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JPH09510869A - 造血成熟因子 - Google Patents

造血成熟因子

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Publication number
JPH09510869A
JPH09510869A JP7519543A JP51954394A JPH09510869A JP H09510869 A JPH09510869 A JP H09510869A JP 7519543 A JP7519543 A JP 7519543A JP 51954394 A JP51954394 A JP 51954394A JP H09510869 A JPH09510869 A JP H09510869A
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JP
Japan
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dna
polypeptide
dna sequence
sequence
cells
Prior art date
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Pending
Application number
JP7519543A
Other languages
English (en)
Inventor
エウェン カークネス,
マーク ディー. アダムス,
ヘンリック オルソン,
クレイグ ローゼン,
Original Assignee
ヒューマン ジノーム サイエンシーズ,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヒューマン ジノーム サイエンシーズ,インコーポレイテッド filed Critical ヒューマン ジノーム サイエンシーズ,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 ヒト成熟因子ポリペプチドおよびこのような造血成熟因子ポリペプチドをコードするDNA(RNA)を開示する。組換え技術によりこのようなポリペプチドを生成する方法およびこのようなポリペプチドに対する抗体をもまた提供する。このようなポリペプチドは、適切な薬学的キャリアまたは希釈液と組み合わせ得、このようなヒト造血成熟因子ポリペプチドの過少発現に関する種々の疾患に対して診断効果、治療効果、および/または予防効果を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 造血成熟因子 本発明は、新規に同定されたポリヌクレオチド配列、このような配列にコード されるポリペプチド、このようなポリヌクレオチドおよびポリペプチドの使用、 ならびにこのようなポリヌクレオチドおよびポリペプチドの生成に関する。さら に特定すれば、本発明のポリペプチドは、造血成熟因子である。 種々の増殖因子が発見、研究、および利用されている(Cellular and molecula r biology、日本組織培養協会編、朝倉書店(1987))。このような細胞増殖因子は 、上皮増殖因子、血小板由来増殖因子、酸性線維芽細胞増殖因子、および塩基性 線維芽細胞増殖因子を包含する。これらの因子は全て、線維芽細胞の増殖促進に 基づいて単離されている。しかし、これらの因子はまた、広範な活性および貧弱 な特異性を示すことが見出されている。 従って、最近の試みは、機能的に分化した細胞に特異的に作用する増殖因子の 探索が行われている。その結果、ケラチン生成細胞増殖因子および肝細胞増殖因 子のような増殖因子が単離され、従って、これらの因子を、それらの特異的作用 スペクトルに攻撃されやすい疾患を処置するために使用し得る可能性が生み出さ れている。単離されている別の増殖因子は、武田薬品工業による欧州特許出願番 号第92102385.9号に開示されており、これはグリア細胞の増殖を促進する活性を 有するグリア活性化因子およびそのポリペプチドをコードするDNAを開示してい る。 造血は、血液細胞の生成である。主な造血組織は、骨髄、脾臓、リンパ節、お よび胸腺である。ヒトの胚の造血は、発生2週間目に始まる。骨髄は2ヶ月目で 胚に現れ、そして骨髄は妊娠後半および出生後の生活を通しての主要な造血器官 となる。骨髄は幹細胞を含み、幹細胞は造血系の全ての細胞を生じる。Tリンパ 球を除く全ての血液細胞は、骨髄で生成される。造血幹細胞は、造血成熟因子の 作用に応答して成熟血液細胞に分化する。従って、精製および単離され得る造血 増殖因子は、血液細胞および他の疾患の処置および診断に広範な治療的価値を有 する。 本発明の1局面によれば、造血成熟因子である新規ポリペプチドならびにその 類似体および誘導体が提供される。本発明の造血成熟因子は、ヒト起源である。 本発明の別の局面によれば、このようなポリペプチドをコードするポリヌクレ オチド(DNAまたはRNA)が提供される。 本発明のさらに別の局面によれば、このようなポリペプチドを組換え技術によ り生成する手順が提供される。 本発明のいっそう異なる局面によれば、これらのポリペプチド、またはこれら のポリペプチドをコードするDNA配列を、治療の目的で(例えば、造血起源また は神経起源の細胞の分化および増殖を刺激するために)利用する方法が提供され る。 本発明のいっそう別の局面によれば、造血成熟因子に対する抗体が提供される 。 本発明のいっそう別の局面によれば、例えば、T細胞の欠損に関する疾患の処 置において、造血成熟因子に対するアンタゴニストとして用いられる組成物(例 えば、造血成熟因子ポリペプチドの作用を阻害するために使用され得る、造血成 熟因子ポリペプチドに対する抗体)が提供される。 本発明のこれらの局面およびさらに別の局面は、本明細書中の教示により当業 者には明らかである。 以下の図面は、単に本発明の特定の実施態様の例示を意味し、そしていかなる 方法における制限をも意図しない。 図1は、造血成熟因子ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を示す 。これはまた、造血成熟因子ポリペプチドのアミノ酸配列も示す。標準的な3文 字表記が、アミノ酸配列を示すために使用されている。 図2は、造血成熟因子とグリア成熟因子βとの相同性を示す。 図3は、細菌での発現および精製後の精製造血成熟因子タンパク質のバンド特 性を示す。 図4は、増殖成熟因子が際立って見出される、ヒトの体内の器官を示すノーザ ンブロット解析である。 図5は、造血成熟因子存在下で阻害されるHeLa細胞の増殖を示す。 