JPH08501455A - Legionella属の細菌の検出のための核酸プローブおよび在郷軍人病の病因物質の検出方法 - Google Patents
Legionella属の細菌の検出のための核酸プローブおよび在郷軍人病の病因物質の検出方法Info
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Abstract
(57)【要約】
Legionella sp.、L.pneumophi1a、L.micdadei、L.pneumophila亜種またはLegionella亜種の16Sまたは23SrRNAまたはrDNAに優先的にハイブリダイズする核酸配列を調べた。これらの生物は、レジオネア病、ポンティアック熱、ピッツバーグ肺炎及び他の感染症の原因物質である。核酸はこれらの病原体の検出に有効である。これらの配列に基づいたプローブ及びこのプローブを含むキットもまた開示される。
Description
【発明の詳細な説明】LEGIONELLA属の細菌の検出のための核酸プローブおよび在郷軍人病の 病因物質の検出方法
本発明は、在郷軍人病(Legionnaire's disease)、ポンティアック熱(Ponti
ac fever)、ピッツバーグ肺炎(Pittsburgh pneumonia)および数種の他の疾病
に関与すると考えられているLegionella sp.を含む病原体の検出のための核酸、
プローブ、キット及び方法に関するものである。発明の背景
Legionellaは、1976年にペンシルベニア州フィラデルフィアでの米国在郷
軍人会の公式定期大会で大量発症し、29名の死者を出した(在郷軍人病と呼ば
れる)肺炎の182の症例から初めて発見された。現在L.pneumophilaの血清型
1として知られるものは、初めはリケッチア分離の為の標準的な方法で分離され
、後に呼吸系の合併症のない不定型の肺炎の型である在郷軍人病の原因物質であ
ることが示された。最初の症例以来、Legionellaはポンティアック熱およびピッ
ツバーグ肺炎と関連づけられた。ポンティアック熱はL.pneumophilaによって引
き起こされる非肺炎性、熱性、自己限定性の疾患である。ピッツバーグ肺炎は、
L.micdadeiによって引き起こされる肺性レジオネラ症である。
Legionellaはグラム陰性、好気性、細胞内侵入性の、淡水の給水(蒸発冷却機
、冷却塔、飲料水を含む)中に特に遍在することが見い出された寄生性の細菌で
ある。Legionellaは、汚染された水を吸入した時に発症し、しばしば流行性また
は複合性の症例を起こすと信じられている。社会が関与するケースに加え、Legi
onellaは病院内感染の主な原因であるかも知れない。入院の他に、宿主の危険因
子として、喫煙、高齢、慢性肺疾患および免疫抑制がある。
Legionellaceae科は、29種、21血清型、及び5つの仮に名付けた種を含む
単一のLegionella属を含む。DNAホモロジーの研究によれば、L.micdadeiはL.
pneumophilaと最も離れた種であり、L.micdadeiはTatlockia属に分類するのが適
当であると主張する者がいる。
在郷軍人病の主要な原因であるL.pneumophilaは、ヒトから最もよく分離され
るものである。この細菌は正常なヒトの微生物叢には存在しないと考えられてい
るため、ヒトの臨床試料におけるLegionellaの存在は常に臨床的に明白な情報を
提供する。
Legionellaは培養の難しい成長の遅い生物である。従って、実験室におけるL.
pneumophilaの分離は困難で時間のかかるものである。疾患が重篤であり、間違
いのない抗生物質を処方する必要がある場合、医師はこれらの生物の存在を迅速
かつ正確に診断することが望ましい。現在のLegionellaの検出方法としては、(
a)培養;(b)直接蛍光抗体(DFA);(c)培養確認の為の核酸プローブ
;及び(d)血清学(IFA)がある。血清学は現時点において最も高感度かつ
特異的な試験法である。しかしながら、抗体が感染後数年間血清中に存在する可
能性があるという制限がある。
Legionella rRNAに基づいたある種のプローブが、1988年6月2日発
行、出願人:Gen-Probe、発明者:Hogan他のWO88/03957号“非ウイル
ス性生物の検出及び/または定量の為の核酸プローブ”に開示されている。しか
しながらこの出願は、Legionella菌を非Legionella菌と区別するために用いるこ
とのできる3つの異なるプローブの混合物を開示したものである。単独で使用す
るのに適したプローブは報告されていない。単独または2つひと組みで用いる時
にLegionellaの関与する様々な診断アッセイに使用できるプローブが望まれてい
る。発明の説明
本発明の1つの目的は、LegionellaのリボソームRNA(rRNA)の独特な
核酸配列に相補的で、単独またはペアで使用できる核酸を提供することである。
本発明の目的は更に、(1)L.pneumophilaと他のLegionellaを特異的に識別す
る;(2)L.pneumophi1a、Legionellaの他の種(Legionellaクラスター)、お
よび他の細菌を含む細菌のグループを特異的に識別する;(3)L.micdadeiと他
のLegionellaを特異的に識別する;あるいは(4)Legionellaと他の属を特異的
に識別するプローブを提供することである。
細菌のリボソームには3種の異なるRNA分子があり、少なくとも大腸菌にお
いては、5S、16Sおよび23SrRNAと呼ばれている。真核生物では、一
般に5S、18S、28Sおよび5.8Sと呼ばれる4種の異なるrRNAがあ
る。これらの名前は、歴史的に、沈降速度で決定されるRNA分子の大きさに関
連している。しかしながら実際には、rRNA分子の大きさは生物によって異な
っている。それにもかかわらず、5S、16S及び23SrRNAは、Legionel
laを含むどの細菌のrRNA分子にも用いられる、当該技術分野で認知された名
前であり、本明細書においてもこの慣用法を使用する。
本発明のプローブは、Legionella属の様々な生物の16Sまたは23SrRN
A分子を標的とする。図面の説明
図1はサンドイッチ法の図である。
本出願及び請求の範囲を通して用いられる場合、“プローブ”の語は、合成ま
たは生物学的に製造される、10から250塩基対の長さの核酸を指し、これは
設計または選択によって、予め決められた条件下で標的核酸配列と特異的及び優
先的にハイブリダイズしうる特異的なヌクレオチド配列を有し、さらに、場合に
より検出の為の、またはアッセイの性能を上げる為の部分を有する。最小限度の
10ヌクレオチドは、統計的に特異性を有し、安定なハイブリダイゼーション生
