[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH08503793A - 成形プラスチック偏光レンズおよびその製造方法 - Google Patents

成形プラスチック偏光レンズおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH08503793A
JPH08503793A JP7509326A JP50932695A JPH08503793A JP H08503793 A JPH08503793 A JP H08503793A JP 7509326 A JP7509326 A JP 7509326A JP 50932695 A JP50932695 A JP 50932695A JP H08503793 A JPH08503793 A JP H08503793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
sheet
thickness
polarizing
convex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7509326A
Other languages
English (en)
Inventor
エイチ. ダルゼル,ウィリアム
ジャン ゲテンズ,ナンシー
ロシャック,イゴー
マッカーシィ,キャロル エル. グロンキィ
Original Assignee
ポラロイド コーポレーシヨン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ポラロイド コーポレーシヨン filed Critical ポラロイド コーポレーシヨン
Publication of JPH08503793A publication Critical patent/JPH08503793A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • B29D11/0073Optical laminates
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/30Polarising elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • B29D11/00009Production of simple or compound lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/30Polarising elements
    • G02B5/3025Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/30Polarising elements
    • G02B5/3025Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state
    • G02B5/3033Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state in the form of a thin sheet or foil, e.g. Polaroid
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/12Polarisers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 実質的に光学的倍率を有せずかつその中に偏光層を有するプラスチックレンズが、対置された熱可塑性材料のシートの間に偏光層を含む複合積層品を対置された成形用金型(圧盤)の間で加熱および圧縮することにより、そして前記の圧盤は実質的に光学的倍率を有しないレンズの製造のため予め定められた曲率半径を有することにより、前記の複合積層品を成形することにより製造される。成形は、前記の熱可塑性シートの流動を起こさせかつ前記の圧盤の造形表面のそれぞれの曲率にシートを合致させるため十分な加熱および圧縮の条件の下で達成される。これらのレンズは眼鏡のサングラスレンズとして特に適する。

Description

【発明の詳細な説明】 成形プラスチック偏光レンズおよびその製造方法 発明の背景 本発明は成形されたプラスチック偏光レンズにおよびそれらの製造方法に関す る。さらに詳細には、それは光学的倍率を有せず、耐久性および耐磨耗性を有す るプラスチック偏光レンズ、およびそのようなレンズを簡単なかつ効果的な仕方 で成形する方法に関する。 レンズとして有用な、そして一対の支持体シートまたは板の間に分子配向され た偏光材料の層から成る湾曲した偏光性積層品は従来知られている。例えば、そ のような特徴をもつ湾曲したレンズは米国特許第2,320,375号(194 3年6月1日にH.R.Moultonに発行された)、米国特許第2,387 ,308号(1945年10月23日にH.H.Styllに発行された)、米 国特許第3,560,076号(1971年2月2日にF.G.Ceppiに発 行された)、および米国特許第3,940,304号(1976年2月24日に N.W.Schulerに発行された)に記載されている。湾曲した積層品は成 形用金型の間で成形されることもあり(例えば、前記の米国特許第2,320, 375号、第2,387,308号および第3,560,076号に教示されて いる如く)、または研磨作業の結果であることもある(例えば、米国特許第2, 387,308号に記載の如くである)。その代わりに、偏光子をその間に有す る湾曲したレンズを、前記の米国特許第3,940,304号に教示されている ように、その間に偏光子を閉じ込めた一対の成形された金型の中で重合性モノマ ーの現場重合により製造することができる。 一般に、サングラスの製造において使用に適するようなプラスチック偏光レン ズは光学的倍率を殆どまたは全く示すべきでない(即ち、無倍率または消倍率) 、通例として使用と悪用の多様な条件にさらされることのあるサングラスに適し た良好な耐久性と耐磨耗性を有するべきであり、そして自動化された製造工程に 能率的に適合した方法により製造されねばならない。射出成形作業工程は複雑で あ り、また製造工程に関する限り比較的遅いことは理解されるであろう。その上、 金型内の重合に基づく方法または各レンズを個々に研磨することに頼る望みのレ ンズ湾曲度の形成は同様に長たらしくかつ非能率的であろう。湾曲したレンズの 製造を、前記のF.G.Ceppiの米国特許第3,560,076号に示され ているように、プラスチック偏光性複合物または構造物からブランクの個々の付 形(成形)に頼って達成することはできるが、均一の厚さをもつレンズの成形は 結果として光学的倍率を有するレンズの製造になる。その上、耐久性を増す目的 でレンズの厚さを増すことは結果として光学的倍率を増すことになって望ましく ない。 かくして良好な耐久性、耐磨耗性およびその他の望ましい特性を有する、そし て光学的倍率を殆どまたは全く示さない、また簡単かつ能率的な方法により製造 できるプラスチックレンズに可なりの重要性があることは理解されるであろう。 発明の要約 実質的に光学的倍率を有せずかつ一対の熱可塑性支持体シートの間に一つの偏 光層をもつ積層品から成る湾曲したプラスチックレンズを、前記の積層品を加熱 された湾曲圧盤(金型)の間で、それらの熱可塑性支持体シートが変形されかつ 流動性を与えられるように、そしてレンズの中央区域で最大の厚さをかつレンズ の周辺に向かって厚さを減ずる勾配を有する複合体レンズが製造されるように成 形することにより提供することができる。 本発明の物品態様によれば、一方の側で凸面でありかつ他方の側で凹面である 積層偏光レンズであって、 前記の凹面側の熱可塑性材料から成る第一の透明シート、 前記の凸面側の熱可塑性材料から成る第二の透明シート、および 前記の第一および第二の熱可塑性シートの間に配置されかつそれぞれのシ ートに結合された偏光性材料の湾曲したシートから成り、 前記の積層偏光レンズは前記レンズの中央区域でその最大の厚さを有しかつ前 記レンズの周辺に向かって半径方向にしだいに厚さを減ずる、 前記の積層偏光レンズが提供される。 本発明の方法態様において、一方の側で凸面でありかつ他方の側で凹面である プラスチックレンズであり、そして前記レンズの中央区域でその最大の厚さを有 しかつ前記レンズの周辺に向かって半径方向にしだいに厚さを減ずるレンズを形 成する方法が提供されるが、前記の方法は次の加工段階から成る。