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JPH08305283A - 現在位置表示方法及び装置 - Google Patents

現在位置表示方法及び装置

Info

Publication number
JPH08305283A
JPH08305283A JP10847695A JP10847695A JPH08305283A JP H08305283 A JPH08305283 A JP H08305283A JP 10847695 A JP10847695 A JP 10847695A JP 10847695 A JP10847695 A JP 10847695A JP H08305283 A JPH08305283 A JP H08305283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scale
map information
new
current position
target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10847695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Yano
健一郎 矢野
Morio Araki
盛雄 荒木
Mikihiko Takayanagi
幹彦 高柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP10847695A priority Critical patent/JPH08305283A/ja
Publication of JPH08305283A publication Critical patent/JPH08305283A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる縮尺の地図情報に対応する地域を移動
する場合に、最も好ましい縮尺を選択して表示する。 【構成】 所定の条件に基づいて、本来設定すべき地図
情報についての縮尺を目標縮尺として記憶する縮尺記憶
手段9と、新たな地域についての地図情報を前記記憶手
段から読出す際に、新たな地域に対応する地図情報につ
いてのすべての縮尺を新縮尺として取得する縮尺取得手
段5、12と、新縮尺のうち最も狭い範囲を表示する最
狭縮尺と現在まで表示していた表示縮尺とを比較し、最
狭縮尺の方が広い範囲を表示する場合には、最狭縮尺を
縮尺情報として出力し、最狭縮尺の方が狭い範囲を表示
する場合には、すでに記憶されている目標縮尺と新縮尺
とを各々比較し、目標縮尺に最も近い一の新縮尺を設定
すべき縮尺情報として出力する縮尺比較手段5と、地図
情報を表示する表示手段13と、を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるナビゲーショ
ンシステムに係り、特に現在位置の移動に伴い縮尺の異
なる地図を記憶媒体等から読出す際の読出技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、現在位置表示装置には、いわゆる
自立型のナビゲーションと、人工衛星を利用したGPS
(Global Positioning System )型ナビゲーションと、
が存在する。前者は、地磁気センサからの地磁気情報
と、角速度センサからの方位データと、走行距離センサ
からの走行距離データとに基づいて移動体の二次元的変
位を求める。そして、二次元的変位をそれまでの基準点
に積算し、新しい移動体の位置を測位する。後者は、3
個以上のGPS衛星からの電波をG・P・Sが受信し、
各GPS衛星と受信点との間の受信機の時刻オフセット
を含んだ疑似距離データ、および各GPS衛星の位置デ
ータに基づいて受信点の移動体位置を算出する。
【0003】いずれのナビゲーション装置においても、
郊外で使用するときの地図情報の縮尺は、市街地で使用
するときの縮尺より狭い範囲を表示する方が便宜であ
る。郊外では、信号機や渋滞が少ないので移動体の移動
速度が早く、また、ユーザが必要とする情報も少ないた
め、広範囲を表示する地図の方が使い易いからである。
【0004】このため、市街地等の人口密度の高い地域
のために狭い範囲を表示する地図情報を設ける一方、郊
