JPH09229983A - 車両用電子制御装置の故障診断装置 - Google Patents
車両用電子制御装置の故障診断装置Info
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- JPH09229983A JPH09229983A JP8038243A JP3824396A JPH09229983A JP H09229983 A JPH09229983 A JP H09229983A JP 8038243 A JP8038243 A JP 8038243A JP 3824396 A JP3824396 A JP 3824396A JP H09229983 A JPH09229983 A JP H09229983A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 相互に通信回線で接続され通信回路網を
形成している複数の電子制御装置のうち、少なくとも1
つの電子制御装置が複数の通信速度に対応可能であり、
また、複数の通信速度に対応可能な電子制御装置が複数
の通信速度の中から迅速に通信速度を決定することがで
きる車両用電子制御装置の故障診断装置を提供するこ
と。 【解決手段】 エンジン制御用ECU11は、装置アド
レス信号が自己を指定する信号の場合には、装置アドレ
ス信号の所定のアドレスに格納されている通信速度デー
タに基づいて、10.4kbps、及び9.6kbps
の通信速度のうち外部車両診断装置20が要求している
通信速度を識別する。そして、その通信速度を外部車両
診断装置20とのデータの送受に用いる通信速度に定め
る。
形成している複数の電子制御装置のうち、少なくとも1
つの電子制御装置が複数の通信速度に対応可能であり、
また、複数の通信速度に対応可能な電子制御装置が複数
の通信速度の中から迅速に通信速度を決定することがで
きる車両用電子制御装置の故障診断装置を提供するこ
と。 【解決手段】 エンジン制御用ECU11は、装置アド
レス信号が自己を指定する信号の場合には、装置アドレ
ス信号の所定のアドレスに格納されている通信速度デー
タに基づいて、10.4kbps、及び9.6kbps
の通信速度のうち外部車両診断装置20が要求している
通信速度を識別する。そして、その通信速度を外部車両
診断装置20とのデータの送受に用いる通信速度に定め
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載されて
いる各種電子制御装置の故障を診断する車両用電子制御
装置の故障診断装置に関し、さらに詳細には、通信回路
網により相互に接続されている電子制御装置を備えた車
両に好適な車両用電子制御装置の故障診断装置に関す
る。
いる各種電子制御装置の故障を診断する車両用電子制御
装置の故障診断装置に関し、さらに詳細には、通信回路
網により相互に接続されている電子制御装置を備えた車
両に好適な車両用電子制御装置の故障診断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の電子制御化が進んでおり、
エンジン制御用電子制御ユニット(ECU)、トランス
ミッション制御用ECU、アンチロックブレーキシステ
ム(ABS)制御用ECU等の各種ECUが車両に搭載
されている。これらECUは、それぞれ対応する装置に
対して指令信号を送信することにより、各装置を適正に
制御している。したがって、工場出荷時には、これら各
ECUが正常に動作するか否かを診断する必要があり、
また、車両に不具合が発生した場合には、各ECUに格
納されたデータを読み出して不具合の原因を解明する必
要がある。
エンジン制御用電子制御ユニット(ECU)、トランス
ミッション制御用ECU、アンチロックブレーキシステ
ム(ABS)制御用ECU等の各種ECUが車両に搭載
されている。これらECUは、それぞれ対応する装置に
対して指令信号を送信することにより、各装置を適正に
制御している。したがって、工場出荷時には、これら各
ECUが正常に動作するか否かを診断する必要があり、
また、車両に不具合が発生した場合には、各ECUに格
納されたデータを読み出して不具合の原因を解明する必
要がある。
【0003】従来、これら各ECUの診断は、外部車両
診断装置を、個々のECUが有する外部車両診断装置通
信ポートに接続することにより行われ、各ECUと外部
車両診断装置間の通信速度は125bps程度と低速で
あった。このような低速の通信速度下では、ECUに備
えられたCPUによってデータを読み取ることができる
ので、各ECUに通信用ICを別途備える必要はなかっ
た。
診断装置を、個々のECUが有する外部車両診断装置通
信ポートに接続することにより行われ、各ECUと外部
車両診断装置間の通信速度は125bps程度と低速で
あった。このような低速の通信速度下では、ECUに備
えられたCPUによってデータを読み取ることができる
ので、各ECUに通信用ICを別途備える必要はなかっ
た。
【0004】ところで、現在、カルフォルニア州大気資
源局(CARB)は、外部車両診断装置とエンジン制御
用ECU間におけるダイアグ通信に関して、10.4k
bit/sec(kbps)の通信速度でデータの授受
を行うことを義務づけている。このように、通信速度が
高くなると、CPUによってデータの読み取りを行うこ
とは不可能となり、エンジン制御用ECUに別途通信用
ICを備える必要が生じる。
源局(CARB)は、外部車両診断装置とエンジン制御
用ECU間におけるダイアグ通信に関して、10.4k
bit/sec(kbps)の通信速度でデータの授受
を行うことを義務づけている。このように、通信速度が
高くなると、CPUによってデータの読み取りを行うこ
とは不可能となり、エンジン制御用ECUに別途通信用
ICを備える必要が生じる。
【0005】したがって、従来、CARBの規制を満た
す必要のある対米輸出車両には、通信用ICを付加した
エンジン制御用ECUを搭載し、国内向け車両には、一
般的なエンジン制御用ECUを搭載していた。
す必要のある対米輸出車両には、通信用ICを付加した
エンジン制御用ECUを搭載し、国内向け車両には、一
般的なエンジン制御用ECUを搭載していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、対米用
と国内用とで異なる種類のエンジン制御用ECUを採用
すると、開発費の増加、製品管理の複雑化等の問題が発
生してくる。また、近年、北米生産車両が国内に輸入さ
れることは特別なことではなくなってきており、対米用
ECUを搭載した車両が国内に輸入された場合には、車
両点検時に国内の外部車両診断装置では、対応できない
事態が発生してしまう。
と国内用とで異なる種類のエンジン制御用ECUを採用
すると、開発費の増加、製品管理の複雑化等の問題が発
生してくる。また、近年、北米生産車両が国内に輸入さ
れることは特別なことではなくなってきており、対米用
ECUを搭載した車両が国内に輸入された場合には、車
両点検時に国内の外部車両診断装置では、対応できない
事態が発生してしまう。
【0007】それならば、エンジン制御用ECUに関し
ては、生産地、販売地を問わず、10.4kbpsの通
信速度に対応するエンジン制御用ECUを採用すれば良
いように思われる。
ては、生産地、販売地を問わず、10.4kbpsの通
信速度に対応するエンジン制御用ECUを採用すれば良
いように思われる。
【0008】ところが、近年、車載ECU間における相
互のデータ交換を実現するために、各ECUを通信回線
で相互に接続し通信回路網を形成する技術が提案されて
いる。ここで、我が国における通信回路網では、9.6
kbpsの通信速度が一般的に採用されているため、車
載ECUも9.6kbpsの通信速度に対応する必要が
ある。
互のデータ交換を実現するために、各ECUを通信回線
で相互に接続し通信回路網を形成する技術が提案されて
いる。ここで、我が国における通信回路網では、9.6
kbpsの通信速度が一般的に採用されているため、車
載ECUも9.6kbpsの通信速度に対応する必要が
ある。
【0009】したがって、エンジン制御用ECUを通信
回路網に組み込むためには、エンジン制御用ECUが
9.6kbpsの通信速度に対応していなければならな
いことになる。
回路網に組み込むためには、エンジン制御用ECUが
9.6kbpsの通信速度に対応していなければならな
いことになる。
【0010】この結果、エンジン制御用ECUは、1
0.4kbps、及び9.6kbps双方の通信速度に
