、
その時のモータ3の消費電力M1と仮設定値MAと
を比較し、消費電力M1が仮設定値MA以下になれ
ば、オンオフ式制御に移る。同様に消費電力M2
と仮設定値MBとを比較し、消費電力M2が仮設定
値MB以上ならば、吸入絞り式制御に移る。この
ように、吸入絞り式制御とオンオフ式制御との仮
設定値を別々に設定しておくことも可能である。
前述した実施例におけるオンオフ式制御時に生
じる各弁の切換え疲労を軽減するために、第7図
に示すように吸入絞り式制御とオンオフ式制御と
にタイマ制限を設けて、制御が切換つた場合にタ
イマを働かせて、この切換つた制御を一定時間運
転することもできる。このタイマ計画をプログラ
ムの処理時間によつて行う。また外部タイマを起
動して割込み制御させることも可能である。さら
に第8図に示すように、オンオフ式制御での放気
弁9および吸入絞り弁6の作動回数に制限値を設
定し、弁の作動回数が制限値を越えたならば、吸
入絞り式制御に移り、一定時間オンオフ式制御に
移行できないようにしてもよい。
じる各弁の切換え疲労を軽減するために、第7図
に示すように吸入絞り式制御とオンオフ式制御と
にタイマ制限を設けて、制御が切換つた場合にタ
イマを働かせて、この切換つた制御を一定時間運
転することもできる。このタイマ計画をプログラ
ムの処理時間によつて行う。また外部タイマを起
動して割込み制御させることも可能である。さら
に第8図に示すように、オンオフ式制御での放気
弁9および吸入絞り弁6の作動回数に制限値を設
定し、弁の作動回数が制限値を越えたならば、吸
入絞り式制御に移り、一定時間オンオフ式制御に
移行できないようにしてもよい。
なお、上述の実施例は圧縮機の容量制御のため
の状態量としてモータ3の入力電力を用いて説明
したが、モータ3の入力電流、使用空気量、空気
量比、吐出圧力などの状態量も使用することがで
きる。そして、使用空気量は圧縮機運転時の使用
空気量から消費電力との関係により、消費動力w
の関数関係にあるので、この使用空気量から消費
電力を算出することができ、また圧縮機の吐出圧
力は使用空気量によつて変化する。すなわち使用
空気量が増加すると圧力は減少し、使用空気量が
減少すると、圧力は上昇する関係にあるので、こ
の吐出圧力も消費電力の一要素として用いること
ができる。また吸入絞り弁6の開閉駆動手段とし
て第9図に示すようにラツク31とピニオン32
とによつて駆動することもできる。この場合、ピ
ニオン32はパルスモータを連結することにな
る。さらに制御装置23としてマイクロコンピユ
ータを用いたが、他のアナログ回路、デイジタル
回路の組み合せでも可能である。
の状態量としてモータ3の入力電力を用いて説明
したが、モータ3の入力電流、使用空気量、空気
量比、吐出圧力などの状態量も使用することがで
きる。そして、使用空気量は圧縮機運転時の使用
空気量から消費電力との関係により、消費動力w
の関数関係にあるので、この使用空気量から消費
電力を算出することができ、また圧縮機の吐出圧
力は使用空気量によつて変化する。すなわち使用
空気量が増加すると圧力は減少し、使用空気量が
減少すると、圧力は上昇する関係にあるので、こ
の吐出圧力も消費電力の一要素として用いること
ができる。また吸入絞り弁6の開閉駆動手段とし
て第9図に示すようにラツク31とピニオン32
とによつて駆動することもできる。この場合、ピ
ニオン32はパルスモータを連結することにな
る。さらに制御装置23としてマイクロコンピユ
ータを用いたが、他のアナログ回路、デイジタル
回路の組み合せでも可能である。
以上詳述したように、本発明は吸入絞り式制御
とオンオフ式制御との切換点を、負荷の使用空気
量に応じて省エネルギー効果が得られるように選
ぶことができるので、圧縮機に接続する配管系の
容積が変化しても、これに対応して吸入絞り式制
御とオンオフ式制御との内、省エネルギーとなる
制御で圧縮機の容量制御ができる。
とオンオフ式制御との切換点を、負荷の使用空気
量に応じて省エネルギー効果が得られるように選
ぶことができるので、圧縮機に接続する配管系の
容積が変化しても、これに対応して吸入絞り式制
御とオンオフ式制御との内、省エネルギーとなる
制御で圧縮機の容量制御ができる。
第1図は本発明の容量制御方法を実施するため
のスクリユ圧縮機の制御系統図、第2図は本発明
の吸入絞り式制御とオンオフ式制御との特性図、
第3図は本発明のオンオフ式制御のときの各部の
状態変化を示す図、第4図は本発明の方法に用い
られる制御装置の構成の一例を示す図、第5図〜
第8図は本発明の容量制御方法の実行手順の例を
示すフローチヤート、第9図は本発明の方法に用
いられる吸入絞り弁の駆動手段の他の例を示す図
である。 1……スクリユ圧縮機、2……スクリユロー
タ、3……モータ、4……吸込管、6……吸入絞
り弁、8……油回収器、9……放気弁、10……
ガス冷却器、11……貯気槽、12……供給管、
16……油冷却器、19……三方電磁弁、21…
…電磁弁、23……制御装置、24……圧力検出
器、25……検出器。
のスクリユ圧縮機の制御系統図、第2図は本発明
の吸入絞り式制御とオンオフ式制御との特性図、
第3図は本発明のオンオフ式制御のときの各部の
状態変化を示す図、第4図は本発明の方法に用い
られる制御装置の構成の一例を示す図、第5図〜
第8図は本発明の容量制御方法の実行手順の例を
示すフローチヤート、第9図は本発明の方法に用
いられる吸入絞り弁の駆動手段の他の例を示す図
である。 1……スクリユ圧縮機、2……スクリユロー
タ、3……モータ、4……吸込管、6……吸入絞
り弁、8……油回収器、9……放気弁、10……
ガス冷却器、11……貯気槽、12……供給管、
16……油冷却器、19……三方電磁弁、21…
…電磁弁、23……制御装置、24……圧力検出
器、25……検出器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 スクリユ圧縮機の吸入側に設けた吸入絞り弁
による吸入絞り式制御と、吸入絞り弁とスクリユ
圧縮機の吐出側に設けた放気弁とによるオンオフ
式制御とを切換えて、容量制御を行うスクリユ圧
縮機において容量制御を仮決定するための仮設定