産物を形成する為に一般に必要であり、最大限度の250ヌクレオチドは、一般
に不適合配列を決定し、優先的なハイブリダイゼーションを行なうために反応パ
ラメーターを調整できる配列の上限を示す。従って、一般に、好ましいプローブ
の長さは10から250ヌクレオチドの間であろう。プローブは、ある特定のア
ッセイ条件下で有効にまたは最適に機能するために適する成分を場合によって含
有してもよい。例えば、(エンドキャッピング等により)核酸分解酵素による分
解に対する抵抗性を改良する為、(フルオレセイン、32P、ビオチン等のよう
な)検出リガンドをつける為、あるいは固体の支持体への捕捉を容易にする(例
えばポリ−デオキシアデノシンの“テール”をつける)為にプローブを修飾して
もよい。
“優先的なハイブリダイゼーション”または“優先的にハイブリダイズする”
とは、所望の標的核酸とのハイブリダイゼーションの結果、同一の条件で非標的
核酸とのハイブリダイゼーションにより生じるどのハイブリダイゼーション反応
生産物よりもより安定なハイブリダイゼーション反応生産物が生じることを意味
する。ハイブリダイゼーション反応生産物の安定性を比較し、どちらがより安定
かを評価する、すなわちどちらが“優先的に”結合しているかを決定するのは通
常の技術者の能力の範囲内である。
ここで用いる場合、“ホモロジー”及び“相同である”の語は、2個またはそ
れ以上の核酸配列間の類似の度合を指すことを意味し、生物間の分類学的な類似
度合を意味するものではない。類似の度合はパーセンテージで表わし、例えば2
個の配列間が90%ホモロジーであるとは、第1の配列の塩基の90%が第2の
の配列の塩基に等しくマッチすることを意味する。
“Legionellaクラスター”とはLegionella属の少なくとも2個の構成員子を意
味する。Legionellaクラスターを同定するプローブは典型的には(全てのLegion
ellaではないが)調べたLegionella種の複数のrRNAにハイブリダイズするで
あろう。
“L.pneumophilaクラスター”の語は、L.pneumophila種の少なくとも2個の菌
株を意味する。L.pneumophilaクラスターを同定するプローブは典型的には(全
てのL.pneumophilaではないが)調べたL.pneumophila菌株の複数のrRNAにハ
イブリダイズするであろう。
“特異的”とは、ヌクレオチド配列が予め決められた標的配列にハイブリダイ
ズし、非標的配列には実質的にハイブリダイズしないことを意味する。
“特異的に識別する”とは、プローブが予め決められた標的配列に実質的にハ
ィブリダイズし、非標的配列には実質的にハイブリダイズしないことを意味する
。
“ハイブリダイゼーション”は、予め決められた反応条件下で、核酸の2本の
部分的にもしくは完全に相補的な鎖が逆平行になるように並び、特異的かつ安定
な水素結合で核酸の2本鎖を形成する、核酸の塩基が互いに対になるという明白
な規則に従って行われる過程である。
“実質的なハイブリダイゼーション”とは、観察されるハイブリダイゼーショ
ンの度合が臨床的な状態において陽性の結果と考えられるようなものを意味する
。“バックグラウンドノイズ”と考えられるデータは実質的なハイブリダイゼー
ションではない。
“ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件”とは、約0.9モルのNa
Clの塩溶液中で約35℃から65℃の条件を意味する。ストリンジェンシーはま
たハイブリダイゼーション溶液中に存在するイオン種の濃度及びタイプ、存在す
る変性剤のタイプ及び濃度、およびハイブリダイゼーション時の温度のような反
応パラメーターによって左右されるかも知れない。一般にハイブリダイゼーショ
ン条件がよりストリンジェントになると、安定なハイブリッドが形成されるため
にはより長いプローブが好ましくなる。一般に、ハイブリダイゼーションが行な
われる条件のストリンジェンシーによって、用いられるべき好ましいプローブの
性質が決められるだろう。当業者はそのような関係をよく理解しており、たやす
く操作し得る。
“Legionella sp.”とは、種にかかわらず、Legionella属のいずれのメンバ
ーをも指す。
本発明によれば、1)レジュネラ・ニューモフィラ、2)レジュネラ・ミクダ
デイ、3)レジュネラクラスター、もしくは4)レジュネラ・ニューモフィラク
ラスター、または5)レジュネラ属のすべての種よりなる群から選ばれる標的生
物のrRNAまたはrDNAに優先的にハイブリダイズする、約10−250ヌ
クレオチドを含む核酸が提供される。本発明の核酸は、これらと同じハイブリダ
イゼーション条件下で被験試料中に存在する可能性のある非標的生物または宿主
もしくは周囲のマトリックスのrRNAまたはrDNAに実質的にハイブリダイ
ズすることはない。レジュネラ・ニューモフィラとレジュネラ属の他の種とを特
異的に識別するプローブは、在郷軍人病またはポンティアック熱の診断に有用で
ある。レジュネラ・ミクダデイとレジュネラ属の他の種とを特異的に識別するプ
ローブは、ピッツバーグ肺炎の診断に有用である。レジュネラクラスターに特異
的にハイブリダイズするプローブは、細菌の個々のクラスターを構成する1また
は2以上の生物の存在の検出に有用である。レジュネラ属細菌と非レジュネラ属
細菌の構成員子を特異的に識別するプローブは、レジュネラ属に属する1または
2以上の生物の存否を検出するのに有用である。レジュネラ・ニューモフィラク
ラスターに特異的にハイブリダイズするプローブは、レジュネラ・ニューモフィ
ラのどの菌株(血清型)が存在するかを判定するのに有用である。上記ヌクレオ
チドの少なくとも10個の連続した核酸に対して相補的であるか、またはそれと
少なくとも90%相同であるプローブも、本発明の他の観点をなす。
本発明の核酸およびプローブの1態様は、1)レジュネラ・ニューモフィラ、
2)レジュネラ・ミクダデイ、3)レジュネラクラスター、4)レジュネラ・ニ
ューモフィラクラスター、または5)レジュネラ属のすべての種のうちいずれか
の16S rRNAまたはrDNAの領域に対して相補的であるか、それと少な
くとも90%相同であるか、またはそれと優先的にハイブリダイズするものであ
る。特に重要な16S rRNAの領域には、下記に示すものが含まれる。これ
らの領域の番号は大腸菌(E.coli)rRNAの表示に用いた番号を参照し
たものである。
レジュネラ・ニューモフィラ16S rRNA 位置60−110,110
5−1165および1250−1315;
レジュネラ・ミクダデイ16S rRNA 位置60−110,および81
5−875;
レジュネラsp.16S rRNA 位置205−255,425−475
,715−765,および845−895(レジュネラクラスタープローブにつ
