JPH0876366A - 水なし平版印刷版の版面修正液 - Google Patents
水なし平版印刷版の版面修正液Info
- Publication number
- JPH0876366A JPH0876366A JP21261694A JP21261694A JPH0876366A JP H0876366 A JPH0876366 A JP H0876366A JP 21261694 A JP21261694 A JP 21261694A JP 21261694 A JP21261694 A JP 21261694A JP H0876366 A JPH0876366 A JP H0876366A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- plate surface
- planographic printing
- plate
- waterless planographic
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- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 シリコーンゴム層をインキ反発層とする水
なし平版印刷版における画像部を非画像部に修正せしめ
るための版面修正液であって、(a) 両末端に各3個のア
ルコキシ基を有する線状オルガノポリシロキサン(10
重量部)、(b) チタン系縮合触媒(0.01〜5重量
部)、(c) 有機溶剤(10〜500重量部)、及び(d)
下記一般式(1)で示されるアルコキシシラン化合物を
含み、該アルコキシシラン化合物は、版面修正液中の該
アルコキシシラン化合物のアルコキシ基の官能基濃度
が、0.1〜1.5 mol/Lとなる量含まれていることを特
徴とする水なし平版印刷版の版面修正液。 Rm Si(OR1 )n (1) (式中Rはアルキル基、ビニル基又はフェニル基、R1
はメチル基、エチル基又はプロピル基であり、m+n=
4、mは0〜2、nは2〜4の整数を示す。) 【効果】 刺激臭がなく保存安定性に優れかつ耐刷性
に優れた塗膜を与える。
なし平版印刷版における画像部を非画像部に修正せしめ
るための版面修正液であって、(a) 両末端に各3個のア
ルコキシ基を有する線状オルガノポリシロキサン(10
重量部)、(b) チタン系縮合触媒(0.01〜5重量
部)、(c) 有機溶剤(10〜500重量部)、及び(d)
下記一般式(1)で示されるアルコキシシラン化合物を
含み、該アルコキシシラン化合物は、版面修正液中の該
アルコキシシラン化合物のアルコキシ基の官能基濃度
が、0.1〜1.5 mol/Lとなる量含まれていることを特
徴とする水なし平版印刷版の版面修正液。 Rm Si(OR1 )n (1) (式中Rはアルキル基、ビニル基又はフェニル基、R1
はメチル基、エチル基又はプロピル基であり、m+n=
4、mは0〜2、nは2〜4の整数を示す。) 【効果】 刺激臭がなく保存安定性に優れかつ耐刷性
に優れた塗膜を与える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコーンゴム層をイン
キ反発層とする水なし平版印刷版の版面修正液に関す
る。
キ反発層とする水なし平版印刷版の版面修正液に関す
る。
【0002】
【従来の技術】シリコーンゴム層をインキ反発層とする
水なし平版印刷版については、すでに種々の物が提案さ
れている。中でも特公昭54−26923号、特公昭5
6−23150号、特公昭55−22781号、特開平
2−226249号に開示されている基版上に感光性樹
脂層とシリコーンゴム層とをこの順に塗設した物が一般
的である。これらの平版印刷版は印刷時に湿し水を必要
としないため数多くの利点を有する。しかしながら、シ
リコーンゴム層は比較的傷つき易いため、取扱時スクラ
ッチ傷を生じ易い。このためシリコーンゴム層に生じた
スクラッチ傷、ピンホール状の欠点及びフィルムエッヂ
に基づく欠点などを修正し得る水なし平版印刷版用版面
修正液がいくつか提案されている。
水なし平版印刷版については、すでに種々の物が提案さ
れている。中でも特公昭54−26923号、特公昭5
6−23150号、特公昭55−22781号、特開平
2−226249号に開示されている基版上に感光性樹
脂層とシリコーンゴム層とをこの順に塗設した物が一般
的である。これらの平版印刷版は印刷時に湿し水を必要
としないため数多くの利点を有する。しかしながら、シ
リコーンゴム層は比較的傷つき易いため、取扱時スクラ
ッチ傷を生じ易い。このためシリコーンゴム層に生じた
スクラッチ傷、ピンホール状の欠点及びフィルムエッヂ
に基づく欠点などを修正し得る水なし平版印刷版用版面
修正液がいくつか提案されている。
【0003】特公昭61−3417号には架橋剤として
トリアセトキシシランを含有する一液型硬化性シリコー
