JPH09222919A - ビーム光利用の作業車誘導装置 - Google Patents
ビーム光利用の作業車誘導装置Info
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- JPH09222919A JPH09222919A JP8030744A JP3074496A JPH09222919A JP H09222919 A JPH09222919 A JP H09222919A JP 8030744 A JP8030744 A JP 8030744A JP 3074496 A JP3074496 A JP 3074496A JP H09222919 A JPH09222919 A JP H09222919A
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Landscapes
- Guiding Agricultural Machines (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業車を誘導するための装置構成を可及的に
簡素化する点にある。 【解決手段】 作業車Vの作業行程の長さ方向に向けて
誘導用のビーム光を投射するビーム光投射手段52が、
互いに平行な複数個の作業行程の夫々において、前記ビ
ーム光を投射させるように移動自在の移動車GVに設け
られ、作業車Vに、前記ビーム光を受光する受光手段1
7と、受光手段17の検出情報に基づいて、作業車Vを
前記ビーム光の投射軌跡に沿って走行させるビーム光利
用の作業車誘導装置において、移動車GVの走行経路に
沿って、電流が供給されて磁界を形成する誘導線50が
設置され、移動車GVを誘導線50に沿って走行させ、
作業車Vで、誘導線50が発生する磁界の強度を検出し
て作業車Vと誘導線50との間の距離を求める。
簡素化する点にある。 【解決手段】 作業車Vの作業行程の長さ方向に向けて
誘導用のビーム光を投射するビーム光投射手段52が、
互いに平行な複数個の作業行程の夫々において、前記ビ
ーム光を投射させるように移動自在の移動車GVに設け
られ、作業車Vに、前記ビーム光を受光する受光手段1
7と、受光手段17の検出情報に基づいて、作業車Vを
前記ビーム光の投射軌跡に沿って走行させるビーム光利
用の作業車誘導装置において、移動車GVの走行経路に
沿って、電流が供給されて磁界を形成する誘導線50が
設置され、移動車GVを誘導線50に沿って走行させ、
作業車Vで、誘導線50が発生する磁界の強度を検出し
て作業車Vと誘導線50との間の距離を求める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業車の作業行程
の長さ方向に向けて誘導用のビーム光を投射するビーム
光投射手段が、互いに平行な複数個の作業行程の夫々に
おいて、前記ビーム光を投射させるように移動自在の移
動車に設けられ、前記作業車に、前記ビーム光を受光す
る受光手段と、前記受光手段の検出情報に基づいて、前
記作業車を前記ビーム光の投射軌跡に沿って走行させる
作業車走行制御手段とが設けられたビーム光利用の作業
車誘導装置に関する。
の長さ方向に向けて誘導用のビーム光を投射するビーム
光投射手段が、互いに平行な複数個の作業行程の夫々に
おいて、前記ビーム光を投射させるように移動自在の移
動車に設けられ、前記作業車に、前記ビーム光を受光す
る受光手段と、前記受光手段の検出情報に基づいて、前
記作業車を前記ビーム光の投射軌跡に沿って走行させる
作業車走行制御手段とが設けられたビーム光利用の作業
車誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるビーム光利用の作業車誘導装置
は、移動車のビーム光投射手段から作業車の受光手段に
対してビーム光を投射し、受光手段によるビーム光の受
光状態に基づいて操向制御を実行することで、農作業又
は土木作業等を行う作業車を設定作業行程に沿って誘導
するものである。作業車の作業行程は互いに平行に複数
個設定され、作業車は一つの作業行程での作業を終了す
る毎に次の作業行程に移り、その作業行程にて作業を行
うという処理を繰り返す。この動作に対応するために、
ビーム光投射手段を備えた移動車を、ビーム光の投射方
向に交叉する方向に移動させるように案内する設備が設
けられている。一方、作業車の方では、一つの作業行程
での作業を終了したときに、次の作業行程へ移る動作を
開始する位置の検出等のために、作業行程の長手方向に
沿った位置情報を検出する必要がある。従来、移動車を
案内する設備と、作業車の作業行程の長手方向に沿った
位置情報を検出する構成とは、技術的に直接的な関連性
がないことから、夫々独立に構成されて備えられてい
た。
は、移動車のビーム光投射手段から作業車の受光手段に
対してビーム光を投射し、受光手段によるビーム光の受
光状態に基づいて操向制御を実行することで、農作業又
は土木作業等を行う作業車を設定作業行程に沿って誘導
するものである。作業車の作業行程は互いに平行に複数
個設定され、作業車は一つの作業行程での作業を終了す
る毎に次の作業行程に移り、その作業行程にて作業を行
うという処理を繰り返す。この動作に対応するために、
ビーム光投射手段を備えた移動車を、ビーム光の投射方
向に交叉する方向に移動させるように案内する設備が設
けられている。一方、作業車の方では、一つの作業行程
での作業を終了したときに、次の作業行程へ移る動作を
開始する位置の検出等のために、作業行程の長手方向に
沿った位置情報を検出する必要がある。従来、移動車を
案内する設備と、作業車の作業行程の長手方向に沿った
位置情報を検出する構成とは、技術的に直接的な関連性
がないことから、夫々独立に構成されて備えられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来構成
では、作業車を誘導するための装置構成が複雑化してし
まう不都合があり、改善が望まれていた。本発明は、上
記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、作
業車を誘導するための装置構成を可及的に簡素化する点
にある。
では、作業車を誘導するための装置構成が複雑化してし
まう不都合があり、改善が望まれていた。本発明は、上
記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、作
業車を誘導するための装置構成を可及的に簡素化する点
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、作業車を誘導するためのビーム光
投射手段を備えた移動車は、移動車の走行経路に沿って
設置された誘導線を誘導線検出手段にて検出し、その検
出情報に基づいて誘導線に沿って走行する。一方、作業
車には、その誘導線の磁界強度を検出する磁界強度検出
手段が備えられており、その磁界強度検出手段の検出情
報に基づいて、距離演算手段が作業車と誘導線との間の
距離を求める。つまり、誘導線により形成される磁界
は、誘導線から離間するにつれてその強度が小さくなる
ので、磁界強度を検出することで、誘導線からどれだけ
離間しているかを検出できるのである。従って、ビーム
光投射手段を移動させる移動車を誘導するための構成
を、作業車と誘導線との距離すなわち作業車の位置情報
を検出するためにも利用できるようにしているのであ
り、もって、作業車を誘導するための装置構成を可及的
に簡素化できるに至った。
を備えることにより、作業車を誘導するためのビーム光
投射手段を備えた移動車は、移動車の走行経路に沿って
設置された誘導線を誘導線検出手段にて検出し、その検
出情報に基づいて誘導線に沿って走行する。一方、作業
車には、その誘導線の磁界強度を検出する磁界強度検出
手段が備えられており、その磁界強度検出手段の検出情
報に基づいて、距離演算手段が作業車と誘導線との間の
距離を求める。つまり、誘導線により形成される磁界
は、誘導線から離間するにつれてその強度が小さくなる
ので、磁界強度を検出することで、誘導線からどれだけ
離間しているかを検出できるのである。従って、ビーム
