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JPH09115652A - 電熱器用ヒータの製造方法 - Google Patents

電熱器用ヒータの製造方法

Info

Publication number
JPH09115652A
JPH09115652A JP29367095A JP29367095A JPH09115652A JP H09115652 A JPH09115652 A JP H09115652A JP 29367095 A JP29367095 A JP 29367095A JP 29367095 A JP29367095 A JP 29367095A JP H09115652 A JPH09115652 A JP H09115652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating wire
pair
substrates
heater
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29367095A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Tamai
正之 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TONICHI DENKI KK
Original Assignee
TONICHI DENKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TONICHI DENKI KK filed Critical TONICHI DENKI KK
Priority to JP29367095A priority Critical patent/JPH09115652A/ja
Publication of JPH09115652A publication Critical patent/JPH09115652A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Surface Heating Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右一対の基板の周面への電熱線の巻回手段
は、全て手作業によって行っていたので、労力の割に作
業能率が上がらず、コスト高となるし、電熱線を巻回し
た左右一対の基板を前後位置となるように平面的に並べ
るために、一方の基板を他方の基板に対し回転した際
に、左右一対の基板を繋ぐように架設した電熱線がどう
しても捩じれてしまい、これが原因で強度が損なった
り、断線事故を起こした。 【解決手段】 左右一対の基板を、中央部で略対称の形
で横方向に並列一体に形成し、左右の中央部に引掛け
溝、係止部を設け、周面に切り込み部を設け、一方の基
板の周面の切り込み部に巻回した電熱線の巻き終わり
を、中央部の引掛け溝に入れ、そして他方の基板の周面
の切り込み部に、同一回転方向に連続して螺旋状に巻回
した後、一体の基板を中央部で分離し、一方の基板を他
方の基板の後部に位置するように回転して配設し、中央
部の引掛け溝に係合してた電熱線を、左右の基板の係止
部や、よれ捩じれを戻す折り返しの係止部に挿入係止し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する分野】本発明は、例えば、電気炊飯器、
電気ポット等の、平盤状のヒータを備えた各種電熱器用
ヒータの製造工程において、左右一対の基板に電熱線を
機械的作業により能率よく巻装することができる電熱器
用ヒータの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気炊飯器、電気ポット等のよう
な各種電熱器においては、加熱部分に平盤状のヒータ盤
を内蔵しており、その平盤状のヒータ盤は、2枚の耐熱
絶縁性の基板を前後位置になるよう平面的に並べ、その
2枚の基板の一方に電熱線を巻装したうえ、さらに他方
の基板に掛け渡して一連に巻装したものであって、2枚
の基板はその両面を耐熱絶縁板で挾み、さらに金属板の
外装体で被覆して構成したものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のものにおいて、
左右一対の基板の周面への電熱線の巻回手段は、全て作
業員による手作業によって行われていたので、労力の割
に作業能率が上がらず、製品がコスト高となることは勿
論のこと、電熱線を巻回した左右一対の基板を前後位置
となるように平面的に並べるために、一方の基板を他方
の基板に対し回転した際に、左右一対の基板を繋ぐよう
に架設された電熱線部分がどうしても捩じれてしまい、
これが原因で強度が損なわれたり、あるいは断線事故を