本発明の1局面によれば、図面の図1に示すDNA配列(および対応するRNA配列 )および/または図面の図2の配列と同一のポリペプチドをコードするDNA(RNA) 配列、ならびにこのような配列のフラグメント部分、誘導体、類似体、および全 ての対立遺伝子変異体が提供される。 本発明の別の局面によれば、1993年8月4日に寄託されたATCC受託番号75514 として寄託されたcDNAクローンのポリヌクレオチドと同一のポリペプチドをコー ドするポリヌクレオチド、および/またはこのようなポリヌクレオチドのフラグ メント、類似体、誘導体、または対立遺伝子変異体が提供される。 DNAの場合、DNAは1本鎖または2本鎖であり得、そして1本鎖である場合、DNA 配列は図1に示す「センス」鎖またはその相補鎖であり得る。 ポリヌクレオチド(DNAまたはRNA、好ましくはDNA)は、少なくともポリペプチ ドをコードする部分を含む。ここで、コード部分は、寄託したクローンと同一で あり得るか、または同一のポリペプチドまたはその対立遺伝子変異体をコードす るのであれば寄託したクローンと異なり得る。コード部分は、好ましくは、少な くとも本発明のタンパク質の成熟形をコードする。 本発明はさらに、上記のポリヌクレオチド配列と、配列間に少なくとも50%、 好ましくは少なくとも70%の同一性がある場合に、ハイブリダイズするポリヌク レオチド配列に関する。別の好ましい実施態様では、本発明は、ストリンジェン トな条件下で上記のポリヌクレオチド配列とハイブリダイズするポリヌクレオチ ド配列に関する。本明細書中で使用するように、用語「ストリンジェントな条件 」は、セグメント間に少なくとも95%、好ましくは少なくとも97%の同一性を有 する場合に起こるハイブリダイゼーションを意味する。従って、本発明は、図1 のDNAによりコードされるペプチドの対立遺伝子変異形態をコードするDNA(RNA) 配列を包含する。従って、本発明は、造血成熟因子である天然に存在するヒトの ポリペプチドおよびその対立遺伝子変異体をコードする単離されたDNA(RNA)を提 供する。 本発明はさらに、造血成熟因子であり、そして図2に示す構造を有するポリペ プチド、ならびにその対立遺伝子変異体、および天然に存在するポリペプチドと 同一の機能を有するその類似体、フラグメントおよび誘導体に関する。 本発明のポリペプチドは主に造血組織で発現され、そしてそのようなものとし て、造血起源の細胞およびそれらが相互作用する細胞を制御する造血成熟因子を 代表する。 本発明はさらに、1993年8月4日にATCC番号75514として寄託されたクローン に含まれるDNAによりコードされるポリペプチドならびにその類似体、フラグメ ント、誘導体、およびその対立遺伝子変異体に関する。これらの寄託物は、特許 手続き上の微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約の下に維持される 。これらの寄託物は、単に便宜上提供されるのみであり、そして35 U.S.C.112条 の下で寄託が必要とされることを認めたわけではない。寄託物に含まれるポリヌ クレオチドの配列、ならびにそれによりコードされるポリペプチドのアミノ酸配 列は、本明細書中に参考として援用されており、そして本明細書中の配列の記載 とのいかなる矛盾も抑えている。寄託物を製造し、使用し、または販売するため には実施許諾が必要とされ得、そしてそのような実施許諾はこれによって与えら れるわけではない。 本発明のポリペプチドは、好ましくは単離された形態で提供され、そして好ま しくは精製される。 用語「単離された」は、物質が本来の環境(例えば、天然に存在する場合は、 天然の環境)から取り出されていることを意味する。例えば、生きている動物に 天然に存在するポリヌクレオチドまたはポリペプチドは、単離されているわけで はなく、しかし天然の系において共存する物質の幾らかまたは全部と分離されて いる同一のポリヌクレオチドまたはDNA、あるいはポリペプチドは、単離されて いる。このようなポリヌクレオチドは、ベクターの一部であり得、および/また はこのようなポリヌクレオチドまたはポリペプチドは、組成物の一部であり得る が、それにもかかわらずそのようなベクターまたは組成物がその天然の環境の一 部ではないため単離されている。 好ましい実施態様では、造血成熟因子は、全長の成熟ヒト造血成熟因子または その対立遺伝子変異体またはグリコシル化変異体である。ポリヌクレオチドはま た、プレタンパク質をコードし得る。このプレタンパク質はプロセシングされて 哺乳動物細胞から成熟タンパク質として分泌される。 本発明のポリヌクレオチド配列は、成熟形のポリペプチドをコードし得るか、 またはポリペプチドの分泌を容易にするリーダー配列もまたコードし得る。例え ば、所望のDNA配列は、ポリペプチドの分泌を補助するDNA配列(例えば、宿主の 細胞からのポリペプチドの輸送を制御する分泌配列として機能するリーダー配列 )に同一の読み枠で融合され得る。リーダー配列を有するタンパク質は、プレタ ンパク質であり、そして宿主細胞により切断されてタンパク質の成熟形を形成す るリーダー配列を有し得る。本発明のポリヌクレオチドはまた、インフレームで マーカー配列(例えば、ポリペプチドの精製を可能にするヒスチジンタグ)に融 合され得る。 従って、本発明のポリペプチドは、本発明の造血成熟因子の成熟形であり得る ;またはプレタンパク質またはプレポリペプチドの形であり得、ここで、成熟ポ リペプチドはリーダー配列または分泌配列を含有する;または融合タンパク質の 形であり得、ここで、付加的なアミノ酸(これは、例えばポリペプチドの精製を 補助する)が成熟タンパク質またはプレタンパク質にその3'末端または5'末端 のいずれかで融合されている。 本発明の好ましい実施態様では、マーカー配列は、細菌の発現ベクターにより 読み枠に付加されるヘキサヒスチジンタグである。 本発明のポリペプチドは、主に脾臓および胸腺に見出され、そして白血球に最 も集中している。 上記に示すように、本発明はまた、ポリペプチドの変異体を包含する。このポ リペプチドは、図1のDNAおよび/または寄託されたクローンに含まれるDNAの変 異体によりコードされている。この変異体は、造血成熟因子であるこのようなポ リペプチドの質的な活性を維持している。変異体は、置換変異体、または挿入変 異体、または欠失変異体であり得る。このような変異体は、天然に存在する対立 遺伝子変異体であり得る。このような対立遺伝子変異体は、例えば、異なるグリ コシル化パターンを有する変異体、またはアミノ酸レベルの置換、またはアミノ 酸レベルの欠失である。 このような変異体はまた、部位特異的変異誘発により生成され得る。置換変異 は、保存アミノ酸の置換または非保存アミノ酸の置換てあり得、好ましくは保存 アミノ酸てある。 本発明のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、ヒトの初期腎臓組織 、脾臓、胸腺、または白血球由来のcDNAライブラリーから得られ得る。