ンゴム溶液からなる版面修正液が開示されている。また
特開昭62−299854号には架橋剤としてビニロキ
シシラン化合物を含有する一液型硬化性シリコーンゴム
溶液からなる版面修正液が開示されている。更に特開平
4−163195号には、両末端に各3個のアルコキシ
基を有する線状オルガノポリシロキサンを用いた版面修
正液が開示されている。この版面修正液は、刺激臭がな
く、その硬化膜は画像部との密着力に優れ、印刷汚れを
発生せず、耐刷性に優れた被膜を与え、印刷実技上はほ
ぼ満足できるレベルに達しているものの、製造時からユ
ーザーが使用するまでの間のプラスチック容器中での液
の保存安定性が十分ではなく、条件によっては一年以内
に容器内でゲル化してしまうことがあった。
トリアセトキシシランを含有する一液型硬化性シリコー
ンゴム溶液からなる版面修正液が開示されている。また
特開昭62−299854号には架橋剤としてビニロキ
シシラン化合物を含有する一液型硬化性シリコーンゴム
溶液からなる版面修正液が開示されている。更に特開平
4−163195号には、両末端に各3個のアルコキシ
基を有する線状オルガノポリシロキサンを用いた版面修
正液が開示されている。この版面修正液は、刺激臭がな
く、その硬化膜は画像部との密着力に優れ、印刷汚れを
発生せず、耐刷性に優れた被膜を与え、印刷実技上はほ
ぼ満足できるレベルに達しているものの、製造時からユ
ーザーが使用するまでの間のプラスチック容器中での液
の保存安定性が十分ではなく、条件によっては一年以内
に容器内でゲル化してしまうことがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は刺激臭がなく、優れた耐刷性を有し、流通及び貯蔵経
時中に容器内でゲル化することがなく、製造後長期間、
例えば、一年以上使用可能な保存安定性を改良した版面
修正液を提供することである。
は刺激臭がなく、優れた耐刷性を有し、流通及び貯蔵経
時中に容器内でゲル化することがなく、製造後長期間、
例えば、一年以上使用可能な保存安定性を改良した版面
修正液を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリコーンゴ
ム層をインキ反発層とする水なし平版印刷版における画
像部を非画像部に修正せしめるための版面修正液であっ
て、(a) 両末端に各3個のアルコキシ基を有する線状オ
ルガノポリシロキサン(10重量部)、(b) チタン系縮
合触媒(0.01〜5重量部)、(c) 有機溶剤(10〜5
00重量部)、及び(d)下記一般式(1)で示されるア
ルコキシシラン化合物を含み、該アルコキシシラン化合
物は、版面修正液中の該アルコキシシラン化合物のアル
コキシ基の官能基濃度が、0.1〜1.5 mol/Lとなる量
含まれていることを特徴とする水なし平版印刷版の版面
修正液である。 Rm Si(OR1 )n (1) (式中Rはアルキル基、ビニル基、フェニル基、置換ア
ルキル基、置換ビニル基または置換フェニル基であり、
R1 はメチル基、エチル基またはプロピル基であり、m
+n=4、mは0、1または2、nは2以上の整数を示
す。)
ム層をインキ反発層とする水なし平版印刷版における画
像部を非画像部に修正せしめるための版面修正液であっ
て、(a) 両末端に各3個のアルコキシ基を有する線状オ
ルガノポリシロキサン(10重量部)、(b) チタン系縮
合触媒(0.01〜5重量部)、(c) 有機溶剤(10〜5
00重量部)、及び(d)下記一般式(1)で示されるア
ルコキシシラン化合物を含み、該アルコキシシラン化合
物は、版面修正液中の該アルコキシシラン化合物のアル
コキシ基の官能基濃度が、0.1〜1.5 mol/Lとなる量
含まれていることを特徴とする水なし平版印刷版の版面
修正液である。 Rm Si(OR1 )n (1) (式中Rはアルキル基、ビニル基、フェニル基、置換ア
ルキル基、置換ビニル基または置換フェニル基であり、
R1 はメチル基、エチル基またはプロピル基であり、m
+n=4、mは0、1または2、nは2以上の整数を示
す。)
【0006】本発明に於て、(a) 成分として用いられる
両末端に各3個のアルコキシ基を有する線状オルガノポ
リシロキサンは、好ましくは下記一般式(2)もしくは
(3)で示されるものである。 (R3O)3Si-C2H4-Si-(O-Si(R2)2)-pC2H4-Si(OR3)3 (2) (R3O)3Si-(OSi(R2)2)-pOSi(OR3)3 (3) ここでR2 は炭素数1〜10の一価の炭化水素基であ
り、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基などのアルキル基、フェニル基のようなアリール
基、β−フェニルエチル基、β−フェニルプロピル基等
のアラルキル基などが例示される。これらのうち合成し
