[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH09151159A - 光学活性カルボン酸のラセミ化方法 - Google Patents

光学活性カルボン酸のラセミ化方法

Info

Publication number
JPH09151159A
JPH09151159A JP31403995A JP31403995A JPH09151159A JP H09151159 A JPH09151159 A JP H09151159A JP 31403995 A JP31403995 A JP 31403995A JP 31403995 A JP31403995 A JP 31403995A JP H09151159 A JPH09151159 A JP H09151159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carboxylic acid
optically active
active carboxylic
group
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31403995A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiho Iwata
志穂 岩田
Sakie Nakai
佐喜恵 中井
Haruyo Satou
治代 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP31403995A priority Critical patent/JPH09151159A/ja
Publication of JPH09151159A publication Critical patent/JPH09151159A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ラセミカルボン酸の工業的製造法を提供する。 【解決手段】光学活性カルボン酸、または光学活性カル
ボン酸アルカリ金属塩を、塩基とジメチルスルホキシド
共存下に加熱することによってラセミカルボン酸を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】光学活性カルボン酸は医薬、
農薬の中間原料として有用な化合物である。本発明はラ
セミのカルボン酸を化学分割によって製造する際に副生
する不要な光学対掌カルボン酸のラセミ化法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学活性カルボン酸のラセミ化法
としては、光学活性カルボン酸をアルカリ金属水酸化物
の水溶液中で加熱する方法が一般的によく知られてい
る。例えば、光学活性2−(4−クロロフェニル)−3
−メチル酪酸のアルカリ金属塩をアルカリ金属水酸化物
などの塩基と130℃以上に加熱する方法(特開昭53
−5134号公報)が知られている。ところが、これは
十分なラセミ化率を得るためには塩基と130℃以上の
厳しい加熱条件が必要である。よって、耐食性、耐圧性
などの反応装置の制約を受ける上に、大過剰の塩基を必
要とするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ラセミ体のカルボン酸
から、化学分割して得られる光学活性カルボン酸の収率
は理論的にはラセミ体の50%であり、工業的製造法と
しては不十分である。従って、不要な光学対掌カルボン
酸をラセミ化して光学分割の原料としてリサイクルする
事が必須であり、故にラセミ化技術は重要である。
【0004】従来の光学活性カルボン酸をアルカリ金属
水酸化物の水溶液中で高温で加熱するラセミ化法は、大
過剰の塩基を必要とし、且つラセミ化条件が厳しく、そ
のため回収率も低くなる傾向がある。そこで、塩基の使
用量が少なく、穏和な条件で実施することができ、且つ
高収率でラセミ化する方法が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは光
学活性カルボン酸を塩基の使用量が少なく、穏和な条件
下に、且つ高収率で得る工業的に実施可能な製造法を鋭
意検討した結果、この目的は塩基とジメチルスルホキシ
ド共存下で、光学活性カルボン酸、または光学活性カル
ボン酸アルカリ金属塩を加熱することにより達成される
ことが判った。本発明は従来法に比べて30〜50℃程
度低い温度で、且つ塩基の量も少なくしてラセミ化させ
ることができるので、ラセミのカルボン酸から理論的に
100%の光学活性カルボン酸が得られることになる。
【0006】以下、本発明の構成を詳細に説明する。
【0007】本発明において、原料として用いられる光
学活性カルボン酸または光学活性カルボン酸アルカリ金
属塩は、例えば、次の一般式(I)
【化2】 (式中、R1及びR2は各々独立に、i)ヒドロキシル
基、ii)無置換、カルボキシル基、炭素数1〜5のア
ルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、フェニル基で
置換された炭素数1〜10のアルキル基、iii)アリ
