JPH0844169A - 一成分現像装置 - Google Patents
一成分現像装置Info
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- JPH0844169A JPH0844169A JP6182065A JP18206594A JPH0844169A JP H0844169 A JPH0844169 A JP H0844169A JP 6182065 A JP6182065 A JP 6182065A JP 18206594 A JP18206594 A JP 18206594A JP H0844169 A JPH0844169 A JP H0844169A
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- developing
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- developer
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/08—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
- G03G15/0806—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
- G03G15/0815—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller characterised by the developer handling means after the developing zone and before the supply, e.g. developer recovering roller
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一成分現像装置において、現像剤担持体に保
持され、現像に供されたあとの余剰トナーを、安全に除
電して該担持体から離れ易くし、それによって現像剤担
持体へのトナー異常付着等の問題の発生を抑制し、良好
な画像を得られるようにする。 【構成】 一成分現像装置において、現像剤担持体2の
表面に当接するトナー除電部材9を設けるとともにこの
部材9に非現像時においてのみトナー除電バイアスを印
加するか、又は現像時においてもトナー除電バイアスを
印加し、現像時の除電バイアスについては、現像バイア
スに対する電位差が現像剤担持体2及びトナー除電部材
9間にリークが発生しないものにする。
持され、現像に供されたあとの余剰トナーを、安全に除
電して該担持体から離れ易くし、それによって現像剤担
持体へのトナー異常付着等の問題の発生を抑制し、良好
な画像を得られるようにする。 【構成】 一成分現像装置において、現像剤担持体2の
表面に当接するトナー除電部材9を設けるとともにこの
部材9に非現像時においてのみトナー除電バイアスを印
加するか、又は現像時においてもトナー除電バイアスを
印加し、現像時の除電バイアスについては、現像バイア
スに対する電位差が現像剤担持体2及びトナー除電部材
9間にリークが発生しないものにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
画像形成装置において静電潜像担持体上に形成される静
電潜像を現像して可視像化する現像装置に関する。特
に、表面が移動する現像剤担持体に供給されるトナーを
該表面に当接するトナー規制部材と該表面との間に通過
させることで該表面に帯電トナー薄層として保持させて
現像領域へ搬送し、該現像剤担持体への現像バイアス印
加のもとに静電潜像の現像に供し、現像後消費されずに
残った余剰のトナーを前記現像剤担持体に保持させたま
まトナー供給側へ戻す一成分現像装置に関する。
画像形成装置において静電潜像担持体上に形成される静
電潜像を現像して可視像化する現像装置に関する。特
に、表面が移動する現像剤担持体に供給されるトナーを
該表面に当接するトナー規制部材と該表面との間に通過
させることで該表面に帯電トナー薄層として保持させて
現像領域へ搬送し、該現像剤担持体への現像バイアス印
加のもとに静電潜像の現像に供し、現像後消費されずに
残った余剰のトナーを前記現像剤担持体に保持させたま
まトナー供給側へ戻す一成分現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる一成分現像装置の1例の概略を図
示すると、図11のとおりである。すなわち、図11の
現像装置は、図示しない駆動手段にて図中CCW方向に
回転駆動される駆動ローラ91を含み、この駆動ローラ
に該ローラの外径より若干大きい内径の可撓性の現像ス
リーブ92を外嵌してある。該スリーブはその両端部が
背後から押圧ガイド93にて駆動ローラ91に圧接され
る一方、該圧接にて反対側にできたたるみ部分920が
静電潜像担持体(本例では感光体ドラム)PCに柔軟に
接触している。また、現像スリーブ92には押圧ガイド
93と同じ側からトナー規制ブレード94が当接してい
る。
示すると、図11のとおりである。すなわち、図11の
現像装置は、図示しない駆動手段にて図中CCW方向に
回転駆動される駆動ローラ91を含み、この駆動ローラ
に該ローラの外径より若干大きい内径の可撓性の現像ス
リーブ92を外嵌してある。該スリーブはその両端部が
背後から押圧ガイド93にて駆動ローラ91に圧接され
る一方、該圧接にて反対側にできたたるみ部分920が
静電潜像担持体(本例では感光体ドラム)PCに柔軟に
接触している。また、現像スリーブ92には押圧ガイド
93と同じ側からトナー規制ブレード94が当接してい
る。
【0003】現像スリーブ92の背後にはバッファ室9
5が、さらにその背後にトナー供給室96があり、バッ
ファ室95にはトナー供給回転部材97(CCW方向回
転)が、トナー供給室96にはトナー攪拌・供給回転部
材98(時計方向CW回転)がそれぞれ配置してある。
さらに、現像スリーブ92の下面には、バッファ室95
から外部へトナーが漏れることを防止するための下シー
ル部材99が当接している。
5が、さらにその背後にトナー供給室96があり、バッ
ファ室95にはトナー供給回転部材97(CCW方向回
転)が、トナー供給室96にはトナー攪拌・供給回転部
材98(時計方向CW回転)がそれぞれ配置してある。
さらに、現像スリーブ92の下面には、バッファ室95
から外部へトナーが漏れることを防止するための下シー
ル部材99が当接している。
【0004】この現像装置によると、回転部材98の回
転にてトナー供給室96からバッファ室95へ送り込ま
れたトナーTは、トナー供給回転部材97の回転にて順
次、現像剤供給領域において、現像スリーブ92表面へ
供給される。一方、スリーブ92は、駆動ローラ91の
駆動回転に摩擦力にて従動回転しており、これに供給さ
れたトナーTはトナー規制ブレード94と現像スリーブ
92との間を通過することでブレード94の圧力下に摩
擦帯電し、且つ、所定厚さの薄層となり、スリーブ表面
に保持され、感光体ドラムPCに臨む現像領域へ搬送さ
れ、ここで現像バイアス電源921による現像バイアス
VB 印加のもとに静電潜像の現像に供される。
転にてトナー供給室96からバッファ室95へ送り込ま
れたトナーTは、トナー供給回転部材97の回転にて順
次、現像剤供給領域において、現像スリーブ92表面へ
供給される。一方、スリーブ92は、駆動ローラ91の
駆動回転に摩擦力にて従動回転しており、これに供給さ
れたトナーTはトナー規制ブレード94と現像スリーブ
92との間を通過することでブレード94の圧力下に摩
擦帯電し、且つ、所定厚さの薄層となり、スリーブ表面
に保持され、感光体ドラムPCに臨む現像領域へ搬送さ
れ、ここで現像バイアス電源921による現像バイアス
VB 印加のもとに静電潜像の現像に供される。
【0005】現像後の余剰トナーTは、スリーブ92の
回転に伴って、途中、シール部材99と現像スリーブ9
2との間を通り、バッファ室95へ戻される。バッファ
室95へ戻ったトナーはスリーブ92から離れるが、一
部の高荷電トナーはそのままスリーブ92表面に残存す
る。この残存したトナーはスリーブ92との間にマイク
ロ電界を形成し、この電界が、また、次に供給されるト
ナーをスリーブ表面に引き付けることになる。
回転に伴って、途中、シール部材99と現像スリーブ9
2との間を通り、バッファ室95へ戻される。バッファ
室95へ戻ったトナーはスリーブ92から離れるが、一
部の高荷電トナーはそのままスリーブ92表面に残存す
る。この残存したトナーはスリーブ92との間にマイク
ロ電界を形成し、この電界が、また、次に供給されるト
ナーをスリーブ表面に引き付けることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば低湿環
境下においてトナーの流動性が通常より向上するような
場合、トナーの荷電性も向上するため、現像スリーブ9
2から離れずに該スリーブ上に蓄積する高荷電トナーが
増加する傾向がある。そのため、現像スリーブ92へ引
