JPH093442A - 表面処理剤とその使用方法 - Google Patents
表面処理剤とその使用方法Info
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- JPH093442A JPH093442A JP7152883A JP15288395A JPH093442A JP H093442 A JPH093442 A JP H093442A JP 7152883 A JP7152883 A JP 7152883A JP 15288395 A JP15288395 A JP 15288395A JP H093442 A JPH093442 A JP H093442A
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- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明の表面処理剤は、少なくともクロロシ
リル基を一個有する物質と塩酸と反応する物質と非水系
の液状または固形状媒体とで構成する。あるいは、少な
くともクロロシリル基を一個有する物質と塩酸と反応す
る物質と非水系の液状または固形状媒体とで構成したも
のに研磨剤を含有させておく。使用方法は、あらかじめ
基材表面をよく洗浄した後、少なくともクロルシリル基
を一個有する物質と塩酸と反応する物質と非水系の液状
または固形状媒体を含有する表面処理剤を塗布する、そ
の後室温で基材表面と少なくともクロルシリル基を一個
有する物質とを反応させる。このとき、基材表面に活性
水素が含まれていると前記クロルシリル基と活性水素で
脱塩酸反応が生じ少なくともクロルシリル基を一個有す
る物質がSi原子を介して基材表面に共有結合で固定さ
れる。
リル基を一個有する物質と塩酸と反応する物質と非水系
の液状または固形状媒体とで構成する。あるいは、少な
くともクロロシリル基を一個有する物質と塩酸と反応す
る物質と非水系の液状または固形状媒体とで構成したも
のに研磨剤を含有させておく。使用方法は、あらかじめ
基材表面をよく洗浄した後、少なくともクロルシリル基
を一個有する物質と塩酸と反応する物質と非水系の液状
または固形状媒体を含有する表面処理剤を塗布する、そ
の後室温で基材表面と少なくともクロルシリル基を一個
有する物質とを反応させる。このとき、基材表面に活性
水素が含まれていると前記クロルシリル基と活性水素で
脱塩酸反応が生じ少なくともクロルシリル基を一個有す
る物質がSi原子を介して基材表面に共有結合で固定さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面処理剤及びその使
用方法に関するものである。さらに詳しくは、基材表面
に耐久性が高く極めて薄い撥水撥油性に優れた化学吸着
保護膜膜を形成する方法に関するものである。
用方法に関するものである。さらに詳しくは、基材表面
に耐久性が高く極めて薄い撥水撥油性に優れた化学吸着
保護膜膜を形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のつや出し剤などの表面処理剤は、
固形タイプやエマルジョンタイプがあり、石油系溶剤や
シリコーン、ワックス、低級アルコール混合物に研磨材
を混合したものが主流であった。
固形タイプやエマルジョンタイプがあり、石油系溶剤や
シリコーン、ワックス、低級アルコール混合物に研磨材
を混合したものが主流であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
処理材は、つや性や撥水性に劣るとともに、得られた保
護膜は単に基材表面に塗布されているだけであり、耐久
性や堅牢性も十分ではなく、さらに撥油性のあるものは
殆ど無かった。
処理材は、つや性や撥水性に劣るとともに、得られた保
護膜は単に基材表面に塗布されているだけであり、耐久
性や堅牢性も十分ではなく、さらに撥油性のあるものは
殆ど無かった。
【0004】以上述べてきた従来の欠点に鑑み、本願発
明は、単につや性や撥水性に優れるのみでなく、保護膜
が単に基材表面に塗布されているだけではなく、基材表
面と化学結合していて耐久性や堅牢性が高く、さらに撥
油性のある保護膜を形成することを目的とした表面処理
剤及びその使用方法を提供するものである。
明は、単につや性や撥水性に優れるのみでなく、保護膜
が単に基材表面に塗布されているだけではなく、基材表
面と化学結合していて耐久性や堅牢性が高く、さらに撥
油性のある保護膜を形成することを目的とした表面処理
剤及びその使用方法を提供するものである。
【0005】さらには、このことによりフロロカーボン
系ポリマー膜を基材と密着性よく且つ薄く形成して、ホ
ットプレートや炊飯器などの電化製品や自動車、産業機
器、あるいはガラスや鏡、眼鏡レンズ、インテリア用
品、アパレル商品等の耐熱性、耐候性、耐摩耗性コーテ
ィングを必要とする基材の性能を向上させることにあ
る。
系ポリマー膜を基材と密着性よく且つ薄く形成して、ホ
ットプレートや炊飯器などの電化製品や自動車、産業機
器、あるいはガラスや鏡、眼鏡レンズ、インテリア用
品、アパレル商品等の耐熱性、耐候性、耐摩耗性コーテ
ィングを必要とする基材の性能を向上させることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の表面処理剤は、少なくともクロロシリル基
を一個有する物質と塩酸と反応する物質と非水系の液状
または固形状媒体を主剤として構成する。
め、本発明の表面処理剤は、少なくともクロロシリル基
を一個有する物質と塩酸と反応する物質と非水系の液状
または固形状媒体を主剤として構成する。
【0007】あるいは、少なくともクロロシリル基を一
個有する物質と塩酸と反応する物質と非水系の液状また
は固形状媒体とで構成したものに研磨剤を含有させてお
く。
個有する物質と塩酸と反応する物質と非水系の液状また
は固形状媒体とで構成したものに研磨剤を含有させてお
く。
【0008】使用方法は、あらかじめ基材表面をよく洗
浄した後、少なくともクロルシリル基を一個有する物質
と塩酸と反応する物質と非水系の液状または固形状媒体
を含有する表面処理剤を塗布する、その後室温で基材表
面と少なくともクロルシリル基を一個有する物質とを反
応させる。このとき、基材表面に活性水素が含まれてい
ると前記クロルシリル基と活性水素で脱塩酸反応が生じ
少なくともクロルシリル基を一個有する物質がSi原子
を介して基材表面に共有結合で固定される。なおこのと