光投射手段を移動させる移動車を誘導するための構成
を、作業車と誘導線との距離すなわち作業車の位置情報
を検出するためにも利用できるようにしているのであ
り、もって、作業車を誘導するための装置構成を可及的
に簡素化できるに至った。
【0005】又、上記請求項2記載の構成を備えること
により、作業車を走行制御する作業車走行制御手段は、
距離演算手段が求めた作業車と誘導線との間の距離情報
に基づいて、走行中の作業行程の終端部において、次の
作業行程に移行するための移行動作を開始する。すなわ
ち、作業車は互いに平行な複数個の作業行程間を順次移
行しながら各種の作業を行うのであり、各作業行程にお
いて適正に作業を実行するためには、作業行程間の移行
を的確に行うことが重要となる。そこで、距離演算手段
が求めた距離情報に基づいて、この移行動作を適切な位
置で開始することで、各作業行程において適正に作業を
行わせることができる。
により、作業車を走行制御する作業車走行制御手段は、
距離演算手段が求めた作業車と誘導線との間の距離情報
に基づいて、走行中の作業行程の終端部において、次の
作業行程に移行するための移行動作を開始する。すなわ
ち、作業車は互いに平行な複数個の作業行程間を順次移
行しながら各種の作業を行うのであり、各作業行程にお
いて適正に作業を実行するためには、作業行程間の移行
を的確に行うことが重要となる。そこで、距離演算手段
が求めた距離情報に基づいて、この移行動作を適切な位
置で開始することで、各作業行程において適正に作業を
行わせることができる。
【0006】又、上記請求項3記載の構成を備えること
により、作業車の作業車走行制御手段は、距離演算手段
が求めた作業車と誘導線との間の距離情報に基づいて、
作業車が走行中の作業行程の終端部手前側箇所で作業車
を減速させる。すなわち、各作業行程の終端部では、次
の作業行程への移行動作が行われるが、この移行動作が
適正に行われるように減速する必要がある。この減速の
ための処理を、距離演算手段が求めた距離情報に基づい
て行うので、必要な減速を過不足なく行うことができ、
作業車を効率良く運行させることができる。
により、作業車の作業車走行制御手段は、距離演算手段
が求めた作業車と誘導線との間の距離情報に基づいて、
作業車が走行中の作業行程の終端部手前側箇所で作業車
を減速させる。すなわち、各作業行程の終端部では、次
の作業行程への移行動作が行われるが、この移行動作が
適正に行われるように減速する必要がある。この減速の
ための処理を、距離演算手段が求めた距離情報に基づい
て行うので、必要な減速を過不足なく行うことができ、
作業車を効率良く運行させることができる。
【0007】又、上記請求項4記載の構成を備えること
により、作業車の複数箇所に設けられた磁界強度検出手
段の夫々が誘導線により形成される磁界強度を検出し、
夫々の検出情報に基づいて距離演算手段が距離情報を求
める。従って、各磁界強度検出手段の設置箇所毎に上記
距離情報を求めるので、作業車の姿勢を検出することが
できる。作業車走行制御手段は、作業車に作業行程間の
移行動作をさせるときに、例えば、作業車が適正な移行
動作を実行しているか否かを確認するために、あるい
は、作業車の姿勢に応じて操舵角を設定するため等に、
上記のようにして検出した作業車の姿勢を利用し、作業
行程間の移行動作を円滑に行わせることができる。
により、作業車の複数箇所に設けられた磁界強度検出手
段の夫々が誘導線により形成される磁界強度を検出し、
夫々の検出情報に基づいて距離演算手段が距離情報を求
める。従って、各磁界強度検出手段の設置箇所毎に上記
距離情報を求めるので、作業車の姿勢を検出することが
できる。作業車走行制御手段は、作業車に作業行程間の
移行動作をさせるときに、例えば、作業車が適正な移行
動作を実行しているか否かを確認するために、あるい
は、作業車の姿勢に応じて操舵角を設定するため等に、
上記のようにして検出した作業車の姿勢を利用し、作業
行程間の移行動作を円滑に行わせることができる。
【0008】又、上記請求項5記載の構成を備えること
により、作業車に設けられた受光手段は、移動車のビー
ム光投射手段からのビーム光の受光高さを検出できるの
で、受光手段の設置箇所の絶対的な高さを検出でき、作
業車に備えられた作業装置の絶対的な高さを検出でき
る。従って、作業車による作業高さを絶対的な設定作業
高さとなるように制御できる。つまり、作業車を誘導す
るために備えられた受光手段を利用して、作業車の作業
状態の管理をも行えるようにして、作業車の構成を可及
的に簡素化できるものとしてある。
により、作業車に設けられた受光手段は、移動車のビー
ム光投射手段からのビーム光の受光高さを検出できるの
で、受光手段の設置箇所の絶対的な高さを検出でき、作
業車に備えられた作業装置の絶対的な高さを検出でき
る。従って、作業車による作業高さを絶対的な設定作業
高さとなるように制御できる。つまり、作業車を誘導す
るために備えられた受光手段を利用して、作業車の作業
状態の管理をも行えるようにして、作業車の構成を可及
的に簡素化できるものとしてある。
【0009】又、上記請求項6記載の構成を備えること
により、ビーム光投射手段を移動させる移動車は、誘導
用位置検出手段の検出情報に基づいて、各作業行程に対
応する誘導用位置間を移動するのであるが、この移動動
作を作業車からの移動指令に基づいて行う。従って、各
作業行程で作業を行う作業車の動作と、作業車を誘導す
るための移動車の動作との連係がとれ、複数の作業行程
対して作業車が作業するのを全体として自動化すること
ができる。
により、ビーム光投射手段を移動させる移動車は、誘導
用位置検出手段の検出情報に基づいて、各作業行程に対
応する誘導用位置間を移動するのであるが、この移動動
作を作業車からの移動指令に基づいて行う。従って、各
作業行程で作業を行う作業車の動作と、作業車を誘導す
るための移動車の動作との連係がとれ、複数の作業行程
対して作業車が作業するのを全体として自動化すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、作業
機械としての作業車の一例である農用トラクターV(以
後、作業車Vという)が、所定範囲の作業地としての圃
場F内に設けた複数個の作業行程Lに沿って自動走行し
ながら、耕耘作業等を行う場合について説明する。
機械としての作業車の一例である農用トラクターV(以
後、作業車Vという)が、所定範囲の作業地としての圃
場F内に設けた複数個の作業行程Lに沿って自動走行し
ながら、耕耘作業等を行う場合について説明する。
【0011】作業車Vは、図1及び図11に示すよう
に、圃場Fの外側を圃場Fの一縁部に沿って走行する移
動自在の移動車である光源台車GVから投光される誘導
用のレーザビーム光によって、上記の如く各作業行程L
に沿って自動走行するいわゆるレーザ誘導形式のもので
ある。作業車Vを誘導する光源台車GVは、圃場Fの一
縁部に沿って敷設された誘導線50によって走行案内さ
れる。誘導線50は、電流が通電されて磁界を形成する
ものである。尚、誘導線50が敷設された側の一縁部と
反対側の縁部に沿って、誘導線50と同様の構成の誘導
線51が敷設されており、これら誘導線50,51は、
作業車Vの走行制御のために利用される。又、光源台車
GVの走行経路は、十分に平坦性が確保されている。
に、圃場Fの外側を圃場Fの一縁部に沿って走行する移
動自在の移動車である光源台車GVから投光される誘導
用のレーザビーム光によって、上記の如く各作業行程L
に沿って自動走行するいわゆるレーザ誘導形式のもので
ある。作業車Vを誘導する光源台車GVは、圃場Fの一
縁部に沿って敷設された誘導線50によって走行案内さ
れる。誘導線50は、電流が通電されて磁界を形成する
ものである。尚、誘導線50が敷設された側の一縁部と
反対側の縁部に沿って、誘導線50と同様の構成の誘導
線51が敷設されており、これら誘導線50,51は、
作業車Vの走行制御のために利用される。又、光源台車
GVの走行経路は、十分に平坦性が確保されている。
【0012】光源台車GVには、作業行程Lの長さ方向
に向けて上記の誘導用のビーム光を水平軸芯周りに設定
角度揺動する状態で投光するビーム光投射手段であるレ
