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JPH09123579A - スタンプ用テープカセット及びスタンプ装置 - Google Patents

スタンプ用テープカセット及びスタンプ装置

Info

Publication number
JPH09123579A
JPH09123579A JP30987495A JP30987495A JPH09123579A JP H09123579 A JPH09123579 A JP H09123579A JP 30987495 A JP30987495 A JP 30987495A JP 30987495 A JP30987495 A JP 30987495A JP H09123579 A JPH09123579 A JP H09123579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stamp
stencil sheet
heat
sensitive stencil
tape cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30987495A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takami
弘 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP30987495A priority Critical patent/JPH09123579A/ja
Publication of JPH09123579A publication Critical patent/JPH09123579A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感熱性孔版原紙をスタンプ体に簡単に装着で
きるようにすること。 【解決手段】 スタンプ用テープカセット20にて、穿
孔画像が形成された感熱性孔版原紙25を一対の案内溝
42に案内されつつ開口部41によって外部に臨ませた
状態で、スタンプ体60をカセット20のスタンプ装着
部33に装着すると、スタンプ体60のインク含浸体6
8が感熱性孔版原紙25に密着して、スタンプ体60を
スタンプ装着部33から取外すと、スタンプとして使用
できるスタンプ体60が完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタンプ体の印面
部に適用する穿孔画像を形成可能なテープ状の感熱性孔
版原紙を収容したテープカセットと、前記テープカセッ
トとインク含浸体が取付けられたスタンプ体とで構成さ
れるスタンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、把持部を有するスタンプ本体
と、スタンプ本体の先端部に装着されたインク含浸体
と、インク含浸体の先端面に密着され穿孔画像が形成さ
れた感熱性孔版原紙(以下、孔版原紙という)とを有
し、孔版原紙とインク含浸体とを印刷対象体に押圧して
穿孔画像を印刷するスタンプ体が実用化されている。一
般に、スタンプ体には、孔版原紙をインク含浸体の先端
面に密着させてから穿孔画像を形成したものと、穿孔画
像が形成された孔版原紙をインク含浸体の先端面に密着
させたものがある。
【0003】例えば、特開平7−149034号に記載
のスタンプ体においては、孔版原紙でインク含浸体を覆
って印面部を構成し、孔版原紙の外周部分をスタンプ本
体の側面に貼着し、スタンプ本体に下方からスカート部
材を外嵌合させ、そのスタンプ体を特殊な加熱穿孔装置
に装着してサーマルヘッドにより孔版原紙の印面部に穿
孔画像を形成する。しかし、このスタンプ体の場合、孔
版原紙に加熱穿孔する為に特殊な加熱穿孔装置が必要に
なる。
【0004】一方、本願出願人は、テープ状の印字媒体
にインクリボンを介して印字して、種々のラベルを作成
するラベル作成用加熱穿孔装置を実用化したが、この加
熱穿孔装置で、テープ状の孔版原紙に穿孔印字して穿孔
画像を形成し、その穿孔印字した孔版原紙を所定の長さ
に切断してスタンプ体に適用することもできる。例え
ば、特開平7−156360号公報には、スタンプ体の
印面部に適用する穿孔画像を形成可能なテープ状の感熱