即ち、 第一および第二の対置された熱可塑性材料のシートの間に配置されかつそ れぞれのシートに結合された偏光性材料の層から成る積層品を供給する段階、 前記の積層品の上にそれぞれ凸面と凹面を造形するための対置する凹面と 凸面の圧盤の間に前記の積層品を置き、前記の凹面圧盤の曲率半径(r1)およ び前記の凸面圧盤の曲率半径(r2)がそれぞれ実質的に次の関係、 (上式中tは前記の積層品の厚さを表し、そしてnは屈折率である) に従う段階、 前記の圧盤をその間の前記の積層品と共に加熱および圧縮し、前記の加熱 および圧縮が前記の対置した熱可塑性材料のシートを流動可能な状態に変形する ためおよび前記のシートを前記の凹面および凸面の圧盤それぞれの造形表面に合 致させるために十分であり、また前記の加熱および圧縮が一方の側で凸面であり かつ他方の側で凹面であるように成形されたレンズに前記の積層品を造形するた めに十分であり、そして前記のレンズがその中央区域でその最大の厚さを有しか つ前記レンズの周辺に向かって半径方向にしだいに厚さを減ずるものである段階 、および 前記の圧盤の間から前記の成形されたレンズを取り出す段階、 から成る。 本発明の性質および目的をより十分に理解するため、次の説明に添付の図面と 共に言及されねばならない。 図面の簡単な説明 図1は、本発明のプラスチック偏光レンズの一実施態様をそれから形成するこ とができるそれぞれの層の斜視図である。 図2は図1に示された各層から成る積層構造体の斜視図であり、その構造体か ら本発明の偏光レンズを提供することができる。 図3は、本発明の偏光レンズをそれから提供することができる積層構造体の他 の一つの実施態様の断面図である。 図4は本発明の方法を実施するために適当な一種のプレス成形装置の斜視図で ある。 図5は図4の装置の断面図であり、本発明の方法の一段階の実施を示す。 図6は図4の装置の断面図であり、本発明の方法の加熱および圧縮段階の実施 を示す。 図7は図4の装置の断面図であり、本発明の方法のさらにレンズ取り出し段階 を示す。および 図8は本発明の完成されたプラスチック偏光レンズの好ましい一実施態様の側 面図である。 発明の詳細な説明 前述のように、本発明はプラスチック偏光レンズに、および実質的に倍率を有 しないそのようなレンズがそれにより製造される方法に向けられている。本発明 のプラスチック偏光レンズに適用されるとき、実質的に光学的倍率を有しないレ ンズの表示するものは、一般に、拡大または反拡大の不在を意味する。従って、 その倍率が人間の眼により認識できないかまたは検出できないほど実質的に低い 場合かまたはその倍率が無倍率レンズについて公刊された工業標準の限界内にあ る場合にレンズは実質的に倍率を有しないとみなされるであろう。本発明の方法 によるそのようなレンズの製造は、不均一な厚さをもつ、即ち、中央区域で最も 厚い、そしてその周辺に対して半径方向に厚さを減じるプラスチックレンズの製 造を本発明の方法の加熱及び圧縮条件下で可能にする予定された曲率半径を有す るレンズ成形用圧盤の必要条件に対する実質的固執を要求する。従って、本発明 のレンズの凸面および凹面を造形するために使用されるそれぞれの圧盤の曲率半 径は、以下により詳細に説明されかつ望ましくない光学的倍率を有しないレンズ を提供するために予定される重要な関係に一致する。 本発明の実質的に倍率を有しないレンズの製造のための必要条件は、Hand book of Chemistry and Physics,53版、19 72年、Chemical Rubber Co.発行、F−85頁に記載の、 厚さ(t)の厚いレンズの主焦点(F)に関する次のような数式(I)を参照す ることにより一層良く理解されるであろう。 上式中r1とr2はレンズの曲率半径を表し、nは屈折率である。 無倍率のレンズの場合に、Fは無限大に等しくなり、そしてその場合 n(r1+r2)=(n−1)t . (II) となる。1.5の屈折率を仮定すると、曲率半径(r1とr2)はレンズの厚さに 次の式(III)に従って関係する。 x1+x2=t/3 . (III) 従って、0.100インチ(100ミル)の厚さの複合積層品が(レンズの凸面 側を形成するために)3.514インチの曲率半径(r1)をもつ凹面を有する 圧盤を使用してレンズに成形されることになっている場合に、レンズの凹面側を 造形するために使用される圧盤は3.481インチの曲率半径(r2)をもつ凸 面を有することは理解されるであろう。 対照的に、そして当業界に知られているように、均一な厚さ(T)のレンズの 光学的倍率(P)は式(IV)により表される。 上式中Tはメートルで表される。もし屈折率(n)は1.5であり、そして公称 倍率(P・)−−対置された表面のそれぞれの倍率の積の平方根に等しい−−は 6であるならば、そのとき次のようになる。 および P=−48T . (VI) 式(VI)から計算して次の式を得ることができる。 P=−0.00122t , (VII) 上式中厚さ(t)はミルで表される。いろいろな厚さのレンズの倍率(ジオプタ ーでの)は、式(VII)を用いて、容易に計算することができ、そしていろい ろな均一の厚さのレンズの倍率の例が次の表Iに示されており、そこでは焦点距 離はメートルで表されている。 式(VII)の精密調査からおよび表Iに示されたデータから、均一な厚さの レンズの厚さの増加は倍率の増加を結果として生ずることが理解されるであろう 。従って、例えば、改良された剛性と耐久性のような望ましい寄与の実現のため にレンズの厚さが増される場合には、付随するかつ望ましくないレンズ倍率の増 加がある。 倍率を有せずかつ不均一の厚さを有する 本発明のレンズの製造のために使用 される圧盤のレンズを造形する表面の必要条件は、均一な厚さのレンズを造形す るために役立つ圧盤の曲率半径を考えることにより一層良く理解することができ る。例えば、対置された凸面側と凹面側および均一な厚さを有する「タマネギ」 レンズはタマネギの薄切りの同心環との類似を示すことができる。同一のかつ均 一の厚さの各タマネギ環は凸面および凹面半径により定められる。これらの半径 は各薄片につき異なる値を有する。各薄片のそれぞれの半径もまたタマネギ表面 に対して外側に環の進むにつれて変わる。透明なプラスチック支持材料は、その ような環に類似して、均一な厚さのレンズに成形されることができ、そしてその ような「タマネギ」レンズの造形において使用される圧盤の曲率半径の必要条件 はタマネギの幾何学から類推して容易に決定することができる。しかし、そのよ うなレンズは、前述のように、厚さと共に増す光学的倍率を有する。 プラスチックの耐久性偏光レンズを前もって決定された曲率半径の圧盤および 、光学的倍率の発生を取消しかつその代わりに不均一な厚さのかつ実質的に光学 的倍率のないレンズの形成を促進する、熱可塑性材料および熱と圧力の成形条件 を使用することにより製造できることが発見された。それらの曲率半径の特別な 必要条件および本発明のレンズの製造を可能にする材料および成形条件に関する 必要条件は以下に詳細に説明される。 さて図1について、そこに本発明のプラスチック偏光レンズがそれから作られ る積層構造体22(図2)を形成する単層(シート)10,12および14が分 解組み立て式に示されている。図1に示されている層またはシート10は、本発 明のレンズの偏光機能を与える分子的に配向された偏光材料から成る。通例、偏 光層10は約0.1から3ミルまで(約0.0025から0.076mmまで) の範囲内の厚さを有する線状の分子配向された二色性材料から成るであろう。 偏光子層10として役立つため特に好ましい材料は、ヨウ素のような二色性色 素で既知の方法により染色された約1ミル(0.025mm)の厚さの延伸され た(配向された)ポリビニルアルコールの層である。そのような偏光性材料はま た安定性改良のためにホウ素化されることが好ましいであろう。適当な、この種 の偏光層は米国特許再発行第23,297号および米国特許第4,166,87 1号に記載の方法を利用して調製することができる。他の一つの好ましい偏光材 料は、既知の方法で塩酸蒸気処理により提供されるようなポリビニレン偏光種を 含む延伸されたポリビニルアルコール(PVA)シートである。好ましくは、そ のような偏光材料は安定性改良のためホウ素化されるであろう。そのような種類 の適当な偏光材料は米国特許第2,445,555号に記載の方法で調製される ことができる。