き、脱塩酸反応により発生する塩酸ガスは、塩酸と反応
する物質を添加しておくことによりとラップすることが
できる。さらに、非水系の液状または固形状媒体は、基
材表面の活性水素とクロロシリル基との脱塩酸反応を妨
げる空気中の水分により、表面処理剤と基材との界面
部、即ち基材表面部での反応が妨げられないように保護
する機能がある。その後、余分の表面処理剤をふきとる
か洗剤と水で洗い流す。この一連の処理により、少なく
ともクロルシリル基を一個有する物質がSi原子を介し
て基材表面に共有結合で固定されたポリマ−状の超薄膜
が基材表面に形成できる。
浄した後、少なくともクロルシリル基を一個有する物質
と塩酸と反応する物質と非水系の液状または固形状媒体
を含有する表面処理剤を塗布する、その後室温で基材表
面と少なくともクロルシリル基を一個有する物質とを反
応させる。このとき、基材表面に活性水素が含まれてい
ると前記クロルシリル基と活性水素で脱塩酸反応が生じ
少なくともクロルシリル基を一個有する物質がSi原子
を介して基材表面に共有結合で固定される。なおこのと
き、脱塩酸反応により発生する塩酸ガスは、塩酸と反応
する物質を添加しておくことによりとラップすることが
できる。さらに、非水系の液状または固形状媒体は、基
材表面の活性水素とクロロシリル基との脱塩酸反応を妨
げる空気中の水分により、表面処理剤と基材との界面
部、即ち基材表面部での反応が妨げられないように保護
する機能がある。その後、余分の表面処理剤をふきとる
か洗剤と水で洗い流す。この一連の処理により、少なく
ともクロルシリル基を一個有する物質がSi原子を介し
て基材表面に共有結合で固定されたポリマ−状の超薄膜
が基材表面に形成できる。
【0009】このとき、少なくともクロロシリル基を一
個有する物質にフッ化炭素基を含ませておくと、基材表
面に強固な撥水撥油性の高いフロロカーボン系の化学吸
着ポリマー膜を形成できるので撥水撥油性を付与しよう
とする場合には都合がよい。
個有する物質にフッ化炭素基を含ませておくと、基材表
面に強固な撥水撥油性の高いフロロカーボン系の化学吸
着ポリマー膜を形成できるので撥水撥油性を付与しよう
とする場合には都合がよい。
【0010】少なくともクロロシリル基を一個有する物
質として、CF3 −(CF2 )n −(R)m −SiXp
Cl3-p (nは0または整数、Rはアルキル基、ビニル
基、エチニル基、、アリール基、シリコン若しくは酸素
原子を含む置換基、mは0又は1、XはH,アルキル
基,アルコキシル基,含フッ素アルキル基又は含フッ素
アルコキシ基の置換基、pは0、1または2)を用いる
と好都合である。
質として、CF3 −(CF2 )n −(R)m −SiXp
Cl3-p (nは0または整数、Rはアルキル基、ビニル
基、エチニル基、、アリール基、シリコン若しくは酸素
原子を含む置換基、mは0又は1、XはH,アルキル
基,アルコキシル基,含フッ素アルキル基又は含フッ素
アルコキシ基の置換基、pは0、1または2)を用いる
と好都合である。
【0011】また、液状または固形状媒体の粘度が10
00cps以上であると塗布時に処理液の流れが少なく
取扱いが便利である。さらに、液状または固形状媒体が
沸点が摂氏100度以上のものと沸点が摂氏100〜2
00度のものの混合物であれば、塗布後低沸点成分が速
やかに蒸発し塗膜が硬化するので除去が極めて容易にな
る。
00cps以上であると塗布時に処理液の流れが少なく
取扱いが便利である。さらに、液状または固形状媒体が
沸点が摂氏100度以上のものと沸点が摂氏100〜2
00度のものの混合物であれば、塗布後低沸点成分が速
やかに蒸発し塗膜が硬化するので除去が極めて容易にな
る。
【0012】さらにまた、研磨剤として10ミクロン以
下のアルミナ、炭化珪素、炭化ホウ素、酸化クロム、酸
化鉄、人造ダイヤまたはシリカ微粒子を入れておくと、
塗布時基材表面の光沢を損なうことなくかつ基材表面が
きわめて少量除去され清浄面と直接少なくともクロロシ
リル基を一個有する物質とを反応できるので都合がよ
い。
下のアルミナ、炭化珪素、炭化ホウ素、酸化クロム、酸
化鉄、人造ダイヤまたはシリカ微粒子を入れておくと、
塗布時基材表面の光沢を損なうことなくかつ基材表面が
きわめて少量除去され清浄面と直接少なくともクロロシ
リル基を一個有する物質とを反応できるので都合がよ
い。
【0013】また、塩酸と反応する物質としては、弱酸
と強アルカリの塩である炭酸塩やカルボン酸塩、リン酸
塩等が好都合である。
と強アルカリの塩である炭酸塩やカルボン酸塩、リン酸
塩等が好都合である。
【0014】さらに、基材は、表面に活性水素が含まれ
ているものなら金属、セラミックス、ガラス、プラスチ
ック、紙、繊維、皮革等に適用できる。なお、表面に活
性水素を含まないプラスチックや繊維の場合は、予め表
面を酸素を含むプラズマまたはコロナ雰囲気で処理して
親水性化しておけばよい。
ているものなら金属、セラミックス、ガラス、プラスチ
ック、紙、繊維、皮革等に適用できる。なお、表面に活
性水素を含まないプラスチックや繊維の場合は、予め表
面を酸素を含むプラズマまたはコロナ雰囲気で処理して
親水性化しておけばよい。
【0015】
【作用】前記本発明の表面処理剤を用いて前記処理方法
を行なえば、任意の基材表面に共有結合で固定(化学吸
着)されるため極めて薄い撥水撥油性、耐久性に優れた
保護膜を塩酸ガスに曝されることなく安全に極めて容易
に形成できる作用がある。
を行なえば、任意の基材表面に共有結合で固定(化学吸
着)されるため極めて薄い撥水撥油性、耐久性に優れた
保護膜を塩酸ガスに曝されることなく安全に極めて容易
に形成できる作用がある。
【0016】
【実施例】本発明の表面処理剤は、少なくともクロロシ
リル基を一個有する物質と塩酸と反応する物質とそれを
分散させる非水系の液状または固形状媒体を主成分とす
る。
リル基を一個有する物質と塩酸と反応する物質とそれを
分散させる非水系の液状または固形状媒体を主成分とす
る。
【0017】あるいは、少なくともクロロシリル基を一
個有する物質と塩酸と反応する物質と非水系の液状また
は固形状媒体を主成分とし、さらに研磨剤を分散させて
おく。
個有する物質と塩酸と反応する物質と非水系の液状また
は固形状媒体を主成分とし、さらに研磨剤を分散させて
おく。
【0018】少なくともクロロシリル基を一個有する物
質としては、たとえば次のような炭化水素系分子が使用
できる。 CH3 −(CH2 )r SiXp Cl3-p ,CH3 (CH
2 )s O(CH2 )t SiXp Cl3-p ,CH3 (CH
