JPH08501753A

JPH08501753A - 製品の混合・分配手段を備え且つ２つの区画室を有する容器

Info

Publication number: JPH08501753A
Application number: JP6501177A
Authority: JP
Inventors: パスカルレンヌ
Original assignee: スコピック
Priority date: 1992-06-09
Filing date: 1993-06-08
Publication date: 1996-02-27
Also published as: WO1993025454A1; CA2113649A1; EP0598092A1; DE69307836D1; EP0598092B1; US5447226A; DE69307836T2

Abstract

(57)【要約】別々に貯蔵し且つ最初の使用に際して応急に混合すべき２つの成分のための混合・調整装置。本発明は、それぞれ成分を収容する２つの区画室（１、２）と、使用前状態において上記２つの区画室の間の連絡通路内に配置された密封分離閉塞手段（１１）とを備え、上記閉塞手段（１１）は、回転する駆動手段（１６）と関連する連絡要素（１２）と一体になっている。本発明の装置は、連絡要素（１２）が上記駆動手段（１６）の回転と一体的に回転するが並行移動が自由であって案内され、上記閉塞手段（１１）および／または上記連絡要素（１２）はねじ留めシステムを有し、上記駆動手段（１６）の回転により上記閉塞手段（１１）および／または上記連絡要素（１２）が取り外され、上記閉塞手段を持ち上げて閉塞位置から取り外し、上記連絡要素は上記駆動手段（１６）内を滑動することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】製品の混合・分配手段を備え且つ２つの区画室を有する容器本発明は、別々に貯蔵され且つ最初の使用に際して応急に混合されるべき２つの構成成分（配合剤）のための混合・調整装置に関する。この装置は、各成分をそれぞれ収容する２つの区画室と、２つの区画室の間の連絡通路の中に配置された密封分離閉塞手段と、２つの区画室の間の連絡通路を随時開放して成分の混合を可能にするための上記閉塞手段の開放システムとを備えている。本発明の混合・調整装置は、たとえば髪の染め付けのための染料と酸化剤とを、または薬品のための粉体と液体とを、あるいは応急混合すべきタイプの他の獣医製品と薬品とを、分離した態様で別々に貯蔵するのに特に向いている。実際に、最初の使用の時点でのみ混合されなければならないタイプの製品が存在する。この種の調整装置はすでに多数存在する。従来技術によれば、２つの区画室の間の閉塞手段はフィルムすなわち密封蓋によって構成され、開放システムはその蓋の穿孔および／または切断手段からなっている。たとえばヨーロッパ特許第０２６０１７９号には、このタイプのシステムが記載されている。他の従来技術によれば、閉塞手段がキャップからなり、開放システムにより（たとえば取り外し手段の操作により）上記キャップを取り外すことができる。上記キャップは、調整装置のいずれか一方の区画室内に残る。開放システムが、閉塞手段と一体になり且つ回転する駆動手段と関連する連絡要素を備え、駆動手段の操作により閉塞手段を移動させて連絡通路を開放するような装置も考案した。たとえばヨーロッパ特許第０２４３７３０号に記載の装置がそうである。この装置では、キャップ状の閉塞手段が駆動手段のねじ留め時に連絡ロッドによって下方に押される。米国特許第５０８８６２７号に記載の装置は、キャップと、管状で且つ駆動手段と一体になった連絡要素とを備え、駆動手段の取り外し（ねじ抜け）によって開放がなされる。上述の２つのケースでは、駆動手段がらせん状の運動、すなわち回転と長手方向並行移動（並進）との組み合わせ運動を呈することがわかる。さらに、従来の装置では、２つの区画室が単体の容器の中に形成され、連絡通路が容器の狭められた部分からなる。