JPH01261802A - 永久磁石の製造方法 - Google Patents
永久磁石の製造方法Info
- Publication number
- JPH01261802A JPH01261802A JP63089805A JP8980588A JPH01261802A JP H01261802 A JPH01261802 A JP H01261802A JP 63089805 A JP63089805 A JP 63089805A JP 8980588 A JP8980588 A JP 8980588A JP H01261802 A JPH01261802 A JP H01261802A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- quenched
- liquid
- flake
- anisotropic
- thin segments
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 6
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims abstract description 18
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims abstract description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 13
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 19
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 claims description 10
- 238000010791 quenching Methods 0.000 claims description 4
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 3
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 claims description 3
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract 1
- 239000007767 bonding agent Substances 0.000 abstract 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 abstract 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 7
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 6
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 4
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 3
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 3
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 3
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 3
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 238000007731 hot pressing Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 2
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 description 1
- 238000005119 centrifugation Methods 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000000748 compression moulding Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000009689 gas atomisation Methods 0.000 description 1
- 238000000227 grinding Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 238000010299 mechanically pulverizing process Methods 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
- H01F1/04—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
- H01F1/047—Alloys characterised by their composition
- H01F1/053—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
- H01F1/055—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5
- H01F1/057—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B
- H01F1/0571—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes
- H01F1/0575—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes pressed, sintered or bonded together
- H01F1/0576—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes pressed, sintered or bonded together pressed, e.g. hot working
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、液体急冷Fe−B−R系永久磁石の製造方法
に関する。
に関する。
従来の技術
液体急冷Fe−B−R系永久磁石の製造方法は、例えば
特開昭59−64739号公報に記載されているように