対応する必要が生じるが、ハードウェアによって異なる
通信速度に対応する場合には、ECUに通信用ICを2
つ搭載しなければならず、コストがかさむという問題が
生じてくる。したがって、ソフトウェア(プログラム)
によって一つの通信用ICの通信速度を切り替えること
が要求されることとなる。
0.4kbps、及び9.6kbps双方の通信速度に
対応する必要が生じるが、ハードウェアによって異なる
通信速度に対応する場合には、ECUに通信用ICを2
つ搭載しなければならず、コストがかさむという問題が
生じてくる。したがって、ソフトウェア(プログラム)
によって一つの通信用ICの通信速度を切り替えること
が要求されることとなる。
【0011】また、プログラムによって通信速度を切換
える場合、通信速度が決定していない状態にあっては、
通常のI/O処理で信号処理を行うことが要求される。
さらに、ECUが通信回路網を形成している場合には、
所望のECUとデータの送受を実行する前に、所望のE
CUを複数のECUの中から指定しなければならない。
える場合、通信速度が決定していない状態にあっては、
通常のI/O処理で信号処理を行うことが要求される。
さらに、ECUが通信回路網を形成している場合には、
所望のECUとデータの送受を実行する前に、所望のE
CUを複数のECUの中から指定しなければならない。
【0012】ここで、国際標準化機構(ISO)は、
「所定のECUを指定する方式(通信速度を選択する方
式でない)」として、初期化プロセスでは5bpsとい
う低い通信速度で実行することを規定している。
「所定のECUを指定する方式(通信速度を選択する方
式でない)」として、初期化プロセスでは5bpsとい
う低い通信速度で実行することを規定している。
【0013】かかる通信速度では、1byteのデータ
が確定するまでに2秒程度の時間を要していた。したが
って、ISOの規格の下、通信回路網を形成しているE
CUとの間で通信速度を決定する場合には、ECUを指
定した後、通信速度を決定しなければならず、通信速度
の決定に時間を要していた。この結果、工場出荷検査時
には、ECUの診断に時間を割かなければならず、他の
工程に影響を及ぼすという問題があった。この問題を解
決するためには、初期化プロセスをより高速な通信速度
環境下で行えば良いように思われる。
が確定するまでに2秒程度の時間を要していた。したが
って、ISOの規格の下、通信回路網を形成しているE
CUとの間で通信速度を決定する場合には、ECUを指
定した後、通信速度を決定しなければならず、通信速度
の決定に時間を要していた。この結果、工場出荷検査時
には、ECUの診断に時間を割かなければならず、他の
工程に影響を及ぼすという問題があった。この問題を解
決するためには、初期化プロセスをより高速な通信速度
環境下で行えば良いように思われる。
【0014】しかしながら、将来、ISO規格に準拠す
ることが法的に求められる可能性もあり、ISO規格で
規定されている低い通信速度に準拠して通信速度を決定
することが求められる。
ることが法的に求められる可能性もあり、ISO規格で
規定されている低い通信速度に準拠して通信速度を決定
することが求められる。
【0015】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
決するためになされたものであり、相互に通信回線で接
続され通信回路網を形成している複数の電子制御装置の
うち、少なくとも1つの電子制御装置が複数の通信速度
に対応することができる車両用電子制御装置の故障診断
装置を提供することを目的とする。また、複数の通信速
度に対応可能な電子制御装置が複数の通信速度の中から
迅速に通信速度を決定することができる車両用電子制御
装置の故障診断装置を提供することを目的とする。
決するためになされたものであり、相互に通信回線で接
続され通信回路網を形成している複数の電子制御装置の
うち、少なくとも1つの電子制御装置が複数の通信速度
に対応することができる車両用電子制御装置の故障診断
装置を提供することを目的とする。また、複数の通信速
度に対応可能な電子制御装置が複数の通信速度の中から
迅速に通信速度を決定することができる車両用電子制御
装置の故障診断装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明に係る車両用電子制御装置の故
障診断装置は、車両に搭載された複数の電子制御装置M
1と、複数の電子制御装置M1のうち少なくとも一つの
電子制御装置M1に接続されるとともに、各電子制御装
置M1に発生した故障を検出する故障検出装置M2とを
備えた車両用電子制御装置の故障診断装置において、前
記複数の電子制御装置M1は、前記各電子制御装置M1
間における信号の送受信を許容する通信回線M3によっ
て相互に接続される通信回路網を形成し、前記故障検出
装置M2が接続される電子制御装置M1は、前記故障診
断装置から送信された低速初期化信号に基づいて前記故
障診断装置との通信速度を決定する通信速度決定手段M
4を備えたことを特徴としている。
に請求項1に記載の発明に係る車両用電子制御装置の故
障診断装置は、車両に搭載された複数の電子制御装置M
1と、複数の電子制御装置M1のうち少なくとも一つの
電子制御装置M1に接続されるとともに、各電子制御装
置M1に発生した故障を検出する故障検出装置M2とを
備えた車両用電子制御装置の故障診断装置において、前
記複数の電子制御装置M1は、前記各電子制御装置M1
間における信号の送受信を許容する通信回線M3によっ
て相互に接続される通信回路網を形成し、前記故障検出
装置M2が接続される電子制御装置M1は、前記故障診
断装置から送信された低速初期化信号に基づいて前記故
障診断装置との通信速度を決定する通信速度決定手段M
4を備えたことを特徴としている。
【0017】本請求項に係る車両用電子制御装置の故障
診断装置では、複数の電子制御装置M1が車両に搭載さ
れており、各電子制御装置M1は、通信回線M3によっ
て相互に接続されることにより通信回路網を形成してい
る。したがって、各電子制御装置M1は通信回路網を介
して相互に信号の送受信を実行する。
診断装置では、複数の電子制御装置M1が車両に搭載さ
れており、各電子制御装置M1は、通信回線M3によっ
て相互に接続されることにより通信回路網を形成してい
る。したがって、各電子制御装置M1は通信回路網を介
して相互に信号の送受信を実行する。
【0018】また、故障検出装置M2は、複数の電子制
御装置M1のうち、少なくとも一つの電子制御装置M1
と接続され、低速初期化信号を電子制御装置M1に向け
て送信する。故障検出装置M2が接続された電子制御装
置M1は、通信速度決定手段M4を備えており、通信速
度決定手段M4は、低速初期化信号に基づいて故障診断
装置との通信速度を決定する。
御装置M1のうち、少なくとも一つの電子制御装置M1
と接続され、低速初期化信号を電子制御装置M1に向け
て送信する。故障検出装置M2が接続された電子制御装
置M1は、通信速度決定手段M4を備えており、通信速
度決定手段M4は、低速初期化信号に基づいて故障診断
装置との通信速度を決定する。
【0019】そして、通信速度が決定した後は、故障検
出装置M2が接続された電子制御装置M1と故障検出装
置M2との間で信号の送受信が実行され、故障診断装置
は受信した信号に基づいて各電子制御装置M1の故障を
検出する。なお、低速初期化信号としては、たとえば、
国際標準化規格(ISO)における「所定のECU(電
子制御装置)を指定する方式(通信速度を選択する方式
でない)」(ISO9141)に準拠した5bit/s
ec(bps)が好適である。
出装置M2が接続された電子制御装置M1と故障検出装
置M2との間で信号の送受信が実行され、故障診断装置
は受信した信号に基づいて各電子制御装置M1の故障を
検出する。なお、低速初期化信号としては、たとえば、
国際標準化規格(ISO)における「所定のECU(電
子制御装置)を指定する方式(通信速度を選択する方式
でない)」(ISO9141)に準拠した5bit/s
ec(bps)が好適である。
【0020】また、請求項2に記載の発明に係る車両用
電子制御装置の故障診断装置は、請求項1に記載の車両
用電子制御装置の故障診断装置において、前記通信速度
決定手段M4は、前記低速初期化信号が有するパルス巾
に基づいて通信速度を変更することを特徴としている。
電子制御装置の故障診断装置は、請求項1に記載の車両
用電子制御装置の故障診断装置において、前記通信速度
決定手段M4は、前記低速初期化信号が有するパルス巾
に基づいて通信速度を変更することを特徴としている。
