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JPH08292586A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

Info

Publication number
JPH08292586A
JPH08292586A JP11906695A JP11906695A JPH08292586A JP H08292586 A JPH08292586 A JP H08292586A JP 11906695 A JP11906695 A JP 11906695A JP 11906695 A JP11906695 A JP 11906695A JP H08292586 A JPH08292586 A JP H08292586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chemical
compound
embedded image
formula
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11906695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Tomiyama
裕光 富山
Ikuko Ihara
郁子 伊原
Takanobu Watanabe
隆信 渡邊
Mitsutoshi Anzai
光利 安西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hodogaya Chemical Co Ltd
Original Assignee
Hodogaya Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hodogaya Chemical Co Ltd filed Critical Hodogaya Chemical Co Ltd
Priority to JP11906695A priority Critical patent/JPH08292586A/ja
Publication of JPH08292586A publication Critical patent/JPH08292586A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた電荷輸送能を有し、高感度、高耐久性
等の感光体特性を示す電子写真用感光体の提供。 【構成】 優れた電荷輸送能を有する下記一般式(1)
または下記一般式(2)で表されるポリアミン化合物を
含有する感光層を導電性支持体上に有することを特徴と
する電子写真用感光体。 【化1】 【化2】 [式中、R1、R2、R3、R6、R7 は各々独立に水素原
子、低級アルキル基、低級アルコキシ基または置換ある
いは無置換のフェニル基を表し、R4、R5、R8 は水素
原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基または塩素原
子を表し、Aは下記式 【化3】 【化4】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のポリアミン化合
物を含有する感光層を有する電子写真用感光体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式とは、一般に光導電性材料
を用いた感光体の表面に暗所で、例えばコロナ放電によ
って帯電させ、これに露光を行い、露光部の電荷を選択
的に逸散させて静電潜像を得、これをトナーを用いて可
視化したのち紙等に転写、定着して画像を得る画像形成
方法の一種である。感光体としては、セレン、酸化亜
鉛、硫化カドミウム、シリコン等の無機光導電性化合物
を主成分とする無機感光体と、電荷発生剤と低分子量あ
るいは高分子量の電荷輸送剤を結着剤樹脂中に分散させ
た有機化合物を用いた有機感光体がある。無機感光体は
それぞれ多くの利点があり今まで広く使用されてきた
が、例えばセレンは製造する条件が難しく、製造コスト
が高く、熱や機械的衝撃に弱く、結晶化をおこし易いた
め性能が劣化してしまう。酸化亜鉛や硫化カドミウムは
耐湿性や機械的強度に問題があり、また増感剤として添
加された色素の帯電や露光による劣化がおこり、耐久性
がでない等の欠点がある。シリコンも製造する条件が難
しい事と刺激性の強いガスを使用するためコストが高
く、湿度に敏感であるため取扱いに注意を要する。
【0003】近年、これら無機感光体の有する欠点を克
服する目的で種々の有機化合物を用いた有機感光体が研
究され、広く使用されるに至っている。有機感光体には
電荷発生剤と電荷輸送剤を結着剤樹脂中に分散させた単
層型感光体と、電荷発生層と電荷輸送層に機能分離した
積層型感光体がある。機能分離型有機感光体は、各々の
材料の選択肢が広いこと、組み合わせにより任意の性能
を有する感光体を比較的容易に作製できる事から多くの
研究がなされ広く使用されている。
【0004】電荷発生剤としては、例えばアゾ化合物、
ビスアゾ化合物、トリスアゾ化合物、テトラキスアゾ化
合物、チアピリリウム塩、スクアリリウム塩、アズレニ
ウム塩、シアニン色素、ペリレン化合物、無金属あるい
は金属フタロシアニン化合物、多環キノン化合物、チオ
インジゴ系化合物、またはキナクリドン系化合物等、多
くの有機顔料や色素が提案され実用に供されている。