性孔版原紙を収容したテープカセットであって、穿孔画
像形成の際にサーマルヘッドを有する加熱穿孔装置に着
脱自在に装着されるテープカセットと、このテープカセ
ットのテープ状の孔版原紙に穿孔画像を形成し、その穿
孔画像が形成された孔版原紙を所定の長さに分断して適
用したスタンプ体が記載されている。
【0005】前記スタンプ体は、握り部を有する押圧部
材と、押圧部材の下面側に取付けられたインク含浸体
と、インク含浸体の外周側に設けられたホルダー部材
と、ホルダー部材の下端部に下方から外嵌合可能な保持
枠とを有している。スタンプ体に所定の長さに分断され
た孔版原紙を装着する場合、孔版原紙を介して保持枠を
ホルダー部材に外嵌合して、孔版原紙の穿孔画像が形成
されている部分をインク含浸体の表面に密着させた状態
で、孔版原紙の外周部をホルダー部材と保持枠間に挟持
させて、スタンプとして使用できるスタンプ体が構成さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記後者の公
報においては、孔版原紙は数10μm の厚さで非常に薄
く、しかも、テープ状の孔版原紙を分断した状態で指で
扱うため、孔版原紙をホルダー部材に装着する作業が非
常に難しくなるという問題がある。本発明の目的は、孔
版原紙をスタンプ体に簡単に装着可能にするスタンプ用
テープカセット、及びそのスタンプ用テープカセットを
含むスタンプ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のスタンプ用テ
ープカセットは、スタンプ体の印面部に適用する穿孔画
像を形成可能なテープ状の感熱性孔版原紙を収容したテ
ープカセットであって、穿孔画像形成の際にサーマルヘ
ッドを有する加熱穿孔装置に着脱自在に装着されるスタ
ンプ用テープカセットにおいて、サーマルヘッドで穿孔
画像を形成する為に感熱性孔版原紙の先端側部分を外部
に露出させる開放部より原紙送り方向下流側に、スタン
プ体の先端部分を着脱可能なスタンプ装着部を設け、前
記スタンプ装着部に、感熱性孔版原紙の穿孔画像が形成
された所定長さ部分を外部へ臨ませる開口部と、この開
口部の内側近傍部において感熱性孔版原紙の幅方向両端
部を直線状に案内する上下1対の案内部と、これら案内
部の内側に案内部に連なるように形成された密着用嵌合
部であって、スタンプ体の先端部分をスタンプ装着部に
装着してスタンプ体の先端部のインク含浸体を感熱性孔
版原紙に密着させる際にスタンプ体の先端部分の外周側
面部に感熱性孔版原紙を密着させる密着用嵌合部とを形
成したものである。
【0008】スタンプ用テープカセットを加熱穿孔装置
に装着して感熱性孔版原紙に穿孔印字を実行すると、サ
ーマルヘッドで穿孔画像が形成されつつ、感熱性孔版原
紙は開放部からスタンプ装着部へ搬送される。スタンプ
装着部においては、1対の案内部により、感熱性孔版原
紙の幅方向両端部が直線状に案内される。そして、開口
部から感熱性孔版原紙の穿孔画像が形成された所定長さ
部分を外部へ臨ませた状態で、開放部とスタンプ装着部
との間において感熱性孔版原紙を切断する。
【0009】次に、スタンプ装着部にスタンプ体の先端
部分を装着すると、スタンプ体の先端部のインク含浸体
に感熱性孔版原紙が密着する際、密着用嵌合部により、
スタンプ体の先端部分の外周側面部に感熱性孔版原紙が
密着し、スタンプ体をスタンプ装着部から取外すと、ス
タンプとして使用できるスタンプ体が構成される。以上
のように、非常に薄い感熱性孔版原紙をユーザーが直接
指で扱わなくても、スタンプ装着部にスタンプ体の先端
部分を装着するだけで、感熱性孔版原紙をインク含浸体
とスタンプ体の先端部分の外周側面部に密着させること
ができるので、感熱性孔版原紙をスタンプ体に非常に簡
単に装着することができる。
【0010】請求項2のスタンプ用テープカセットは、
請求項1の発明において、前記スタンプ体の先端部分の
外周側面部を先細の角錐台形状に形成し、密着用嵌合部
を奥細の角錐台面に形成したものである。即ち、スタン
プ体の先端部分をスタンプ装着部に装着する際に、先細
の角錐台形状に形成されたスタンプ体の先端部分の外周
側面部が、感熱性孔版原紙を挟んで、密着用嵌合部の奥
細の角錐台面に押圧されて、感熱性孔版原紙に張力が付
与されるため、感熱性孔版原紙がインク含浸体に確実に
密着する。