いて);
レジュネラsp.120−175,および800−870(レジュネラ属プ
ローブについて)。
本発明の他の態様には、1)レジュネラ・ニューモフィラクラスター、2)レ
ジュネラ・ミクダデイ、3)レジュネラクラスター、または4)レジュネラ属の
すべての種のうちいずれかの23S rRNAまたはrDNAの領域に対して相
補的であるか、それと少なくとも90%相同であるか、またはそれと優先的にハ
イブリダイズする核酸およびプローブが含まれる。特に重要な23S rRNA
の領域には、下記のものが含まれる。
レジュネラ・ミクダデイ23S rRNA 位置285−335,1195
−1245,1485−1565,および1705−1755;
レジュネラsp.23S rRNA 位置285−335,1485−15
60,および1705−1755(レジュネラクラスタープローブについて);
レジュネラsp.23S rRNA 位置1565−1615,および22
70−2310(レジュネラ属プローブについて)。
好ましくは核酸組成物は、下記よりなるプローブ群により定められる配列群か
ら選ばれる配列内のいずれか10個の連続したヌクレオチドよりなる配列のうち
少なくとも90%に対して相補的であるか、またはそれと相同である:
2701,2703,2704,2705,2697,2690,2698,
2695,2696,2693,2708,2699,2924,2926,
2930,2932,2956,2958,2963,2968,2928,
2957,2927,2929,2954,2955,および 2959。
これらのプローブの配列は後記に提示される。
本発明のさらに他の態様には、1)レジュネラ・ニューモフィラ、2)レジュ
ネラ・ミクダデイ、3)レジュネラクラスター、4)レジュネラ・ニューモフィ
ラクラスター、または5)レジュネラ属のいずれかの種のうちいずれかを検出す
るためのキットが含まれる。このキットは、少なくとも2種類の核酸よりなる1
組の核酸を含む。それぞれの核酸は長さ10−250ヌクレオチドであり、異な
る塩基配列組成のものである。それぞれの核酸は、下記プローブにより定められ
る配列群から選ばれるいずれか10個の連続したヌクレオチドよりなる配列のう
ち少なくとも90%に対して相補的であるか、またはそれと相同である:
2701,2703,2704,2705,2697,2690,2698,
2695,2696,2693,2708,2699,2924,2926,
2930,2932,2956,2958,2963,2968,2928,
2957,2927,2929,2954,2955,および 2959。
レジュネラの検出に特に適した1組の核酸は、2プローブサンドイッチアッセイ
である。このキットはさらに試薬、組成物、指示書、使い捨て器具、および簡便
なアセンブリーで市販しうるパッケージを含む。
本発明のさらに他の態様には、1)レジュネラ・ニューモフィラ、2)レジュ
ネラ・ミクダデイ、3)レジュネラクラスター、4)レジュネラ・ニューモフィ
ラクラスター、または5)レジュネラ属のいずれかの種の存在を検出するための
方法が含まれる。この方法は、標的を含有する疑いのある試料を少なくとも1種
類の核酸と接触させる工程を含む。この核酸は、1)レジュネラ・ニューモフィ
ラ、2)レジュネラ・ミクダデイ、3)レジュネラクラスター、4)レジュネラ
・ニューモフィラクラスター、または5)レジュネラ属のいずれかの種のrRN
AまたはrDNAと優先的にハイブリダイズする約10−250ヌクレオチドを
含む。本方法は、核酸が標的rRNAまたはrDNAと優先的に結合して核酸コ
ンプレックスを形成するハイブリダイゼーション条件を試料に付与し、そして標
的生物(1または2以上)の存在を指示するものとしてコンプレックスを検出す
る工程を含む。好ましくは本発明の核酸は、下記プローブにより定められる配列
よりなる群から選ばれるいずれか10個の連続したヌクレオチドよりなる配列に
対して少なくとも90%相同である:
2701,2703,2704,2705,2697,2690,2698,
2695,2696,2693,2708,2699,2924,2926,
2930,2932,2956,2958,2963,2968,2928,
2957,2927,2929,2954,2955,および 2959。
本発明のプローブは、環境試料、たとえば水試料、および臨床試料、たとえば
ヒトまたは動物被験体からの喀痰、咽喉スワブ、血液、尿、脳脊髄液、皮膚、生
検材料、唾液、滑液、気管支洗浄液(bronchial wash,bron
chial lavage)、または他の組織試料中の在郷軍人病またはその病
因物質の特異的検出のための核酸ハイブリダイゼーションアッセイ法の開発の基
礎を提供する。本発明のプローブは、1)レジュネラ・ニューモフィラ、2)レ
ジュネラ・ミクダデイ、3)レジュネラ・ニューモフィラクラスター、4)レジ
ュネラ・ニューモフィラクラスター、または5)レジュネラ属のすべての種の存
在を確認するための基礎をも提供する。
本発明のプローブの開発に際して最初にとられた段階は、目的とする感受性を
備えた特異的核酸プローブに対して標的として作用する可能性のある16Sまた
は23S rRNA領域を同定することであった。これには、どのプローブ標的
部位がレジュネラ・ニューモフィラおよびレジュネラ・ミクダデイにユニークで
あるかを見出し、かつレジュネラ属に共通なプローブ部位を見出すことが含まれ
ていた。
上記の分析を行うために、レジュネラ属16Sおよび23S rRNA配列の
正確な配列様式を明らかにした。レジュネラ・ニューモフィラおよびレジュネラ
・ミクダデイ双方の本質的に完全な16Sおよび23S rRNA配列が、標準
的な実験室プロトコルにより決定された。こうして得られたrDNAを酵素増幅
法(たとえばワイスバーグ(Weissburg),1991,J.Bacteriol.173:697-703に記
載されたもの,これを本明細書に参考として引用する)により産生された生成物
に由来するプラスミドベクター中へクローニングした。レジュネラ・ニューモフ
ィラおよびレジュネラ・ミクダデイの配列を他のレジュネラおよび非レジュネラ
rRNA配列の相同配列と対比した。
決定されたレジュネラ・ニューモフィラおよびレジュネラ・ミクダデイの16
Sおよび23S rRNA配列に基づいて、種々のプローブを設計および合成し
た。これらのプローブの特異的挙動は、それらを用いるアッセイ形式に著しく依
存する。逆にアッセイ形式は個々のプローブの特定の最適特色を指示するであろ
う。
不都合なほどの交差反応性を生じることなく、1)レジュネラ・ニューモフィ
ラ、2)レジュネラ・ミクダデイ、3)レジュネラクラスター、4)レジュネラ