外のためには広い範囲を表示する地図情報のみを設け、
総合的な記憶量を低くするのが一般的である。
【0005】このような地図情報についての縮尺が異な
る二つの地域を通過する際、新たな地域に移動体が入る
際にどのように縮尺を変更するかが問題となる。従来の
現在位置表示装置における縮尺の変更方法として、特公
平5−38245号公報に掲載された技術がある。これ
を図3に基づいて説明する。
【0006】市街地では、必要な情報量に応じて細かく
一枚の地図情報の範囲を設定する必要がある。このた
め、同一の地域について複数の縮尺の地図情報が多重化
されて記憶装置に保持される。図3では、最も広範囲を
表示する地図情報として縮尺が1/1000の地図情
報、さらに詳細な地図情報として1/500の地図情
報、最も詳細な地図情報として縮尺が1/250の地図
情報が記憶されている。例えば、A点を示すためには、
2 、P23、P231 の3種の縮尺で地図情報を示すこと
ができる。
【0007】一方、郊外では、幹線道路及びその周辺情
報のみが必要なため、記憶手段には、例えば、図3のよ
うに縮尺が1/1000の地図情報のみが記憶される。
いま、現在位置表示装置を搭載した移動体が市街地から
郊外に移動する場合、(例えば、縮尺1/1000の地
図情報におけるプレーンP2 からP1 に向かって移動す
る場合)、郊外における地図情報の縮尺は一種類しかな
いので、市街地で使用していた縮尺の如何に関わらず、
表示可能な地図情報により表示される。例えば、市街地
において狭い地域を表示する縮尺(1/250)で表示
されていた地図情報P231 は、郊外では広い地域を表示
する縮尺(1/1000)の地図情報P1 で表示され
る。
【0008】今度は、移動体が郊外から市街地へ移動す
る場合、市街地で表示可能な最も詳細な縮尺(例えば、
図3では1/250)が選択される。この選択方法は、
「地域毎に最も必要度の高い地図情報は一番詳細な縮尺
についての地図情報である」という前提に基づいてい
る。例えば、図3では、郊外においてP1 を使用した地
図情報が、市街地に移動するとP231 に切り替わる。
【0009】なお、以下の説明では、縮尺(1/X)の
分母Xの値がより小さい程、より「狭い範囲を表示す
る」と表現し、分母Xの値がより大きい程、より「広い
範囲を表示する」と表現する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように地図情報の縮尺を強制的に変更することは、必ず
しもユーザの要求には沿わないという問題があった。
【0011】通常、ユーザは自らの移動体の移動速度に
応じて、最も使いやすい縮尺を選択する。ユーザの移動
体の移動速度が早い場合は、一枚のプレーンで表示可能
な地域を極短い時間に移動体が通過してしまうために、
頻繁に地図情報の更新を行わなければならない。一方、
地図情報の縮尺が狭い範囲を表示する場合には、表示さ
れる情報量が少ないため、ユーザは希望する情報を得る
ことができない。
【0012】すなわち、市街地のように複数の縮尺につ
いての地図情報が用意されているとき、ユーザは自分に
とって最も使いやすい縮尺の地図情報を使用する。しか
し、従来の現在位置表示装置によれば、一旦郊外に移動
体が移動し、再び市街地に戻ってきた場合には、以前、
頻繁に利用していた最も使いやすい縮尺の地図情報は再
び読出されず、最も詳細な地図情報が一律に表示されて
しまう。
【0013】この解決策として、ユーザが頻繁に利用す
ると思われる縮尺を予め設定する方法が考えられる。し
かし、上記したように、最も便宜な縮尺は移動体の移動
速度に伴って変化するので、前回設定した縮尺が必ずし
も今回の表示に適する縮尺であるとは限らないのであ
る。
【0014】そこで、本願発明は、異なる縮尺の地図情
報に対応する地域を移動する場合に、最も好ましい縮尺
を選択して表示する現在位置表示方法及び装置を提供す
ることを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、現在位置を測定し、測定した現在位置情報に対応し
た、少なくとも1つ以上の縮尺についての地図情報が記
憶された記憶手段から、現在位置に対応する地図情報を
読出して表示する現在位置表示方法において、所定の条
件に基づいて、本来設定すべき地図情報についての縮尺
を目標縮尺として記憶し、現在位置が移動して新たな地