【0011】請求項3のスタンプ用テープカセットは、
請求項2の発明において、前記スタンプ体の先端部分の
外周側面部に感熱性孔版原紙を接着する接着層を設けた
ものである。即ち、スタンプ体の先端部分をスタンプ装
着部に装着した際に、感熱性孔版原紙が、密着用嵌合部
とスタンプ体の先端部分の外周側面部に挟まれて、接着
層によりスタンプ体の先端部分の外周側面部に接着され
る。
【0012】請求項4のスタンプ用テープカセットは、
請求項1〜請求項3の何れか1項の発明において、前記
サーマルヘッドで穿孔画像を形成する為に感熱性孔版原
紙の先端側部分を外部に露出させる開放部とスタンプ装
着部との間において感熱性孔版原紙を切断する為のカッ
ター部を設けたものである。即ち、カッター部により、
カセットケース内に収納されている感熱性孔版原紙と、
穿孔画像が形成された所定長さの感熱性孔版原紙とを、
開放部とスタンプ装着部間で簡単に切断できる。
【0013】請求項5のスタンプ用テープカセットは、
請求項4の発明において、前記カッター部は、カセット
ケース内部に感熱性孔版原紙の略面直交方向に移動自在
に設けられたカッターと、カセットケースの外面部に装
着され、前記カーターを外部から操作可能な操作部とを
備えたものである。即ち、カッターをケース内部に設け
たので非常に安全であり、しかも、カッターをカセット
ケースの外面部に装着された操作部により操作できるの
で、感熱性孔版原紙の切断作業を非常に簡単に実行でき
る。
【0014】請求項6のスタンプ装置は、スタンプ体の
印面部に適用する穿孔画像を形成可能なテープ状の感熱
性孔版原紙を収容し、穿孔画像形成の際にサーマルヘッ
ドを有する加熱穿孔装置に着脱自在に装着されるスタン
プ用テープカセットと、把持部を有するスタンプ本体
と、スタンプ本体の先端部に装着されたインク含浸体
と、穿孔画像が形成されインク含浸体の先端面に密着さ
せて印面部を形成する感熱性孔版原紙とを有するスタン
プ体とを備え、前記スタンプ用テープカセットのうちの
サーマルヘッドに対応する位置よりも原紙送り方向下流
側部位に、スタンプ体の先端部分を着脱可能なスタンプ
装着部を設け、前記スタンプ装着部に、感熱性孔版原紙
の穿孔画像が形成された所定長さ部分を外部へ臨ませる
開口部と、この開口部の内側近傍部において感熱性孔版
原紙の幅方向両端部を直線状に案内する上下1対の案内
部と、これら案内部の内側に案内部に連なるように形成
された密着用嵌合部であって、スタンプ体の先端部分を
スタンプ装着部に装着してスタンプ本体の先端部のイン
ク含浸体を感熱性孔版原紙に密着させる際にスタンプ本
体の先端部分の外周側面部に感熱性孔版原紙を密着させ
る密着用嵌合部とを形成したものである。
【0015】スタンプ用テープカセットを加熱穿孔装置
に装着して感熱性孔版原紙に穿孔印字を実行すると、サ
ーマルヘッドで穿孔画像が形成されつつ、感熱性孔版原
紙は開放部からスタンプ装着部へ搬送される。スタンプ
装着部においては、1対の案内部により、感熱性孔版原
紙の幅方向両端部が直線状に案内される。そして、開口
部から感熱性孔版原紙の穿孔画像が形成された所定長さ
部分を外部へ臨ませた状態で、開放部とスタンプ装着部
との間において感熱性孔版原紙を切断する。次に、スタ
ンプ装着部にスタンプ体の先端部分を装着すると、スタ
ンプ本体の先端部のインク含浸体に感熱性孔版原紙が密
着する際、密着用嵌合部により、スタンプ本体の先端部
分の外周側面部に感熱性孔版原紙が密着し、スタンプ体
をスタンプ装着部から取外すと、スタンプとして使用で
きるスタンプ体が構成される。即ち、非常に薄い感熱性
孔版原紙をユーザーが直接指で扱わなくても、スタンプ
装着部にスタンプ体の先端部分を装着するだけで、感熱
性孔版原紙をインク含浸体とスタンプ体の先端部分の外
周側面部に密着させることができるので、感熱性孔版原
紙をスタンプ体に非常に簡単に装着することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。本実施形態に係るスタンプ装
置は、スタンプ用テープカセットとスタンプ体で構成さ
れ、前記スタンプ用テープカセットにおいては、スタン
プ体の印面部に適用する穿孔画像を形成可能なテープ状
の感熱性孔版原紙を収容したテープカセットであって、
穿孔画像形成の際にサーマルヘッドを有する加熱穿孔装