・ニューモフィラクラスター、または5)レジュネラ属のいずれかの種に対して
本発明の異例な包括性および排他性を備えた単一プローブまたはプローブ対を形
成しうるという知見は、予想および予期できないものであった。さらに、標的生
物に対して診断アッセイに有用であるのに十分なハイブリダイゼーション能力お
よび選択性を備えた単一プローブが得られるという知見も、予期できないもので
あった。
第1群の好ましいプローブはレジュネラ・ニューモフィラとレジュネラ属の他
の種とを識別することができ、試料中のレジュネラ・ニューモフィラの存在を判
定するのに有用である。これらのプローブはレジュネラ・ニューモフィラのみに
優先的にハイブリダイズし、プローブ2704、2705、2708および26
90と呼ばれる。プローブ2957は若干弱いハイブリダイゼーションシグナル
を生じるが、レジュネラ・ニューモフィラに対して特異的である。同様に2プロ
ーブ2929および2954が挙げられる。これらは試験したレジュネラ・ニュ
ーモフィラの幾つかの菌株に優先的にハイブリダイズするにすぎないが、それら
は他の生物には実質的にハイブリダイズしない。以下“レジュネラ・ニューモフ
ィラクラスター”プローブと呼ばれるこれら2プローブは、特定の菌株および/
または血清型の判定に有用である。
レジュネラ・ニューモフィラ16S rRNAプローブ
レジュネラ・ニューモフィラ プローブ 2704(31mer 48% G+C)配列番号(SEQ ID
NO:1)
5'-TCG CCA TCT GTC TAG CAA GCT AGA CAA TGC T-3'
レジュネラ・ニューモフィラ プローブ 2705(30mer 50% G+C)配列番号(SEQ ID
NO:2)
5'-ACT TTT AAG GAT TTG CTC CAG GTC GCC CCT-3'
レジュネラ・ニューモフィラ プローブ 2708(31mer 45% G+C)配列番号(SEQ ID
NO:3)
5'-ACT ACG ACC GAC TTT TAA GGA TTT GCT CCA G-3'
レジュネラ・ニューモフィラ プローブ 2690(36mer 50% G+C)配列番号(SEQ ID
NO:4)
5'-TAG AGT CCC CAC CAT CAC ATG CTG GCA ACT AAG GAT-3'
レジュネラ・ニューモフィラ23S rRNAプローブ
レジュネラ・ニューモフィラ プローブ 2957(36mer 42% G+C)配列番号(SEQ ID
NO:5)
5'-TCA ATG ACT TCT CTA TAC CAA AAG GGT CAG AAC CAC-3'
レジユネラ・ニューモフィラクラスター 23S rRNAプローブ
レジュネラ・ニューモフィラクラスター プローブ 2929(31mer 42% G+C)配列番
号(SEQ ID NO:6)
5'-CTC TAT CGC CAA CTT TCC CAA ATT GTT CTA C-3'
レジュネラ・ニューモフィラクラスター プローブ 2954(31mer 48% G+C)配列番
号(SEQID NO:7)
5'-GCA CCT CAG AGT TAT GGA AAA CCG GAT TTG C-3'
第2群の好ましいプローブはレジュネラ・ミクダデイに優先的にハイブリダイ
ズするので、これらのプローブはレジュネラ・ミクダデイと実質的にレジュネラ
属の他のすべての種とを識別することができる。それらは試料中のレジュネラ・
ミクダデイの存在を判定するのに有用であり、プローブ2699、2703、2
932、2956、2958、2963および2968と表示される。
プローブ2703は、レジュネラ・ミクダデイおよびレジュネラ・デュモフィ
(L.dumoffi)にハイブリダイズするが、レジュネラ属の他のいずれの
種にもハイブリダイズせず、これらの微生物の一方または両方の存在を検出する
ために用いることができる。
レジュネラ・ミクダデイ16S rRNAプローブ
レジュネラ・ミクダデイ プローヨ 2699(34mer 41% G+C)配列番号(SEQ ID NO:8
)
5'-TTC GTC ACT AAC CTC ATT CAT AAG GCC AAC AAC T-3'
レジュネラ・ミクダデイ23S rRNAプローブ
レジュネラ・ミクダデイ プローブ 2932(31mer 48% G+C)配列番号(SEQ ID NO:9
)
5'-CTG TAT CGT GGT ACT TCC CAG AAC CTT CTA C-3'
レジュネラ・ミクダデイ プローブ 2956(30mer 57% G+C)配列番号(SEQ ID NO:1
0)
5'-GCC CAC CTC TCA GTG AAC CTT CTT CAG CCT-3'
レジュネラ・ミクダデイ プローブ 2958(32mer 59% G+C)配列番号(SEQ ID NO:1
1)
5'-GCA CCT CAG CCT TAA CAA GGG GCC GGA TTT GC-3'
L.micdadei プローブ 2963(32mer 44% G+C)配列番号(SEQ ID NO:12)
5'-CCT CTT CAG CTC ATT AAG CAT GTC AAT TCA CC-3'
L.micdadei プローブ 2968(37mer 47% G+C)配列番号(SEQ ID NO:13)
5'-TCA ATG ACT TCT CCG CAC ACC GTA GTG TCA GAA CCA C-3'
L.micdadeiおよびL.dumoffi 16S rRNAプローブ
L.micdadeiおよびL.dumoffi プローブ 2703(31mer 52% G+C)配列番号(SEQ ID NO:14
)5'-TCG CCA CCC ATC TAG TAA ACT AGA CCG TGC T-3'
好ましいプローブの第3の群は、他の細菌と比較してLegionella種のクラスタ
ーと優先的にハイブリダイズする。これらのプローブは各種のLegionella細菌間
および株間での区別をするのに有用である。
プローブ2697はすべてのL.pneumophilaおよび3つの他のLegionella種とハ
イブリダイズする。
プローブ2698は弱くハイブリダイズするL.bozemaniiを除くすべてのLegio
nellaと優先的にハイブリダイズする。いくつかの本質的でないハイブリダイゼ
ーションがEnterobacter agglomeransおよびCoxiella burnetiiとで観察された
。
プローブ2693はL.micdadeiを除くすべてのLegionella種とハイブリダイズ
した。Acholeplasma Iaidlawiiとのハイブリダイゼーションがいくらか観察され
たが、これは実験操作の誤りによるものであると思われるので、この観察は決