【0005】電荷輸送剤としては、例えば特公昭34−
5466号公報のオキサジアゾール化合物、特開昭56
−123544号公報のオキサゾール化合物、特公昭5
2−41880号公報のピラゾリン化合物、特公昭55
−42380号公報や特公昭61−40104号公報、
特公昭62−35673号公報、特公昭63−3597
6号公報のヒドラゾン化合物、特公昭58−32372
号公報のジアミン化合物、特公昭63−18738号公
報や特公昭63−19867号公報、特公平3−393
06号公報のスチルベン化合物、特開昭62−3025
5号公報のブタジエン化合物等がある。これらの電荷輸
送剤を用いた有機感光体は優れた特性を有し、実用化さ
れているものがあるが、電子写真方式の感光体に要求さ
れる諸特性を十分に満たすものはまだ得られていないの
が現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】有機感光体に用いる電
荷輸送剤には、感度をはじめとする感光体としての諸特
性を満足する他、光やオゾン、電気的負荷に耐える化学
的安定性と繰り返し使用や長期使用によっても感度が低
下しない安定性や耐久性が要求される。本発明の目的
は、耐熱性、耐結晶化性が良好で、感光体特性を満足し
高感度、高耐久性を有する電子写真用感光体を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば下記一般
式(1)または下記一般式(2)で表されるポリアミン
化合物を含有する感光層を有することを特徴とする電子
写真用感光体が提供される。 一般式(1)
【0008】
【化25】
【0009】[式中、R1、R2、R3 は各々独立に水素
原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基または置換あ
るいは無置換のフェニル基を表し、R4 は水素原子、低
級アルキル基、低級アルコキシ基または塩素原子を表
し、Aは下記式
【0010】
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【化31】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
【化36】
【0011】で表され、R5 は水素原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基または塩素原子を表わす。] 一般式(2)
【0012】
【化37】
【0013】[式中、R6、R7 は各々独立に水素原
子、低級アルキル基、低級アルコキシ基または置換ある
いは無置換のフェニル基を表し、R8 は水素原子、低級
アルキル基、低級アルコキシ基または塩素原子を表し、
Bは下記式
【0014】
【化38】
【化39】
【化40】
【化41】
【化42】
【化43】
【化44】
【化45】
【化46】
【化47】
【化48】
【0015】で表され、R9 は水素原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基または塩素原子を表わす。]
【0016】本発明において、感光層に含有させる前記
一般式(1)または前記一般式(2)で表されるポリア
ミン化合物は新規化合物であり、これらの化合物は、基
本的にウルマン反応として知られるアリールアミンとア
リールハライドとの縮合反応の組み合わせにより合成す
ることができる。
【0017】前記一般式(1)で表されるテトラアミン
化合物について、合成方法を示す。例えば、下記式
【0018】
【化49】
【0019】[式中、R4 は前記一般式(1)と同じ意
味を表し、Xは塩素原子、臭素原子または沃素原子を表
す。但し、R4 とXが同時に塩素原子ではない。]で表
される4,4’−ジハロゲン化ビフェニル化合物を下記
【0020】
【化50】
【0021】[式中、R1 は前記一般式(1)と同じ意
味を表す。]で表されるアセトアニリド化合物と等モル
で縮合させ、下記式
【0022】
【化51】
【0023】[式中、R1、R4、Xは前記と同じ意味を
表す。但し、R4とXが同時に塩素原子ではない。]で
表される4’−ハロゲン化ビフェニリルアセトアニリド
化合物が得られる。この4’−ハロゲン化ビフェニリル
アセトアニリド化合物を、更に下記式
【0024】
【化52】
【0025】[式中、R2、R3 は前記一般式(1)と
同じ意味を表す。]で表されるジフェニルアミン化合物
と縮合反応した後、加水分解することにより、下記式
【0026】
【化53】
【0027】[式中、R1、R2、R3、R4 は前記と同
じ意味を表す。]で表されるトリフェニルベンジジン化
合物が得られる。このトリフェニルベンジジン化合物の
2モルを1モルの下記式
【0028】
【化54】
【0029】[式中、Aは前記一般式(1)と同じ意味
を表し、Xは前記と同じ意味を表す。 ]で表されるジ
ハロゲン化物を作用させて縮合することにより、本発明
の一般式(1)で表されるテトラアミン化合物が得られ
る。一方、下記式
【0030】
【化55】
【0031】[式中、Aは前記と同じ意味を表す。]で
表されるジアミノ化合物を出発物質とする場合は、アミ
ノ基をアセチル化してジアセチル体とした後、下記式
【0032】
【化56】
【0033】[式中、R1 及びXは前記と同じ意味を表
す。]で表されるハロゲン化アリ−ルと縮合し、加水分
解して、下記式
【0034】
【化57】