2 )u −Si(CH3 )2 (CH2 )v −SiXp Cl
3-p ,CF3 COO(CH2 )w SiXp Cl3-p(こ
こで、好ましい範囲してrは1〜25、sは0〜12、
tは1〜20、uは0〜12、vは1〜20、wは1〜
25を示す。) CF3 −(CF2 )n −(R)m −SiXp Cl3-p
(ここで、nは0または整数、Rはアルキル基、ビニル
基、エチニル基、、アリール基、シリコン若しくは酸素
原子を含む置換基、mは0又は1、XはH,アルキル
基,アルコキシル基,含フッ素アルキル基又は含フッ素
アルコキシ基の置換基、pは0、1または2) 前記試薬に加えて、さらに下記の具体的分子を挙げる。 CH3 CH2 O(CH2 )15SiCl3 ,CH3 (CH
2 )2 Si(CH3 )2 (CH2 )15SiCl3 ,CH
3 (CH2 )6 Si(CH3 )2 (CH2 )9 SiCl
3 ,CH3 COO(CH2 )15SiCl3 CF3(CF2 )7 −(CH2)2 −SiCl3 CF3(CF2 )5 −(CH2)2 −SiCl3 CF3(CF2 )7 −C6H6 −SiCl3 この発明の表面処理剤におけるクロロシリル基を少なく
とも一個有する物質の好ましい含有量は、1〜30%で
ある。
質としては、たとえば次のような炭化水素系分子が使用
できる。 CH3 −(CH2 )r SiXp Cl3-p ,CH3 (CH
2 )s O(CH2 )t SiXp Cl3-p ,CH3 (CH
2 )u −Si(CH3 )2 (CH2 )v −SiXp Cl
3-p ,CF3 COO(CH2 )w SiXp Cl3-p(こ
こで、好ましい範囲してrは1〜25、sは0〜12、
tは1〜20、uは0〜12、vは1〜20、wは1〜
25を示す。) CF3 −(CF2 )n −(R)m −SiXp Cl3-p
(ここで、nは0または整数、Rはアルキル基、ビニル
基、エチニル基、、アリール基、シリコン若しくは酸素
原子を含む置換基、mは0又は1、XはH,アルキル
基,アルコキシル基,含フッ素アルキル基又は含フッ素
アルコキシ基の置換基、pは0、1または2) 前記試薬に加えて、さらに下記の具体的分子を挙げる。 CH3 CH2 O(CH2 )15SiCl3 ,CH3 (CH
2 )2 Si(CH3 )2 (CH2 )15SiCl3 ,CH
3 (CH2 )6 Si(CH3 )2 (CH2 )9 SiCl
3 ,CH3 COO(CH2 )15SiCl3 CF3(CF2 )7 −(CH2)2 −SiCl3 CF3(CF2 )5 −(CH2)2 −SiCl3 CF3(CF2 )7 −C6H6 −SiCl3 この発明の表面処理剤におけるクロロシリル基を少なく
とも一個有する物質の好ましい含有量は、1〜30%で
ある。
【0019】一方、塩酸と反応する物質としては、弱酸
と強アルカリの塩例えばCaCO3、Na2CO3などの
炭酸塩やCH3COOK、C6H5COONaなどのカル
ボンサン塩、MgHPO4、K3PO4などのリン酸塩が
好都合である。好ましい添加量は1〜30%である。
と強アルカリの塩例えばCaCO3、Na2CO3などの
炭酸塩やCH3COOK、C6H5COONaなどのカル
ボンサン塩、MgHPO4、K3PO4などのリン酸塩が
好都合である。好ましい添加量は1〜30%である。
【0020】また、液状または固形状媒体としては非水
系の溶剤であれば何でも使用できるが、石油系の溶剤
や、シリコーン、パラフィン系ワックス等が格安で使用
できる。具体的には、石油ナフサ、ソルベントナフサ、
石油エーテル、石油ベンジン、イソパラフィン、ノルマ
ルパラフィン、デカリン、工業ガソリン、灯油、リグロ
イン、ジメチルシリコーン、フェニルシリコーン、アル
キル変性シリコーン、ポリエーテルシリコーン、パラフ
ィンワックス、マイクロクリスタルワックス、ポリエチ
レンワックスエステルワックス、酸化ワックス、石油ロ
ウ等を挙げることができる。これらは1種単独で用いて
も良いし、2種以上を組み合わせてもよい。この発明に
おける液状または固形状媒体の好ましい含有量は、50
〜90%である。
系の溶剤であれば何でも使用できるが、石油系の溶剤
や、シリコーン、パラフィン系ワックス等が格安で使用
できる。具体的には、石油ナフサ、ソルベントナフサ、
石油エーテル、石油ベンジン、イソパラフィン、ノルマ
ルパラフィン、デカリン、工業ガソリン、灯油、リグロ
イン、ジメチルシリコーン、フェニルシリコーン、アル
キル変性シリコーン、ポリエーテルシリコーン、パラフ
ィンワックス、マイクロクリスタルワックス、ポリエチ
レンワックスエステルワックス、酸化ワックス、石油ロ
ウ等を挙げることができる。これらは1種単独で用いて
も良いし、2種以上を組み合わせてもよい。この発明に
おける液状または固形状媒体の好ましい含有量は、50
〜90%である。
【0021】粘度は、調整後1000cps以上である
と塗布時に処理液の流れが少なく取扱いが便利である
が、あまり堅すぎても使用しづらい。さらに、液状また
は固形状媒体の沸点が摂氏200度以上のものと沸点が
摂氏100〜200度のものの混合物であれば、塗布後
低沸点成分が速やかに蒸発し塗膜が硬化するので拭き取
りによる除去が極めて容易になる。
と塗布時に処理液の流れが少なく取扱いが便利である
が、あまり堅すぎても使用しづらい。さらに、液状また
は固形状媒体の沸点が摂氏200度以上のものと沸点が
摂氏100〜200度のものの混合物であれば、塗布後
低沸点成分が速やかに蒸発し塗膜が硬化するので拭き取
りによる除去が極めて容易になる。
【0022】さらにまた、研磨剤として数ミクロン程度
のアルミナ、炭化珪素炭化ホウ素、酸化クロム、酸化
鉄、人造ダイヤまたはシリカ微粒子を入れておくと、塗
布時基材表面がきわめて少量切削され清浄面と直接少な
くともクロロシリル基を一個有する物質とを反応できる
ので都合がよい。この発明における研磨剤の好ましい含
有量は、1〜10%である。
のアルミナ、炭化珪素炭化ホウ素、酸化クロム、酸化
鉄、人造ダイヤまたはシリカ微粒子を入れておくと、塗
布時基材表面がきわめて少量切削され清浄面と直接少な
くともクロロシリル基を一個有する物質とを反応できる
ので都合がよい。この発明における研磨剤の好ましい含
有量は、1〜10%である。
【0023】使用方法は、あらかじめ基材表面をよく洗
浄した後、少なくともクロルシリル基を一個有する物質
と塩酸と反応する物質と非水系の液状または固形状媒体
を含有する表面処理剤を塗布する、その後室温で基材表
面と少なくともクロルシリル基を一個有する物質とを反