、Fe−B−R系母合金を出発原料として、超急冷法に
よりリボン状の薄片としたのち、必要に応じて適宜粉砕
し、そのまま、或は熱処理することによって永久磁石と
するものである。
特開昭59−64739号公報に記載されているように
、Fe−B−R系母合金を出発原料として、超急冷法に
よりリボン状の薄片としたのち、必要に応じて適宜粉砕
し、そのまま、或は熱処理することによって永久磁石と
するものである。
このような液体急冷Fe−B−R系薄片は20〜400
nn+の結晶が等方的に集合した組織が観察され、残留
磁束密度Br8.OKG、保磁力Hcj13.0KOe
程度の磁気性能が得られるとされている。しかし、この
ような液体急冷Fe−B−R系薄片は種々の形状が求め
られる実用的な磁石として、そのまま直接用いられるこ
とはない。
nn+の結晶が等方的に集合した組織が観察され、残留
磁束密度Br8.OKG、保磁力Hcj13.0KOe
程度の磁気性能が得られるとされている。しかし、この
ような液体急冷Fe−B−R系薄片は種々の形状が求め
られる実用的な磁石として、そのまま直接用いられるこ
とはない。
そこで、特開昭59−211549号公報には液体急冷
Fe−B−R系薄片、もしくはそれを適宜必要に応じて
粉砕した薄片と結合剤とで磁気的に等方性のボンド磁石
とする方法が開示されている。
Fe−B−R系薄片、もしくはそれを適宜必要に応じて
粉砕した薄片と結合剤とで磁気的に等方性のボンド磁石
とする方法が開示されている。
また、特開昭60−100402号公報には液体急冷F
e−B−R系薄片、もしくはそれを適宜粉砕した薄片を
2段階ホットプレス法によって磁化容易軸を機械的に配
向させ、磁気的に異方性の磁石とする方法が開示されて
いる。
e−B−R系薄片、もしくはそれを適宜粉砕した薄片を
2段階ホットプレス法によって磁化容易軸を機械的に配
向させ、磁気的に異方性の磁石とする方法が開示されて
いる。
発明が解決しようとする課題
液体急冷Fe−B−R系薄片、もしくはそれを必要に応
じて適宜粉砕した薄片と結合剤とで得られる磁気的に等
方性のボンド磁石は、用いる結合剤の選択によって圧縮
成形から射出成形に至る種々の成形法により形状任意性
の優れた実用的な磁石Brとなるが、等方性磁石である
ため、残留磁束密度4〜6KG、保磁力Hcj13KO
e程度であり、磁気性能の観点からは必ずしも満足でき
るものではなかった。
じて適宜粉砕した薄片と結合剤とで得られる磁気的に等
方性のボンド磁石は、用いる結合剤の選択によって圧縮
成形から射出成形に至る種々の成形法により形状任意性
の優れた実用的な磁石Brとなるが、等方性磁石である
ため、残留磁束密度4〜6KG、保磁力Hcj13KO
e程度であり、磁気性能の観点からは必ずしも満足でき
るものではなかった。
また、一方の液体急冷Fe−B−R系薄片、もしくはそ
れを必要に応じて適宜粉砕した薄片を室温にてグリーン
体とし、2段階ホットプレス法によって1軸の圧力を加
え、磁化容易軸を軸方向に平行に熱・機械的に配向した
磁気的に異方性の磁石は残留磁束密度B r 12KG
、保磁力Hcj19KOe程度の高度な磁気性能を有す
る。しかし、このような異方性磁石は焼結磁石と同様に
研削加工が必要で、歩留りが悪く、種々の実用的な磁石
に対応するには形状任意性が乏しいという欠点を有して
いた。
れを必要に応じて適宜粉砕した薄片を室温にてグリーン
体とし、2段階ホットプレス法によって1軸の圧力を加
え、磁化容易軸を軸方向に平行に熱・機械的に配向した
磁気的に異方性の磁石は残留磁束密度B r 12KG
、保磁力Hcj19KOe程度の高度な磁気性能を有す
る。しかし、このような異方性磁石は焼結磁石と同様に
研削加工が必要で、歩留りが悪く、種々の実用的な磁石
に対応するには形状任意性が乏しいという欠点を有して
いた。
そこで、上記塊状の異方性磁石を機械的に粉砕し、該粒
子を結合剤とともに磁場中成形することで磁気的に異方
性のボンド磁石とする工夫もなされた。
子を結合剤とともに磁場中成形することで磁気的に異方
性のボンド磁石とする工夫もなされた。
この異方性ボーンド磁石は残留磁束密度Br8KG。
保磁力Hcj15KOe程度とボンド磁石としては、高
度な磁気性能とボンド磁石特有の形状任意性の優れたも
のである。しかし、二段階ホットプレス法による異方性
磁石は機械的粉砕が困難で、しかも、粉砕の粒子径が概
ね10μm程度になると保磁力Hcjが3〜4KOe程
度まで低下してしまう欠点があった。
度な磁気性能とボンド磁石特有の形状任意性の優れたも
のである。しかし、二段階ホットプレス法による異方性
磁石は機械的粉砕が困難で、しかも、粉砕の粒子径が概
ね10μm程度になると保磁力Hcjが3〜4KOe程
度まで低下してしまう欠点があった。
課題を解決するための手段
本発明は異種化合物粒子の混在下で液体急冷Fe−B−
R系薄片の磁化容易軸を、該薄片の面に対して垂直方向
に熱・機械的に配向せしめ、然るのち該薄片を分取し、
成形し、永久磁石とするものである。
R系薄片の磁化容易軸を、該薄片の面に対して垂直方向
に熱・機械的に配向せしめ、然るのち該薄片を分取し、
成形し、永久磁石とするものである。
作用
以下、本発明を更に詳しく説明する。
本発明で言う液体急冷Fe−B−R系薄片とはアーク溶
解または高周波溶解によりFe−B−R系母合金を溶解
し、単ロール法、双ロール法、または超音波ガスアトマ
イズ法などの超急冷法により、前記溶融状態の母合金を
少なくとも104℃/sec以上の冷却速度で冷却し、
全て非晶質であるか、或は非晶質と結晶質が混在したリ
ボン状の薄片または、それを適宜粉砕した薄片、更には
それ等の薄片を真空中或はAr雰囲気中で600〜95
0℃の温度で数分間ないし数時間保持し、酸化しないよ
うにして室温まで冷却したものである。
解または高周波溶解によりFe−B−R系母合金を溶解
し、単ロール法、双ロール法、または超音波ガスアトマ
イズ法などの超急冷法により、前記溶融状態の母合金を
少なくとも104℃/sec以上の冷却速度で冷却し、
全て非晶質であるか、或は非晶質と結晶質が混在したリ
ボン状の薄片または、それを適宜粉砕した薄片、更には
それ等の薄片を真空中或はAr雰囲気中で600〜95
0℃の温度で数分間ないし数時間保持し、酸化しないよ
うにして室温まで冷却したものである。
次に本発明で言うFe−B−RとはFe100−x−y
−z C□xNdy Bzで表される組成を有する
ものが好ましい。但し0≦X≦30.12≦y≦20.
4≦2≦12であり、X+ +ZはそれぞれCo、N
d、Bの原子%である。但し、NdはPrであっても、
或はまたBはC,N、Si、p。
−z C□xNdy Bzで表される組成を有する
ものが好ましい。但し0≦X≦30.12≦y≦20.