き付けられるトナー量が増加し、規制ブレード94にて
もスリーブ92へのトナー付着量を規制し切れなくな
り、感光体ドラムPC側へ異常なトナー量が搬送されて
非画像部もトナーにより現像される(いわゆるトナー異
常付着)等の不都合が発生する。
境下においてトナーの流動性が通常より向上するような
場合、トナーの荷電性も向上するため、現像スリーブ9
2から離れずに該スリーブ上に蓄積する高荷電トナーが
増加する傾向がある。そのため、現像スリーブ92へ引
き付けられるトナー量が増加し、規制ブレード94にて
もスリーブ92へのトナー付着量を規制し切れなくな
り、感光体ドラムPC側へ異常なトナー量が搬送されて
非画像部もトナーにより現像される(いわゆるトナー異
常付着)等の不都合が発生する。
【0007】また、現像スリーブ92上に蓄積するトナ
ーは何度も規制ブレード94によりストレスを受けるた
め、スリーブ上になすり付けられ、固着し、いわゆるト
ナーのフィルミング化が生じ、延いては画質の劣化を招
く。また、前記ストレスのためトナーが劣化(トナーの
小粒径化、流動化剤シリカの脱落等)し易く、黒ベタ追
随性等が悪化する。
ーは何度も規制ブレード94によりストレスを受けるた
め、スリーブ上になすり付けられ、固着し、いわゆるト
ナーのフィルミング化が生じ、延いては画質の劣化を招
く。また、前記ストレスのためトナーが劣化(トナーの
小粒径化、流動化剤シリカの脱落等)し易く、黒ベタ追
随性等が悪化する。
【0008】さらに、スリーブ92上に蓄積するトナー
が増加すると、新たにスリーブ92へ供給されるトナー
は、本来の規制ブレード94による帯電だけでなく、ト
ナー同士の摩擦によっても帯電するため、正規の帯電極
性とは逆極性の帯電トナーが増加し、延いては画質の劣
化につながることになる。このような問題を解決する手
段として、例えば図11に2点鎖線で示すように、トナ
ー漏れ防止用の前記下シール部材99にトナー除電部材
を兼ねさせ、或いは別個にトナー除電部材を設け、該ト
ナー除電部材に例えば除電バイアス電源991から直流
の除電バイアスVT を印加してトナーTから除電し、該
トナーを現像スリーブ92から離れ易くすることが考え
られる。
が増加すると、新たにスリーブ92へ供給されるトナー
は、本来の規制ブレード94による帯電だけでなく、ト
ナー同士の摩擦によっても帯電するため、正規の帯電極
性とは逆極性の帯電トナーが増加し、延いては画質の劣
化につながることになる。このような問題を解決する手
段として、例えば図11に2点鎖線で示すように、トナ
ー漏れ防止用の前記下シール部材99にトナー除電部材
を兼ねさせ、或いは別個にトナー除電部材を設け、該ト
ナー除電部材に例えば除電バイアス電源991から直流
の除電バイアスVT を印加してトナーTから除電し、該
トナーを現像スリーブ92から離れ易くすることが考え
られる。
【0009】図11の現像装置において、例えばトナー
Tとして負帯電性のものを採用し、現像バイアスVB =
−300(V)、トナー除電バイアスVT =−200
(V)として現像を行うと、現像に供されずに除電部材
99に到来した余剰トナーTは負に帯電しているので、
前記VB とVT の電位差により電界的に除電部材99に
引きつけられ、該部材との摩擦により電荷を放出して除
電される。除電されたトナーTは現像スリーブ92との
鏡像力が無く、スリーブ92から離れ易くなる。
Tとして負帯電性のものを採用し、現像バイアスVB =
−300(V)、トナー除電バイアスVT =−200
(V)として現像を行うと、現像に供されずに除電部材
99に到来した余剰トナーTは負に帯電しているので、
前記VB とVT の電位差により電界的に除電部材99に
引きつけられ、該部材との摩擦により電荷を放出して除
電される。除電されたトナーTは現像スリーブ92との
鏡像力が無く、スリーブ92から離れ易くなる。
【0010】そしてこの場合、前記トナー除電バイアス
VT の印加ダイミングとして、普通には、図12のタミ
イングチャート及び図13のフローチャートに示すよう
に、静電潜像担持体等を駆動するメインモータオンとと
もに現像バイアス及び除電バイアスの双方を印加し(図
13中のステップS1〜S3参照)、メインモータオフ
とともにこれら双方のバイアスをオフすることが考えら
れる(図3のステップS9参照)。なお、図13のフロ
ーチャートにおいてステップS4は、現像後の静電潜像
担持体上トナー像を転写するための転写紙を供給する給
紙ステップを示し、このステップで画像形成装置中の給
紙部から給紙が開始されて所定位置の紙センサPS1が
該転写紙の到来を検出すると(ステップS5)、予め帯
電装置により帯電させられた静電潜像担持体表面に光学
系から画像露光されるとともに現像され(ステップS
6)、紙センサPS1がオフになると露光が禁止され
(ステップS7、S8)、その後、トナー像の転写転へ
の転写終了、その後のトナー像定着等の処理が終了する
とメインモータがオフされる(ステップS9)。また、
これとともに現像バイアス、除電バイアスもオフされ
る。
VT の印加ダイミングとして、普通には、図12のタミ
イングチャート及び図13のフローチャートに示すよう
に、静電潜像担持体等を駆動するメインモータオンとと
もに現像バイアス及び除電バイアスの双方を印加し(図
13中のステップS1〜S3参照)、メインモータオフ
とともにこれら双方のバイアスをオフすることが考えら
れる(図3のステップS9参照)。なお、図13のフロ
ーチャートにおいてステップS4は、現像後の静電潜像
担持体上トナー像を転写するための転写紙を供給する給
紙ステップを示し、このステップで画像形成装置中の給
紙部から給紙が開始されて所定位置の紙センサPS1が
該転写紙の到来を検出すると(ステップS5)、予め帯
電装置により帯電させられた静電潜像担持体表面に光学
系から画像露光されるとともに現像され(ステップS
6)、紙センサPS1がオフになると露光が禁止され
(ステップS7、S8)、その後、トナー像の転写転へ
の転写終了、その後のトナー像定着等の処理が終了する
とメインモータがオフされる(ステップS9)。また、
これとともに現像バイアス、除電バイアスもオフされ
る。
【0011】しかしながら、静電潜像担持体に画像露光
して静電潜像を形成し、この潜像を現像装置により現像
する現像時においてかかるトナー除電バイアスを印加す
ると、その現像によりトナーが消費されてしまった現像
スリーブ92表面部分がトナー除電部材99に到来した
ときにもトナー除電バイアスを印加することになり、そ
のため抵抗のあまり大きくない現像スリーブ92と除電
部材99とが電位差をもって直接又は僅かしか残ってい
ないトナーを介して接触するから両者間に電流が流れる
リーク(放電)現象が発生する。そのためトナー除電部
材99が、その材質によっては溶融してしまうというよ
うなトナー除電部材の損傷等が発生する。その結果、ト
ナー除電部材によるトナー除電効果は無くなり、現像ス
リーブ92表面へのトナー異常付着等の問題が発生する
ようになる。
して静電潜像を形成し、この潜像を現像装置により現像
する現像時においてかかるトナー除電バイアスを印加す
ると、その現像によりトナーが消費されてしまった現像
スリーブ92表面部分がトナー除電部材99に到来した
ときにもトナー除電バイアスを印加することになり、そ
のため抵抗のあまり大きくない現像スリーブ92と除電
部材99とが電位差をもって直接又は僅かしか残ってい
ないトナーを介して接触するから両者間に電流が流れる
リーク(放電)現象が発生する。そのためトナー除電部
材99が、その材質によっては溶融してしまうというよ
うなトナー除電部材の損傷等が発生する。その結果、ト
ナー除電部材によるトナー除電効果は無くなり、現像ス
リーブ92表面へのトナー異常付着等の問題が発生する
ようになる。
【0012】そこで本発明は、表面が移動する現像剤担
持体に現像剤供給領域で現像トナーを供給し、供給した
トナーを前記現像剤担持体表面に当接するトナー規制部
材と前記現像剤担持体表面との間に通過させることで該
表面に帯電トナー薄層として保持させ静電潜像現像領域
へ搬送し、前記現像剤担持体への現像バイアス印加のも
とに静電潜像の現像に供し、余剰のトナーを前記現像剤
担持体表面に保持させたまま再び現像剤供給側へ戻す一
成分現像装置であって、現像剤担持体に保持され、現像
に供されたあとの余剰トナーを、安全に除電して該担持
体から離れ易くし、それによって現像剤担持体へのトナ
ー異常付着等の問題の発生を抑制し、良好な画像を得ら
れるものを提供することを課題とする。
持体に現像剤供給領域で現像トナーを供給し、供給した
トナーを前記現像剤担持体表面に当接するトナー規制部
材と前記現像剤担持体表面との間に通過させることで該
表面に帯電トナー薄層として保持させ静電潜像現像領域
へ搬送し、前記現像剤担持体への現像バイアス印加のも
とに静電潜像の現像に供し、余剰のトナーを前記現像剤
担持体表面に保持させたまま再び現像剤供給側へ戻す一
成分現像装置であって、現像剤担持体に保持され、現像
に供されたあとの余剰トナーを、安全に除電して該担持
体から離れ易くし、それによって現像剤担持体へのトナ
ー異常付着等の問題の発生を抑制し、良好な画像を得ら
