JPH0868252A - 車両用ドアロック装置 - Google Patents
車両用ドアロック装置Info
- Publication number
- JPH0868252A JPH0868252A JP7230628A JP23062895A JPH0868252A JP H0868252 A JPH0868252 A JP H0868252A JP 7230628 A JP7230628 A JP 7230628A JP 23062895 A JP23062895 A JP 23062895A JP H0868252 A JPH0868252 A JP H0868252A
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- Japan
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- door
- ratchet
- section
- lever
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Abstract
(57)【要約】
【課題】別途新たに消音部材を設けることなく、ラッチ
とケースとの衝接による異音をおさえる。 【解決手段】凹所8が形成された樹脂製のケース1と、
前記凹所8内に回動可能に設けられ車体側のストライカ
4に係脱するラッチ6と、ラッチ6に係合し閉扉位置に
保持するラチェット7とを備えた車両用ドアロック装置
において、前記ラッチ6の外周に樹脂成形部6aを形成
し、該樹脂成形部6aにはラッチ6の開扉位置にてケー
ス1の凹所内側壁2に当接する部位にスリット6bを形
成する。
とケースとの衝接による異音をおさえる。 【解決手段】凹所8が形成された樹脂製のケース1と、
前記凹所8内に回動可能に設けられ車体側のストライカ
4に係脱するラッチ6と、ラッチ6に係合し閉扉位置に
保持するラチェット7とを備えた車両用ドアロック装置
において、前記ラッチ6の外周に樹脂成形部6aを形成
し、該樹脂成形部6aにはラッチ6の開扉位置にてケー
ス1の凹所内側壁2に当接する部位にスリット6bを形
成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ドアロック
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】凹所が形成された樹脂製のケースと、前
記凹所内に回動可能に設けられ車体側のストライカに係
脱するラッチと、ラッチに係合し閉扉位置に保持するラ
チェットとを備えてなる車両用ドアロック装置におい
て、車両のドア開時にラッチがケースに衝接する際に異
音発生するという問題があり、これをおさえるために、
従来はケース側にラバー等の消音部材を設ける方法が採
られていた。
記凹所内に回動可能に設けられ車体側のストライカに係
脱するラッチと、ラッチに係合し閉扉位置に保持するラ
チェットとを備えてなる車両用ドアロック装置におい
て、車両のドア開時にラッチがケースに衝接する際に異
音発生するという問題があり、これをおさえるために、
従来はケース側にラバー等の消音部材を設ける方法が採
られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、ケースに別部材を設ける方法は、部品点数が増加
し、組み付け工数アップ、製造コストアップにつながる
ものであった。本発明は、従来技術の前記問題点に鑑
み、ラッチとケースとの衝接による異音をおさえるため
に別途新に消音部材を設けることなく、組み付け工数か
つ製造コストを低減することができるドアロック装置を
提供することを目的とするものである。
うに、ケースに別部材を設ける方法は、部品点数が増加
し、組み付け工数アップ、製造コストアップにつながる
ものであった。本発明は、従来技術の前記問題点に鑑
み、ラッチとケースとの衝接による異音をおさえるため
に別途新に消音部材を設けることなく、組み付け工数か
つ製造コストを低減することができるドアロック装置を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、凹
所が形成された樹脂製のケースと、前記凹所内に回動可
能に設けられ車体側のストライカに係脱するラッチと、
ラッチに係合し閉扉位置に保持するラチェットとを備え
た車両用ドアロック装置において、前記ラッチの外周に
は樹脂成形部を形成し、該樹脂成形部にはラッチの開扉
位置にてケースに当接する部位にスリットを形成したも
のである。
所が形成された樹脂製のケースと、前記凹所内に回動可
能に設けられ車体側のストライカに係脱するラッチと、
ラッチに係合し閉扉位置に保持するラチェットとを備え
た車両用ドアロック装置において、前記ラッチの外周に
は樹脂成形部を形成し、該樹脂成形部にはラッチの開扉
位置にてケースに当接する部位にスリットを形成したも
のである。
【0005】
【作用】ラッチの外周の樹脂成形部がスリットの作用に
より撓み、衝接時の衝撃を吸収する。これにより、ラッ
チとケースとの衝接により発生する異音をおさえること
ができる。
より撓み、衝接時の衝撃を吸収する。これにより、ラッ
チとケースとの衝接により発生する異音をおさえること
ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る車両用ドアロッ
ク装置を示す正面図、図2(a)は本発明に係る車両用
ドアロック装置の背面図、(b)はその一部拡大図、図
3は図2(a)の右側面図、図4は図3におけるA−A
断面図、図5は図2におけるB−B断面図、図6(a)
はラッチがハーフラッチ位置に、(b)はラッチがフル
ラッチ位置に保持された状態を示す正面図、図7はラチ
ェットの正面図、図8はドア開状態においてオープンレ
バーによりリンクを揺動させた状態を示す背面図、図9
はドア開状態においてロッキングレバーをロック位置に