ール部分が無置換、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数
1〜5のアルコキシ基、ハロゲン基、ヒドロキシル基で
置換された炭素数6〜10のアリールまたは炭素数7〜
11のアラルキル基、iv)無置換、カルボキシル基、
炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ
基、ヒドロキシル基で置換された炭素数5〜6のシクロ
アルキル基、また、Xは水素あるいはアルカリ金属を示
す。)で表されるものが使用できる。中でも一般式
(I)においてR1,R2は少なくともいずれか一方に
芳香環を有する光学活性芳香族カルボン酸が特に好まし
い。さらに好ましくはR1はヒドロキシル基または炭素
数1〜6のアルキル基、R2は無置換、炭素数1〜5の
アルキル基またはハロゲン基で置換されたフェニル基で
ある光学活性カルボン酸である。
【0008】具体的には光学活性2−フェニルプロピオ
ン酸、光学活性2−(4−メトキシフェニル)プロピオ
ン酸、光学活性2−フェニル酪酸、光学活性2−(4−
クロロフェニル)−3−メチル酪酸、光学活性2−(4
−フルオロフェニル)−3−メチル酪酸、光学活性イブ
プロフェン、光学活性ナプロキセン、光学活性2−メト
キシ−2−フェニル酢酸などのα−置換フェニル酢酸
類、光学活性マンデル酸、光学活性2−ヒドロキシ−3
−フェニルプロピオン酸、光学活性2−ヒドロキシ−4
−フェニル酪酸などの芳香族ヒドロキシ酸類が挙げられ
る。また、これらのナトリウム塩、カリウム塩、リチウ
ム塩などのアルカリ金属塩などを使用する事ができる。
【0009】ここで、本発明に於ける光学活性カルボン
酸とは、一方の光学異性体が他方の光学異性体より多く
含有されるカルボン酸を意味し、実質的には光学純度3
0%ee以上のカルボン酸を意味する。また、ラセミカル
ボン酸とは光学純度が30%ee未満のカルボン酸を意味
する。
【0010】本発明のラセミ化は塩基とジメチルスルホ
キシド共存下で、前記光学活性カルボン酸または光学活
性カルボン酸のアルカリ金属塩を加熱することによって
行う。 本発明において用いられる塩基はアルカリ金属
水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属炭
酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属アルコキ
シド、アルカリ金属水素化物およびアルカリ金属アミド
からなる群より選ばれる塩基が好ましい。単一塩基でも
よく、2種以上の塩基を組み合わせて使用することも可
能である。用いられる塩基の具体例は、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなどのアルカリ金
属水酸化物、水酸化バリウム、水酸化カルシウムなどの
アルカリ土類金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウムなどのアルカリ金属炭酸塩、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド、カリ
ウムエトキシド、カリウムイソプロポキシド、カリウム
−s−ブトキシド、カリウム−t−ブトキシドなどのア
ルカリ金属アルコキシド;水素化ナトリウム、水素化カ
リウムなどのアルカリ金属水素化物;リチウムアミド、
ナトリウムアミド、カリウムアミドなどのアルカリ金属
アミドなどが挙げられる。特にアルカリ金属水酸化物、
アルカリ金属アルコキシドが好ましく用いられる。 本
発明では塩基の使用量はラセミ化の温度あるいは時間に
影響されるが、光学活性カルボン酸に対して1.01当
量以上が好ましい。また、大量に使用してもラセミ化反
応にはなんら影響を与えないが、薬品コストや単離操作
等、必ずしも有利ではない。反応性および経済性を考慮
すると光学活性カルボン酸に対して1.01〜10当量
が好ましく、さらに好ましくは1.1〜5当量である。
また光学活性カルボン酸アルカリ塩を原料とする場合に
は、塩基の使用量は光学活性カルボン酸アルカリ塩に対
して0.01〜9当量が好ましく、さらに好ましくは
0.1〜4当量である。
【0011】本発明のラセミ化はジメチルスルホキシド
共存下で行う。ジメチルスルホキシドの使用量は、光学
活性カルボン酸、または光学活性カルボン酸アルカリ塩
に対して0.1〜10重量倍が適量である。0.1重量
倍以下では十分なラセミ化速度が得られず、10重量倍
以上ではラセミ化速度の割りには薬品費が高くついてい
まう。この時他の有機溶媒が共存していてもよいが、ラ
セミ化時の温度を保つことができないような多量の沸点
の低い有機溶媒は避けるべきである。また、光学活性カ
ルボン酸のアルカリ塩とジメチルスルホキシドがラセミ
化時に均一溶液になることが好ましく、光学活性カルボ
ン酸のアルカリ塩を積極的に不溶化、あるいは分液させ
るような有機溶媒の共存も好ましくない。したがって、
有機溶媒の共存量は光学活性カルボン酸に対して4倍モ
ル以下、好ましくは2倍モル以下であり、具体的にはベ
ンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサンなどの炭
化水素類;メタノール、エタノール、プロパノール、イ
ソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、t−ブ
タノールなどのアルコール類;イソプロピルエーテル、
ブチルエーテル、イソブチルエーテル、アニソールなど
のエーテル類などの有機溶媒が許容される。
【0012】また、本発明のラセミ化方法においては少
量の水が共存していても問題なくラセミ化は進行する。
しかし、水の存在量が多いとラセミ化速度は低下する。
ジメチルスルホキシドの量にも関係するが、通常、水の
存在量は光学活性カルボン酸に対して2.0重量倍以
下、好ましくは1.0重量倍以下である。
【0013】ラセミ化反応は60℃以上で進行するが、
反応時間との兼ね合いで60℃から150℃までの範囲
が好ましい。特に好ましい温度は60℃以上130℃未
満である。ラセミ化に要する時間は温度あるいは塩基の
種類と量に関係するが、通常0.1〜40時間で終了す
る。
【0014】ラセミ化反応後、公知の方法でラセミのカ
ルボン酸を回収することができる。例えば、塩酸、硫酸
水溶液で酸性にした後、トルエン、酢酸エチルなどの有
機溶媒で抽出すると有機溶媒層にラセミのカルボン酸が
抽出されてくるので、これを蒸留するか、あるいは陰イ
オン交換樹脂にラセミのカルボン酸を吸着させて、ジメ
チルスルホキシドを除去し、塩酸水溶液でラセミのカル
ボン酸を溶出させて回収することもできる。こうして得
られたラセミのカルボン酸はジアステレオマー塩分割の
出発物質としてリサイクルすることが可能である。
【0015】本発明で使用するジメチルスルホキシドは
安定な化合物であり、アルカリ条件下で蒸留回収して再
使用が可能である。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
【0017】なお、実施例のラセミ化反応後の2−(4
−フルオロフェニル)−3−メチル酪酸、マンデル酸の
光学純度は、以下の方法で求めた。即ち、2−(4−フ
ルオロフェニル)−3−メチル酪酸は、ラセミ化反応後
1N−塩酸水溶液で酸性にした後、シクロヘキサンで抽
出し、シクロヘキサン層を硫酸マグネシウムで乾燥し
た。約1%に調整した溶液2μlをHPLCに注入して
分析した。分析に使用したカラムはCHIRALCEL
OD 4.6mmφ×250mm(ダイセル製)、移
動相はn−ヘキサン/イソプロパノール/トリフルオロ
酢酸=998/2/2(v/v/v)を用いた。カラム
温度20℃、流速は0.5ml/minで、検出はUV
(254nm)で行った。(−)−2−(4−フルオロ
フェニル)−3−メチル酪酸は46.4分、(+)−2
−(4−フルオロフェニル)−3−メチル酪酸52.8
分に溶出した。
【0018】マンデル酸はラセミ化反応後、マンデル酸
の濃度が0.15%になるようにアセトニトリルで希釈
し、その0.1mlに0.4%O,O´−ジ−p−トル
オイル−L−酒石酸無水物のアセトニトリル溶液1.0
mlを加えて振り混ぜた。20分静置した後、0.05
%リン酸水溶液1.0mlを添加して10分放置したサ
ンプル溶液5μlをHPLCに注入して分析した。分析
に使用したカラムはCAPCELPAK SG120
4.6mmφ×250mm(資生堂製)、移動相はpH
4の水溶液(0.03%のアンモニア水溶液に5%酢酸
水溶液を添加してpH4に調整した水溶液)/メタノー
ル=45/55、流速0.4ml/min、カラム温度
20℃、検出はUV(254nm)で行った。L−マン
デル酸24.1分、D−マンデル酸は33.1分に溶出
した。またラセミ化率は下式により算出した。
【0019】
【数1】
【0020】実施例1 20mlガラス製アンプルオートクレーブに、(+)−
2−(4−フルオロフェニル)−3−メチル酪酸(以
下、2−(4−フルオロフェニル)−3−メチル酪酸
を”FPIA”と略記する。)0.490g(2.5ミ
リモル、98%ee)、すりつぶした水酸化カリウム
0.318g(5.7ミリモル)とジメチルスルホキシ
ド1.045gを仕込み、スターラーで撹拌しながら、
120℃で7時間加熱した。この時均一溶液であった。
反応後、1N−HCl6mlを添加して酸性とし、シク
ロヘキサン10mlで2回抽出した。シクロヘキサン層
を水洗した後エバポレーターで濃縮すると2−(4−フ
ルオロフェニル)−3−メチル酪酸の結晶0.46gが
得られた。光学純度は1%eeであり、ラセミ化率は9
9%であった。
【0021】実施例2 20mlガラス製アンプルオートクレーブに、(+)−
FPIA0.548g(2.8ミリモル、98%e
e)、粉末の水酸化ナトリウム0.224g(5.6ミ
リモル)とジメチルスルホキシド1.605gを仕込
み、スターラーで撹拌しながら、120℃で10時間加
熱した。実施例1と同様にしてFPIAを抽出した。光
学純度は9%eeであり、ラセミ化率は92%であっ
た。
【0022】実施例3 20mlガラス製アンプルオートクレーブに、(−)−
FPIAのナトリウム塩0.392g(1.8ミリモ
ル、99%ee)、ナトリウムメトキシド0.059g
(1.1ミリモル)とジメチルスルホキシド1.038
gを仕込み、スターラーで撹拌しながら、100℃で2
0時間加熱した。実施例1と同様にしてFPIAを抽出