れるものを提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、かかる現像装置において次の特徴を有するも
のを提供する。一つは、前記現像剤担持体の表面移動方
向において前記現像領域の下流側から前記トナー規制部
材に至る領域に位置して該現像剤担持体表面に当接する
トナー除電部材を設けるとともに該トナー除電部材にト
ナー除電バイアスを印加する手段を設け、該トナー除電
部材へのトナー除電バイアス印加を非現像時にのみ行わ
せるように該トナー除電バイアス印加手段を制御する手
段を設けたものである。
するため、かかる現像装置において次の特徴を有するも
のを提供する。一つは、前記現像剤担持体の表面移動方
向において前記現像領域の下流側から前記トナー規制部
材に至る領域に位置して該現像剤担持体表面に当接する
トナー除電部材を設けるとともに該トナー除電部材にト
ナー除電バイアスを印加する手段を設け、該トナー除電
部材へのトナー除電バイアス印加を非現像時にのみ行わ
せるように該トナー除電バイアス印加手段を制御する手
段を設けたものである。
【0014】この現像装置において、非現像時に印加す
るトナー除電バイアスは現像バイアスとの電位差がトナ
ー除電を効果的に行える範囲のものとなるように設定す
ればよく、それは場合によっては接地電位でもよい。ま
た、現像時にはトナー除電部材を電気的にフロート状態
としたり、トナー除電部材に現像バイアスをそのまま印
加することが考えられる。
るトナー除電バイアスは現像バイアスとの電位差がトナ
ー除電を効果的に行える範囲のものとなるように設定す
ればよく、それは場合によっては接地電位でもよい。ま
た、現像時にはトナー除電部材を電気的にフロート状態
としたり、トナー除電部材に現像バイアスをそのまま印
加することが考えられる。
【0015】もう一つは、前記現像剤担持体の表面移動
方向において前記現像領域の下流側から前記トナー規制
部材に至る領域に位置して該現像剤担持体表面に当接す
るトナー除電部材を設けるとともに該トナー除電部材に
トナー除電バイアスを印加する手段を設け、該トナー除
電部材へのトナー除電バイアス印加を非現像時及び現像
時の双方において行わせるように該トナー除電バイアス
印加手段を制御する手段を設け、現像時におけるトナー
除電バイアスについては、前記現像バイアスとトナー除
電バイアスとの電位差が前記現像剤担持体及びトナー除
電部材間にリークを発生させない範囲のものに設定して
ある現像装置である。
方向において前記現像領域の下流側から前記トナー規制
部材に至る領域に位置して該現像剤担持体表面に当接す
るトナー除電部材を設けるとともに該トナー除電部材に
トナー除電バイアスを印加する手段を設け、該トナー除
電部材へのトナー除電バイアス印加を非現像時及び現像
時の双方において行わせるように該トナー除電バイアス
印加手段を制御する手段を設け、現像時におけるトナー
除電バイアスについては、前記現像バイアスとトナー除
電バイアスとの電位差が前記現像剤担持体及びトナー除
電部材間にリークを発生させない範囲のものに設定して
ある現像装置である。
【0016】この後者現像装置においては、非現像時に
印加するトナー除電バイアスは、現像時のものより現像
バイアスとの電位差がより大きくなるものに設定して除
電効果を上げるようにしてもよい。それは場合によって
は接地電位にすることも考えられる。ここでトナー除電
効果と、トナー除電バイアスの現像バイアスに対する電
位(電位差)との関係を例示すると、図10のようにな
る。トナー消費時(現像時)においてリークが発生し始
める電位差は、他の条件にもよるが、一般的に150
(V)程度である。従って、現像時に印加するトナー除
電バイアスは現像バイアスに対し電位差150(V)以
下になるものを採用することが望ましい。
印加するトナー除電バイアスは、現像時のものより現像
バイアスとの電位差がより大きくなるものに設定して除
電効果を上げるようにしてもよい。それは場合によって
は接地電位にすることも考えられる。ここでトナー除電
効果と、トナー除電バイアスの現像バイアスに対する電
位(電位差)との関係を例示すると、図10のようにな
る。トナー消費時(現像時)においてリークが発生し始
める電位差は、他の条件にもよるが、一般的に150
(V)程度である。従って、現像時に印加するトナー除
電バイアスは現像バイアスに対し電位差150(V)以
下になるものを採用することが望ましい。
【0017】本発明に係るいずれの現像装置において
も、非現像時にトナー除電部材にトナー除電バイアスを
印加するとき、該トナー除電バイアスを印加するタイミ
ングはすべての非現像時である必要はなく、例えば複数
の画像を連続的に形成するとき、隣合う画像間の短い非
現像時間については、、トナー除電バイアスの印加を行
わないで済ませることもできる。勿論かかる像間におい
ても除電バイアスを印加してもよい。
も、非現像時にトナー除電部材にトナー除電バイアスを
印加するとき、該トナー除電バイアスを印加するタイミ
ングはすべての非現像時である必要はなく、例えば複数
の画像を連続的に形成するとき、隣合う画像間の短い非
現像時間については、、トナー除電バイアスの印加を行
わないで済ませることもできる。勿論かかる像間におい
ても除電バイアスを印加してもよい。
【0018】また、現像時においてトナー除電バイアス
を印加するときでも、該バイアス印加のタイミングはす
べての現像時である必要はなく、例えば現像動作2回に
ついて1回ずつ印加する等のことも考えられる。また、
前記いずれの本発明現像装置の場合でも、トナー除電部
材は、図11に示すような下シール部材99を兼ねてい
てもよいし、それとは別個に設けられてもよい。
を印加するときでも、該バイアス印加のタイミングはす
べての現像時である必要はなく、例えば現像動作2回に
ついて1回ずつ印加する等のことも考えられる。また、
前記いずれの本発明現像装置の場合でも、トナー除電部
材は、図11に示すような下シール部材99を兼ねてい
てもよいし、それとは別個に設けられてもよい。
【0019】またトナー除電部材は、少なくとも、前記
現像剤担持体に当接する表面をトナーよりも帯電系列
上、該トナーの正規の帯電極性と同極性側にかたよった
材料で形成して、トナーとトナー除電部材との摩擦によ
るトナー除電が円滑に行われるようにしてもよい。かか
る材料については、必要に応じ、導電性材料を分散させ
てもよい。
現像剤担持体に当接する表面をトナーよりも帯電系列
上、該トナーの正規の帯電極性と同極性側にかたよった
材料で形成して、トナーとトナー除電部材との摩擦によ
るトナー除電が円滑に行われるようにしてもよい。かか
る材料については、必要に応じ、導電性材料を分散させ
てもよい。
【0020】また、トナーとトナー除電部材との摩擦に
よるトナー除電が円滑に行われるように、トナー除電部
材の前記現像剤担持体に当接する表面の粗さ(RZ )
を、2μm<RZ <20μm程度の範囲のものとしても
よい。表面粗さが小さすぎると、トナーが除電部材を滑
り易く、転がり難くなるので、摩擦による除電効果を得
難くなり、表面粗さが大きすぎると、現像剤担持体上に
スジ状ノイズが現れすぎるようになる。
よるトナー除電が円滑に行われるように、トナー除電部
材の前記現像剤担持体に当接する表面の粗さ(RZ )
を、2μm<RZ <20μm程度の範囲のものとしても
よい。表面粗さが小さすぎると、トナーが除電部材を滑
り易く、転がり難くなるので、摩擦による除電効果を得
難くなり、表面粗さが大きすぎると、現像剤担持体上に
スジ状ノイズが現れすぎるようになる。
【0021】
【作用】本発明に係る現像装置によると、現像剤担持体
表面に保持されて現像領域において静電潜像の現像に供
されたトナーのうち消費残りのトナーは、現像領域下流
側で該担持体に接触しているトナー除電部材と該担持体
表面との間を通ってトナー供給側へ戻る。
表面に保持されて現像領域において静電潜像の現像に供
されたトナーのうち消費残りのトナーは、現像領域下流
側で該担持体に接触しているトナー除電部材と該担持体
表面との間を通ってトナー供給側へ戻る。
【0022】そして、非現像時においてのみトナー除電
部材にトナー除電バイアスを印加するものでは、非現像
時においてトナー除電部材にトナー除電バイアスが印加
され、その除電バイアス印加時にトナー除電部材を通過
する現像スリーブ上のトナーは、トナー除電バイアスと
現像バイアスとの電位差の作用で電界的に該部材へ引き
つけられ、該部材との摩擦により電荷を放出して除電さ
れる。かくして除電されたトナーは現像剤担持体との鏡
像力を失い、再びトナー規制部材にさしかかるとき現像
剤担持体表面からトナー供給側へ離れる。このように非
現像時におけるトナー除電操作だけでも、十分に現像剤
担持体上へのトナー異常付着等の不都合を避けることが
できる。
部材にトナー除電バイアスを印加するものでは、非現像
時においてトナー除電部材にトナー除電バイアスが印加
され、その除電バイアス印加時にトナー除電部材を通過
する現像スリーブ上のトナーは、トナー除電バイアスと
現像バイアスとの電位差の作用で電界的に該部材へ引き
つけられ、該部材との摩擦により電荷を放出して除電さ