【0035】[式中、R1 及びAは前記と同じ意味を表
す。]で表されるジアリ−ルジアミノ化合物が得られ
る。これに、ジハロゲン化ビフェニル化合物とアセトア
ニリド化合物より前述したのと同様にして合成した下記
【0036】
【化58】
【0037】[式中、R2、R4 及びXは前記と同じ意
味を表す。但し、R4とXは同時に塩素原子ではな
い。]で表される4’−ハロゲン化ビフェニリルアセト
アニリド化合物を縮合させ、加水分解することにより、
下記式
【0038】
【化59】
【0039】[式中、R1、R2、R4 及びAは前記と同
じ意味を表す。]で表されるテトラアミン化合物が得ら
れる。更にこのテトラアミン化合物に、下記式
【0040】
【化60】
【0041】[式中、R3 及びXは前記と同じ意味を表
す。]で表されるハロゲン化アリ−ルを縮合させること
によっても本発明の一般式(1)で示されるテトラアミ
ン化合物を得ることができる。また、前記縮合反応のう
ち、4,4’−ジハロゲン化ビフェニルとアセトアニリ
ド化合物との反応においては、アセトアニリド化合物の
代わりにベンズアニリド化合物を用いても良い。
【0042】次に、前記一般式(2)で表されるヘキサ
アミン化合物について、合成方法を示す。例えば、下記
【0043】
【化61】
【0044】[式中、R8 は前記一般式(2)と同じ意
味を表し、Xは塩素原子、臭素原子または沃素原子を表
す。但し、R8 とXは同時に塩素原子ではない。]で表
される4,4’−ジハロゲン化ビフェニル化合物を下記
【0045】
【化62】
【0046】[式中、R6、R7 は前記一般式(2)と
同じ意味を表す。]で表されるジフェニルアミン化合物
と等モルで縮合させ、下記式
【0047】
【化63】
【0048】[式中、R6、R7、R8、Xは前記と同じ
意味を表す。但し、R8 とXは同時に塩素原子ではな
い。]で表される4’−ハロゲン化ビフェニリルジフェ
ニルアミン化合物が得られる。この4’−ハロゲン化ビ
フェニリルジフェニルアミン化合物4モルを下記式
【0049】
【化64】
【0050】[式中、Bは前記一般式(2)と同じ意味
を表す。]で表されるジアミン化合物1モルに作用させ
て縮合することにより、本発明の一般式(2)で表され
るヘキサアミン化合物が得られる。
【0051】一方、ジハロゲン化ビフェニル化合物とジ
フェニルアミン化合物より前述したのと同様にして合成
した下記式
【0052】
【化65】
【0053】[式中、R6、R7、R8 及びXは前記と同
じ意味を表す。但し、R8 とXは同時に塩素原子ではな
い。]で表される4’−ハロゲン化ビフェニリルジフェ
ニルアミン化合物2モルをアセトアミド1モルと縮合さ
せ、加水分解することにより、下記式
【0054】
【化66】
【0055】[式中、R6、R7、R8 は前記と同じ意味
を表す。]で表されるトリアミン化合物が得られる。更
にこのトリアミン化合物2モルを下記式
【0056】
【化67】
【0057】[式中、X及びBは前記と同じ意味を表
す。Bが前記と同じ意味を表すR9 を有する場合、Xと
9 は同時に塩素原子ではない。]で表されるジハロゲ
ン化物1モルに作用させ縮合することによっても本発明
の一般式(2)で表されるヘキサアミン化合物を得るこ
とができる。また、前記縮合反応のうち、4’−ハロゲ
ン化ビフェニリルジフェニルアミン化合物2モルとアセ
トアミド1モルとの縮合反応においては、アセトアミド
化合物の代わりにベンズアミド化合物を用いても良い。
前述のアリールアミンとアリールハライドなどの縮合反
応はウルマン反応として知られる反応であり、無溶媒下
または溶媒の存在下で行う。溶媒としてはニトロベンゼ
ンやジクロロベンゼンまたはジメチルスルホキシドなど
の高沸点溶媒が用いられる。また脱酸剤として炭酸カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウムなどが用いられる。また、通
常、銅粉やハロゲン化銅などの触媒を用いて反応させ
る。反応温度は通常160〜230℃である。
【0058】前記一般式(1)において、R1 、R2
3 が置換基を有するフェニル基である場合、または前
記一般式(2)においてR6 、R7 が置換基を有するフ
ェニル基である場合、置換基としては、炭素数が1〜4
の低級アルキル基、炭素数が1〜4の低級アルコキシ
基、炭素数が5〜6のシクロアルキル基、ベンジル基、
フェニル基またはハロゲン原子などが挙げられ、置換基
がベンジル基あるいはフェニル基の場合は炭素数が1〜
4の低級アルキル基や炭素数が1〜4の低級アルコキシ
基またはハロゲン原子で更に置換されていても良い。ま
た、R1 、R2 、R3 、R6 、R7 のアルキル基として
は炭素数が1〜4の直鎖あるいは分枝アルキル基が挙げ
られ、アルコキシ基としては炭素数が1〜4の直鎖ある
いは分枝アルコキシ基が挙げられる。
【0059】本発明に係る感光層に含有される前記一般
式(1)または前記一般式(2)で表されるポリアミン
化合物の具体的な例としては次のようなものが挙げられ
る。
【0060】化合物No.1
【化68】
【0061】化合物No.2
【化69】
【0062】化合物No.3
【化70】
【0063】化合物No.4
【化71】
【0064】化合物No.5
【化72】
【0065】化合物No.6
【化73】
【0066】化合物No.7
【化74】
【0067】化合物No.8
【化75】
【0068】化合物No.9
【化76】
