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JPH0944593A - 文字認識制御装置 - Google Patents

文字認識制御装置

Info

Publication number
JPH0944593A
JPH0944593A JP7216713A JP21671395A JPH0944593A JP H0944593 A JPH0944593 A JP H0944593A JP 7216713 A JP7216713 A JP 7216713A JP 21671395 A JP21671395 A JP 21671395A JP H0944593 A JPH0944593 A JP H0944593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
recognition
determined
image
character string
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7216713A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi O
斌 王
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP7216713A priority Critical patent/JPH0944593A/ja
Publication of JPH0944593A publication Critical patent/JPH0944593A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字認識制御装置の文字認識の処理速度を向
上することを課題とする。 【解決手段】 先ず、イメージリーダ5は原稿イメージ
を読み取り、文字方向判定手部6は、読み取った原稿イ
メージから文字列方向及び当該文字列方向と直交する方
向での行頭方向を判定し、判定された文字列方向及び行
頭方向に基づいて、文字方向(文字向き方向)を判定す
る。そして、文字認識処理部10は、文字方向判定部6
で判定された文字方向に基づいて、原稿イメージの全部
又は1部に対して文字認識を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字認識手段を備
えた文字認識制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷された原稿をイメージス
キャナー等を用いてイメージデータとして読み取り、そ
のイメージデータから文字を英数字、漢字等の文字認識
を行って、文字コード化する文字認識制御装置が、パー
ソナルコンピュータやワードプロセッサー等の文書作成
装置において利用されている。かかる文字認識制御装置
の文字認識処理は、読み取った原稿イメージ上の1文字
単位で行われており、その認識した文字データの出力内
容は、文字コード及びイメージ上の文字の座標位置情報
により構成されている。
【0003】また、文字認識処理を行うに際し、文字単
位で、上下左右の4方向から、それぞれ文字認識を行
い、認識結果の確信度の高い方向を文字方向と確信し
て、その方向での認識結果を文字コードとして出力して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、かかる従
来の文字認識制御装置にあっては、文字単位で、上下左
右の4方向から、それぞれ文字認識を行い、認識結果の
確信度の高い方向を文字方向(文字向き方向)と確信し
て、その方向での認識結果を文字コードとしており、文
字毎に4方向について文字認識をする必要があるため、
処理スピードが遅くなり、作業効率が悪くなるという問
題がある。そこで、本発明は、上記問題を解決すべくな
されたものであり、文字認識制御装置の文字認識の処理
速度を向上することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の文字認識
制御装置は、原稿イメージを読み取るイメージ読取り手
段と、前記イメージ読取り手段で読取ったイメージか
ら、文字列方向を判定する文字列方向判定手段と、前記
イメージ読取り手段で読取ったイメージから、前記文字
列方向と直交する方向での行頭方向を判定する行頭方向
判定手段と、前記文字列方向判定手段及び前記行頭方向
判定手段の判定結果に基づいて、前記イメージ読取り手
段で読取ったイメージから、文字方向を判定する文字方
向判定手段と、前記文字方向判定手段で判定された文字
方向に基づいて、前記イメージ読取り手段で読取ったイ
メージに対する文字認識を行う文字認識手段と、を具備