しかし、その他の偏光材料も使用されることができ、そしてそれ らの製造方法は米国特許第2,237,567号、第2,527,400号、お よび第2,554,850号に見いだすことができる。 偏光子の製造において、一種または数種の支持体または担体シートを偏光材料 の耐久性および取扱い特性を改良するために使用することができる。セルロース アセタート、セルロースアセタートブチラート(CAB)またはその他のポリマ ー材料をこの目的に使用できる。これらのプラスチックレンズの製造において、 一対のセルローストリアセタート(CTA)フイルムの間にサンドイッチにした PVA主材の偏光材料の層を使用することにより良い結果を得ることができる。 特に好ましい偏光子10は、約1から5ミルまで(0.025から0.127m mまで)の範囲内の厚さをもつ一対のセルローストリアセタートシートの間にサ ンドイッチにされた約0.5から1.5ミルまで(0.013から0.038m mまで)の厚さをもつPVA主材の偏光材料の層から成る。泡、曇りまたはその 他の可視的な欠陥を生ずることのない望みの結合を促進するために接着剤を使用 することができる。適当な接着剤は当業者に知られているであろう。 各層(またはシート)12および14は、本発明のレンズの望みの湾曲程度に 型に入れて作るか又は造形することができる。光学的エレメントの製造において 有用であることが知られている透明な熱可塑性樹脂、例えば、ポリ(メチルメタ クリラート)、ポリスチレン、ポリカルボナートおよびセルロース系熱可塑性材 料、例えば、セルロースニトラート、セルローストリアセタート(CTA)、セ ルロースアセタートプロピオナート、セルロースアセタートブチラート(CAB )およびエチルセルロースなどを層12および14のために使用することができ る。一般に、適当な材料は、透明でありかつ良好な耐久性および成形適性を示す ものであろう。さらに、シート12および14の樹脂材料は低い複屈折を示すこ とおよびそれは良好な耐熱性および防湿性を示すことが有益であろう。成形用樹 脂材料のシート12および14は前記の樹脂材料の中から選択されることができ るが、その他の材料も使用されることができる。シート12および14を構成す る樹脂材料の成形適性および加工性を、要求される温度および圧力の成形および レンズ造形条件がそれらのシートの間に閉じ込められた偏光子の物理的および光 学的性質に影響を与えることがある限り、考慮にいれる必要があることは理解さ れるで あろう。従って、シート12と14は、崩壊またはその他の偏光子10に有害な および容認出来ない影響なしに本発明の湾曲レンズに成形できる熱可塑性材料か ら成るであろう。 良好な結果をポリ(メチルメタクリラート)のシート12と14を使用して得 ることができる。一般に、ポリ(メチルメタクリラート)樹脂は良好な耐久性、 透明性および加工性を示し、そしてポリ(メチルメタクリラート)およびその他 の前記材料の有益な特質および限界は、光学エレメントの製造へのそれらの適応 性が関する限り、知られておりそして例えば、米国特許第4,986,648号 (1991年、1月22日、A.Kobayashiに対して発行された)およ び第5,043,405号(1991年、8月27日、T.Kosekiに対し て発行された)に記載されている。メチルメタクリラートおよびその他のメタク リラートモノマー(例えば、ノルボルニルメタクリラート)のホモポリマーを使 用することができるが、同様にメチルメタクリラートからおよびその他の共重合 可能なモノマーからの反復単位を含むメタクリルコポリマーも使用できる。その ようなホモポリマーおよびコポリマーの例は前記の米国特許第4,986,64 8号および第5,043,405号に見いだすことができる。 シート12と14はそれぞれ一つまたはそれ以上の層から成ることができる。 良い結果はそれぞれ層12および14の各層につき単一のシートを使用すること により得ることができる。一般に、図1,2,3および8に示されているシート 14がシート12の厚さよりも大きい厚さを有することは好ましいであろう。厚 さにおける差は偏光子10をレンズ50(図8)においてレンズの凸面よりも凹 面に近く位置することを可能にする。そのような配置が偏光子10上の湾曲に誘 導される応力の量を減少させかつ曇りを減少させることは、前記の米国特許第3 ,560,076号(1971年2月2日、F.G.Ceppiにたいして発行 された)に記載の通りである。その上、他のシートの厚さよりも実質的に大きい 厚さの一枚のシートを使用することは、偏光子10の物理的完全な状態および光 学的特性に有害な影響を与えることなしに、レンズ成形作業に用いられることが あり得る加工条件(例えば、温度および圧力)のより大きな許容範囲を与える。 一般に、レンズの凹面側に第1の厚さの熱可塑性材料の第1の透明シートと、そ し て凸面側に第1の厚さよりも約1.5倍大きい第2の厚さの熱可塑性材料の第2 の透明シートを使用することは有益であるだろう。例えば、厚さ約30ミル(0 .76mm)の第1のシートと、厚さ約60ミル(1.52mm)の、即ち第1 のシートの厚さの約2倍の、第2のシートを使用すると良い結果が得られる。好 ましい実施態様によれば、そのようなシートのそれぞれはポリ(メチルメタクリ ラート)から成るであろう。 図1および2に示されるように、複合積層品22はシート12と14を偏光子 10の対立する側に配置し、そしてそれらのシートを接着剤で互いに固定するこ とにより形成されることができる。いろいろな接着剤をこの目的に使用できるが 、但しそれらは実質的に透明であり、そして泡およびその他の許容され得ないか つ眼に見える欠陥のない曇りのない積層品を提供するものであることを条件とす る。もし望ましければ、各シート12と14はいろいろな添加剤をそれらの既知 のおよび予定された効果のために含む。安定剤、例えば、紫外線吸収剤、酸化防 止剤、離型剤、潤滑剤および界面活性剤を使用することができる。灰色、黄色、 青色またはその他の色素のような色素もまた望みの濃度または色のレンズを得る ために使用することができる。シート12および14のそれぞれは、引っかき傷 およびすり傷に対するレンズの耐性を改良するために耐磨耗性の層または皮膜を 含むことができる。図3に示されるように、積層複合体22はシート12と14 のそれぞれの上に耐磨耗性材料の層または皮膜15を含む。そのような層または 皮膜は、例えば、熱硬化性、架橋性ポリマーから成ることができる。 図2および3に示されている、そしてそれから図8に示されるような偏光レン ズを製造することができる積層複合体構造22はいろいろな方法で製造されかつ 使用されることができる。例えば、図2と3に示された構造を有する単位のブラ ンクは造形されてから型に入れて望みのレンズに作られる(成形される)ことが でき、そして各ブランクは四角の、丸い、楕円のまたはその他の寸法の予め切断 された部材10,12および14の積層により製造される。そのようなブランク は熱と圧力の下にレンズに造形されることができ、そしてその縁は眼鏡のフレー ムの中にはめ込むためにそれらを適合させるため適当な方法で研磨することがで きる。好ましくは、有限のまたは無限の長さの複合構造体を連続または半連続的 方法により作ることができ、その際熱可塑性シート材料のウエブまたはピースが 偏光子の対立する両側に接着される。個々のブランクは次に積層品から鋸、ナイ フレーザーまたはその他の切断装置を用いて切断されることができる。そのよう な切断作業は、プレス成形装置のような装置でその成形の前に何時でも行われる ことができる。 個々のブランクは成形の前に望みどおりに前処理されることができる。例えば 、使用される特定の造形装置に適した予定の寸法のレンズブランクは加熱されて から、直ちにまたは可なりの冷却の後に造形装置の中に置かれることができる。 良い結果は、レンズがポリ(メチルメタクリラート)から作られ、レンズブラン クを約200°F(93℃)で20から30分間加熱することにより造形する場 合に得られることができる。しかし、その他の前処理も、造形されるべき積層品 の特定の構造に応じて、使用されることができる。 本発明の偏光積層品がそれにより一方で凹面そして他方で凸面の偏光装置に造 形される方法が下記に図4より7までと関連して説明されるであろう。 造形工程は図4に示された型の装置により行われることができる。