置に着脱自在に装着されるテープカセットに本発明を適
用したものである。
【0017】最初に、加熱穿孔装置1について説明する
と、加熱穿孔装置1は、印字媒体としてのテープに文字
や記号やマーク等をサーマルヘッドで印字する装置であ
り、一般には種々のテープ状ラベルを作製するのに適用
されるもので、既存のものと略同様のものであるので簡
単に説明する。
【0018】図1に示すように、加熱穿孔装置1には、
本体ケース2と、文字や記号等を入力する文字キーと各
種機能キー等を有するキーボード部3と、入力された文
字や記号等を表示可能な液晶表示部4と、スタンプ用テ
ープカセット20(以下、テープカセットという)が着
脱自在に装着されるカセット装着部5が設けられ、加熱
穿孔装置1の制御装置には、この装置を制御する種々の
制御プログラム、かな入力文字列を漢字に変換する漢字
変換プログラム等が格納されている。
【0019】図1は開閉カバー6を開放した状態を示
し、この開閉カバー6を閉じると、カセット装着部5
と、液晶表示部4の後側の部分が開閉カバー6で覆われ
る。カセット装着部5には、感熱性孔版原紙25(以
下、孔版原紙という)に穿孔画像を形成するサーマルヘ
ッド10と、プラテンローラ12と、テープカセット2
0のテープ送りローラ29を回動する駆動軸11と、孔
版原紙25を搬送する圧接ローラ13と、テープカセッ
ト20のガイド孔128に挿入され、通常の印字テープ
使用時にインクリボンを搬送する為のリボン駆動軸16
と、装着されたテープカセット20の種類を検出するカ
セット検出装置15が設けられている。
【0020】図4に示すように、プラテンローラ12と
圧接ローラ13は、回動可能なローラホルダ14に回転
自在に支持され、テープカセット20をカセット装着部
5に装着した状態で、ローラホルダ14が支軸14aを
中心に実線位置から鎖線位置へ回動されると、プラテン
ローラ12と圧接ローラ13が、孔版原紙25を介し
て、サーマルヘッド10とテープ送りローラ29に夫々
圧接され、サーマルヘッド10により孔版原紙25に穿
孔画像を形成しながら、テープ送りローラ29と圧接ロ
ーラ13の協働により孔版原紙25が搬送される。
【0021】次に、テープカセット20について説明す
る。図2、図3に示すように、テープカセット20は、
上ケース22と下ケース23とを含むカセットケース2
1を有し、カセットケース21の内部には、テープ状の
孔版原紙25と、ガイド孔28aに回転自在に支持さ
れ、孔版原紙25が巻回されたテープスプール28と、
孔版原紙搬送用のテープ送りローラ29とが収納されて
いる。
【0022】カセットケース21の前端部分には、開口
30aを有するアーム部30と、テープカセット20を
カセット装着部5に装着した際に、サーマルヘッド10
が挿入されるヘッド挿入部31と、穿孔画像を形成する
為に孔版原紙25の先端側部分を外部に露出させる為の
開放部32が設けられ、カセットケース21の左側後部
に、スタンプ体60の先端部分を着脱可能なスタンプ装
着部33が設けられている。カセットケース21の左側
前部のテープ送りローラ29の左側には、孔版原紙25
を切断する為のカッター部34が設けられている。
【0023】図3に示すように、カセットケース21内
において、テープスプール28から延びる孔版原紙25
は、ガイド部35とガイドローラ36a,36bを経て
アーム部30へ案内され、アーム部30の開口30aか
ら開放部32から外部へ露出し、爪部37を経てテープ
送りローラ29へ延び、テープ送りローラ29からテー
プ搬送通路38を通って、スタンプ装着部33に案内さ
れる。尚、カセットケース21の右端後部には、複数の
検出用スイッチを有するカセット検出装置15によっ
て、装着されたテープカセット20の種類(例えば、孔
版原紙の幅、構造等)を検出可能な被検出部39が設け
られている。
【0024】ここで、図5に示すように、孔版原紙25
は、熱可塑性フィルム26と、多孔性支持体27と、熱
可塑性フィルム26と多孔性支持体27とを接着する接
着層28からなるテープ状に構成され、テープカセット
20内の孔版原紙25は、熱可塑性フィルム26がサー
マルヘッド10に接触するように、多孔性支持体27を
外周側へ向けてテープスプール28に巻回されている。
【0025】前記熱可塑性フィルム26は、厚さ1〜4