応させる。好ましくは20〜30分。このとき、基材表
面に活性水素が含まれていると前記クロルシリル基と活
性水素で脱塩酸反応が生じ少なくともクロルシリル基を
一個有する物質がSi原子を介して基材表面に共有結合
で固定される。なお、脱塩酸反応により発生する塩酸ガ
スは、添加されている塩酸と反応する物質で中和されて
トラップされる。その後、余分の表面処理剤をふきとる
か洗剤と水で洗い流す。このとき、少なくともクロルシ
リル基を一個有する物質は空気中の水分とも反応する
が、非水系の液状または固形状媒体は、基材表面の活性
水素とクロロシリル基との脱塩酸反応を妨げる空気中の
水分により、表面処理剤と基材との界面部、即ち基材表
面部での反応が妨げられないように保護する機能があ
る。
浄した後、少なくともクロルシリル基を一個有する物質
と塩酸と反応する物質と非水系の液状または固形状媒体
を含有する表面処理剤を塗布する、その後室温で基材表
面と少なくともクロルシリル基を一個有する物質とを反
応させる。好ましくは20〜30分。このとき、基材表
面に活性水素が含まれていると前記クロルシリル基と活
性水素で脱塩酸反応が生じ少なくともクロルシリル基を
一個有する物質がSi原子を介して基材表面に共有結合
で固定される。なお、脱塩酸反応により発生する塩酸ガ
スは、添加されている塩酸と反応する物質で中和されて
トラップされる。その後、余分の表面処理剤をふきとる
か洗剤と水で洗い流す。このとき、少なくともクロルシ
リル基を一個有する物質は空気中の水分とも反応する
が、非水系の液状または固形状媒体は、基材表面の活性
水素とクロロシリル基との脱塩酸反応を妨げる空気中の
水分により、表面処理剤と基材との界面部、即ち基材表
面部での反応が妨げられないように保護する機能があ
る。
【0024】従って、この処理により、少なくともクロ
ルシリル基を一個有する物質がSi原子を介して基材表
面に共有結合で固定された超薄膜が基材表面に形成でき
る。
ルシリル基を一個有する物質がSi原子を介して基材表
面に共有結合で固定された超薄膜が基材表面に形成でき
る。
【0025】本発明に使用できる基材としては、表面に
水酸基(−OH)を持つ基材、例えばAl、Cu若しく
はステンレス等の金属、ガラス、セラミックス、紙、繊
維、皮革その他親水性基材が挙げられる。なお、プラス
チックの様な表面に水酸基を持たない物質であれば、予
め表面を酸素を含むプラズマ雰囲気中で、例えば100
Wで20分処理若しくはコロナ処理して親水性化即ち表
面に水酸基を導入しておけばよい。もっとも、ポリアミ
ド樹脂やポリウレタン樹脂の場合は、表面にイミノ基
(−NH)が存在しており、このイミノ基(−NH)の
水素と化学吸着剤のクロロシリル基(−SiCl)とが
脱塩化水素反応し、シロキサン結合(−SiO−)を形
成するのでとくに表面処理を必要としない。
水酸基(−OH)を持つ基材、例えばAl、Cu若しく
はステンレス等の金属、ガラス、セラミックス、紙、繊
維、皮革その他親水性基材が挙げられる。なお、プラス
チックの様な表面に水酸基を持たない物質であれば、予
め表面を酸素を含むプラズマ雰囲気中で、例えば100
Wで20分処理若しくはコロナ処理して親水性化即ち表
面に水酸基を導入しておけばよい。もっとも、ポリアミ
ド樹脂やポリウレタン樹脂の場合は、表面にイミノ基
(−NH)が存在しており、このイミノ基(−NH)の
水素と化学吸着剤のクロロシリル基(−SiCl)とが
脱塩化水素反応し、シロキサン結合(−SiO−)を形
成するのでとくに表面処理を必要としない。
【0026】なお、本発明は下記の様な用途に広く適用
できる。 (a)基材の例;基材が金属、セラミックス、ガラス、
またはプラスチック、木材、石材からなる材料に適用で
きる。表面は塗料などで塗装されていても良い。 (b)刃物の例:包丁、鋏、ナイフ、カッター、彫刻
刀、剃刀、バリカン、鋸、カンナ、ノミ、錐、千枚通
し、バイト、ドリルの刃、ミキサーの刃、ジュ−サ−の
刃、製粉機の刃、芝刈り機の刃、パンチ、押切り、ホッ
チキスの刃、缶切りの刃、または手術用メス等。 (c)針の例:鍼術用の針、縫い針、ミシン針、畳針、
注射針、手術用針、安全ピン等。 (d)窯業製品の例:陶磁器製、ガラス製、セラミック
ス製またはほうろうを含む製品等。例えば衛生陶磁器
(例えば便器、洗面器、風呂等)、食器(例えば、茶
碗、皿、どんぶり、湯呑、コップ、瓶、コーヒー沸かし
容器、鍋、すり鉢、カップ等)、花器(水盤、植木鉢、
一輪差し等)、水槽(養殖用水槽、鑑賞用水槽等)、化
学実験器具(ビーカー、反応容器、試験管、フラスコ、
シャーレ、冷却管、撹拌棒、スターラー、乳鉢、バッ
ト、注射器)、瓦、タイル、ほうろう製食器、ほうろう
製洗面器、ほうろう製鍋。 (e)鏡の例:手鏡、姿見鏡、浴室用鏡、洗面所用鏡、
自動車用鏡(バックミラー、サイドミラー)、ハーフミ
ラー、ショーウィンドー用鏡、デパートの商品売り場の
鏡等。 (f)成形用部材の例:プレス成形用金型、注型成形用
金型、射出成形用金型、トランスファー成形用金型、真
空成形用金型、吹き込み成形用金型、押し出し成形用ダ
イ、インフレーション成形用口金、繊維紡糸用口金、カ
レンダー加工用ロールなど。 (g)装飾品の例:時計、宝石、真珠、サファイア、ル
ビー、エメラルド、ガーネット、キャッツアイ、ダイヤ
モンド、トパーズ、ブラッドストーン、アクアマリン、
サードニックス、トルコ石、瑪瑙、大理石、アメジス
ト、カメオ、オパール、水晶、ガラス、指輪、腕輪、ブ
ローチ、ネクタイピン、イヤリング、ネックレス、貴金
属装飾製品、白金、金、銀、銅、アルミ、チタン、錫あ
るいはそれらの合金やステンレス製、メガネフレーム
等。 (h)食品成形用型の例:ケーキ焼成用型、クッキー焼
成用型、パン焼成用型、チョコレート成形用型、ゼリー
成形用型、アイスクリーム成形用型、オーブン皿、製氷
皿等。 (i)調理器具の例:鍋、釜、やかん、ポット、フライ
パン、ホットプレート、焼き物調理用網、油切り、タコ
焼きプレート等。 (j)紙の例:グラビア紙、撥水撥油紙、ポスター紙、
高級パンフレット紙等 (k)樹脂の例:ポリプロピレン、ポリエチレン等のポ
リオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエス
テル、アラミド、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリエ
ーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、フェノー