域についての地図情報を前記記憶手段から読出す際に、
新たな地域に対応する地図情報についてのすべての縮尺
を新縮尺として取得し、すでに記憶されている目標縮尺
と各新縮尺とをそれぞれ比較し、目標縮尺に最も近い一
の新縮尺をもって新たな地域に対応する地図情報を表示
する。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の現在位置表示方法において、目標縮尺は、過去におい
て表示していた時間が最も多い縮尺を目標縮尺として記
憶される。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の現在位置表示方法において、目標縮尺は、新たな縮尺
が設定されたとき、この設定された縮尺を目標縮尺とし
て記憶される。
【0018】請求項4に記載の発明は、現在位置を測定
し、測定した現在位置情報に対応した、少なくとも1つ
以上の縮尺についての地図情報が記憶された記憶手段か
ら、現在位置に対応する地図情報を読出して表示する現
在位置表示装置において、所定の条件に基づいて、本来
設定すべき地図情報についての縮尺を目標縮尺として記
憶する縮尺記憶手段と、現在位置が移動して新たな地域
についての地図情報を前記記憶手段から読出す際に、新
たな地域に対応する地図情報についてのすべての縮尺を
新縮尺として取得する縮尺取得手段と、新縮尺のうち最
も狭い範囲を表示する最狭縮尺と現在まで表示していた
地図情報についての表示縮尺とを比較し、最狭縮尺の方
が表示縮尺よりも広い範囲を表示する場合には、最狭縮
尺をもって設定すべき縮尺情報として出力し、最狭縮尺
の方が表示縮尺よりも狭い範囲を表示する場合には、す
でに記憶されている目標縮尺と各新縮尺とをそれぞれ比
較し、目標縮尺に最も近い一の新縮尺をもって設定すべ
き縮尺情報として出力する縮尺比較手段と、設定すべき
縮尺情報に基づいて新たな地域に対応する地図情報を表
示する表示手段と、を備えて構成される。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の現在位置表示装置において、縮尺記憶手段は、過去に
おいて表示していた時間が最も多い縮尺を目標縮尺とす
る。請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の現在位
置表示装置において、縮尺記憶手段は、新たな縮尺が設
定されたとき、この設定された縮尺を目標縮尺とする。
【0020】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、所定の条件に
基づいて、本来設定すべき地図情報についての縮尺を目
標縮尺とする。そして、現在位置が移動して新たな地域
についての地図情報を前記記憶手段から読出す際に、以
下の処理を行う。
【0021】まず、新たな地域に対応する地図情報につ
いてのすべての縮尺を新縮尺として取得する。次いで、
すでに記憶されている目標縮尺と各新縮尺とをそれぞれ
比較する。そして、目標縮尺に最も近い一の新縮尺をも
って新たな地域に対応する地図情報を表示する。
【0022】なお、記憶されている目標縮尺は、所定の
条件に基づいて、本来設定すべき縮尺として記憶され
る。例えば、過去において表示していた時間が最も多い
縮尺、ユーザ等が任意に縮尺を設定したときの縮尺等が
目標縮尺とされる。
【0023】したがって、選択可能な縮尺のうち、この
目標縮尺に対して同一又は比較的近い縮尺が常に選択さ
れる。請求項2又は請求項5に記載の発明によれば、過
去において表示していた時間が最も多い縮尺が目標縮尺
として用いられるので、ユーザが通常使用する縮尺が設
定される。
【0024】請求項3又は請求項6に記載の発明によれ
ば、新たな縮尺が設定されたとき、この設定された縮尺
が目標縮尺として用いられるので、直前の市街地等にお
けるユーザの使用状態に対応して地図情報の縮尺が設定
される。
【0025】請求項4に記載の発明によれば、縮尺記憶
手段(不揮発性のRAM等)は、所定の条件に基づい
て、本来設定すべき地図情報についての縮尺を目標縮尺
として記憶する。
【0026】縮尺取得手段(マイクロコンピュータ等)
は、現在位置が移動して新たな地域についての地図情報
を前記記憶手段から読出す際に、新たな地域に対応する
地図情報についてのすべての縮尺を新縮尺として取得す
