JPH0899856A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
- Publication number
- JPH0899856A JPH0899856A JP25935794A JP25935794A JPH0899856A JP H0899856 A JPH0899856 A JP H0899856A JP 25935794 A JP25935794 A JP 25935794A JP 25935794 A JP25935794 A JP 25935794A JP H0899856 A JPH0899856 A JP H0899856A
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- JP
- Japan
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- tocopheryl retinoate
- acid
- skin
- retinoate
- tocopheryl
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- Cosmetics (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、α−トコフェリルレチノエートの安
定性を向上させ、その効果を著しく改良した皮膚外用剤
を提供する。 【構成】 α−トコフェリルレチノエートとともに紫外
線吸収剤の一種または二種以上を配合したことを特徴と
する皮膚外用剤。
定性を向上させ、その効果を著しく改良した皮膚外用剤
を提供する。 【構成】 α−トコフェリルレチノエートとともに紫外
線吸収剤の一種または二種以上を配合したことを特徴と
する皮膚外用剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はα−トコフェリルレチノ
エートの安定性を著しく向上させた皮膚外用剤に関する
ものである。
エートの安定性を著しく向上させた皮膚外用剤に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】α−ト
コフェリルレチノエートが皮膚角化症等の予防、治療
や、皮膚老化の防止、回復に有効であることは知られて
おり、医薬品および化粧料成分として用いられている化
合物である(特公昭59−22684号公報、特開昭5
3−15429号公報、特開昭54−84034号公
報、特開平2−300123号公報他)。しかしなが
ら、よく知られている通り、α−トコフェリルレチノエ
ートは構造的に極めて不安定であり、光、空気、熱、金
属イオン等により容易に加水分解や種々の異性化、重合
等を起こすため、保存中に活性が低下するという問題点
があり、安定に皮膚外用剤に配合することは困難であっ
た。そこで、従来から、α−トコフェリルレチノエート
の保存安定性を改善せんとする試みがなされており、例
えば、アスコルビン酸やトコフェロール等の抗酸化剤を
共存させたり(特開平2−300123号公報)、カロ
チノイドを共存させて光等に対する安定性を高めたりす
ること(特開平5−163143号公報)が知られてい
る。しかし、前者の抗酸化剤を共存させる方法では、そ
の安定化作用は不十分であり、また、後者のカロチノイ
ドを配合する方法では、0.0001重量%程度の配合
量でも基剤が着色され、所期の安定化効果を得るための
必要量を配合しようとするとかなりの着色を免れること
はできず、皮膚外用剤としての性質上過度の着色は避け
る必要があることを考慮すると、カロチノイドを多量に
配合できないという問題点があった。α−トコフェリル
レチノエートを安定化させるために満足し得る方法は、
未だ見出されておらず、優れた安定化手段の開発が望ま
れている。
コフェリルレチノエートが皮膚角化症等の予防、治療
や、皮膚老化の防止、回復に有効であることは知られて
おり、医薬品および化粧料成分として用いられている化
合物である(特公昭59−22684号公報、特開昭5
3−15429号公報、特開昭54−84034号公
報、特開平2−300123号公報他)。しかしなが
ら、よく知られている通り、α−トコフェリルレチノエ
ートは構造的に極めて不安定であり、光、空気、熱、金
属イオン等により容易に加水分解や種々の異性化、重合
等を起こすため、保存中に活性が低下するという問題点
があり、安定に皮膚外用剤に配合することは困難であっ
た。そこで、従来から、α−トコフェリルレチノエート
の保存安定性を改善せんとする試みがなされており、例
えば、アスコルビン酸やトコフェロール等の抗酸化剤を
共存させたり(特開平2−300123号公報)、カロ
チノイドを共存させて光等に対する安定性を高めたりす
ること(特開平5−163143号公報)が知られてい
る。しかし、前者の抗酸化剤を共存させる方法では、そ
の安定化作用は不十分であり、また、後者のカロチノイ
ドを配合する方法では、0.0001重量%程度の配合
量でも基剤が着色され、所期の安定化効果を得るための
必要量を配合しようとするとかなりの着色を免れること
はできず、皮膚外用剤としての性質上過度の着色は避け
る必要があることを考慮すると、カロチノイドを多量に
配合できないという問題点があった。α−トコフェリル
レチノエートを安定化させるために満足し得る方法は、
未だ見出されておらず、優れた安定化手段の開発が望ま
れている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる現
状に鑑み、鋭意研究の結果、α−トコフェリルレチノエ
ートとともに、紫外線吸収剤の一種または二種以上を配
合すればα−トコフェリルレチノエートの安定性が著し
く向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
状に鑑み、鋭意研究の結果、α−トコフェリルレチノエ
ートとともに、紫外線吸収剤の一種または二種以上を配
合すればα−トコフェリルレチノエートの安定性が著し
く向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0004】すなわち、本発明の要旨は、α−トコフェ