【0069】化合物No.10
【化77】
【0070】化合物No.11
【化78】
【0071】化合物No.12
【化79】
【0072】化合物No.13
【化80】
【0073】化合物No.14
【化81】
【0074】化合物No.15
【化82】
【0075】化合物No.16
【化83】
【0076】化合物No.17
【化84】
【0077】化合物No.18
【化85】
【0078】化合物No.19
【化86】
【0079】化合物No.20
【化87】
【0080】化合物No.21
【化88】
【0081】化合物No.22
【化89】
【0082】化合物No.23
【化90】
【0083】化合物No.24
【化91】
【0084】化合物No.25
【化92】
【0085】化合物No.26
【化93】
【0086】化合物No.27
【化94】
【0087】化合物No.28
【化95】
【0088】化合物No.29
【化96】
【0089】化合物No.30
【化97】
【0090】化合物No.31
【化98】
【0091】化合物No.32
【化99】
【0092】化合物No.33
【化100】
【0093】化合物No.34
【化101】
【0094】化合物No.35
【化102】
【0095】化合物No.36
【化103】
【0096】化合物No.37
【化104】
【0097】化合物No.38
【化105】
【0098】化合物No.39
【化106】
【0099】化合物No.40
【化107】
【0100】化合物No.41
【化108】
【0101】化合物No.42
【化109】
【0102】化合物No.43
【化110】
【0103】化合物No.44
【化111】
【0104】化合物No.45
【化112】
【0105】本発明の電子写真用感光体は、上記のポリ
アミン化合物を1種または2種以上含有した感光層を有
するものである。感光層の形態としては種々のものが存
在し、本発明の電子写真用感光体の感光層としてはその
いずれであっても良い。代表例として図1〜図5にその
感光体を示した。
【0106】図1の感光体は、導電性支持体1上にポリ
アミン化合物、増感色素および結着樹脂よりなる感光層
2を設けたものである。図2の感光体は、導電性支持体
1上にポリアミン化合物と結着樹脂よりなる電荷輸送媒
体3の中に電荷発生物質4を分散せしめた感光層21を
設けたものである。本感光体では電荷発生物質が光を吸
収することにより電荷担体を発生し、これを電荷輸送媒
体が輸送する。この場合、電荷輸送物質は電荷担体を発
生させる光に対して透明であることが望ましい。ポリア
ミン化合物は可視部波長域にほとんど吸収がないので、
電荷発生物質と吸収波長域が重ならないという条件を満
足している。
【0107】図3の感光体は、導電性支持体1上に電荷
発生物質4を主体とする電荷発生層5とポリアミン化合
物と結着樹脂よりなる電荷輸送層3の積層からなる感光
層22を設けたものである。本感光体では電荷輸送層3
を透過した光が電荷発生層5に到達し、電荷発生物質4
に吸収され電荷担体が発生される。この電荷担体は電荷
輸送層3に注入され輸送される。図4の感光体は、図3
の感光体の電荷発生層5と電荷輸送層3の積層順を逆に
した感光層23を設けたものである。上記と同様の機構
によて電荷担体の発生と輸送が説明できる。図5の感光
体は、機械的強度の向上を目的として図4の感光体の電
荷発生層5の上に保護層6を更に積層した感光層24を
設けたものである。
【0108】以上に例示したような本発明の感光体は常
法に従って製造される。例えば、前述した一般式(1)
または一般式(2)で表されるポリアミン化合物を結着
樹脂とともに適当な溶剤中に溶解し、必要に応じて電荷
発生物質、増感色素、電子吸引性化合物あるいは可塑
剤、顔料、その他添加剤を添加して調製される塗布液を
導電性支持体上に塗布、乾燥して数μから数十μの感光
層を形成させることにより製造することができる。電荷
発生層と電荷輸送層の二層よりなる感光層の場合は、電
荷発生層の上に上記塗布液を塗布するか、上記塗布液を
塗布して得られる電荷輸送層の上に電荷発生層を形成さ
せることにより製造できる。また、このようにして製造
される感光体には必要に応じ、接着層、中間層、バリヤ
ー層を設けても良い。
【0109】塗布液調製用の溶剤としては、テトラヒド
ロフラン、1,4−ジオキサン、メチルエチルケトン、
シクロヘキサノン、アセトニトリル、N,N−ジメチル
ホルムアミド、酢酸エチル等の極性有機溶剤、トルエ
ン、キシレンのような芳香族有機溶剤やジクロロメタ
ン、ジクロロエタンのような塩素系炭化水素溶剤等があ
げられる。ポリアミン化合物と結着樹脂に対して溶解性
の高い溶剤が好適に使用される。
【0110】増感色素としては、例えばメチルバイオレ
ット、ブリリアントグリーン、クリスタルバイオレッ
ト、アシッドバイオレットのようなトリアリールメタン
染料、ローダミンB、エオシンS、ローズベンガルのよ
うなキサンテン染料、メチレンブルーのようなチアジン
染料、ベンゾピリリウム塩のようなピリリウム染料やチ
アピリリウム染料、またはシアニン染料等があげられ
る。
【0111】また、ポリアミン化合物と電荷移動錯体を
形成する電子吸引性化合物としては例えば、クロラニ
ル、2,3−ジクロロ−1,4−ナフトキノン、1−ニ
トロアントラキノン、2−クロロアントラキノン、フェ
ナントレンキノン等のキノン類、4−ニトロベンズアル
デヒド等のアルデヒド類、9−ベンゾイルアントラセ