μmの熱可塑性合成樹脂(例えば、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリプロピレン、塩化ビニリデン−塩化ビニ
ル共重合体等)を材料としたフィルムで構成され、多孔
性支持体27は、厚さ20〜100μmの天然繊維(例
えば、マニラ麻、こうぞ、みつまた等)、又は、合成繊
維(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニル
アルコール、ポリアクリルニトリル等)、又は、半合成
繊維(例えば、レーヨン等)を主原料とした多孔性薄葉
紙で構成されている。
【0026】次に、スタンプ装着部33について、図
3、図6に基づき詳細に説明する。スタンプ装着部33
には、開口部41と、上下1対の案内溝42と、密着用
嵌合部43と、収容部44と、カセットケース21から
延びる上下1対の壁部45とが設けられ、上下1対の壁
部45の内面部には、スタンプ装着部33に、スタンプ
体60の先端部分を装着する際、スタンプ本体62の係
合溝63(図10参照)が係合可能なガイド部46が設
けられている。
【0027】開口部41は、孔版原紙25の穿孔画像が
形成された所定長さ部分を外部へ臨ませる為のもので、
カセットケース21の左側後部の傾斜面部40に、孔版
原紙25の幅よりも小さな幅で形成されている。上下1
対の案内溝42は、開口部41の内側近傍部において孔
版原紙25の幅方向両端部を直線状に案内する為のもの
で、開口部41のすぐ内側に形成されている。ここで、
穿孔画像が形成された孔版原紙25は、開放部32から
テープ搬送通路38を介して1対の案内溝42に案内さ
れ、孔版原紙25の穿孔画像が形成された所定長さ部分
が、開口部41から外部へ臨み、孔版原紙25の先端部
は、案内溝42の原紙送り方向下流側に形成されたテー
プ収容部47まで案内される。
【0028】密着用嵌合部43は、スタンプ体60の先
端部分をスタンプ装着部33に装着した際、スタンプ体
60のインク含浸体68を孔版原紙25に密着させなが
ら、スタンプ体60の先端部分の外周側面部に孔版原紙
25を密着させる為のもので、1対の案内溝42の内側
に案内溝42に連なるように、奥細の角錐台面に形成さ
れている。収容部44は、スタンプ体60をスタンプ装
着部33に装着した際、スタンプ体60のインク含浸体
68を収容可能に形成されている。
【0029】次に、カッター部34について、図7、図
8に基づいて詳細に説明する。カッター部34は、カセ
ットケース21内部に孔版原紙25の略面直交方向に移
動自在に設けられたカッター50と、カセットケース2
1の外面部に装着され、カーター50を外部から操作可
能な操作摘み55(図2参照)を備えている。カッター
50は合成樹脂材料で構成されており、カッター本体5
1と、カッター本体51に形成された開口52と、開口
52の後端部にカッター本体51と一体形成されたカッ
ター刃53とを有し、開口52の前端の内面は、孔版原
紙25をテープ搬送通路38に導入し易いように、原紙
送り方向上流側下がりのテーパ状のガイド面52aに形
成されている。
【0030】次に、スタンプ体60について説明する。
図9、図10に示すように、スタンプ体60は、把持部
62と印面形成部65からなるスタンプ本体61と、印
面形成部65の先端部に装着されたインク含浸体68
と、穿孔画像が形成されインク含浸体68の先端面に密
着して印面部25aを形成する孔版原紙25とを有す
る。スタンプ体61の把持部62は、略直方体状に形成
され、把持部62の幅方向両端の壁面部62aには、前
記スタンプ装着部33のガイド部46に係合可能な係合
溝63が夫々形成されている。印面形成部65の先端部
分は、4つの傾斜面66を有する先細の角錐台形状に形
成され、その上端部にインク含浸体68が取付けられて
いる。また、図11、図12に示すように、前記4つの
傾斜面66には、孔版原紙25の外周部を接着する為の
接着層67が塗布されている。
【0031】次に、孔版原紙25のスタンプ体60への
取付け方法について説明する。先ず、図1の加熱穿孔装
置1において、印刷対象の文字列のデータを入力して印
面編成を行い、その印刷対象文字列のミラー文字を穿孔
印字する為の印字データを制御装置内に格納する。次
に、カセット装着部5にテープカセット20を装着して
印字作動させると、孔版原紙25が搬送されながら、開