【0021】本請求項に係る車両用電子制御装置の故障
診断装置では、通信速度決定手段M4は、通信速度を決
定するに当たり、低速初期化信号が有するパルス巾に基
づいて通信速度を決定する。
診断装置では、通信速度決定手段M4は、通信速度を決
定するに当たり、低速初期化信号が有するパルス巾に基
づいて通信速度を決定する。
【0022】したがって、通信速度決定手段M4は、故
障診断装置から送信された低速初期化信号を受け取ると
同時に通信速度を決定することが可能となり、通信速度
の決定が迅速に実行される。
障診断装置から送信された低速初期化信号を受け取ると
同時に通信速度を決定することが可能となり、通信速度
の決定が迅速に実行される。
【0023】さらに、請求項3に記載の発明に係る車両
用電子制御装置の故障診断装置は、請求項1又は請求項
2に記載の車両用電子制御装置の故障診断装置におい
て、前記複数の電子制御装置M1は、前記通信回路網を
介して第1通信速度で信号の送受信を実行し、前記故障
検出装置M2が接続される電子制御装置M1と、前記故
障検出装置M2とは第2通信速度で信号の送受信を実行
し、前記通信速度決定手段M4は、前記故障診断装置か
ら送信された低速初期化信号に基づき前記故障診断装置
との通信速度を第1通信速度、あるいは第2通信速度の
いずれかに決定することを特徴としている。
用電子制御装置の故障診断装置は、請求項1又は請求項
2に記載の車両用電子制御装置の故障診断装置におい
て、前記複数の電子制御装置M1は、前記通信回路網を
介して第1通信速度で信号の送受信を実行し、前記故障
検出装置M2が接続される電子制御装置M1と、前記故
障検出装置M2とは第2通信速度で信号の送受信を実行
し、前記通信速度決定手段M4は、前記故障診断装置か
ら送信された低速初期化信号に基づき前記故障診断装置
との通信速度を第1通信速度、あるいは第2通信速度の
いずれかに決定することを特徴としている。
【0024】本請求項に係る車両用電子制御装置の故障
診断装置では、複数の電子制御装置M1は、通信回路網
を介して第1通信速度で信号の送受信を実行する。ま
た、故障検出装置M2が接続された電子制御装置M1と
故障診断装置とは、第2通信速度で信号の送受信を実行
する。
診断装置では、複数の電子制御装置M1は、通信回路網
を介して第1通信速度で信号の送受信を実行する。ま
た、故障検出装置M2が接続された電子制御装置M1と
故障診断装置とは、第2通信速度で信号の送受信を実行
する。
【0025】通信速度決定手段M4は、故障診断装置か
ら送信された低速初期化信号に基づいて、第1通信速
度、あるいは第2通信速度のいずれかを故障診断装置と
の通信速度として決定する。したがって、故障検出装置
M2は、故障診断装置が接続された電子制御装置M1、
及び通信回路網を介して他の電子制御装置M1と通信を
行う必要がある場合には、故障診断装置が接続された電
子制御装置M1に対して、通信速度決定手段M4が第1
通信速度を選択する低速初期化信号を送信する。この結
果、通信回路網を介した信号の送受信が故障診断装置、
及び各電子制御装置M1間で実行される。
ら送信された低速初期化信号に基づいて、第1通信速
度、あるいは第2通信速度のいずれかを故障診断装置と
の通信速度として決定する。したがって、故障検出装置
M2は、故障診断装置が接続された電子制御装置M1、
及び通信回路網を介して他の電子制御装置M1と通信を
行う必要がある場合には、故障診断装置が接続された電
子制御装置M1に対して、通信速度決定手段M4が第1
通信速度を選択する低速初期化信号を送信する。この結
果、通信回路網を介した信号の送受信が故障診断装置、
及び各電子制御装置M1間で実行される。
【0026】これに対して、故障検出装置M2は、故障
診断装置が接続された電子制御装置M1と第2通信速度
で信号の送受信を実行する必要がある場合には、故障診
断装置が接続された電子制御装置M1に対して、通信速
度決定手段M4が第2通信速度を選択する低速初期化信
号を送信する。この結果、故障診断装置と故障診断装置
が接続された電子制御装置M1との間の信号の送受信は
第2通信速度で行われる。
診断装置が接続された電子制御装置M1と第2通信速度
で信号の送受信を実行する必要がある場合には、故障診
断装置が接続された電子制御装置M1に対して、通信速
度決定手段M4が第2通信速度を選択する低速初期化信
号を送信する。この結果、故障診断装置と故障診断装置
が接続された電子制御装置M1との間の信号の送受信は
第2通信速度で行われる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用電子制
御装置の故障検出装置を具体化したいくつかの発明の実
施の形態について図面を参照して説明する。
御装置の故障検出装置を具体化したいくつかの発明の実
施の形態について図面を参照して説明する。
【0028】先ず、第1の発明の実施の形態に係る車両
用電子制御装置の故障検出装置10について図2及び図
3を参照して説明する。ここで、図2は本発明の実施の
形態に係る車両用電子制御装置の故障検出装置10の概
略構成を示すシステム図であり、図3はエンジン制御用
電子制御装置(ECU)11の概略構成を示すブロック
図である。
用電子制御装置の故障検出装置10について図2及び図
3を参照して説明する。ここで、図2は本発明の実施の
形態に係る車両用電子制御装置の故障検出装置10の概
略構成を示すシステム図であり、図3はエンジン制御用
電子制御装置(ECU)11の概略構成を示すブロック
図である。
【0029】図2に示すように、エンジン制御用ECU
11、トランスミッション制御用ECU12、ABS制
御用ECU13、及びエアコン制御用ECU14は、相
互にシリアルデータバス15によって接続されており、
ローカルエリアネットワーク(LAN)を形成してい
る。そして、各ECU11、12、13、14間におけ
る信号(データ)の送受は、図2に破線で示すように、
9.6kbit/sec(kbps)の通信速度で実行
される。
11、トランスミッション制御用ECU12、ABS制
御用ECU13、及びエアコン制御用ECU14は、相
互にシリアルデータバス15によって接続されており、
ローカルエリアネットワーク(LAN)を形成してい
る。そして、各ECU11、12、13、14間におけ
る信号(データ)の送受は、図2に破線で示すように、
9.6kbit/sec(kbps)の通信速度で実行
される。
【0030】また、本発明の実施の形態では、各ECU
11、12、13、14は、自身に接続されている各種
装置に発生した異常を検出し、これを記憶する自己診断
(ダイアグノーシス)機能を有しており、外部車両診断
装置20によって各ECU11、12、13、14に記
憶された異常データが取り出しされる。
11、12、13、14は、自身に接続されている各種
装置に発生した異常を検出し、これを記憶する自己診断
(ダイアグノーシス)機能を有しており、外部車両診断
装置20によって各ECU11、12、13、14に記
憶された異常データが取り出しされる。
【0031】各ECU11、12、13、14に発生し
た故障を検出するための外部車両診断装置20は、マス
タECUとして機能するエンジン制御用ECU11とパ
ラレルデータバス16を介して接続される。この外部車
両診断装置20は、ISO9141の規格に準拠して5
bit/sec(bps)の初期化信号をエンジン制御
用ECU11に向けて送信する。また、図2に実線で示
すように、CARBの規制に準拠するために、エンジン
制御用ECU11と外部車両診断装置20との間におけ
るデータの送受は、10.4kbpsで実行されること
もある。
た故障を検出するための外部車両診断装置20は、マス
タECUとして機能するエンジン制御用ECU11とパ
ラレルデータバス16を介して接続される。この外部車
両診断装置20は、ISO9141の規格に準拠して5
bit/sec(bps)の初期化信号をエンジン制御
用ECU11に向けて送信する。また、図2に実線で示
すように、CARBの規制に準拠するために、エンジン
制御用ECU11と外部車両診断装置20との間におけ
るデータの送受は、10.4kbpsで実行されること
もある。
【0032】続いて、エンジン制御用ECU11の構成
について図3を参照して詳述する。このエンジン制御用
ECU11によって通信速度決定手段が実現される。エ
ンジン制御用ECU11は、外部通信回路から送信され
た装置アドレス信号に対応して通信速度を決定する第1
通信速度決定プログラム、各種センサ21により検出さ