することにより、上記課題を解決する。
【0006】即ち、請求項1記載の文字認識制御装置に
よれば、先ず、イメージ読取り手段により文字情報等の
イメージを読み取り、次いで、読み取ったイメージの文
字列方向及び行頭方向を夫々、文字列方向判定手段、及
び行頭方向判定手段により判定し、文字方向判定手段
は、かかる文字列方向判定手段及び行頭方向判定手段の
判定結果に基づいて、複数の文字向き方向の候補から可
能性の高い文字方向を判定し、次いで、文字認識手段
は、文字方向判定手段により判定された文字方向に基づ
いて、前記イメージ読取り手段で読取った原稿イメージ
全体若しくは一部に対する文字認識を行い、文字認識速
度を向上させる。従って、文字認識のスピードが向上す
ることができる故、作業者の操作効率が向上する。
【0007】また、この場合、請求項2記載の文字認識
制御装置の如く、前記文字向き方向判定手段は、前記文
字列方向判定手段により文字列方向が横であると判定さ
れ、かつ前記行頭方向判定手段により行頭方向が左であ
ると判定された場合には、上下左右の各文字向き候補の
うち、”左”、若しくは”上”を文字方向と判定し、前
記文字列方向判定手段により文字列方向が横であると判
定され、かつ前記行頭方向判定手段により行頭方向が右
であると判定された場合には、上下左右の各文字向き候
補のうち、”右”、若しくは”下”を文字方向と判定
し、前記文字列方向判定手段により文字列方向が縦であ
ると判定され、かつ前記行頭方向判定手段により行頭方
向が上であると判定された場合には、上下左右の各文字
向き候補のうち、”右”、若しくは”上”を文字方向と
判定し、前記文字列方向判定手段により文字列方向が縦
であると判定され、かつ前記行頭方向判定手段により行
頭方向が下であると判定された場合には、上下左右の各
文字向き候補のうち、”左”、若しくは”下”を文字方
向と判定することにしても良い。
【0008】即ち、請求項2記載の文字認識制御装置に
よれば、当該文字向き方向判定手段は、文字列方向が横
であると判定され、かつ行頭方向が左であると判定され
た場合には、上下左右の各文字向き候補のうち、”
左”、若しくは”上”を文字方向と判定し、また、文字
列方向が横であると判定され、かつ行頭方向が右である
と判定された場合には、”右”、若しくは”下”を文字
向方向と判定し、また、文字列方向が縦であると判定さ
れ、かつ行頭方向が上であると判定された場合には、上
下左右の各文字向き候補のうち、”右”、若しくは”
上”を文字方向と判定し、また、文字列方向が縦である
と判定され、かつ行頭方向が下であると判定された場合
には、”左”、若しくは”下”を文字方向と判定する。
従って、請求項1記載の効果に加えて、簡便な方向かつ
高速度で、文字方向を判定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至6を参照しつつ説明する。先ず、構成を説明する。
図1は、本発明が適用される文字認識制御装置の一実施
例のブロック図である。図1において、文字認識制御装
置1は、CPU(中央演算処理装置)2と、入力部3
と、イメージリーダー4と、イメージメモリ5と、文字
方向判定部6と、認識精度メモリ7、表示部8と、文字
認識処理部10と、データメモリ11と、方向メモリ1
2と、及び文字認識辞書13と、から構成されており、
各部はバスライン14を介して互いに接続されている。
【0010】CPU2は、図示しないROMに格納され
ている各種制御プログラムに従って文字認識制御装置の
各部を制御し、各種文字認識処理を実行し、その処理過
程及び処理結果を表示部8に表示させる。また、CPU
2は、入力部3の指示に応じて、図示しないROMに格
納された文書読み込み処理プログラムに従って、後述す
る文書読み込み処理を実行する。
【0011】具体的には、先ず、CPU2は、イメージ
リーダ4に、名刺等の原稿のイメージを読み取らせ、読
み取ったイメージデータをイメージメモリ5に格納す
る。次いで、文字方向判定部6に文字方向判定処理を実
行させ、読み取ったイメージデータから原稿の文字列方
向(行方向若しくは列方向)を判定させると共に、判定
した文字列方向と直交する方向での行頭方向を判定さ
せ、これら判定された文字列方向及び行頭方向に基づい
て、文字方向(文字向き方向)を判定させる。さらに、
文字認識部10に文字認識処理を実行させ、文字方向判
定部6で判定した文字方向に基づいて、読みとったイメ
ージデータについて文字認識処理を実行させ、その認識
したイメージデータ(文字データ)の文字コード及びイ
メージ上の文字の座標位置情報等(各文字コードの文字
ポイントサイズ、行ピッチ、文字間の平均桁ピッチ、上