放部32において、サーマルヘッド10で、前記制御装
置内に格納された印字データに基いて孔版原紙25に穿
孔印字が形成される。
【0032】孔版原紙25の穿孔画像が形成された部分
は、開放部32からテープ搬送通路38を通りスタンプ
装着部33へ搬送される。スタンプ装着部33では、1
対の案内溝42により、テープ搬送通路38から送られ
た孔版原紙25の幅方向両端が直線状に案内されて、図
3に示すように、孔版原紙25の穿孔画像が形成された
所定長さ部分を、開放部42から外部へ臨ませた状態に
なる。
【0033】次に、テープカセット20をカセット装着
部5から取外し、カッター部34において、図7の状態
から、操作摘み55(図2参照)により、カーター50
を操作して、図8に示すように、カッター刃53で孔版
原紙25を切断する。次に、図11に示すように、スタ
ンプ本体61の係合溝63を、スタンプ装着部33のガ
イド部46にガイドさせて、スタンプ体60の先端部分
をスタンプ装着部33に装着していく。
【0034】すると、図12に示すように、インク含浸
体68に孔版原紙25が密着しながら、印面形成部65
の傾斜面66と、密着用嵌合部43に孔版原紙25が挟
まれて、孔版原紙25の外周部部が、接着層67により
印面形成部65の傾斜面66に接着し、この状態からス
タンプ体68をスタンプ装着部33から取外すと、図9
に示すように、スタンプとして使用できるスタンプ体6
0が構成される。
【0035】つまり、非常に薄くしかも柔らかい孔版原
紙25を、ユーザーが直接指で取扱わなくても、スタン
プ装着部33にスタンプ体60の先端部分を装着するだ
けで、孔版原紙25をインク含浸体68とスタンプ体6
0の先端部分の外周側面部に密着させることができるの
で、孔版原紙25をスタンプ体60に非常に簡単に装着
することができる。また、スタンプ体60の先端部分の
外周側面部を先細の角錐台形状に形成し、密着用嵌合部
43を奥細の角錐台面に形成したので、スタンプ体60
をスタンプ装着部33に装着する際、孔版原紙25に張
力を付与することができるので、孔版原紙25をインク
含浸体68に確実に密着させることができる。
【0036】また、スタンプ体60の印面形成部65の
傾斜面66に孔版原紙25を接着する接着層67を設け
たので、孔版原紙25がスタンプ体60から剥離しない
ように、孔版原紙25をスタンプ体60に確実に取付け
ることができる。また、スタンプ用テープカセット20
に、カッター部34を設けたので、カセットケース21
のテープスプール28から開放部32へ延びる孔版原紙
25と、スタンプ装着部33にセットされた孔版原紙2
5とを簡単に切断できる。
【0037】更に、カッター部34には、カセットケー
ス21内部に孔版原紙25の略面直交方向に移動自在に
設けられたカッター50と、カセットケース21の外面
部に装着され、カーター50を外部から操作可能な操作
摘み55とが設けられているので、カッター50をカセ
ットケース21の外部から操作でき、孔版原紙25の切
断作業を非常に簡単に行える。しかも、カッター50を
カセットケース21内部に収容しているため非常に安全
である。
【0038】次に、前記実施形態の変更態様について説
明する。 1〕図13、図14に示すように、テープカセット20
Aの密着用嵌合部43Aを、1対の案内溝42から内側
へ段落ち状に形成し、スタンプ体60Aの印面形成部6
5Aを、密着用嵌合部43Aに内嵌可能な直方体状に形
成してもよい。この場合、印面形成部65Aの先端側
に、前記実施形態に比べると、大きなインク含浸体68
Aを取付けることができ、孔版原紙25をインク含浸体
68Aに密着させる面積を拡大できる。尚、印面形成部
65Aの側面に孔版原紙25の外周部を接着する為の接
着層を塗布してもよい。
【0039】2〕テープカセット20のスタンプ装着部
33の位置は、前記実施形態のように左側後部に限定さ
れたものでなく、例えば、テープカセット20の左端部
や後端部に設けてもよい。スタンプ装着部をテープカセ
ット20の左端部に設けた場合、開口部をカセットケー
ス21の左端面に形成し、その内側に上下1対の案内
溝、密着用嵌合部を形成すればよい。スタンプ装着部を
テープカセット20の後端部に設けた場合、孔版原紙2
5が巻回されたテープスプール28を、カセットケース
21の略中央部のガイド孔128に回転自在に支持さ
せ、開口部をカセットケースの後端面に形成し、その内
側に上下1対の案内溝、密着用嵌合部を形成すればよ
い。
【0040】
【発明の効果】請求項1のスタンプ用テープカセットに
よれば、非常に薄くしかも柔らかい感熱性孔版原紙を、
ユーザーが直接指で取扱わなくても、スタンプ装着部に
スタンプ体の先端部分を装着するだけで、感熱性孔版原
紙をインク含浸体とスタンプ体の先端部分の外周側面部
に密着させることができるので、感熱性孔版原紙をスタ
ンプ体に非常に簡単に装着することができる。
【0041】請求項2のスタンプ用テープカセットによ
れば、請求項1と同様の効果を奏するが、前記スタンプ
体の先端部分の外周側面部を先細の角錐台形状に形成
し、密着用嵌合部を奥細の角錐台面に形成したので、ス
タンプ体をスタンプ装着部に装着する際、感熱性孔版原
紙に張力を付与することができるので、感熱性孔版原紙
をインク含浸体に確実に密着させることができる。
【0042】請求項3のスタンプ用テープカセットによ
れば、請求項2と同様の効果を奏するが、前記スタンプ
体の先端部分の外周側面部に感熱性孔版原紙を接着する
接着層を設けたので、スタンプ体の先端部分の外周側面
部に感熱性孔版原紙を密着させた際、感熱性孔版原紙が
スタンプ体から剥離するのを確実に防止できる。
【0043】請求項4のスタンプ用テープカセットによ
れば、請求項1〜請求項3の何れか1項と同様の効果を
奏するが、前記サーマルヘッドで穿孔画像を形成する為
に感熱性孔版原紙の先端側部分を外部に露出させる開放
部とスタンプ装着部との間において感熱性孔版原紙を切
断する為のカッター部を設けたので、カセットケース内
に収納され開放部へ案内されている感熱性孔版原紙と、
スタンプ装着部にセットされている感熱性孔版原紙、即
ち、穿孔画像が形成された所定長さの感熱性孔版原紙と
を、開放部とスタンプ装着部間で簡単に切断できる。
【0044】請求項5のスタンプ用テープカセットによ
れば、請求項4と同様の効果を奏するが、前記カッター
部は、カセットケース内部に感熱性孔版原紙の略面直交
方向に移動自在に設けられたカッターと、カセットケー
スの外面部に装着され、前記カーターを外部から操作可
能な操作部とを備えたので、カッターをケース内部に設
けたので、非常に安全設であり、しかも、カッターをカ
セットケースの外面部に装着された操作部により操作で
きるので、感熱性孔版原紙の切断作業を非常に簡単に行
える。
【0045】請求項6のスタンプ装置によれば、開口部
と1対の案内部と密着用嵌合部が形成されたスタンプ装
着部を設けたので、開口部から感熱性孔版原紙の穿孔画
像が形成された所定長さ部分を外部へ臨ませることがで
き、その状態で、スタンプ装着部にスタンプ体の先端部
分を装着して、密着用嵌合部により、スタンプ体の先端
部のインク含浸体を感熱性孔版原紙に密着させて、スタ
ンプ体の先端部分の外周側面部に感熱性孔版原紙を密着
させることができる。つまり、非常に薄くしかも柔らか
い感熱性孔版原紙を、ユーザーが直接手で取扱わなくて
もよく、しかも、スタンプ装着部にスタンプ体の先端部
分を装着するだけで、感熱性孔版原紙をインク含浸体と
スタンプ体の先端部分の外周側面部に密着させることが
できるので、感熱性孔版原紙をスタンプ体に非常に簡単
に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る加熱穿孔装置の平面図
である。
【図2】スタンプ用テープカセットの斜視図である。
【図3】スタンプ用テープカセット内部構造の平面図で
ある。
【図4】加熱穿孔装置とスタンプ用テープカセットの要
部平面図である。
【図5】感熱性孔版原紙の拡大断面図である。
【図6】図3のVI−VI線断面図である。
【図7】カッター部の拡大断面図である。
【図8】カッター部の拡大断面図である。
【図9】スタンプ体の斜視図である。
【図10】スタンプ本体とインク含浸体の斜視図であ
る。
【図11】スタンプ体とスタンプ用テープカセットの要
部断面図である。
【図12】スタンプ体とスタンプ用テープカセットの要
部断面図である。
【図13】変更態様のスタンプ体とスタンプ用テープカ
セットの要部断面図である。
【図14】変更態様のスタンプ体とスタンプ用テープカ
セットの要部断面図である。
【符号の説明】