このポリ ヌクレオチドは、長さ142アミノ酸の成熟タンパク質をコードしているオープン リーディングフレームを含有している。造血成熟アミノ酸因子のアミノ酸は、神 経細胞から単離された公知の増殖因子と配列相同性を有する。このポリヌクレオ チドにコードされるポリペプチドは、全領域にわたって82%同一、そして92%類 似であることから、ヒトグリア成熟因子と構造的に関連する。このポリペプチド はまた、全コード領域体にわたって82%同一、そして92%類似であることから、 ウシグリア成熟因子にも構造的に関連している。このポリペプチドは、T細胞の 表面に見出され得る。 グリア成熟因子は、哺乳動物の脳に見出される17kdのタンパク質であり、他の 公知のタンパク質には明らかな配列相同性を有しない。この因子は胚に最も豊富 に存在するが、発達の後期段階にも見出される。ヒトグリア成熟因子は、神経起 源の特定の細胞の分化および増殖を制御する。 宿主細胞は、本発明の発現ベクターで形質転換され、プロモーターを誘導し、 形質転換体を選択し、または造血成熟因子遺伝子を増幅するために適切に改変し た従来の栄養培地中において培養される。培養条件(例えば、温度、pHなど)は 、発現について選択される宿主細胞で以前使用した条件であり、そして当業者に は明らかである。 「形質転換」は、DNAが染色体外要素としてまたは染色体組込みのいずれかに より複製可能であるように、DNAを生物に導入することを意味する。あるいは他 に指示がなければ、本明細書中で宿主細胞の形質転換に使用される方法は、Grah am,F.およびvan der Eb,A.,Virology 52: 456-457(1973)の方法による。しか し、核への注入またはプロトプラスト融合のような、DNAを細胞に導入する他の 方法もまた使用され得る。原核細胞または実質的な細胞壁構成物を含む細胞を使 用する場合、トランスフェクションの好ましい方法は、Cohen,F.N.ら,Proc.Nat l.Acad.Sci. (USA),69:2110(1972)により記載されたような塩化カルシウムを 使用するカルシウム処理である。 「トランスフェクション」は、コード配列が最終的に発現されるかされないか にかかわらず、宿主細胞へのDNAの導入をいう。細胞は、自然にはDNAを取り込ま ない。従って、種々の技術的な「トリック」が、自然の障壁を回避して遺伝子導 入を行うために利用される。トランスフェクションの多くの方法(例えば、CaPO4 およびエレクトロポレーション)が当業者には公知である。宿主細胞の形質転 換は、トランスフェクションが成功したあらわれである。 本発明のポリヌクレオチドは、組換え技術によりポリペプチドを生成するため に用いられ得る。従って、例えば、ポリヌクレオチド配列は、ポリペプチドを発 現するための種々のベクターまたはプラスミドのいずれか1つに含まれ得る。こ のようなベクターは、染色体、非染色体、および合成DNA配列を包含する。この ようなベクターは、例えば、SV40の誘導体;細菌性プラスミド;ファージDNA; 酵母プラスミド;プラスミドおよびファージDNAの組み合わせに由来するベクタ ー、種痘、アデノウイルス、鶏痘ウイルス、および仮性狂犬病のようなウイルス DNAである。しかし、宿主において複製可能で、そして存続可能である限り、他 の任意のプラスミドまたはベクターも使用され得る。 上記に記載のように、適切なDNA配列は、種々の手順によりベクターに挿入さ れ得る。一般に、DNA配列は当該分野で公知の手順により適切な制限エンドヌク レアーゼ部位に挿入される。このような手順または他の手順は、当業者に公知の 範囲内であると考えられる。 発現ベクター中のDNA配列は、適切な発現制御配列(プロモーター)に作動可 能に連結され、mRNAの合成を指示する。このようなプロモーターの代表的な例と しては、以下が挙げられ得る:LTRまたはSV40プロモーター、E.coli lacまたはt rp 、ファージλPLプロモーター、および原核細胞または真核細胞あるいはそのウ イルス内で遺伝子の発現を制御すると公知である他のプロモーター。発現ベクタ ーはまた、翻訳開始のためのリボソーム結合部位および転写ターミネーターを含 有し得る。ベクターはまた、発現を増幅するための適切な配列を含有し得る。 さらに、発現ベクターは、好ましくは、形質転換された宿主細胞の選択のため の表現型特性(例えば、真核細胞の培養についてジヒドロ葉酸レダクターゼ耐性 またはネオマイシン耐性、またはE.coliにおけるテトラサイクリン耐性またはア ンピシリン耐性)を提供し得る遺伝子を含有する。 上記のような適切なDNA配列ならびに適切なプロモーター配列または制御配列 を含有するベクターは、適切な宿主を形質転換して宿主にタンパク質を発現させ るために用いられ得る。 適切な宿主の代表的な例としては、以下が挙げられ得る:細菌細胞(例えば、E.coliSalmonella typhimurium);真菌細胞(例えば酵母);動物細胞(例え ば、CHOまたはBowes黒色腫);植物細胞など。適切な宿主の選択は、本明細書の 教示により当業者に公知の範囲内であると考えられる。 さらに特に、本発明はまた、上述で広範に記載した1またはそれ以上の配列を 含有する組換え構築物を包含する。構築物は、ベクター(例えば、プラスミドベ クターまたはウイルスベクター)を包含し、このベクターの中には本発明の配列 が正方向または逆方向に挿入されている。この実施態様の好ましい局面によれば 、構築物はさらに、配列に作動可能に連結された調節配列(例えば、プロモータ ーおよびエンハンサーを包含する)を含有し得る。多数の適切なベクターおよび プロモーターが当業者には公知であり、そして購入可能である。以下のベクター が例として提供される。細菌性:pQE-9(Qiagen)、pBs、phagescript、PsiX174、 pBluescript SK、pBsKS、pNH8a、pNH16a、pNH18a、pNH46a(Stratagene);pTrc99 A、pKK223-3、pKK233-3、pDR540、pRIT5(Pharmacia)。真核性:pWLneo、pSV2cat 、pOG44、pXT1、pSG(Stratagene)pSVK3、pBPV、pMSG、pSVL(Pharmacia)。しかし 、宿主において複製可能で、そして存続可能である限り、他の任意のプラスミド またはベクターも使用され得る。 プロモーター領域は、CAT(クロラムフェニコールトランスフェラーゼ)ベク ターまたは選択マーカーを有する他のベクターを使用して、任意の所望の遺伝子 から選択され得る。2つの適切なベクターは、、pKK232-8およびpCM7である。特 定の名付けられた細菌プロモーターは、lacI、lacZ、T3、T7、gpt、λPR、およ びtrcを包含する。