余白及び左余白の各データ)をデータメモリ11に格納
させる。
【0012】また、CPU2は、データメモリ11に格
納された文字コード及びイメージ上の文字の座標位置情
報等を名刺単位で名刺ファイル9に格納する。入力部3
は、カーソルキー、数字入力キー、文字入力キー及びフ
ァンクションキー等を備え、押下されたキーの押下信号
をCPU2に出力する。
【0013】イメージリーダー4は、例えば、ラインイ
メージセンサを読取対象画面上を所定速度で走査し、1
ライン毎にラインイメージセンサで読み取ってイメージ
データをイメージメモリ5に供給する。イメージメモリ
5は、イメージリーダー4から入力される読取原稿のイ
メージデータを格納するメモリ領域を形成する。
【0014】文字方向判定部6は、CPU2の制御によ
り文字方向判定処理を実行し、先ず、イメージリーダ4
により読み込まれイメージメモリ5に格納されたイメー
ジデータの文字列方向及び行頭方向を判定し、判定され
た文字列方向及び行頭方向に基づいて、各文字方向につ
いて文字認識辞書13を参照することにより文字認識を
実行して、各文字方向について夫々認識精度を算出し、
認識精度の高い文字方向を文字方向として確定する。
【0015】また、文字方向判定部6は、判定した文字
列方向、行頭方向、及び、文字方向は方向メモリ12に
格納すると共に、算出した文字認識精度は、認識精度メ
モリ7に格納する。認識精度メモリ7は、文字方向判定
部6により算出された認識精度の結果を格納するための
メモリエリアを形成する。
【0016】表示部8は、CPU2によって実行される
各種処理の処理過程及び処理結果等を表示する。文字認
識処理部10は、CPU2の制御により文字認識処理を
実行し、文字判定処理部6により判定された文字方向に
基づいて、イメージメモリ5に格納されたイメージデー
タから抽出された文字を認識し、その認識した文字に対
応する文字コードを文字認識辞書から読み出し、文字の
座標位置情報等(文字ポイントサイズ、行ピッチ、文字
間の平均桁ピッチ、上余白及び左余白の各データ)と共
にデータメモリ11に格納する。
【0017】データメモリ11は、文字認識処理部10
により実行される文字認識処理によって認識された文字
の文字コード及び座標位置情報等(文字ポイントサイ
ズ、行ピッチ、文字間の平均桁ピッチ、上余白及び左余
白の各データ)を格納するためもメモリエリアを形成す
る。方向メモリ12は、文字方向判定部6によって判定
されたイメージデータの文字列方向、行頭方向、及び文
字方向等のデータを格納するためのメモリエリアを形成
する。
【0018】文字認識辞書13は、文字コードデータを
格納し、文字方向判定部6により実行される文字方向判
定処理において、文字の認識精度を算出する際及び文字
認識処理部10の文字認識処理の際に利用される。名刺
ファイル9は、文字認識処理部10の文字認識処理の結
果、データメモリ11に格納された文字コード及び座標
位置情報等(文字ポイントサイズ、行ピッチ、文字間の
平均桁ピッチ、上余白及び左余白の各データ)を名刺単
位で格納するためのメモリエリアを形成する。
【0019】次に、動作を説明する。先ず、CPU2に
より実行される文書読み込み処理について図2に示すフ
ローチャートに基づいて、図4及び図5を参照して説明
する。図2は、CPU2により実行される文書読み込み
処理を説明するためのフローチャートである。本実施例
においては、特に、名刺のイメージデータの読み取り処
理について説明する。図2において、先ず、CPU2
は、イメージリーダー4に、名刺のイメージデータを読
み込ませ、読み取ったイメージデータをイメージメモリ
5に格納し(ステップS1)、次いで、文字方向判定部
6に、文字方向判定処理を実行させ、この読み取ったイ
メージデータの文字列方向、行頭方向、及び文字方向を
判定させる(ステップS2)。
【0020】この文字方向判定処理について図3及び図
4に示すフローチャートに基づいて図5及び図6を参照
して詳細に説明する。図3及び図4は、CPU2の制御
によって、文字方向判定部6により実行される文字方向
判定処理を説明するためのフローチャートである。
【0021】図5は、文字方向判定処理の文字列方向及
び行頭方向を判定する行程を説明するための図である。
図6は、文字方向判定処理の文字方向を判定する行程を
説明するための図である。ところで、日本語において
は、縦書きと横書きとがあるので、これら縦書きと横書
きとの区別即ち文字列方向を認識する必要があり、さら
に、原稿の方向により、例えば図6(A)〜(H)に示
す如く8種類の文字方向(文字向き方向)が考えられ
る。
【0022】図3において、先ず、例えば、図5(A)
に示すような名刺のイメージデータがイメージリーダ4