ン、インダンジオン、3,5−ジニトロベンゾフェノ
ン、2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,
5,7−テトラニトロフルオレノン等のケトン類、無水
フタル酸、4−クロロナフタル酸無水物等の酸無水物、
テトラシアノエチレン、テレフタラルマレノニトリル、
9−アントリルメチリデンマレノニトリル等のシアノ化
合物、3−ベンザルフタリド、3−(α−シアノ−p−
ニトロベンザル)−4,5,6,7−テトラクロロフタ
リド等のフタリド類があげられる。
【0112】結着樹脂としては、スチレン、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル、ブタジエン等のビニル化合物の重合体および共
重合体、ポリビニルアセタール、ポリカーボネート、ポ
リエステル、ポリフェニレンオキサイド、ポリウレタ
ン、セルロースエステル、フェノキシ樹脂、ケイ素樹
脂、エポキシ樹脂等、ポリアミン化合物と相溶性のある
各種樹脂があげられる。結着樹脂の使用量は、通常ポリ
アミン化合物に対して0.4〜10重量倍好ましくは
0.5〜3重量倍の範囲である。
【0113】また、本発明の感光層には成膜性、可とう
性、機械的強度を向上させる目的で周知の可塑剤を含有
しても良い。可塑剤としては、例えばフタル酸エステ
ル、リン酸エステル、塩素化パラフィン、メチルナフタ
リン、エポキシ化合物、塩素化脂肪酸エステル等があげ
られる。
【0114】更に、感光層が形成される導電性支持体と
しては、周知の電子写真用感光体に使用されている材料
が使用できる。例えば、アルミニウム、ステンレス、銅
等の金属ドラム、シートあるいはこれらの金属のラミネ
ート物、蒸着物、また金属粉末、カーボンブラック、よ
う化銅、高分子電解質の導電性物質を適当なバインダー
とともに塗布して導電処理したプラスチックフィルム、
プラスチックドラム、紙、紙管、あるいは導電性物質を
含有さすことにより導電性を付与したプラスチックフィ
ルムやプラスチックドラム等があげられる。
【0115】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。実施例中の部は重量部を表わし、濃度はWt%を表
す。
【0116】合成実施例1(化合物No.7の合成例) アセトアニリド20.3g(0.15モル)と4,4’
−ジヨ−ドビフェニル73.1g(0.18モル)、無
水炭酸カリウム22.1g(0.16モル)、銅粉2.
16g(0.034モル)、ニトロベンゼン35mlを
混合し、190〜205゜Cで10時間反応させた。反
応生成物をトルエン200mlで抽出し、不溶分をろ別
除去後、濃縮乾固した。これをカラムクロマトにより精
製して(担体;シリカゲル、溶離液;トルエン/酢酸エ
チル=6/1)、N−(4’−ヨ−ド−4−ビフェニリ
ル)アセトアニリド40.2g(収率64.8%)を得
た。融点は、135.0〜136.0゜Cであった。続
いてN−(4’−ヨ−ド−4−ビフェニリル)アセトア
ニリド13.2g(0.032モル)、ジフェニルアミ
ン6.60g(0.039モル)、無水炭酸カリウム
5.53g(0.040モル)及び銅粉0.45g
(0.007モル)、ニトロベンゼン10mlを混合
し、200〜212゜Cで15時間反応させた。反応生
成物をトルエン100mlで抽出し、不溶分をろ別除去
後、濃縮してオイル状物とした。オイル状物はイソアミ
ルアルコ−ル60mlに溶解し、水1ml、85%水酸
化カリウム2.64g(0.040モル)を加え、13
0゜Cで加水分解した。水蒸気蒸留でイソアミルアルコ
−ルを留去後、トルエン250mlで抽出し、水洗、乾
燥して濃縮した。濃縮物はカラムクロマトにより精製し
て(担体;シリカゲル、溶離液;トルエン/n−ヘキサ
ン=1/2)、N,N,N’−トリフェニルベンジジン
10.5g(収率72.2%)を得た。融点は167.
5〜168.5゜Cであった。
【0117】更に、N,N,N’−トリフェニルベンジ
ジン8.66g(0.021モル)、4,4’−ジヨ−
ドビフェニル4.06g(0.01モル)、無水炭酸カ
リウム2.90g(0.021モル)、銅粉0.32g
(0.005モル)、ニトロベンゼン10mlを混合
し、195〜210゜Cで20時間反応させた。反応生
成物をトルエン140mlで抽出し、不溶分をろ別、濃
縮後、n−ヘキサン120mlを加えて粗結晶を取りだ
した。粗結晶は、カラムクロマトにより精製して(担
体;シリカゲル、溶離液;トルエン/n−ヘキサン=1
/2)、N,N’−ビス(4’−ジフェニルアミノ−4
−ビフェニリル)−N,N’−ジフェニルベンジジン
4.73g(収率;48.5%)を得た。融点は24
2.5〜243.5゜Cであった。元素分析値はC72
544 として次に示す通りであった。炭素:88.75
%(88.67%)、水素:5.70%(5.58
%)、窒素:5.68%(5.75%)(計算値をかっ
こ内に示す。)赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤法)
の特性基振動数(cm-1)は3028、1591、14
88、1323、1273等であった。
【0118】合成実施例2(化合物No.17の合成
例) アセトアニリド16.2g(0.12モル)と3,3’
−ジメチル−4,4’−ジヨ−ドビフェニル56.4g
(0.13モル)、無水炭酸カリウム18.0g(0.