ル樹脂、フラン樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン、ケイ素樹脂、ABS樹脂、メタクリル樹脂、
アクリル酸エステル樹脂、ポリアセタール、ポリフェン
レンオキサイド等 (l)家庭電化製品の例:テレビジョン、ラジオ、テー
プレコーダー、オーディオ、CD、冷凍関係機器の冷蔵
庫、冷凍庫、エアコン、ジューサー、ミキサー、扇風機
の羽根、照明器具、文字盤、パーマ用ドライヤー等。 (m)スポーツ用品の例:スキー、釣竿、棒高跳び用の
ポール、ボート、ヨット、ジェットスキー、サーフボー
ド、ゴルフボール、ボーリングのボール、釣糸、魚網、
釣り浮き等。 (n)乗り物部品に適用する例: (1)ABS樹脂:ランプカバー、インストルメントパネ
ル、内装部品、オートバイのプロテクター (2)セルロースプラスチック:自動車のマーク、ハンド
ル (3)FRP(繊維強化樹脂):外板バンパー、エンジン
カバー (4)フェノール樹脂:ブレーキ (5)ポリアセタール:ワイパーギヤ、ガスバルブ、キャ
ブレター部品 (6)ポリアミド:ラジエータファン (7)ポリアリレート:方向指示レンズ、計器板レンズ、
リレーハウジング (8)ポリブチレンテレフタレート:リヤエンド、フロン
トフェンダ (9)ポリアミノビスマレイミド:エンジン部品、ギヤボ
ックス、ホイール、サスペンジョンドライブシステム (10)メタクリル樹脂はランプカバーレンズ、計器板とカ
バー、センターマーク (11)ポリプロピレンはバンパー (12)ポリフェニレンオキシド:ラジエーターグリル、ホ
イールキャップ (13)ポリウレタン:バンパー、フェンダー、インストル
メントパネル、ファン (14)不飽和ポリエステル樹脂:ボディ、燃料タンク、ヒ
ーターハウジング、計器板 (o)事務用品の例:万年筆、ボールペン、シャ−プペ
ンシル、筆入れ、バインダー、机、椅子、本棚、ラッ
ク、電話台、物差し、製図用具等。 (p)建材の例:屋根材、外壁材、内装材。屋根材とし
て窯瓦、スレート瓦、トタン(亜鉛メッキ鉄板)など。
外壁材としては木材(加工木材を含む)、モルタル、コ
ンクリート、窯業系サイジング、金属系サイジング、レ
ンガ、石材、プラスチック材料、アルミ等の金属材料な
ど。内装材としては木材(加工木材を含む)、アルミ等
の金属材料、プラスチック材料、紙、繊維など。 (q)石材の例:花コウ岩、大理石、みかげ石等。たと
えば建築物、建築材、芸術品、置物、風呂、墓石、記念
碑、門柱、石垣、歩道の敷石など。 (r)楽器および音響機器の例:打楽器、弦楽器、鍵盤
楽器、木管楽器、金管楽器などの楽器、およびマイクロ
ホン、スピーカなどの音響機器等。具体的には、ドラ
ム、シンバル、バイオリン、チェロ、ギター、琴、ピア
ノ、フルート、クラリネット、尺八、ホルンなどの打楽
器、弦楽器、鍵盤楽器、木管楽器、金管楽器などの楽
器、およびマイクロホン、スピーカ、イヤホーンなどの
音響機器。 (s)その他、魔法瓶、真空系機器、電力送電用碍子ま
たはスパークプラグ等の撥水撥油防汚効果の高い高耐電
圧性絶縁碍子等。
できる。 (a)基材の例;基材が金属、セラミックス、ガラス、
またはプラスチック、木材、石材からなる材料に適用で
きる。表面は塗料などで塗装されていても良い。 (b)刃物の例:包丁、鋏、ナイフ、カッター、彫刻
刀、剃刀、バリカン、鋸、カンナ、ノミ、錐、千枚通
し、バイト、ドリルの刃、ミキサーの刃、ジュ−サ−の
刃、製粉機の刃、芝刈り機の刃、パンチ、押切り、ホッ
チキスの刃、缶切りの刃、または手術用メス等。 (c)針の例:鍼術用の針、縫い針、ミシン針、畳針、
注射針、手術用針、安全ピン等。 (d)窯業製品の例:陶磁器製、ガラス製、セラミック
ス製またはほうろうを含む製品等。例えば衛生陶磁器
(例えば便器、洗面器、風呂等)、食器(例えば、茶
碗、皿、どんぶり、湯呑、コップ、瓶、コーヒー沸かし
容器、鍋、すり鉢、カップ等)、花器(水盤、植木鉢、
一輪差し等)、水槽(養殖用水槽、鑑賞用水槽等)、化
学実験器具(ビーカー、反応容器、試験管、フラスコ、
シャーレ、冷却管、撹拌棒、スターラー、乳鉢、バッ
ト、注射器)、瓦、タイル、ほうろう製食器、ほうろう
製洗面器、ほうろう製鍋。 (e)鏡の例:手鏡、姿見鏡、浴室用鏡、洗面所用鏡、
自動車用鏡(バックミラー、サイドミラー)、ハーフミ
ラー、ショーウィンドー用鏡、デパートの商品売り場の
鏡等。 (f)成形用部材の例:プレス成形用金型、注型成形用
金型、射出成形用金型、トランスファー成形用金型、真
空成形用金型、吹き込み成形用金型、押し出し成形用ダ
イ、インフレーション成形用口金、繊維紡糸用口金、カ
レンダー加工用ロールなど。 (g)装飾品の例:時計、宝石、真珠、サファイア、ル
ビー、エメラルド、ガーネット、キャッツアイ、ダイヤ
モンド、トパーズ、ブラッドストーン、アクアマリン、
サードニックス、トルコ石、瑪瑙、大理石、アメジス
ト、カメオ、オパール、水晶、ガラス、指輪、腕輪、ブ
ローチ、ネクタイピン、イヤリング、ネックレス、貴金
属装飾製品、白金、金、銀、銅、アルミ、チタン、錫あ
るいはそれらの合金やステンレス製、メガネフレーム
等。 (h)食品成形用型の例:ケーキ焼成用型、クッキー焼
成用型、パン焼成用型、チョコレート成形用型、ゼリー
成形用型、アイスクリーム成形用型、オーブン皿、製氷
皿等。 (i)調理器具の例:鍋、釜、やかん、ポット、フライ
パン、ホットプレート、焼き物調理用網、油切り、タコ
焼きプレート等。 (j)紙の例:グラビア紙、撥水撥油紙、ポスター紙、
高級パンフレット紙等 (k)樹脂の例:ポリプロピレン、ポリエチレン等のポ
リオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエス
テル、アラミド、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリエ
ーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、フェノー
ル樹脂、フラン樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン、ケイ素樹脂、ABS樹脂、メタクリル樹脂、
アクリル酸エステル樹脂、ポリアセタール、ポリフェン
レンオキサイド等 (l)家庭電化製品の例:テレビジョン、ラジオ、テー
プレコーダー、オーディオ、CD、冷凍関係機器の冷蔵
庫、冷凍庫、エアコン、ジューサー、ミキサー、扇風機
の羽根、照明器具、文字盤、パーマ用ドライヤー等。 (m)スポーツ用品の例:スキー、釣竿、棒高跳び用の