定的なものではない。このプローブはPseudomonas aeruginosaともハイブリダイ
ズし、Actinobacillus actinomycetamcomitansおよびAlteromonas putrefaciens
、Coxiella burnetiiおよびWolbachia persicaとの少量のハイブリダイゼーショ
ンが観察された。
プローブ2928はすべてのLegionella種とハイブリダイズし、またいくつか
の他の細菌種、すなわちHafnia alvei、Morganella morganii、Proteus mirabil
is、Providencia alcafifaciens、Serratia marcescens、Yersinia enterocolit
ica、Y.pseudotuberculosisおよびFrancisella tularensisとハイブリダイズす
る。Edwardsiella tardaおよびEnterobacter agglomeransとの弱いハイブリダイ
ゼーションが観察された。
プローブ2927はすべてのLegione11a、ならびにAcinetobacter calcoaceti
cus、Aeromonas sobria、Edwardsiella tarda、Vibrio parahaemolyticus、Yers
inia enterocoliticaおよびY.pseudotuberculosisとハイブリダイズする。より
少ないハイブリダイゼーションがHafnia a1vei、Proteus mirabiIis、Providenc
ia alcalifaciens、Serratia marcescensおよびMycoplasma hominisとの間で観
察される。さらに少ないハイブリダイゼーションがPlesiomonas shige11oides、
Salmonella typhimuriumおよびCornebacterium glutamicumとで観察される。
プローブ2955はすべてのLegionellaとハイブリダイズする(ただしL.micd
adeiおよびL.bozemaniiとは十分ハイブリダイズしない)。また、このプローブ
はNeisseriae gonorrhoeaeともハイブリダイズし、さらにN.meningitidisとはる
かに少なくハイブリダイズする。
プローブ2494は各種のLegionella種と優先的にハイブリダイズするが、非
Legionella種とはハイブリダイズしない。
プローブ2959はL.pneumophila株群およびL.dumoffii(そしてL.gormanii
とも弱く)ハイブリダイズする。
Legionellaクラスター16S rRNAプローブ
Legionella クラスター プローブ 2697(33mer 48% G+C)配列番号(SEQ ID NO:15
)
5'-TTT CCC CAA GTT GTC CCC CTC TTC AAG GCA TAT-3'
Legionella クラスター プローブ 2698(33mer 48% G+C)配列番号(SEQ ID NO:16
)
5'-TCT TAA CCT ATC AAC CCT CCT CCC CAC TGA AAG-3'
Legionella クラスター プローブ 2693(30mer 60% G+C)配列番号(SEQ ID NO:17
)
5'-AGG CGG TCA ACT TAT CGC GTT TGC TGC GCC-3'
Legionellaクラスター23S rRNAプローブ
Legionella クラスター プローブ 2928(31mer 51% G+C)配列番号(SEQ ID NO:18
)
5'-TAA GAC CAA CTT TCG TTC CTG CTC GAG CCG T-3'
Legionella クラスター プローブ 2927(30mer 47% G+C)配列番号(SEQ ID NO:19
)
5'-TCA GAC TCG ATT TCT CTA CGG CTC CCT TAT-3'
Legionella クラスター プローブ 2955(30mer 50% G+C)配列番号(SEQ ID NO:20
)
5'-GCA CAC TTC TCA ATG CAC CTT CAT CAG CCT-3'
Legionella クラスター プローブ 2924(31mer 42% G+C)配列番号(SEQ ID NO:21
)
5'-CAC AGT CAT CAT CAA AGT CCA GTG CAA AAC T-3'
Legionella クラスター プローブ 2959(32mer 50% G+C)配列番号(SEQ ID NO:22
)
5'-CCT CTC CAG CTC TGA AAG TAA ATC CCA TCA CC-3'
好ましいプローブの第4の群はLegionella種と非Legionella種との区別をする
ことができる。これらのプローブはすべてのLegionella種と優先的にハイブリダ
イズするが、非Legionella種とは実質的にハイブリダイズしない。これらをLegi
onellaジーナスプローブと呼ぶ。
プローブ2696は、L.micdadeiを除くすべてのLegionellaとハイブリダイズ
するが、弱くハイブリダイズするのみである。
Legionellaジーナス23S rRNAプローブ
Legionella ジーナス プローブ 2926(31mer 58% G+C)配列番号(SEQ ID NO:23)
5'-TGT CCG ACC GTA CCG AGG GTA CCT TTG TGC T-3'
Legionella ジーナス プローブ 2930(33mer 55% G+C)配列番号(SEQ ID NO:24)
5'-CGG TAC GGT TCT CTG TAA GTT ATG GCT AGC GGC-3'
Legionellaジーナス16S rRNAプローブ
Legionella ジーナス プローブ 2701(32mer 59% G+C)配列番号(SEQ ID NO:25)
5'-TCG GAC GCA GGC TAA TCT TAA AGC GCC AGG CC-3'
Legionella ジーナス ブローブ 2696(34mer 40% G+C)配列番号(SEQ ID NO:26)
5'-TTC ATA TGG CCA ACA GCT AGT TGA CAT CGT TTA C-3'
Legionella ジーナス プローブ 2695(30mer 57% G+C)配列番号(SEQ ID NO:27)
5'-TGT CAG TAT TAG GCC AGG TAG CCG CCT TCG-3'
本発明のプローブは「サンドイッチ」アッセイに用いることができる。図1に
示すように、「サンドイッチ」アッセイでは1対のプローブを同時に使用する。