れる。かくして除電されたトナーは現像剤担持体との鏡
像力を失い、再びトナー規制部材にさしかかるとき現像
剤担持体表面からトナー供給側へ離れる。このように非
現像時におけるトナー除電操作だけでも、十分に現像剤
担持体上へのトナー異常付着等の不都合を避けることが
できる。
【0023】そして、現像によりトナーが消費された現
像スリーブ表面部分がトナー除電部材に到来して該部分
が除電部材と直接又は僅かしか残っていないトナーを介
して接触することがあっても、現像時にはトナー除電バ
イアスの印加は行われないから、両者間に放電電流が流
れてトナー除電部材等が損傷する恐れはない。よって長
期にわたり、安全に所定のトナー除電を行うことができ
る。
像スリーブ表面部分がトナー除電部材に到来して該部分
が除電部材と直接又は僅かしか残っていないトナーを介
して接触することがあっても、現像時にはトナー除電バ
イアスの印加は行われないから、両者間に放電電流が流
れてトナー除電部材等が損傷する恐れはない。よって長
期にわたり、安全に所定のトナー除電を行うことができ
る。
【0024】また、非現像時及び現像時のいずれにおい
てもトナー除電部材にトナー除電バイアスを印加するも
のでは、現像時におけるトナー除電バイアスは、現像バ
イアスとトナー除電バイアスとの電位差が現像剤担持体
及びトナー除電部材間にリークが発生しない範囲のもの
となるように設定してあるから、現像時においてもリー
ク発生の恐れなくトナー除電を行える。
てもトナー除電部材にトナー除電バイアスを印加するも
のでは、現像時におけるトナー除電バイアスは、現像バ
イアスとトナー除電バイアスとの電位差が現像剤担持体
及びトナー除電部材間にリークが発生しない範囲のもの
となるように設定してあるから、現像時においてもリー
ク発生の恐れなくトナー除電を行える。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例である一成分現像装置の
概略断面図であり、図2は該現像装置を組み込んだプリ
ンタの制御回路の概略を示すブロック図であり、図3は
該現像装置におけるトナー除電バイアス印加等のタイミ
ングを示すタイミングチャートであり、図4は図2の制
御回路中の制御部によるトナー除電バイアス印加等の制
御動作の概略を示すフローチャートである。
する。図1は本発明の一実施例である一成分現像装置の
概略断面図であり、図2は該現像装置を組み込んだプリ
ンタの制御回路の概略を示すブロック図であり、図3は
該現像装置におけるトナー除電バイアス印加等のタイミ
ングを示すタイミングチャートであり、図4は図2の制
御回路中の制御部によるトナー除電バイアス印加等の制
御動作の概略を示すフローチャートである。
【0026】この現像装置は、トナー除電バイアスを印
加する手段構成及びその作用の点を除けば、図11に示
す従来現像装置と実質上同構成作用のものである。図1
に示す現像装置において、1は駆動ローラ、2は該ロー
ラに外嵌した可撓性の現像スリーブ、3は該スリーブの
両端部を駆動ローラ1に押圧する一対の押圧ガイド、4
は現像スリーブ2に当接したトナー規制ブレード、5は
バッファ室、6はトナー供給室、7はバッファ室5に配
置したトナー供給回転部材、8はトナー供給室6に配置
したトナー攪拌・供給回転部材であり、Tは使用トナー
である。駆動ローラ1及びトナー供給回転部材7は図中
CCW方向に、トナー攪拌・供給回転部材8は図中CW
方向にそれぞれ図示しない駆動モータにより回転駆動さ
れる。現像スリーブ2において、押圧ガイド3の押圧に
より反対側にできたたるみ部分20はこの例ではプリン
タの感光体ドラムPC表面に柔軟に接触している。な
お、ここではトナーTはポリエステル系の負帯電性トナ
ーである。
加する手段構成及びその作用の点を除けば、図11に示
す従来現像装置と実質上同構成作用のものである。図1
に示す現像装置において、1は駆動ローラ、2は該ロー
ラに外嵌した可撓性の現像スリーブ、3は該スリーブの
両端部を駆動ローラ1に押圧する一対の押圧ガイド、4
は現像スリーブ2に当接したトナー規制ブレード、5は
バッファ室、6はトナー供給室、7はバッファ室5に配
置したトナー供給回転部材、8はトナー供給室6に配置
したトナー攪拌・供給回転部材であり、Tは使用トナー
である。駆動ローラ1及びトナー供給回転部材7は図中
CCW方向に、トナー攪拌・供給回転部材8は図中CW
方向にそれぞれ図示しない駆動モータにより回転駆動さ
れる。現像スリーブ2において、押圧ガイド3の押圧に
より反対側にできたたるみ部分20はこの例ではプリン
タの感光体ドラムPC表面に柔軟に接触している。な
お、ここではトナーTはポリエステル系の負帯電性トナ
ーである。
【0027】また、この現像装置において、9はバッフ
ァ室5からのトナー外部漏れを防止する下シール部材を
兼ねるトナー除電部材である。除電部材9は現像装置ケ
ーシングCに支持されている。除電部材9は、現像スリ
ーブ2の表面移動方向CCWを横切る方向にわたって、
トナー層を介して又は直接にスリーブ2表面に当接す
る。なお、除電部材9はシール部材と別個に設けてもよ
い。いずれにしても、除電部材9は、現像スリーブ2の
回転方向において現像領域より下流側からトナー規制ブ
レード4に至る領域に設置する。
ァ室5からのトナー外部漏れを防止する下シール部材を
兼ねるトナー除電部材である。除電部材9は現像装置ケ
ーシングCに支持されている。除電部材9は、現像スリ
ーブ2の表面移動方向CCWを横切る方向にわたって、
トナー層を介して又は直接にスリーブ2表面に当接す
る。なお、除電部材9はシール部材と別個に設けてもよ
い。いずれにしても、除電部材9は、現像スリーブ2の
回転方向において現像領域より下流側からトナー規制ブ
レード4に至る領域に設置する。
【0028】除電部材9は少なくとも現像スリーブ2に
接触する面がトナーTよりも帯電系列上、該トナーの正
規帯電極性と同極性側にかたよった材料で形成してあ
り、且つ、導電性の良い材料を分散させてある。ここで
はモルトプレーン等の弾性を有する柔軟な材料で形成さ
れた本体900の表面に四弗化エチレン樹脂テープ90
1を貼着したもので、該テープにはカーボン粉末を分散
させて導電性を付与してあり、該テープ表面は表面粗さ
RZ =5μm程度とされ、この粗面で現像スリーブ2に
接している。
接触する面がトナーTよりも帯電系列上、該トナーの正
規帯電極性と同極性側にかたよった材料で形成してあ
り、且つ、導電性の良い材料を分散させてある。ここで
はモルトプレーン等の弾性を有する柔軟な材料で形成さ
れた本体900の表面に四弗化エチレン樹脂テープ90
1を貼着したもので、該テープにはカーボン粉末を分散
させて導電性を付与してあり、該テープ表面は表面粗さ
RZ =5μm程度とされ、この粗面で現像スリーブ2に
接している。
【0029】この現像装置では、現像スリーブ2に現像
バイアス直流電源V1から現像バイアスVB を印加でき
るようにしてあるとともに、トナー除電バイアス直流電
源V2をイッチSW1を介して除電部材9のテープ90
1部分に接続してある。この例では電源V1から現像ス
リーブ2に印加される現像バイアスVB は−300
(V)であり、電源V2から除電部材9に印加されるト
ナー除電バイアスVT は−200(V)である。
バイアス直流電源V1から現像バイアスVB を印加でき
るようにしてあるとともに、トナー除電バイアス直流電
源V2をイッチSW1を介して除電部材9のテープ90
1部分に接続してある。この例では電源V1から現像ス
リーブ2に印加される現像バイアスVB は−300
(V)であり、電源V2から除電部材9に印加されるト
ナー除電バイアスVT は−200(V)である。
【0030】かかる現像装置はプリンタに組み込まれ、
図2に示す制御回路により、感光体ドラムPC等ととも
に制御運転される。図2の回路において、P/Hはプリ
ンタのプリントヘッド部であり、このヘッド部における
レーザダイオードLDよるレーザ発光にて感光体ドラム
PC上に画像露光がなされる。勿論、画像露光に先立
ち、図示しない帯電装置によりドラムPC表面が帯電せ
しめられ、その帯電域に画像露光される。プリントヘッ
ド部P/Hや帯電装置は制御部CPUからの指示に基づ
いて、原稿画像に対応する静電潜像を感光体ドラムPC
上に形成すべく作動する。
図2に示す制御回路により、感光体ドラムPC等ととも
に制御運転される。図2の回路において、P/Hはプリ
ンタのプリントヘッド部であり、このヘッド部における
レーザダイオードLDよるレーザ発光にて感光体ドラム
PC上に画像露光がなされる。勿論、画像露光に先立
ち、図示しない帯電装置によりドラムPC表面が帯電せ
しめられ、その帯電域に画像露光される。プリントヘッ
ド部P/Hや帯電装置は制御部CPUからの指示に基づ
いて、原稿画像に対応する静電潜像を感光体ドラムPC
上に形成すべく作動する。
【0031】また、図2においてMは感光体ドラムPC
を駆動回転させる等のためのプリンタのメインモータで
あり、その駆動回路Maは制御部CPUからの指示に基
づいてモータMをオン、オフする。STは転写紙Sを供
給する給紙部であり、STaはその駆動回路である。給
紙駆動回路STaは制御部CPUからの指示に基づいて