る。
【0027】縮尺比較手段(マイクロコンピュータ等)
は、新縮尺のうち最も狭い範囲を表示する最狭縮尺と現
在まで表示していた地図情報についての表示縮尺とを比
較し、最狭縮尺の方が表示縮尺よりも広い範囲を表示す
る場合には、最狭縮尺をもって設定すべき縮尺情報とし
て出力し、最狭縮尺の方が表示縮尺よりも狭い範囲を表
示する場合には、すでに記憶されている目標縮尺と各新
縮尺とをそれぞれ比較し、目標縮尺に最も近い一の新縮
尺をもって設定すべき縮尺情報として出力する。
【0028】表示手段(描画コントローラ、CRT、液
晶表示装置等)は、設定すべき縮尺情報に基づいて新た
な地域に対応する地図情報を表示する。
【0029】
【実施例】本発明の好適な実施例によるナビゲーション
装置を、図面を参照して説明する。 (I)構成の説明 図1に、本発明を車載用ナビゲーションシステムに適用
した構成例を示す。
【0030】図1に示す車載用ナビゲーションシステム
100は、CD−ROM(CompactDisk-Read Only Memo
ry )に蓄積された多量の地図情報を用いて、広範囲の
現在位置検出を行う。
【0031】地磁気センサ1は移動体の進行方向の方位
データを出力する。角速度センサ2は、移動体の回転時
の角速度を検出し角速度データを出力する。走行距離セ
ンサ3は、シャフトの回転数を検出し積分することによ
り走行距離データを出力する。G・P・S4は、GPS
衛星からの電波を受信してGPS測位データを出力す
る。システムコントローラ5は、方位データ、角速度デ
ータ、走行距離データおよびGPS測位データに基づい
て、ナビゲーションシステム全体の制御を行う。
【0032】入力装置11は、例えば、ユーザが新たな
縮尺により地図表示を行いたい場合に、この新たな縮尺
値を指示するための操作部となる。CD−ROMドライ
ブ12は、システムコントローラ5の制御下でCD−R
OMディスクDKから各種データを読出し出力する。表
示ユニット13は、システムコントローラ5の制御下で
各種表示データを表示する。音響再生ユニット18は、
システムコントローラ5の制御下で各種音声データを再
生し出力する。
【0033】さらに、システムコントローラ5は、外部
とのインターフェース動作を行うインターフェース部6
と、システムコントローラ5全体を制御するCPU7
と、システムコントローラを制御する制御プログラムが
格納されたROM(Read OnlyMemory)8と、図示しな
い不揮発性メモリ部を有し、各種データを書き込み可能
に格納するRAM(Random Access Memory)9と、を備
え、入力装置11、CD−ROMドライブ12、表示ユ
ニット13および音響再生ユニット18とは、バスライ
ン10を介して接続される。
【0034】表示ユニット13は、バスライン10を介
して送られるCPU7からの制御データに基づいて表示
ユニット全体の制御を行うグラフックコントローラ14
と、VRAM(Video RAM )等のメモリからなり即時表
示可能な画像情報を一時的に記憶するバッファメモリ1
5と、グラフックコントローラ14から出力される画像
データに基づいて液晶表示装置、CRT(Cathode Ray
Tube)等のディスプレイ17を表示制御する表示制御部
16と、を備える。
【0035】音響再生ユニット18は、CD−ROMド
ライブ12若しくはRAM9からバスライン10を介し
て送られる音声デジタルデータのデジタル/アナログ変
換を行うD/Aコンバータ19と、D/Aコンバータ1
9から出力される音響アナログ信号を増幅する増幅器2
0と、増幅された音響アナログ信号を音響振動に変換し
て出力するスピーカ21と、を備える。
【0036】上記の構成のうち、地磁気センサ1と角速
度センサ2と走行距離センサ3とGPSレシーバ4とは
測位手段を構成する。CPU7は、請求項の縮尺取得手
段及び縮尺比較手段に相当する。CD−ROMディスク
DKおよびCD−ROMドライブ12は請求項の縮尺記
録手段に相当し、表示ユニット13は画像表示手段に相
当する。 (II)動作の説明 次に、実施例の動作を説明する。
【0037】本実施例の動作の前提として、本ナビゲー
ション装置は通常の地図情報を用いての表示を行ってい
るものとする。すなわち、移動体(例えば、自動車)の
移動に伴って、表示されている地図画像の周辺部に移動