回動させた状態を示す背面図、図10はドア閉状態にお
けるアンロックを示す背面図、図11はドア閉,ロック
状態でハンドルを引いた状態を示す背面図である。
基づいて説明する。図1は本発明に係る車両用ドアロッ
ク装置を示す正面図、図2(a)は本発明に係る車両用
ドアロック装置の背面図、(b)はその一部拡大図、図
3は図2(a)の右側面図、図4は図3におけるA−A
断面図、図5は図2におけるB−B断面図、図6(a)
はラッチがハーフラッチ位置に、(b)はラッチがフル
ラッチ位置に保持された状態を示す正面図、図7はラチ
ェットの正面図、図8はドア開状態においてオープンレ
バーによりリンクを揺動させた状態を示す背面図、図9
はドア開状態においてロッキングレバーをロック位置に
回動させた状態を示す背面図、図10はドア閉状態にお
けるアンロックを示す背面図、図11はドア閉,ロック
状態でハンドルを引いた状態を示す背面図である。
【0007】図1に示すように、車両のドア側に組み込
まれるドアロックの合成樹脂製のボディ1の表側には、
その略中央部に車体側のピラーに固設されたストライカ
4を進入させるための進入路5と凹所8とが形成されて
おり、該凹所8内には、前記ストライカ4に係合して閉
扉方向(反時計方向)に回動するラッチ6と、該ラッチ
6の外周に設けた係合段部(後述するハーフ係合段部1
6またはフル係合段部17)に係合してラッチ6を閉扉
位置に保持するラチェット7とが前記進入路5を挟んで
それぞれ配置されている。
まれるドアロックの合成樹脂製のボディ1の表側には、
その略中央部に車体側のピラーに固設されたストライカ
4を進入させるための進入路5と凹所8とが形成されて
おり、該凹所8内には、前記ストライカ4に係合して閉
扉方向(反時計方向)に回動するラッチ6と、該ラッチ
6の外周に設けた係合段部(後述するハーフ係合段部1
6またはフル係合段部17)に係合してラッチ6を閉扉
位置に保持するラチェット7とが前記進入路5を挟んで
それぞれ配置されている。
【0008】前記ラッチ6は、シャフト9により回動自
在に軸支されている。ラッチ6の背面にはピン11が突
設されており、該ピン11は前記ボディ1に形成された
円弧溝12内に摺動自在に配置されている。そして、該
円弧溝12の一端面と前記ピン11との間には、スプリ
ング13が圧縮状態で保持されており、これによりラッ
チ6は常に開扉方向(時計方向)に付勢されている。こ
のラッチ6は、公知の略円板状の回転ラッチであり、ド
ア閉時に前記ストライカ4が係入すべくその半径方向に
は係合溝14が穿設されており、該係合溝14を挟んで
形成される2つの脚部には、後述するラチェット7の係
止面41に噛合するハーフ係合段部16とフル係合段部
17とがそれぞれ形成されている。また、前記ラッチ6
の外周には樹脂成形部6aが形成され、該樹脂成形部6
aにはラッチ6の開扉位置にてケース1の凹所内側壁2
に当接する部位にスリット6bが形成されている。
在に軸支されている。ラッチ6の背面にはピン11が突
設されており、該ピン11は前記ボディ1に形成された
円弧溝12内に摺動自在に配置されている。そして、該
円弧溝12の一端面と前記ピン11との間には、スプリ
ング13が圧縮状態で保持されており、これによりラッ
チ6は常に開扉方向(時計方向)に付勢されている。こ
のラッチ6は、公知の略円板状の回転ラッチであり、ド
ア閉時に前記ストライカ4が係入すべくその半径方向に
は係合溝14が穿設されており、該係合溝14を挟んで
形成される2つの脚部には、後述するラチェット7の係
止面41に噛合するハーフ係合段部16とフル係合段部
17とがそれぞれ形成されている。また、前記ラッチ6
の外周には樹脂成形部6aが形成され、該樹脂成形部6
aにはラッチ6の開扉位置にてケース1の凹所内側壁2
に当接する部位にスリット6bが形成されている。
【0009】前記ラチェット7もまた、略円板状をして
おり、前記ラッチ6との対向面は、ラッチ6の回動軌跡
に沿って円弧状に切欠いたカム面18と、該カム面18
に連続して円周方向に形成された係止面41と、該係止
面41の端部より半径方向に突出した突部22とから成
っている。また、ラチェット7を軸支する軸孔19は、
素材の状態で前記カム面18にその一部が開口するよう
に形成したので(図7参照)、ラチェット7のシャフト
20をラッチ6の回動軌跡に近接させることができ、そ
の結果、ドアロック装置を従来に比して小型化すること
ができる。尚、カム面18に設けた開口部42(図7)
の幅は、軸孔19の径と略等しいか又は小さくなるよう
にされている。
おり、前記ラッチ6との対向面は、ラッチ6の回動軌跡
に沿って円弧状に切欠いたカム面18と、該カム面18
に連続して円周方向に形成された係止面41と、該係止
面41の端部より半径方向に突出した突部22とから成
っている。また、ラチェット7を軸支する軸孔19は、
素材の状態で前記カム面18にその一部が開口するよう
に形成したので(図7参照)、ラチェット7のシャフト
20をラッチ6の回動軌跡に近接させることができ、そ
の結果、ドアロック装置を従来に比して小型化すること
ができる。尚、カム面18に設けた開口部42(図7)
の幅は、軸孔19の径と略等しいか又は小さくなるよう
にされている。
【0010】前記カム面18には、樹脂材からなる緩衝
部材36がモールド成形により設けられており、該緩衝
部材36により前記回動軸孔19の開口部42を閉塞
し、さらに軸孔19にも円筒状に延出させたので、これ
によりラチェット7が回動するに際して異音を発するこ
とはない。ここで、突部22には、樹脂材からなる緩衝
部材38がモールド成形により設けられており、これに
よりラッチ6のハーフ係合段部16及びフル係合段部1
7に突部22が当接するに際しての衝突音を回避するこ
とができるようにされている。
部材36がモールド成形により設けられており、該緩衝