4≦2≦12であり、X+ +ZはそれぞれCo、N
d、Bの原子%である。但し、NdはPrであっても、
或はまたBはC,N、Si、p。
Geなどの一部置換があっても差し支えない。
次に本発明で言う異種化合物粒子とは、上記液体急冷F
e−B−R系薄片の磁化容易軸を、当該薄片の面に対し
て垂直方向に熱・機械的に配向する際に混在させるもの
であり、このような条件下で液体急冷Fe−B−R系薄
片に対して不活性であることが必要である。この様な異
種化合物粒子としては例えばグラファイト或はまたMO
82などの粒子を例示することができる。
e−B−R系薄片の磁化容易軸を、当該薄片の面に対し
て垂直方向に熱・機械的に配向する際に混在させるもの
であり、このような条件下で液体急冷Fe−B−R系薄
片に対して不活性であることが必要である。この様な異
種化合物粒子としては例えばグラファイト或はまたMO
82などの粒子を例示することができる。
以上のような液体急冷Fe−B−R系薄片および該薄片
を分散させるのに充分な量の異種化合物粒子の混在物、
或はそのグリーン体を加熱されたグラファイト或は他の
耐熱用金型キャビティに充填し、該内容物が所望の温度
に達したとき一軸の圧力を加える。この場合の温度、圧
力は特定しないが液体急冷Fe−B−R薄片に充分な塑
性が現れる条件として温度は725±250℃、圧力は
1 、4 ton/cd程度が適している。この段階で
液体急冷Fe−B−R薄片の面と垂直方向に一軸の圧力
が加わるので、該軸方向と平行に磁化容易軸が熱・機械
的に配向する。更に配向度を上げるためには、例えば温
度600〜800℃、圧力0.7ton/ cJで数秒
間−軸の圧力を加え、圧力軸方向の厚さを減少させる。
を分散させるのに充分な量の異種化合物粒子の混在物、
或はそのグリーン体を加熱されたグラファイト或は他の
耐熱用金型キャビティに充填し、該内容物が所望の温度
に達したとき一軸の圧力を加える。この場合の温度、圧
力は特定しないが液体急冷Fe−B−R薄片に充分な塑
性が現れる条件として温度は725±250℃、圧力は
1 、4 ton/cd程度が適している。この段階で
液体急冷Fe−B−R薄片の面と垂直方向に一軸の圧力
が加わるので、該軸方向と平行に磁化容易軸が熱・機械
的に配向する。更に配向度を上げるためには、例えば温
度600〜800℃、圧力0.7ton/ cJで数秒
間−軸の圧力を加え、圧力軸方向の厚さを減少させる。
上記のような液体急冷Fe−B−R系薄片を異種化合物
粒子の混在下で、酸化容易軸を当該薄片の面に対して垂
直方向に熱・機械的に配向させたのち、該液体急冷Fe
−B−R系薄片と異種化合物粒子とを解砕し、然るのち
遠心分離法など常法の分離方法に従って異方性液体急冷
Fe−B−R系薄片を分取する。
粒子の混在下で、酸化容易軸を当該薄片の面に対して垂
直方向に熱・機械的に配向させたのち、該液体急冷Fe
−B−R系薄片と異種化合物粒子とを解砕し、然るのち
遠心分離法など常法の分離方法に従って異方性液体急冷
Fe−B−R系薄片を分取する。
次に異方性液体急冷Fe−B−R系薄片を結合剤を用い
て磁場中成形することにより永久磁石とするのである。
て磁場中成形することにより永久磁石とするのである。
但し、当該薄片は成形段階で一軸の圧力を加えると、該
軸方向と平行に磁化容易軸が機械的に配向するので、必
ずしも磁場中成形をする必要はない。
軸方向と平行に磁化容易軸が機械的に配向するので、必
ずしも磁場中成形をする必要はない。
以上のように本発明は液体急冷Fe−B−R系薄片を異
種化合物粒子の混在下で、当該薄片の磁化容易軸を面に
対して垂直方向に熱・機械的に配向せしめ、室温まで冷
却したのち、異方性液体急冷Fe−B−R系薄片と異種
化合物粒子とを解砕せしめ、該異方性液体急冷Fe−B
−R系薄片を分取するのである。そして結合剤とともに
常法に従って種々の形状の異方性ボンド磁石とするので
ある。すなわち異方性液体急冷Fe−B−R系薄片と異
種化合物との解砕が塊状の異方性磁石の機械的な粉砕に
比較して極めて能率的に実施でき、しかも等方的な磁化
容易軸の方向を、任意の配向度で薄片の面に対して垂直
方向に促えることができる。従って、磁場中成形が困難
な形状の磁石であっても種々の実用的な磁石の成形段階
で機械配向が可能であるから、得られる磁石がボンド磁
石であることも加えて極めて形状任意性の優れた異方性
磁石が得られるのである。
種化合物粒子の混在下で、当該薄片の磁化容易軸を面に
対して垂直方向に熱・機械的に配向せしめ、室温まで冷
却したのち、異方性液体急冷Fe−B−R系薄片と異種
化合物粒子とを解砕せしめ、該異方性液体急冷Fe−B
−R系薄片を分取するのである。そして結合剤とともに
常法に従って種々の形状の異方性ボンド磁石とするので
ある。すなわち異方性液体急冷Fe−B−R系薄片と異