給紙部STを運転する。
を駆動回転させる等のためのプリンタのメインモータで
あり、その駆動回路Maは制御部CPUからの指示に基
づいてモータMをオン、オフする。STは転写紙Sを供
給する給紙部であり、STaはその駆動回路である。給
紙駆動回路STaは制御部CPUからの指示に基づいて
給紙部STを運転する。
【0032】PS1は紙センサであり、給紙部STから
到来する転写紙Sの先端を検出するとともに、該転写紙
の通過を検出する。センサPS1の情報は制御部CPU
に入力される。VXは現像スリーブ2へ現像バイアスを
印加する前記の電源V1と、トナー除電部材9に除電バ
イアスを印加する前記の電源V2及びスイッチSW1を
含む高圧電源回路であり、これも制御部CPUの指示に
基づいて動作する。
到来する転写紙Sの先端を検出するとともに、該転写紙
の通過を検出する。センサPS1の情報は制御部CPU
に入力される。VXは現像スリーブ2へ現像バイアスを
印加する前記の電源V1と、トナー除電部材9に除電バ
イアスを印加する前記の電源V2及びスイッチSW1を
含む高圧電源回路であり、これも制御部CPUの指示に
基づいて動作する。
【0033】制御部CPUは、それには限定されてい
が、ここではマイクロコンピュータを中心に構成されて
いる。以上説明した制御回路を含むプリンタによると、
メインモータM、現像装置の現像スリーブ2への現像バ
イアスVB 印加、プリントヘッドP/Hによる画像露光
とそれに伴う現像装置の現像動作、現像装置の除電部材
9への除電バイアスV T の印加は図3のタイミングチャ
ートに示すように行われ、それは図4のフローチャート
に示す制御部CPUの動作に基づいて行われる。
が、ここではマイクロコンピュータを中心に構成されて
いる。以上説明した制御回路を含むプリンタによると、
メインモータM、現像装置の現像スリーブ2への現像バ
イアスVB 印加、プリントヘッドP/Hによる画像露光
とそれに伴う現像装置の現像動作、現像装置の除電部材
9への除電バイアスV T の印加は図3のタイミングチャ
ートに示すように行われ、それは図4のフローチャート
に示す制御部CPUの動作に基づいて行われる。
【0034】すなわち、プリントのために当初メインモ
ータMがオンされると同時に現像バイアスVB が現像ス
リーブ2に印加され、さらにスイッチSW1が閉じて除
電バイアスVT がトナー除電部材9に印加される(図4
のステップS1〜S3参照)。次いで、給紙部STにお
いて転写紙Sの供給が開始され、その先端が紙センサP
S1に検出されるとプリントヘッドP/Hによる画像露
光が許可され、画像露光が開始されるとともにスイッチ
SW1が開かれ、除電バイアスVT がオフされる(図4
のステップS4〜S7参照)。
ータMがオンされると同時に現像バイアスVB が現像ス
リーブ2に印加され、さらにスイッチSW1が閉じて除
電バイアスVT がトナー除電部材9に印加される(図4
のステップS1〜S3参照)。次いで、給紙部STにお
いて転写紙Sの供給が開始され、その先端が紙センサP
S1に検出されるとプリントヘッドP/Hによる画像露
光が許可され、画像露光が開始されるとともにスイッチ
SW1が開かれ、除電バイアスVT がオフされる(図4
のステップS4〜S7参照)。
【0035】そして画像形成が一回行われるときは一枚
の転写紙Sが、連続的に行われるときは複数枚の転写紙
Sが紙センサPS1を通過すると、再びスイッチSW1
が閉じ、除電部材9に除電バイアスVT が印加開始さ
れ、画像露光が禁止されるとともにタイマ−がセットさ
れ、タイマーカウントアップでメインモータMがオフさ
れる(図4のステップS8〜S13参照)。また、モー
タMのオフとともに現像バイアス及び除電バイアスもオ
フされる。
の転写紙Sが、連続的に行われるときは複数枚の転写紙
Sが紙センサPS1を通過すると、再びスイッチSW1
が閉じ、除電部材9に除電バイアスVT が印加開始さ
れ、画像露光が禁止されるとともにタイマ−がセットさ
れ、タイマーカウントアップでメインモータMがオフさ
れる(図4のステップS8〜S13参照)。また、モー
タMのオフとともに現像バイアス及び除電バイアスもオ
フされる。
【0036】従って現像装置においては、現像スリーブ
2表面に保持されて現像領域において感光体ドラムPC
上の静電潜像の現像に供されたトナーTのうち消費残り
のトナーTは、除電部材9と現像スリーブ2との間を通
ってバッファ室5へ戻るが、非現像時、より詳しくは一
つの画像を形成するときはその画像に関する現像動作の
前後、複数の画像を連続的に形成するときは、最初の画
像のための現像動作の前及び最後の画像のための現像動
作の後において前記のスイッチSW1が閉じられ、除電
部材9にトナー除電バイアスVT が印加され、その除電
バイアス印加時に除電部材9を通過する現像スリーブ2
上のトナーは、除電バイアスVT と現像バイアスVB と
の電位差の作用で電界的に該部材9へ引きつけられ、該
部材9との摩擦により電荷を放出して除電される。かく
して除電されたトナーは現像スリーブ2との鏡像力を失
い、再びトナー規制部材4にさしかかるとき現像スリー
ブ2表面からトナー供給側へ離れる。このような非現像
時におけるトナー除電操作だけでも十分に現像スリーブ
2上へのトナー異常付着等の不都合が回避される。
2表面に保持されて現像領域において感光体ドラムPC
上の静電潜像の現像に供されたトナーTのうち消費残り
のトナーTは、除電部材9と現像スリーブ2との間を通
ってバッファ室5へ戻るが、非現像時、より詳しくは一
つの画像を形成するときはその画像に関する現像動作の
前後、複数の画像を連続的に形成するときは、最初の画
像のための現像動作の前及び最後の画像のための現像動
作の後において前記のスイッチSW1が閉じられ、除電
部材9にトナー除電バイアスVT が印加され、その除電
バイアス印加時に除電部材9を通過する現像スリーブ2
上のトナーは、除電バイアスVT と現像バイアスVB と
の電位差の作用で電界的に該部材9へ引きつけられ、該
部材9との摩擦により電荷を放出して除電される。かく
して除電されたトナーは現像スリーブ2との鏡像力を失
い、再びトナー規制部材4にさしかかるとき現像スリー
ブ2表面からトナー供給側へ離れる。このような非現像
時におけるトナー除電操作だけでも十分に現像スリーブ
2上へのトナー異常付着等の不都合が回避される。
【0037】そして、トナー消費時(画像露光、現像
時)には、前記スイッチSW1は開かれて除電部材9は
フロート状態とされ、これへの除電バイアスVT の印加
は行われず、従って除電部材9の電位は現像スリーブ2
の表面電位、或いはより厳密にはスリーブ表面に僅かに
残っているのが普通であるトナー層の表面電位と同電位
となり、現像によりトナーが消費された現像スリーブ2
表面部分がトナー除電部材9に到来して該部分が除電部
材9と直接又は僅かしか残っていないトナーを介して接
触することがあっても、スリーブ2と除電部材9との間
に放電電流が流れて除電部材9等が損傷する恐れはな
い。よって長期にわたり、安全確実に所定のトナー除電
を行うことができる。
時)には、前記スイッチSW1は開かれて除電部材9は
フロート状態とされ、これへの除電バイアスVT の印加
は行われず、従って除電部材9の電位は現像スリーブ2
の表面電位、或いはより厳密にはスリーブ表面に僅かに
残っているのが普通であるトナー層の表面電位と同電位
となり、現像によりトナーが消費された現像スリーブ2
表面部分がトナー除電部材9に到来して該部分が除電部
材9と直接又は僅かしか残っていないトナーを介して接
触することがあっても、スリーブ2と除電部材9との間
に放電電流が流れて除電部材9等が損傷する恐れはな
い。よって長期にわたり、安全確実に所定のトナー除電
を行うことができる。
【0038】なお、除電部材9におけるトナーTと接触
する前記のテープ901表面は表面粗さRZ =5μm程
度と粗くしてあるので、一般的な四弗化エチレン樹脂テ
ープ表面粗さRZ =2μm程度を採用したならば、その
平滑性、離型性の良さによりトナーが滑って転がりにく
く、従って摩擦による除電効果を得にくいことがあると
ころ、かかる摩擦による除電効果が大きくなっている。
テープ901表面粗さはRZ =5μmより大きくてもよ
いが、あまり粗すぎると現像スリーブ2上にスジ状ノイ
ズが発生するので、RZ <20μm程度がよい。
する前記のテープ901表面は表面粗さRZ =5μm程
度と粗くしてあるので、一般的な四弗化エチレン樹脂テ
ープ表面粗さRZ =2μm程度を採用したならば、その
平滑性、離型性の良さによりトナーが滑って転がりにく
く、従って摩擦による除電効果を得にくいことがあると
ころ、かかる摩擦による除電効果が大きくなっている。
テープ901表面粗さはRZ =5μmより大きくてもよ
いが、あまり粗すぎると現像スリーブ2上にスジ状ノイ
ズが発生するので、RZ <20μm程度がよい。
【0039】以上説明したプリンタ及びその現像装置で
は、複数の画像を連続的に形成する際、各画像に対応す
る現像時の間の非現像時には除電部材9への除電バイア
スV T の印加は行われないが、そのような像間の非現像
時にも除電バイアスVT を印加してもよい。図5はその