体の現在位置表示が達するとき、進行方向に相当する地
域に対応する新たな地図情報が順次CD−ROMドライ
ブ12から読出される。
【0038】システムコントローラ5は、地図情報と共
にCD−ROMに記録されている縮尺情報を読出す。縮
尺情報は、例えば、新たな地域に関する地図情報につい
て、どのような縮尺の地図情報が提供可能かを示すもの
である。システムコントローラ5は、この縮尺情報が複
数ある場合には、その中から1つの縮尺を選択し、選択
した縮尺に関する地図情報をCD−ROM12から読出
す。そして、読出した地図情報は表示ユニットに転送さ
れ、選択した縮尺で表示される。
【0039】さて、図2に示すフローチャートに基づく
処理は、この新たな地図情報を読出す度に、あるいは、
定期的に実行される処理である。ステップS1におい
て、各センサから得られた現在位置に対応する地図情報
が検索される。最初に、縮尺に関する地図情報が読出さ
れる。
【0040】読出された縮尺のうち、最も狭い範囲を表
示する縮尺(最狭縮尺)SO が取得される(ステップS
2)。例えば、読出された縮尺が1/250、1/50
0、1/1000の3種であるとき、1/250が取得
される。
【0041】一方、現在表示中の地図情報に関する縮尺
(表示縮尺)S1 をメモリ等から取得する(ステップS
3)。ステップS4にて、最狭縮尺SO と表示縮尺S1
とが比較される。表示縮尺S 1 の方が最狭縮尺SO より
狭い範囲を表示する場合(YES)、地図情報は現在よ
りも広い範囲を表示する。移動体が市街地から郊外に移
動したような場合が考えられる。このときは、現在表示
中の表示縮尺S1 を目標縮尺SM として記憶し(ステッ
プS7)、表示縮尺S1 を新たな最狭縮尺S1 に更新す
る(ステップS8)。システムコントローラ5はCD−
ROMから最狭縮尺S1 に関する地図情報を読出し表示
させる。
【0042】表示縮尺S1 が最狭縮尺SO と同じ範囲を
表示するか、より広い範囲を表示していた場合は(ステ
ップS4:NO)、移動体が市街地から市街地へ、又
は、郊外から市街地へと移動したときが考えられる。こ
のとき、表示縮尺S1 と前回までに記憶した目標縮尺S
M とをさらに比較する(ステップS5)。
【0043】現在の表示縮尺S1 の方が前回まで市街地
等で表示していた目標縮尺SM より狭い範囲を表示する
場合(NO)、例えば、市街地から市街地へと移動体が
移動した場合であって、表示縮尺S1 が未変更、又は、
表示縮尺S1 がユーザにより狭い範囲を表示する縮尺に
変更された場合が考えられる。このとき、現在表示中の
表示縮尺S1 を市街地においてユーザが優先的に選択し
ている縮尺(目標縮尺SM )として記憶し(ステップS
9)、ステップS1に戻る。
【0044】表示縮尺S1 が前回まで市街地等で表示し
ていた目標縮尺SM と同じか、広い範囲を表示する場合
(ステップS5:YES)、ユーザはより狭い範囲の表
示(目標縮尺SM による。)を希望しているので、この
目標縮尺SM による表示が可能か否かを検査する(ステ
ップS6)。
【0045】目標縮尺SM が選択不可能な場合(YE
S)、目標縮尺SM に対応する地図情報は存在しない。
システムコントローラ5は、表示可能な縮尺のうちユー
ザの希望する縮尺SM に最も近い縮尺として、表示可能
な最も狭い範囲を表示する最狭縮尺SO を新たな表示縮
尺S1 として更新する(ステップS8)。
【0046】目標縮尺SM が選択可能な場合(ステップ
S6:NO)、目標縮尺SM を新たな表示縮尺S1 とし
て更新する(ステップS10)。システムコントローラ
5は、CD−ROMから縮尺SM に対応する地図情報を
読出し、より狭い範囲を詳細に示す地図情報により地図
表示が行われる。
【0047】上記の処理による具体例を示す。例えば、
図3に示す市街地において、縮尺1/500のプレーン
23が選択され表示されていたとする。移動体が市街地
から郊外に移動する際に、縮尺1/500(表示縮尺S
1 )が郊外において表示可能な縮尺1/1000(最狭
縮尺S O )と比較される。最狭縮尺SO の方が小さいの
で、市街地において表示していた縮尺を目標縮尺SM
記憶し(ステップS7に相当)、縮尺1/1000によ
る表示が行われる(ステップS8に相当)。
【0048】郊外から市街地に戻るときは、郊外におけ