ポール、ボート、ヨット、ジェットスキー、サーフボー
ド、ゴルフボール、ボーリングのボール、釣糸、魚網、
釣り浮き等。 (n)乗り物部品に適用する例: (1)ABS樹脂:ランプカバー、インストルメントパネ
ル、内装部品、オートバイのプロテクター (2)セルロースプラスチック:自動車のマーク、ハンド
ル (3)FRP(繊維強化樹脂):外板バンパー、エンジン
カバー (4)フェノール樹脂:ブレーキ (5)ポリアセタール:ワイパーギヤ、ガスバルブ、キャ
ブレター部品 (6)ポリアミド:ラジエータファン (7)ポリアリレート:方向指示レンズ、計器板レンズ、
リレーハウジング (8)ポリブチレンテレフタレート:リヤエンド、フロン
トフェンダ (9)ポリアミノビスマレイミド:エンジン部品、ギヤボ
ックス、ホイール、サスペンジョンドライブシステム (10)メタクリル樹脂はランプカバーレンズ、計器板とカ
バー、センターマーク (11)ポリプロピレンはバンパー (12)ポリフェニレンオキシド:ラジエーターグリル、ホ
イールキャップ (13)ポリウレタン:バンパー、フェンダー、インストル
メントパネル、ファン (14)不飽和ポリエステル樹脂:ボディ、燃料タンク、ヒ
ーターハウジング、計器板 (o)事務用品の例:万年筆、ボールペン、シャ−プペ
ンシル、筆入れ、バインダー、机、椅子、本棚、ラッ
ク、電話台、物差し、製図用具等。 (p)建材の例:屋根材、外壁材、内装材。屋根材とし
て窯瓦、スレート瓦、トタン(亜鉛メッキ鉄板)など。
外壁材としては木材(加工木材を含む)、モルタル、コ
ンクリート、窯業系サイジング、金属系サイジング、レ
ンガ、石材、プラスチック材料、アルミ等の金属材料な
ど。内装材としては木材(加工木材を含む)、アルミ等
の金属材料、プラスチック材料、紙、繊維など。 (q)石材の例:花コウ岩、大理石、みかげ石等。たと
えば建築物、建築材、芸術品、置物、風呂、墓石、記念
碑、門柱、石垣、歩道の敷石など。 (r)楽器および音響機器の例:打楽器、弦楽器、鍵盤
楽器、木管楽器、金管楽器などの楽器、およびマイクロ
ホン、スピーカなどの音響機器等。具体的には、ドラ
ム、シンバル、バイオリン、チェロ、ギター、琴、ピア
ノ、フルート、クラリネット、尺八、ホルンなどの打楽
器、弦楽器、鍵盤楽器、木管楽器、金管楽器などの楽
器、およびマイクロホン、スピーカ、イヤホーンなどの
音響機器。 (s)その他、魔法瓶、真空系機器、電力送電用碍子ま
たはスパークプラグ等の撥水撥油防汚効果の高い高耐電
圧性絶縁碍子等。
【0027】以下に実施例と模式図である図1を用いて
順に説明する。なお以下の実施例においては、とくに記
載していない限り%は重量%を意味する。
順に説明する。なお以下の実施例においては、とくに記
載していない限り%は重量%を意味する。
【0028】(実施例1) 表面処理剤の調整 石油系溶剤として n−パラフィン(bp.240℃) 20g シリコーンとして シリコーンオイル(信越化学工業KF−96、1000cps) 15g パラフィン系ワックスとして パラフィン(関東化学 mp94〜96℃) 20g 少なくともクロロシリル基を一個有する物質として ヘプタデカフルオロデシルトリクロロシラン (CF3(CF2 )7 −(CH2)2 −SiCl3) 8g 塩酸と反応する物質として CaCO3 16g アルファアルミナ(1ミクロン) 5g を三角フラスコに入れて混合し、100度に加熱しなが
ら撹拌し懸濁液を得た。この液体は、室温まで冷却する
と、固形状のやわらかいワックス状の表面処理材となっ
た。
ら撹拌し懸濁液を得た。この液体は、室温まで冷却する
と、固形状のやわらかいワックス状の表面処理材となっ
た。
【0029】このようにして得られた表面処理剤を用い
て下記に示すような処理を行ない撥水撥油性や耐久性を
評価した。
て下記に示すような処理を行ない撥水撥油性や耐久性を
評価した。
【0030】表面処理基材として、自動車の窓ガラス1
を用いた(第1図)。このガラス1の表面には活性水素
を含むOH基2が多量に含まれている。そこで、前記の
ように調整した表面処理剤をスポンジを用いてガラス表
面にこすり付けるように塗布する。その後40〜50分
放置するとするとnーパラフィンが蒸発して、白色の塗
膜が形成された。このとき、塗膜と基材表面では、たと
えシリコンオイルやパラフィンが存在しても、ある確率
で第1図(b)に示したようにヘプタデカフルオロデシ
ルトリクロロシランのクロロシリル基と基材表面のOH
基が出会う。このとき、基材表面のOH基の活性水素と
前記ヘプタデカフルオロデシルトリクロロシランのクロ
ルシリル基とが脱塩酸反応してがヘプタデカフルオロデ
シルトリクロロシラン分子がSiO結合を介して基材表
面に化学吸着して共有結合で固定される。その後、余分
の表面処理剤を雑巾でふきとると第1図(c)に示した
ような多数のヘプタデカフルオロデシルトリクロロシラ
ン分子がSiOのネットワーク結合を介して基材表面に
共有結合で固定されたフロロカーボンポリマー超薄膜
(数十オングストローム)4が基材表面に形成できた。
を用いた(第1図)。このガラス1の表面には活性水素
を含むOH基2が多量に含まれている。そこで、前記の
ように調整した表面処理剤をスポンジを用いてガラス表
面にこすり付けるように塗布する。その後40〜50分
放置するとするとnーパラフィンが蒸発して、白色の塗
膜が形成された。このとき、塗膜と基材表面では、たと
えシリコンオイルやパラフィンが存在しても、ある確率
で第1図(b)に示したようにヘプタデカフルオロデシ
ルトリクロロシランのクロロシリル基と基材表面のOH
基が出会う。このとき、基材表面のOH基の活性水素と
前記ヘプタデカフルオロデシルトリクロロシランのクロ
ルシリル基とが脱塩酸反応してがヘプタデカフルオロデ
シルトリクロロシラン分子がSiO結合を介して基材表
面に化学吸着して共有結合で固定される。その後、余分
の表面処理剤を雑巾でふきとると第1図(c)に示した
ような多数のヘプタデカフルオロデシルトリクロロシラ
ン分子がSiOのネットワーク結合を介して基材表面に
共有結合で固定されたフロロカーボンポリマー超薄膜
(数十オングストローム)4が基材表面に形成できた。
【0031】なお、このとき、ヘプタデカフルオロデシ
ルトリクロロシラン分子は空気中の水分とも反応して塩
酸が発生するが、塩酸と反応する物質添加しておくこと
によりトラップされて塩酸臭はほとんど発生しなかっ
た。また非水系の液状または固形状媒体であるシリコン
オイルやパラフィンを用いると、基材表面の活性水素と