部材36により前記回動軸孔19の開口部42を閉塞
し、さらに軸孔19にも円筒状に延出させたので、これ
によりラチェット7が回動するに際して異音を発するこ
とはない。ここで、突部22には、樹脂材からなる緩衝
部材38がモールド成形により設けられており、これに
よりラッチ6のハーフ係合段部16及びフル係合段部1
7に突部22が当接するに際しての衝突音を回避するこ
とができるようにされている。
【0011】また、突部22の下面には、前記緩衝部材
38と一体の樹脂材により突子39が設けられている。
ラチェット7の下方には、該ラチェット7の外周に沿っ
てスプリング取付溝40が形成されている。該スプリン
グ取付溝40の一端面と前記突部22の下面との間に
は、スプリング15が圧縮状態で保持されており、これ
によりラチェット7は常にラッチ6と係合する方向(反
時計方向)に付勢されている。ここで、スプリング15
の一端部は前記突子39に嵌合固定されており、これに
よりスプリング15の一端部近傍がスプリング取付け溝
40の壁面に当たらないようにすることができるので、
壁面とコイルスプリング15との摺接によるフリクショ
ンを軽減することができ、その結果、ラチェット7の回
動を円滑にすることができる。尚、このラチェット7に
は、その背面にシャフト20を挟んで係止面41と対向
する側にピン43が植設されている。そして、該ピン4
3はボディ1の切欠穴52より背面側に臨ませてある。
38と一体の樹脂材により突子39が設けられている。
ラチェット7の下方には、該ラチェット7の外周に沿っ
てスプリング取付溝40が形成されている。該スプリン
グ取付溝40の一端面と前記突部22の下面との間に
は、スプリング15が圧縮状態で保持されており、これ
によりラチェット7は常にラッチ6と係合する方向(反
時計方向)に付勢されている。ここで、スプリング15
の一端部は前記突子39に嵌合固定されており、これに
よりスプリング15の一端部近傍がスプリング取付け溝
40の壁面に当たらないようにすることができるので、
壁面とコイルスプリング15との摺接によるフリクショ
ンを軽減することができ、その結果、ラチェット7の回
動を円滑にすることができる。尚、このラチェット7に
は、その背面にシャフト20を挟んで係止面41と対向
する側にピン43が植設されている。そして、該ピン4
3はボディ1の切欠穴52より背面側に臨ませてある。
【0012】図2,図5に示すように、前記ボディ1の
背面側には、バックプレート3が取り付けられており、
該バックプレート3の上側には、一端がアウトハンドル
に連結され他端がインサイドハンドルに連結されたオー
プンレバー27が、その下側には一端がドアシリンダ錠
に連結され他端がロックノブに連結されたロッキングレ
バー25がそれぞれ軸支されている。さらに、オープン
レバー27と同軸上に一端が前記ピン43に当接する作
動片23が軸支されている。
背面側には、バックプレート3が取り付けられており、
該バックプレート3の上側には、一端がアウトハンドル
に連結され他端がインサイドハンドルに連結されたオー
プンレバー27が、その下側には一端がドアシリンダ錠
に連結され他端がロックノブに連結されたロッキングレ
バー25がそれぞれ軸支されている。さらに、オープン
レバー27と同軸上に一端が前記ピン43に当接する作
動片23が軸支されている。
【0013】前記オープンレバー27は、その略中央部
がバックプレート3に軸支されて略水平に配置されてい
る。また、オープンレバー27の一端部とバックプレー
ト3の上方に設けた係止部44との間には、スプリング
28が係止されており、これによりオープンレバー27
は常に閉方向(時計方向)に付勢されている。そして、
このオープンレバー27は開扉用ハンドル(図示せず)
の操作により揺動させることができるようにされてい
る。すなわち、一端はアウトハンドル操作により連結ロ
ッド50を介して、他端はインサイドハンドル操作によ
り連結レバー51を介して反時計方向に揺動させること
ができる。
がバックプレート3に軸支されて略水平に配置されてい
る。また、オープンレバー27の一端部とバックプレー
ト3の上方に設けた係止部44との間には、スプリング
28が係止されており、これによりオープンレバー27
は常に閉方向(時計方向)に付勢されている。そして、
このオープンレバー27は開扉用ハンドル(図示せず)
の操作により揺動させることができるようにされてい
る。すなわち、一端はアウトハンドル操作により連結ロ
ッド50を介して、他端はインサイドハンドル操作によ
り連結レバー51を介して反時計方向に揺動させること
ができる。
【0014】前述したように、前記作動片2ま、その略
中央部が前記オープンレバー27に重合して同軸上にバ
ックプレート3に軸支され、一端は前記ラチェット7の
ピン43に当接している。このため、オープンレバー2
7を図2の反時計方向に揺動させるとオープンレバー2
7の押当部27aが後述するロッド24bを押し下げ、
このロッド24bを介して作動片23は同方向に回動
し、他端側に当接するピン43を介して作動片23は同
方向に回動し、他端側に当接するピン43を介してラチ
ェット7を図6の時計方向に回動させることができるの
で、該ラチェット7と前記ラッチ6との係合を解いて、
ラッチ6を開扉位置に復帰させることができる。この
時、ラッチ6とケース1の側壁2とは衝接するが、ラッ
チ6の外周の樹脂成形部6aがスリット6bの作用によ
り撓み、衝接時の衝撃を吸収する。これにより、ラッチ
6とケース1の凹所内側壁2との衝接により発生する異
音をおさえることができる。また、作動片23には、そ
の他端側に長孔23aが穿設されており、該長孔23a
には後述するリンク24の一端に突設したロッド24b
が摺動自在に嵌入されている。
中央部が前記オープンレバー27に重合して同軸上にバ
ックプレート3に軸支され、一端は前記ラチェット7の