し、光学純度を測定したところ、8%eeであり、ラセ
ミ化率は91%であった。
【0023】実施例4 20mlガラス製アンプルオートクレーブに、D−マン
デル酸0.515g(3.4ミリモル、>99.5%e
e)、粉末の水酸化ナトリウム0.217g(5.4ミ
リモル)とジメチルスルホキシド1.061gを仕込
み、スターラーで撹拌しながら、100℃で3時間加熱
した。ラセミ化率は100%であった。 比較例1 20mlガラス製アンプルオートクレーブに、(+)−
FPIA0.274g(1.4ミリモル、98%ee)
と54%水酸化カリウム水溶液2.90g(27.9ミ
リモル)を仕込み、スターラーで撹拌しながら、150
℃で5時間加熱した。この時FPIAはアルカリ水溶液
の上部に分液していた。実施例1と同様にしてFPIA
を抽出した。光学純度は18%eeであり、ラセミ化率
は82%であった。
【0024】比較例2 20mlガラス製アンプルオートクレーブに、D−マン
デル酸1.52g(10ミリモル、>99.5%e
e)、水1.0gおよび40%水酸化ナトリウム2.0
0g(20ミリモル)を仕込み、スターラーで撹拌しな
がら、140℃で3時間加熱した。反応液中のマンデル
酸の光学純度は5%eeであり、ラセミ化率は95%で
あった。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、光学活性カルボン酸を
塩基の使用量を少なくして、穏和な条件下でラセミ化で
き、且つ高収率でラセミカルボン酸が得られる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学活性カルボン酸、または光学活性カ
    ルボン酸アルカリ金属塩を、塩基およびジメチルスルホ
    キシド共存下に加熱することを特徴とする光学活性カル
    ボン酸のラセミ化方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、光学活性カルボン酸が
    次の一般式(I) 【化1】 (式中、R1及びR2は各々独立に、i)ヒドロキシル
    基、ii)無置換、カルボキシル基、炭素数1〜5のア
    ルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、フェニル基で
    置換された炭素数1〜10のアルキル基、iii)アリ
    ール部分が無置換、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数
    1〜5のアルコキシ基、ハロゲン基、ヒドロキシル基で
    置換された炭素数6〜10のアリールまたは炭素数7〜
    11のアラルキル基、iv)無置換、カルボキシル基、
    炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ
    基、ヒドロキシル基で置換された炭素数5〜6のシクロ
    アルキル基、Xは水素あるいはアルカリ金属を表す。)
    であることを特徴とする光学活性カルボン酸のラセミ化
    方法。
  3. 【請求項3】 一般式(I)において、R1,R2は少
    なくともいずれか一方に芳香環を有することを特徴とす
    る請求項2記載の光学活性カルボン酸のラセミ化方法。
  4. 【請求項4】 前記一般式(I)において、R1はヒド
    ロキシル基または炭素数1〜6のアルキル基、R2は無
    置換、炭素数1〜5のアルキル基またはハロゲン基で置
    換されたフェニル基であることを特徴とする請求項2記
    載の光学活性カルボン酸のラセミ化方法。
  5. 【請求項5】 塩基がアルカリ金属水酸化物および/ま
    たはアルカリ金属アルコキシドであることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項記載の光学活性カルボン酸
    のラセミ化方法。
  6. 【請求項6】 60℃以上130℃未満で加熱すること
    を特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の光学活性
    カルボン酸のラセミ化方法。
JP31403995A 1995-12-01 1995-12-01 光学活性カルボン酸のラセミ化方法 Pending JPH09151159A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31403995A JPH09151159A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 光学活性カルボン酸のラセミ化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31403995A JPH09151159A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 光学活性カルボン酸のラセミ化方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09151159A true JPH09151159A (ja) 1997-06-10