ーザ投光装置52が、昇降自在で且つ縦軸芯周りに旋回
自在に設置され、光源台車GVの底部4隅には、光源台
車GVが誘導線50に沿って走行するために、誘導線5
0の磁界強度を検出する誘導線検出手段53としてのピ
ックアップセンサ53a,53b,53c,53dが備
えられている他、図6に示すように、光源台車GVの作
動全体を制御する制御装置54、光源台車GVを走行駆
動する走行駆動用モータ55、光源台車GVを操向する
ための操向駆動用モータ56、レーザ投光装置52を昇
降するための光源昇降シリンダ57、レーザ投光装置5
2を旋回させるための光源旋回モータ58、作業車Vと
通信するための無線通信装置59、後述する光源台車G
Vの停止位置設定用のIDタグ62を読み取るIDタグ
読み取りアンテナ63、及び、光源台車GVの走行距離
を検出するためのロータリエンコーダ64が備えられて
いる。
に向けて上記の誘導用のビーム光を水平軸芯周りに設定
角度揺動する状態で投光するビーム光投射手段であるレ
ーザ投光装置52が、昇降自在で且つ縦軸芯周りに旋回
自在に設置され、光源台車GVの底部4隅には、光源台
車GVが誘導線50に沿って走行するために、誘導線5
0の磁界強度を検出する誘導線検出手段53としてのピ
ックアップセンサ53a,53b,53c,53dが備
えられている他、図6に示すように、光源台車GVの作
動全体を制御する制御装置54、光源台車GVを走行駆
動する走行駆動用モータ55、光源台車GVを操向する
ための操向駆動用モータ56、レーザ投光装置52を昇
降するための光源昇降シリンダ57、レーザ投光装置5
2を旋回させるための光源旋回モータ58、作業車Vと
通信するための無線通信装置59、後述する光源台車G
Vの停止位置設定用のIDタグ62を読み取るIDタグ
読み取りアンテナ63、及び、光源台車GVの走行距離
を検出するためのロータリエンコーダ64が備えられて
いる。
【0013】次に、作業車Vの構成について説明する。
図2及び図3に示すように、車体5の後部側のミッショ
ンケース25に、3点リンク機構を構成する上下揺動自
在なトップリンク26と左右一対のロアリンク27とが
支持され、それらのリンク26,27を介して、作業装
置の一例であるロータリー式の耕耘装置6が着脱自在
に、且つ昇降及び傾斜自在に連結されている。耕耘装置
6には、機体後部の駆動軸28から動力が伝達されて内
部の耕耘爪が回転するようになっている。
図2及び図3に示すように、車体5の後部側のミッショ
ンケース25に、3点リンク機構を構成する上下揺動自
在なトップリンク26と左右一対のロアリンク27とが
支持され、それらのリンク26,27を介して、作業装
置の一例であるロータリー式の耕耘装置6が着脱自在
に、且つ昇降及び傾斜自在に連結されている。耕耘装置
6には、機体後部の駆動軸28から動力が伝達されて内
部の耕耘爪が回転するようになっている。
【0014】ミッションケース25の上部に、昇降用油
圧シリンダ13により上下に揺動駆動される左右一対の
リフトアーム29が備えられ、この一対のリフトアーム
29とロアリンク27とが、リフトロッド36及び複動
型の傾斜用油圧シリンダ23を介して連結されている。
ここで、昇降用油圧シリンダ13を作動させて耕耘装置
6の車体5に対する昇降位置を変更することができ、傾
斜用油圧シリンダ23を作動させて耕耘装置6の車体5
に対する傾き(リフトロッド36との連結点周りでの機
体横幅方向への傾き)を変更することができる。一方の
ロアリンク27の基端部に、耕耘装置6の車体5に対す
る昇降位置をロアリンク27の揺動角度として検出する
ポテンショメータ利用の昇降位置検出センサS1が設け
られ、又、耕耘装置6の車体5に対する機体横幅方向で
の傾きを傾斜用油圧シリンダ23の伸縮量として検出す
るストロークセンサS2が設けられている。
圧シリンダ13により上下に揺動駆動される左右一対の
リフトアーム29が備えられ、この一対のリフトアーム
29とロアリンク27とが、リフトロッド36及び複動
型の傾斜用油圧シリンダ23を介して連結されている。
ここで、昇降用油圧シリンダ13を作動させて耕耘装置
6の車体5に対する昇降位置を変更することができ、傾
斜用油圧シリンダ23を作動させて耕耘装置6の車体5
に対する傾き(リフトロッド36との連結点周りでの機
体横幅方向への傾き)を変更することができる。一方の
ロアリンク27の基端部に、耕耘装置6の車体5に対す
る昇降位置をロアリンク27の揺動角度として検出する
ポテンショメータ利用の昇降位置検出センサS1が設け
られ、又、耕耘装置6の車体5に対する機体横幅方向で
の傾きを傾斜用油圧シリンダ23の伸縮量として検出す
るストロークセンサS2が設けられている。
【0015】図4にも示すように、前記3点リンク機構
の後端側に背面視略A字形の連結フレーム37が連結さ
れ、この連結フレーム37の上部にフック38を取り付
けるとともに、耕耘装置6の上部に設けた連結アーム3
9に、上記フック38に係合する係合ピン39aを固設
してある。又、連結フレーム37の下部に、横向きに架
設固定した連結ピン46aを備えた連結部46を取り付
けるとともに、連結アーム39の下方側に上記連結ピン
46aに係合する凹部47aを備えた左右一対の板状係
合部材47を固設してある。これにより、連結アーム3
9側の係合ピン39aを連結フレーム37側のフック3
8に係合させた状態で、リフトアーム29を上方に揺動
させて耕耘装置6を吊り上げると、連結アーム39側の
凹部47aが連結フレーム37側の連結ピン46aに係
合し、ロック部材48にて上記連結ピン46aの凹部4
7aへの係合状態の外れを阻止するようになっている。
つまり、耕耘装置6に代えて他の作業装置を作業車Vに
付設することができ、作業装置が、車体5に対して着脱
自在な複数種類の異なる作業装置つまり耕耘装置6や図
19及び図20に示すような薬剤散布装置60等にて構
成される。
の後端側に背面視略A字形の連結フレーム37が連結さ
れ、この連結フレーム37の上部にフック38を取り付
けるとともに、耕耘装置6の上部に設けた連結アーム3
9に、上記フック38に係合する係合ピン39aを固設
してある。又、連結フレーム37の下部に、横向きに架
設固定した連結ピン46aを備えた連結部46を取り付
けるとともに、連結アーム39の下方側に上記連結ピン
46aに係合する凹部47aを備えた左右一対の板状係
合部材47を固設してある。これにより、連結アーム3
9側の係合ピン39aを連結フレーム37側のフック3
8に係合させた状態で、リフトアーム29を上方に揺動
させて耕耘装置6を吊り上げると、連結アーム39側の
凹部47aが連結フレーム37側の連結ピン46aに係
合し、ロック部材48にて上記連結ピン46aの凹部4
7aへの係合状態の外れを阻止するようになっている。
つまり、耕耘装置6に代えて他の作業装置を作業車Vに
付設することができ、作業装置が、車体5に対して着脱
自在な複数種類の異なる作業装置つまり耕耘装置6や図
19及び図20に示すような薬剤散布装置60等にて構
成される。
【0016】図5に示すように、車体5に備えた左右一
対の前輪3及び後輪4は、左右を一対として各別に操向
操作自在に構成され、ステアリング用の油圧シリンダ
7,8と、電磁操作式の制御弁9,10とが設けられて
いる。つまり、前輪3のみを操向する2輪ステアリング
形式、前後輪3,4を逆位相で且つ同角度に操向する4
輪ステアリング形式の2種類のステアリング形式を選択
使用できる。尚、各作業行程Lに沿っての直進走行時に
は、前輪3のみを操向する2輪ステアリング形式で行
う。
対の前輪3及び後輪4は、左右を一対として各別に操向
操作自在に構成され、ステアリング用の油圧シリンダ
7,8と、電磁操作式の制御弁9,10とが設けられて
いる。つまり、前輪3のみを操向する2輪ステアリング
形式、前後輪3,4を逆位相で且つ同角度に操向する4
輪ステアリング形式の2種類のステアリング形式を選択
使用できる。尚、各作業行程Lに沿っての直進走行時に
は、前輪3のみを操向する2輪ステアリング形式で行
う。
【0017】図5中、Eはエンジン、11はエンジンE
からの出力を変速して前後輪3,4の夫々を同時に駆動
する油圧式無段変速装置、12はその変速操作用の電動