1 加熱穿孔装置 10 サーマルヘッド 20,20A スタンプ用テープカセット 25 感熱性孔版原紙 25a 印面部 32 開放部 33,33A スタンプ装着部 41 開口部 42 案内溝 43,43A 密着用嵌合部 50 カッター 55 操作部 60,60A スタンプ体 61 スタンプ本体 62 把持部 67 接着層 68,68A インク含浸体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンプ体の印面部に適用する穿孔画像
    を形成可能なテープ状の感熱性孔版原紙を収容したテー
    プカセットであって、穿孔画像形成の際にサーマルヘッ
    ドを有する加熱穿孔装置に着脱自在に装着されるスタン
    プ用テープカセットにおいて、 サーマルヘッドで穿孔画像を形成する為に感熱性孔版原
    紙の先端側部分を外部に露出させる開放部より原紙送り
    方向下流側に、スタンプ体の先端部分を着脱可能なスタ
    ンプ装着部を設け、 前記スタンプ装着部に、感熱性孔版原紙の穿孔画像が形
    成された所定長さ部分を外部へ臨ませる開口部と、この
    開口部の内側近傍部において感熱性孔版原紙の幅方向両
    端部を直線状に案内する上下1対の案内部と、これら案
    内部の内側に案内部に連なるように形成された密着用嵌
    合部であって、スタンプ体の先端部分をスタンプ装着部
    に装着してスタンプ体の先端部のインク含浸体を感熱性
    孔版原紙に密着させる際にスタンプ体の先端部分の外周
    側面部に感熱性孔版原紙を密着させる密着用嵌合部とを
    形成したことを特徴とするスタンプ用テープカセット。
  2. 【請求項2】 前記スタンプ体の先端部分の外周側面部
    を先細の角錐台形状に形成し、密着用嵌合部を奥細の角
    錐台面に形成したことを特徴とする請求項1に記載のス
    タンプ用テープカセット。
  3. 【請求項3】 前記スタンプ体の先端部分の外周側面部
    に感熱性孔版原紙を接着する接着層を設けたことを特徴
    とする請求項2に記載のスタンプ用テープカセット。
  4. 【請求項4】 前記サーマルヘッドで穿孔画像を形成す
    る為に感熱性孔版原紙の先端側部分を外部に露出させる
    開放部とスタンプ装着部との間において感熱性孔版原紙
    を切断する為のカッター部を設けたことを特徴とする請
    求項1〜請求項3の何れか1項に記載のスタンプ用テー
    プカセット。
  5. 【請求項5】 前記カッター部は、カセットケース内部
    に感熱性孔版原紙の略面直交方向に移動自在に設けられ
    たカッターと、カセットケースの外面部に装着され、前
    記カーターを外部から操作可能な操作部とを備えたこと
    を特徴とする請求項4に記載のスタンプ用テープカセッ
    ト。
  6. 【請求項6】 スタンプ体の印面部に適用する穿孔画像
    を形成可能なテープ状の感熱性孔版原紙を収容し、穿孔
    画像形成の際にサーマルヘッドを有する加熱穿孔装置に
    着脱自在に装着されるスタンプ用テープカセットと、 把持部を有するスタンプ本体と、スタンプ本体の先端部
    に装着されたインク含浸体と、穿孔画像が形成されイン
    ク含浸体の先端面に密着させて印面部を形成する感熱性
    孔版原紙とを有するスタンプ体とを備え、 前記スタンプ用テープカセットのうちのサーマルヘッド
    に対応する位置よりも原紙送り方向下流側部位に、スタ
    ンプ体の先端部分を着脱可能なスタンプ装着部を設け、 前記スタンプ装着部に、感熱性孔版原紙の穿孔画像が形
    成された所定長さ部分を外部へ臨ませる開口部と、この
    開口部の内側近傍部において感熱性孔版原紙の幅方向両
    端部を直線状に案内する上下1対の案内部と、これら案
    内部の内側に案内部に連なるように形成された密着用嵌
    合部であって、スタンプ体の先端部分をスタンプ装着部
    に装着してスタンプ本体の先端部のインク含浸体を感熱
    性孔版原紙に密着させる際にスタンプ本体の先端部分の
    外周側面部に感熱性孔版原紙を密着させる密着用嵌合部
    とを形成したことを特徴とするスタンプ装置。
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