クロロシリル基との脱塩酸反応を妨げる空気中の水分
が、表面処理剤と基材との界面部、即ち基材表面部に入
り込むのを防止する機能があった。
ルトリクロロシラン分子は空気中の水分とも反応して塩
酸が発生するが、塩酸と反応する物質添加しておくこと
によりトラップされて塩酸臭はほとんど発生しなかっ
た。また非水系の液状または固形状媒体であるシリコン
オイルやパラフィンを用いると、基材表面の活性水素と
クロロシリル基との脱塩酸反応を妨げる空気中の水分
が、表面処理剤と基材との界面部、即ち基材表面部に入
り込むのを防止する機能があった。
【0032】また、この膜は碁番目試験を行なっても全
く剥離することがなかった。撥水角度も116度あっ
た。また、サラダ油をこすり付けてもティシュペーパー
で拭う程度で容易に除去できた。
く剥離することがなかった。撥水角度も116度あっ
た。また、サラダ油をこすり付けてもティシュペーパー
で拭う程度で容易に除去できた。
【0033】(実施例2)下記に示すような表面処理剤
を調整し実施例1と同様の評価を行なった。 n−パラフィン(bp.180℃) 20g シリコーンオイル(信越化学工業KF−96、1000cps) 10g パラフィン(関東化学 mp86℃) 20g ヘプタデカフルオロデシルトリクロロシラン (CF3(CF2 )7 −(CH2)2 −SiCl3) 10g CH3COONa 15g アルファアルミナ(1ミクロン) 5g この表面処理剤では、塗布後、20〜30分の放置で白
色の塗膜が形成された点を除き、実施例1とほぼ同様の
結果が得られた。結果を第1表に示す。
を調整し実施例1と同様の評価を行なった。 n−パラフィン(bp.180℃) 20g シリコーンオイル(信越化学工業KF−96、1000cps) 10g パラフィン(関東化学 mp86℃) 20g ヘプタデカフルオロデシルトリクロロシラン (CF3(CF2 )7 −(CH2)2 −SiCl3) 10g CH3COONa 15g アルファアルミナ(1ミクロン) 5g この表面処理剤では、塗布後、20〜30分の放置で白
色の塗膜が形成された点を除き、実施例1とほぼ同様の
結果が得られた。結果を第1表に示す。
【0034】(実施例3)実施例2のヘプタデカフルオ
ロデシルトリクロロシランをトリデカフルオロオクチル
トリクロロシラン(CF3 (CF2 )5 (CH2 )2 −
SiCl3 )に変えて、実施例2と同様に実験をした。
結果を第1表に示す。
ロデシルトリクロロシランをトリデカフルオロオクチル
トリクロロシラン(CF3 (CF2 )5 (CH2 )2 −
SiCl3 )に変えて、実施例2と同様に実験をした。
結果を第1表に示す。
【0035】(実施例4)実施例2のガラスをバックミ
ラーにして、実施例2で酢酸ナトリウムを除いた他は同
様の条件で実験をした。結果を第1表に示す。なお、こ
の処理剤を用いてミラーを処理した場合は強烈な塩酸臭
が発生した。
ラーにして、実施例2で酢酸ナトリウムを除いた他は同
様の条件で実験をした。結果を第1表に示す。なお、こ
の処理剤を用いてミラーを処理した場合は強烈な塩酸臭
が発生した。
【0036】(実施例5)実施例4のミラーを塗装のさ
れた自動車のボンネットにして、酢酸ナトリウムを除き
代わりにリン酸水素カリウムを18g添加した他は同様
の条件で実験をした。結果を第1表に示す。なお、この
処理剤を用いてボンネットを処理した場合は塩酸臭はほ
とんど発生しなかった。
れた自動車のボンネットにして、酢酸ナトリウムを除き
代わりにリン酸水素カリウムを18g添加した他は同様
の条件で実験をした。結果を第1表に示す。なお、この
処理剤を用いてボンネットを処理した場合は塩酸臭はほ
とんど発生しなかった。
【0037】(実施例6)実施例2のガラスをウレタン
バンパーにして、実施例2と同様に実験をした。結果を
第1表に示す。
バンパーにして、実施例2と同様に実験をした。結果を
第1表に示す。
【0038】(実施例7)実施例1のアルファアルミナ
をシリカ(8ミクロン)にして、実施例1と同様に実験
をした。結果を第1表に示す。
をシリカ(8ミクロン)にして、実施例1と同様に実験
をした。結果を第1表に示す。
【0039】(実施例8)実施例1のn−パラフィンの
量を40gとして、実施例1と同様に実験をした。得ら
れた処理液は、およそ3000〜4000cpsの液状
のワックスとなった。処理結果を第1表に示す。
量を40gとして、実施例1と同様に実験をした。得ら
れた処理液は、およそ3000〜4000cpsの液状
のワックスとなった。処理結果を第1表に示す。
【0040】(比較例1)実施例1のヘプタデカフルオ
ロデシルトリクロロシランをヘプタデカフルオロデシル
トリメトキシシランに置き換え、実施例1と同様に実験
をした。処理結果を第1表に示す。なお、本比較例のよ
うにアルコキシシラン系の物質を用いた場合には、処理
時塩酸の発生は全くないが、形成された被膜の耐久性も
ほとんど無かった。
ロデシルトリクロロシランをヘプタデカフルオロデシル
トリメトキシシランに置き換え、実施例1と同様に実験
をした。処理結果を第1表に示す。なお、本比較例のよ
うにアルコキシシラン系の物質を用いた場合には、処理
時塩酸の発生は全くないが、形成された被膜の耐久性も
ほとんど無かった。
【0041】(比較例2)実施例1のnーパラフィンを
エタノールに置き換え、炭酸カルシウムを除いて実施例
1と同様に実験をした。処理結果を表1に示す。なおこ
のときは、調合時に塩酸が発生したが、処理時には全く
塩酸臭がなかった。しかしながら比較例1と同様に形成
された被膜の耐久性もほとんど無かった。
エタノールに置き換え、炭酸カルシウムを除いて実施例
1と同様に実験をした。処理結果を表1に示す。なおこ
のときは、調合時に塩酸が発生したが、処理時には全く
塩酸臭がなかった。しかしながら比較例1と同様に形成
された被膜の耐久性もほとんど無かった。
【0042】
【表1】
【0043】表1から明らかなように、本発明の表面処
理剤で処理したものでは、表面を水を含んだ布で繰り返
し擦って洗浄した後でも、撥水・撥油性あるいは親水性
を保持していたが、比較例1では撥水・撥油性がやや悪
く、耐久テスト後はほとんどなくなっていた。
理剤で処理したものでは、表面を水を含んだ布で繰り返
し擦って洗浄した後でも、撥水・撥油性あるいは親水性
を保持していたが、比較例1では撥水・撥油性がやや悪
く、耐久テスト後はほとんどなくなっていた。
【0044】本発明の方法で表面にフッ化アルキル基を
含有する化学吸着ポリマー膜を形成したものは防汚性が