れた車両の運転状態を用いて燃料の噴射タイミング、噴
射量等を決定する燃料噴射制御処理プログラム等を格納
したROM110を有している。
について図3を参照して詳述する。このエンジン制御用
ECU11によって通信速度決定手段が実現される。エ
ンジン制御用ECU11は、外部通信回路から送信され
た装置アドレス信号に対応して通信速度を決定する第1
通信速度決定プログラム、各種センサ21により検出さ
れた車両の運転状態を用いて燃料の噴射タイミング、噴
射量等を決定する燃料噴射制御処理プログラム等を格納
したROM110を有している。
【0033】また、エンジン制御用ECU11は、RO
M110に格納された各種制御プログラムに基づいて演
算処理を実行するCPU111、CPU111での演算
結果、各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶
するRAM112、図示しないエンジンの停止時に保存
すべきデータを記憶するバックアップRAM113を有
している。さらに、エンジン制御用ECU11はパラレ
ルデータとシリアルデータ間のデータ形式の交換を行う
ためのシリアル通信コントローラ114を備えている。
M110に格納された各種制御プログラムに基づいて演
算処理を実行するCPU111、CPU111での演算
結果、各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶
するRAM112、図示しないエンジンの停止時に保存
すべきデータを記憶するバックアップRAM113を有
している。さらに、エンジン制御用ECU11はパラレ
ルデータとシリアルデータ間のデータ形式の交換を行う
ためのシリアル通信コントローラ114を備えている。
【0034】そして、CPU111、ROM110、R
AM112、バックアップRAM113、及びシリアル
通信コントローラ114は、双方向バス115を介して
互いに接続されるとともに、入出力インターフェース1
16と接続されている。
AM112、バックアップRAM113、及びシリアル
通信コントローラ114は、双方向バス115を介して
互いに接続されるとともに、入出力インターフェース1
16と接続されている。
【0035】入出力インターフェース116には、各種
センサ21が接続されており、各種センサ21から出力
された信号がアナログ信号である場合には、図示しない
A/Dコンバータによってデジタル信号に変換された
後、双方向バス115に出力される。
センサ21が接続されており、各種センサ21から出力
された信号がアナログ信号である場合には、図示しない
A/Dコンバータによってデジタル信号に変換された
後、双方向バス115に出力される。
【0036】また、入出力インターフェース116に
は、インジェクタ22等の外部回路が接続されており、
これら外部回路は、CPU111において実行された制
御プログラムの演算結果に基づいて作動制御される。
は、インジェクタ22等の外部回路が接続されており、
これら外部回路は、CPU111において実行された制
御プログラムの演算結果に基づいて作動制御される。
【0037】シリアル通信コントローラ114には、外
部車両診断装置20を接続するためにコネクタ117が
備えられており、外部車両診断装置20からエンジン制
御用ECU11へ向けて送信されたはパラレルデータ
は、シリアル通信コントローラ114によってシリアル
データに交換され、エンジン制御用ECU11から外部
車両診断装置114へ向けて送信されたシリアルデータ
は、シリアル通信コントローラ114によってパラレル
データに交換される。
部車両診断装置20を接続するためにコネクタ117が
備えられており、外部車両診断装置20からエンジン制
御用ECU11へ向けて送信されたはパラレルデータ
は、シリアル通信コントローラ114によってシリアル
データに交換され、エンジン制御用ECU11から外部
車両診断装置114へ向けて送信されたシリアルデータ
は、シリアル通信コントローラ114によってパラレル
データに交換される。
【0038】次に、エンジン制御用ECU11によって
実行される外部車両診断装置20とエンジン制御用EC
U11間の初期化処理を介した通信速度決定処理につい
て図4及び図5を参照して説明する。ここで、図4はエ
ンジン制御用ECU11が実行する第1通信速度決定処
理プログラムのフローチャートであり、図5は外部車両
診断装置20とエンジン制御用ECU11間の通信手順
を示すタイムチャートである。
実行される外部車両診断装置20とエンジン制御用EC
U11間の初期化処理を介した通信速度決定処理につい
て図4及び図5を参照して説明する。ここで、図4はエ
ンジン制御用ECU11が実行する第1通信速度決定処
理プログラムのフローチャートであり、図5は外部車両
診断装置20とエンジン制御用ECU11間の通信手順
を示すタイムチャートである。
【0039】なお、図4のフローチャート中「S」はス
テップを意味するものとする。また、図5中上段は外部
車両診断装置20が送信する信号波形を、下段はエンジ
ン制御用ECU11が送信する信号波形を示している。
テップを意味するものとする。また、図5中上段は外部
車両診断装置20が送信する信号波形を、下段はエンジ
ン制御用ECU11が送信する信号波形を示している。
【0040】図5に示すように、外部車両診断装置20
は、シリアル通信コントローラ114を介して、先ず1
bitのスタートビット信号(Low信号)を、続いて
初期化のための8bitの装置アドレス信号(Hi信
号)を5bpsの速度でシリアルデータバス15に送信
する。
は、シリアル通信コントローラ114を介して、先ず1
bitのスタートビット信号(Low信号)を、続いて
初期化のための8bitの装置アドレス信号(Hi信
号)を5bpsの速度でシリアルデータバス15に送信
する。
【0041】このとき、車載されている各ECU11、
12、13、14は、シリアルデータバス15を監視し
ており、スタートビット信号を検出した後に、送信され
た信号(シリアルデータ)の読み込みを実行する。そし
て、装置アドレス信号を読み込んだ各ECU11、1
2、13、14は、読み込んだ装置アドレス信号の所定
のアドレスに格納されている装置アドレスデータに基づ
いて、装置アドレス信号が自己を指定する信号であるか
否かを判定する。
12、13、14は、シリアルデータバス15を監視し
ており、スタートビット信号を検出した後に、送信され
た信号(シリアルデータ)の読み込みを実行する。そし
て、装置アドレス信号を読み込んだ各ECU11、1
2、13、14は、読み込んだ装置アドレス信号の所定
のアドレスに格納されている装置アドレスデータに基づ
いて、装置アドレス信号が自己を指定する信号であるか
否かを判定する。
【0042】外部車両診断装置20は、8bitの装置
アドレス信号を送信した後、2bitのストップビット
信号(Hi信号)をシリアルデータバス15に対して送
信する。したがって、通信速度を決定するまでに要する
時間T2は、2.2秒となる。
アドレス信号を送信した後、2bitのストップビット
信号(Hi信号)をシリアルデータバス15に対して送
信する。したがって、通信速度を決定するまでに要する
時間T2は、2.2秒となる。
【0043】ここで、本発明の実施の形態では、初期化
処理時における装置アドレス信号は、マスタECUとし
て機能するエンジン制御用ECU11によって認識さ
れ、エンジン制御用ECU11と外部車両診断装置20
との間でデータリンクが確立するものとする。
処理時における装置アドレス信号は、マスタECUとし
て機能するエンジン制御用ECU11によって認識さ
れ、エンジン制御用ECU11と外部車両診断装置20
との間でデータリンクが確立するものとする。
【0044】したがって、エンジン制御用ECU11
は、スタートビット信号を検出するまでシリアルデータ
バス15の監視を続け(S100:NO)、スタートビ
ット信号を検出すると(S100:YES)、装置アド
レス信号を読み込む(S110)。続いて、読み込んだ
装置アドレス信号の所定のアドレスに格納されている装
置アドレスデータから送信された装置アドレス信号が自
己を指定するものであるか否かを判定する(S12
0)。
は、スタートビット信号を検出するまでシリアルデータ
バス15の監視を続け(S100:NO)、スタートビ
ット信号を検出すると(S100:YES)、装置アド
レス信号を読み込む(S110)。続いて、読み込んだ
装置アドレス信号の所定のアドレスに格納されている装
置アドレスデータから送信された装置アドレス信号が自