モータ、13は前記昇降用油圧シリンダ、14はその制
御弁、23は前記傾斜用油圧シリンダ、24はその制御
弁、15はエンジンEから耕耘装置6への駆動を断続す
る電磁操作式の耕耘用クラッチである。16は、作業車
Vの走行並びに耕耘装置6の作動等を制御するマイクロ
コンピュータ利用の制御装置であって、前記昇降位置検
出センサS1、前記ストロークセンサS2及び後述の各
種センサによる検出情報や予め記憶された作業データに
基づいて、変速用モータ12、各制御弁9,10,1
4,24、耕耘用クラッチ15等を作動させる。
からの出力を変速して前後輪3,4の夫々を同時に駆動
する油圧式無段変速装置、12はその変速操作用の電動
モータ、13は前記昇降用油圧シリンダ、14はその制
御弁、23は前記傾斜用油圧シリンダ、24はその制御
弁、15はエンジンEから耕耘装置6への駆動を断続す
る電磁操作式の耕耘用クラッチである。16は、作業車
Vの走行並びに耕耘装置6の作動等を制御するマイクロ
コンピュータ利用の制御装置であって、前記昇降位置検
出センサS1、前記ストロークセンサS2及び後述の各
種センサによる検出情報や予め記憶された作業データに
基づいて、変速用モータ12、各制御弁9,10,1
4,24、耕耘用クラッチ15等を作動させる。
【0018】作業車Vに装備されるセンサ類として、図
5に示すように、前後輪3,4夫々の操向角を検出する
ポテンショメータ利用の操向角検出センサR1,R2
と、変速装置11の変速状態に基づいて間接的に前後進
状態及び車速を検出するポテンショメータ利用の車速セ
ンサR3と、変速装置11の出力軸の回転数を計数して
走行距離を検出するためのエンコーダS3と、車体方位
を検出する地磁気方位センサS4とが設けられている。
5に示すように、前後輪3,4夫々の操向角を検出する
ポテンショメータ利用の操向角検出センサR1,R2
と、変速装置11の変速状態に基づいて間接的に前後進
状態及び車速を検出するポテンショメータ利用の車速セ
ンサR3と、変速装置11の出力軸の回転数を計数して
走行距離を検出するためのエンコーダS3と、車体方位
を検出する地磁気方位センサS4とが設けられている。
【0019】制御装置16には、これらのセンサ類の
他、図1及び図11に示すように車体5の前端部におい
て左右一対に備えられた車体ピックアップセンサ61
a,61bと、図1に示すように作業車Vの車体後部に
設置された、レーザ投光装置52からのビーム光を受光
する受光手段である操向制御用光センサ17とが接続さ
れる。車体ピックアップセンサ61a,61bの夫々
は、圃場Fの縁部外側に敷設された誘導線50によって
形成される磁界の磁界強度を検出する磁界強度検出手段
61であり、誘導線50からの距離が大となるほど誘導
線50により形成される磁界の磁界強度は小となるの
で、制御装置16では、車体ピックアップセンサ61
a,61bの検出信号から、車体ピックアップセンサ6
1a,61b夫々の誘導線50に対する距離を求めるこ
とができる。この距離の演算は、誘導線51に対しても
同様に行われる。従って、制御装置16は、作業車Vと
誘導線50との距離を求める距離演算手段DDとして機
能する。
他、図1及び図11に示すように車体5の前端部におい
て左右一対に備えられた車体ピックアップセンサ61
a,61bと、図1に示すように作業車Vの車体後部に
設置された、レーザ投光装置52からのビーム光を受光
する受光手段である操向制御用光センサ17とが接続さ
れる。車体ピックアップセンサ61a,61bの夫々
は、圃場Fの縁部外側に敷設された誘導線50によって
形成される磁界の磁界強度を検出する磁界強度検出手段
61であり、誘導線50からの距離が大となるほど誘導
線50により形成される磁界の磁界強度は小となるの
で、制御装置16では、車体ピックアップセンサ61
a,61bの検出信号から、車体ピックアップセンサ6
1a,61b夫々の誘導線50に対する距離を求めるこ
とができる。この距離の演算は、誘導線51に対しても
同様に行われる。従って、制御装置16は、作業車Vと
誘導線50との距離を求める距離演算手段DDとして機
能する。
【0020】操向制御用光センサ17は、車体前後方向
に所定間隔dを置き且つ上下方向にも所定距離離れて設
置された一対の光センサからなる受光部S5,S6を備
えており、各受光部S5,S6は、横方向に所定分解能
の受光位置を備えるべく複数個の受光素子Dを車体横方
向に並置して、横方向でのセンサ中心に位置する受光素
子D0の位置を基準として、誘導用ビーム光A1の車体
横方向での受光位置即ち受光素子Dの位置X1,X2夫
々を検出できるように構成されている。又、誘導用ビー
ム光A1が車体前後の何れの方向から入射される場合で
も差のない状態で受光できるようにするために、車体前
後の各方向からの入射光を両受光部S5,S6夫々の受
光面に向けて反射する反射鏡18が設けられている。
に所定間隔dを置き且つ上下方向にも所定距離離れて設
置された一対の光センサからなる受光部S5,S6を備
えており、各受光部S5,S6は、横方向に所定分解能
の受光位置を備えるべく複数個の受光素子Dを車体横方
向に並置して、横方向でのセンサ中心に位置する受光素
子D0の位置を基準として、誘導用ビーム光A1の車体
横方向での受光位置即ち受光素子Dの位置X1,X2夫
々を検出できるように構成されている。又、誘導用ビー
ム光A1が車体前後の何れの方向から入射される場合で
も差のない状態で受光できるようにするために、車体前
後の各方向からの入射光を両受光部S5,S6夫々の受
光面に向けて反射する反射鏡18が設けられている。
【0021】作業車Vの制御装置16は、この操向制御
光センサ17が上記レーザ投光装置52からのビーム光
を受光するときの受光状態によって、作業車Vを操向制
御するための情報や耕耘装置6の高さ制御のための情報
を求める。以下、その過程を説明する。先ず、作業車V
の操向制御のための情報を求める過程について説明する
と、図7に示すように、前後一対の受光部S5,S6の
夫々の受光素子の位置X1,X2とその車体前後方向で
の間隔dとに基づいて、下式から、前記位置検出情報と
して、車体5の作業行程L(ビーム投射方向)に対する
平面視での傾きφ、及び、作業行程Lに対する横方向へ
の偏位xを求める。 φ=tan-1(|X1−X2|/d) x=X1 尚、この例では、横方向への偏位xは、前後一対の光セ
ンサS5,S6の一方(S5)の受光位置としている
が、車体の傾きφによる誤差が生じないようにするため
に、前後一対の受光部S5,S6夫々の受光位置X1,
X2の平均値を用いるようにしてもよい。制御装置16
は、上記のようにして求めた偏位x及び傾きφが共に零
となるように、作業車Vの目標操向角を設定しながら、
前輪3のみを操向する2輪ステアリング形式で各作業行
程Lに沿って走行させる。従って、制御装置16は、光
源台車GVからの誘導用のビーム光の投射軌跡に沿って
作業車Vを走行させる作業車走行制御手段WCとして機
能する。
光センサ17が上記レーザ投光装置52からのビーム光
を受光するときの受光状態によって、作業車Vを操向制
御するための情報や耕耘装置6の高さ制御のための情報
を求める。以下、その過程を説明する。先ず、作業車V
の操向制御のための情報を求める過程について説明する
と、図7に示すように、前後一対の受光部S5,S6の
夫々の受光素子の位置X1,X2とその車体前後方向で
の間隔dとに基づいて、下式から、前記位置検出情報と
して、車体5の作業行程L(ビーム投射方向)に対する
平面視での傾きφ、及び、作業行程Lに対する横方向へ
の偏位xを求める。 φ=tan-1(|X1−X2|/d) x=X1 尚、この例では、横方向への偏位xは、前後一対の光セ
ンサS5,S6の一方(S5)の受光位置としている
が、車体の傾きφによる誤差が生じないようにするため
に、前後一対の受光部S5,S6夫々の受光位置X1,
X2の平均値を用いるようにしてもよい。制御装置16
は、上記のようにして求めた偏位x及び傾きφが共に零
となるように、作業車Vの目標操向角を設定しながら、
前輪3のみを操向する2輪ステアリング形式で各作業行
程Lに沿って走行させる。従って、制御装置16は、光
源台車GVからの誘導用のビーム光の投射軌跡に沿って