により読み取られて、イメージメモリ5に格納されたイ
メージデータを、図5(B)の如く行ブロックに分割
し、かかる行ブロックの方向即ち文字列方向をイメージ
メモリ5に格納されたイメージデータの文章レイアウト
から判定する(ステップS11)。図5(B)に示され
るように文字列方向(行ブロック方向)が横方向である
場合には、文字列方向を横方向と判定して、ステップS
12に移行する一方、文字列方向が縦方向であると判定
した場合には、図14のステップS31に移行する。
【0023】次いで、ステップS12において、判定さ
れた文字列方向(横方向)と直交する方向での行ブロッ
クの行揃い方向即ち行頭方向が左か右かをイメージデー
タの文章レイアウトから解析し、行の揃う方向を行頭方
向と判定する(ステップS12)。この場合、図5
(B)に示されるように行頭方向が左方向である場合に
は、行頭方向が左方向であると判断してステップS13
に移行する一方、行頭方向が右方向であると判断した場
合にはステップS14に移行する。
【0024】尚、行頭方向が、右方向と左方向に混在す
る場合は、行頭方向の総計が多い側の方向を行頭方向と
確定する。ステップS12において、行頭方向が左方向
であると判断した場合には、例えば、図6(A)、
(B)に示すように、文字方向が”左”の場合と”右”
の場合が考えれる。
【0025】そこで、先ず、ステップ13においては、
文字方向を”上”として文字認識を行い(ステップS1
3)、その認識した文字と、予め文字認識辞書13に格
納されている基準文字との比較(パターンマッチング)
を行い、認識した文字と、かかる基準文字の中で認識し
た文字に最も近似している文字との類似度即ち認識精度
を算出し、得られた認識精度をX1として、認識精度メ
モリ7に格納する(ステップS14)。
【0026】次いで、文字方向を”左”として文字認識
を行い(ステップS15)、その認識した文字と、予め
文字認識辞書13に格納されている基準文字との比較
(パターンマッチング)を行い、認識した文字と、かか
る基準文字の中で認識した文字に最も近似している文字
との類似度即ち認識精度を算出し、得られた認識精度を
X2として、認識精度メモリ7に格納する(ステップS
14)。
【0027】そして、ステップS17では、認識精度メ
モリ7に格納された認識精度X1とX2とを比較して、
認識精度の高い方向を文字方向として確定し(ステップ
S17)、当該文字方向判定処理を終了して、図2のス
テップS3の文字認識処理に移行する。一方、ステップ
S12において、行頭方向が右方向であると判断した場
合には、例えば、図6(C)、(D)に示すように、文
字方向が”右”の場合と”下”の場合が考えれる。
【0028】そこで、先ず、ステップ18においては、
文字方向を”下”として文字認識を行い(ステップS1
8)、その認識した文字と、予め文字認識辞書13に格
納されている基準文字との比較(パターンマッチング)
を行い、認識した文字と、かかる基準文字の中で認識し
た文字に最も近似している文字との類似度即ち認識精度
を算出し、得られた認識精度をX1として、認識精度メ
モリ7に格納する(ステップS19)。
【0029】次いで、文字方向を”右”として文字認識
を行い(ステップS20)、その認識した文字と、予め
文字認識辞書13に格納されている基準文字との比較
(パターンマッチング)を行い、認識した文字と、かか
る基準文字の中で認識した文字に最も近似している文字
との類似度即ち認識精度を算出し、得られた認識精度を
X2として、認識精度メモリ7に格納し(ステップS2
1)、ステップS17に移行する。
【0030】また、ステップS11において、文字列方
向(行ブロック)が縦方向であると判断した場合には、
図4に示すステップS31に移行し、判定された文字列
方向(縦方向)と直交する方向での行頭方向が”上方
向”か”下方向”かをイメージデータの文章レイアウト
から解析し、行の揃う方向を行頭方向と判定し(ステッ
プS31)、行頭方向が上方向であると判定した場合に
はステップS32に移行する一方、行頭方向が下方向で
あると判断した場合にはステップS36に移行する。
【0031】ステップS31において、行頭方向が上方
向であると判断した場合には、例えば、図6(E)、
(F)に示すように、文字方向が”上”の場合と”右”
の場合が考えれる。
【0032】そこで、先ず、ステップ32においては、
文字方向を”上”として文字認識を行い(ステップS3
2)、その認識した文字と、予め文字認識辞書13に格
納されている基準文字との比較(パターンマッチング)
を行い、認識した文字と、かかる基準文字の中で認識し
た文字に最も近似している文字との類似度即ち認識精度
を算出し、得られた認識精度をX1として、認識精度メ