己を指定するものであるか否かを判定する(S12
0)。
【0045】そして、読み込んだ装置アドレス信号が自
己を指定する装置アドレス信号でないと判定した場合に
は(S120:NO)、以後の処理を実行することなく
プログラムを終了する。但し、本発明の実施の形態で
は、前述したとおり、初期化処理時には必ずエンジン制
御用ECU11と外部車両診断装置20との間でデータ
リンクが確立される。
己を指定する装置アドレス信号でないと判定した場合に
は(S120:NO)、以後の処理を実行することなく
プログラムを終了する。但し、本発明の実施の形態で
は、前述したとおり、初期化処理時には必ずエンジン制
御用ECU11と外部車両診断装置20との間でデータ
リンクが確立される。
【0046】したがって、エンジン制御用ECU11
は、読み込んだ装置アドレス信号は自己を指定する装置
アドレス信号であると判定する(S120:YES)。
さらに、装置アドレス信号の所定のアドレスに格納され
ている通信速度データに基づいて、10.4kbps、
及び9.6kbpsの通信速度のうち外部車両診断装置
20が要求している通信速度を識別し、その通信速度を
外部車両診断装置20とのデータの送受に用いる通信速
度に定める(S130)。
は、読み込んだ装置アドレス信号は自己を指定する装置
アドレス信号であると判定する(S120:YES)。
さらに、装置アドレス信号の所定のアドレスに格納され
ている通信速度データに基づいて、10.4kbps、
及び9.6kbpsの通信速度のうち外部車両診断装置
20が要求している通信速度を識別し、その通信速度を
外部車両診断装置20とのデータの送受に用いる通信速
度に定める(S130)。
【0047】そして、エンジン制御用ECU11は、通
信速度を指定する同期信号SYNC、キーワード信号K
W1、キーワード信号KW2を確認信号として外部車両
診断装置20に向けて送信する(S140)。
信速度を指定する同期信号SYNC、キーワード信号K
W1、キーワード信号KW2を確認信号として外部車両
診断装置20に向けて送信する(S140)。
【0048】ここで、外部車両診断装置20とエンジン
制御用ECU11間での通信のみが要求される場合に
は、10.4kbpsの通信速度を要求する装置アドレ
ス信号がエンジン制御用ECU11に向けて送信され
る。一方、外部車両診断装置20と各ECUとの通信が
要求される場合には、9.6kbpsの通信速度を要求
する装置アドレス信号がエンジン制御用ECU11に向
けて送信される。
制御用ECU11間での通信のみが要求される場合に
は、10.4kbpsの通信速度を要求する装置アドレ
ス信号がエンジン制御用ECU11に向けて送信され
る。一方、外部車両診断装置20と各ECUとの通信が
要求される場合には、9.6kbpsの通信速度を要求
する装置アドレス信号がエンジン制御用ECU11に向
けて送信される。
【0049】続いて、同期信号SYNC、キーワード信
号KW1、キーワード信号KW2を受信した外部車両診
断装置20は、キーワード信号KW2を確認した後、キ
ーワード信号KW2の反転信号をエンジン制御用ECU
11に向けて送信する。
号KW1、キーワード信号KW2を受信した外部車両診
断装置20は、キーワード信号KW2を確認した後、キ
ーワード信号KW2の反転信号をエンジン制御用ECU
11に向けて送信する。
【0050】エンジン制御用ECU11は、キーワード
信号KW2の反転信号を受信、確認した後、装置アドレ
ス信号の反転信号を外部車両診断装置20に向けて送信
し(S150)、初期化処理が終了する。したがって、
各ECUに対する初期化処理と同時に複数の通信速度の
中から用いる通信速度を決定することができる。
信号KW2の反転信号を受信、確認した後、装置アドレ
ス信号の反転信号を外部車両診断装置20に向けて送信
し(S150)、初期化処理が終了する。したがって、
各ECUに対する初期化処理と同時に複数の通信速度の
中から用いる通信速度を決定することができる。
【0051】そして、通信速度が決定した後、通常のデ
ータの送受が実行される(S160)。ここで、通信速
度が10.4kbpsに定まった場合には、外部車両診
断装置20とエンジン制御用ECU11との間でデータ
リンクが確立するので、外部車両診断装置20は、要求
信号をエンジン制御用ECU11に向けて10.4kb
psの通信速度で送信し、要求信号を受信したエンジン
制御用ECU11は、応答信号を外部車両診断装置20
に向けて10.4kbpsの通信速度で送信する。
ータの送受が実行される(S160)。ここで、通信速
度が10.4kbpsに定まった場合には、外部車両診
断装置20とエンジン制御用ECU11との間でデータ
リンクが確立するので、外部車両診断装置20は、要求
信号をエンジン制御用ECU11に向けて10.4kb
psの通信速度で送信し、要求信号を受信したエンジン
制御用ECU11は、応答信号を外部車両診断装置20
に向けて10.4kbpsの通信速度で送信する。
【0052】かかる信号の送受の繰り返しによって、エ
ンジン制御用ECU11に記憶された故障に関する情報
(診断データ)が外部車両診断装置20に読み出しさ
れ、診断データに基づいて故障の内容が診断される。
ンジン制御用ECU11に記憶された故障に関する情報
(診断データ)が外部車両診断装置20に読み出しさ
れ、診断データに基づいて故障の内容が診断される。
【0053】これに対して、通信速度が9.6kbps
に定まった場合には、外部車両診断装置20と各ECU
11、12、13、14とによってネットワークが形成
されるので、外部車両診断装置20は、読み出しを行い
たいECUの装置アドレス信号を9.6kbpsの通信
速度でシリアルデータバス15に送信し、該当するEC
Uがこれに応答することによってデータリンクが確立す
る。そして、両者の間では9.6kbpsの通信速度で
データの送受が実行され、ECUが記憶している診断デ
ータに基づいて故障の内容が診断される。
に定まった場合には、外部車両診断装置20と各ECU
11、12、13、14とによってネットワークが形成
されるので、外部車両診断装置20は、読み出しを行い
たいECUの装置アドレス信号を9.6kbpsの通信
速度でシリアルデータバス15に送信し、該当するEC
Uがこれに応答することによってデータリンクが確立す
る。そして、両者の間では9.6kbpsの通信速度で
データの送受が実行され、ECUが記憶している診断デ
ータに基づいて故障の内容が診断される。
【0054】次に、第2の発明の実施の形態に係る車両
用電子制御装置の故障検出装置50について図を参照し
て説明する。本発明の実施の形態に係る車両用電子制御
装置の故障検出装置50は、ISOの規格に準拠しつ
つ、通信速度を迅速に決定する第2通信速度決定処理プ
ログラムを備えている点に特徴を有している。
用電子制御装置の故障検出装置50について図を参照し
て説明する。本発明の実施の形態に係る車両用電子制御
装置の故障検出装置50は、ISOの規格に準拠しつ
つ、通信速度を迅速に決定する第2通信速度決定処理プ
ログラムを備えている点に特徴を有している。
【0055】なお、本発明の実施の形態に係る車両用電
子制御装置の故障検出装置50の基本的構成は、第1の
発明の実施の形態に係る車両用電子制御装置の故障検出
装置10の構成と同様であるから、同一の構成要素に
は、第1の発明の実施の形態で用いた符号と同一の符号
を付して説明を省略する。
子制御装置の故障検出装置50の基本的構成は、第1の
発明の実施の形態に係る車両用電子制御装置の故障検出
装置10の構成と同様であるから、同一の構成要素に
は、第1の発明の実施の形態で用いた符号と同一の符号
を付して説明を省略する。
【0056】エンジン制御用ECU51は、外部車両診
断装置20から送信された装置アドレスに対応してより
迅速に通信速度を決定する第2通信速度決定プログラ
ム、各種センサにより検出された車両の運転状態を用い
て燃料の噴射タイミング、噴射量等を決定する燃料噴射
制御処理プログラム等を格納したROM510を有して
いる。
断装置20から送信された装置アドレスに対応してより
迅速に通信速度を決定する第2通信速度決定プログラ
ム、各種センサにより検出された車両の運転状態を用い
て燃料の噴射タイミング、噴射量等を決定する燃料噴射
制御処理プログラム等を格納したROM510を有して
いる。
【0057】続いて、エンジン制御用ECU51によっ
て実行される外部車両診断装置20とエンジン制御用E
CU51間の初期化処理を介した通信速度決定処理につ
いて図6及び図7を参照して説明する。ここで、図6は