Family

ID=18048483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31403995A Pending JPH09151159A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 光学活性カルボン酸のラセミ化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09151159A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004070045A1 (ja) * 2003-02-10 2004-08-19 Nisshin Pharma Inc. 光学活性な6-ホルミル-1,4-ベンゾジオキシン-2-カルボン酸誘導体の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004070045A1 (ja) * 2003-02-10 2004-08-19 Nisshin Pharma Inc. 光学活性な6-ホルミル-1,4-ベンゾジオキシン-2-カルボン酸誘導体の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0462776B1 (en) Preparation of optically active arylaliphatic carboxylic acids
US6962998B2 (en) Processes for producing racemic piperidine derivative and for producing optically active piperidine derivative
US8017378B2 (en) Method for production of optically active biphenylalanine compound or salt or ester thereof
US7002037B2 (en) Process for the preparation on enantiomerically enriched compounds
JP2007524614A (ja) α−(フェノキシ)フェニル酢酸誘導体の分割
EP2234974B1 (en) Process for the preparation of (s)-1-alkyl-2',6'-pipecoloxylidide compound
JPH09151159A (ja) 光学活性カルボン酸のラセミ化方法
JP3484510B2 (ja) 光学活性カルボン酸の製造法
JP2011012032A (ja) 光学活性な3−アミノピペリジンの製造方法および製造の中間体
JP5598330B2 (ja) 光学活性有機カルボン酸の製造方法
JP3252579B2 (ja) 光学活性1−(ハロゲノフェニル)エチルアミン類のラセミ化法
JP3178301B2 (ja) ラセミ脂肪族ヘテロ環カルボン酸エステルの製造方法
JP3588762B2 (ja) ラセミ2−(4−フルオロフェニル)−3−メチル酪酸エステルおよびラセミ2−(4−フルオロフェニル)−3−メチル酪酸の製造方法
EP0726244B1 (en) Process for producing 2-fluorocyclopropanecarboxylic acid
EP0906900B1 (en) A process for preparing optically active 2-hydroxy-methyl-3-phenylpropionic acid
FI96681C (fi) Menetelmä 2,2-dimetyylisyklopropaanikarboksyylihapon rasemaattipilkkomiseksi
US20190127315A1 (en) Method for preparing d-4,4'-biphenylalanine alkyl ester or l-4,4'-biphenylalanine alkyl ester from dl-4,4'-biphenylalanine alkyl ester
JP2551216B2 (ja) 光学活性1―(p―クロルフェニル)―1―(2―ピリジル)―3―ジメチルアミノプロパンの製法
JPH0987255A (ja) ラセミ2−ピペラジンカルボン酸誘導体の製造法
JP6473952B2 (ja) 光学活性2−メチルピペラジンの製造方法
JP3911302B2 (ja) 光学活性2−メチルピペラジンの製造法
KR101510637B1 (ko) 신규한 l-클로페라스틴의 중간체 및 그 제조 방법
JP4129765B2 (ja) ラセミアミノペンタンニトリルの製造方法
JPH11246472A (ja) 光学活性α−置換カルボン酸の製造方法
JP2863002B2 (ja) 光学活性な2―(アルキル置換フェニル)プロピオン酸誘導体および(±)―1―メチル―3―フェニルプロピルアミンの光学分割方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041109

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041208

A521 Written amendment

Effective date: 20050107

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A521 Written amendment

Effective date: 20041208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050222

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02