真核プロモーターは、CMV即時型、HSVチミジンキナーゼ、早 期SV40および後期SV40、レトロウイルス由来のLTR、およびマウスメタロチオネ インIを包含する。適切なベクターおよびプロモーターの選択は、十分に当業者 のレベル範囲内である。 さらなる実施態様では、本発明は上記の構築物を含有する宿主細胞に関する。 宿主細胞は、高等真核細胞(例えば、哺乳動物細胞)または下等真核細胞(例え ば、酵母細胞)であり得るか、または宿主細胞は原核細胞(例えば、細菌細胞) であり得る。構築物の宿主細胞への導入は、リン酸カルシウムトランスフェクシ ョン、DEAE、デキストラン媒介トランスフェクション、またはエレクトロポレー ションにより達成され得る(Davis,L.,Dibner,M.,Battey,I.,Basic Methods in M olecular Biology ,1986)。 宿主細胞中の構築物は、組換え配列によりコードされる遺伝子産物を生成する ために、従来の方法において使用され得る。あるいは、コードされるポリペプチ ドは、従来のペプチド合成機により合成的に生成され得る。 成熟タンパク質は、哺乳動物細胞、酵母、細菌、または他の細胞中で適切なプ ロモーターの制御下で発現され得る。無細胞翻訳系もまた、このようなタンパク 質を生成するために、本発明のDNA構築物に由来するRNAを使用して用いられ得る 。原核宿主および真核宿主で使用される適切なクローニングベクターまたは発現 ベクターは、Sambrookら,Molucular Cloning: A Laboratory Manual,第2版(C old Spring Harbor,N.Y.,1989)(この開示は、本明細書中に援用として参照さ れている)に記載されている。 本発明のポリペプチドをコードするDNAの高等真核生物による転写は、ベクタ ーにエンハンサー配列を挿入することにより増大させ得る。エンハンサーはDNA のシス作用因子であり、通常は約10〜約300bpであり、プロモーターに作用して その転写を増大させる。例は、複製起点(bp100〜270)の後期側のSV40エンハンサ ー、サイトメガロウイルスの早期プロモーターエンハンサー、複製起点の後期側 のポリオーマエンハンサー、およびアデノウイルスエンハンサーを包含する。 一般に、組換え発現ベクターは、複製起点および宿主細胞の形質転換を可能と する選択マーカー(例えば、E.coliのアンピシリン耐性遺伝子およびS.cerevisi ae のTRPI遺伝子)および下流の構造配列の転写を指示する高発現遺伝子由来プロ モーターを含有する。このようなプロモーターは、特に解糖酵素(例えば、3-ホ スホグリセリン酸キナーゼ(PGK)、α因子、酸ホスファターゼ、または熱ショッ クタンパク質)をコードするオペロンに由来し得る。異種構造配列は、転写開始 配列および転写終結配列、および好ましくは翻訳されたタンパク質の細胞周辺腔 または細胞外培地への分泌を指示し得るリーダー配列と適切な段階で組立てられ る。 細菌の使用における有用な発現ベクターは、機能的なプロモーターと作動可能 な読みとり段階において、所望のタンパク質をコードする構造DNA配列を適切な 翻訳開始シグナルおよび翻訳終結シグナルと共に挿入することにより構築される 。ベクターは、1またはそれ以上の形質的な選択マーカー、およびベクターの維 持を保証するため、そして所望により宿主内での増幅を提供するために複製起点 を含有し得る。形質転換に適切な原核宿主は、E.coliBacillus subtilisSal monella typhimurium 、およびPseudomonas属、Streptomyces属、およびStaphylo coccus属の種々の種を包含するが、他の種もまた選択対象に用いられ得る。 代表的な、しかし限定しない例として、細菌での使用に有用な発現ベクターは 、周知のクローニングベクターpBR322(ATCC 37017)の遺伝因子を含む市販のプラ スミドに由来する選択マーカーおよび細菌性の複製起点を含有し得る。このよう な市販のベクターは、例えば、pKK223-3(Pharmacia Fine Chemicals,Uppsala, Sweden)およびGEM1(Promega Biotec,Madison,WI,USA)を包含する。これらのP BR322「骨格」部分は、適切なプロモーターおよび発現される構造配列と組み合 わされる。 適切な宿主系統の形質転換および適切な細胞密度への宿主系統の増殖に続いて 、選択されたプロモーターは適切な手段(例えば、温度シフトまたは化学的誘導 )により抑制解除され、そして細胞はさらなる期間培養される。細胞は、代表的 には遠心分離により収集され、物理的手段または化学的手段により粉砕され、そ して得られた粗抽出物はさらなる精製が続けられる。 造血成熟因子は、以下で使用される方法により組換え細胞培養物から回収され 、そして精製される。これらの方法には、硫安沈殿またはエタノール沈殿、酸抽 出、陰イオンまたは陽イオン交換クロマトグラフィー、リン酸セルロースクロマ トグラフィー、疎水的相互作用クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグ ラフィー(例えば、固体支持体上のDNAまたはヌクレオチドを使用する)、ヒド ロキシアパタイトクロマトグラフィー、およびレクチンクロマトグラフィーが包 含さ れる。精製の間に低濃度(約0.1〜約5mM)のカルシウムイオンが存在すること か好ましい(Priceら、J.Biol.Chem.,244: 917(1969))。 種々の哺乳動物細胞の培養系もまた、組換えタンパク質を発現するために用い られ得る。哺乳動物発現系の例は、Gluzman,Cell,23: 175(1981)に記載された サル腎臓線維芽細胞のCOS-7株、および適合性のベクターを発現し得る他の細胞 株(例えば、C127、3T3、CHO、HeLa、およびBHK細胞株)を包含し得る。哺乳動 物発現ベクターは、複製起点、適切なプロモーターおよびエンハンサー、および 任意の必要なリボソーム結合部位、ポリアデニル化部位、スプライスドナー部位 およびスプライスアクセプター部位、転写終結配列、および5'フランキング非 転写配列を含有する。SV40のウイルスゲノムに由来するDNA配列(例えば、SV40 起点部位、初期プロモーター部位、エンハンサー部位、スプライス部位、および ポリアデニル化部位)は、必要な非転写遺伝因子を提供するために使用され得る 。 細菌培養物で産生される組換えタンパク質は、通常、細胞のペレットからまず 抽出した後、続いて1またはそれ以上の塩析、水性イオン交換、またはサイズ排 除クロマトグラフィー工程を行うことにより単離される。必要に応じて、タンパ ク質の再折りたたみ工程が、成熟タンパク質を完全な配置とするために使用され 得る。