値によつて両制御を実行し、この両制御の実行に
より計測されるスクリユ圧縮機のモータの入力電
力、入力電流、使用空気量、空気量比、吐出圧力
などの状態量のうちいずれか1つの状態量を比較
して、それらの計測値が一致したときに、その状
態量を両制御の切換点のための設定値として記憶
し、その後、状態量が設定値以上であれば吸入絞
り式制御で、それ以下であれば、オンオフ式制御
で容量制御運転を行うことを特徴とするスクリユ
圧縮機の容量制御方法。 2 吸入絞り式制御動作中とオンオフ式制御動作
中とに計測した状態量のいずれか1つをそれぞれ
比較して、吸入絞り式制御での計測値の方が小さ
い場合には吸入絞り式制御を行うと共に、切換点
のために仮決定した仮設定値を以前よりも小さく
変更することを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のスクリユ圧縮機の容量制御方法。 3 吸入絞り式制御動作中とオンオフ式制御動作
中とに計測した状態量のいずれか1つをそれぞれ
比較して、オンオフ式制御での計測値の方が小さ
い場合にはオンオフ式制御を行うと共に、切換点
のために仮決定した仮設定値を以前よりも大きく
変更することを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のスクリユ圧縮機の容量制御方法。 4 吸入絞り式制御動作中に計測した状態量と設
定値とを比較して吸入絞り式制御での計測値の方
が小さい場合には吸入絞り式制御を行うと共に、
切換点のために仮決定した仮設定値を以前よりも
小さく変更することを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載のスクリユ圧縮機の容量制御方法。 5 オンオフ式制御動作中に計測した状態量と設
定値とを比較してオンオフ式制御での計測値の方
が小さい場合にはオンオフ式制御を行うと共に、
切換点のために仮決定した仮設定値を以前よりも
大きく変更することを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載のスクリユ圧縮機の容量制御方法。 6 仮設定値の変更値は吸入絞り式制御とオンオ
フ式制御とにおける状態量の計測値の差に応じて
変更することを特徴とする特許請求の範囲第2項
〜第5項のいずれかに記載のスクリユ圧縮機の容
量制御方法。 7 仮設定値を吸入絞り式制御とオンオフ式制御
とに別々に設定し、それぞれの仮設定値でそれぞ
れ制御を切換え実行することを特徴とする特許請
求の範囲第1項〜第5項のいずれかに記載のスク
リユ圧縮機の容量制御方法。 8 切換点を決定し記憶したのちの制御運転中
で、切換時の各制御での計測値差に差が生じ、そ
の差が許容範囲以上ならば、最適な切換点を得る
ための設定値設定動作を行うことを特徴とする特
許請求の範囲第1項〜第6項のいずれかに記載の
スクリユ圧縮機の容量制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9391880A JPS5719199A (en) | 1980-07-11 | 1980-07-11 | Method for controlling capacity of screw compressor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9391880A JPS5719199A (en) | 1980-07-11 | 1980-07-11 | Method for controlling capacity of screw compressor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5719199A JPS5719199A (en) | 1982-02-01 |
JPH0134316B2 true JPH0134316B2 (ja) | 1989-07-18 |
Family
ID=14095838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9391880A Granted JPS5719199A (en) | 1980-07-11 | 1980-07-11 | Method for controlling capacity of screw compressor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5719199A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000104666A (ja) * | 1998-09-29 | 2000-04-11 | Hitachi Ltd | 空気圧縮機における負荷測定診断装置とそれを備えた空気圧縮機 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69009074T2 (de) * | 1989-02-08 | 1994-10-06 | Toshiba Kawasaki Kk | Übertragungsvorrichtung. |
JP2005145308A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-09 | Kiyotaka Hyodo | 船外機 |
-
1980
- 1980-07-11 JP JP9391880A patent/JPS5719199A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000104666A (ja) * | 1998-09-29 | 2000-04-11 | Hitachi Ltd | 空気圧縮機における負荷測定診断装置とそれを備えた空気圧縮機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5719199A (en) | 1982-02-01 |
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