ピン43に当接している。このため、オープンレバー2
7を図2の反時計方向に揺動させるとオープンレバー2
7の押当部27aが後述するロッド24bを押し下げ、
このロッド24bを介して作動片23は同方向に回動
し、他端側に当接するピン43を介して作動片23は同
方向に回動し、他端側に当接するピン43を介してラチ
ェット7を図6の時計方向に回動させることができるの
で、該ラチェット7と前記ラッチ6との係合を解いて、
ラッチ6を開扉位置に復帰させることができる。この
時、ラッチ6とケース1の側壁2とは衝接するが、ラッ
チ6の外周の樹脂成形部6aがスリット6bの作用によ
り撓み、衝接時の衝撃を吸収する。これにより、ラッチ
6とケース1の凹所内側壁2との衝接により発生する異
音をおさえることができる。また、作動片23には、そ
の他端側に長孔23aが穿設されており、該長孔23a
には後述するリンク24の一端に突設したロッド24b
が摺動自在に嵌入されている。
【0015】前記ロッキングレバー25は、バックプレ
ート3に軸支された三つのアーム25a,25b及び2
5cが形成されている。ロッキングレバー25のアーム
25bは、ドアの内側に設けたロックノブ(図示せず)
に連結されており、車内から該ロックノブに連結された
レバー31を回動させてロックノブを操作することによ
り、ロッキングレバー25をロック位置IIあるいはア
ンロック位置Iに回動させてドアロック装置の施解錠を
行うことができるようにされている。また、ロッキング
レバー25のアーム25aには、リンク24の一端が回
動自在に連結されており、該リンク24の他端より垂下
してオープンレバー27と作動片23との回動軌跡内に
臨ませたロッド24bは作動片23の前記長孔23aに
摺動自在に設けられている。このため、ロッキングレバ
ー25を回動させれば、リンク24の前記ロッド24b
を作動片23の長孔23a内で変位させることができ
る。
ート3に軸支された三つのアーム25a,25b及び2
5cが形成されている。ロッキングレバー25のアーム
25bは、ドアの内側に設けたロックノブ(図示せず)
に連結されており、車内から該ロックノブに連結された
レバー31を回動させてロックノブを操作することによ
り、ロッキングレバー25をロック位置IIあるいはア
ンロック位置Iに回動させてドアロック装置の施解錠を
行うことができるようにされている。また、ロッキング
レバー25のアーム25aには、リンク24の一端が回
動自在に連結されており、該リンク24の他端より垂下
してオープンレバー27と作動片23との回動軌跡内に
臨ませたロッド24bは作動片23の前記長孔23aに
摺動自在に設けられている。このため、ロッキングレバ
ー25を回動させれば、リンク24の前記ロッド24b
を作動片23の長孔23a内で変位させることができ
る。
【0016】また、前記バックプレート3には、前記作
動片23の揺動範囲内に略長方形状の角孔26が穿設さ
れており、該角孔26の上縁には角孔26の内方に向け
て係合突起26aが設けられている。一方、リンク24
の前記ロッド24bには、その先端部に逆三角形状の係
合片24aが形成されており、該係合片24aは前記角
孔26内に突出した係合突起26aと同一面に配置され
ている。
動片23の揺動範囲内に略長方形状の角孔26が穿設さ
れており、該角孔26の上縁には角孔26の内方に向け
て係合突起26aが設けられている。一方、リンク24
の前記ロッド24bには、その先端部に逆三角形状の係
合片24aが形成されており、該係合片24aは前記角
孔26内に突出した係合突起26aと同一面に配置され
ている。
【0017】そして、ドア閉状態では係合片24aと係
合突起26aとは非係合状態である(図10参照)。一
方、ドアが開状態にあるときには、ラッチ6はストライ
カ4を開放し、ラチェット7の係止面41端部がラッチ
6の両脚よりも半径を小さくしたラッチ6の外周面に当
接しているので、ラチェット7はラッチ6に近づく方向
に回動し、従ってラチェット7のピン43は逆回りに下
動する。従って、該ピン43に当接する作動片23は図
2の時計方向に回動し、他端側長孔23a内に係入して
いるリンク24のロッド24bを角孔26の上縁に向け
て引き上げ、ロッド24b先端に設けた逆三角形の係合
片24aが上縁に当接する。この状態においては係合片
24aと係合突起26aとが係合位置にあるので、リン
ク24を移動させることはできず、従って、ロッキング
レバー25をロック位置IIに回動させることはできな
い。この場合には、オープンレバー27をスプリング2
8の付勢力に抗して反時計方向に揺動させることによ
り、オープンレバー27の押当部27aがリンク24の
ロッド24bを下動させるので、係合片24aと係合突
起26aとの係合を解くことができる。従って、ロッキ
ングレバー25はロック位置IIに回動させることがで
きる(図8,図9参照)。尚、係合片24aと係合突起
26aとには、それぞれ互いに噛み合う方向にテーパー
面が形成されており(図2(b)参照)、これにより確
実な係合状態を得ることができるようにされている。上
述したように、ロッキングレバー25の回動阻止をロッ
ド24bの係合片24aとバックプレート3の係合突起
26aとに担わせるようにしたことにより、従来のよう
にラチェット7にはロッキングレバー25の施錠方向へ
の回動力が作用することはない。
合突起26aとは非係合状態である(図10参照)。一
方、ドアが開状態にあるときには、ラッチ6はストライ
カ4を開放し、ラチェット7の係止面41端部がラッチ
6の両脚よりも半径を小さくしたラッチ6の外周面に当
接しているので、ラチェット7はラッチ6に近づく方向
に回動し、従ってラチェット7のピン43は逆回りに下
動する。従って、該ピン43に当接する作動片23は図
2の時計方向に回動し、他端側長孔23a内に係入して
いるリンク24のロッド24bを角孔26の上縁に向け