これにより、良好な密封性を得るために解決すべき困難は大きい。本発明は、冒頭で記載した一般タイプの装置であって、さらに後述するように閉塞手段と一体で且つ回転する駆動手段と関連する連絡要素を備え、駆動手段の操作により閉塞手段を移動させて通路を開放するような装置に関する。しかしながら、この装置は、連絡要素が駆動手段の回転と一体的に回転するが並行移動が自由であって案内され、閉塞手段および／または連絡要素はねじ留めシステムを有し、駆動手段の回転により上記閉塞手段および／または上記連絡要素が取り外され、上記閉塞手段を持ち上げて閉塞位置から取り外し、上記連絡要素は上記駆動手段内を滑動することを特徴とする。本発明の好ましい態様によれば、上記連絡通路は管状スカートまたは首部を形成する導管であり、待機状態（使用前状態）において上記導管を閉塞するようになったキャップである閉塞手段は上記導管に係合する。ある実施態様によれば、各区画室が別々の容器によって構成され、上記２つの容器は連結リングによって互いに密封連結されている。この場合、たとえば上記キャップが当接する上記連絡導管は、一方の容器の首部によって構成され、上記首部は他方の容器の開口端の中に入り込んでいる。しかしながら、もう１つの実施態様によれば、上記キャップが当接する上記連絡導管は上記連結リングの管状スカートによって構成され、上記管状スカートは上記容器に設けられた互いに対向する開口部においてその両端を介して連通している。この場合さらに特定すれば、上記容器の対向する開口部はそれぞれ首部によって構成され、上記連結リングが各首部と密封連結するようになり、上記連結リングの管状スカートは上記２つの容器の連結面から一方の容器の中へ延びている。２つの区画室が同一の容器本体からなるようなもう１つの実施態様によれば、一方の区画室は上記容器の底部から上記容器内へ突出する管状部によって構成され、他方の区画室は上記管状部の外側の容器の容積によって構成され、上記閉塞手段は使用前状態において、上記管状部の開口部を閉塞している。上記２つの区画室の間の連絡導管、または一方の区画室を形成する管状部は、たとえば上記キャップに設けられた取り外し共役手段と協働するようになったらせん状ランプを備え、上記駆動手段の操作により上記導管または上記管状部から上記キャップをらせん状運動にしたがって強制的に取り外す。この場合、上記キャップは脚部を介してリングに連結された閉塞ディスクを備え、上記リングは上記連絡導管または一方の区画室を形成する管状部を包囲するようになっており、上記リングには取り外し共役手段が設けられている。最初の使用中において成分の混合の後２つの区画室の間が再び閉止することがないように、上記取り外し共役手段は、たとえば少なくとも１つの案内突起部を備え、上記らせん状ランプはそれが形成されている上記導管または上記管状部の端部に開口しており、上記キャップの１つまたは複数の案内突起部が上記ランプから最終的に外れるようになっており、開放の後に上記案内突起部が上記ランプ内に再び戻って閉塞されることがない。好ましくは、上記らせん状ランプの端部には、開放時に上記案内突起部が容易に越えるようになった突出部が形成され、上記突出部は上記ランプへの戻り防止を補強する。さらにある特定の実施態様によれば、上記駆動手段は一方の区画室の一端に装着され、上記連絡要素の上記駆動手段との関連側には上記一方の区画室の対応する端部に形成された共役ねじ溝と協働するようになったビスリングを備えている。この場合、上記導管または容器を形成する管状部にねじ留め手段を設ける必要はもちろんない。上記駆動手段は、一方の区画室の一端に装着され且つ外部から接近可能なリングを有し、上記リングは回転自在に装着され且つ上記一方の区画室内に延びる滑り溝が設けられ、上記滑り溝は上記閉塞手段の連絡要素に対して回動手段および並行移動案内手段として役立ち、上記滑り溝の長さは上記連絡要素が上記閉塞手段の閉塞位置と開放位置との間を移動することができるのに十分であるのが、好ましい。