ように構成するときのメインモータMのオンオフ、現像
バイアスV B の印加、画像露光とそれに伴う現像装置の
現像動作、除電バイアスVT の印加のタイミングを示す
タイミングチャートであり、図6はそのように構成する
ときの制御部CPUの動作を示すフローチャートであ
る。
は、複数の画像を連続的に形成する際、各画像に対応す
る現像時の間の非現像時には除電部材9への除電バイア
スV T の印加は行われないが、そのような像間の非現像
時にも除電バイアスVT を印加してもよい。図5はその
ように構成するときのメインモータMのオンオフ、現像
バイアスV B の印加、画像露光とそれに伴う現像装置の
現像動作、除電バイアスVT の印加のタイミングを示す
タイミングチャートであり、図6はそのように構成する
ときの制御部CPUの動作を示すフローチャートであ
る。
【0040】これによると、プリントのために当初メイ
ンモータMがオンされると同時に現像バイアスVB が現
像スリーブ2に印加され、さらにスイッチSW1が閉じ
て除電バイアスVT がトナー除電部材9に印加される
(図6のステップS1〜S3参照)。そして給紙部ST
から供給される転写紙Sが紙センサPS1に検出される
とタイマーがセットされ、タイマーカウントアップで画
像露光許可がおり、画像露光が開始されるとともにスイ
ッチSW1が開かれ、除電バイアスVT がオフされる
(図6のステップS4〜S8参照)。
ンモータMがオンされると同時に現像バイアスVB が現
像スリーブ2に印加され、さらにスイッチSW1が閉じ
て除電バイアスVT がトナー除電部材9に印加される
(図6のステップS1〜S3参照)。そして給紙部ST
から供給される転写紙Sが紙センサPS1に検出される
とタイマーがセットされ、タイマーカウントアップで画
像露光許可がおり、画像露光が開始されるとともにスイ
ッチSW1が開かれ、除電バイアスVT がオフされる
(図6のステップS4〜S8参照)。
【0041】そして一つの画像形成が終了するまで除電
バイアスVT はオフされ、該画像形成が終了すると画像
露光が禁止され、再びスイッチSW1が閉じられ、除電
部材9に除電バイアスVT が印加開始される(図6のス
テップS9〜S101参照)。 そのあと引き続き次の
画像形成を行うか否かが判断され、YESであるとステ
ップS4へ戻ってタイマーがセットされるが、NOであ
るとメインモータMがオフされる(図6のステップS1
1、S12)。また、モータMのオフとともに現像バイ
アス及び除電バイアスもオフされる。
バイアスVT はオフされ、該画像形成が終了すると画像
露光が禁止され、再びスイッチSW1が閉じられ、除電
部材9に除電バイアスVT が印加開始される(図6のス
テップS9〜S101参照)。 そのあと引き続き次の
画像形成を行うか否かが判断され、YESであるとステ
ップS4へ戻ってタイマーがセットされるが、NOであ
るとメインモータMがオフされる(図6のステップS1
1、S12)。また、モータMのオフとともに現像バイ
アス及び除電バイアスもオフされる。
【0042】従ってトナー消費時(画像露光、現像時)
において除電部材9の電位は現像スリーブ2の表面電
位、或いはより厳密にはスリーブ表面に僅かに残ってい
るのが普通であるトナー槽の表面電位と同電位になり、
トナー消費時の現像スリーブ2と除電部材9間のリーク
の発生は回避され、除電部材9等は安全である。また、
非現像時には像間でも除電バイアスVT を印加すること
で、現像スリーブ2へのトナー異常付着を一層確実に防
ぐことができる。
において除電部材9の電位は現像スリーブ2の表面電
位、或いはより厳密にはスリーブ表面に僅かに残ってい
るのが普通であるトナー槽の表面電位と同電位になり、
トナー消費時の現像スリーブ2と除電部材9間のリーク
の発生は回避され、除電部材9等は安全である。また、
非現像時には像間でも除電バイアスVT を印加すること
で、現像スリーブ2へのトナー異常付着を一層確実に防
ぐことができる。
【0043】次に本発明の他の実施例を図7、図8及び
図9を参照して説明する。これら各図に示す現像装置は
基本的構成は図1の現像装置と同様であり、図1の現像
装置と同じ部品については同じ参照符号を付してある。
また、これら各図の現像装置についても前記実施例と同
様にプリンタに組み込まれ、図3又は図5のタイミング
チャートに示すと同様の各部動作タイミングで、そして
図4又は図6に示すと同様に動作する制御部CPUの指
示に基づき運転される。
図9を参照して説明する。これら各図に示す現像装置は
基本的構成は図1の現像装置と同様であり、図1の現像
装置と同じ部品については同じ参照符号を付してある。
また、これら各図の現像装置についても前記実施例と同
様にプリンタに組み込まれ、図3又は図5のタイミング
チャートに示すと同様の各部動作タイミングで、そして
図4又は図6に示すと同様に動作する制御部CPUの指
示に基づき運転される。
【0044】図7の現像装置では、現像バイアス直流電
源V1及び除電バイアス直流電源V2の双方がスイッチ
SW2を介して除電部材9に接続可能とされており、そ
のスイッチング操作を前記現像装置におけるスイッチS
W1のスイッチングのタイミングと同様に行うことで、
非現像時には除電部材9に除電バイアスVT を印加して
トナー除電を行い、現像時には除電部材9に現像バイア
スVB を印加して現像スリーブ2と除電部材9を同電位
にし、これによってリークを防止する。
源V1及び除電バイアス直流電源V2の双方がスイッチ
SW2を介して除電部材9に接続可能とされており、そ
のスイッチング操作を前記現像装置におけるスイッチS
W1のスイッチングのタイミングと同様に行うことで、
非現像時には除電部材9に除電バイアスVT を印加して
トナー除電を行い、現像時には除電部材9に現像バイア
スVB を印加して現像スリーブ2と除電部材9を同電位
にし、これによってリークを防止する。
【0045】図8の現像装置では、現像スリーブ2に直
流電源V3から現像バイアスVB を印加するようにし、
除電部材9にはスイッチSW3を介して直流電源V4又
はV5を接続できるようにしてあり、そのスイッチング
操作を前記現像装置におけるスイッチSW1のスイッチ
ングのタイミングと同様に行うことで、非現像時には除
電部材9に電源V5から除電バイアスVT5を印可してト
ナー除電を行い、現像時には除電部材9に電源V4から
除電バイアスVT4を印可してトナー除電を行い、且つ、
現像スリーブ2と除電部材9間にリークが発生しないよ
うにする。
流電源V3から現像バイアスVB を印加するようにし、
除電部材9にはスイッチSW3を介して直流電源V4又
はV5を接続できるようにしてあり、そのスイッチング
操作を前記現像装置におけるスイッチSW1のスイッチ
ングのタイミングと同様に行うことで、非現像時には除
電部材9に電源V5から除電バイアスVT5を印可してト
ナー除電を行い、現像時には除電部材9に電源V4から
除電バイアスVT4を印可してトナー除電を行い、且つ、
現像スリーブ2と除電部材9間にリークが発生しないよ
うにする。
【0046】ここで現像時に印加する除電バイアスVT4
は現像時においても除電効果を得るために現像バイアス
VB に対し電位差を有するものとするが、そのときの電
位差はスリーブ2及び除電部材9間にリークが発生しな
いものとする。ここでは該電位差がリーク発生の恐れの
ない150(V)以下になるように電源V4を選択して
いる。また、非現像時に印加する除電バイアスVT5は、
できるだけ大きい除電効果を得るために、現像バイアス
VB との電位差が少なくとも前記現像時の除電バイアス
VT4によるもの以上なるように、電源V5を選択してい
る。このように構成することで、非現像時においてトナ
ー除電効果を得るとともに、現像時においてもリークを
防止しつつ若干のトナー除電効果を得ている。
は現像時においても除電効果を得るために現像バイアス
VB に対し電位差を有するものとするが、そのときの電
位差はスリーブ2及び除電部材9間にリークが発生しな
いものとする。ここでは該電位差がリーク発生の恐れの
ない150(V)以下になるように電源V4を選択して
いる。また、非現像時に印加する除電バイアスVT5は、
できるだけ大きい除電効果を得るために、現像バイアス
VB との電位差が少なくとも前記現像時の除電バイアス
VT4によるもの以上なるように、電源V5を選択してい
る。このように構成することで、非現像時においてトナ
ー除電効果を得るとともに、現像時においてもリークを
防止しつつ若干のトナー除電効果を得ている。
【0047】図9の現像装置では、現像スリーブ2及び
除電部材9に対し共通の直流電源V6(−550
(V))が採用され、該電源V6から保護抵抗R1を介
してトナー規制部材4に−550(V)弱の電圧が印加
され、現像スリーブ2にはツェナダイオードD1を介し
電圧降下させて−300(V)が印加される。除電部材
9にはスイッチSW4の操作により、現像時には電源V
6からツェナダイオードD1、D2により電圧降下させ
て−200(V)が印加され、これによってリークの恐
れなくトナー除電が行われ、非現像時にはさらにツェナ
ダイオードD3で電圧降下させて−100(V)が印加