て引き上げ、ロッド24b先端に設けた逆三角形の係合
片24aが上縁に当接する。この状態においては係合片
24aと係合突起26aとが係合位置にあるので、リン
ク24を移動させることはできず、従って、ロッキング
レバー25をロック位置IIに回動させることはできな
い。この場合には、オープンレバー27をスプリング2
8の付勢力に抗して反時計方向に揺動させることによ
り、オープンレバー27の押当部27aがリンク24の
ロッド24bを下動させるので、係合片24aと係合突
起26aとの係合を解くことができる。従って、ロッキ
ングレバー25はロック位置IIに回動させることがで
きる(図8,図9参照)。尚、係合片24aと係合突起
26aとには、それぞれ互いに噛み合う方向にテーパー
面が形成されており(図2(b)参照)、これにより確
実な係合状態を得ることができるようにされている。上
述したように、ロッキングレバー25の回動阻止をロッ
ド24bの係合片24aとバックプレート3の係合突起
26aとに担わせるようにしたことにより、従来のよう
にラチェット7にはロッキングレバー25の施錠方向へ
の回動力が作用することはない。
【0018】図2,図3に示すように、前記ボディ1に
は、その下部に揺動レバー34の一端が回動自在に軸支
されており、該揺動レバー34は前記ロッキングレバー
25の回動面に垂直な面内で揺動することができるよう
にされている。ここで、揺動レバー34の軸支は次のよ
うになされている。すなわち、図4に示すように、揺動
レバー34の一端に形成した軸部34aを、ボディ1に
形成した凹部33に嵌合させ、該凹部33をバックプレ
ート3によって閉塞することによりなされている。
は、その下部に揺動レバー34の一端が回動自在に軸支
されており、該揺動レバー34は前記ロッキングレバー
25の回動面に垂直な面内で揺動することができるよう
にされている。ここで、揺動レバー34の軸支は次のよ
うになされている。すなわち、図4に示すように、揺動
レバー34の一端に形成した軸部34aを、ボディ1に
形成した凹部33に嵌合させ、該凹部33をバックプレ
ート3によって閉塞することによりなされている。
【0019】このようにして揺動レバー34を軸支する
ようにしたので、その軸構造が簡単であると共に、取付
けも容易に行うことができる。また、揺動レバー34の
略中央部には、その長手方向と直交して長孔34bが形
成されており、該長孔34bには前記ロッキングレバー
25のアーム25cが挿通されている。さらに、揺動レ
バー34の他端部には、ドアシリンダ錠(図示せず)と
一体的に作動するキーロッド35が連結されており、キ
ー操作によって該キーロッド35を上下動させることに
より、揺動レバー34を介してロッキングレバー25を
ロック位置IIあるいはアンロック位置Iに回動させて
ドアロック装置の施解錠を行うことができるようにされ
ている。また、上述したように、前記揺動レバー34は
ドアシリンダ錠とキーロッド35により直結されてお
り、ドアシリンダ錠を操作しない限り揺動レバー34を
揺動させることはできないので、不正部材を用いてもロ
ッキングレバー25には触れ得ず解錠させることができ
ず、車両の盗難防止性を向上させることができる。
ようにしたので、その軸構造が簡単であると共に、取付
けも容易に行うことができる。また、揺動レバー34の
略中央部には、その長手方向と直交して長孔34bが形
成されており、該長孔34bには前記ロッキングレバー
25のアーム25cが挿通されている。さらに、揺動レ
バー34の他端部には、ドアシリンダ錠(図示せず)と
一体的に作動するキーロッド35が連結されており、キ
ー操作によって該キーロッド35を上下動させることに
より、揺動レバー34を介してロッキングレバー25を
ロック位置IIあるいはアンロック位置Iに回動させて
ドアロック装置の施解錠を行うことができるようにされ
ている。また、上述したように、前記揺動レバー34は
ドアシリンダ錠とキーロッド35により直結されてお
り、ドアシリンダ錠を操作しない限り揺動レバー34を
揺動させることはできないので、不正部材を用いてもロ
ッキングレバー25には触れ得ず解錠させることができ
ず、車両の盗難防止性を向上させることができる。
【0020】次に、以上のように構成されたドアロック
装置の作動について説明する。図1のドア開状態よりド
アを閉じると、ラッチ6は車体側ピラーに固設されたコ
字状のストライカ4の脚部に噛合して反時計回りに回動
し、図6(a)のハーフラッチ位置を経て図6(b)の
フルラッチ位置まで回動する。このときラチェット7の
ピン43は、ドア開状態ではストライカ4の進入路5に
対し遠い位置にあるが、ドア閉状態のハーフラッチ,フ
ルラッチ位置では進入路5に近づいた位置にある(図6
(a),(b)参照)。これは、ラチェット7がラッチ
6に噛み合うハーフラッチ,フルラッチの噛合点とラッ
チ6のシャフト9との半径距離を、ドア開状態のときラ
チェット7のカム面18の端縁がラッチ6の外周面に当
接する半径距離よりも大きくしていることによるもので
ある。
装置の作動について説明する。図1のドア開状態よりド
アを閉じると、ラッチ6は車体側ピラーに固設されたコ
字状のストライカ4の脚部に噛合して反時計回りに回動
し、図6(a)のハーフラッチ位置を経て図6(b)の
フルラッチ位置まで回動する。このときラチェット7の
ピン43は、ドア開状態ではストライカ4の進入路5に
対し遠い位置にあるが、ドア閉状態のハーフラッチ,フ
ルラッチ位置では進入路5に近づいた位置にある(図6
(a),(b)参照)。これは、ラチェット7がラッチ
6に噛み合うハーフラッチ,フルラッチの噛合点とラッ
チ6のシャフト9との半径距離を、ドア開状態のときラ
チェット7のカム面18の端縁がラッチ6の外周面に当
接する半径距離よりも大きくしていることによるもので
ある。
【0021】このピン43の動きは背面側で当接してい