外部から接近可能な上記リングには有歯環状部が設けられ、上記連絡要素には共役条溝が形成され、上記有歯環状部は上記連絡要素に対して回動手段および並行移動案内手段として役立つ。この場合、上記駆動手段はそれがキャップとして装着された上記区画室の開口部を被覆して閉塞し、成分の混合により生成された製品の分配オリフィスを備え、上記オリフィスは要素によって一時的に（すなわち仮に）閉塞されている。本発明の他の特徴（たとえば連絡要素の形状等）は、添付図面を参照してなされる後述の発明の説明により、明らかになるであろう。第１図は、第１の実施例の縦断面図であって、第２図の線Ｉ−Ｉに沿った断面図（断面の一方の半分は貯蔵位置にある装置を示し、断面の他の半分は使用位置にある装置の断面を示す）であり、第２図は、第１図の線II−に沿った断面図であり、第３図は、調整装置の２つの容器の間の連通を可能にする導管の側面図であり、第４図は、前述の図の装置の開放システムの駆動手段の側面図であり、第５図は、第４図の線Ｖ−Ｖに沿った断面図であり、第６図は、第５図の線VI−VIに沿った断面図であり、第７図は、閉塞キャップおよびその連絡要素の側面図であり、第８図は、第７図の線VIII−VIIIに沿った断面図であり、第９図は、第７図の矢印Ｆ９から見た端面図であり、第１０図および第１１図は、それぞれ貯蔵位置および使用位置にある本発明の他の実施例の縦断面図であり、第１２図は、第１０図の線ＸII−ＸIIに沿った断面図であり、第１３図は、他の実施例の縦断面図であって、第１図と同様な断面図であり、第１４図、第１５図および第１６図は、それぞれ第１３図の装置の駆動手段、閉塞キャップおよびその連絡要素、並びに２つの区画室を有する本体の半分断面半分側面図である。第１図乃至第９図に示す本発明の調整装置は、上部容器１および下部容器２の２つの容器の形態をした２つの区画室を有する。上部容器１および下部容器２は円形断面であり、互いの開口部が対向するように連結されている。上部容器１および下部容器２の開口部は、それぞれ首部３および４によって規定されている。これらの首部、特に首部４は、他の部分よりも細く、ディスク状部分により対応する容器と連結されている。容器１および２は、連結リング５によって密封連結されている。連結リング５は、第１図および第３図に示すように、首部３および４の連結面を規定するディスク状部分６を備えている。ディスク状部分６から首部３および４の内部にかけて、密封スカート（直立壁）７および７′が延びている。連結リング５は、ディスク状部分６から両側に延びる連結環状部８および９を備えている。円形のディスク状部分６はその中心部が穿孔され、管状スカート形態をした導管１０を有する。導管１０は首部３および４と同軸であり、上部容器１の内部に延びている。ディスク状部分６の形状は、容器の形状に大きく依存している（この実施例では単純な環状）。こうして、２つの容器１および２が導管１０を介して互いに連通することができることがわかる。上記導管１０の閉塞手段が、連絡要素すなわち連絡ロッド１２を備えたキャップ１１によって構成されている。連絡ロッド１２は、その中心部に窓が形成されたプレート状の形態をしている。キャップ１１およびプレート１２は、第７図乃至第９図において、さらに詳細に示されている。キャップ１１は、脚部１１ｂ（第１０図）によってリング１１ｃ（第９図および第１０図）に連結された閉塞ディスク１１ａを備えている。第１図に明瞭に示すように、ディスク１１ａが導管１０を閉塞するのに対し、リング１１ｃは導管１０を包囲するようになっている（第１図の左側部分参照）。第３図に特に示すように、導管１０にはらせん状のランプすなわちねじ溝１３が形成されている。ねじ溝１３は、リング１１ｃの中に設けられた内部突起部１４、１５と係合するようになっている。こうして、キャップ１１を取り外し（ねじ抜け）方向に回転させることにより、らせん状の運動が起こり、導管１０からディスク１１ａを取り外すことができる。キャップ１１を回転させるために、本発明では、特に第４図乃至第６図に示すような駆動手段１６を備えている。