リルレチノエートと、紫外線吸収剤の一種または二種以
上を配合することを特徴とする皮膚外用剤に存在する。
リルレチノエートと、紫外線吸収剤の一種または二種以
上を配合することを特徴とする皮膚外用剤に存在する。
【0005】以下、本発明の構成について詳述する。
【0006】本発明に用いられるα−トコフェリルレチ
ノエートとは、α−トコフェロールとビタミンA酸のエ
ステルであり、α−トコフェロールはDL−α−トコフ
ェロール、D−α−トコフェロールまたはD−α−トコ
フェロールを含有する天然混合トコフェロールであり、
ビタミンA酸はレチノイン酸すなわちall-trans-レチノ
イン酸、13-cis-レチノイン酸、11-cis-レチノイン酸、
9-cis-レチノイン酸またはそれらを含有する混合異性体
である。中でもDL−α−トコフェロール酸と、all-tr
ans-レチノイン酸のエステルが最も好ましい。
ノエートとは、α−トコフェロールとビタミンA酸のエ
ステルであり、α−トコフェロールはDL−α−トコフ
ェロール、D−α−トコフェロールまたはD−α−トコ
フェロールを含有する天然混合トコフェロールであり、
ビタミンA酸はレチノイン酸すなわちall-trans-レチノ
イン酸、13-cis-レチノイン酸、11-cis-レチノイン酸、
9-cis-レチノイン酸またはそれらを含有する混合異性体
である。中でもDL−α−トコフェロール酸と、all-tr
ans-レチノイン酸のエステルが最も好ましい。
【0007】本発明に従って皮膚外用剤に配合されるα
−トコフェリルレチノエートの量としては、特に制限は
ないが、α−トコフェリルレチノエートの肌への効果を
考えると0.0001重量%以上であり、α−トコフェ
リルレチノエートの効果を強く訴求するするためには好
ましくは0.001重量%であり、より好ましくは0.
01重量%以上である。配合上限は皮膚外用剤としての
性質上10重量%以下であり、好ましくは5.0重量%
まで、より好ましくは、2.0重量%までである。
−トコフェリルレチノエートの量としては、特に制限は
ないが、α−トコフェリルレチノエートの肌への効果を
考えると0.0001重量%以上であり、α−トコフェ
リルレチノエートの効果を強く訴求するするためには好
ましくは0.001重量%であり、より好ましくは0.
01重量%以上である。配合上限は皮膚外用剤としての
性質上10重量%以下であり、好ましくは5.0重量%
まで、より好ましくは、2.0重量%までである。
【0008】また、本発明に係る皮膚外用剤に配合され
る紫外線吸収剤としては従来皮膚外用剤に汎用されてい
る紫外線吸収剤を応用できる。代表的な化合物を例示す
れば下記のごとくである。 (イ)安息香酸系紫外線吸収剤 パラアミノ安息香酸(以下PABAと略す。)、PAB
Aモノグリセリンエステル、N、N−ジプロポキシPA
BAエチルエステル、N、N−ジエトキシPABAエチ
ルエステル、N、N−ジメチルPABAエチルエステ
ル、N、N−ジメチルPABAブチルエステル、N、N
−ジメチルPABAアミルエステル、N、N−ジメチル
PABAオクチルエステル、 (ロ)アントラニル酸系紫外線吸収剤 ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート (ハ)サリチル酸系紫外線吸収剤 アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメン
チルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサ
リシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノ
ールフェニルサリシレート、 (ニ)桂皮酸系紫外線吸収剤 オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシン
ナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメー
ト、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メ
チル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル
−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メト
キシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメ
ート、オクチル−p−メトキシシンナメート(2−エチ
ルヘキシル−p−メトキシシンナメート)、2−エトキ
シエチル−p−メトキシシンナメートシクロヘキシル−
p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−
フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シア
ノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−
エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート、 (ホ)ベンゾフェノン系紫外線吸収剤 2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2−ジヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2−ジヒド
ロキシ−4,4−ジメトキシベンゾフェノン、2,2,
4,4−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−
4−メトキシ−4−メチルベンゾフェノン、4−フェニ
ルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4−フェニル
ベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキ
シ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキ
シ−3−カルボキシベンゾフェノン、 (ヘ)その他の紫外線吸収剤 3−(4−メチルベンジリデン)−d,l−カンファ