その装置に 含まれるものは凹面圧盤24、凸面圧盤26、圧盤を互いに圧力をかける関係に 送り込んだり出したりする装置、およびそれぞれの加圧の合間に圧盤を交互に加 熱および冷却する装置である。 凹面圧盤24は、滑らかな凹面を作る表面30を有するガラス部材28、適当 な駆動装置に作用するように連結されたシャフト32、液室33,液入口カップ リング34、および液出口カップリング36を含む。 凸面圧盤26は、凸面を作る表面40を有するガラス部材38、固定された支 持装置42、液室43、液入口カップリング44、および液出口カップリング4 6を含む。 前記に指摘されたように、それぞれ凹面と凸面を作る表面30と40は式(I I)に表された関係に実質的に対応する曲率半径を有するであろう。 駆動装置は、圧盤24を動かして圧盤26との加圧関係に出入りさせるため作 用するように圧盤24に連結された適当な水圧式ピストンとシリンダー装置47 を含む。 両圧盤のための加熱および冷却装置は、三方バルブ装置49、加熱液導管51 、冷却液導管53、および圧盤24と26それぞれの各液入口カップリング34 と44に前記の三方バルブの一つを連結する液入口55を含む。 さて図5を参照すると、積層構造体22は凹面圧盤24の中に比較的薄いシー ト12が凸面圧盤26に面するように置かれ、それにより偏光層10を凸面圧盤 に相対的に近く位置させている。凹面および凸面の圧盤はそれから、図6に示さ れるように、動かされて加圧関係に入り、積層構造体22を圧力と温度の組み合 わされた効果により、凹面と凸面の対置された表面およびレンズの中央区域に最 大の厚さを有することを特徴とする不均一な厚さの成形サングラスレンズに造形 または成形する。 適用される圧力の量は複合構造体22の特定の性質、および特にシート12と 14の熱可塑性材料の性質により、および造形する表面30と40の温度により 変わるであろう。前記のポリ(メチルメタクリラート)のシートの間に積層され た特に好ましい形の偏光子から成る複合体の場合には、レンズ区域の約250か ら3001bs./in2まで(レンズ区域の17.6から21.1kg./c m2まで)の範囲内の圧力が適当に使用されることができる。特に好ましい圧力 は約2561bs./in2(約18.0kg./cm2)である。 前記のようにして、圧力が積層構造体22にかけられている間に、圧盤24と 26の室33と43それぞれに熱い水を通すことにより圧盤は加熱される。表面 30と40は連続的にかつ十分に加熱されてシート12と14の熱可塑性材料の 変形と流動を起こさせ、そして圧盤26と24の造形表面40と30に積層品2 2の表面を一致させる。熱可塑性流動および圧盤によりその間の積層品の上に加 えられる圧力は積層品22をして圧盤の間の空隙を埋めさせ、それにより不均一 な厚さのそして実質的に倍率を有しない成形または造形されたサングラスを製造 させる。 熱可塑性流動を起こすために十分な条件の使用は、層12と14の表面が圧盤 表面40と30にそれぞれ形を一致させることをそのような流動が保証する限り 、本発明のレンズの製造に重要である。造形表面の間の空隙を埋めるため十分な 温度と圧力の条件が存在しない場合には、圧盤の間に置かれた積層品の均一な厚 さ は変化せずに留まり、そしてそこに光学的倍率を有するレンズが製造される。前 記(表I)に指摘されたように、均一な厚さのレンズの光学的倍率はその厚さと 共に増加する。 本発明の方法は、比較的厚い、従ってそのような厚さに伴う耐久性を有するレ ンズの製造のために用いることができる。広くいろいろに変わった厚さのレンズ を製造することができる。しかし、本発明の方法は特に、たとえ均一の厚さのも のでも、容認されない倍率を示す比較的厚いレンズの製造に応用されることがで きるであろう。従って、この方法は、50ミル(1.27mm)またはそれ以上 の、例えば、約50から150ミルまで(1.27から3.81mmまで)の範 囲内の、厚さの無倍率レンズの製造に特に有用である。60から100ミルまで (1.52から2.54mmまで)の特に好ましい厚さを有する耐久性のあるレ ンズが本発明の方法を用いることにより容易に製造できる。 本発明の偏光レンズの製造において、造形されるべきレンズの凸面側の予定さ れた曲率に対応する造形表面30を有する圧盤24を使用すると好都合であろう 。シート14の凸面(造形表面30に対して作られた)はサングラスの外側表面 として役立つことは理解されることができる。凸面のサングラス表面を造形する ために適当な表面30の曲率半径は3.514インチである。 光学的倍率を有しないレンズのために要求される曲率半径を計算するために適 する式(III)を用い、かつ造形表面30の曲率半径(r1)は3.514イ ンチであると仮定することにより、反対側のレンズ表面(および圧盤)の曲率半 径がすべての公称の厚さのレンズの製造のために決定されることができる。表I Iに、倍率を有しないレンズの製造(与えられた厚さの積層品からの)に適する 、造形表面40の曲率半径が示されている。表IIにはまた、一つの造形表面が 3.514インチの曲率半径を有しており、そして他の表面はそれからその厚さ を差し引くことにより計算される場合に、均一の厚さの(かつ光学的倍率を示す )レンズの製造のために要求される曲率半径も示されている。 表IIから、公称の厚さ0.100インチ(100ミル)の無倍率レンズは3 .514インチの曲率半径(r1)をもつ一方の造形表面と3.481インチの 曲率半径(r2)をもつ他方の造形表面を用いて成形されることを見ることがで きる。本発明の方法を用いてポリ(メチルメチクリラート)から作られた偏光レ ンズの場合に、3.479インチ(計算値3.481インチの近似値)の曲率半 径をもっ造形表面を有する圧盤を使用することにより良い結果が得られた。 表IIから、3.414インチの曲率半径をもつ造形表面は均一な100ミル の厚さのそして光学的倍率を有するレンズの製造のため適当であろうことが判る 。さらに、一つの場合に無倍率かつ不均一な厚さのレンズの、そして他の場合に 倍率および均一な厚さを有するレンズの製造のための圧盤必要条件の違いは、本 発明の100ミルの厚さ、無倍率、不均一のレンズの製造のための圧盤の必要条 件(曲率半径3.514と3.481インチ)が、均一な厚さ、光学的倍率およ び僅か30ミルの厚さを有するレンズの製造のために適する圧盤の必要条件(曲 率 半径3.514と3.484)に近いことを見ることにより一層良く理解するこ とができる。 本発明のレンズの製造の間に熱可塑性層12と14の流動を起こさせるため十 分な温度と圧力の条件は複合体レンズブランクをして圧盤の曲率半径に合致させ る。結果として、100ミルの厚さのかつ2.5インチ(63.5mm)の直径 をもつ複合体レンズブランクから製造されたレンズはそのレンズの中央でかつ最 も厚い区域において約101ミル(2.565mm)の厚さを、そして約97ミ ル(2.464mm)の厚さをもつ周辺に向かって徐々にかつ半径方向に減少す る厚さを示すであろう。 シート12と14の熱可塑性材料の変形と流動を起こさせるたるに必要な温度 はその熱可塑性材料の化学組成と共に変わるであろう。ポリ(メチルメタクリラ ート)シート、約300から320°F(149から160℃)までの成形温度 を用いると良い結果を与える。特に好ましい成形温度は約305゜F(152℃ )である。 圧盤の造形表面の温度は、前記のように、熱水と冷水の通過により調節するこ とができる。熱盤は予熱される、即ち、その間に複合積層品を置く前に、加熱さ れることが好ましく、そして望みの成形されたレンズを与えるため十分な加熱サ イクルのため必要な造形温度に加熱されることが好ましいであろう。例えば、ポ リ(メチルメタクリラート)熱可塑性材料の場合に、複合積層品を金型の中に置 きそして約10秒以内に金型を密閉する前に、圧盤の造形表面を約185−19 0°F(85−88℃)に予熱することができる。金型表面はそれから圧盤を通 して加熱された水の通過により必要な造形温度にまで加熱され、そして温度は望 みのレンズの造形を達成するため十分な継続期間(例えば、80から90秒)維 持される。その後、表面30と40の温度は圧盤の室33と43に冷却液、例え ば、比較的冷たい水、を通すことにより下げられる。冷却液はある継続期間、例 えば、約30秒間、圧盤を通過させられる。 熱水は導管51を通して圧盤に供給され、そして比較的冷たい水が導管53を 通して供給される。加熱サイクルの間、バルブ49は導管51と入口55の間の 連絡通路を開きかつ導管53を閉じる。