種化合物との解砕が塊状の異方性磁石の機械的な粉砕に
比較して極めて能率的に実施でき、しかも等方的な磁化
容易軸の方向を、任意の配向度で薄片の面に対して垂直
方向に促えることができる。従って、磁場中成形が困難
な形状の磁石であっても種々の実用的な磁石の成形段階
で機械配向が可能であるから、得られる磁石がボンド磁
石であることも加えて極めて形状任意性の優れた異方性
磁石が得られるのである。
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例
Ar雰囲気中で単ロール法により約30μmの厚さをも
つFe81 Bs Nd+3急冷薄片を製造した。
つFe81 Bs Nd+3急冷薄片を製造した。
X線回折により、この薄片は非晶質相とNd2FeI4
B相の混在であることがわかった。この液体急冷Fe
−B−R系薄片と異種化合物粒子としてのグラファイト
粒子とをVブレンダにて混合した。但し異種化合物粒子
は全量の約20重量%である。次に室温で2ton/c
+m’の1軸の圧力を加えてグリーン体とし、Ar雰囲
気中で予め700℃に加熱された金型キャビティ内に挿
入し、当該グリーン体を温度上昇させたのち、グリーン
体成形段階と同一の2tb 室温まで冷却したものの解砕は、乳鉢で容易に行うこと
ができ、該解砕物を遠心分離することにより液体急冷F
e−B−R系薄片を分取した。この薄片の厚さは15〜
20μm程度に圧延されており、厚さ方向の残留磁束密
度Br8.9KG、保磁力He j 13.IKOeで
あった。
B相の混在であることがわかった。この液体急冷Fe
−B−R系薄片と異種化合物粒子としてのグラファイト
粒子とをVブレンダにて混合した。但し異種化合物粒子
は全量の約20重量%である。次に室温で2ton/c
+m’の1軸の圧力を加えてグリーン体とし、Ar雰囲
気中で予め700℃に加熱された金型キャビティ内に挿
入し、当該グリーン体を温度上昇させたのち、グリーン
体成形段階と同一の2tb 室温まで冷却したものの解砕は、乳鉢で容易に行うこと
ができ、該解砕物を遠心分離することにより液体急冷F
e−B−R系薄片を分取した。この薄片の厚さは15〜
20μm程度に圧延されており、厚さ方向の残留磁束密
度Br8.9KG、保磁力He j 13.IKOeで
あった。
比較例
実施例と同一組成の液体急冷Fe−B−R系薄片を、そ
のままAr雰囲気中無加圧下で700℃にて熱処理した
のち、室温まで冷却した。この薄片の厚さは約30μm
のままであり、残留磁束密度Br7.5KG、保磁力H
cj14.5KOeであった。
のままAr雰囲気中無加圧下で700℃にて熱処理した
のち、室温まで冷却した。この薄片の厚さは約30μm
のままであり、残留磁束密度Br7.5KG、保磁力H
cj14.5KOeであった。
発明の効果
本発明によれば、液体急冷Fe−B−R系薄片を出発原
料として、該薄片の形態を維持しながら面に垂直方向へ
磁化容易軸を熱・機械的に配向させるので、異方性液体
急冷Fe−B−R系薄片が容易に得られる。このものは
結晶が等方的に集合した組織が観察される従来の液体急
冷Fe−B−R系薄片と同様に結合剤を用いて容易に種
々形状の磁石とすることができる。しかも磁気的には異
方性である。と(に磁場中成形が困難な環状磁石の場合
など、薄片形状であるから成形段階での機械配向も可能
である。従って形状任意性が極めて優れ、且つ磁気的に
等方性の液体急冷Fe−B−R系磁石に比べて磁気性能
の優れた磁石が得られる。
料として、該薄片の形態を維持しながら面に垂直方向へ
磁化容易軸を熱・機械的に配向させるので、異方性液体
急冷Fe−B−R系薄片が容易に得られる。このものは
結晶が等方的に集合した組織が観察される従来の液体急
冷Fe−B−R系薄片と同様に結合剤を用いて容易に種
々形状の磁石とすることができる。しかも磁気的には異
方性である。と(に磁場中成形が困難な環状磁石の場合
など、薄片形状であるから成形段階での機械配向も可能
である。従って形状任意性が極めて優れ、且つ磁気的に
等方性の液体急冷Fe−B−R系磁石に比べて磁気性能
の優れた磁石が得られる。
Claims (2)
- (1)異種化合物粒子の混在下で、液体急冷Fe−B−
R系薄片の磁化容易軸を面に対して垂直方向に熱・機械
的に配向せしめ、然るのち該薄片を分取し成形する永久
磁石の製造方法。 - (2)Fe−B−RがFe_1_0_0_−_x_−_
y_−_zCo_xNd_yB_z(但し、0≦x≦3
0,12≦y≦20,4≦z≦12であり、x,y,z
はそれぞれCo,Nd,Bの原子%を示す。)で表され