ー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー、ウロカニ
ン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5
−メチルベンゾキサゾール、2,2−ヒドロキシ−5−
メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロ
キシ−5−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、ジベンザラシン、ジアニソイルメタ
ン、4−メトキシ−4−t−ブチルジベンゾイルメタ
ン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)
−3−ペンタン−2−オン、などが有名である。
る紫外線吸収剤としては従来皮膚外用剤に汎用されてい
る紫外線吸収剤を応用できる。代表的な化合物を例示す
れば下記のごとくである。 (イ)安息香酸系紫外線吸収剤 パラアミノ安息香酸(以下PABAと略す。)、PAB
Aモノグリセリンエステル、N、N−ジプロポキシPA
BAエチルエステル、N、N−ジエトキシPABAエチ
ルエステル、N、N−ジメチルPABAエチルエステ
ル、N、N−ジメチルPABAブチルエステル、N、N
−ジメチルPABAアミルエステル、N、N−ジメチル
PABAオクチルエステル、 (ロ)アントラニル酸系紫外線吸収剤 ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート (ハ)サリチル酸系紫外線吸収剤 アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメン
チルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサ
リシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノ
ールフェニルサリシレート、 (ニ)桂皮酸系紫外線吸収剤 オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシン
ナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメー
ト、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メ
チル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル
−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メト
キシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメ
ート、オクチル−p−メトキシシンナメート(2−エチ
ルヘキシル−p−メトキシシンナメート)、2−エトキ
シエチル−p−メトキシシンナメートシクロヘキシル−
p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−
フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シア
ノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−
エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート、 (ホ)ベンゾフェノン系紫外線吸収剤 2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2−ジヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2−ジヒド
ロキシ−4,4−ジメトキシベンゾフェノン、2,2,
4,4−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−
4−メトキシ−4−メチルベンゾフェノン、4−フェニ
ルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4−フェニル
ベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキ
シ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキ
シ−3−カルボキシベンゾフェノン、 (ヘ)その他の紫外線吸収剤 3−(4−メチルベンジリデン)−d,l−カンファ
ー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー、ウロカニ
ン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5
−メチルベンゾキサゾール、2,2−ヒドロキシ−5−
メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロ
キシ−5−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、ジベンザラシン、ジアニソイルメタ
ン、4−メトキシ−4−t−ブチルジベンゾイルメタ
ン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)
−3−ペンタン−2−オン、などが有名である。
【0009】本発明に係る皮膚外用剤に配合される紫外
線吸収剤としては、これらを一種または二種以上配合す
るが、本発明の効果を発揮する目的で配合される量とし
ては0.01重量%以上が必要であり、過剰に配合して
も本発明の効果を阻害するものではない。しかしながら
著しく過剰に配合した場合、皮膚外用剤としての品質を
損ねることがあるので注意が必要である。あえて上限を
示すなら10重量%である。
線吸収剤としては、これらを一種または二種以上配合す
るが、本発明の効果を発揮する目的で配合される量とし
ては0.01重量%以上が必要であり、過剰に配合して
も本発明の効果を阻害するものではない。しかしながら