「捕捉(capture)」プローブ12と命名される1つのプローブは、好ま
しくは高い標的特異性をもつプローブにホモポリマー3’テールを加えることに
よって作製される二官能性ヌクレオチドである。このテールは、ガラスビーズま
たはフィルターディスクなどの固体表面10上で、相補的ホモポリマー11とハ
イブリダイズする。Legionella rRNAの場合における、捕捉プローブ12の
その標的15へのハイブリダイゼーションは、標的15と固体支持体10との複
合体形成をもたらす。好ましくはある程度の特異性をもつ検出プローブ13は、
放射能活性、蛍光、化学発光、着色またはその他の検出部分を含む実際上あらゆ
る種類の検出部分14を使用することのできる検出機構の一部を構成する。検出
プローブは、KramerおよびLizardi(Nature 339,1989:参照としてここに包含す
る)が記載するように、RNA配列として増幅可能なQ−ベータミディバリアン
ト中に組み込むことができる。
綿棒、痰、または組織などの環境試料や臨床試料は全部の核酸含量を放出する
ように処理される。破砕されたLegionellaeを含むと推定される試料を、捕捉プ
ローブ、検出プローブ、ならびにグアニジンイソチオシアネートなどのカオトロ
ピックバッファー中においてオリゴ−デオキシチミジンであらかじめ誘導体化し
ておいた磁気粒子ビーズの存在下にインキュベートする。
もしも標的分子(例えば、Legionella種rRNA)が存在するならば、ビーズ
−捕捉プローブ−標的−検出プローブのハイブリダイゼーション複合体が形成さ
れる。反応管の底部付近に磁石が存在すると、磁気粒子−ハイブリダイゼーショ
ン複合体を管の側面に付着させることになり、試料マトリックス、未結合プロー
ブ、およびハイブリダイズしないその他の成分を除去することができる。ビーズ
−捕捉プローブ−標的−検出プローブ複合体の再水和および変性を繰り返すと、
有意にバックグラウンドを減少することができる。最終的検出はビーズを膜上に
スポットして、検出プローブが放射性同位元素で標識されている場合にはオート
ラジオグラフィーなどの適当な方法によってアッセイを行う。若しくは、検出プ
ローブは増幅可能なミディバリアントプローブでありうる。
本発明をよりよく説明するために、以下の非限定的な実施例を示す。
実施例1 ドットブロット法による、プローブのハイブリダイゼーションの挙動 の分析
周知の方法によるドットブロット分析は、市販品として容易に入手可能なニト
ロセルロース、ナイロンまたは他の誘導化膜のようなフィルター上に、核酸また
は1群の核酸を固定化することを含んでいる。DNAまたはRNAのいずれかを
そのように固定化し、続いて種々の条件下(緊縮度:ストリンジェンシー)で、
興味ある核酸配列もしくはプローブとのハイブリダイゼーションを調べることが
できる。緊縮条件下では、標的配列に対する相補性が大きい核酸配列を有するプ
ローブは、配列の相補性が小さいプローブに比べて、高レベルのハイブリダイゼ
ーションを生じるであろう。
本発明のプローブをドットブロットで調べる。100ナノグラムのRNAをフ
ェノール抽出およびトリフルオロ酢酸セシウム勾配上での遠心分離で精製し、変
性させ、そしてナイロン膜上にスポットする。オリゴヌクレオチドの5’末端に
、確立されているポリヌクレオチドキナーゼ反応によって32P−リン成分を付加
して、プローブを放射性標識する。プローブのハイブリダイゼーションは、10
mlの6×SSPE,0.3%SDS,および107CPMのプローブを用いて
、60℃の温度で一夜行う。ハイブリダイズしなかったプローブは0.5×SS
Cおよび0.1%SDSで60℃,20分間洗浄して除去する。次にこのフィル
ターで−70℃でX線フィルムを露光し、3時間オートラジオグラフィーの露光
をした後、ハイブリダイゼーションのシグナルの強さを調べる。
結果の概要を次に示す。
ドッドブロットアッセイのデータを下記表2に示す。この表中で、++++は最も
強いシグナルの観察を示し;+++は強いシグナルの観察を示し;++は若干弱いシ
グナルが観察されたが、確かにハイブリダイゼーション陽性であることを示し;
+は弱いシグナルを示し;+-は非常に弱く、実質的に存在しない、ようやく検知
できるシグナルを示し;-はシグナルが観察されないことを示す。プローブが少
なくとも一つの標的に強く結合する(++++または+++)が、第二の標的に対して
は弱いハイブリダイゼーション(+または+-)しか示さないときは、当該プロー
ブは、実質的に++++または+++の結果を与える標的にのみハイブリダイズすると
みなされる。
ハイブリダイゼーション = 10ML 6×SSPE,0.3% SDS, 10-7CPMプローブ,60℃一夜
洗浄 = 0.5×SSC,0.1% SDS, 60℃,20MIN
露光 = X線フィルム, -70℃, 3時間
実施例2 二重プローブハイブリダイゼーション
サンドイッチアッセイにおいては次のプローブ対を用いる:
Legionella属 16S rRNA:プローブ2701+プローブ1660(プローブ1660は現在ま
でに調べられた全ての細菌種に結合する。このプローブはPCT WO90/15157
に記載されており、その内容は参照により本明細書に援用される)
プローブ2695+プローブ2696
L.pneumophila 16S rRNA:プローブ2704+プローブ2697
プローブ2705+プローブ2690
L.micdadei 23S rRNA:プローブ2958+プローブ2968
プローブ2956+プローブ2958
Legionella属 23S rRNA:プローブ2926+プローブ2931
L.micdadei 16S rRNA:プローブ2699+プローブ2695
各場合に、標的微生物は検出され、非標的DNAは検出されなかった。
実施例3 レジュネラ病(Legionellosis)の臨床診断
レジュネラ病の疑いのある患者のサンプルを処理してDNAを得る。本発明の
プローブを逆向き相補性の本発明の第二プローブと一緒に用いて、ポリメラーゼ
連鎖反応で、レジュネラのrRNAをコードするL.pneumophilaまたはL.micadei
の遺伝子セグメントを酵素的に増幅する。得られた材料を続いてサンドイッチア
ッセイでアッセイする。本明細書に記載したプローブ/プライマーを用いてポリ
メラーゼ連鎖反応自体を非常に特異的にしてもよく、または同時出願中のUSSN35
9,158(その内容は参照により本明細書に援用される)に記載されているような
プローブを用いて反応をより一般化し、そしてサンドイッチアッセイを用いて
増幅産物をL.pneumophilaとして同定してもよい。
実施例4 細胞染色によるin situハイブリダイゼーション
本発明のプローブを細胞学的染色試薬として使用できる。痰などのサンプルを