され(図中R2は保護抵抗)、これによってトナー除電
が一層効果的に行われる。なお、非現像時においてはツ
ェナダイオードD3の採用に代えて除電部材9を接地す
ることも考えられる。
除電部材9に対し共通の直流電源V6(−550
(V))が採用され、該電源V6から保護抵抗R1を介
してトナー規制部材4に−550(V)弱の電圧が印加
され、現像スリーブ2にはツェナダイオードD1を介し
電圧降下させて−300(V)が印加される。除電部材
9にはスイッチSW4の操作により、現像時には電源V
6からツェナダイオードD1、D2により電圧降下させ
て−200(V)が印加され、これによってリークの恐
れなくトナー除電が行われ、非現像時にはさらにツェナ
ダイオードD3で電圧降下させて−100(V)が印加
され(図中R2は保護抵抗)、これによってトナー除電
が一層効果的に行われる。なお、非現像時においてはツ
ェナダイオードD3の採用に代えて除電部材9を接地す
ることも考えられる。
【0048】以上説明した各実施例現像装置においてバ
イアス電位の切り換えを行うスイッチSW1、SW2、
SW3、SW4はリレースイッチであるが、この他トラ
ンジスタスイッチ等の種々のスイッチを採用できること
は勿論である。以上説明したいずれの現像装置において
も、トナー除電部材9において、該部材と現像スリーブ
2とのリークを防止しつつ安全に戻りトナーの除電を行
うことができ、戻りトナーがバッファ室5に戻ったとき
には現像スーブ2表面から容易に離れるので、現像領域
へのトナー搬送量やそのトナーの帯電を適切なものに維
持し、現像スリーブ2上のトナーの蓄積、トナーの劣
化、トナーのフィルミング化といった不都合を抑制し、
カブリや飛び散り等のない良好な画像が得られる。
イアス電位の切り換えを行うスイッチSW1、SW2、
SW3、SW4はリレースイッチであるが、この他トラ
ンジスタスイッチ等の種々のスイッチを採用できること
は勿論である。以上説明したいずれの現像装置において
も、トナー除電部材9において、該部材と現像スリーブ
2とのリークを防止しつつ安全に戻りトナーの除電を行
うことができ、戻りトナーがバッファ室5に戻ったとき
には現像スーブ2表面から容易に離れるので、現像領域
へのトナー搬送量やそのトナーの帯電を適切なものに維
持し、現像スリーブ2上のトナーの蓄積、トナーの劣
化、トナーのフィルミング化といった不都合を抑制し、
カブリや飛び散り等のない良好な画像が得られる。
【0049】なお、以上説明した実施例現像装置では現
像剤担持体として可撓性のある現像スリーブを採用して
いるが、本発明は可撓性のない通常の現像スリーブを採
用する装置にも適用できる。また、使用トナーが負帯電
性のものであるが、正帯電正のトナーを採用するときも
本発明を適用できる。
像剤担持体として可撓性のある現像スリーブを採用して
いるが、本発明は可撓性のない通常の現像スリーブを採
用する装置にも適用できる。また、使用トナーが負帯電
性のものであるが、正帯電正のトナーを採用するときも
本発明を適用できる。
【0050】
【発明の効果】本発明によると、表面が移動する現像剤
担持体に現像剤供給領域で現像トナーを供給し、供給し
たトナーを前記現像剤担持体表面に当接するトナー規制
部材と前記現像剤担持体表面との間に通過させることで
該表面に帯電トナー薄層として保持させ静電潜像現像領
域へ搬送し、前記現像剤担持体への現像バイアス印加の
もとに静電潜像の現像に供し、余剰のトナーを前記現像
剤担持体表面に保持させたまま再び現像剤供給側へ戻す
一成分現像装置であって、現像剤担持体に保持され、現
像に供されたあとの余剰トナーを、安全に除電して該担
持体から離れ易くし、それによって現像剤担持体へのト
ナー異常付着等の問題の発生を抑制し、良好な画像を得
られるものを提供することができる。
担持体に現像剤供給領域で現像トナーを供給し、供給し
たトナーを前記現像剤担持体表面に当接するトナー規制
部材と前記現像剤担持体表面との間に通過させることで
該表面に帯電トナー薄層として保持させ静電潜像現像領
域へ搬送し、前記現像剤担持体への現像バイアス印加の
もとに静電潜像の現像に供し、余剰のトナーを前記現像
剤担持体表面に保持させたまま再び現像剤供給側へ戻す
一成分現像装置であって、現像剤担持体に保持され、現
像に供されたあとの余剰トナーを、安全に除電して該担
持体から離れ易くし、それによって現像剤担持体へのト
ナー異常付着等の問題の発生を抑制し、良好な画像を得
られるものを提供することができる。
【0051】また、非現像時及び現像時のいずれにおい
てもトナー除電部材にトナー除電バイアスを印加するも
のでは、現像時におけるトナー除電バイアスは、現像バ
イアスとトナー除電バイアスとの電位差が現像剤担持体
及びトナー除電部材間にリークが発生しない範囲のもの
となるように設定してあるから、現像時においてもリー
ク発生の恐れなくトナー除電を行える。
てもトナー除電部材にトナー除電バイアスを印加するも
のでは、現像時におけるトナー除電バイアスは、現像バ
イアスとトナー除電バイアスとの電位差が現像剤担持体
及びトナー除電部材間にリークが発生しない範囲のもの
となるように設定してあるから、現像時においてもリー
ク発生の恐れなくトナー除電を行える。
【図1】本発明の1実施例の概略断面図である。
【図2】図1の現像装置を組み込んだプリンタの制御回
路の概略を示すブロック図である。
路の概略を示すブロック図である。
【図3】図1の現像装置における現像バイアス印加及び
トナー除電バイアス印加のタイミングを示すタイミング
チャートである。
トナー除電バイアス印加のタイミングを示すタイミング
チャートである。
【図4】図2に示す回路中の制御部の動作の概略を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図5】本発明の他の実施例現像装置における現像バイ
アス印加及びトナー除電バイアス印加のタイミングを示
すタイミングチャートである。
アス印加及びトナー除電バイアス印加のタイミングを示
すタイミングチャートである。
【図6】図5の動作タイミングを採用するときの図2に
示す回路中の制御部の動作の概略を示すフローチャート
である。
示す回路中の制御部の動作の概略を示すフローチャート
である。
【図7】本発明のさらに他の実施例の概略断面図であ
る。
る。
【図8】本発明のさらに他の実施例の概略断面図であ
る。
る。
【図9】本発明のさらに他の実施例の概略断面図であ
る。
る。
【図10】現像スリーブ(現像バイアス)及びトナー除
電部材(トナー除電バイアス)間の電位差と、除電効果
及びリーク発生との関係例を示す図である。
電部材(トナー除電バイアス)間の電位差と、除電効果
及びリーク発生との関係例を示す図である。
【図11】従来例の概略断面図である。
【図12】図11の従来現像装置における現像バイアス
印加及びトナー除電バイアス印加のタイミングを示すタ
イミングチャートである。
印加及びトナー除電バイアス印加のタイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図13】図12の動作タイミングを採用するときのプ
リンタ制御部の動作の概略を示すフローチャートであ
る。
リンタ制御部の動作の概略を示すフローチャートであ
る。
1 駆動ローラ 2 現像スリーブ 3 押圧ガイド 4 トナー規制ブレード 5 バッファ室 6 トナー供給室 7 トナー供給回転部材 8 トナー攪拌・供給回転部材 9 トナー除電部材 900 部材9の本体 901 導電性テープ V1、V2、V3、V4、V5、V6 電源 SW1、SW2、SW3、SW4 バイアス切り換えス
イッチ D1、D2、D3 ツェナダイオード R1、R2 保護抵抗 VB 現像バイアス VT 、VT4 、VT5 トナー除電バイアス T トナー PC 感光体ドラム
イッチ D1、D2、D3 ツェナダイオード R1、R2 保護抵抗 VB 現像バイアス VT 、VT4 、VT5 トナー除電バイアス T トナー PC 感光体ドラム
Claims (2)
- 【請求項1】 表面が移動する現像剤担持体に現像剤供
給領域で現像トナーを供給し、供給したトナーを前記現
像剤担持体表面に当接するトナー規制部材と前記現像剤
担持体表面との間に通過させることで該表面に帯電トナ
ー薄層として保持させ静電潜像現像領域へ搬送し、前記
現像剤担持体への現像バイアス印加のもとに静電潜像の
現像に供し、余剰のトナーを前記現像剤担持体表面に保
持させたまま再び現像剤供給側へ戻す一成分現像装置に
おいて、前記現像剤担持体の表面移動方向において前記
現像領域の下流側から前記トナー規制部材に至る領域に
位置して該現像剤担持体表面に当接するトナー除電部材
を設けるとともに該トナー除電部材にトナー除電バイア
スを印加する手段を設け、該トナー除電部材へのトナー
除電バイアス印加を非現像時にのみ行わせるように該ト
ナー除電バイアス印加手段を制御する手段を設けたこと
を特徴とする一成分現像装置。 - 【請求項2】 表面が移動する現像剤担持体に現像剤供
給領域で現像トナーを供給し、供給したトナーを前記現
像剤担持体表面に当接するトナー規制部材と前記現像剤