作業車Vを走行させる作業車走行制御手段WCとして機
能する。
【0022】次に、耕耘装置6の高さ制御のための情報
を求める過程について説明する。この情報は、操向制御
用光センサ17の基準ビーム光A1についての受光時間
間隔情報に基づいて求められる。つまり、一対の受光部
S5,S6のいずれか一方の受光時間間隔情報と、一対
の受光部S5,S6の受光タイミングの差情報とから、
作業車Vの車体5の高さを求め、更に、作業車Vの高さ
から耕耘装置6の高さを求める。具体的には、その高さ
情報として、操向制御用光センサ17が前記基準ビーム
光の走査範囲内における設定高さから偏位している偏位
量と偏位方向とを判別する。
を求める過程について説明する。この情報は、操向制御
用光センサ17の基準ビーム光A1についての受光時間
間隔情報に基づいて求められる。つまり、一対の受光部
S5,S6のいずれか一方の受光時間間隔情報と、一対
の受光部S5,S6の受光タイミングの差情報とから、
作業車Vの車体5の高さを求め、更に、作業車Vの高さ
から耕耘装置6の高さを求める。具体的には、その高さ
情報として、操向制御用光センサ17が前記基準ビーム
光の走査範囲内における設定高さから偏位している偏位
量と偏位方向とを判別する。
【0023】以下、図8及び図9に基づいて説明する
と、(イ)に示すように、上下方向に所定距離離れて設
置される一対の受光部S5,S6のうちの例えば上側の
受光部S5がビーム光走査範囲の中央cに位置している
ときは、その上側の受光部S5において、ビーム光が上
から下へ又は下から上へ走査される時の両受光パルス間
の時間間隔t1,t2は等しいが、(ロ)に示すよう
に、耕耘装置6の高さが高くなって上側の受光部S5が
ビーム光走査範囲の中央位置cから上側に偏位すると、
上記両受光パルス間の時間間隔の一方は長くなり他方は
短くなる。ここで、時間間隔の短い方をt1、長い方を
t2として統一的に表記する。
と、(イ)に示すように、上下方向に所定距離離れて設
置される一対の受光部S5,S6のうちの例えば上側の
受光部S5がビーム光走査範囲の中央cに位置している
ときは、その上側の受光部S5において、ビーム光が上
から下へ又は下から上へ走査される時の両受光パルス間
の時間間隔t1,t2は等しいが、(ロ)に示すよう
に、耕耘装置6の高さが高くなって上側の受光部S5が
ビーム光走査範囲の中央位置cから上側に偏位すると、
上記両受光パルス間の時間間隔の一方は長くなり他方は
短くなる。ここで、時間間隔の短い方をt1、長い方を
t2として統一的に表記する。
【0024】このとき、作業車V側でレーザ投光装置5
2のビーム光の揺動方向を認識していなければ、受光部
S5からの信号のみでは、受光部S5の中央cからの偏
位の度合いはわかるが、上下どちらの方向に偏位してい
るかが不明である。そこで、両受光部S5,S6の受光
タイミングの差からこの偏位方向を判別する。つまり、
上側の受光部S5の検出信号における受光パルスに、次
の受光パルスが来るまでの間に、下側の受光部S6の検
出信号における受光パルスが後行する(図9(ロ)のt
3の開始点)のは、ビーム光が下方に向けて揺動される
状態であることから、図9(ロ)に示す場合では、t2
の間隔は受光部S5よりも下方側の位置でビーム光が揺
動されている間隔であり、受光部S5が中央位置cより
も上方に偏位していることがわかる。逆に、図9(ハ)
に示す場合では、t1の間隔が受光部S5よりも下方側
の位置でビーム光が揺動されている間隔であり、図8
(ハ)に示すように受光部S5が中央位置cよりも下方
に偏位している状態であることがわかる。
2のビーム光の揺動方向を認識していなければ、受光部
S5からの信号のみでは、受光部S5の中央cからの偏
位の度合いはわかるが、上下どちらの方向に偏位してい
るかが不明である。そこで、両受光部S5,S6の受光
タイミングの差からこの偏位方向を判別する。つまり、
上側の受光部S5の検出信号における受光パルスに、次
の受光パルスが来るまでの間に、下側の受光部S6の検
出信号における受光パルスが後行する(図9(ロ)のt
3の開始点)のは、ビーム光が下方に向けて揺動される
状態であることから、図9(ロ)に示す場合では、t2
の間隔は受光部S5よりも下方側の位置でビーム光が揺
動されている間隔であり、受光部S5が中央位置cより
も上方に偏位していることがわかる。逆に、図9(ハ)
に示す場合では、t1の間隔が受光部S5よりも下方側
の位置でビーム光が揺動されている間隔であり、図8
(ハ)に示すように受光部S5が中央位置cよりも下方
に偏位している状態であることがわかる。
【0025】そこで、ビーム光を走査する周期(T)、
2つの時間間隔t1,t2の時間幅が異なる度合い(時
間差)、ビーム光A1の上下走査角度2θ、受光部S5
が受光してから受光部S6が受光するまでの時間及び両
受光部S5,S6の上下距離bに基づいて、ビーム光走
査範囲の中央cを基準として作業車Vの車体5の高さを
求める。中央cの高さは絶対的な高さとして予めわかっ
ているので、これから車体5の絶対的な高さが求まり、
更に、昇降位置検出センサS1の検出情報から耕耘装置
6の車体5に対する高さがわかるので、耕耘装置6の絶
対的な高さを求めることができる。
2つの時間間隔t1,t2の時間幅が異なる度合い(時
間差)、ビーム光A1の上下走査角度2θ、受光部S5
が受光してから受光部S6が受光するまでの時間及び両
受光部S5,S6の上下距離bに基づいて、ビーム光走
査範囲の中央cを基準として作業車Vの車体5の高さを
求める。中央cの高さは絶対的な高さとして予めわかっ
ているので、これから車体5の絶対的な高さが求まり、
更に、昇降位置検出センサS1の検出情報から耕耘装置
6の車体5に対する高さがわかるので、耕耘装置6の絶
対的な高さを求めることができる。
【0026】又、ビーム光を走査する周期(T)、2つ
の時間間隔t1,t2の時間幅が異なる度合い(時間
差)、ビーム光A1の上下走査角度2θ、受光部S5が
受光してから受光部S6が受光するまでの時間及び両受
光部S5,S6の上下距離bに基づいて、図10に示す
レーザ投光装置52からの距離a1を検出することがで
きる。上述の如く、車体ピックアップセンサ61a,6
1bの検出信号から誘導線50からの距離を求めること
ができるのであるが、両受光部S5,S6の検出情報か
ら求めた距離a1も補助的に利用される。
の時間間隔t1,t2の時間幅が異なる度合い(時間
差)、ビーム光A1の上下走査角度2θ、受光部S5が
受光してから受光部S6が受光するまでの時間及び両受
光部S5,S6の上下距離bに基づいて、図10に示す
レーザ投光装置52からの距離a1を検出することがで
きる。上述の如く、車体ピックアップセンサ61a,6
1bの検出信号から誘導線50からの距離を求めること
ができるのであるが、両受光部S5,S6の検出情報か
ら求めた距離a1も補助的に利用される。
【0027】次に、図12乃至図18に示すフローチャ
ートに基づいて、作業車Vが圃場Fの作業行程Lを走行
するときの、光源台車GVの制御装置54及び作業車V
の制御装置16の制御動作を説明する。光源台車GV
は、図12のフローチャートに示すように、初期設定値
を取り込んでシステムの初期化を行った(ステップ#
1)後、図11に示すように誘導線50に沿って各作業
行程Lの間隔に対応して設置されたIDタグ62を、光
源台車GVの底部に設置されたIDタグ読み取りアンテ
ナ63にて検出する度に、所定の停止位置である判断
(ステップ#3)して停止し(ステップ#4)、誘導線
50に沿って間歇的に移動する。
ートに基づいて、作業車Vが圃場Fの作業行程Lを走行
するときの、光源台車GVの制御装置54及び作業車V
の制御装置16の制御動作を説明する。光源台車GV
は、図12のフローチャートに示すように、初期設定値
を取り込んでシステムの初期化を行った(ステップ#
1)後、図11に示すように誘導線50に沿って各作業
行程Lの間隔に対応して設置されたIDタグ62を、光
源台車GVの底部に設置されたIDタグ読み取りアンテ
ナ63にて検出する度に、所定の停止位置である判断
(ステップ#3)して停止し(ステップ#4)、誘導線
50に沿って間歇的に移動する。