最終的に、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)が、最終的な精製工程に 用いられ得る。タンパク質の発現に用いられる微生物細胞は、任意の便宜的な方 法(凍結融解サイクル、超音波処理、機械的粉砕、または細胞溶解剤の使用を包 含する)により粉砕され得る。 本発明のポリペプチドは、天然の精製された産物または化学合成手順の産物で あり得るか、または本発明のポリヌクレオチド配列の原核宿主または真核宿主( 例えば、培養中の細菌、酵母、高等植物、昆虫、および哺乳動物細胞)から組換 え技術により産生され得る。組換え産生手順に用いられる宿主により、本発明の ポリペプチドは、哺乳動物細胞または他の真核細胞の糖質でグリコシル化され得 るか、またはグリコシル化され得ない。本発明のポリペプチドはまた、最初のメ チオニンアミノ酸残基(−1位)をも包含し得る。 ポリペプチドの天然に存在する対立遺伝子形に加えて、本発明はまた、その類 似体およびフラグメントを包含し、これらは造血成熟因子として機能し得る。従 って、例えはポリペプチドの1またはそれ以上のアミノ酸残基が保存アミノ酸残 基に置換され得る。 造血成熟因子は、神経または造血性起源の異常(例えば、ガン)の処置におい て使用され得る。なぜなら、造血成熟因子は、ガン細胞の増殖をブロックまたは 遅延し得るからである。 本発明のポリペプチドはまた、白血病の処置のために使用され得る。白血病は 、白血病細胞により産生される因子による正常な造血の抑制から生じる正常な血 液細胞形成の抑制を臨床上の特色としている。この結果、貧血、血小板減少、お よび顆粒球減少になる。従って、治療有効量の造血成熟因子の投与は、白血病細 胞による造血の抑制を克服するために用いられ得る。造血成熟因子はまた、他の 血液関連疾患(例えば、溶血、真性赤血球増加、骨髄線維症(melogibrosis)、血 有病、および巨脾腫)の処置のために使用され得る。 造血成熟因子はまた、患者がガンまたは他の状況により骨髄移植を受けた状況 で成熟血液細胞の分化の刺激において使用され得る。造血成熟因子はまた、調査 または診断上の目的でインビトロでの骨髄細胞の刺激に使用され得る。 本発明のポリペプチドはまた、インビボでのこのようなポリペプチドの発現で 本発明に従って用いられ得、これはしばしば、「遺伝子治療」といわれる。 従って、例えば、骨髄細胞のような細胞は、ポリペプチドをコードするポリヌ クレオチド(DNAまたはRNA)を用いてエクソビボで形質導入され得、次いで、形質 導入された細胞は、ポリペプチドで処置される患者に提供される。このような方 法は当該分野で周知である。例えば、細胞は、本発明のポリペプチドをコードす るRNAを含有するレトロウイルス粒子の使用により、当該分野で公知の手順によ って形質導入され得る。 同様に、細胞の形質導入は、インビボでのポリペプチドの発現のためには、例 えば、当該分野で公知の手順によりインビボで達成され得る。当該分野で公知の ように、本発明のポリペプチドをコードするRNAを含有するレトロウイルス粒子 を産生するための産生細胞は、インビボでの形質導入およびインビボでのポリペ プチドの発現のために患者に投与され得る。 このような方法により本発明のポリペプチドを投与するこれらの方法または他 の方法は、本発明の教示により当業者には明らかである。例えば、細胞に形質導 入するための発現媒体は、レトロウイルス粒子(例えば、アデノウイルス)以外 のものであり得る。これらは、適切な送達媒体と組み合わせた後インビボで細胞 を形質導入するために使用され得る。 本発明のポリペプチドは、適切な薬学的キャリアと組み合わせて用いられ得る 。このような組成物は、治療有効量のタンパク質、および薬学的に受容可能なキ ャリアまたは賦形剤を包含し得る。このようなキャリアは、生理食塩水、緩衝生 理食塩水、デキストロース、水、グリセロール、エタノール、およびそれらの組 み合わせを包含するが、これに限定されない。処方は、投与方法に合わせるべき である。 造血成熟因子を含有する組成物の注射薬は、例えば、グルコースまたは他の補 助剤を含有する生理的食塩水または水性溶液を使用して、従来の方法により調製 され得る。錠剤およびカプセル剤のような薬学的組成物もまた、従来の方法に従 って調製され得る。薬学的組成物としての注射薬、溶剤、錠剤、およびカプセル 剤は、無菌条件下で調製される。 本発明はまた、1またはそれ以上の本発明の薬学的組成物の成分が満たされた 1またはそれ以上の容器を含有する薬学的パックまたはキットを提供する。この ような容器は、薬剤または生物製品の製造、使用、または販売を統制する政府機 関により規定された形式の通知と関連し得、この通知はヒトへの投与についての 製造、使用、または販売における機関による認可を反映する。さらに、本発明の ポリペプチドは、他の薬学的化合物と併用して用いられ得る。 本発明の造血成熟因子は、薬剤として用いられる場合、適切な賦形剤中で哺乳 動物(例えば、ヒト、マウス、ラット、ハムスター、イヌ、ウサギ、およびネコ )に与えられ得る。 本発明のポリペプチドは、上記のように薬剤として用いられる場合、例えば、 上述の被験体に少なくとも約10μg/kg体重の治療有効用量で与えられ、そしてほ とんどの場合、1日あたり約8mg/kg体重を超えない量で投与され、そして好ま しくは、投与量は、投与経路、症状などを考慮して、1日あたり約10μg/kg体重 〜約1mg/kg体重である。 本明細書中で同定されたそれぞれのcDNA配列またはその部分は、多数の方法で ポリヌクレオチド試薬として使用され得る。配列は、特定の細胞型の特定のmRNA の存在についての診断プローブとして使用され得る。さらに、これらの配列は、 遺伝学的連鎖分析(多形)に使用するために適切な診断プローブとして使用され 得る。 本発明の配列はまた、染色体の同定に有益であり得る。配列は、個々のヒト染 色体の特定の位置を特異的に標的化し、そしてその位置でハイブリダイズし得る 。さらに、現在は染色体上の特定の部位を同定する必要がある。現在、染色体位 置の標識に利用可能な実際の配列データ(反復多形)に基づいた染色体標識試薬 はほとんどない。本発明によるcDNAの染色体へのマッピングは、これらの配列と 疾患に関する遺伝子との相関についての重要な第1段階である。 簡略に述べれば、配列は、cDNAからPCRプライマー(好ましくは15〜25bp)を 調製することにより染色体にマップされ得る。cDNAのコンピューター解析が、ゲ ノムDNA内で1より多いエキソンにまたがらない、従って増幅プロセスを複雑化 しないプライマーを迅速に選択するために使用される。次いで、これらのプライ マーは、個々のヒト染色体を含有する体細胞ハイブリッドのPCRスクリーニング に使用される。プライマーに対応するヒト遺伝子を含有するこれらのハイブリッ ドのみが増幅フラグメントを生じる。 