駆動手段１６は、後に詳述するように、キャップ１１の連絡プレート１２と関連している。駆動手段１６はキャップ状であり、首部１７によって規定された上部容器１の開口部を被覆し閉塞するようになっている。第１図に示すように、駆動手段１６は、たとえばスカート１８によって上部容器１の首部１７の中に密封状に、しかしながら首部１７を包囲するリング手段１９に対しては回転自在に取り付けられる。さらに、駆動手段１６は、混合により得られる製品の分配オリフィス２０を備えている。オリフィス２０は、切り離し可能な止め栓２１によって一時的に（仮に）閉塞されている（着脱自在な封止手段であってもよい）。駆動手段１６は、上部容器１の内部に向かって延び且つ連結要素１２を形成するプレートの縁を案内するようになった２つの滑り溝（第６図）２２ａおよび２２ｂを備えている。プレート１２の縁は上記滑り溝の中に嵌まり、駆動手段１６の回転（そのリング１９を介する）により、プレート１２がひいてはキャップ１１が回転する。滑り溝２２ａ、２２ｂ内においてプレート１２が自由に並行移動することができるので、キャップ１１の上述のらせん状運動（ランプ１３および突起部１４、１５による）が可能になる。閉塞貯蔵用低位置（第１図の左側部分）から開放用高位置（第１図の右側部分）に移るために充分なストローク領域をプレート１２が確保することができるように、滑り溝２２ａ、２２ｂおよびプレート１２の長さが計算される。ところで、第３図に示すように、らせん状ランプ１３は開口している。すなわち、キャップの突起部が最終的にらせん状ランプ１３から外れるようになっている。さらに、後述する理由のために２３で示すような突出部（第３図）が設けられているのがよい。上記調整装置の使用は、容易に理解することができる。下部容器２には、粉体または液体を収容する。ディスク１１ａが導管１０に密閉当接（突起部１４、１５はランプ１３の中に配置されている）するまでキャップ１１およびそのプレート１２を位置決めすることにより、下部容器２は閉塞される。次いで、上部容器１に成分を収容し、首部１７の外周のリング１９を操作し、滑り溝２２ａおよび２２ｂがプレート１２と正確に関連するようにしながら、キャップを形成する駆動手段１６により上部容器１を閉止する。時機を得ない不意の開放の危険性を回避するために、第１図に示すラベル２４のように、駆動手段１６のリング１９と容器１の壁部とにまたがって固着された保護キャップまたはラベル、プレートのようなあらゆる不可侵性手段を備えることもできる。こうして、最初の使用に際して、ラベル２４を引き剥がした後、リング１９を取り外し方向に回転させ（成分内におけるプレート１２の回転は、中央窓により容易である）、すでに上述したように、２つの容器１、２が連通して収容する成分が混合されるように（成分はキャップ１１の脚部１１ｂの間を通過することができる）、キャップ１１を引き上げる。本実施例において混合した後の製品を分配するには、止め栓２１を切断するか破壊するだけでよい。取り外しの後、キャップ１１の突起部１４、１５がらせん状ランプ１３から外れ、リング１９が空回りして導管１０を再び閉止することがもはやできなくなることに留意すべきである。ランプ１３の最終部分に形成され取り外しの際には突起部が越えてゆく突出部２３により、突起部が再びランプ内に戻ることが防止される。混合が実行された後、装置が再び貯蔵用位置に戻るのを回避するために、このことは重要である。第１０図乃至第１２図に示す実施態様では、同様の手段に同じ参照符号を付し、しかも主要な参照符号のみに言及している。この実施態様は、容器間の連通用の導管１０が連結リングの管状スカートに代えて下部容器２の首部によって構成されている点が、上述の実施態様とは基本的に異なる。さらに、キャップの連絡要素１２が十字断面のロッドの形態をしており、したがって駆動手段１６の滑り溝がたとえば４つある。しかしながら、連結リング５は、下部容器２の中に進入することのできる部分を有することがなく、第１０図および第１１図に示すように、キャップ１１およびリング５にそれぞれ設けられたスカート２５、２６の協働によって密封性が確保される。