る縮尺の方が大きいので(ステップS4:NOに相
当)、市街地から郊外に移動する際に記憶された目標縮
尺SM と郊外において表示していた縮尺S1 が比較され
る(ステップS5)。当然に市街地の方が狭い範囲を表
示可能なので(YES)、目標縮尺SM (1/500)
と市街地において表示可能な最狭縮尺SO (1/25
0)とが比較される(ステップS6に相当)。この場合
は、目標縮尺SM がそのまま選択可能なので(NO)、
目標縮尺SM (1/500)が再び表示縮尺S1 として
採用される。
【0049】なお、上記実施例では、狭い範囲を表示す
る縮尺からさらに広い範囲を表示する縮尺に変更すると
きに、変更直前の縮尺を目標縮尺SM として記憶してい
たが、別途設定される縮尺を優先的に目標縮尺SM とし
て記憶してもよい。すなわち、ユーザが入力装置11等
より地図情報の拡大表示又は縮小表示を指示した場合、
他の装置による制御によって特定の縮尺を指示される場
合等には、指示された縮尺を目標縮尺として設定するこ
ともできる。
【0050】また、より多くの時間使用された地図情報
の縮尺をユーザが希望する縮尺(上記目標縮尺SM に相
当)として記憶してもよい。この場合、図2におけるス
テップS7、S9の代わりに、定期的に表示している縮
尺を検査する処理を設け、最も表示時間が多い縮尺を、
ユーザが希望する縮尺(目標縮尺SM )として更新する
等の処理をする。
【0051】さらに、目標縮尺SM の値を表示縮尺S1
として設定する際(図2のステップS10に相当)、目
標縮尺と同一縮尺の地図情報が用意されていない場合も
考えられる。このときは、表示可能な縮尺の値を各々比
較し、目標縮尺に最も近い縮尺を選択してもよい。
【0052】さらにまた、請求項1に記載したように、
ステップS4及びS5等の処理を省き、直接新縮尺S1
と目標縮尺SM とを比較して、目標縮尺SM に最も近い
縮尺を選択して、次の地図画像の縮尺として設定しても
よい。次に読出す地図情報について全ての縮尺(新縮
尺)と目標縮尺とを比較するので、処理時間が増加する
という側面がある一方、プログラムの構成が簡単になる
という利点がある。
【0053】上記の如く本実施例によれば、地図情報の
縮尺が異なる地域の間をナビゲーション装置を搭載した
移動体が行き来した場合、地図情報の少ない郊外では最
も狭い範囲を示す縮尺に、市街地ではユーザが以前に選
択していた縮尺に最も近い縮尺に自動的に切り換えられ
る。したがって、ユーザの希望する密度の情報が常に提
供され、ユーザが縮尺の設定に煩わされることがない。
【0054】
【発明の効果】請求項1又は請求項4に記載の発明によ
れば、地図情報の縮尺が異なる地域に移動する場合で
も、本来設定すべき縮尺の地図が自動的に選択できる。
また、希望する縮尺が存在しなくても最も狭い範囲を表
示可能な縮尺を選択できる。
【0055】したがって、移動体の移動に伴って地図情
報の更新が必要なときでも、地図情報の縮尺の調整をす
る必要がない。請求項2又は請求項5に記載の発明によ
れば、請求項1の効果に加えて、過去において表示して
いた時間が最も多い縮尺が目標縮尺として記憶されるの
で、ユーザが通常使用する縮尺を自動的に選択する現在
位置表示が行える。
【0056】請求項3又は請求項6に記載の発明によれ
ば、請求項1の効果に加えて、ユーザ等により新たな縮
尺が設定されたとき、この設定された縮尺が目標縮尺と
して記憶されるので、ユーザの希望している縮尺又はこ
の縮尺に最も近い縮尺が常に選択される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のナビゲーション装置の構成例である。
【図2】実施例の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図3】現在位置表示の変更方法の説明図である。
【符号の説明】
1…地磁気センサ 2…角速度センサ 3…走行距離センサ 4…G・P・S(Global Positioning System ) 5…システムコントローラ 6…インターフェース 7…CPU 8…ROM(Read Only Memory) 9…RAM(Random Access Memory) 11…入力装置 12…CD−ROM(Compact Disk ROM)ドライブ 13…表示ユニット 18…音響再生ユニット DK…CD−ROMディスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在位置を測定し、測定した現在位置情