著しく過剰に配合した場合、皮膚外用剤としての品質を
損ねることがあるので注意が必要である。あえて上限を
示すなら10重量%である。
【0010】本発明においてα−トコフェリルレチノエ
ートと紫外線吸収剤を配合される皮膚外用剤基剤として
は通常の皮膚外用剤基剤ならばいずれのものも利用でき
る。すなわち、液状、ゲル状、ペースト状、クリーム
状、あるいは粉末状、固状などのもので、皮膚外用剤を
修飾する成分として保湿剤、油分、界面活性剤、増粘
剤、金属封鎖剤、その他の薬剤、色素、香料などが併用
できることは言うまでもない。
ートと紫外線吸収剤を配合される皮膚外用剤基剤として
は通常の皮膚外用剤基剤ならばいずれのものも利用でき
る。すなわち、液状、ゲル状、ペースト状、クリーム
状、あるいは粉末状、固状などのもので、皮膚外用剤を
修飾する成分として保湿剤、油分、界面活性剤、増粘
剤、金属封鎖剤、その他の薬剤、色素、香料などが併用
できることは言うまでもない。
【0011】
【実施例】次に本発明をより多くの実施例で詳述するが
本発明はこれにより限定されるものではない。
本発明はこれにより限定されるものではない。
【0012】実施例1〜6、比較例1〜2 次の表1〜表2に示す配合処方により、乳液を常法によ
り調製した。得られた各試料について、調製直後と、4
0℃、2ヶ月後におけるα−トコフェリルレチノエート
の定量値を逆相系高速液体クロマトグラフィーによりU
V検出器を用いて測定した。その結果を併せて配合量を
100%として表1〜表2に示す。
り調製した。得られた各試料について、調製直後と、4
0℃、2ヶ月後におけるα−トコフェリルレチノエート
の定量値を逆相系高速液体クロマトグラフィーによりU
V検出器を用いて測定した。その結果を併せて配合量を
100%として表1〜表2に示す。
【0013】
【表1】α−トコフェリルレチノエートの安定性測定結
果 (重量%) ──────────────────────────────────── 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 ──────────────────────────────────── 精製水 全体を100とする量 グリセリン 10.0 10.0 10.0 10.0 ヒドロキシプロピルセルロ−ス 0.2 0.2 0.2 0.2 苛性カリ 0.06 0.06 0.06 0.06 エチルアルコール 5.0 5.0 5.0 5.0 メチルパラベン 0.1 0.1 0.1 0.1 セチルアルコール 2.0 2.0 2.0 2.0 バチルアルコール 0.5 0.5 0.5 0.5 ワセリン 3.0 3.0 3.0 3.0 スクワラン 5.0 5.0 5.0 5.0 イソプロピルミリステート 4.0 4.0 4.0 4.0 グリセリルモノステアレート 1.5 1.5 1.5 1.5 POE(60)硬化ヒマシ油 2.0 2.0 2.0 2.0 BHT 0.03 0.03 0.03 0.03 2−ヒドロキシ−4− メトキシベンゾフェノン 0.3 0.03 ── ─── オクチルメトキシシンナメート 1.0 0.5 0.01 ─── α−トコフェリルレチノエート 0.3 0.3 0.3 0.3 ──────────────────────────────────── α−トコフェリルレチノエート定量値 ──────────────────────────────────── 調製直後 100% 100% 100% 100% 40℃ 2ヶ月後 97% 94% 90% 73% ────────────────────────────────────
果 (重量%) ──────────────────────────────────── 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 ──────────────────────────────────── 精製水 全体を100とする量 グリセリン 10.0 10.0 10.0 10.0 ヒドロキシプロピルセルロ−ス 0.2 0.2 0.2 0.2 苛性カリ 0.06 0.06 0.06 0.06 エチルアルコール 5.0 5.0 5.0 5.0 メチルパラベン 0.1 0.1 0.1 0.1 セチルアルコール 2.0 2.0 2.0 2.0 バチルアルコール 0.5 0.5 0.5 0.5 ワセリン 3.0 3.0 3.0 3.0 スクワラン 5.0 5.0 5.0 5.0 イソプロピルミリステート 4.0 4.0 4.0 4.0 グリセリルモノステアレート 1.5 1.5 1.5 1.5 POE(60)硬化ヒマシ油 2.0 2.0 2.0 2.0 BHT 0.03 0.03 0.03 0.03 2−ヒドロキシ−4− メトキシベンゾフェノン 0.3 0.03 ── ─── オクチルメトキシシンナメート 1.0 0.5 0.01 ─── α−トコフェリルレチノエート 0.3 0.3 0.3 0.3 ──────────────────────────────────── α−トコフェリルレチノエート定量値 ──────────────────────────────────── 調製直後 100% 100% 100% 100% 40℃ 2ヶ月後 97% 94% 90% 73% ────────────────────────────────────
【0014】
【表2】α−トコフェリルレチノエートの安定性測定結
果 (重量%) ──────────────────────────────────── 実施例4 実施例5 実施例6 比較例2 ──────────────────────────────────── 精製水 全体を100とする量 グリセリン 10.0 10.0 10.0 10.0 ヒドロキシプロピルセルロ−ス 0.2 0.2 0.2 0.2 N,N-シ゛メチルPABAオクチルエステル 2.0 1.0 0.2 ─── 苛性カリ 0.06 0.06 0.06 0.06 エチルアルコール 5.0 5.0 5.0 5.0 メチルパラベン 0.1 0.1 0.1 0.1 セチルアルコール 2.0 2.0 2.0 2.0 ワセリン 3.0 3.0 3.0 3.0 スクワラン 5.0 5.0 5.0 5.0 イソプロピルミリステート 4.0 4.0 4.0 4.0 グリセリルモノステアレート 1.5 1.5 1.5 1.5 POE(60)硬化ヒマシ油 2.0 2.0 2.0 2.0 ブチルヒドロキシトルエン 0.02 0.02 0.02 0.02 α−トコフェリルレチノエート 0.3 0.3 0.3 0.3 ──────────────────────────────────── α−トコフェリルレチノエート定量値 ──────────────────────────────────── 調製直後 100% 100% 100% 100% 40℃ 2ヶ月後 95% 92% 89% 69% ────────────────────────────────────
果 (重量%) ──────────────────────────────────── 実施例4 実施例5 実施例6 比較例2 ──────────────────────────────────── 精製水 全体を100とする量 グリセリン 10.0 10.0 10.0 10.0 ヒドロキシプロピルセルロ−ス 0.2 0.2 0.2 0.2 N,N-シ゛メチルPABAオクチルエステル 2.0 1.0 0.2 ─── 苛性カリ 0.06 0.06 0.06 0.06 エチルアルコール 5.0 5.0 5.0 5.0 メチルパラベン 0.1 0.1 0.1 0.1 セチルアルコール 2.0 2.0 2.0 2.0 ワセリン 3.0 3.0 3.0 3.0 スクワラン 5.0 5.0 5.0 5.0 イソプロピルミリステート 4.0 4.0 4.0 4.0 グリセリルモノステアレート 1.5 1.5 1.5 1.5 POE(60)硬化ヒマシ油 2.0 2.0 2.0 2.0 ブチルヒドロキシトルエン 0.02 0.02 0.02 0.02 α−トコフェリルレチノエート 0.3 0.3 0.3 0.3 ──────────────────────────────────── α−トコフェリルレチノエート定量値 ──────────────────────────────────── 調製直後 100% 100% 100% 100% 40℃ 2ヶ月後 95% 92% 89% 69% ────────────────────────────────────
【0015】実施例1〜6では、比較例1〜2に比べα
−トコフェリルレチノエートの安定性が向上している
が、これは本発明に係る効果である。
−トコフェリルレチノエートの安定性が向上している
が、これは本発明に係る効果である。
【0016】 実施例7 化粧水 (重量%) グリセリン 2.0 エタノール 7.0 POE(50)オレイルエーテル 0.5 オレイルアルコール 0.002 α−トコフェリルレチノエート 0.0001 パラメトキシ桂皮酸ナトリウム塩 0.05 乳酸 0.02 乳酸ナトリウム 0.1 メチルパラベン 0.1 精製水 全体を100とする量
【0017】 実施例8 オイルジェル (重量%) α−トコフェリルレチノエート 10.0 2−エチルヘキサン酸トリグリセリド 40.0 オリーブ油 10.0 BHT 0.1 BHA 0.05 POE(20)オクチルドデシルエーテル 13.0 グリセリン 11.0 イソプロピル−p−メトキシシンナメート 2.0 精製水 全体を100とする量
【0018】 実施例9 美容液 (重量%) α−トコフェリルレチノエート 0.3 イソプロピルミリステート 3.0 POE(60)硬化ヒマシ油 0.6 キサンタンガム 0.8 グリセリン 30.0 プロピレングリコール 5.0 4−メトキシ−4 −t−ブチルジベンゾイルメタン 0.2 グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラ 0.2 メトキシシンナメート エタノール 6.0 メチルパラベン 0.1 精製水 全体を100とする量
【0019】 実施例10 クリーム (重量%) A.セタノール 3.0 グリセリルモノステアレート 2.0 POE(25) セチルエーテル 1.0 ステアリン酸 2.5 ワセリン 4.0 N,N−ジメチルPABAブチルエステル 3.0 イソプロピルパルミテート 3.0 スクワラン 3.0 α−トコフェリルレチノエート 0.1 BHT 0.05 香料 適量 B.プロピレングリコール 3.0 水酸化カリウム 0.24 精製水 全体を100とする量 Aの油相部分とBの水相部分をそれぞれ70℃で加熱溶
解し、AをBに加え乳化する。そののち冷却処理をして
クリームを得る。
解し、AをBに加え乳化する。そののち冷却処理をして
クリームを得る。
【0020】 実施例11 美容エッセンス (重量%) カルボキシビニルポリマー 0.4 グリセリン 5.0 プロピレングリコール 5.0 POE(60)硬化ヒマシ油 0.5 α−トコフェリルレチノエート 0.1 スクワラン 1.0 α−トコフェロール 0.05 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 0.01 メチルパラベン 0.2 エチルアルコール 6.0 精製水 全体を100とする量
【0021】 実施例12 リップスティック (重量%) 固形パラフィン 8.0 カルナウバロウ 2.0 キャンデリラロウ 4.0 マイクロクリスタリンワックス 6.0 水添ラノリン 15.0 イソプロピルパルミテート 全体を100とする量 グリセリルジイソステアレート 30.0 ワセリン 15.0 α−トコフェリルレチノエート 0.25 4−フェニルベンゾフェノン 0.5 3−(4 −メチルベンジリデン)−d,l−カンファー 0.2 BHT 0.1 調合色剤(赤色系) 7.0 香料 適量 上記の各原料を80℃で加熱溶解し、そののち所定の容
器に流し込みリップスティックを得る。
器に流し込みリップスティックを得る。
【0022】 実施例13 アイリンクルオイル (重量%) オリーブオイル 20.0 イプロピルミリスラ−ト 10.0 2−エチルヘキサン酸トリグリセリド 26.0 スクワラン 全体を100とする量 PEG4000 2.0 4−メトキシ−4 −t−ブチルジベンゾイルメタン 1.0 オクチルメトキシシンナメート 3.0 δ−トコフェロール 1.0 BHT 0.1 α−トコフェリルレチノエート 0.1
【0023】 実施例14 美容ぺースト (重量%) PEG300 30.0 PEG1500 40.0 PEG4000 10.0 α−トコフェリルレチノエート 0.3 イソプロピルミリステート 5.0 イソアミル−p−メトキシシンナメート 1.0 POE(25)セチルエーテル 2.0 ステアリン酸 5.0 精製水 全体を100とする量
【0024】 実施例15 トリートメントサンスクリーン (重量%) 1,3−ブチレングリコール 18.0 α−トコフェリルレチノエート 0.3 オクチルメトキシシンナメート 25.0 2−ヒドロキシ−4メトキシベンゾフェノン 1.0 流動パラフィン 3.0 POE(60)硬化ヒマシ油 1.0 精製水 全体を100とする量
【0025】実施例7〜15の皮膚外用剤は日常的な使
用においてα−トコフェリルレチノエートの安定性に優
れたものであった。
用においてα−トコフェリルレチノエートの安定性に優
れたものであった。
【0026】
【発明の効果】本発明の皮膚外用剤においては紫外線吸
収剤を配合することによりα−トコフェリルレチノエー
トの安定性を著しく向上させることができる。
収剤を配合することによりα−トコフェリルレチノエー
トの安定性を著しく向上させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/42 31/355 ADA 47/06 J
Claims (1)
- 【請求項1】 α−トコフェリルレチノエートとともに
紫外線吸収剤の一種または二種以上を配合したことを特
徴とする皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25935794A JPH0899856A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25935794A JPH0899856A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0899856A true JPH0899856A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17332996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25935794A Withdrawn JPH0899856A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0899856A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5271538B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2013-08-21 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 皮膚再生促進剤 |
JP2015063487A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | ロート製薬株式会社 | 外用組成物 |
JP2015063485A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | ロート製薬株式会社 | 外用組成物 |
JP2015063486A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | ロート製薬株式会社 | 外用組成物 |
US9095560B2 (en) | 2005-04-28 | 2015-08-04 | Japan Science And Technology Agency | Method of enhancing transdermal absorption using a composition comprising POE octyl dodecyl ether and squalane |
JP2017081875A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 花王株式会社 | 皮膚化粧料 |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP25935794A patent/JPH0899856A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5271538B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2013-08-21 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 皮膚再生促進剤 |
US9095560B2 (en) | 2005-04-28 | 2015-08-04 | Japan Science And Technology Agency | Method of enhancing transdermal absorption using a composition comprising POE octyl dodecyl ether and squalane |
JP2015063487A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | ロート製薬株式会社 | 外用組成物 |
JP2015063485A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | ロート製薬株式会社 | 外用組成物 |
JP2015063486A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | ロート製薬株式会社 | 外用組成物 |
JP2017081875A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 花王株式会社 | 皮膚化粧料 |
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