顕微鏡スライドに載せる。固定および溶解(ライシス)の後、プローブのハイブ
リダイゼーションをその場で行う。例えば、プローブ2705(L.pneumophilaの全
セロタイプにハイブリダイズする)を蛍光標識で標識して、試料の染色に用いる
。試料中にL.pneumophilaが存在すると、蛍光顕微鏡の視野に蛍光を発する小体
が観察される。
実施例5 培養後のLegionella種の存在の確認
例えば緩衝化チャコール酵母エキス寒天プレート上または強化培養液中でLegi
onellaを標準的培養工程に付した後、Legionellaの存在を試験する。一つの方法
は実施例2に記載したサンドイッチアッセイを用いることによる。純粋な培養物
は必要ない。
【配列表】
配列番号:1
配列の長さ:31塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
卜ポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:2
配列の長さ:30塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
卜ポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:3
配列の長さ:31塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
卜ポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:4
配列の長さ:36塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:5
配列の長さ:36塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:6
配列の長さ:31塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:7
配列の長さ:31塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
卜ポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:8
配列の長さ:34塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:9
配列の長さ:31塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:10
配列の長さ:30塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:11
配列の長さ:32塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:12
配列の長さ:32塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:13
配列の長さ:37塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:14
配列の長さ:31塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:15
配列の長さ:33塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:16
配列の長さ:33塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:17
配列の長さ:30塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:18
配列の長さ:31塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:19
配列の長さ:30塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:20
配列の長さ:30塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:21
配列の長さ:31塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:22
配列の長さ:32塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:23
配列の長さ:31塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:24
配列の長さ:33塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:25
配列の長さ:32塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:26
配列の長さ:34塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
配列番号:27
配列の長さ:30塩基
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直線状
ハイポセティカル配列:NO
アンチセンス:NO
配列
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.本質的に、少なくとも1つの標的Legionella細菌の23Sもしく は16S rRNAもしくはrDNAに優先的にハイブリダイズする10から2 50ヌクレオチドからなる核酸であって、該標的Legionella細菌が: a) L.pneumophila細菌; b) L.micdadei細菌; c) Legionellaクラスター; d) L.pneumophilaクラスター; からなる群より選択される核酸、および任意に、検出または増強部分を含むプロ ーブ。 2.23S rRNAに優先的にハイブリダイズする請求項1記載のプローブ。 3.16S rRNAに優先的にハイブリダイズする請求項1記載のプローブ。 4.プローブ2701、2703、2704、2705、2697、2690、 2698、2695、2693、2708、2699、2924、2926、2 930、2932、2956、2958、2963、2968、2928、29 57、2927、2929、2954、2955および2959により定義され る配列の群より選択されるいずれか10個の連続したヌクレオチドを含む配列に 相補的であるかまたは少なくとも90%のホモロジーを有するプローブ。 5.