モリ7に格納する(ステップS33)。
【0033】次いで、文字方向を”右”として文字認識
を行い(ステップS34)、その認識した文字と、予め
文字認識辞書13に格納されている基準文字との比較
(パターンマッチング)を行い、認識した文字と、かか
る基準文字の中で認識した文字に最も近似している文字
との類似度即ち認識精度を算出し、得られた認識精度を
X2として、認識精度メモリ7に格納し(ステップS3
4)、図3のステップS17に移行する。
【0034】ステップS31において、行頭方向が下方
向であると判断した場合には、例えば、図6(G)、
(H)に示すように、文字方向が”下”の場合と”左”
の場合が考えれる。
【0035】そこで、先ず、ステップ36においては、
文字方向を”下”として文字認識を行い(ステップS3
6)、その認識した文字と、予め文字認識辞書13に格
納されている基準文字との比較(パターンマッチング)
を行い、認識した文字と、かかる基準文字の中で認識し
た文字に最も近似している文字との類似度即ち認識精度
を算出し、得られた認識精度をX1として、認識精度メ
モリ7に格納する(ステップS37)。
【0036】次いで、文字方向を”左”として文字認識
を行い(ステップS38)、その認識した文字と、予め
文字認識辞書13に格納されている基準文字との比較
(パターンマッチング)を行い、認識した文字と、かか
る基準文字の中で認識した文字に最も近似している文字
との類似度即ち認識精度を算出し、得られた認識精度を
X2として、認識精度メモリ7に格納し(ステップS3
9)、図3のステップS17に移行する。
【0037】そして、図2のステップ3においては、C
PU2は、文字認識処理部10に文字認識処理を実行さ
せ、文字認識処理部10は、図3のステップS17で文
字方向判定部6により確定された文字方向で、原稿から
読み取った原稿イメージ全体に対する文字認識を行う。
具体的には、図3のステップS17で確定した文字方向
に基づいて、イメージメモリ5に格納された原稿イメー
ジデータから抽出された文字を認識し、その認識した文
字と、予め文字認識辞書13に格納されている基準文字
との比較(パターンマッチング)を行い、認識した文字
と、かかる基準文字の中で認識した文字に最も近似して
いる文字の文字コード及びイメージ上の文字の座標位置
情報等をデータメモリ11に格納し(ステップS3)、
ステップS4においては、CPU2は、データメモリ1
1に格納された文字コード及びイメージ上の文字の座標
位置情報等を名刺単位で名刺ファイルに格納し(ステッ
プS4)、当該文書読み込み処理を終了する。
【0038】上記した実施例においては、限定した文字
方向で、原稿イメージ全体の文字認識を行う構成である
故、従来の文字認識制御装置の如き文字単位で、上下左
右の4方向から、それぞれ文字認識を行う方法に比し
て、認識回数が少なくなり、文字認識の処理スピードを
上がり、操作者の作業効率が向上する。また、上記実施
例においては、かかる文字方向を、文字列方向、文字方
向、及び文字認識精度に基づいて判定しているので、簡
便な方法でかつ精度良く、文字方向を判定することがで
きる。
【0039】尚、上記実施例においては、名刺を読み取
る場合を説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、例えば葉書や通常の文書データ等を読み取るこ
とにしても良い。また、上記実施例においては、日本語
を読み取る場合を説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば、英語等を読み取ることにして
も良い。
【0040】また、上記実施例においては、限定した文
字方向で、原稿イメージ全体の文字認識を行うにしてい
るが、原稿イメージの一部を限定した文字方向で文字認
識することにしても良い。また、上記実施例において
は、文字認識処理をパターンマッチングで行っているが
構造解析法で文字認識処理をおこなっても良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の文
字認識制御装置によれば、限定した文字方向で、原稿イ
メージ全体又は一部の文字認識を行う構成である故、認
識回数が少なくなって、文字認識の処理スピードを上が
り、操作者の作業効率が向上させることが可能となる。
【0042】また、請求項2記載の文字認識制御装置に
よれば、文字方向を、文字列方向、文字方向、及び文字
認識精度に基づいて判定しているので、簡便な方法でか
つ精度良く、文字方向を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した文字認識制御装置のブロック
構成図