やすく、しかも版面修正液として用いた場合に印刷イン
キ反発性に優れる点からメチル基が望ましい。R3 はメ
チル基、エチル基またはプロピル基であり、硬化性の点
でメチル基が望ましい。pは50〜1000の数であ
る。50未満の場合は塗膜が硬くなり印刷耐久性及びイ
ンキ反発性が劣り、また1000より大きい場合は硬化
性が悪くなる。
両末端に各3個のアルコキシ基を有する線状オルガノポ
リシロキサンは、好ましくは下記一般式(2)もしくは
(3)で示されるものである。 (R3O)3Si-C2H4-Si-(O-Si(R2)2)-pC2H4-Si(OR3)3 (2) (R3O)3Si-(OSi(R2)2)-pOSi(OR3)3 (3) ここでR2 は炭素数1〜10の一価の炭化水素基であ
り、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基などのアルキル基、フェニル基のようなアリール
基、β−フェニルエチル基、β−フェニルプロピル基等
のアラルキル基などが例示される。これらのうち合成し
やすく、しかも版面修正液として用いた場合に印刷イン
キ反発性に優れる点からメチル基が望ましい。R3 はメ
チル基、エチル基またはプロピル基であり、硬化性の点
でメチル基が望ましい。pは50〜1000の数であ
る。50未満の場合は塗膜が硬くなり印刷耐久性及びイ
ンキ反発性が劣り、また1000より大きい場合は硬化
性が悪くなる。
【0007】(b) 成分のチタン系縮合触媒としてはテト
ラブチルチタネート、テトラ−2−エチルヘキシルチタ
ネート、トリエタノールアミンチタネート、テトライソ
プロペニルオキシチタネート等が例示される。チタン系
触媒は他の錫、亜鉛、鉛系触媒と比較して(a) 成分との
併用系に於て、室温での硬化性に優れるとともに、液の
安定性にも優れている。(b) 成分は(a) 成分10重量部
に対し0.01〜5重量部使用される。
ラブチルチタネート、テトラ−2−エチルヘキシルチタ
ネート、トリエタノールアミンチタネート、テトライソ
プロペニルオキシチタネート等が例示される。チタン系
触媒は他の錫、亜鉛、鉛系触媒と比較して(a) 成分との
併用系に於て、室温での硬化性に優れるとともに、液の
安定性にも優れている。(b) 成分は(a) 成分10重量部
に対し0.01〜5重量部使用される。
【0008】(c) 成分の有機溶剤の種類については、上
記(a) 及び(b) 成分が溶解するものであれば特に限定は
されないが、室温で速やかに蒸発し、かつ版面にぬれ性
の良いものが望ましい。このような有機溶剤の具体例と
しては、n−ヘキサン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化水
素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、酢酸エチ
ル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブ
チル、酢酸イソブチル、プロピオン酸メチル、蟻酸イソ
プロピル、蟻酸n−プロピル、蟻酸イソブチル、蟻酸n
−ブチル等のエステル、及びミネラルスピリット等が挙
げられる。平滑な塗膜を得るために、例えば脂肪族炭化
水素とエステルを混合して用いるなど複数の溶剤を併用
することもできる。良好な塗膜の厚さを得るために有機
溶剤量は(a) 成分10重量部に対し、10〜500重量
部が好ましく、更に好ましくは20〜100重量部であ
る。
記(a) 及び(b) 成分が溶解するものであれば特に限定は
されないが、室温で速やかに蒸発し、かつ版面にぬれ性
の良いものが望ましい。このような有機溶剤の具体例と
しては、n−ヘキサン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化水
素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、酢酸エチ
ル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸n−ブ
チル、酢酸イソブチル、プロピオン酸メチル、蟻酸イソ
プロピル、蟻酸n−プロピル、蟻酸イソブチル、蟻酸n
−ブチル等のエステル、及びミネラルスピリット等が挙
げられる。平滑な塗膜を得るために、例えば脂肪族炭化
水素とエステルを混合して用いるなど複数の溶剤を併用
することもできる。良好な塗膜の厚さを得るために有機
溶剤量は(a) 成分10重量部に対し、10〜500重量
部が好ましく、更に好ましくは20〜100重量部であ
る。
【0009】(d) 成分のアルコキシシランの具体例とし
ては、テトラメトキシシラン、メチルトリメトキシシラ
ン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシ
シラン、ジフェニルジメトキシシラン、イソブチルトリ
メトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、ビニルト
リメトキシシラン、等が挙げられる。またこれらの部分
加水分解物も同様の効果を与える。(1)式において、
nは2以上4以下の整数から選ばれるが好ましくは3以
上、更に好ましくは3である。良好な保存性を与えるた
め、(d) 成分のアルコキシシランは、そのアルコキシ基
の官能基濃度が0.1〜1.5 mol/Lとなる量を含有させ
るが、更に好ましくは0.3〜1.5 mol/Lである。
ては、テトラメトキシシラン、メチルトリメトキシシラ
ン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシ
シラン、ジフェニルジメトキシシラン、イソブチルトリ
メトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、ビニルト
リメトキシシラン、等が挙げられる。またこれらの部分
加水分解物も同様の効果を与える。(1)式において、
nは2以上4以下の整数から選ばれるが好ましくは3以
上、更に好ましくは3である。良好な保存性を与えるた
め、(d) 成分のアルコキシシランは、そのアルコキシ基
の官能基濃度が0.1〜1.5 mol/Lとなる量を含有させ
るが、更に好ましくは0.3〜1.5 mol/Lである。
【0010】本発明の修正液にはさらにその他の添加剤
(例えば、塗布性改善のための界面活性剤、染料、顔
料、無機粉体、シランカップリング剤等を加えるのも好
ましい。本発明に於いて用いられる水なし平版印刷版
は、基板上に感光層、シリコーンゴム層を順次積層した
ものであり、このような水なし平版印刷版としては、特
公昭44−23042号、特公昭46−16044号、
特公昭51−17081号、特公昭54−26923
号、特公昭55−22781号、特公昭56−2315
0号、特開平2−236550号、特開昭56−800
64号、特開平3−155553号、特開平3−161
753号等に開示されている水なし平版印刷版があげら
れる。本発明を用いて水なし平版印刷版の版面を修正す
るには、基板上に感光層、シリコーンゴム層を順次積層
した水なし平版印刷版に画像露光を施し、現像処理を行
った後、フィルムエッヂやごみつきによる画像欠陥部分
に前述の版面修正液を塗布して乾燥硬化させればよい。
版面修正液の保存容器及び塗布方法は多種可能である。
例えば、インク壺様の容器に入れて絵筆で塗布する方
法、サインペンにインクとして充填し使用する方法、ス
プレー缶中にいれて噴霧して塗布する方法等が可能であ
る。ただし本発明の版面修正方法はこれらの塗布方法に
限定されるものではない。
(例えば、塗布性改善のための界面活性剤、染料、顔
料、無機粉体、シランカップリング剤等を加えるのも好
ましい。本発明に於いて用いられる水なし平版印刷版
は、基板上に感光層、シリコーンゴム層を順次積層した
ものであり、このような水なし平版印刷版としては、特
公昭44−23042号、特公昭46−16044号、
特公昭51−17081号、特公昭54−26923
号、特公昭55−22781号、特公昭56−2315
0号、特開平2−236550号、特開昭56−800
64号、特開平3−155553号、特開平3−161
753号等に開示されている水なし平版印刷版があげら
れる。本発明を用いて水なし平版印刷版の版面を修正す
るには、基板上に感光層、シリコーンゴム層を順次積層
した水なし平版印刷版に画像露光を施し、現像処理を行
った後、フィルムエッヂやごみつきによる画像欠陥部分
に前述の版面修正液を塗布して乾燥硬化させればよい。
版面修正液の保存容器及び塗布方法は多種可能である。
例えば、インク壺様の容器に入れて絵筆で塗布する方
法、サインペンにインクとして充填し使用する方法、ス
プレー缶中にいれて噴霧して塗布する方法等が可能であ
る。ただし本発明の版面修正方法はこれらの塗布方法に
限定されるものではない。
【0011】
【発明の効果】本発明の修正液は刺激臭がなく保存安定
性に優れかつ耐刷性に優れた塗膜を与える。
性に優れかつ耐刷性に優れた塗膜を与える。
【0012】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。
ポジ型水なし感光性平版印刷版TAP(東レ(株)製)
に画像露光を施した後、n−ヘプタン中に浸漬させなが
らガーゼで擦ることにより画像部のシリコーンゴムを剥
離し、印刷版を得た。この印刷版をハイデルベルグGT
O印刷機に取り付け東洋インキ(株)製TOYOKING ULTRA
TUK アクワレスG墨インキで1000枚印刷したとこ
ろで一旦停止し、画像部の一部に表1に記載した修正液
(実施例1〜3、比較例1〜3)を綿棒で塗設し、2分
後に印刷を再開し、更に10万枚印刷して印刷を終了し
た。またこれらの修正液を高密度ポリエチレン(密度0.
958)で作成したプラスチック容器(肉厚0.5mm、容
量2ml)に1.5gを入れて密閉し、45℃/75RH%
の恒温恒湿器に50時間保存した。結果を表1に示す。
ポジ型水なし感光性平版印刷版TAP(東レ(株)製)
に画像露光を施した後、n−ヘプタン中に浸漬させなが
らガーゼで擦ることにより画像部のシリコーンゴムを剥
離し、印刷版を得た。この印刷版をハイデルベルグGT
O印刷機に取り付け東洋インキ(株)製TOYOKING ULTRA
TUK アクワレスG墨インキで1000枚印刷したとこ
ろで一旦停止し、画像部の一部に表1に記載した修正液
(実施例1〜3、比較例1〜3)を綿棒で塗設し、2分
後に印刷を再開し、更に10万枚印刷して印刷を終了し
た。またこれらの修正液を高密度ポリエチレン(密度0.
958)で作成したプラスチック容器(肉厚0.5mm、容
量2ml)に1.5gを入れて密閉し、45℃/75RH%
の恒温恒湿器に50時間保存した。結果を表1に示す。
【0013】
【表1】 ─────────────────────────────────── 成 分 実施例 比較例 1 2 3 1 2 3 オルガノポリシロキサン 10 10 10 10 10 10 (式4) ジメチルジメトキシシラン 1 メチルトリメトキシシラン 1 0.1 テトラメトキシシラン 1 5 テトラブチルチタネート 1 1 0.1 1 1 0.1 n−ヘキサン 10 10 10 10 10 10 酢酸イソプロピル 30 30 30 30 30 30 オイルピンク312 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 (オリエント 化学(株)製) アルコキシ基の官能 0.33 0.44 0.53 0.02 0.06 2.2 基濃度mol/L 印刷再開後の消去部 10万 10万 10万 10万 10万 10〜 の耐刷力(印刷枚数) 以上 以上 以上 以上 以上 20 45℃/75RH% 液状 液状 液状 ゲル化 ゲル化 液状50時間後の液状態 (CH3O)3-Si-(OSi(CH3)2)-300OSi-(OCH3)3 (4)
Claims (1)
- 【請求項1】 シリコーンゴム層をインキ反発層とする
水なし平版印刷版における画像部を非画像部に修正せし
めるための版面修正液であって、 (a) 両末端に各3個のアルコキシ基を有する線状オルガ
ノポリシロキサン(10重量部)、(b) チタン系縮合触
媒(0.01〜5重量部)、(c) 有機溶剤(10〜500
重量部)、及び(d)下記一般式(1)で示されるアルコ
キシシラン化合物を含み、該アルコキシシラン化合物
は、版面修正液中の該アルコキシシラン化合物のアルコ
キシ基の官能基濃度が、0.1〜1.5 mol/Lとなる量含
まれていることを特徴とする水なし平版印刷版の版面修
正液。 Rm Si(OR1 )n (1) (式中Rはアルキル基、ビニル基、フェニル基、置換ア
ルキル基、置換ビニル基または置換フェニル基であり、
R1 はメチル基、エチル基またはプロピル基であり、m
+n=4、mは0、1または2、nは2以上の整数を示
す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21261694A JPH0876366A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 水なし平版印刷版の版面修正液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21261694A JPH0876366A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 水なし平版印刷版の版面修正液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0876366A true JPH0876366A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16625633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21261694A Pending JPH0876366A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 水なし平版印刷版の版面修正液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0876366A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111989225A (zh) * | 2018-04-19 | 2020-11-24 | 东丽株式会社 | 印刷版、印刷版的制造方法及使用了该印刷版的印刷物的制造方法 |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP21261694A patent/JPH0876366A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111989225A (zh) * | 2018-04-19 | 2020-11-24 | 东丽株式会社 | 印刷版、印刷版的制造方法及使用了该印刷版的印刷物的制造方法 |
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