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JPH01180894A - アミノ糖誘導体の新規な製造法 - Google Patents

アミノ糖誘導体の新規な製造法

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Publication number
JPH01180894A
JPH01180894A JP170888A JP170888A JPH01180894A JP H01180894 A JPH01180894 A JP H01180894A JP 170888 A JP170888 A JP 170888A JP 170888 A JP170888 A JP 170888A JP H01180894 A JPH01180894 A JP H01180894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino sugar
acid
formula
sugar derivative
represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP170888A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Hasegawa
明 長谷川
Makoto Kiso
真 木曽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
Original Assignee
Wako Pure Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wako Pure Chemical Industries Ltd filed Critical Wako Pure Chemical Industries Ltd
Priority to JP170888A priority Critical patent/JPH01180894A/ja
Publication of JPH01180894A publication Critical patent/JPH01180894A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は、医薬品、免疫薬剤等の原料、中間体等として
有用なアミノ糖誘導体の新規な製造法に関する。
[発明の背景] 細菌細胞壁の骨格を形成しているペプチドグリカン部(
特にヒトをはじめとする哺乳動物に寄生する細菌のペプ
チドクリカン)に多彩な生物活性(免疫調節作用、発熱
原性等)が存在していることは古くから知られている。
ペプチドグリカンの有する免疫増強活性の最小単位につ
いては1974〜1975年フランスのLederer
 ら、及び大阪大の小春、芝らのグループにより、それ
がN−アセチルムラミルーし一アラニルーD−イソクル
タミン(MDP)であることが明らかにされている。
一方、クラ4ム陰性菌の細胞壁外膜に局在するリボ多糖
(LPS)は内毒素(エンドトキシン)の主成分として
知られ、抗腫瘍活性を含むさまざまな生理活性を有して
いることが同様に知られている。
このリボ多糖の本体であるリビッドAについても、西ド
イツのWestphal −派ら、及びMITのKho
ranaらにより新たな構造式が提案されている。
このように、多彩な生物活性を有し、医薬品や免疫薬剤
としての用途が期待できるこれらペプチドクリカンやリ
ボ多糖等の生体高分子に関する基礎研究、並ひにこれら
の活性を有効利用しようとする応用研究か各方面に於い
て活発に進められている現状である。
これらペプチドグリカンやリボ多糖等の生体高分子に関
する基礎研究に於いては、これらの、或はこれらの原料
となる化合物の化学的合成方法についても精力的に研究
が行われている。
例えは、一般式[11] [式中、ROは低級アルキル基を示し、RはROCO−
て示されるアシル基(R,Oは前記に同し。)を示す。
R1及びR2は何れか一方か一0R(Rは前記に同じ。
)を示し、他方は水素原子を示す。コて表わされる、オ
キサゾリン環を有するアミノ糖誘導体もこれらの原料或
は中間体として有用なものの一つである。この化合物の
合成法として従来より知られているものとしては、例え
はJ、Org、Chem、、33.3585−3588
頁(1968);Carbohydrate Re5e
arch、21,460−464頁<1972)等に報
告されている、2−アセトアミド−1,3,4,6−テ
トラ−0−アセチル−2−デオキシ−β−D−クルコピ
ラノース(ペンタアセチルβ−ローグルコサミン)を原
料とし、縮合剤としてFeCl3或はZnCl2等を用
いることにより合成する方法か挙げられる。しかしなか
ら、これらの方法は、いずれも原料として合成か厄介な
β体のペンタアセチルD−クルコサミンを用いなけれは
ならないという制約を有していた。一方、現在のところ
、β体のペンタアセチルD−クルコサミンは、例えはC
hemische Berichte、64,975−
980頁(+931)等に記載されているように、D−
クルコサミンから4工程もの煩雑な操作を経なけれは合
成することができない。以下にその合成経路を簡単に示
す。
従って、目的とする一般式[11]で示されるアミン糖
誘導体をD−クルコサミンから得ようとずれは、必然的
に工程数が長くなり操作か煩雑とならざるを得なかった
それ故、一般式[111]で示されるアミノ糖誘導体を
より簡便で且つより効率よく合成し得る新規な合成法の
出現が待ち望まれていた。
[発明の目的コ 本発明は、上記した如き状況に鑑みなされたもので、オ
キサゾリン環を有するアミノ糖誘導体の簡便で且つ効率
の良い製造法を提供することを目的とする。
[発明の構成] 本発明は、一般式[11 [式中、RはROCO−て示されるアシル基(但し、R
Oは低級アルキル基を示す。)を示す。R1及びR2は
何れか一方か一0R(Rは前記に同し。
)を示し、他方は水素原子を示す。コ て表わされるベンタアシルクルコサミン又はペンタアシ
ルカラクトサミンなトリアルキルシリルバ−フルオロア
ルカンスルポン酸又はこれらの塩と反応させることを特
徴とする、 (式中、R,ROlRl及びR2は前記に同し。)で表
わされるアミノ糖誘導体の製造法である。
一般式[1]及び一般式[11]に於けるRはROCO
−て示されるアシル基(但し、Roは例えばメチル基、
エチル基、プロピル基等の低級アルキル基を示す。)を
表わし、該アシル基としては例えはアセチル基、プロピ
オニル基、フタノイル基等が挙けられる。R1及びR2
の何れか一方は−OR(Rは前記に同し。)を表わし、
他方は水素原子を表わす。即ち、一般式[1]で示され
る化合物の基本骨格は、D−クルコサミン若しくは〇−
カラクトサミンを表わし、α体、β体の何れにてもよく
、また、官能基は全て上記した如きアシル基により保護
されている。
本発明で用いられるトリアルキルシリルパーフルオロア
ルカンスルホン酸としては、例えばトリメチルシリルト
リフルオロメタンスルホン酸、トリエチルシリルトリフ
ルオロメタンスルホン酸。
トリイソプロピルシリルトリフルオロメタンスルホン酸
、トリメチルシリルペンタフルオロエタンスルホン酸、
トリメチルシリルヘプタフルオロプロパンスルホン酸、
トリエチルシリルペンタフルオロエタンスルホン酸、ジ
メチル t−ブチルシリルトリフルオロメタンスルホン
酸、ジメチル t−プチルシリルペンタフルオロエタン
スルホン酸。
ジメチル t−ブチルシリルへブタフルオロプロパンス
ルホン酸等が挙けられ、本発明で用いられるこれらの塩
としては、例えはナトリウム、カリウム、リチウム等の
アルカリ金属塩やアンモニウム塩等が挙けられる。
以下、本発明の製造法について記す。
一般式[11て示されるアシル化アミノ糖を、適当量の
ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩
化炭素等の非極性溶媒(充分に脱水したものか望ましい
。)に溶解し、これにトリアルキルシリルパーフルオロ
アルカンスルホン酸、例えはトリメチルシリルトリフル
オロメタンスルホン酸(以下、TMSOTfと略記する
。)を一般式11.1]て示されるアシル化アミノ糖に
対して通常1〜5倍モル好ましくは1〜3培モル量加え
、通常室温乃至70°Cて1〜10時間、撹拌下に反応
させる。
反応後は常法に従い生成物をジクロロメタン、ジクロロ
エタン、り00ホルム、四塩化炭素等の非極性溶媒で抽
出し、油層をアルカリ溶液及び水で順次洗浄した後N 
a 2 S O4+ Mg SOa等の乾燥剤で乾燥し
、溶媒を留去ずれは目的のアミノ糖誘導体のシロップが
高収率で得られる。要ずれは、更にこれを適当な精製法
、例えばカラムクロマトクラフィー等により精製すれは
、より高純度のアミノ糖誘導体が得られる。
一般式[I]で示されるアシル化アミノ糖は、D−グル
コサミン或はD−カラクトサミンに、アシル化剤、例え
ば無水酢酸等の酸無水物や塩化アセチル等の酸塩化物等
を反応させる常法により、1工程で容易に得ることがで
きるのでこのようにして得たものを用いることで足りる
以下に実施例を挙けて本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。
[実施例] 実施例1゜ 2−アセトアミド−1,3,4,6−テトラ−0−アセ
チル−2−デオキシ−D−グルコビラノース 18を充
分に脱水したジクロロメタン10m1に溶解し、これに
TMSOTfO−55mlを加え、還流下に5時間撹拌
、反応させた。反応終了後、反応液にジクロロメタンを
加えて抽出し、ジクロロメタン層を28−Na2CO3
水溶液及び水で順次洗浄した後、Na25O,、て乾燥
し、減圧濃縮して、シロップ状の4.5−(3,4,6
−)リー0−アセチルー2−デオキシ−0−クルコビラ
ノ)−2−メチル−Δ2−オキサゾリン0.70gを得
た(収率 83%)。
I  R(neat)   :  1740〜1750
(C二o)、 1670(C=N)c+N ’。
実施例2゜ 2−アセトアミド−1,3,4,6−チトラーO−アセ
チルー2−デオキシ−D−カラクトビラノース0.39
gを充分に脱水したジクロロメタン3mlに溶解し、こ
れにTMSOTf 0.22m1を加え、還流下に5時
間攪拌、反応させた。反応終了後、反応液にジクロロメ
タンを加えて抽出し、ジクロロメタン層を2N−Na2
CO3水溶液及び水で順次洗浄した後、Na2SO4て
乾燥し、減圧濃縮して、シロップ状の4.5−(3,4
,6−)リーO−アセチルー2−デオキシ−D−カラク
トピラノ)−2−メチル−Δ2−オキサソリン0.32
gを得た(収率 97%)。
I R(peat)  : 1740〜1750(C−
[1)、1670CC=N>cN’。
[発明の効果] 以上述べた如く、本発明は、医薬品、免疫薬剤等の原料
、中間体として有用なアミン糖誘導体の新規で有用な製
造法を提供するものであり、5工程もの操作を要してい
た従来法に比へて、工程数が少なく簡便であり、且つ効
率も良い等の点に顕著な効果を奏する発明であり、斯業
に貢献するところ大なる発明である。
手続補正書

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] [式中、RはR^0CO−で示されるアシル基(但し、
    R^0は低級アルキル基を示す。)を示す。R^1及び
    R^2は何れか一方が−OR(Rは前記に同じ。 )を示し、他方は水素原子を示す。] で表わされるペンタアシルグルコサミン又はペンタアシ
    ルガラクトサミンをトリアルキルシリルパーフルオロア
    ルカンスルホン酸又はこれらの塩と反応させることを特
    徴とする、一般式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] (式中、R、R^0、R^1及びR^2は前記に同じ。 )で表わされるアミノ糖誘導体の製造法。
  2. (2)トリアルキルシリルパーフルオロアルカンスルホ
    ン酸が、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホン
    酸である、特許請求の範囲第1項に記載の製造法。
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