優れていた。摩擦試験後、実施例2の試料をサラダ油に
浸漬し、ティッシュペーパーで拭き取ると、油分がきれ
いにふきとれたが、比較例の1の試料では、ティッシュ
ペーパーで数回拭き取った後でも、表面に油膜ができべ
とついていた。
含有する化学吸着ポリマー膜を形成したものは防汚性が
優れていた。摩擦試験後、実施例2の試料をサラダ油に
浸漬し、ティッシュペーパーで拭き取ると、油分がきれ
いにふきとれたが、比較例の1の試料では、ティッシュ
ペーパーで数回拭き取った後でも、表面に油膜ができべ
とついていた。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法は、
基材表面の活性水素を利用してポリマー膜を形成するた
め、プラスチック、セラミックス、ガラス、その他各種
材料にも、効率よく保護膜を形成できる。なおこのと
き、脱塩酸反応により発生する塩酸ガスは、塩酸と反応
する物質を添加しておくことによりとラップすることが
できた。また、膜形成材料としてフッ化炭素基とクロロ
シリル基とを含む化合物を用いると、Al、Cu若しく
はステンレスの様な金属基材にも、撥水撥油性、防汚
性、耐久性などに優れた撥水撥油膜を基材と化学結合し
た状態で高密度にかつ均一な厚みで、非常に薄く形成で
きる。
基材表面の活性水素を利用してポリマー膜を形成するた
め、プラスチック、セラミックス、ガラス、その他各種
材料にも、効率よく保護膜を形成できる。なおこのと
き、脱塩酸反応により発生する塩酸ガスは、塩酸と反応
する物質を添加しておくことによりとラップすることが
できた。また、膜形成材料としてフッ化炭素基とクロロ
シリル基とを含む化合物を用いると、Al、Cu若しく
はステンレスの様な金属基材にも、撥水撥油性、防汚
性、耐久性などに優れた撥水撥油膜を基材と化学結合し
た状態で高密度にかつ均一な厚みで、非常に薄く形成で
きる。
【0046】本発明の化学吸着膜製造方法は、エレクト
ロニクス製品特にホットプレートや炊飯器などの電化製
品、自動車、産業機器、鏡、眼鏡レンズ等の耐熱性、耐
候性、耐摩耗性超薄膜コーティングを必要とする機器に
適用できる効果もある。
ロニクス製品特にホットプレートや炊飯器などの電化製
品、自動車、産業機器、鏡、眼鏡レンズ等の耐熱性、耐
候性、耐摩耗性超薄膜コーティングを必要とする機器に
適用できる効果もある。
【図1】基材表面を分子レベルまで拡大した断面図
1 基材 2 OH基 3 塗膜と基材の界面 4 フロロカーボンポリマー膜
Claims (11)
- 【請求項1】少なくともクロロシリル基を一個有する物
質と塩酸と反応する物質と非水系の液状または固形状媒
体を含有することを特徴とする表面処理剤。 - 【請求項2】少なくともクロロシリル基を一個有する物
質と塩酸と反応する物質と非水系の液状または固形状媒
体と研磨剤を含有することを特徴とする表面処理剤。 - 【請求項3】液状媒体の粘度が1000cps以上であ
ることを特徴とする請求項1、又は2に記載の表面処理
剤。 - 【請求項4】液状または固形状媒体が沸点が摂氏200
度以上のものと沸点が摂氏100〜200度のものの混
合物であることを特徴とする請求項1、〜3のいずれか
に記載の表面処理剤。 - 【請求項5】少なくともクロロシリル基を一個有する物
質がフッ化炭素基を含んでいることを特徴とする請求項
1、〜4のいずれかに記載の表面処理剤。 - 【請求項6】少なくともクロロシリル基を一個有する物
質として、CF3 −(CF2 )n −(R)m −SiXp
Cl3-p (nは0または整数、Rはアルキル基、ビニル
基、エチニル基、、アリール基、シリコン若しくは酸素
原子を含む置換基、mは0又は1、XはH,アルキル
基,アルコキシル基,含フッ素アルキル基又は含フッ素
アルコキシ基の置換基、pは0、1または2)を用いる
請求項1、、〜5のいずれかに記載の表面処理剤。 - 【請求項7】塩酸と反応する物質として、炭酸塩、カル
ボン酸塩、または、リン酸塩を用いる請求項1、〜6の
いずれかに記載の表面処理剤。 - 【請求項8】研磨剤が10ミクロン以下のアルミナ、炭
化珪素、炭化ホウ素、酸化クロム、酸化鉄、人造ダイヤ
またはシリカ微粒子であることを特徴とする請求項2、
〜7のいずれかに記載の表面処理剤。 - 【請求項9】あらかじめ基材表面をよく洗浄した後、少
なくともクロロシリル基を一個有する物質と塩酸と反応
する物質と非水系の液状または固形状媒体を含有する表
面処理剤を塗布する工程と、室温で基材表面と少なくと
もクロロシリル基を一個有する物質とを反応させる工程
と、余分な表面処理剤を除去する工程とを含むことを特
徴とする表面処理剤の使用方法。 - 【請求項10】基材が、金属、セラミックス、ガラス、
プラスチック、紙、繊維、皮革から選ばれる請求項9に
記載の表面処理剤の使用方法。 - 【請求項11】プラスチックや繊維が、予め表面を酸素
を含むプラズマまたはコロナ雰囲気で処理して親水性化
したものであることを特徴とする請求項10に記載の表
面処理剤の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7152883A JPH093442A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 表面処理剤とその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7152883A JPH093442A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 表面処理剤とその使用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH093442A true JPH093442A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15550211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7152883A Pending JPH093442A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 表面処理剤とその使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH093442A (ja) |
Cited By (4)
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