体細胞ハイブリッドのPCRマッピングは、特定の染色体に特定のDNAを割り当て るための迅速な手順である。本発明を同じオリゴヌクレオチドプライマーと共に 使用して、特定の染色体由来のフラグメントのパネルまたは類似の様式の大きな ゲノムクローンのプールにより下部位置決め(sublocalization)が達成され得る 。染色体にマップするために同様に使用され得る他のマッピング戦略は、インサ イチュハイブリダイゼーション、標識したフローサイトメトリーで選別した染色 体でのプレスクリーニング、および染色体特異的cDNAライブラリーを構築するた めのハイブリダイゼーションによるプレ選択を包含する。 cDNAクローンの中期染色体展開物への蛍光インサイチュハイブリダイゼーショ ン(FISH)は、1工程で正確な染色体位置を提供するために使用され得る。この技 術は、500または600塩基という短いcDNAで使用され得る;しかし、2,000bpより も長いクローンの方が、簡便な検出では充分なシグナル強度でユニークな染色体 位置に結合しやすい。FISHは、ESTが由来するクローンの使用を必要とし、そし てこのクローンはより長いことが好ましい。例えば、2,000bpが良好であり、4,0 00bpはより良好であり、そして4,000bpを超える長さは、当節の適度な割合で良 好な結果を得るためにおそらく必要でない。この技術の総説としては、Vermaら , Human Chromosomes: a Manual of Basic Techniques,Pergamon Press,New York(1988)を参照のこと。 いったん配列が正確な染色体位置にマップされると、配列の染色体上での物理 的な位置を遺伝的地図のデータと相関させ得る。(このようなデータは、例えば 、V.McKusick,Mendelian Inheritance in Man に見出される(Johns Hopkins U niversity Welch Medical Libraryからオンラインで入手可能である))。次いで 、同一の染色体領域にマップされる遺伝子と疾患との関係が、連鎖解析(物理的 に隣接した遺伝子の同時遺伝)により同定される。 次に、罹患個体と非罹患個体の間のcDNAまたはゲノム配列の差異を決定する必 要がある。変異がいくつかまたは全ての罹患個体に観察されるが正常な個体には 観察されない場合、この変異は疾患の原因因子であると思われる。 物理的マッピングおよび遺伝的マッピング技術の現在の解像度では、疾患に関 する染色体領域に正確に位置決めされたcDNAは、50と500との間の潜在的原因遺 伝子の1つであり得る。(これは、1メガ塩基のマッピング解像度で、そして20 kbあたり1遺伝子と仮定する。) 罹患個体と非罹患個体との比較は、一般に、まず染色体の構造変化(例えば、 染色体展開物で目視できるか、あるいはそのcDNA配列に基づくPCRを使用して検 出可能な欠失または転座)を探すことを包含する。最終的には、変異の存在を確 認し、そして変異を多形から区別するために、数個体からの遺伝子の完全な配列 決定が必要とされる。 本発明はさらに、造血成熟因子の刺激効果を減少および/または除去するため に、アンチセンス技術の使用によるインビボでの造血成熟因子の阻害に関する。 アンチセンス技術は、3重ヘリックスの形成あるいはアンチセンスDNAまたはア ンチセンスRNAにより遺伝子発現を制御するために使用され得る。これらの方法 は両方とも、ポリヌクレオチド配列のDNAまたはRNAへの結合に基づく。例えば、 ポリヌクレオチド配列の5'コード部分(これは、本発明のポリペプチドをコー ドする)が、長さ10塩基対〜40塩基対のアンチセンスRNAオリゴヌクレオチドを 設計するために使用される。DNAオリゴヌクレオチドは、転写に関わる遺伝子の 領域に相補的であるように設計され(3重ヘリックス−Leeら,Nucl.Acids Res . ,6: 3073(1979); Cooneyら,Science,241: 456(1988);およびDervanら,Scien ce ,251: 1360(1991)を参照のこと)、その結果造血成熟因子の転写および生成 を防ぐ。 アンチセンスRNAオリゴヌクレオチドは、インビボでmRNAにハイブリダイズし 、そしてmRNA分子からの造血成熟因子への翻訳をブロックする(アンチセンス− Okano,J.Neurochem.,56: 560(1991); Oligodeoxynucleotides as Antisense I nhibitors of Gene Expression ,CRC Press,Boca Raton,FL(1988)を参照のこ と)。 あるいは、上記のオリゴヌクレオチドは、アンチセンスRNAまたはアンチセン スDNAがインビボで発現されて上記の様式で造血成熟因子の生成を阻害し得るよ うに、当該分野の手順により細胞に送達され得る。 従って、造血成熟因子に対するアンチセンス構築物は、細胞増殖を刺激し得、 これは、所定の疾患(例えば、AIDS)を処置するために使用され得る。なぜなら 、造血成熟因子をブロックすることによりT細胞の成熟を制御し得るからである 。このようにして、アンチセンス構築物はまた、貧血を処置するために使用され 得る。 このタンパク質、そのフラグメントまたは他の誘導体、またはそれらの類似体 、あるいはそれらを発現する細胞は、それらに対する抗体を生成させるための免 疫原として使用され得る。これらの抗体は、例えば、ポリクローナル抗体、モノ クローナル抗体、キメラ抗体、単鎖、Fabフラグメント、またはFab発現ライブラ リーの産物であり得る。当該分野で公知の種々の手順が、ポリクローナル抗体の 生成のために使用され得る。 本発明の配列に対応するポリペプチドに対して生成される抗体は、動物へのポ リペプチドの直接注射により、または動物へのポリペプチドの投与により得られ る。この動物は、好ましくは非ヒトである。次いで、このようにして得られた抗 体は、ポリペプチド自体に結合する。このようにして、ポリペプチドのフラグメ ントしかコードしていない配列でさえも、天然のポリペプチド全体に結合する抗 体を生成するために使用され得る。次いで、このような抗体は、そのポリペプチ ドを発現する組織からポリペプチドを単離するために使用され得る。さらに、こ のような抗体のパネルは、多数のポリペプチドに特異的であり、このような組織 を同定しそして区別するために使用され得る。 モノクローナル抗体の調製のために、細胞株の連続培養により生成される抗体 を提供する任意の技術が使用され得る。例としては、ハイブリドーマ技術(Kohle rおよびMilstein,1975,Nature,256: 495-497)、トリオーマ(trioma)技術、ヒ トB細胞ハイブリドーマ技術(Kozborら,1983,Immunology Today 4: 72)、およ びヒトモノクローナル抗体を生成するEBVハイブリドーマ技術(Coleら,1985,Mo noclonal Antibodies and Cancer Therapy ,Alan R.Liss,Inc.,77-96頁)が挙げ られる。 