反対に、冷却サイクルの間、そのバルブ は導管53と入口55の間の連絡通路を開きかつ導管51を閉じる。加熱サイク ルから冷却サイクルへの転換はバルブ49を開いて、熱水が完全に冷水により交 代されるまで冷水を熱水と混合させることにより行われる。冷却サイクルから加 熱への転換は前記の操作を逆にすることにより行われる。 冷却操作の後、圧盤24と26は分離されて積層構造体22上の圧力を放ち、 そして図7に示されるようにその除去を許す。積層構造体は圧盤の一つに粘着す ることもあり、その圧盤からそれは空気ノズル48により供給される圧搾空気の 流れにより除去されることができる。 図8は、凸面圧盤26により造形された側で凹面の、そして凹面圧盤24によ り造形された側で凸面の、成形された偏光レンズ50を例示している。 図4に示された装置およびここに記載の条件を用いて、実質的に無倍率のかつ 良好な耐久性を示す偏光レンズを提供することができる。しかし、その他の装置 も使用されることができ、そして加熱および冷却サイクルのような、加工条件に おける変更は、複合積層品22の製造のために使用される特定の材料に応じて、 有利なように適用されることができる。サングラスレンズは速やかに、例えば、 複合体ブランクを圧盤の中に仕込んでから成形されたレンズを取り出すまでの間 約130秒以内で、作ることができる。本発明の方法は、従って、良好な耐久性 を示す比較的厚い、成形された偏光レンズを製造する目的を満足させる簡単なか つ有効な手段を提供するものである。 ここに含まれた本発明の範囲から逸脱することなく上記の製品と方法において ある程度の変更がなし得るであろうから、上記の説明に含まれたおよび添付の図 面に示されたすべての事項は例示として解釈されるべきであり、限定する意味に 解されてはならない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロシャック,イゴー アメリカ合衆国 02135 マサチューセッ ツ州ブライトン,スパーホーク ストリー ト 6 (72)発明者 グロンキィ マッカーシィ,キャロル エ ル. アメリカ合衆国 02332 マサチューセッ ツ州ダックスベリィ,フリント ロック ドライブ 151

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一方の側で凸面でありかつ他方の側で凹面である積層偏光レンズであって 、 前記の凹面側の熱可塑性材料から成る第一の透明シート、 前記の凸面側の熱可塑性材料から成る第二の透明シート、および 前記の第一および第二の熱可塑性シートの間に配置されかつそれぞれのシ ートに結合された偏光性材料の湾曲したシートから成り、 前記の積層偏光レンズは前記レンズの中央区域でその最大の厚さを有しかつ前 記レンズの周辺に向かって半径方向にしだいに厚さを減ずる、 前記の積層偏光レンズ。 2.該偏光性材料のシートは分子配向された二色性材料から成る請求項1に記 載の偏光レンズ。 3.該偏光性材料のシートはヨウ素で染色されて延伸されたポリビニルアルコ ールから成る請求項2に記載の偏光レンズ。 4.該偏光性材料のシートはポリビニレン偏光種を含む延伸されたポリビニル アルコールシートから成る請求項2に記載の偏光レンズ。 5.該第一および第二の熱可塑性材料のシートのそれぞれはアクリルポリマー から成る請求項2に記載の偏光レンズ。 6.アクリルポリマーの該第一および第二のシートのそれぞれはポリ(メチル メタクリラート)から成る請求項5に記載の偏光レンズ。 7.該第二の熱可塑性材料のシートの厚さは該第一の熱可塑性材料のシートの 厚さの約1.5倍より大きい請求項6に記載の偏光レンズ。 8.該レンズの厚さは約1.27から3.05mmまでの範囲内にある請求項 1に記載の偏光レンズ。 9.該偏光材料のシートは約0.0025から0.076mmまでの範囲内に ある請求項1に記載の偏光レンズ。 10.該偏光材料のシートは一対のセルローストリアセタートシートの間にサ ンドイッチにされている請求項9に記載の偏光レンズ。 11.一方の側で凸面でありかつ他方の側で凹面であるプラスチックレンズで あり、そして前記レンズの中央区域でその最大の厚さを有しかつ前記レンズの周 辺に向かって半径方向にしだいに厚さを減ずるレンズを形成する方法において、 前記の方法は次の加工段階、即ち、 第一および第二の対置された熱可塑性材料のシートの間に配置されかつそ れぞれのシートに結合された偏光性材料の層から成る積層品を供給する段階、 前記の積層品の上にそれぞれ凸面と凹面を造形するための対置する凹面と 凸面の圧盤の間に前記の積層品を置き、前記の凹面圧盤の曲率半径(r1)およ び前記の凸面圧盤の曲率半径(r2)がそれぞれ実質的に次の関係、 (上式中tは前記の積層品の厚さを表し、そしてnは屈折率である) に従う段階、 前記の圧盤をその間の前記の積層品と共に加熱および圧縮し、前記の加熱 および圧縮が前記の対置した熱可塑性材料のシートを流動可能な状態に変形する ためおよび前記のシートを前記の凹面および凸面の圧盤それぞれの造形表面に合 致させるために十分であり、また前記の加熱および圧縮が一方の側で凸面であり かつ他方の側で凹面であるように成形されたレンズに前記の積層品を造形するた めに十分であり、そして前記のレンズがその中央区域でその最大の厚さを有しか つ前記レンズの周辺に向かって半径方向にしだいに厚さを減ずるものである段階 、および 前記の圧盤の間から前記の成形されたレンズを取り出す段階、 から成る前記のプラスチックレンズを形成する方法。 12.該偏光性材料のシートは分子配向された二色性材料から成る請求項11 に記載の方法。 13.該偏光性材料のシートはヨウ素で染色されたポリビニルアルコールの延 伸されたシートから成る請求項12に記載の方法。 14.該ポリビニルアルコールのシートは約0.0025から0.076mm までの範囲内の厚さを有する請求項13に記載の方法。 15.該第一および第二の対置された熱可塑性材料のシートのそれぞれはアク リルポリマーから成る請求項11に記載の方法。 16.アクリルポリマーの該シートのそれぞれはポリ(メチルメタクリラート )から成る請求項15に記載の方法。 17.該凹面圧盤により造形されたシートは、該凸面圧盤により造形されたシ ートの厚さの約1.5倍より大きい厚さを有する請求項16に記載の方法。 18.該凹面および凸面圧盤の間に置かれる該積層品は前記積層品の無限ウェ ブ供給物から切断されたレンズブランクである請求項17に記載の方法。 19.該圧盤の間に置かれる該レンズブランクは約1.27mmまたはそれよ り大きい厚さを有する請求項18に記載の方法。 20.該加熱は約149から160℃までの温度で行われ、該圧盤をそれらの 間のレンズブランクと共にする圧縮はレンズ区域の約17.6から21.1kg /cm2までの圧力で行われる請求項19に記載の方法。
JP7509326A 1993-09-14 1994-09-14 成形プラスチック偏光レンズおよびその製造方法 Pending JPH08503793A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/122,231 1993-09-14
US08/122,231 US5434707A (en) 1993-09-14 1993-09-14 Shaped plastic light-polarizing lens and method of making same
PCT/US1994/010375 WO1995008133A1 (en) 1993-09-14 1994-09-14 Shaped plastic light-polarizing lens and method of making same

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08503793A true JPH08503793A (ja) 1996-04-23

Family

ID=22401481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7509326A Pending JPH08503793A (ja) 1993-09-14 1994-09-14 成形プラスチック偏光レンズおよびその製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5434707A (ja)
EP (1) EP0669009A1 (ja)
JP (1) JPH08503793A (ja)