る作動片23を回動させる。すなわち、ドア開状態では
ピン43はボディ1の切欠穴52の最下端にあって当接
する作動片23を押し込め、他端側長孔23a内のロッ
ド24bをバックプレート3に穿設した角孔26上縁に
位置付ける(図2参照)。ドアを閉じるとラッチ6はス
トライカ4に噛合して図6(b)のフルラッチ位置まで
回動し、ラチェット7のピン43は上動する。従って、
該ピン4よ、係合する作動片23を回動させ、図10に
おけるボディ1の中間位置に移行し、他端側長孔23a
内に係入するリンク24のロッド24bをバックプレー
ト3の角孔26の上縁より離れる方向に移行させ、ロッ
ド24b先端に設けた係合片24aと角孔26上縁に内
方に向けて突出させた係合突起26aとは非係合位置と
なる。
る作動片23を回動させる。すなわち、ドア開状態では
ピン43はボディ1の切欠穴52の最下端にあって当接
する作動片23を押し込め、他端側長孔23a内のロッ
ド24bをバックプレート3に穿設した角孔26上縁に
位置付ける(図2参照)。ドアを閉じるとラッチ6はス
トライカ4に噛合して図6(b)のフルラッチ位置まで
回動し、ラチェット7のピン43は上動する。従って、
該ピン4よ、係合する作動片23を回動させ、図10に
おけるボディ1の中間位置に移行し、他端側長孔23a
内に係入するリンク24のロッド24bをバックプレー
ト3の角孔26の上縁より離れる方向に移行させ、ロッ
ド24b先端に設けた係合片24aと角孔26上縁に内
方に向けて突出させた係合突起26aとは非係合位置と
なる。
【0022】この状態でアウトサイドハンドルを引く
と、オープンレバー27は図10で反時計回りに回動
し、ロッド24bと対向位置にあるオープンレバー27
の押当部27aがロッド24bを介して作動片23をさ
らに同方向に回動させ、他端側に係合するラチェット7
のピン43を切欠穴52の上縁まで引き上げる。従っ
て、図6(b)のフルラッチ状態でピン43が上動する
ので、ラチェット7は時計回りに回動しラッチ6との係
合が外れてストライカ4を開放し開扉を可能とする。
と、オープンレバー27は図10で反時計回りに回動
し、ロッド24bと対向位置にあるオープンレバー27
の押当部27aがロッド24bを介して作動片23をさ
らに同方向に回動させ、他端側に係合するラチェット7
のピン43を切欠穴52の上縁まで引き上げる。従っ
て、図6(b)のフルラッチ状態でピン43が上動する
ので、ラチェット7は時計回りに回動しラッチ6との係
合が外れてストライカ4を開放し開扉を可能とする。
【0023】また、ドアを閉じたフルラッチ状態(図6
(b),図10)で施錠操作をする場合は、ドアシリン
ダ錠またはロックノブ操作によりロッキングレバー25
をアンロック位置Iからロック位置IIへと回動させる
と、連結するリンク24の他端側のロッド24bが係合
突起26aに干渉されることなく長孔23aの右側縁ま
で移行する。この位置にロッド24bがあるときオープ
ンレバー27を揺動させても図11のようにオープンレ
バー27の前記押当部27aに隣接して切欠27bを設
けているので、ロッド24bは押し込まれない。従っ
て、作動片23は揺動しないので、ラチェット7のピン
43も動かず、ラチェット7はラッチ6の逆転を拘束し
てドアロックの施錠状態を維持する。
(b),図10)で施錠操作をする場合は、ドアシリン
ダ錠またはロックノブ操作によりロッキングレバー25
をアンロック位置Iからロック位置IIへと回動させる
と、連結するリンク24の他端側のロッド24bが係合
突起26aに干渉されることなく長孔23aの右側縁ま
で移行する。この位置にロッド24bがあるときオープ
ンレバー27を揺動させても図11のようにオープンレ
バー27の前記押当部27aに隣接して切欠27bを設
けているので、ロッド24bは押し込まれない。従っ
て、作動片23は揺動しないので、ラチェット7のピン
43も動かず、ラチェット7はラッチ6の逆転を拘束し
てドアロックの施錠状態を維持する。
【0024】次に、キーを使用することなく車外から施
錠する所謂キーレスロック作用について説明する。図
1,図2のドア開状態では、リンク24の係合片24a
が角孔26の上縁に当接した状態にあり、このとき、図
2に示すように、リンク24の係合片24aが係合突起
26aに係合しているので、このままではロッキングレ
バー25をロック位置Iに回動させることはできない。
すなわち、車内に配設したロックノブを操作することは
できない。従って、キーを車内に置き忘れたままロック
ノブを操作してドアを閉じて施錠してしまうことを防止
することができる。かかるミス操作を避けるため、意識
的な施錠操作を要求する。すなわち、開扉用ハンドルを
操作し、オープンレバー27をスプリング28の付勢力
に抗して開方向に揺動させると、該オープンレバー27
によってリンク24のロッド24bが押し下げられ、こ
れによりロッド24bの端部に設けた係合片24aと前
記係合突起26aとの係合が解かれるので(図8)、こ
の状態ではロックノブを操作してロッキングレバー25
をロック位置IIに回動させることができる(図9)。
錠する所謂キーレスロック作用について説明する。図
1,図2のドア開状態では、リンク24の係合片24a
が角孔26の上縁に当接した状態にあり、このとき、図
2に示すように、リンク24の係合片24aが係合突起
26aに係合しているので、このままではロッキングレ
バー25をロック位置Iに回動させることはできない。
すなわち、車内に配設したロックノブを操作することは
できない。従って、キーを車内に置き忘れたままロック
ノブを操作してドアを閉じて施錠してしまうことを防止
することができる。かかるミス操作を避けるため、意識
的な施錠操作を要求する。すなわち、開扉用ハンドルを
操作し、オープンレバー27をスプリング28の付勢力
に抗して開方向に揺動させると、該オープンレバー27
によってリンク24のロッド24bが押し下げられ、こ