    報に対応した、少なくとも1つ以上の縮尺についての地
    図情報が記憶された記憶手段から、当該現在位置に対応
    する地図情報を読出して表示する現在位置表示方法にお
    いて、 所定の条件に基づいて、本来設定すべき地図情報につい
    ての縮尺を目標縮尺として記憶し、 現在位置が移動して新たな地域についての地図情報を前
    記記憶手段から読出す際に、当該新たな地域に対応する
    地図情報についてのすべての縮尺を新縮尺として取得
    し、すでに記憶されている前記目標縮尺と各前記新縮尺
    とをそれぞれ比較し、当該目標縮尺に最も近い一の前記
    新縮尺をもって当該新たな地域に対応する地図情報を表
    示することを特徴とする現在位置表示方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の現在位置表示方法にお
    いて、 前記目標縮尺は、過去において表示していた時間が最も
    多い縮尺を当該目標縮尺とすることを特徴とする現在位
    置表示方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の現在位置表示方法にお
    いて、 前記目標縮尺は、新たな縮尺が設定されたとき、この設
    定された縮尺を当該目標縮尺とすることを特徴とする現
    在位置表示方法。
  4. 【請求項4】 現在位置を測定し、測定した現在位置情
    報に対応した、少なくとも1つ以上の縮尺についての地
    図情報が記憶された記憶手段から、当該現在位置に対応
    する地図情報を読出して表示する現在位置表示装置にお
    いて、 所定の条件に基づいて、本来設定すべき地図情報につい
    ての縮尺を目標縮尺として記憶する縮尺記憶手段と、 現在位置が移動して新たな地域についての地図情報を前
    記記憶手段から読出す際に、当該新たな地域に対応する
    地図情報についてのすべての縮尺を新縮尺として取得す
    る縮尺取得手段と、 当該新縮尺のうち最も狭い範囲を表示する最狭縮尺と現
    在まで表示していた地図情報についての表示縮尺とを比
    較し、当該最狭縮尺の方が当該表示縮尺よりも広い範囲
    を表示する場合には、当該最狭縮尺をもって設定すべき
    縮尺情報として出力し、前記最狭縮尺の方が当該表示縮
    尺よりも狭い範囲を表示する場合には、すでに記憶され
    ている前記目標縮尺と各前記新縮尺とをそれぞれ比較
    し、当該目標縮尺に最も近い一の前記新縮尺をもって前
    記設定すべき縮尺情報として出力する縮尺比較手段と、 前記設定すべき縮尺情報に基づいて当該新たな地域に対
    応する地図情報を表示する表示手段と、を備えたことを
    特徴とする現在位置表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の現在位置表示装置にお
    いて、 前記縮尺記憶手段は、過去において表示していた時間が
    最も多い縮尺を当該目標縮尺として記憶することを特徴
    とする現在位置表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の現在位置表示装置にお
    いて、 前記縮尺記憶手段は、新たな縮尺が設定されたとき、こ
    の設定された縮尺を当該目標縮尺として記憶することを
    特徴とする現在位置表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999057520A1 (en) * 1998-05-05 1999-11-11 Magellan Dis, Inc. Autoscaling of recommended route
JP2007507732A (ja) * 2004-08-10 2007-03-29 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング マップ情報表示方法

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