13モル)、銅粉1.71g(0.027モル)、ニト
ロベンゼン30mlを混合し、192〜203゜Cで1
3時間反応させた。反応生成物をトルエン160mlで
抽出し、不溶分をろ別除去後、濃縮乾固した。これをカ
ラムクロマトにより精製して(担体;シリカゲル、溶離
液;トルエン/酢酸エチル=7/1)、N−(3,3’
−ジメチル−4’−ヨ−ド−4−ビフェニリル)アセト
アニリド36.7g(収率69.3%)を得た。一方、
1,1−ビス(4−アミノフェニル)シクロヘキサン3
2.0g(0.12モル)を氷酢酸100mlに溶解
し、40゜Cで無水酢酸26.6g(0.26モル)を
滴下した。滴下後60゜Cで2時間反応し、反応液を氷
水600ml中へ注加して、析出した結晶をろ過、水
洗、乾燥した。この結晶を酢酸エチル80mlとメタノ
−ル300mlの混合溶媒で再結晶し、1,1−ビス
(4−アセチルアミノフェニル)シクロヘキサン27.
0g(収率;64.3%)を得た。融点は270.0〜
271.0゜Cであった。得られた1,1−ビス(4−
アセチルアミノフェニル)シクロヘキサン21.0g
(0.06モル)、ブロモベンゼン20.8g(0.1
32モル)、無水炭酸カリウム17.4g(0.125
モル)、銅粉1.9g(0.03モル)を混合し、17
0〜200゜Cで16時間反応させた。反応生成物をト
ルエン300mlで抽出し、不溶分をろ別除去後、濃縮
してオイル状物とした。オイル状物はイソアミルアルコ
−ル100mlに溶解し、水1ml、85%水酸化カリ
ウム8.32g(0.125モル)を加え、130゜C
で加水分解した。水蒸気蒸留でイソアミルアルコ−ルを
留去後、トルエン400mlで抽出し、水洗、乾燥して
濃縮した。濃縮物はカラムクロマトにより精製して(担
体;シリカゲル、溶離液;トルエン/n−ヘキサン=3
/2)、1,1−ビス(4−アニリノフェニル)シクロ
ヘキサン18.6g(収率74.1%)を得た。
【0119】次に、1,1−ビス(4−アニリノフェニ
ル)シクロヘキサン10.5g(0.025モル)とN
−(3,3’−ジメチル−4’−ヨ−ド−4−ビフェニ
リル)アセトアニリド22.9g(0.052モル)、
及び無水炭酸カリウム7.19g(0.052モル)、
銅粉0.76g(0.012モル)、ニトロベンゼン2
0mlを混合し、200〜208゜Cで18時間反応さ
せた。反応生成物をトルエン180mlで抽出し、不溶
分をろ別除去後、濃縮してオイル状物とした。オイル状
物はイソアミルアルコ−ル80mlに溶解し、水1m
l、85%水酸化カリウム2.77g(0.042モ
ル)を加え、130゜Cで加水分解した。水蒸気蒸留で
イソアミルアルコ−ルを留去後、トルエン180mlで
抽出し、水洗、乾燥して濃縮した。濃縮物はカラムクロ
マトにより精製して(担体;シリカゲル、溶離液;トル
エン/n−ヘキサン=1/1)、1,1−ビス{p−
[N−(4’−アニリノ−3,3’−ジメチル−4−ビ
フェニリル)アニリノ]フェニル}シクロヘキサン1
3.3g(収率55.1%)を得た。
【0120】この1,1−ビス{p−[N−(4’−ア
ニリノ−3,3’−ジメチル−4−ビフェニリル)アニ
リノ]フェニル}シクロヘキサン11.5g(0.01
2モル)を、ヨ−ドベンゼン5.30g(0.026モ
ル)、無水炭酸カリウム3.46g(0.025モ
ル)、銅粉0.38g(0.006モル)、ニトロベン
ゼン15mlと混合し、198〜213゜Cで19時間
反応させた。反応生成物をトルエン150mlで抽出
し、不溶分をろ別除去後、濃縮した。濃縮物にn−ヘキ
サン120mlを加えて、粗結晶を取り出した。粗結晶
は、カラムクロマトにより精製して(担体;シリカゲ
ル、溶離液;トルエン/n−ヘキサン=1/3)、1,
1−ビス{p−[N−(4’−ジフェニルアミノ−3,
3’−ジメチル−4−ビフェニリル)アニリノ]フェニ
ル}シクロヘキサン5.57g(収率;41.7%)を
得た。明瞭な融点は見られなかった。元素分析値はC82
724 として次に示す通りであった。炭素:88.3
7%(88.45%)、水素:6.55%(6.52
%)、窒素:5.19%(5.03%)(計算値をかっ
こ内に示す。)、赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤
法)の特性基振動数(cm-1)は2924、1509、
1486、1269等であった。
【0121】合成実施例3(化合物No.32の合成
例) ジフェニルアミン20.3g(0.12モル)と3,
3’−ジメチル−4,4’−ジヨ−ドビフェニル65.