れによりロッド24bの端部に設けた係合片24aと前
記係合突起26aとの係合が解かれるので(図8)、こ
の状態ではロックノブを操作してロッキングレバー25
をロック位置IIに回動させることができる(図9)。
【0025】このようにしてロッキングレバー25をロ
ック位置IIに回動させた後にドアを閉めると、車体側
のストライカ4がラッチ6の係合溝14に係合し、該ラ
ッチ6はスプリング13の付勢力に抗してフルラッチ位
置に回動する。そして、ラッチ6のフル係合段部17が
ラチェット7の係止面41に係合し、ラッチ6の逆転が
阻止される(図6(b))。このとき、図9に示すよう
に、リンク24のロッド24bはオープンレバー27の
切欠27bとの対向位置に移動しているので、開扉用ハ
ンドルを操作してオープンレバー27を開方向(反時計
方向)に揺動させても、ロッド24bはオープンレバー
27に形成した切欠27bに嵌入するだけでリンク24
(すなわち、作動片23)を揺動させることはできな
い。従って、作動片23をピン43を介して連結されて
いるラチェット7を回動させることはできないので、ラ
ッチ6とラチット7との係合を解くことはできず、所謂
空振りロックされた状態となる。
ック位置IIに回動させた後にドアを閉めると、車体側
のストライカ4がラッチ6の係合溝14に係合し、該ラ
ッチ6はスプリング13の付勢力に抗してフルラッチ位
置に回動する。そして、ラッチ6のフル係合段部17が
ラチェット7の係止面41に係合し、ラッチ6の逆転が
阻止される(図6(b))。このとき、図9に示すよう
に、リンク24のロッド24bはオープンレバー27の
切欠27bとの対向位置に移動しているので、開扉用ハ
ンドルを操作してオープンレバー27を開方向(反時計
方向)に揺動させても、ロッド24bはオープンレバー
27に形成した切欠27bに嵌入するだけでリンク24
(すなわち、作動片23)を揺動させることはできな
い。従って、作動片23をピン43を介して連結されて
いるラチェット7を回動させることはできないので、ラ
ッチ6とラチット7との係合を解くことはできず、所謂
空振りロックされた状態となる。
【0026】以上、上述したように、本装置では、ラッ
チ6の外周の樹脂成形部6aにスリット6bを形成し、
ラッチ6とケース1の凹所内側壁2との衝接による異音
をおさえるようにしている。このため、消音のためのラ
バー等の部材を別途新たに設ける必要がなく、ラッチ6
をケース1に組付けるだけで所期の効果を達成すること
ができ、組付け性を向上させることができる。
チ6の外周の樹脂成形部6aにスリット6bを形成し、
ラッチ6とケース1の凹所内側壁2との衝接による異音
をおさえるようにしている。このため、消音のためのラ
バー等の部材を別途新たに設ける必要がなく、ラッチ6
をケース1に組付けるだけで所期の効果を達成すること
ができ、組付け性を向上させることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、凹所が形成された樹脂製のケ
ースと、前記凹所内に回動可能に設けられ車体側のスト
ライカに係脱するラッチと、ラッチに係合し閉扉位置に
保持するラチェットとを備えた車両用ドアロック装置に
おいて、前記ラッチの外周に樹脂成形部を形成し、該樹
脂成形部にはラッチの開扉位置にてケースに当接する部
位にスリットが形成したので、ラッチとケースとの衝接
による異音をおさえるために別途新に消音部材を設ける
ことなく、組み付け工数かつ製造コストを低減すること
ができるという優れた効果がある。
ースと、前記凹所内に回動可能に設けられ車体側のスト
ライカに係脱するラッチと、ラッチに係合し閉扉位置に
保持するラチェットとを備えた車両用ドアロック装置に
おいて、前記ラッチの外周に樹脂成形部を形成し、該樹
脂成形部にはラッチの開扉位置にてケースに当接する部
位にスリットが形成したので、ラッチとケースとの衝接
による異音をおさえるために別途新に消音部材を設ける
ことなく、組み付け工数かつ製造コストを低減すること
ができるという優れた効果がある。
【図1】本発明に係る車両用ドアロック装置を示す正面
図である。
図である。
【図2】(a)は本発明に係る車両用ドアロック装置の
背面図、(b)はその一部拡大図である。
背面図、(b)はその一部拡大図である。
【図3】図2(a)の右側面図である。
【図4】図3におけるA−A断面図である。
【図5】図2におけるB−B断面図である。
【図6】(a)はラッチがハーフラッチ位置に、(b)
はラッチがフルラッチ位置に保持された状態を示す正面
図である。
はラッチがフルラッチ位置に保持された状態を示す正面
図である。
【図7】ラチェットの正面図である。
【図8】ドア開状態においてオープンレバーによりリン
クを揺動させた状態を示す背面図である。
クを揺動させた状態を示す背面図である。
【図9】ドア開状態においてロッキングレバーをロック
位置に回動させた状態を示す背面図である。
位置に回動させた状態を示す背面図である。
【図10】ドア閉状態におけるアンロックを示す背面図
である。
である。
【図11】ドア閉,ロック状態でハンドルを引いた状態
を示す背面図である。
を示す背面図である。
1 ボディ 2 凹所内側壁 3 バックプレート 4 ストライカ 5 進入路 6 ラッチ 6a 樹脂成形部 6b スリット 7 ラチェット 8 凹所 9 シャフト 11 ピン 12 円弧溝 13 スプリング 14 係合溝 15 スプリング 16 ハーフ係合段部 17 フル係合段部 18 カム面 19 軸孔 20 シャフト 22 突部 23 作動片 23a 長孔 24 リンク 24a 係合片 24b ロッド 25 ロッキングレバー 25a アーム 25b アーム 25c アーム 26 角孔 26a 係合突起 27 オープンレバー 27a 押当部 28 スプリング 31 レバー 33 凹部 34 揺動レバー 34a 軸部 34b 長孔 35 キーロッド 36 緩衝部材 38 緩衝部材 39 突子 40 スプリング取付溝 41 係止面 42 開口部 43 ピン 44 係止部 50 連結ロッド 51 連結レバー 52 切欠穴