エンジン制御用ECU51が実行する第2通信速度決定
処理プログラムのフローチャートであり、図7は外部車
両診断装置20とエンジン制御用ECU51間の通信手
順を示すタイムチャートである。
て実行される外部車両診断装置20とエンジン制御用E
CU51間の初期化処理を介した通信速度決定処理につ
いて図6及び図7を参照して説明する。ここで、図6は
エンジン制御用ECU51が実行する第2通信速度決定
処理プログラムのフローチャートであり、図7は外部車
両診断装置20とエンジン制御用ECU51間の通信手
順を示すタイムチャートである。
【0058】なお、図6のフローチャート中、「S」は
ステップを意味するものとする。また、図7中上段は外
部車両診断装置20が送信する信号波形を、下段はエン
ジン制御用ECU51が送信する信号波形を示してい
る。
ステップを意味するものとする。また、図7中上段は外
部車両診断装置20が送信する信号波形を、下段はエン
ジン制御用ECU51が送信する信号波形を示してい
る。
【0059】図7に示すように、外部車両診断装置20
は、シリアル通信コントローラ114を介して、初期化
のための装置アドレス信号(Low信号)を5bpsの
速度でシリアルデータバス15に送信する。このとき、
車載されている各ECUは、シリアルデータバス15を
監視しており、装置アドレス信号、あるいは、通常のス
タートビット信号といったLow信号を検出した後に、
送信された信号(シリアルデータ)の読み込みを実行す
る。
は、シリアル通信コントローラ114を介して、初期化
のための装置アドレス信号(Low信号)を5bpsの
速度でシリアルデータバス15に送信する。このとき、
車載されている各ECUは、シリアルデータバス15を
監視しており、装置アドレス信号、あるいは、通常のス
タートビット信号といったLow信号を検出した後に、
送信された信号(シリアルデータ)の読み込みを実行す
る。
【0060】そして、シリアルデータとして装置アドレ
ス信号を読み込んだ各ECU51、12、13、14
は、読み込んだ装置アドレス信号のパルス巾が自己を指
定する装置アドレス信号であるか否かを判定する。
ス信号を読み込んだ各ECU51、12、13、14
は、読み込んだ装置アドレス信号のパルス巾が自己を指
定する装置アドレス信号であるか否かを判定する。
【0061】ここで、本発明の実施の形態では、初期化
処理時における装置アドレス信号は、マスタECUとし
て機能するエンジン制御用ECU51によって認識さ
れ、エンジン制御用ECU11と外部車両診断装置20
との間でデータリンクが確立するものとする。
処理時における装置アドレス信号は、マスタECUとし
て機能するエンジン制御用ECU51によって認識さ
れ、エンジン制御用ECU11と外部車両診断装置20
との間でデータリンクが確立するものとする。
【0062】したがって、エンジン制御用ECU51
は、Low信号を検出するまでシリアルデータバス15
の監視を続け(S200:NO)、Low信号を検出す
ると(S200:YES)、装置アドレス信号を読み込
む(S210)。続いて、エンジン制御用ECU51
は、読み込んだ装置アドレス信号が自己を指定する装置
アドレス信号であるか否かを判定する(S220)。そ
して、読み込んだ装置アドレス信号が自己を指定する装
置アドレス信号でないと判定した場合には(S220:
NO)、以後の処理を実行することなくプログラムを終
了する。
は、Low信号を検出するまでシリアルデータバス15
の監視を続け(S200:NO)、Low信号を検出す
ると(S200:YES)、装置アドレス信号を読み込
む(S210)。続いて、エンジン制御用ECU51
は、読み込んだ装置アドレス信号が自己を指定する装置
アドレス信号であるか否かを判定する(S220)。そ
して、読み込んだ装置アドレス信号が自己を指定する装
置アドレス信号でないと判定した場合には(S220:
NO)、以後の処理を実行することなくプログラムを終
了する。
【0063】但し、本発明の実施の形態では、前述した
とおり、外部車両診断装置20は、初期化処理時には必
ずエンジン制御用ECU51を指定するので、エンジン
制御用ECU51と外部車両診断装置20との間でデー
タリンクが確立される。
とおり、外部車両診断装置20は、初期化処理時には必
ずエンジン制御用ECU51を指定するので、エンジン
制御用ECU51と外部車両診断装置20との間でデー
タリンクが確立される。
【0064】したがって、エンジン制御用ECU51
は、読み込んだ装置アドレス信号は自己を指定する装置
アドレス信号であると判定する(S220:YES)。
そして、装置アドレス信号のパルス巾に基づいて、外部
車両診断装置20の要求する通信速度が、19.2kb
ps、10.4kbps、あるいは9.6kbpsのい
ずれであるかを識別し、通信速度を決定する(S23
0)。
は、読み込んだ装置アドレス信号は自己を指定する装置
アドレス信号であると判定する(S220:YES)。
そして、装置アドレス信号のパルス巾に基づいて、外部
車両診断装置20の要求する通信速度が、19.2kb
ps、10.4kbps、あるいは9.6kbpsのい
ずれであるかを識別し、通信速度を決定する(S23
0)。
【0065】ここで、装置アドレス信号のパルス巾と通
信速度の関係について説明する。本発明の実施の形態で
は、装置アドレス信号のパルス巾T1が100±2ms
ecの場合には、9.6kbpsの通信速度を、装置ア
ドレス信号のパルス巾T1が125±2msecの場合
には、19.2kbpsの通信速度を、装置アドレス信
号のパルス巾T1が175±2msecの場合には、1
0.4kbpsの通信速度をそれぞれ外部車両診断装置
20が要求するものとする。
信速度の関係について説明する。本発明の実施の形態で
は、装置アドレス信号のパルス巾T1が100±2ms
ecの場合には、9.6kbpsの通信速度を、装置ア
ドレス信号のパルス巾T1が125±2msecの場合
には、19.2kbpsの通信速度を、装置アドレス信
号のパルス巾T1が175±2msecの場合には、1
0.4kbpsの通信速度をそれぞれ外部車両診断装置
20が要求するものとする。
【0066】また、装置アドレス信号のパルス巾T1が
200msec(T2)を超える場合には、たとえば、
第1の発明の実施の形態で説明したISOの規格に準拠
した方法により対象ECU、及び通信速度が決定され、
あるいは、5bpsのままでデータの送受が実行され
る。
200msec(T2)を超える場合には、たとえば、
第1の発明の実施の形態で説明したISOの規格に準拠
した方法により対象ECU、及び通信速度が決定され、
あるいは、5bpsのままでデータの送受が実行され
る。
【0067】したがって、通信速度の決定に当たって
は、装置アドレス信号の所定のアドレスに格納された通
信速度データに基づいて通信速度を決定する必要が無
く、単に、装置アドレス信号のパルス巾T1(ビット
長)を識別すれば良い。この結果、装置アドレス信号が
ISOに準拠する5bpsの通信速度の下、初期化処理
を実行した場合であっても、迅速に通信速度を決定し得
る。
は、装置アドレス信号の所定のアドレスに格納された通
信速度データに基づいて通信速度を決定する必要が無
く、単に、装置アドレス信号のパルス巾T1(ビット
長)を識別すれば良い。この結果、装置アドレス信号が
ISOに準拠する5bpsの通信速度の下、初期化処理
を実行した場合であっても、迅速に通信速度を決定し得
る。
【0068】そして、所定時間経過後、ステップ220
にて識別した通信速度の下、エンジン制御用ECU51
と外部車両診断装置20との間でデータの送受が実行さ
れる(240)。また、通信速度によっては、すなわ
ち、各ECU51、12、13、14間で相互通信を実
行可能な9.6kbpsの通信速度下では、データリン
クが確立したECUと外部車両診断装置20との間でデ
ータの送受が実行され、ECUが記憶している診断デー
タに基づいて故障の内容が診断される。
にて識別した通信速度の下、エンジン制御用ECU51
と外部車両診断装置20との間でデータの送受が実行さ
れる(240)。また、通信速度によっては、すなわ
ち、各ECU51、12、13、14間で相互通信を実
行可能な9.6kbpsの通信速度下では、データリン
クが確立したECUと外部車両診断装置20との間でデ
ータの送受が実行され、ECUが記憶している診断デー
タに基づいて故障の内容が診断される。
【0069】以上、発明の実施の形態に基づき詳細に説
明したように第1、及び第2の発明の実施の形態に係る
車両用電子制御装置の故障検出装置10、50では、通