【図2】図1のCPUにより実行される文書読込み処理
を説明すつためのフローチャート。
【図3】図1の文字方向判定部により実行される文字判
定処理を説明するための第1のフローチャート。
【図4】図1の文字方向判定部により実行される文字判
定処理を説明するための第2のフローチャート。
【図5】図1の文字方向判定部により実行される文字方
向判定処理における文字列方向及び行頭方向を判定する
行程を説明するための図。
【図6】図1の文字方向判定部により実行される文字方
向判定処理における文字方向を判定する行程を説明する
ための図。
【符号の説明】
1 文字認識制御装置 2 CPU 3 入力部 4 イメージリーダー 5 イメージメモリ 6 文字方向判定部 7 認識精度メモリ 8 表示部 9 名刺ファイル 10 文字認識処理部 11 データメモリ 12 方向メモリ 13 文字認識辞書

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿イメージを読み取るイメージ読取り手
    段と、 前記イメージ読取り手段で読取ったイメージから、文字
    列方向を判定する文字列方向判定手段と、 前記イメージ読取り手段で読取ったイメージから、前記
    文字列方向と直交する方向での行頭方向を判定する行頭
    方向判定手段と、 前記文字列方向判定手段及び前記行頭方向判定手段の判
    定結果に基づいて、前記イメージ読取り手段で読取った
    イメージから、文字方向を判定する文字方向判定手段
    と、 前記文字方向判定手段で判定された文字方向に基づい
    て、前記イメージ読取り手段で読取ったイメージに対す
    る文字認識を行う文字認識手段と、 を具備したことを特徴とする文字認識制御装置。
  2. 【請求項2】前記文字方向判定手段は、 前記文字列方向判定手段により文字列方向が横であると
    判定され、かつ前記行頭方向判定手段により行頭方向が
    左であると判定された場合には、 上下左右の各文字向き候補のうち、”左”、若しくは”
    上”を文字方向と判定し、 前記文字列方向判定手段により文字列方向が横であると
    判定され、かつ前記行頭方向判定手段により行頭方向が
    右であると判定された場合には、 上下左右の各文字向き候補のうち、”右”、若しくは”
    下”を文字方向と判定し、 前記文字列方向判定手段により文字列方向が縦であると
    判定され、かつ前記行頭方向判定手段により行頭方向が
    上であると判定された場合には、 上下左右の各文字向き候補のうち、”右”、若しくは”
    上”を文字方向と判定し、 前記文字列方向判定手段により文字列方向が縦であると
    判定され、かつ前記行頭方向判定手段により行頭方向が
    下であると判定された場合には、 上下左右の各文字向き候補のうち、”左”、若しくは”
    下”を文字方向と判定することを特徴とする請求項1記
    載の文字認識制御装置。
JP7216713A 1995-08-01 1995-08-01 文字認識制御装置 Pending JPH0944593A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7216713A JPH0944593A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 文字認識制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7216713A JPH0944593A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 文字認識制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0944593A true JPH0944593A (ja) 1997-02-14

Family

ID=16692759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7216713A Pending JPH0944593A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 文字認識制御装置

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Country Link
JP (1) JPH0944593A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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