Claims (1)
- 【請求項1】凹所が形成された樹脂製のケースと、前記
凹所内に回動可能に設けられ車体側のストライカに係脱
するラッチと、ラッチに係合し閉扉位置に保持するラチ
ェットとを備えた車両用ドアロック装置において、 前記ラッチの外周に樹脂成形部を形成し、該樹脂成形部
にはラッチの開扉位置にてケースに当接する部位にスリ
ットを形成したことを特徴とする車両用ドアロック装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7230628A JPH0868252A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 車両用ドアロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7230628A JPH0868252A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 車両用ドアロック装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24578289A Division JP2558530B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 車両用ドアロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0868252A true JPH0868252A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16910769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7230628A Pending JPH0868252A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 車両用ドアロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0868252A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001241244A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-09-04 | Oi Seisakusho Co Ltd | 自動車用ドアロック装置 |
KR100836333B1 (ko) * | 2007-07-19 | 2008-06-09 | 현대자동차주식회사 | 도어 록 장치 |
KR100836114B1 (ko) * | 2007-07-16 | 2008-06-09 | 현대자동차주식회사 | 차량용 슬라이딩 도어의 홀드 오픈 룩 어셈블리 |
JP2009057039A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-03-19 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用シートのロック装置 |
JP2011017172A (ja) * | 2009-07-08 | 2011-01-27 | Ansei:Kk | 車両用ドアロック装置 |
CN102168510A (zh) * | 2011-03-11 | 2011-08-31 | 上海恩坦华汽车门系统有限公司 | 迷你静音锁体 |
JP2011168961A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Toyota Boshoku Corp | ロック装置 |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP7230628A patent/JPH0868252A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001241244A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-09-04 | Oi Seisakusho Co Ltd | 自動車用ドアロック装置 |
KR100836114B1 (ko) * | 2007-07-16 | 2008-06-09 | 현대자동차주식회사 | 차량용 슬라이딩 도어의 홀드 오픈 룩 어셈블리 |
KR100836333B1 (ko) * | 2007-07-19 | 2008-06-09 | 현대자동차주식회사 | 도어 록 장치 |
JP2009057039A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-03-19 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用シートのロック装置 |
JP2011017172A (ja) * | 2009-07-08 | 2011-01-27 | Ansei:Kk | 車両用ドアロック装置 |
JP2011168961A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Toyota Boshoku Corp | ロック装置 |
CN102168510A (zh) * | 2011-03-11 | 2011-08-31 | 上海恩坦华汽车门系统有限公司 | 迷你静音锁体 |
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