信速度をソフトウェア、すなわち、第1、第2通信速度
決定処理プログラムを実行することにより決定する構成
を備えている。
明したように第1、及び第2の発明の実施の形態に係る
車両用電子制御装置の故障検出装置10、50では、通
信速度をソフトウェア、すなわち、第1、第2通信速度
決定処理プログラムを実行することにより決定する構成
を備えている。
【0070】したがって、複数の通信速度に対応するに
際して、ECUに複数の通信用ICを備える必要がある
とともに、ハードウェアによって通信速度の切り換えを
行う必要のあった従来の故障検出装置と異なり、ECU
に一つの通信用ICを備えるだけで複数の通信速度に対
応することができる。
際して、ECUに複数の通信用ICを備える必要がある
とともに、ハードウェアによって通信速度の切り換えを
行う必要のあった従来の故障検出装置と異なり、ECU
に一つの通信用ICを備えるだけで複数の通信速度に対
応することができる。
【0071】この結果、通信速度の切り換えを容易に実
行することが可能となり、また、ECUの汎用化が可能
となることによりECUの製造コストを下げることがで
きる。
行することが可能となり、また、ECUの汎用化が可能
となることによりECUの製造コストを下げることがで
きる。
【0072】また、車両の生産地、販売地によって搭載
すべきECUを選択する必要がなくなり、さらに、海外
生産の車両が国内に輸入された場合におきるECUの不
一致に起因するECU診断不能の事態を回避することが
できる。
すべきECUを選択する必要がなくなり、さらに、海外
生産の車両が国内に輸入された場合におきるECUの不
一致に起因するECU診断不能の事態を回避することが
できる。
【0073】すなわち、現在、CARBは、外部車両診
断装置20とエンジン制御用ECU11間におけるデー
タの送受を、10.4kbpsの通信速度環境下で実行
することを義務付けている。また、ECUのネットワー
ク化が研究されており、9.6kbpsの通信速度環境
下でのネットワークが主流の我が国では、ECUのネッ
トワーク化に際しても9.6kbpsの通信速度に準拠
する必要がある。
断装置20とエンジン制御用ECU11間におけるデー
タの送受を、10.4kbpsの通信速度環境下で実行
することを義務付けている。また、ECUのネットワー
ク化が研究されており、9.6kbpsの通信速度環境
下でのネットワークが主流の我が国では、ECUのネッ
トワーク化に際しても9.6kbpsの通信速度に準拠
する必要がある。
【0074】したがって、少なくとも、対米車両におい
ては、両者が要求する通信速度に対応する必要がある
が、上記各発明の実施の形態を適用することにより、容
易に対応することができる。
ては、両者が要求する通信速度に対応する必要がある
が、上記各発明の実施の形態を適用することにより、容
易に対応することができる。
【0075】また、第1の発明の実施の形態に係る車両
用電子制御装置の故障検出装置10では、ISOが定め
る低速な初期化処理に準拠しつつ通信速度を決定する構
成を備えている。
用電子制御装置の故障検出装置10では、ISOが定め
る低速な初期化処理に準拠しつつ通信速度を決定する構
成を備えている。
【0076】したがって、将来、車両通信分野がISO
の規格に準拠することが法律上要求されることとなって
も、特段の対応措置を講じることなくISOの規格を満
たすことができる。この結果、将来の規格の動向を考慮
することなく本発明を広く車両に適用することができ
る。
の規格に準拠することが法律上要求されることとなって
も、特段の対応措置を講じることなくISOの規格を満
たすことができる。この結果、将来の規格の動向を考慮
することなく本発明を広く車両に適用することができ
る。
【0077】さらに、第2の発明の実施の形態に係る車
両用電子制御装置の故障検出装置50では、装置アドレ
ス信号の所定のアドレスに格納された通信速度データを
識別することなく、単に装置アドレス信号のパルス巾
(ビット長)だけに基づいてECUが通信速度を決定す
る構成を備えている。また、外部車両診断装置20と対
象ECU間における確認信号の送受を実行しない構成を
備えている。
両用電子制御装置の故障検出装置50では、装置アドレ
ス信号の所定のアドレスに格納された通信速度データを
識別することなく、単に装置アドレス信号のパルス巾
(ビット長)だけに基づいてECUが通信速度を決定す
る構成を備えている。また、外部車両診断装置20と対
象ECU間における確認信号の送受を実行しない構成を
備えている。
【0078】したがって、装置アドレス信号の所定のア
ドレスに格納された通信速度データを識別するための時
間、確認信号の送受信のための時間が不要となり、通信
速度を決定するまでに要する時間を100msec〜1
75msec程度に短縮することができる。従来、通信
速度の決定に要していた時間が400msec程度であ
ることを考慮すれば、飛躍的に通信速度決定に要する時
間を短縮することができることとなる。
ドレスに格納された通信速度データを識別するための時
間、確認信号の送受信のための時間が不要となり、通信
速度を決定するまでに要する時間を100msec〜1
75msec程度に短縮することができる。従来、通信
速度の決定に要していた時間が400msec程度であ
ることを考慮すれば、飛躍的に通信速度決定に要する時
間を短縮することができることとなる。
【0079】この結果、msec単位での時間管理が要
求される工場検査時に、他の工程に影響を及ぼすことな
くECUの診断を行うことができる。以上、発明の実施
の形態に基づき本発明を説明したが、本発明の趣旨から
逸脱しない範囲で種々の変更改良が可能である。
求される工場検査時に、他の工程に影響を及ぼすことな
くECUの診断を行うことができる。以上、発明の実施
の形態に基づき本発明を説明したが、本発明の趣旨から
逸脱しない範囲で種々の変更改良が可能である。
【0080】(1)上記各発明の実施の形態において
は、9.6kbps、10.4kbps、及び19.2
kbpsの3つの通信速度を切り換え可能な通信速度と
して用いたが、この他の通信速度を切り換え可能な通信
速度として用いても良い。
は、9.6kbps、10.4kbps、及び19.2
kbpsの3つの通信速度を切り換え可能な通信速度と
して用いたが、この他の通信速度を切り換え可能な通信
速度として用いても良い。
【0081】すなわち、上記各発明の実施の形態では、
外部車両診断装置20の負荷、及び、現在、一般的に用
いられている通信速度を考慮して例示的に用いただけで
あり、他の通信速度であっても何等問題はない。
外部車両診断装置20の負荷、及び、現在、一般的に用
いられている通信速度を考慮して例示的に用いただけで
あり、他の通信速度であっても何等問題はない。
【0082】(2)また、上記各発明の実施の形態にお
いて外部車両診断装置20は、5bpsの通信速度でエ
ンジン制御用ECU11、51に装置アドレス信号を送
信しているが、他の通信速度であっても良い。すなわ
ち、5bpsの通信速度はISO9141の規格に基づ
いた通信速度であり、ISOの規格が変更になった場合
には、変更となったISOの規格に準拠する通信速度を
採用すれば良いからである。
いて外部車両診断装置20は、5bpsの通信速度でエ
ンジン制御用ECU11、51に装置アドレス信号を送
信しているが、他の通信速度であっても良い。すなわ
ち、5bpsの通信速度はISO9141の規格に基づ
いた通信速度であり、ISOの規格が変更になった場合
には、変更となったISOの規格に準拠する通信速度を
採用すれば良いからである。
【0083】(3)さらに、上記各発明の実施の形態で
は、エンジン制御用ECU11、51がマスタECUと
して機能しているが、外部車両診断装置20とエンジン
制御用ECU11、51間における10.4kbpsの
通信速度を実現できれば、他のECUがマスタECUと
して機能しても良い。
は、エンジン制御用ECU11、51がマスタECUと
して機能しているが、外部車両診断装置20とエンジン
制御用ECU11、51間における10.4kbpsの
通信速度を実現できれば、他のECUがマスタECUと
して機能しても良い。
【0084】(4)また、上記各発明の実施の形態にお
いて用いたECUは例示であり、他のECU、たとえ
ば、クルーズコントロール用ECU等を備えても良い。
なお、以上の発明の実施の形態から把握できる技術的思
想について、以下に効果とともに記載する。
いて用いたECUは例示であり、他のECU、たとえ