単鎖抗体を生成するために記載された技術(米国特許第4,946,778号)は、本発 明の免疫原性ポリペプチド産物に対する単鎖抗体を生成するために適合させ得る 。 抗体は、本発明のタンパク質配列の位置決めおよび活性に関する方法(例えば 、これらのタンパク質のイメージング、および適切な生理学的サンプル中でのこ れらタンパク質のレベルの測定など)において使用され得る。 造血成熟因子に特異的な抗体はさらに、ポリペプチドに固有の機能を阻害する アンタゴニストとして使用され得る。このようにして、抗体は、治療において、 例えば、細胞増殖を刺激して所定の疾患(例えば、AIDSおよび貧血)を処置する ために使用され得る。 さらに、このような抗体は、造血成熟因子の存在または非存在を検出し得、そ の結果、造血および神経系の疾患の指標となる。従って、これらの抗体はそれら に関連する疾患の診断薬として使用され得る。出生前診断はまた、関連した疾患 が先天的である場合に特に有用である。 あるいは、本発明のポリペプチドに対するアンタゴニストが用いられ得る。こ のアンタゴニストは、本発明のポリペプチドが通常結合するレセプターに結合す る。アンタゴニストは、ポリペプチドの不活性な形態に類似し、そして造血成熟 因子に特異的な抗体が生成される方法と同様の方法で生成され得る。このように して、造血成熟因子の作用が妨げられ、そしてアンタゴニストは細胞増殖を刺激 して所定の疾患(例えばAIDS)を処置するために治療的に使用され得る。アンタ ゴニストはまた、造血成熟因子の存在または非存在を検出するために診断的に使 用され得る。 これから、本発明を以下の実施例を参照にしてさらに記載する;しかし、本発 明はこのような実施例に限定されないことを理解されたい。全ての部または量は 、他に明記しない限り重量基準である。 以下の実施例の理解を容易にするために、現れる頻度の高い所定の方法および /または用語を記載する。 「プラスミド」は、小文字のpの前および/または後に大文字および/または 数字を示すことにより称される。本明細書中の出発プラスミドは、購入可能であ り、制限無く公的に入手可能であり、または公開された手順に従って入手可能な プラスミドから構築され得る。さらに、記載されるプラスミドと同等のプラスミ ドが当該分野で公知であり、そして当業者には明らかである。 DNAの「消化」は、DNA中の所定の配列でのみ作用する制限酵素でそのDNAを触 媒反応的に切断することをいう。本明細書中で使用される種々の制限酵素は、購 入可能であり、そしてそれらの反応条件、補因子、および他の必要条件は当業者 に公知のものが使用された。分析目的で、代表的には1μgのプラスミドまたはD NAフラグメントが約2単位の酵素とともに約20μlの緩衝溶液中で使用される。 プラスミド構築のためのDNAフラグメントを単離する目的では、代表的には5〜5 0μgのDNAが20〜250単位の酵素で、より大きな容量で消化される。特定の制限酵 素の適切な緩衝液および基質量は、製造者により特定される。37℃にての約1時 間のインキュベーション時間が通常使用されるが、しかし供給者の説明書に従っ て変動させ得る。消化後、反応物をポリアクリルアミドゲルで直接電気泳動して 所望のフラグメントを単離する。 切断フラグメントのサイズ分離は、Goeddel,D.ら,Nucleic Acids Res.,8:4 057(1980)により記載された8%ポリアクリルアミドゲルを使用して行われる。 「オリゴヌクレオチド」は、1本鎖ポリデオキシヌクレオチドまたは2つの相 補的なポリデオキシヌクレオチド鎖のいずれかをいい、これらは化学的に合成さ れ得る。このような合成オリゴヌクレオチドは、5'リン酸を有さず、従ってキ ナーゼの存在下でリン酸とATPとを添加しなければ別のオリゴヌクレオチドと連 結しない。合成オリゴヌクレオチドは、脱リン酸化されていないフラグメントに 連結する。 「連結」は、2つの2本鎖核酸フラグメントの間でリン酸ジエステル結合を形 成するプロセスをいう(Maniatis,Tら、前出、146頁)。他に提供されていなけれ ば、連結は公知の緩衝液および条件で、大体等モル量の連結されるDNAフラグメ ント0.5μgあたり10単位のT4 DNAリガーゼ(「リガーゼ」)を用いて達成され得 る。 実施例1 造血成熟因子の発現および精製 造血成熟因子をコードするDNA配列(ATCC#75514)を、まずそのDNA配列の5'末 端および3'末端に対応するPCRオリゴヌクレオチドプライマーを使用して増幅し 、挿入フラグメントを合成する。5'オリゴヌクレオチドプライマーは、配列 を有し、1箇所のBspHI制限酵素部位およびompAリーダー配列に続き、メチオニ ン開始コドンに続くコドンから始まる21ヌクレオチドの造血成熟因子コード配列 を含有する;3'配列GACTAGATCTACGAAAGAAAGACAACTTTTCは、BglII部位に相補的 な配列、および造血成熟因子コード配列の最後の21ヌクレオチドを含有する。制 限酵素部位は、細菌発現ベクターのpQE-60(Qiagen Inc.,9259 Eton Ave.,Chatsw orth,CA 91311)上の制限酵素部位に対応する。このプラスミドベクターは、抗 生物質耐性(Ampr)、細菌の複製起点(ori)、IPTG制御性プロモーター/オペレー ター(P/O)、リボソーム結合部位(RBS)、6−ヒスチジンタグ(6-His)、および制 限酵素クローニング部位をコードする。pQE-60ベクターを、NcoIおよびBglIIで 消化し、次いで細菌のRBSから開始される読み枠を維持しながら、挿入フラグメ ントをpQE-60ベクターに連結した。次いで、連結混合物を用いてE.coli m15/rep 4株(登録商標m15/rep4でQiagenより入手可能)を形質転換した。M15/rep4は、 多コピーのプラスミドpREP4を含有し、これは、lacIリプレッサーを発現し、そ してまたカナマイシン耐性(Kanr)を付与する。形質転換体を、AmpおよびKanの両 方を含有するLBプレートで増殖する能力により同定する。所望の構築物を含有す るクローンは、Amp(100μg/ml)およびKan(25μg/ml)の両方を添加したLB培地中 の液体培養で1晩(O/N)増殖させた。1晩の培養物を、より大きな培養物を移植 するために、1:100〜1:250の比率で使用した。細胞を、0.4と0.6との間の600 での光学密度(O.D.600)まで増殖させた。次いで、IPTG(「イソプロピル-B-D-チ オガラクトピラノシド」)を最終濃度1mMで添加した。IPTGの誘導により、lacl リプレッサーを不活化することによりP/Oを切り開き、遺伝子発現の増加を導く 。