起こすなどの問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、左右一
対の基板への電熱線の巻回作業を機械的によって作業能
率を上げることを図ると同時に、製品の均一化を促進さ
せることは勿論、一方の基板を他方の基板に対いし、前
後位置となるよう平面的に並べても、電熱線が捩じれる
ことのないように係止させた電熱器用ヒータの製造方法
を提供することを目的としたものである。その構成は、
左右一対の基板を、中央部で略対称の形で横方向に並列
されたように一体に形成し、左右の中央部に引掛け溝お
よび係止部を設け、相対する周面に切り込み部を設け、
一方の基板の周面の切り込み部に螺旋状に巻回し、電熱
線の巻き終わりを中央部の引掛け溝に係合し、引き続い
て他方の基板の周面の切り込み部に、同一回転方向に連
続して螺旋状に巻回させた後、左右一体の基板を電熱線
を傷付けないように中央部で分離し、一方の基板を電熱
線を巻回したまま、他方の基板の後部に位置するように
回転し、左右一対の基板を前後位置となるよう平面的に
配設し、分離前の中央部の引掛け溝に係合していて、中
央部を分離して引掛け溝から離脱した部分の電熱線を左
右の基板の係止部に挿入係止してなるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の電熱器用ヒータの製造方
法を図面について説明する。図1に示したものは、本発
明の方法によって製作された平盤状のヒータ盤1であっ
て、これは2枚のマイカ(雲母)等の耐熱絶縁性の基板
2,2´の周面に亘り平帯状の電熱線3を連続して螺旋
状に巻回したものを左右対称的に並べ、その両面に耐熱
絶縁板4,4´を重合し、さらにその外面を金属性の外
装体5で被覆して一体に構成したものである。
【0006】図2は、基板2,2´で、耐熱絶縁性材料
で形成されており、中央部で左右対称の形で横方向に並
列されたように一体に形成してある。201は、基板
2,2´の対向側縁に形成され、電熱線が巻回状に係止
される多数の切り込み部である。202は、左右両側に
設けられた係止孔、203,204,205は中央部に
設けられた係止部である。206は、基板2,2´の中
央部に形成された引掛け溝である。このように形成され
た基板2,2´の両端を巻線機(図示せず)に保持す
る。3は電熱線で、その一端を係止孔202に挿通して
固定する。次ぎに巻線機を回転させ、図3に示したよう
に、電熱線3を一方の基板2の巻始め位置A点から螺旋
状に多数の切り込み部201に巻き付ける。そして巻き
終わり位置B点より中央部の引掛け溝206に嵌入し、
さらに基板2´を長さ方向を軸として回転させる長さの
巻始め位置Cに移行させた後、その周面に連続して同一
方向に回転させながら螺旋状に巻回させる。
【0007】巻き終わり位置B点より中央部の引掛け溝
206に嵌入し、さらに他方の基板2´の巻始め位置C
点である切り込み201に移行させる方法は、回転する
基板と平行に設置した螺旋形の電熱線の送り治具のネジ
ピッチを変えることにより行うものである。
【0008】以上のようにして、一体の基板2,2´の
周囲に亘り連続して電熱線3が巻回されたら、端部を他
方の基板2´に設けられた係止孔202に挿入して係止
する。次いで一体の基板2,2´の中央部Dで電熱線3
を傷つけないように注意しながら切り離し、一方の基板
2´を電熱線3を巻回したまま、他方の基板2の後部位
置になるよう回転して左右一対の基板2,2´を、平面
的に前後位置となるように配置する。そして中央部の引
掛け溝206に係合していて、中央部で切り離したため
引掛け溝206から離脱した部分の電熱線3´を、図5
に示したように、基板2に設けた引掛け用の係止部20
3に引掛け、電熱線3の捩じれを戻す折り返し用の係止
部204で電熱線3の表裏を折り返し、基板2´に設け
た引掛け用の係止部205に嵌入して係止する。よって
電熱線3が一連に巻装された平面的な電熱器用ヒータが
できるものである。
【0009】係止部204は、平板状の電熱線3が一方
の基板2´を電熱線3を巻回したまま、他方の基板2の
後部に位置するよう転回して左右一対の基板2,2´を
前後位置となるよう平面的に配設するとき、表裏が捩じ
れるのを直すため電熱線3を折り返す働きをするもので
ある。係止部207,207´は、電熱線3の捩じれを
戻す折り返し用の係止部204と、基板2´に設けた引
掛け用の係止部205の中間に設け、電熱線3を係止部
204から係止部205に掛け渡すとき、距離が長いこ
とによる電熱線3のブラつきを防止するために引掛ける
溝であり、電熱線3と基板2,2´の固定金具6との距
離を安定したものとするものである。
【0010】
【発明の効果】本発明は前記のような方法によるもので
あり、次ぎのような効果を奏するものである。基板2,
2´は左右一対のものが横方向に一体に形成されてお
り、その状態で基板2,2´を同一方向に回転し、機械
的に電熱線3を巻装するので迅速に能率よく正確に行う
ことができ、均一な製品を安価に多量に生産することで
きる。また、一方の基板2´を電熱線3を巻回したま
ま、他方の基板2の後部に位置されるよう転回して、左
右の基板2,2´を前後位置となるよう平面的に配設す
るとき、電熱線3を係止部204で折り返すことによ
り、電熱線3が捩じれることなく正確に巻回され、捩じ
れにより強度を損なったり、部分的に異常な高熱を発し
たりすることなく、断線事故を発生させることがないも
のである。さらに、折り返し用の係止部204と、引掛
け用の係止部205の中間に設けた係止部207,20
7´によって、電熱線3を係止部204から係止部20
5に掛け渡すとき、距離が長いことによって電熱線3が
ブラつくのを防ぎ、電熱線3と基板2,2´の固定金具
6との絶縁距離を安定したものとすることができる。こ
のようにして、左右一対の基板2,2´周面へ巻回した
電熱線3の両端部を係止孔202へ夫々係止して電熱線
3がゆるむのを防止し、正確な発熱作用を長期に亘り継
続し、長期の使用に耐える電気用品を提供できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により製作されたヒータ盤の一部
切断した平面図
【図2】基板で、左右一対を横方向に並列したように一
体に形成した平面図
【図3】左右一対の基板の周面に電熱線を巻回した状態
の平面図
【図4】基板を中央部Dで分離し、一方の基板を回転し
て、他方の基板と前後位置になるようにした平面図
【図5】基板の中央部の係合溝に係合していて電熱線を
切り離し係合溝から離脱した電熱線を係止部に挿入係止
した状態の平面図
【符号の説明】
1 ヒータ盤 2 基板2 2´ 基板 201 切り込み部 202 係止孔 203 係止部 204 係止部 205 係止部 206 引掛け溝 207 係止部 3 電熱線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の基板を、中央部で略対称の形
    で横方向に並列されたように一体に形成し、左右の中央
    部に引掛け溝および係止部を設け、周面に切り込み部を
    設け、一方の基板の周面の切り込み部に螺旋状に巻回し
    た電熱線の巻き終わりを、中央部の引掛け溝に入れ、引
    き続いて他方の基板の周面の切り込み部に、同一回転方
    向に連続して螺旋状に巻回させた後、一体の基板を電熱
    線を傷付けないように中央部で分離し、一方の基板を電
    熱線を巻回したまま、他方の基板の後部に位置するよう
    に回転して、左右一対の基板を前後位置となるよう平面
    的に配設し、分離前の中央部の引掛け溝に係合していて
    中央部を分離して引掛け溝から離脱した部分の電熱線
    を、左右の基板の係止部に挿入係止してなることを特徴
    とした電熱器用ヒータの製造方法。
  2. 【請求項2】 左右一対の基板の中央部には、夫々に設
    けた係止部のほかに、電熱線のよれ捩じれを戻す折り返
    しの係止部を設けたことを特徴とした請求項1に記載の
    電熱器用ヒータの製造方法。
JP29367095A 1995-10-16 1995-10-16 電熱器用ヒータの製造方法 Pending JPH09115652A (ja)

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JP29367095A JPH09115652A (ja) 1995-10-16 1995-10-16 電熱器用ヒータの製造方法

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JPH09115652A true JPH09115652A (ja) 1997-05-02

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ID=17797728

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JP29367095A Pending JPH09115652A (ja) 1995-10-16 1995-10-16 電熱器用ヒータの製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157488A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Sankei Giken:Kk 面状発熱体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59213A (ja) * 1982-06-25 1984-01-05 Toshiba Corp 弾性表面波装置

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