る特許請求の範囲第1項記載の永久磁石の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63089805A JPH01261802A (ja) | 1988-04-12 | 1988-04-12 | 永久磁石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63089805A JPH01261802A (ja) | 1988-04-12 | 1988-04-12 | 永久磁石の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01261802A true JPH01261802A (ja) | 1989-10-18 |
Family
ID=13980934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63089805A Pending JPH01261802A (ja) | 1988-04-12 | 1988-04-12 | 永久磁石の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01261802A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6891476B2 (en) | 2001-06-05 | 2005-05-10 | Hitachi, Ltd. | Electronic exposure dose meter and radiation handling operation management system employing the same |
JP2008258460A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Uchiyama Mfg Corp | 磁気エンコーダ用環状樹脂磁石の製造方法 |
-
1988
- 1988-04-12 JP JP63089805A patent/JPH01261802A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6891476B2 (en) | 2001-06-05 | 2005-05-10 | Hitachi, Ltd. | Electronic exposure dose meter and radiation handling operation management system employing the same |
JP2008258460A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Uchiyama Mfg Corp | 磁気エンコーダ用環状樹脂磁石の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS62291904A (ja) | 永久磁石の製造方法 | |
JPS60162750A (ja) | 希土類磁石およびその製法 | |
JPH0257662A (ja) | ボンド磁石用急冷薄帯合金 | |
JPS63211706A (ja) | ボンド磁石用磁粉の製造方法 | |
JPH01261802A (ja) | 永久磁石の製造方法 | |
JPS5945745B2 (ja) | 永久磁石材料およびその製造方法 | |
JPS6353201A (ja) | 永久磁石材料の製造方法 | |
JPS62169403A (ja) | 高分子複合型希土類磁石の製造方法 | |
JPH0521216A (ja) | 永久磁石合金およびその製造方法 | |
JPH01228106A (ja) | R−Fe−B系磁石およびその製造方法 | |
JPH1171645A (ja) | 硬磁性合金焼結体とその製造方法 | |
JPS63211705A (ja) | 異方性永久磁石及びその製造方法 | |
JPS63285909A (ja) | 永久磁石及びその製造方法 | |
JPH10261515A (ja) | 異方性ナノコンポジット磁石およびその製造方法 | |
JPS63114106A (ja) | 永久磁石及びその製造方法 | |
JPH0732102B2 (ja) | 希土類合金製永久磁石の製造方法 | |
JPS63209107A (ja) | ボンド磁石用磁粉の製造方法 | |
JPS63213317A (ja) | 希土類−鉄系永久磁石 | |
JPS63213318A (ja) | 希土類−鉄系永久磁石 | |
JPH01119001A (ja) | 希土類含有永久磁石粉末の製造方法 | |
JPS61270316A (ja) | 樹脂結合永久磁石用原料粉体の製造方法 | |
JPS63211704A (ja) | 希土類−鉄系永久磁石の製造方法 | |
JPS5946081B2 (ja) | 永久磁石の製造方法 | |
JPH05291013A (ja) | 永久磁石材料の製造方法 | |
JPS6316603A (ja) | 焼結型希土類磁石の製造方法 |