ば、クルーズコントロール用ECU等を備えても良い。
なお、以上の発明の実施の形態から把握できる技術的思
想について、以下に効果とともに記載する。
【0085】(1)請求項3に記載の車両用電子制御装
置の故障診断装置において、前記低速初期化信号は、世
界標準化機構に規定される所定の電子制御装置を決定す
る方式(通信速度を決定する方式ではない)に準拠した
通信速度であることを特徴とする車両用電子制御装置の
故障診断装置。
置の故障診断装置において、前記低速初期化信号は、世
界標準化機構に規定される所定の電子制御装置を決定す
る方式(通信速度を決定する方式ではない)に準拠した
通信速度であることを特徴とする車両用電子制御装置の
故障診断装置。
【0086】かかる構成を備える場合には、世界標準化
機構に準拠しつつ、通信速度を迅速に決定することがで
きる。
機構に準拠しつつ、通信速度を迅速に決定することがで
きる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明に係る車両用電子制御装置の故障診断装置によれ
ば、相互に通信回路網で接続された複数の電子制御装置
のうち、少なくとも1つの電子制御装置が複数の通信速
度に対応することができる。
発明に係る車両用電子制御装置の故障診断装置によれ
ば、相互に通信回路網で接続された複数の電子制御装置
のうち、少なくとも1つの電子制御装置が複数の通信速
度に対応することができる。
【0088】また、請求項2、及び請求項3に記載の発
明に係る車両用電子制御装置の故障診断装置によれば、
複数の通信速度に対応可能な電子制御装置が複数の通信
速度の中から迅速に通信速度を決定することができる。
明に係る車両用電子制御装置の故障診断装置によれば、
複数の通信速度に対応可能な電子制御装置が複数の通信
速度の中から迅速に通信速度を決定することができる。
【図1】 本発明に係る車両用電子制御装置の故障診断
装置の基本概念を示す説明図。
装置の基本概念を示す説明図。
【図2】 本発明の実施の形態に係る車両用電子制御装
置の故障検出装置の概略構成を示すシステム図。
置の故障検出装置の概略構成を示すシステム図。
【図3】 エンジン制御用電子制御装置の概略構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図4】 第1の発明の実施の形態にて実行される第1
通信速度決定処理プログラムのフローチャート。
通信速度決定処理プログラムのフローチャート。
【図5】 第1の発明の実施の形態にて実行される外部
車両診断装置とエンジン制御用ECU間の通信手順を示
すタイムチャート
車両診断装置とエンジン制御用ECU間の通信手順を示
すタイムチャート
【図6】 第2の発明の実施の形態にて実行される第2
通信速度決定処理プログラムのフローチャート。
通信速度決定処理プログラムのフローチャート。
【図7】 第2の発明の実施の形態にて実行される外部
車両診断装置とエンジン制御用ECU間の通信手順を示
すタイムチャート。
車両診断装置とエンジン制御用ECU間の通信手順を示
すタイムチャート。
10、50…車両用電子制御装置の故障診断装置、1
1、51…エンジン制御用ECU、12…トランスミッ
ション制御用ECU、13…ABS制御用ECU、14
…エアコン制御用ECU、15…シリアルデータバス、
16…パラレルデータバス、20…外部車両診断装置、
21…各種センサ、22…インジェクタ、110、51
0…ROM、111…CPU、112…RAM、113
…バックアップRAM、114…シリアル通信コントロ
ーラ、115…双方向バス、116…入出力インターフ
ェース、117…コネクタ、M1…電子制御装置、M2
…故障診断装置、M3…通信回線、M4…通信速度決定
手段。
1、51…エンジン制御用ECU、12…トランスミッ
ション制御用ECU、13…ABS制御用ECU、14
…エアコン制御用ECU、15…シリアルデータバス、
16…パラレルデータバス、20…外部車両診断装置、
21…各種センサ、22…インジェクタ、110、51
0…ROM、111…CPU、112…RAM、113
…バックアップRAM、114…シリアル通信コントロ
ーラ、115…双方向バス、116…入出力インターフ
ェース、117…コネクタ、M1…電子制御装置、M2
…故障診断装置、M3…通信回線、M4…通信速度決定
手段。
Claims (3)
- 【請求項1】 車両に搭載された複数の電子制御装置
と、複数の電子制御装置のうち少なくとも一つの電子制
御装置に接続されるとともに、各電子制御装置に発生し
た故障を検出する故障検出装置とを備えた車両用電子制
御装置の故障診断装置において、 前記複数の電子制御装置は、前記各電子制御装置間にお
ける信号の送受信を許容する通信回線によって相互に接
続される通信回路網を形成し、 前記故障検出装置が接続される電子制御装置は、前記故
障診断装置から送信された低速初期化信号に基づいて前
記故障診断装置との通信速度を決定する通信速度決定手
段を備えたことを特徴とする車両用電子制御装置の故障
診断装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両用電子制御装置の
故障診断装置において、 前記通信速度決定手段は、前記低速初期化信号が有する
パルス巾に基づいて通信速度を変更することを特徴とす
る車両用電子制御装置の故障診断装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の車両用電
子制御装置の故障診断装置において、 前記複数の電子制御装置は、前記通信回路網を介して第
1通信速度で信号の送受信を実行し、 前記故障検出装置が接続される電子制御装置と、前記故
障検出装置とは第2通信速度で信号の送受信を実行し、 前記通信速度決定手段は、前記故障診断装置から送信さ
れた低速初期化信号に基づき前記故障診断装置との通信
速度を第1通信速度、あるいは第2通信速度のいずれか
に決定することを特徴とする車両用電子制御装置の故障
診断装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03824396A JP3307215B2 (ja) | 1996-02-26 | 1996-02-26 | 車両用電子制御装置の故障診断装置 |
ES97103049T ES2217343T3 (es) | 1996-02-26 | 1997-02-25 | Sistema y metodo de diagnostico de mal funcionamiento en unidades electronicas de control a bordo de vehiculo. |
EP97103049A EP0793111B1 (en) | 1996-02-26 | 1997-02-25 | Malfunction diagnosis system and method for on-vehicle electronic control units |
DE69729018T DE69729018T2 (de) | 1996-02-26 | 1997-02-25 | Funktionsstörungsdiagnosesystem und Verfahren für ein in einem Fahrzeug installiertes elektronisches Steuergerät |
CA002198501A CA2198501C (en) | 1996-02-26 | 1997-02-25 | Malfunction diagnosis system and method for on-vehicle electronic control units |
US08/810,108 US6128560A (en) | 1996-02-26 | 1997-02-25 | Malfunction diagnosis system and method for on-vehicle electronic control units |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09229983A true JPH09229983A (ja) | 1997-09-05 |
JP3307215B2 JP3307215B2 (ja) | 2002-07-24 |
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ID=12519875
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