容器の構成材料として、可撓性であろうとなろうと互いに同じであろうとなかろうと様々な材料が可能である。たとえば、下部容器にはガラスまたはＰＶＣが、上部容器には可撓性ポリエチレンが可能である。たとえば、酸化性の製品を使用する場合のように、場合によっては混合すべき製品にしたがって各区画室に使用される材料が異なる必要があるので、容器の構成材料が重要な問題である。因みに、上述のヨーロッパ特許第０２４３７３０号および米国特許第５０８８６２７号に記載の装置では、異なる材料の使用は不可能である。しかしながら、本発明では、２つの区画室を単体要素から形成することもできる。この場合、本発明は、単純な狭め込み（絞り込み）によって区画室が形成されるような容器の不都合を解消し、全く独創的な実施態様を提案する。公知の装置は一般に押し出し成形で製造されるが、第１３図乃至第１６図に示す本発明の実施態様では２つの区画室を形成する本体は射出成形により得ることができる。第１３図乃至第１６図に示す実施態様では、前述の図面に記載の開放システムと同じタイプの開放システムを備えているが、前述の実施態様においても使用することのできる変形例を伴っている。もちろん、第１図乃至第１２図の開放システムもこの実施態様において使用することができる。この実施態様（第１３図乃至第１６図）では、第１０図乃至第１２図の実施態様のように、類似手段すなわち同等の手段には同じ参照符号が付されている。こうして、２つの区画室１、２と、リング１９が設けられた駆動手段１６と関連する連絡要素１２と一体になった閉塞キャップ１１とを備えている。また、オリフィス２０および止め栓２１も備えている。しかしながら、本実施例では、２つの区画室１、２が同一の容器２６からなっている。容器２６の底部には管状部２７が突起し、区画室１、２は管状部１７のそれぞれ外部容積および内部容積によって構成されている。一方、キャップ１１は、管状部２７の開口部を閉塞するために設けられている。キャップ１１は、ディスク状部分２８と、内部密閉スカート２９と、外部案内部３０と、開口部３１とを備えている。反対に、キャップ１１がねじ留め手段を備えていないことがわかる。ねじ留め手段は、連絡要素１２に設けられている。実際、連絡要素１２が前述の実施例のように中央窓を有するプレート状であれば、キャップ１１とは反対側の端部に、ねじ留め手段を備えているのはプレート１２である。ねじ留め手段は、第１５図に特に示すように、長手方向条溝３３および密封スカート３４を内部に備えたビスリング３２の形態をしている。駆動手段１６のリング１９はさらに、内部突起部３６を構成するのに役立つ開口部３５（第１４図）を備えている。また、リング１９の内部には、密封スカート３７および有歯環状部３８が設けられている。ところで、図示の実施態様では、径が徐々に変化するディスク状部分によってリング１９が導管２０に連結されているのがわかる。第１３図、特に第１６図に示すように、内部管状部２７の端部には切り込み部３９が形成され、容器２６の本体の開口端にはリング４０が形成されている。リング４０には、カラー４１、内部溝４２および外部リブ４３が設けられ、ねじ溝４２の上方部分４４は完全にその直径が検定されている。上述した３つの部材１６、１２および２６は、射出成形で作られるのが好ましい。上述した他の実施態様と同様に、成分の収容は単純である。まず、区画室２に第１の製品を収容し、区画室２をキャップ１１によって閉塞する。特に、リング３２のねじ留めによって本体２６のリング４０の溝４２内に連絡要素１２を位置決めしたとき、キャップ１１の密封スカート２９によって区画室２を閉塞する。こうして、区画室１に第２の製品を収容し、リング４０のリブ４３の下に駆動手段１６のリング１９の突起部３９を押し下げてリング４０に駆動手段１６をクリップ留めすればよい。その結果、駆動手段１６は並行移動することができなくなるが回転自在となり、密封スカート３７が本体２６の直径検定部分４４の中に入ってくる。