1g(0.15モル)、無水炭酸カリウム19.3g
(0.14モル)、銅粉1.52g(0.024モ
ル)、ニトロベンゼン20mlを混合し、190〜20
5゜Cで21時間反応させた。反応生成物をトルエン2
00mlで抽出し、不溶分をろ別除去後、濃縮乾固し
た。これをカラムクロマトにより精製して(担体;シリ
カゲル、溶離液;トルエン/n−ヘキサン=2/7)、
N−(3,3’−ジメチル−4’−ヨ−ド−4−ビフェ
ニリル)−N ,N−ジフェニルアミン32.6g(収
率57.2%)を得た。
【0122】続いてN−(3,3’−ジメチル−4’−
ヨ−ド−4−ビフェニリル)−N,N−ジフェニルアミ
ン24.2g(0.051モル)、o−トリジン2.5
5g(0.012モル)、無水炭酸カリウム6.91g
(0.050モル)及び銅粉0.64g(0.001モ
ル)、ニトロベンゼン10mlを混合し、200〜21
2゜Cで30時間反応させた。反応生成物をトルエン1
50mlで抽出し、不溶分をろ別除去後、濃縮乾固し
た。得られた固形物はカラムクロマトにより精製して
(担体;シリカゲル、溶離液;トルエン/n−ヘキサン
=3/4)、N,N,N’,N’−テトラキス(3,
3’−ジメチル−4’−ジフェニルアミノ−4−ビフェ
ニリル)−o−トリジン9.48g(収率;49.3
%)を得た。得られた物は196〜212゜Cで融解
し、明瞭な融点を示さなかった。元素分析値はC118
1006 として次に示す通りであった。炭素:88.5
3%(88.46%)、水素:6.24%(6.29
%)、窒素:5.21%(5.25%)(計算値をかっ
こ内に示す。)、赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤
法)の特性基振動数(cm-1)は3026、1589、
1486、1314、1270等であった。
【0123】実施例1 電荷発生剤として下記クロロダイアンブルー(電荷発生
剤No.1)
【0124】
【化113】
【0125】1.5部をポリエステル樹脂(バイロン2
00、東洋紡(株)製)の8%THF溶液18.5部に
加え、メノウ球入りのメノウポットに入れ、遊星型微粒
粉砕機(フリッツ社製)で1時間回転し、分散した。得
られた分散液を導電性支持体であるアルミ蒸着PETフ
ィルムのアルミ面上にワイヤーバーを用いて塗布し、常
圧下60℃で2時間、更に減圧下で2時間乾燥して膜厚
0.3μmの電荷発生層を形成した。一 方、電荷輸送
剤として化合物No.7のテトラアミン化合物1.5部
をポリカーボネート樹脂(ユーピロンZ−300、三菱
ガス化学(株)製)の8%トルエン溶液18.75部に
加え超音波をかけてテトラアミン化合物を完全に溶解さ
せた。この溶液を前記の電荷発生層上にワイヤーバーで
塗布し、常圧下60℃で2時間、更に減圧下で2時間乾
燥して膜厚約20μmの電荷輸送層を形成せしめて、感
光体No.1を作製した。この感光体について静電複写
紙試験装置(商品名「EPA−8100」川口電機製作
所(株)製)を用いて感度を測定した。まず、感光体を
暗所で−8kVのコロナ放電により帯電させ、次いで
3.0ルックスの白色光で露光し、表面電位が初期表面
電位の半分に減少するまでの時間(秒)を測定し、半減
露光量E1/2(ルックス・秒)を求めた。この感光体
の初期表面電位は−887Vで、E1/2は0.89ル
ックス・秒であった。
【0126】実施例2〜20 実施例1で用いた電荷発生剤および電荷輸送剤(ポリア
ミン化合物)を表1に示したものに代えた以外は実施例
1と同様にして感光体No.2〜20を作製した。尚、
表1中に示した電荷発生剤No.2〜No.4の構造を
下記に示す。
【0127】電荷発生剤No.2
【化114】
【0128】電荷発生剤No.3
【化115】
【0129】電荷発生剤No.4
【化116】
【0130】感光体No.2〜20を実施例1と同様に
して感度測定を行った。その結果について表2に示し
た。
【0131】
【表1】
【0132】
【表2】
【0133】実施例21 電荷発生剤としてα−TiOPc1.5部をポリビニル
ブチラール樹脂(エスレックBX−L、積水化学工業
(株)製)の3%THF溶液50部に加え、超音波分散
機で45分間分散した。得られた分散液を導電性支持体
のアルミ蒸着PETフィルムのアルミ面上にワイヤーバ
ーを用いて塗布し、常圧下60℃で2時間、更に減圧下
で2時間乾燥して膜厚0.2μmの電荷発生層を形成し
た。一方、電荷輸送剤として化合物No.7のテトラア
ミン化合物1.5部をポリカーボネート樹脂(ユーピロ
ンZ−300、三菱ガス化学(株)製)の8%トルエン
溶液18.75部に加え超音波をかけてテトラミンアミ
ン化合物を完全に溶解させた。この溶液を前記の電荷発
生層上にワイヤーバーで塗布し、常圧下60℃で2時
間、更に減圧下で2時間乾燥して膜厚約20μmの電荷
輸送層を形成せしめて、感光体No.21を作製した。
この感光体について静電複写紙試験装置(商品名「EP
A−8100」)を用いて感度を測定した。まず、感光
体を暗所で−8kVのコロナ放電により帯電させ、次い
で光量1.0μW/cm2 の800nmの単色光で露光
し、表面電位が初期表面電位の半分に減少するまでのエ
ネルギー量を求め、半減露光量E1/2(μJ/cm
2 )を測定した。この感光体の初期表面電位は−736
Vで、E1/2は0.45μJ/cm2 であった。
【0134】実施例22 電荷発生剤として、α−TiOPcの代わりに下記トリ
スアゾ化合物
【0135】
【化117】
【0136】を用いる以外は実施例21と同様に行って
感光体No22を作製した。この感光体を実施例21と
同様にして感度測定を行ったところ、初期表面電位は−
863Vで、E1/2は0.49μJ/cm2 であっ
た。
【0137】実施例23 電荷発生剤として下記チアピリリウム塩
【0138】
【化118】
【0139】0.1部、電荷輸送層として化合物No.