本質的に、少なくとも1つの標的Legionella細菌の23Sもしく は16S rRNAもしくはrDNAに優先的にハイブリダイズする10から2 50ヌクレオチドからなる核酸であって、該標的Legionella細菌が: a) L.pneumophila細菌; b) L.micdadei細菌; c) Legionellaクラスター; d) L.pneumophilaクラスター; からなる群より選択される核酸。 6.プローブ2701、2703、2704、2705、2697、2690、 2698、2695、2696、2693、2708、2699、2924、2 926、2930、 2932、2956、2958、2963、2968、2 928、2957、2927、2929、2954、2955および2959に より定義される配列の群より選択されるいずれか10個の連続したヌクレオチド を含む配列に相補的であるかまたは少なくとも90%のホモロジーを有する核酸 。 7.L.pneumophilaを含むと疑われる試料中のL.pneumop hilaの存在を検出する方法であって、 a) 試料を、核酸がハイブリダイズしうる条件下でL.pneumophil aのrRNAまたはrDNAと優先的にハイブリダイズする10から250ヌク レオチドを有する少なくとも1つの核酸組成物と接触させ; b) 試料にハイブリダイゼーション条件を付与してL.pneumophil aの存在下でハイブリダイゼーション生成物を形成させ;そして c) L.pneumophilaの存在の指標としてハイブリダイゼーション 生成物を検出する; ことを含む方法。 8.核酸組成物が、プローブ2704、2705、2708、2690、295 7、2929および2954により定義される配列からなる群より選択されるい ずれか10個の連続したヌクレオチドを含む配列に相補的であるかまたは少なく とも90%のホモロジーを有する、請求項7記載の方法。 9.接触工程が第1の核酸および第2の核酸を含み、それぞれの核酸は異なる配 列を有し、かつ、プローブ2704、2705、2708、2690、2957 、2929および2954により定義される配列からなる群より選択されるいず れか10個の連続したヌクレオチドに相補的であるかまたは少なくとも90%の ホモロジーを有する、請求項7記載の方法。 10.第1の核酸および第2の核酸が、プローブセット:2704および269 7、および2705および2690からなる群より選択される、請求項9記載の 方法。 11.L.micdadeiを含むと疑われる試料中のL.micdadeiの 存在を検出する方法であって、 a) 試料を、核酸がハイブリダイズしうる条件下でL.micdadeiのr RNAまたはrDNAと優先的にハイブリダイズする10から250ヌクレオチ ドを有する少なくとも1つの核酸組成物と接触させ; b) 試料にハイブリダイゼーション条件を付与してL.micdadeiの存 在下でハイブリダイゼーション生成物を形成させ;そして c) L.micdadeiの存在の指標としてハイブリダイゼーション生成物 を検出する; ことを含む方法。 12.核酸組成物が、プローブ2699、2932、2956、2958、29 63、2968および2703により定義される配列からなる群より選択される いずれか10個の連続したヌクレオチドを含む配列に相補的であるかまたは少な くとも90%のホモロジーを有する、請求項11記載の方法。 13.接触工程が第1の核酸および第2の核酸を含み、それぞれの核酸は異なる 配列を有し、かつ、2699、2932、2956、2958、2963、29 68および2703からなる群より選択されるいずれか10個の連続したヌクレ オチドに相補的であるかまたは少なくとも90%のホモロジーを有する、請求項 11記載の方法。 14.第1の核酸および第2の核酸が、プローブセット:2958および296 8、および2956および2958からなる群より選択される、請求項13記載 の方法。 15.Legionellaを含むと疑われる試料中のLegionella種 の存在を検出する方法であって、 a) 試料を、核酸がハイブリダイズしうる条件下でLegionellaのr RNAまたはrDNAと優先的にハイブリダイズする10から250ヌクレオチ ドを有する少なくとも1つの核酸組成物と接触させ; b) 試料にハイブリダイゼーション条件を付与してLegionellaの存 在下でハイブリダイゼーション生成物を形成させ;そして c) Legionellaの存在の指標としてハイブリダイゼーション生成物 を検出する; ことを含む方法。 16.核酸組成物が、プローブ2697、2698、2693、2928、29 27、2955、2924および2959により定義される配列の群より選択さ れるいずれか10個の連続したヌクレオチドを含む配列に相補的であるかまたは 少なくとも90%のホモロジーを有する、請求項15記載の方法。 13.接触工程が第1の核酸および第2の核酸を含み、それぞれの核酸は異なる 配列を有し、かつ、2697、2698、2693、2928、2927、29 55、2924および2959からなる群より選択されるいずれか10個の連続 したヌクレオチドに相補的であるかまたは少なくとも90%のホモロジーを有す る、請求項15記載の方法。 18.第1の核酸および第2の核酸が、プローブセット:2926および293 1、および2695および2696からなる群より選択される、請求項17記載 の方法。 19.Legionellaを含むと疑われる試料中のLegionella属 の構成員子の存在を検出する方法であって、 a) 試料を、プローブ2926、2930、2701、2696および269 5からなる群より選択されるいずれか10個の連続したヌクレオチドに相補的で あるかまたは少なくとも90%のホモロジーを有する少なくとも1つの核酸組成 物と接触させ; b) 試料にハイブリダイゼーション条件を付与してLegionellaの存 在下でハイブリダイゼーション生成物を形成させ;そして c) Legionellaの存在の指標としてハイブリダイゼーション生成物 を検出する; ことを含む方法。 20.1または2以上のLegionellaの存在を検出するためのキットで あって、プローブ2701、2703、2704、2705、2679、269 0、2698、2695、2696、2693、2708、2699、2924 、2926、2930、2932、2956、2958、2963、2968、 2928、2957、2927、2929、2954、2955および2959 により定義される配列の群より選択されるいずれか10個の連続したヌクレオチ ド を含む配列に相補的であるかまたは少なくとも90%のホモロジーを有するプロ ーブを含むキット。
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