KR (1) KR950704704A (ja)
AU (1) AU678612B2 (ja)
CA (1) CA2146258A1 (ja)
WO (1) WO1995008133A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010521008A (ja) * 2007-03-14 2010-06-17 エーシーティアイエフ ポラライザス(シャーメン) カンパニー リミテッド レンズ光学膜

Families Citing this family (58)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7048997B2 (en) * 1995-03-03 2006-05-23 Vision-Ease Lens Production of optical elements
AU734970B2 (en) * 1995-12-18 2001-06-28 Carl Zeiss Vision Australia Holdings Ltd Laminate wafers
AUPN718195A0 (en) * 1995-12-18 1996-01-18 Sola International Holdings Ltd Laminate wafers
US5805336A (en) * 1996-04-05 1998-09-08 Polaroid Corporation Optical lens blank with polarizer aligned between plastic birefringent sheets
US5751481A (en) * 1996-04-05 1998-05-12 Polaroid Corporation Laminar light-polarizing lens blank for producing prescription lens
US6337369B1 (en) * 1997-03-19 2002-01-08 Kuraray Co., Ltd. Polarizing film
JP3817015B2 (ja) * 1997-04-14 2006-08-30 三井化学株式会社 環状オレフィン系共重合体およびその用途
JP3544139B2 (ja) * 1998-04-13 2004-07-21 キヤノン株式会社 光学部品、光学部品の成形方法及び光学部品の成形金型
DE69903022T2 (de) * 1998-04-17 2003-06-05 Barberini S.P.A., Silvi Anlage und verfahren zum automatischenkleben von polarisationslinsen
US6177032B1 (en) * 1998-09-08 2001-01-23 Alcat, Incorporated Polarized ophthalmic lenses and methods for making same
US7002744B2 (en) * 1999-11-22 2006-02-21 Younger Mfg. Co. Dba Younger Optics Polarized optical part using high impact polyurethane-based material
FR2786885B1 (fr) * 1998-12-03 2001-03-09 Christian Dalloz Sunoptics Ebauche d'oculaire non correcteur, et lunettes obtenues a partir de telles ebauches
JP3130510B2 (ja) * 1998-12-07 2001-01-31 株式会社ウインテックインターナショナルジャパン サングラス用偏光レンズの製法およびその製造装置
US6320042B1 (en) 1999-03-03 2001-11-20 Konica Corporation Polarizing plate protective cellulose triacetate film
US6220703B1 (en) 1999-12-29 2001-04-24 Younger Manufacturing Co., Inc. Ophthalmic lenses utilizing polyethylene terephthalate polarizing films
US6432327B2 (en) 1999-12-29 2002-08-13 Younger Mfg. Co. Formed polyethylene terephthalate polarizing film for incorporation in optical-grade plastic parts
US6759090B2 (en) * 1999-12-29 2004-07-06 Younger Mfg. Co. Method for improved adhesion of an optical coating to a polarizing film
US7077985B2 (en) * 2000-05-30 2006-07-18 Vision-Ease Lens Injection molding of lens
US6638450B2 (en) 2000-11-02 2003-10-28 Vtec Technologies, Inc. Method for manufacturing an injection molded thermoplastic ophthalmic lens having an encapsulated light polarizing element
JP2002192554A (ja) * 2000-12-22 2002-07-10 Yasunobu Nakakoshi ポリウレタン偏光レンズの成型製造法
US6807006B2 (en) * 2000-12-22 2004-10-19 Hiroshi Kawahara Method of manufacturing polarized spectacle lens
US6746631B2 (en) 2001-09-28 2004-06-08 Polaroid Corporation Shaped plastic lenses and method for making the same
US6801360B2 (en) * 2002-10-28 2004-10-05 International Polarizer, Inc. Polarized lens formed by injection/coining injection molding process
US20040080062A1 (en) * 2002-10-28 2004-04-29 Advanced Lens Technology, Inc. Processes for forming a polarized lens via injection/coining injection molding
US7465414B2 (en) * 2002-11-14 2008-12-16 Transitions Optical, Inc. Photochromic article
WO2004059370A2 (en) * 2002-12-20 2004-07-15 Vision-Ease Lens, Inc. Polarizing plate and eyewear plastic article containing the same
US6834956B2 (en) * 2002-12-27 2004-12-28 International Polarizer, Inc. Thermoformable polarized lens with substrate having adjusted glass transition temperature
US7326373B2 (en) * 2003-05-09 2008-02-05 Younger Mfg. Co. Method for forming a wafer for use in an optical part
US7238307B2 (en) * 2003-06-20 2007-07-03 Younger Mfg. Co. Method for pre-conditioning inserts for injection molding