32のヘキサアミン化合物10部をポリカーボネート樹
脂(ユーピロンZ−300、三菱ガス化学(株)製)の
8%トルエン溶液125部に加え、超音波をかけてチア
ピリリウム塩とヘキサアミン化合物を完全に溶解させ
た。この溶液を導電性支持体であるアルミ蒸着PETフ
ィルムのアルミ面上にワイヤーバーを用いて塗布し、常
圧下60℃で2時間、更に減圧下で2時間乾燥して膜厚
20μmの感光層を形成せしめて感光体No.23を作
製した。この感光体について静電複写紙試験装置(商品
名「EPA−8100」)を用いて感度を測定した。ま
ず、感光体を暗所で+8kVのコロナ放電により帯電さ
せ、次いで3.0ルックスの白色光で露光し、表面電位
が初期表面電位の半分に減少するまでの時間(秒)を測
定し、半減露光量E1/2(ルックス・秒)を求めた。
この感光体の初期表面電位は+869Vで、E1/2は
1.4ルックス・秒であった。
【0140】実施例24 実施例1で用いた電荷輸送剤の塗工液をアルミ蒸着PE
Tフィルムのアルミ面上にワイヤーバーを用いて塗布
し、常圧下60℃で2時間、更に減圧下で2時間乾燥し
て膜厚10μmの電荷輸送層を形成した。一方、電荷発
生剤として実施例3で用いたと同じジスアゾ化合物3.
0部をポリエステル樹脂(バイロン200、東洋紡
(株)製)の8%THF溶液18.5部に加え、メノウ
球入りのメノウポットに入れ、遊星型微粒粉砕機(フリ
ッツ社製)で1時間回転し、分散した。この分散液にT
HF200mlを加え、攪拌混合して塗工液とした。こ
の塗工液を上記電荷輸送層の上にスプレーで塗工し、常
圧下60℃で2時間、更に減圧下で2時間乾燥して膜厚
0.5μmの電荷発生層を形成した。更に、この電荷発
生層の上にアルコール可溶性ポリアミド樹脂をイソプロ
パノールに溶解した溶液をスプレーで塗工し、常圧下6
0℃で2時間、更に減圧下で2時間乾燥して膜厚0.5
μmのオーバーコート層を形成せしめて感光体No.2
4を作製した。この感光体を実施例1と同様にして感度
を測定した。この感光体の初期表面電位は+805V
で、E1/2は1.5ルックス・秒であった。
【0141】
【発明の効果】本発明の新規なポリアミン化合物は優れ
た電荷輸送能を有しており、これらの化合物を含有する
感光層を導電性支持体上に有する本発明の電子写真用感
光体は高感度、高耐久性などの優れた感光体特性を示
し、電子写真用感光体として広範囲に利用することがで
きる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真用単層感光体の断面図である。
【図2】電荷発生物質を分散させた電子写真用単層感光
体の断面図である。
【図3】導電性支持体上に、電荷発生層、電荷輸送層の
順に積層した電子写真用感光体の断面図である。
【図4】導電性支持体上に電荷輸送層、電荷発生層の順
に積層した電子写真用感光体の断面図である。
【図5】保護層を設けた電子写真用感光体の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 導電性支持体 2,21,22,23,24 感光層 3 電荷輸送媒体、電荷輸送層 4 電荷発生物質 5 電荷発生層 6 保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安西 光利 茨城県つくば市御幸が丘45番地 保土谷化 学工業株式会社筑波研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 [式中、R1、R2、R3 は各々独立に水素原子、低級ア
    ルキル基、低級アルコキシ基または置換あるいは無置換
    のフェニル基を表し、R4 は水素原子、低級アルキル
    基、低級アルコキシ基または塩素原子を表し、Aは下記
    式 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】 で表され、R5 は水素原子、低級アルキル基、低級アル
    コキシ基または塩素原子を表わす。]で表されるテトラ
    アミン化合物、 あるいは下記一般式(2) 【化13】 [式中、R6、R7 は各々独立に水素原子、低級アルキ
    ル基、低級アルコキシ基または置換あるいは無置換のフ
    ェニル基を表し、R8 は水素原子、低級アルキル基、低
    級アルコキシ基または塩素原子を表し、Bは下記式 【化14】 【化15】 【化16】 【化17】 【化18】 【化19】 【化20】 【化21】 【化22】 【化23】 【化24】 で表され、R9 は水素原子、低級アルキル基、低級アル
    コキシ基または塩素原子を表わす。]で表されるヘキサ
    アミン化合物の群より選ばれたポリアミン化合物を含有
    する感光層を有することを特徴とする電子写真用感光
    体。
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