細胞をさらに3〜4時間増殖させた。次いで細胞を遠心分離により収集した。 細胞ペレットをカオトロピック剤である6MのグアニジンHCL中で可溶化した。洗 浄後、可溶化した造血成熟因子を、6-Hisタグを含有するタンパク質が強く結合 し得る条件下でのニッケルキレートカラムでのクロマトグラフィーにより、この 溶液から精製した(Hochuli,E.ら,Genetic Engineering,Principle & Methods ,12:87-98 Plenum Press,New York(1990))。造血成熟因子(95%純度)をpH5 .0の6MグアニジンHCL中でカラムから溶出させ、そして復元の目的で3Mグアニ ジンHCL、100mMリン酸ナトリウム、10mMグルタチオン(還元)、および2mMグル タチオン(酸化)に調整した。この溶液中で12時間インキュベーションした後、 タンパク質を50mMリン酸ナトリウムで透析した。 実施例2 異なる組織での造血成熟因子をコードするRNAの発現 造血成熟因子の発現パターンを分析するため、RNAを異なるヒト組織から単離 した。全RNAを単離した後、ポリA含有RNAをポリT含有アフィニティー樹脂での アフィニティークロマトグラフィーにより単離した。ポリA含有RNA(2μg)をゲ ルクロマトグラフィーを変性することにより分離し、そしてポリA含有RNAをブ ロッティングすることによりメンブレンにトランスファーした。メンブレンに結 合したポリA RNAを造血成熟因子遺伝子にわたる放射性プローブとハイブリダイ ズさせ、続いてのオートラジオグラフィーによりRNA発現パターンを決定した。 図4。 実施例3 造血成熟因子およびHeLa細胞の増殖阻害 HeLa細胞を24ウェルプレートに1ウェルあたり105(実験番号1)または104( 実験番号2および番号3)で播いた。細胞を、5%ウシ胎児血清、ペニシリン50 単位/ml、およびストレプトマイシン50μg/mlを含有するDMEM培地(「ダルベッ コの改変Eagle培地」)1ml中で増殖させた。実験あたり各濃度の造血成熟因子 について4つのウェルで播いた。造血成熟因子を播種1日後に適用した。3日後 、細胞をトリプシン処理し、そして計数した。図5。 結果は、造血成熟因子がガン細胞の増殖を阻害することを示す。なぜなら、He La細胞は、ガン細胞の形態だからである。 本発明の多くの改変および変形が、上記の教示を考慮すれば可能であり、従っ て、特に記載がなければ、以下の請求の範囲内で本発明は実施され得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 48/00 ABY 9356−4H C07K 16/18 C07H 21/04 9637−4B C12P 21/02 C C07K 14/47 9637−4B 21/08 16/18 7823−4B C12Q 1/68 A C12N 5/10 9051−4C A61K 37/24 ACC C12P 21/02 9051−4C 37/02 AAA // C12P 21/08 9051−4C ADV C12Q 1/68 9282−4B C12N 5/00 B (72)発明者 アダムス, マーク ディー. アメリカ合衆国 メリーランド 20878, ノース ポトマック,ダフィーフ ドラ イブ 1505 (72)発明者 オルソン, ヘンリック アメリカ合衆国 メリーランド 20878, ガイザースバーグ,ケンドリック プレ イス 182 (72)発明者 ローゼン, クレイグ アメリカ合衆国 メリーランド 20882, レイトンズビル,ローリング ヒル ロ ード 22400

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.単離されたDNA配列であって、図1のDNA配列と同一の成熟ポリペプチドを少 なくともコードするDNAまたはその対立遺伝子変異体を含む、DNA配列。 2.前記DNAが、図1の成熟ポリペプチドを少なくともコードする図1のDNAおよ びその対立遺伝子変異体を含む、請求項1に記載の単離されたDNA。 3.請求項1に記載のDNA配列に対応するRNAおよびその対立遺伝子変異体を包含 する、単離されたRNA配列。 4.単離されたDNA配列であって、ATCC受託番号75514に含有されるDNA配列によ りコードされる成熟ポリペプチドと同一の成熟ポリペプチドを少なくともコード するDNA配列およびその対立遺伝子変異体を含む、DNA配列。 5.前記DNAがATCC受託番号75514に含有されるDNAを含有し、該DNA配列が前記成 熟ポリペプチドをコードする、請求項4に記載の単離されたDNA。 6.請求項4に記載のDNA配列に対応するRNAを含む、単離されたRNA配列。 7.請求項1に記載のDNA配列を含む発現媒体。 8.請求項4に記載のDNA配列を含む発現媒体。 9.請求項1に記載のDNA配列によりコードされるアミノ酸配列を含有するポリ ペプチド、またはその活性なフラグメント、誘導体または機能的類似体。 10.請求項4に記載のDNA配列によりコードされるアミノ酸配列を含有するポ リペプチド、またはその活性なフラグメント、誘導体または機能的類似体。 11.請求項2に記載のDNA配列によりコードされるアミノ酸配列を含有するポ リペプチド、またはその活性なフラグメント、誘導体または機能的類似体。 12.請求項5に記載のDNA配列によりコードされるアミノ酸配列を含有するポ リペプチド、またはその活性なフラグメント、誘導体または機能的類似体。 13.ポリペプチドを生成する方法であって、請求項1に記載のDNAを使用する ことによりポリペプチドを発現させる工程を包含する、方法。 14.請求項9に記載のポリペプチドに対する抗体。 15.請求項10に記載のポリペプチドに対する抗体。 16.請求項1に記載のDNAを用いて設計された細胞。 17.ポリペプチドを発現する細胞を生成する方法であって、請求項1に記載の DNAを用いて細胞を遺伝的に設計する工程を包含する、方法。 18.請求項9に記載のポリペプチドに対するアンタゴニスト。 19.造血成熟因子を必要とする患者を処置する方法であって、治療有効量の請 求項9に記載のポリペプチドを該患者に投与する工程を包含する、方法。 20.造血成熟因子を阻害するために患者を処置する方法であって、治療有効量 の請求項18に記載のアンタゴニストを該患者に投与する工程を包含する、方法 。 21.請求項1に記載のDNA配列にハイブリダイズし得る、単離されたDNA配列。 22.前記治療有効量の前記ポリペプチドが、該ポリペプチドをコードするDNA を患者に提供し、そして該ポリペプチドをインビボで発現させることにより、該 患者に投与される、請求項19に記載の方法。
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