【0028】IDタグ読み取りアンテナ63の検出情報
に基づいて停止した停止位置は、作業車Vを誘導するた
めの誘導用位置であり、この誘導用位置において、作業
車Vを適正に誘導するためのレーザ投光装置52の投光
調整を行う(ステップ#5)。従って、IDタグ読み取
りアンテナ63は、誘導用位置に位置することを検出す
る誘導用位置検出手段として機能する。上記の投光調整
は、図14のフローチャートに示すように、ピックアッ
プセンサ53a,53b,53c,53dの検出信号を
取り込んで(ステップ#20)、それらの検出信号から
光源台車GVの方位ずれを検出し(ステップ#21)、
その方位ずれを補償するように光源旋回モータ58を駆
動してレーザ出射方向の調整を行う(ステップ#22)
ものである。この方位ずれの検出について具体的に説明
すると、ピックアップセンサ53a,53b,53c,
53d夫々の検出信号をP,Q,R,Sとすると、方位
ずれは、lP−Ql−lR−Slで求まる。この方位ず
れの調整のときに、レーザ光の出射高さの調整も併せて
行い、レーザ光の出射高さが設定された高さとなるよう
に、光源昇降シリンダ57を駆動する(ステップ#2
3)。
に基づいて停止した停止位置は、作業車Vを誘導するた
めの誘導用位置であり、この誘導用位置において、作業
車Vを適正に誘導するためのレーザ投光装置52の投光
調整を行う(ステップ#5)。従って、IDタグ読み取
りアンテナ63は、誘導用位置に位置することを検出す
る誘導用位置検出手段として機能する。上記の投光調整
は、図14のフローチャートに示すように、ピックアッ
プセンサ53a,53b,53c,53dの検出信号を
取り込んで(ステップ#20)、それらの検出信号から
光源台車GVの方位ずれを検出し(ステップ#21)、
その方位ずれを補償するように光源旋回モータ58を駆
動してレーザ出射方向の調整を行う(ステップ#22)
ものである。この方位ずれの検出について具体的に説明
すると、ピックアップセンサ53a,53b,53c,
53d夫々の検出信号をP,Q,R,Sとすると、方位
ずれは、lP−Ql−lR−Slで求まる。この方位ず
れの調整のときに、レーザ光の出射高さの調整も併せて
行い、レーザ光の出射高さが設定された高さとなるよう
に、光源昇降シリンダ57を駆動する(ステップ#2
3)。
【0029】この投光調整が完了すると、作業車Vに軌
道生成完了信号を無線通信装置59にて送信し(ステッ
プ#6)、作業車Vを誘導できる状態となっていること
を作業車Vに知らせる。光源台車GVは、この後、作業
車Vから次の作業行程Lのための軌道生成要求を受信す
るまで待機し(ステップ#7)、軌道生成要求を受信す
ると、予め記憶されている作業行程Lの行程図から、未
だ次の作業行程Lが存在するか否かを調べて(ステップ
#8)、存在すれば、次のIDタグ62を検出するまで
移動する(ステップ#2,#3)。
道生成完了信号を無線通信装置59にて送信し(ステッ
プ#6)、作業車Vを誘導できる状態となっていること
を作業車Vに知らせる。光源台車GVは、この後、作業
車Vから次の作業行程Lのための軌道生成要求を受信す
るまで待機し(ステップ#7)、軌道生成要求を受信す
ると、予め記憶されている作業行程Lの行程図から、未
だ次の作業行程Lが存在するか否かを調べて(ステップ
#8)、存在すれば、次のIDタグ62を検出するまで
移動する(ステップ#2,#3)。
【0030】尚、IDタグ62間を移動するときの制御
(ステップ#2)は、図13のフローチャートに示すよ
うに、ピックアップセンサ53a,53b,53c,5
3dの検出信号を取り込んで(ステップ#10)、それ
らの検出信号から、lP+Rl−lQ+Slで光源台車
GVの左右方向での位置ずれを求め、lP−Ql−lR
−Slで方位ずれを求めて(ステップ#11)、それら
のずれが十分小さくなる操舵角を計算し(ステップ#1
2)、その計算結果に基づいて操向駆動用モータ56を
操舵制御する(ステップ#13)。従って、光源台車G
Vの制御装置54は、光源台車GVを誘導線50に沿っ
て走行させる移動車走行制御手段MCとして機能する。
このIDタグ62間の移動は2段階に速度制御され、走
行駆動用モータ55の回転軸と連動するように取り付け
られて光源台車GVの走行距離を検出するロータリエン
コーダ64の検出信号から、光源台車GVが設定距離走
行すると、減速位置であると判断して(ステップ#1
5)、減速する(ステップ#16)。
(ステップ#2)は、図13のフローチャートに示すよ
うに、ピックアップセンサ53a,53b,53c,5
3dの検出信号を取り込んで(ステップ#10)、それ
らの検出信号から、lP+Rl−lQ+Slで光源台車
GVの左右方向での位置ずれを求め、lP−Ql−lR
−Slで方位ずれを求めて(ステップ#11)、それら
のずれが十分小さくなる操舵角を計算し(ステップ#1
2)、その計算結果に基づいて操向駆動用モータ56を
操舵制御する(ステップ#13)。従って、光源台車G
Vの制御装置54は、光源台車GVを誘導線50に沿っ
て走行させる移動車走行制御手段MCとして機能する。
このIDタグ62間の移動は2段階に速度制御され、走
行駆動用モータ55の回転軸と連動するように取り付け
られて光源台車GVの走行距離を検出するロータリエン
コーダ64の検出信号から、光源台車GVが設定距離走
行すると、減速位置であると判断して(ステップ#1
5)、減速する(ステップ#16)。
【0031】一方、作業車Vは、図11に示す圃場Fの
スタート位置Stに位置する状態で、図15のフローチ
ャートに示すように、初期設定値を取り込んでシステム
の所期化を実行し(ステップ#30)、無線通信装置7
0によって光源台車GVから軌道生成完了信号を受信す
るまで待機する(ステップ#31)。図12のフローチ
ャートのステップ#6において光源台車GVが軌道生成
完了信号を送信すると、作業車Vはそれを受信して、車
体ピックアップセンサ61a,61bの検出信号の平均
値から誘導線50又は誘導線51までの距離を求めて作
業終端位置eを検出するまで(ステップ#33)、レー
ザ投光装置52に誘導されて軌道上の走行制御を行いな
がら(ステップ#32)耕耘作業を行う。
スタート位置Stに位置する状態で、図15のフローチ
ャートに示すように、初期設定値を取り込んでシステム
の所期化を実行し(ステップ#30)、無線通信装置7
0によって光源台車GVから軌道生成完了信号を受信す
るまで待機する(ステップ#31)。図12のフローチ
ャートのステップ#6において光源台車GVが軌道生成
完了信号を送信すると、作業車Vはそれを受信して、車
体ピックアップセンサ61a,61bの検出信号の平均
値から誘導線50又は誘導線51までの距離を求めて作
業終端位置eを検出するまで(ステップ#33)、レー
ザ投光装置52に誘導されて軌道上の走行制御を行いな
がら(ステップ#32)耕耘作業を行う。
【0032】この軌道上の走行制御について説明する
と、図16のフローチャートに示すように、上述の如
く、操向制御用光センサ17の受光部S5,S6の検出
信号に基づいて傾き検出及び偏位検出を行い(ステップ
#40)、その検出情報に基づいてステアリング用油圧
シリンダ7の制御弁9によって操舵制御し(ステップ#
41)、更に、操向制御用光センサ17の受光部S5,
S6の検出信号に基づいて耕耘装置6の高さを検出し
(ステップ#42)、絶対的な耕耘深さが一定となるよ
うに、昇降用油圧シリンダ13の制御弁14を制御する
(ステップ#43)。従って、制御装置16は、耕耘装
置6の高さを制御する作業高さ制御手段HCとして機能
する。作業車Vの制御装置16は、図15のフローチャ
ートのステップ#33において、作業終端位置eを検出
すると、無線通信装置70によって光源台車GVの無線
通信装置59に対して次の作業行程Lのための軌道の生
成要求信号を送信し(ステップ#34)、光源台GVか
ら軌道生成完了信号を受信し(ステップ#36)且つ作
業車Vが旋回可能な速度にまで減速されるまで(ステッ
プ#37)、減速・停止制御を行う(ステップ#3
4)。
と、図16のフローチャートに示すように、上述の如
く、操向制御用光センサ17の受光部S5,S6の検出
信号に基づいて傾き検出及び偏位検出を行い(ステップ