担持体表面との間に通過させることで該表面に帯電トナ
ー薄層として保持させ静電潜像現像領域へ搬送し、前記
現像剤担持体への現像バイアス印加のもとに静電潜像の
現像に供し、余剰のトナーを前記現像剤担持体表面に保
持させたまま再び現像剤供給側へ戻す一成分現像装置に
おいて、前記現像剤担持体の表面移動方向において前記
現像領域の下流側から前記トナー規制部材に至る領域に
位置して該現像剤担持体表面に当接するトナー除電部材
を設けるとともに該トナー除電部材にトナー除電バイア
スを印加する手段を設け、該トナー除電部材へのトナー
除電バイアス印加を非現像時及び現像時のいずれにおい
ても行わせるように該トナー除電バイアス印加手段を制
御する手段を設け、現像時におけるトナー除電バイアス
については、前記現像バイアスと該トナー除電バイアス
との電位差が前記現像剤担持体及びトナー除電部材間に
リークを発生させない範囲のものに設定してあることを
特徴とする一成分現像装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6182065A JPH0844169A (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 一成分現像装置 |
US08/510,309 US5592265A (en) | 1994-08-03 | 1995-08-02 | Image forming apparatus with residual toner removal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6182065A JPH0844169A (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 一成分現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0844169A true JPH0844169A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16111740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6182065A Withdrawn JPH0844169A (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 一成分現像装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5592265A (ja) |
JP (1) | JPH0844169A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006284728A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 現像装置および画像形成方法 |
US7383003B2 (en) | 2005-04-18 | 2008-06-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing apparatus for preventing ghost images and uneven image density |
JP2009175290A (ja) * | 2008-01-23 | 2009-08-06 | Seiko Epson Corp | 現像装置、画像形成装置および画像形成方法 |
JP2015114594A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | コニカミノルタ株式会社 | 湿式画像形成装置 |
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US5781827A (en) * | 1995-08-22 | 1998-07-14 | Minolta Co., Ltd. | Developing device having a bias-controlled toner discharging member |
US5752139A (en) * | 1995-11-27 | 1998-05-12 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Dual-component magnetic brush developing device |
US6070039A (en) * | 1997-11-18 | 2000-05-30 | Minolta Co., Ltd. | Method and apparatus for removing developer from a developer carrier |
JP3754820B2 (ja) * | 1998-04-08 | 2006-03-15 | キヤノン株式会社 | 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置 |
US6144820A (en) * | 1998-04-17 | 2000-11-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing apparatus with a sealing member having an insulating layer and a conductive portion |
JP4598091B2 (ja) * | 2008-02-05 | 2010-12-15 | 株式会社沖データ | 画像形成装置、現像装置及び画像形成装置における現像剤調整方法 |
JP5177649B2 (ja) * | 2008-05-21 | 2013-04-03 | 株式会社リコー | 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置 |
JP5636011B2 (ja) * | 2012-03-02 | 2014-12-03 | 株式会社沖データ | 画像形成ユニットおよび画像形成装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59116769A (ja) * | 1982-12-24 | 1984-07-05 | Ricoh Co Ltd | 現像装置 |
GB2163371B (en) * | 1984-08-07 | 1988-04-07 | Ricoh Kk | Developing electrostatic latent images |
JPH0456977A (ja) * | 1990-06-26 | 1992-02-24 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP3038934B2 (ja) * | 1991-02-01 | 2000-05-08 | ミノルタ株式会社 | 現像装置 |
US5506372A (en) * | 1993-11-30 | 1996-04-09 | Eastman Kodak Company | Development station having a particle removing device |
-
1994
- 1994-08-03 JP JP6182065A patent/JPH0844169A/ja not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-08-02 US US08/510,309 patent/US5592265A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006284728A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 現像装置および画像形成方法 |
US7383003B2 (en) | 2005-04-18 | 2008-06-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing apparatus for preventing ghost images and uneven image density |
JP2009175290A (ja) * | 2008-01-23 | 2009-08-06 | Seiko Epson Corp | 現像装置、画像形成装置および画像形成方法 |
JP4596012B2 (ja) * | 2008-01-23 | 2010-12-08 | セイコーエプソン株式会社 | 現像装置、画像形成装置および画像形成方法 |
JP2015114594A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | コニカミノルタ株式会社 | 湿式画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5592265A (en) | 1997-01-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |