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JPH0976954A - 装軌式車両の上転輪構造 - Google Patents

装軌式車両の上転輪構造

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Publication number
JPH0976954A
JPH0976954A JP7261000A JP26100095A JPH0976954A JP H0976954 A JPH0976954 A JP H0976954A JP 7261000 A JP7261000 A JP 7261000A JP 26100095 A JP26100095 A JP 26100095A JP H0976954 A JPH0976954 A JP H0976954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stay
fixed
bearing
fixed shaft
roller
Prior art date
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Granted
Application number
JP7261000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3714637B2 (ja
Inventor
Kenichi Hisamatsu
健一 久松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH0976954A publication Critical patent/JPH0976954A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローラの回転に伴い、軸受の円周が満遍なく
荷重をうけ、軸受寿命を大幅に向上させる装軌式車両の
上転輪構造を提供する。。 【構成】 装軌式車両の下部走行体21のクローラフレ
ーム3上にステー51を介して立設し、このステー51
に固定した固定軸52と、この固定軸52の両端部に軸
受55を介して回転自在に取着した一対のローラ53,
53と、からなる構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ショベルおよび
ブルドーザ等の建設機械における装軌式車両の上転輪構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧ショベルを例にして装軌式車
両における従来の上転輪構造について説明する。先ず、
油圧ショベル20について図4により説明する。下部走
行体21のセンタフレーム2は左右のクローラフレーム
3に締結され、このクローラフレーム3に装着された走
行モータ4により、下部走行体21は前後に走行自在と
なっている。この下部走行体21の上部にはスイングサ
ークル22を介して、上部旋回体23が装着され図示し
ない旋回モータにより旋回可能となっている。この上部
旋回体23には作業機30、マシンキャブ26、オペレ
ータキャビン27およびカウンタウエイト28を取着し
ている。作業機30はブーム31、アーム33、バケッ
ト35、複数の油圧シリンダ32、34、36から構成
され、土砂の掘削作業を行うようになっている。
【0003】次に油圧ショベル20の足まわり装置につ
いて図5により説明する。クローラフレーム3の前後に
遊動輪5と駆動輪4が配設され、この遊動輪5と駆動輪
4の間には履帯7が巻装され、この履帯7はクローラフ
レーム3に固定された複数の下転輪8と上転輪10で支
持されている。図示しない走行モータにより駆動輪4が
駆動され、この駆動輪4に固設して回転するスプロケッ
ト6と履帯7が噛み合って油圧ショベル20の下部走行
体21を前後走行自在としている。
【0004】次に従来の上転輪10の構造について図6
により説明する。ローラ13はステー11の上部に突設
された固定軸12に回転可能に嵌装され、固定軸12の
外側端部にボルト15でスラストワッシャ14を固設
し、ローラ13の外側端部にボルト17でカバー16固
設してスラストワッシャ14に対設するとともに、ロー
ラ13の内側にシール19とシールサポート9を配設し
て、固定軸12はローラ13よりのラジアル荷重を受け
持ち、ローラ13よりのスラスト荷重は、固定軸12の
外側端部に固設され上転輪13とカバー16間に配設さ
れているスラストワッシャ14で受け持つようになって
いる。
【0005】上記従来の上転輪の構造では、履帯からロ
ーラに作用する大きなラジアル荷重の作用線の位置と、
そのラジアル荷重を支えるステーの位置が大きくオフセ
ットしているため、軸やステーに大きな剪断力、曲げモ
ーメントが掛かり、軸の曲がり、切損およびステーの曲
がり等のトラブルが生じ易く、このトラブルを防止する
ために軸の径を大きくしたり、高強度材を使用したり、
またステーを頑丈な構造にする必要が生じてコスト高に
なるという問題がある。
【0006】そのため上記従来の上転輪の構造の問題に
対して改善をはかったものに、例えば実公平2−100
65号公報がある。同公報によれば上転輪40は図7に
示す如く、ステー41の上端部に軸受45を介して回転
軸42を嵌挿し、この回転軸42の両端部に一対のロー
ラ43を固設して、ステー41の上端部の両側に対設す
ると共にステー41の上端部の両側とローラ43の間に
シール49を配設し、ステー41および回転軸42に作
用するオフセット荷重を減らし剪断力、曲げモーメント
を軽減するようにした技術が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の実
公平2−10065号公報においては、ローラに作用す
るラジアル荷重は常に下向きのため、回転軸とステーと
の間に配設された軸受は下側の一部分のみで荷重を受け
持つことになり、この部分の、摺動面が著しく摩耗し寿
命が短いという問題がある。
【0008】本発明は上記従来の問題点に着目し、ロー
ラを回転自在に支持する固定軸をステーに固着し、ロー
ラの回転に伴い軸受の円周が満遍なく荷重を受ける構造
として、軸受寿命を大幅に向上させる上転輪構造を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る装軌式車両の上転輪構造は、装軌式車
両の下部走行体21のクローラフレーム3上にステー5
1を介して立設する装軌式車両の上転輪構造であって、
前記ステー51の上端部の中央部に固定した固定軸52
と、この固定軸52の両端部に軸受55を介して回転自
在に取着した一対のローラ53,53と、からなる構成
としたものである。
【0010】
【作用】上記構成によれば、ステーに固設された固定軸
の両端部に、回転自在に配設されたローラに軸受を内装
しているため、ローラの回転に伴い軸受の円周が満遍な
く荷重を受けるので、摺動による摩耗が一か所に偏らず
軸受寿命が大幅に向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る装軌式車両の
上転輪構造の具体例を図面を参照して説明する。なお図
4、5と共通の部品については同一符号を付して説明す
る。
【0012】本発明の第1実施例を図1、2により説明
する。図1は第1実施例の上転輪50の縦断面図であ
る。図2は図1のM−M断面図である。先ず、図1に示
す固定軸52は中央部52aをステー51の上端部の軸
穴51aに圧入により固設されている。ローラ53の穴
部53aには、鍔付き軸受55が圧入により固設されて
いる。この軸受55の内面55aを介してローラ53は
固定軸52に回転可能に嵌挿され、固定軸52と軸受5
5の内面55aには潤滑油が入れてあり摺動するように
なっている。軸受55の鍔の外側面55bとステー51
の上端部の側面51bは、摺動可能に当接されていて、
この当接面でローラ53に作用する内側に向かうスラス
ト荷重を受けるようになっている。
【0013】ローラ53の穴部53bには、スラスト軸
受54の外周が圧入で固設され、固定軸52の外側端部
にはスラストワッシャ56がボルト57で固設されてい
る。スラスト軸受54の外側面54aとスラストワッシ
ャ56の内側面56aは、摺動可能に当接されている。
この当接面でローラ53に作用する外側に向かうスラス
ト荷重を受けるようになっている。ローラ53の外側面
にはカバー58がシール59を介してボルト60で固定
されていて、カバー58はローラ53の穴部61と共に
潤滑油の油溜62を形成している。ステー51の上端部
の側面とローラ53の内側面の間に、Oリング63とシ
ールリング64で構成されるフローテイングシール65
を介在させ、潤滑油を外部に漏洩しないように回転シー
ルしている。なおステー51はボルト67によりクロー
ラフレーム3に固定されている。
【0014】次に、図2に示すステー51の上端部51
cにはプラグ66が設けられ、固定軸52の穴52b、
52c、およびスラストワッシャ56の穴56bを通じ
て、油溜62に潤滑油を供給できるようになっている。
【0015】このような第1実施例によれば、ステー5
1に圧入された固定軸52の両端に、回転自在に配設さ
れたローラ53に、軸受55を内装しているため、ロー
ラ53の回転に伴い軸受55の円周が満遍なく荷重を受
けるので、摺動による摩耗が一か所に偏らず軸受寿命が
大幅に向上する。また固定軸52がステー51に圧入さ
れているため、構造が簡単でコンパクトである。
【0016】次に本発明の第2実施例を図3により説明
する。尚、上転輪は第1実施例の図1と同様の構造とな
っており、ここでは説明を省略する。図3に示す固定軸
52Aとステー51Aの固定部を示し、前記の第1実施
例の図2に相当する。ステー51Aの上端部51dに、
軸穴51eから外へ向かってスリット51fを設け、更
にこのスリット51fの上下にフランジ51g、51h
が設けられている。このフランジ51g,51hをボル
ト64で締めることにより固定軸52Aをステー51A
に固定している。
【0017】このような第2実施例によれば、固定軸5
2Aがボルト64によりステー51Aに固定されるた
め、固定軸52Aの外周固定部およびステー51Aの軸
穴51eを精密な加工をする必要がなく、組立も簡単と
なる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の装軌式車
両の上転輪構造によれば、ステーに固定された固定軸の
両端部に、回転自在に配設されたローラに軸受を内装し
ているため、ローラの回転に伴い軸受の円周が満遍なく
荷重を受けるので、摺動による摩耗が一か所に偏らず軸
受の寿命がのびて耐久性が向上する。
【0019】また、ステーに固定された固定軸をボルト
締めによりステーに固定することにより、固定軸、ステ
ーの軸穴を精密な加工をする必要がなく、組立も簡単と
なりコストが安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装軌式車両の上転輪構造の第1実施例
を示す縦断面図である。
【図2】図1のM−M断面図である。
【図3】本発明の装軌式車両の上転輪構造の第2実施例
の固定軸とステーとの固定部を示す図である。
【図4】従来の油圧ショベルの側面図である。
【図5】従来の油圧ショベルの足まわり装置の側面図で
ある。
【図6】従来の油圧ショベルの上転輪構造の第1例を示
す図である。
【図7】従来の油圧ショベルの上転輪構造の第2例を示
す図である。
【符号の説明】
2…センタフレーム、3…クローラフレーム、4…駆動
輪、5…遊動輪、6…スプロケット、7…履帯、8…下
転輪、20…油圧ショベル、21…下部走行体、23…
上部旋回体、30…作業機、50…上転輪、51,51
A…ステー、52,52A…固定軸、53…ローラ、5
5…軸受、54…スラスト軸受、56…スラストワッシ
ャ、65…シール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装軌式車両の下部走行体(21)のクローラ
    フレーム(3) 上にステー(51)を介して立設する装軌式車
    両の上転輪構造において、前記ステー(51)の上端部の中
    央部に固定した固定軸(52)と、この固定軸(52)の両端部
    に軸受(55)を介して回転自在に取着した一対のローラ(5
    3,53) と、からなることを特徴とする装軌式車両の上転
    輪構造。
JP26100095A 1995-09-14 1995-09-14 装軌式車両の上転輪構造 Expired - Fee Related JP3714637B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100734440B1 (ko) * 2005-12-13 2007-07-03 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 무한궤도 상부롤러의 장착구조
JP2021000871A (ja) * 2019-06-20 2021-01-07 コベルコ建機株式会社 クローラ装置

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