#40)、その検出情報に基づいてステアリング用油圧
シリンダ7の制御弁9によって操舵制御し(ステップ#
41)、更に、操向制御用光センサ17の受光部S5,
S6の検出信号に基づいて耕耘装置6の高さを検出し
(ステップ#42)、絶対的な耕耘深さが一定となるよ
うに、昇降用油圧シリンダ13の制御弁14を制御する
(ステップ#43)。従って、制御装置16は、耕耘装
置6の高さを制御する作業高さ制御手段HCとして機能
する。作業車Vの制御装置16は、図15のフローチャ
ートのステップ#33において、作業終端位置eを検出
すると、無線通信装置70によって光源台車GVの無線
通信装置59に対して次の作業行程Lのための軌道の生
成要求信号を送信し(ステップ#34)、光源台GVか
ら軌道生成完了信号を受信し(ステップ#36)且つ作
業車Vが旋回可能な速度にまで減速されるまで(ステッ
プ#37)、減速・停止制御を行う(ステップ#3
4)。
【0033】この減速・停止制御は、図17のフローチ
ャートに示すように、車体ピックアップセンサ61a,
61bの検出データを取り込んで(ステップ#51)、
検出データの平均値から残りの距離を算出し(ステップ
#52)、図21に示す残りの距離と目標車速との関係
から目標車速を決定し(ステップ#53)、徐々に減速
する車速制御を行う(ステップ#54)。尚、図21に
おいて、残りの距離が零の位置は、作業車Vが旋回する
ために圃場Fの縁部との間に必要な距離を考慮して設定
された位置である。光源台車GVから軌道生成完了信号
を受信し、且つ、旋回可能な速度まで減速されているの
を確認すると(ステップ#36,#37)、旋回制御を
行う。
ャートに示すように、車体ピックアップセンサ61a,
61bの検出データを取り込んで(ステップ#51)、
検出データの平均値から残りの距離を算出し(ステップ
#52)、図21に示す残りの距離と目標車速との関係
から目標車速を決定し(ステップ#53)、徐々に減速
する車速制御を行う(ステップ#54)。尚、図21に
おいて、残りの距離が零の位置は、作業車Vが旋回する
ために圃場Fの縁部との間に必要な距離を考慮して設定
された位置である。光源台車GVから軌道生成完了信号
を受信し、且つ、旋回可能な速度まで減速されているの
を確認すると(ステップ#36,#37)、旋回制御を
行う。
【0034】この旋回制御は、図19のフローチャート
に示すように、車体ピックアップセンサ61a,61b
の検出データと取り込んで(ステップ#60)、車体ピ
ックアップセンサ61,61b夫々の検出信号から各別
に距離を求めて作業車Vの平面視による傾きすなわち作
業車Vの姿勢を検出し、更に、車体ピックアップセンサ
61,61bの検出信号の平均値から距離を求め(ステ
ップ#61)、これらの情報によって、作業車Vが所定
通り旋回しているのを確認しながら、操向制御用光セン
サ17がレーザ投光装置52からのビーム光を受光する
まで(ステップ#63)、作業車VをUターンさせる操
舵制御を行う(ステップ#62)。尚、この操舵制御の
際の操舵角を車体ピックアップセンサ61a,61bの
検出信号から求める作業車Vの傾き及び距離の情報に応
じて設定しておくようにしても良い。この旋回制御によ
って次の作業行程Lに入ると、上記と同様の処理を繰り
返し、圃場Fの耕耘作業を行う。
に示すように、車体ピックアップセンサ61a,61b
の検出データと取り込んで(ステップ#60)、車体ピ
ックアップセンサ61,61b夫々の検出信号から各別
に距離を求めて作業車Vの平面視による傾きすなわち作
業車Vの姿勢を検出し、更に、車体ピックアップセンサ
61,61bの検出信号の平均値から距離を求め(ステ
ップ#61)、これらの情報によって、作業車Vが所定
通り旋回しているのを確認しながら、操向制御用光セン
サ17がレーザ投光装置52からのビーム光を受光する
まで(ステップ#63)、作業車VをUターンさせる操
舵制御を行う(ステップ#62)。尚、この操舵制御の
際の操舵角を車体ピックアップセンサ61a,61bの
検出信号から求める作業車Vの傾き及び距離の情報に応
じて設定しておくようにしても良い。この旋回制御によ
って次の作業行程Lに入ると、上記と同様の処理を繰り
返し、圃場Fの耕耘作業を行う。
【0035】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。 上記実施の形態では、作業車Vを誘導するための構
成として、作業車Vに二つの受光部S5,S6からなる
操向制御用光センサ17を備え、光源台車GVのレーザ
投光装置52は、操向制御用光センサ17に対して、ビ
ーム光を上下に走査する構成としているが、例えば、作
業車Vの受光手段を、受光したビーム光の受光位置を二
次元的に検出可能なPSD等の受光装置を縦姿勢で配置
し、水平方向に投射されたビーム光の受光位置と標準の
受光位置とのずれを検出して、作業車Vの操向制御及び
作業装置6の高さ制御を行うようにしても良い。 上記実施の形態では、光源台車GVを所定の誘導用
位置で停止するために、誘導線50に沿って設置された
IDタグ62を検出する構成としているが、光源台車G
Vの走行距離を検出するためのロータリエンコーダ64
の検出情報に基づいて、誘導用位置を検出する構成とし
ても良い。 上記実施の形態では、作業車Vとして農用トラクタ
ーを例示しているが、いわゆるバックホー等の土木作業
用の掘削作業車に適用することもできる。
る。 上記実施の形態では、作業車Vを誘導するための構
成として、作業車Vに二つの受光部S5,S6からなる
操向制御用光センサ17を備え、光源台車GVのレーザ
投光装置52は、操向制御用光センサ17に対して、ビ
ーム光を上下に走査する構成としているが、例えば、作
業車Vの受光手段を、受光したビーム光の受光位置を二
次元的に検出可能なPSD等の受光装置を縦姿勢で配置
し、水平方向に投射されたビーム光の受光位置と標準の
受光位置とのずれを検出して、作業車Vの操向制御及び
作業装置6の高さ制御を行うようにしても良い。 上記実施の形態では、光源台車GVを所定の誘導用
位置で停止するために、誘導線50に沿って設置された
IDタグ62を検出する構成としているが、光源台車G
Vの走行距離を検出するためのロータリエンコーダ64
の検出情報に基づいて、誘導用位置を検出する構成とし
ても良い。 上記実施の形態では、作業車Vとして農用トラクタ
ーを例示しているが、いわゆるバックホー等の土木作業
用の掘削作業車に適用することもできる。
【0036】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図1】本発明の実施の形態にかかる光源台車及び作業
車の関係を示す側面図
車の関係を示す側面図
【図2】本発明の実施の形態にかかる作業車の要部斜視
図
図
【図3】本発明の実施の形態にかかる作業車の要部側面
図
図
【図4】本発明の実施の形態にかかる作業車の要部拡大
図
図
【図5】本発明の実施の形態にかかる作業車の概略構成
図
図
【図6】本発明の実施の形態にかかる光源台車のブロッ
ク構成図
ク構成図
【図7】本発明の実施の形態にかかる作業車の操向制御
のための説明図
のための説明図
【図8】本発明の実施の形態にかかる作業車の高さ情報
検出のための説明図
検出のための説明図
【図9】本発明の実施の形態にかかる作業車の高さ情報
検出のための説明図
検出のための説明図
【図10】本発明の実施の形態にかかる作業車の距離情
報検出のための説明図
報検出のための説明図
【図11】本発明の実施の形態にかかる圃場の平面図
【図12】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図13】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図14】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図15】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図16】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図17】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図18】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図19】本発明の実施の形態にかかる薬剤散布装置を