EP2955568A1 (en) 2003-09-09 2015-12-16 Insight Equity A.P.X., LP Photochromic polyurethane laminate
US7858001B2 (en) * 2003-09-09 2010-12-28 Insight Equity A.P.X., L.P. Photochromic lens
US20060164596A1 (en) * 2005-01-21 2006-07-27 Yeh Di H Polarized lens for sun glasses, and method of manufacturing
US8002935B2 (en) * 2005-03-04 2011-08-23 Insight Equity A.P.X., L.P. Forming method for polymeric laminated wafers comprising different film materials
CN100462740C (zh) * 2005-04-06 2009-02-18 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 复合透镜的制造方法
TW200728215A (en) * 2006-01-18 2007-08-01 E Pin Optical Industry Co Ltd Square single-body type optical image capture glass lens and the manufacture method thereof
US20070195262A1 (en) * 2006-02-23 2007-08-23 Herbert Mosse Method for providing a polarizing layer on an optical element
ES2550756T3 (es) * 2007-09-24 2015-11-12 Qspex Technologies, Inc. Método para fabricar lentes oftálmicas polarizadas
EP2210142B1 (en) * 2007-10-25 2014-02-12 Eye Ojo Corp. Polarized lens and method of making polarized lens
US9277863B2 (en) * 2008-12-01 2016-03-08 Perfect Vision Technology (Hk) Ltd. Methods and systems for automated measurement of the eyes and delivering of sunglasses and eyeglasses
JP6076599B2 (ja) 2008-12-01 2017-02-08 パーフェクト・ビジョン・テクノロジー・(ホンコン)・リミテッドPerfect Vision Technology (Hk) Ltd. 眼を屈折矯正するための方法及び装置
US9649032B2 (en) 2008-12-01 2017-05-16 Perfect Vision Technology (Hk) Ltd. Systems and methods for remote measurement of the eyes and delivering of sunglasses and eyeglasses
WO2011049108A1 (ja) * 2009-10-21 2011-04-28 三菱瓦斯化学株式会社 機能性シートおよびそれを用いたレンズ
WO2012078197A1 (en) * 2010-01-22 2012-06-14 Oakley, Inc. Eyewear with three-dimensional viewing capability
BR112012017964A2 (pt) * 2010-01-22 2019-09-24 Oakley Inc métodos de formação de blocos de lente e de lente para óculos 3d e lente para os mesmos
US8770749B2 (en) 2010-04-15 2014-07-08 Oakley, Inc. Eyewear with chroma enhancement
WO2012140501A1 (en) 2011-04-15 2012-10-18 Polaroid Eyewear A Division Of Stylemark Uk, Ltd. Curved lenses and related methods
FR2979713B1 (fr) 2011-09-06 2013-09-20 Bnl Eurolens Element optique polarisant teinte et procede de fabrication d'un tel element
SG11201401441YA (en) 2011-10-20 2014-05-29 Oakley Inc Eyewear with chroma enhancement
FR2987776B1 (fr) * 2012-03-08 2017-04-21 Bnl Eurolens Procede de realisation d'un ecran de vision a insert surmoule par injection
WO2013169987A1 (en) 2012-05-10 2013-11-14 Oakley, Inc. Eyewear with laminated functional layers
US9575335B1 (en) 2014-01-10 2017-02-21 Oakley, Inc. Eyewear with chroma enhancement for specific activities
US10871661B2 (en) 2014-05-23 2020-12-22 Oakley, Inc. Eyewear and lenses with multiple molded lens components
CN207704150U (zh) 2014-11-13 2018-08-07 奥克利有限公司 具有颜色增强的可变光衰减眼睛佩戴件
FR3032283B1 (fr) 2015-02-02 2018-01-26 Bnl Eurolens Lentille ophtalmique, notamment pour lunettes de soleil
US10444539B2 (en) 2016-05-11 2019-10-15 Perect Vision Technology (Hk) Ltd. Methods and systems for determining refractive corrections of human eyes for eyeglasses
US12124116B2 (en) 2017-10-20 2024-10-22 Luxottica S.R.L. Eyewear with variable transmission lens
US11112622B2 (en) 2018-02-01 2021-09-07 Luxottica S.R.L. Eyewear and lenses with multiple molded lens components
CN112204440A (zh) * 2018-05-31 2021-01-08 豪雅镜片泰国有限公司 偏光膜、偏光膜的成型方法以及偏光镜片的制造方法

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2387308A (en) * 1937-10-25 1945-10-23 American Optical Corp Light polarizing body
US2320375A (en) * 1939-07-18 1943-06-01 American Optical Corp Ophthalmic mounting and method of making the same
US2263249A (en) * 1939-09-18 1941-11-18 Polaroid Corp Light-polarizing lamination and process of manufacture
FR1080678A (fr) * 1953-04-16 1954-12-13 Comm Ouvriers Lunetiers Soc In Perfectionnements apportés à la fabrication de verres en matière plastique
DE1116383B (de) * 1958-02-05 1961-11-02 Lentilles Ophtalmiques Special Verfahren zum Giessen von Linsen, z.B. fuer Augenkorrekturen, aus Kunstharz sowie Linsenteil zur Durchfuehrung dieses Verfahrens
US3051054A (en) * 1958-12-18 1962-08-28 American Optical Corp Light polarizing articles and method of making same
DE1168786B (de) * 1959-03-03 1964-04-23 Dr H Heimberger Blendschutzeinrichtung fuer Kraftfahrzeuge
US3167607A (en) * 1960-01-11 1965-01-26 Alvin M Marks Multi-element electro-optic crystal shutter
US3245315A (en) * 1962-09-05 1966-04-12 Alvin M Marks Electro-optic responsive flashblindness controlling device
US3560076A (en) * 1967-06-01 1971-02-02 Polaroid Corp Curved laminated light polarizing device
US3674587A (en) * 1970-05-06 1972-07-04 American Optical Corp Producing polarizing optical devices and product thereof
US3711417A (en) * 1970-07-01 1973-01-16 Polaroid Corp Multilayer light polarizing lens
FR2118305A5 (ja) * 1970-12-14 1972-07-28 Vergo Sa
US3940304A (en) * 1972-05-02 1976-02-24 Polaroid Corporation Method of making composite light-polarizing element
US3944346A (en) * 1974-11-20 1976-03-16 American Optical Corporation Polarizing spectacles
US4741611A (en) * 1981-03-26 1988-05-03 Pro-Tec, Inc. Eyeglasses adapted for sports and protective use
FR2551383B1 (fr) * 1983-09-02 1986-07-04 Essilor Int Procede et dispositif pour le surfacage d'une lentille optique a surface(s) de revolution
US4838673A (en) * 1987-04-27 1989-06-13 J. R. Richards, Inc. Polarized lens and method of making the same
US4986648A (en) * 1987-06-18 1991-01-22 Hitachi Chemical Company, Ltd. Lens and optical disc base plate obtained from copolymer of norbornyl (meth)acrylate
US5043405A (en) * 1988-01-07 1991-08-27 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Methacrylic copolymer having low moisture absorption properties
US4923758A (en) * 1988-02-05 1990-05-08 Mortimer Marks Polarizing prescription lenses and method of making
US5327180A (en) * 1992-08-18 1994-07-05 Hester Enterprises, Inc. Polarized lens and method of making same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010521008A (ja) * 2007-03-14 2010-06-17 エーシーティアイエフ ポラライザス(シャーメン) カンパニー リミテッド レンズ光学膜

Also Published As

Publication number Publication date
WO1995008133A1 (en) 1995-03-23
KR950704704A (ko) 1995-11-20
US5434707A (en) 1995-07-18
AU678612B2 (en) 1997-06-05
CA2146258A1 (en) 1995-03-23
EP0669009A1 (en) 1995-08-30
AU7835094A (en) 1995-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08503793A (ja) 成形プラスチック偏光レンズおよびその製造方法
US5805336A (en) Optical lens blank with polarizer aligned between plastic birefringent sheets
US5751481A (en) Laminar light-polarizing lens blank for producing prescription lens
US6177032B1 (en) Polarized ophthalmic lenses and methods for making same
EP1370897B1 (en) Polarized eyewear using high impact, high optical-quality polymeric material
US3833289A (en) Composite light-polarizing element
EP1464479B1 (en) Production of optical elements
US3940304A (en) Method of making composite light-polarizing element
KR101768267B1 (ko) 곡면 렌즈 및 관련된 방법
JP4612166B2 (ja) 光学物品の連続製造方法
EP1429913B1 (en) Shaped plastic lenses and method for making the same
US3846013A (en) Light-polarizing element
JP2003279905A (ja) 積層プラスチック偏光レンズと、その製造方法
JP2005504999A5 (ja)
JPS6226289B2 (ja)
US4199538A (en) Method for making hot-pressed thermoplastic elements for glass-plastic lenses
JP2007093649A (ja) 偏光レンズ
US8556418B2 (en) Curved lenses and related methods
JP4117657B2 (ja) 積層成型物の製造方法
KR100528394B1 (ko) 편광 광학렌즈 기재 및 그 제조방법
JP2002120232A (ja) プラスチックレンズの成形方法