要素１６の有歯環状部３８は、要素１２のビスリング３２の条溝３３と関連するようになる。最初の使用に際して、リング１９を回転させると、環状部３８と条溝３３との協働により要素１２を回転させることが可能になり、要素１２を本体２６から取り外すことが可能になる。こうして、キャップ１１を持ち上げ、区画室１と区画室２とを連通させることができる。要素１２の取り外しの最中は要素１６が並行移動不能であるので、上述の環状部３８と条溝３３との協働によって要素１２が駆動手段１６内を滑動するのは明らかである。製品を分配するには、他の実施例と同様、要素２１を切断するかあるいは破断するだけでよい。もちろん、要素１２の逆方向並行移動を防止する戻り止め手段（たとえば突起部）を設けてもよい。本実施態様の動作が第１図乃至第１２図の実施態様の動作と全く類似していることがわかる。事実、駆動手段１６が並行移動不能であるため、連絡要素１２が駆動手段１６内を滑動して回転するようになっている。前述したように、第１３図乃至第１６図の実施態様のねじ留めシステム（取り付けシステム）は、第１図乃至第１２図において示すように、管状部２７およびキャップ１１に形成されていてもよいことは明らかである。ねじ留めシステムが一体になっている要素１２またはキャップ１１に形成されてさえいれば、第１図乃至第１２図の実施態様のねじ留めシステムが、上述の最終実施態様に記載のタイプのねじ留めシステムであってもよい。さらに、第１の実施態様の滑り溝に代えて有歯環状部および条溝を用いてもよいし、その逆も可能である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＣＡ，ＪＰ，ＲＵ，ＵＳ

Claims

【特許請求の範囲】１．それぞれ成分を収容する２つの区画室（１、２）と、使用前状態において上記２つの区画室の間の連絡通路内に配置された密封分離閉塞手段（１１）とを備え、上記閉塞手段（１１）は、回転する駆動手段（１６）と関連する連絡要素（１２）と一体になっており、上記駆動手段（１６）の操作により成分の混合を可能にするために上記閉塞手段を移動させ上記２つの区画室の間の連絡通路を開放するようになった、別々に貯蔵し且つ最初の使用に際して応急に混合すべき２つの成分のための混合・調整装置において、上記連絡要素（１２）は、上記駆動手段（１６）の回転と一体的に回転するが並行移動が自由であって案内され、上記閉塞手段（１１）および／または上記連絡要素（１２）はねじ留めシステムを有し、上記駆動手段（１６）の回転により上記閉塞手段（１１）および／または上記連絡要素（１２）が取り外され、上記閉塞手段を持ち上げて閉塞位置から取り外し、上記連絡要素は上記駆動手段（１６）内を滑動することを特徴とする混合・調整装置。２．上記連絡通路は、管状スカートまたは首部を形成する導管（１０）であり、使用前状態において上記導管を閉塞するようになったキャップ（１１）である閉塞手段は、上記導管に係合することを特徴とする請求項１に記載の混合・調整装置。３．上記各区画室が別々の容器（１、２）によって構成され、上記２つの容器は連結リング（５）によって互いに密封連結され、上記キャップ（１１）が当接する上記連絡導管は一方の容器（２）の首部（１０）によって構成され、上記首部（１０）は他方の容器（１）の開口端の中に入り込んでいることを特徴とする請求項２に記載の混合・調整装置。４．上記各区画室が別々の容器（１、２）によって構成され、上記２つの容器は連結リング（５）によって互いに密封連結され、上記キャップ（１１）が当接する上記連絡導管は上記連結リング（５）の管状スカート（１０）によって構成され、上記管状スカート（１０）は上記容器（１、２）に設けられた互いに対向する開口部においてその両端を介して連通していることを特徴とする請求項２に記載の混合・調整装置。５．上記容器（１、２）の対向する開口部は、それぞれ首部（３、４）によって構成され、上記連結リング（５）が各首部と密封連結するようになり、上記連結リングの管状スカートは上記２つの容器の連結面から一方の容器（１）の中へ延びていることを特徴とする請求項４に記載の混合・調整装置。