取り付けた場合の作業車側面図
取り付けた場合の作業車側面図
【図20】本発明の実施の形態にかかる薬剤散布装置を
取り付けた場合の作業車平面図
取り付けた場合の作業車平面図
【図21】本発明の実施の形態にかかる作業車の減速制
御の説明図
御の説明図
6 作業装置 17 受光手段 50 誘導線 52 ビーム光投射手段 53 誘導線検出手段 59 無線通信装置 61 磁界強度検出手段 63 誘導用位置検出手段 70 無線通信装置 DD 距離演算手段 GV 移動車 HC 作業高さ制御手段 MC 移動車走行制御手段 V 作業車 WC 作業車走行制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 浩司 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 藤原 正徳 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 増留 淳 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内
Claims (6)
- 【請求項1】 作業車(V)の作業行程の長さ方向に向
けて誘導用のビーム光を投射するビーム光投射手段(5
2)が、互いに平行な複数個の作業行程の夫々におい
て、前記ビーム光を投射させるように移動自在の移動車
(GV)に設けられ、 前記作業車(V)に、前記ビーム光を受光する受光手段
(17)と、前記受光手段(17)の検出情報に基づい
て、前記作業車(V)を前記ビーム光の投射軌跡に沿っ
て走行させる作業車走行制御手段(WC)とが設けられ
たビーム光利用の作業車誘導装置であって、 前記移動車(GV)の走行経路に沿って、電流が供給さ
れて磁界を形成する誘導線(50)が設置され、 前記移動車(GV)に、前記誘導線(50)を検出する
誘導線検出手段(53)と、その誘導線検出手段(5
3)の検出情報に基づいて、前記移動車(GV)を前記
誘導線(50)に沿って走行させる移動車走行制御手段
(MC)とが設けられ、 前記作業車(V)に、前記誘導線(50)が発生する磁
界の強度を検出する磁界強度検出手段(61)と、その
磁界強度検出手段(61)の検出情報に基づいて、前記
作業車(V)と前記誘導線(50)との間の距離を求め
る距離演算手段(DD)とが設けられ、 前記作業車走行制御手段(WC)が、その距離演算手段
(DD)が求めた距離情報に基づいて、前記作業車
(V)を走行制御するように構成されているビーム光利
用の作業車誘導装置。 - 【請求項2】 前記作業車走行制御手段(WC)は、前
記距離演算手段(DD)が求めた距離情報に基づいて、
前記作業車(V)が走行中の作業行程の終端部におい
て、次の作業行程に移行するための移行動作を開始する
ように構成されている請求項1記載のビーム光利用の作
業車誘導装置。 - 【請求項3】 前記作業車走行制御手段(WC)は、前
記距離演算手段(DD)が求めた距離情報に基づいて、
前記作業車(V)が走行中の作業行程の終端部手前側箇
所で前記作業車(V)の減速制御を行うように構成され
ている請求項2記載のビーム光利用の作業車誘導装置。 - 【請求項4】 前記磁界強度検出手段(61)が、前記
作業車(V)の複数箇所に設けられ、 前記作業車走行制御手段(WC)は、前記複数箇所に設
けられた磁界強度検出手段(61)の夫々に対応して前
記距離演算手段(DD)が求めた距離情報に基づいて、
前記次の作業行程への移行動作中の作業車(V)の姿勢
を検出するように構成されている請求項2又は3記載の
ビーム光利用の作業車誘導装置。 - 【請求項5】 前記作業車(V)に設けられた前記受光
手段(17)は、前記ビーム光の受光高さを検出可能に
構成され、 前記作業車(V)に、前記受光手段(17)の検出情報
に基づいて、前記作業車(V)に備えられた作業装置
(6)の高さを制御する作業高さ制御手段(HC)が設
けられている請求項1、2、3又は4記載のビーム光利
用の作業車誘導装置。 - 【請求項6】 前記移動車(GV)に、無線通信装置
(59)と、前記移動車(GV)が前記作業行程の夫々
に対応する誘導用位置に位置することを検出する誘導用
位置検出手段(63)とが備えられ、 前記移動車走行制御手段(MC)は、前記移動車(G
V)の無線通信装置(59)が、前記作業車(V)に備
えられた無線通信装置(70)からの移動指令を受信す
るに伴って、前記誘導用位置検出手段(63)の検出情
報に基づいて、前記移動車(GV)を次の誘導用位置へ
移動させるように構成されている請求項1、2、3、4
又は5記載のビーム光利用の作業車誘導装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8030744A JPH09222919A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | ビーム光利用の作業車誘導装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8030744A JPH09222919A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | ビーム光利用の作業車誘導装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09222919A true JPH09222919A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12312198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8030744A Pending JPH09222919A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | ビーム光利用の作業車誘導装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09222919A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019009164A1 (ja) * | 2017-07-03 | 2019-01-10 | ヤンマー株式会社 | 自律走行システム |
JP2020028243A (ja) * | 2018-08-22 | 2020-02-27 | ヤンマー株式会社 | 作業車両用の自動走行システム |
JP2022088118A (ja) * | 2020-12-02 | 2022-06-14 | 株式会社クボタ | 収穫機 |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP8030744A patent/JPH09222919A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019009164A1 (ja) * | 2017-07-03 | 2019-01-10 | ヤンマー株式会社 | 自律走行システム |
JP2019016010A (ja) * | 2017-07-03 | 2019-01-31 | ヤンマー株式会社 | 自律走行システム |
JP2020028243A (ja) * | 2018-08-22 | 2020-02-27 | ヤンマー株式会社 | 作業車両用の自動走行システム |
WO2020039782A1 (ja) * | 2018-08-22 | 2020-02-27 | ヤンマー株式会社 | 作業車両用の自動走行システム |
JP2022088118A (ja) * | 2020-12-02 | 2022-06-14 | 株式会社クボタ | 収穫機 |
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