６．上記区画室（１、２）は同一の容器本体（２６）からなり、一方の区画室（２）は上記容器（２６）の底部から上記容器（２６）内へ突出する管状部（２７）によって構成され、他方の区画室（１）は上記管状部（２７）の外側の容器（２６）の容積によって構成され、上記閉塞手段は使用前状態において上記管状部（２７）の開口部を閉塞していることを特徴とする請求項１または２に記載の混合・調整装置。７．上記２つの区画室の間の連絡導管（１０）または一方の区画室を形成する管状部（２７）は、上記キャップ（１１）に設けられた取り外し共役手段（１４、１５）と協働するようになったらせん状ランプ（１３）を備え、上記駆動手段の操作により上記導管（１０）または上記管状部（２７）から上記キャップをらせん状運動にしたがって強制的に取り外すことを特徴とする請求項２乃至６のいずれか１項に記載の混合・調整装置。８．上記キャップ（１１）は、脚部（１１ｂ）を介してリング（１１ｃ）に連結された閉塞ディスク（１１ａ）を備え、上記リング（１１ｃ）は、上記連絡導管（１０）または一方の区画室を形成する管状部（２７）を包囲するようになっており、上記リング（１１ｃ）には取り外し共役手段（１４、１５）が設けられていることを特徴とする請求項７に記載の混合・調整装置。９．上記取り外し共役手段は少なくとも１つの案内突起部（１４、１５）を備え、上記らせん状ランプはそれが形成されている上記導管（１０）または上記管状部（２７）の端部に開口しており、上記キャップ（１１）の１つまたは複数の案内突起部（１４、１５）が上記ランプから最終的に外れるようになっており、開放の後に上記案内突起部が上記ランプ内に再び戻って閉塞されることがないことを特徴とする請求項７または８に記載の混合・調整装置。１０．上記らせん状ランプ（１３）の端部には、開放時に上記案内突起部が容易に越えるようになった突出部（２３）が形成され、上記突出部（２３）は上記ランプ（１３）への戻り防止を補強することを特徴とする請求項９に記載の混合・調整装置。１１．上記駆動手段（１６）は一方の区画室（１）の一端に装着され、上記連絡要素（１２）の上記駆動手段（１６）との関連側には上記一方の区画室（１）の対応する端部に形成された共役ねじ溝と協働するようになったビスリングを備えていることを特徴とする請求項１乃至１０のいずれか１項に記載の混合・調整装置。１２．上記駆動手段（１６）は、一方の区画室（１）の一端に装着され且つ外部から接近可能なリング（１９）を有し、上記リング（１９）は回転自在に装着され且つ上記一方の区画室（１）内に延びる滑り溝（２２ａ、２２ｂ）が設けられ、上記滑り溝（２２ａ、２２ｂ）は上記閉塞手段（１１）の連絡要素（１２）に対して回動手段および並行移動案内手段として役立ち、上記滑り溝の長さは上記連絡要素（１２）が上記閉塞手段（１１）の閉塞位置と開放位置との間を移動することができるのに十分であることを特徴とする請求項１乃至１１のいずれか１項に記載の混合・調整装置。１３．上記駆動手段（１６）は、一方の区画室（１）の一端に装着され且つ外部から接近可能なリング（１９）を有し、上記リング（１９）は回転自在に装着され且つ有歯環状部（３８）が設けられ、上記連絡要素（１２）には共役条溝（３３）が形成され、上記有歯環状部（３８）は上記連絡要素（１２）に対して回動手段および並行移動案内手段として役立つことを特徴とする請求項１乃至１１のいずれか１項に記載の混合・調整装置。１４．上記駆動手段（１６）はそれがキャップとして装着された上記区画室（１）の開口部（１７）を被覆して閉塞し、成分の混合により生成された製品の分配オリフィス（２０）を備え、上記オリフィス（２０）は要素（２１）によって一時的に閉塞されていることを特徴とする請求項１２または１３に記載の混合・調整装置。１５．上記閉塞手段（１１）の連絡要素（１２）は、中央窓が形成されたプレート状であることを特徴とする請求項１乃至１４のいずれか１項に記載の混合・調整装置。